「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

放射能被曝のリスクを、もう一度良く考えてみましょう

私は、この記事に付いてコメントしません。しかし、汚染の強い地域に住むとどのような「リスク」があるのか、よく考えて頂きたいと思います。そして、放射能汚染に無警戒でいるなら、健康被害を発症する「リスクが高い」ことも考えて頂きたいと思います。

★阿修羅♪ > から全文引用
既に決定的なことが起こってしまっており、自ら守らなくてはならない 関口博之
(投稿者 msehi 日時 2012 年 2 月 06 日 07:08:50: MaTW.8vfzXWdQ)
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/726.html

2001年からのドイツ放射線防護令47条、最大年間実効線量の0、3ミリシーベルト厳守に学び、子供たちの安全性を優先するならば、政府は早急に年間1ミリシーベルト以上の放射線汚染地域(注1)から、少なくとも子供及び保護者の強制移住を決断すべきである。
勿論手厚い補償と、、新たな希望の持てる仕事の提供支援が不可欠であり、例えば東海地方以西の過疎地への集団移住で、ハウス農業を基軸として全国に放射能ゼロの安全な食品を生産するのもよいだろう。
そのような早急な決断の必要性は、群馬大学早川由紀夫教授の作成した福島とチェルノブイリの比較放射線汚染地図(注2)を見れば一目瞭然であり、25年を経たチェルノブイリの真相を直視しなくてはならない。
原子力の平和利用、すなわち現在は原発ルネッサンスの振興を目的とする国際原子力機関IAEA)がチェルノブイリ周辺の何十万人にも及ぶ放射線被ばく被害者を認めないとしても、そのような被害者の存在は世界のメディアが報告するように事実であり、益々被害者の数が増え続けていることも事実である。
NHKスペシャル「汚染された大地・・・チェルノブイリ20年後の真実」(注3)は、その恐ろしさを的確に描き、遺伝子の変異で白血病や癌患者が20年後も増え続けている低線量放射線被ばくの深刻な実態を伝えている。
また2011年のイタリア国営放送フィルムは、チェルノブイリ原発から130キロの非汚染地域のウクライナの首都キエフにある病院をドキュメントで描き、低線量放射線被ばくの恐ろしい事実を検証している。(注4)
このような検証に正面から向き合えば、たとえ科学的に証明されていなくても、同じ悲劇を繰り返さないために強制移住の決断をすべきであり、決断を引き伸ばすことは当事者の人たちを苦しめるだけでなく、犯罪であると断言しても過言でない。
もちろん強制移住という決断をしても、一部の年配者にとって移住することは命を引き裂かれることにも等しく、リスクが高くても住みたいという年配者の意志は尊重されなくてはならない。
従ってそのような年配者の人たちが、原則的に自給自足で強制移住地域で暮らせるように配慮することも重要である。

しかし決定的なことは、強制移住しなくてもよい私たちも永続的に低線量被ばくリスクに晒され続けることであり、アメリカの原子力専門家アーニー・ガンダーセンが述べる「福島原発,日本で100万人が今後20年間で癌に!」というメッセージ(注5)は決して空言ではない。
ドイツではチェルノブイリの非公式データーを検証して、低線量被ばくのリスクを極力下げるためにドイツ放射線防護令47条の年間0、3ミリシーベルトを適用している。
そしてドイツ市民の運営する放射線防護協会は、この年間0,3ミリシーベルトの規定値から算定して、日本へのさまざまなメッセージを通して、食品の規制値は1キログラムあたり乳幼児食品8ベクレル、その他の全ての食品は16ベクレルへ引き下げることを求めている
例えば日本へのメッセージ「あらかじめ計算された放射線による死」では、現在の日本の食品の暫定基準値500ベクレルは、経済を優先するものであって、人間の健康を危険に晒さないための予防措置優先の国際法に反するものだと述べている。
そして原子力産業の支配を受けている国際放射線防護委員会(ICRP)の基準値に従って、「年間100ミリシーベルト以下であれば安全」と述べ、「(より厳しい規制を求める人たちを)放射線恐怖症」と呼ぶ学会権威者たちを、ブレヒトの台詞を引用して婉曲的に犯罪者だと断言している。

今年4月から新しい規制値(乳幼児食品50ベクレル、一般食品100ベクレル)が適用される予定であるが、現在これまでICRP基準値に従ってきた多くの審議委員から巻き返しがなされていることから、実現は余談を許さない。
しかし新しい規制値が実施されたとしても、ドイツの低線量被ばくリスクを極力下げるための規定に較べ6倍以上も高く、リスクを回避するためには、自ら守っていかなくてはならない。
日テレ「NNNドキュメント'11・放射線を浴びたX年後ビキニ水爆実験、そして・・」(注6)では、50年前の被ばくで既にほとんどの人たちが癌で亡くなっているなかで、僅かに生存している人の「帽子とカッパで死の灰を被らないように防護していた」と語る言葉が印象的であった。
またベラルーシで診療されていた菅谷松本市長の講演録画では、「自分の人生は、自分で守らなくてはならない」というベラルーシの体験を踏まえた言葉が、限りなく重く感じられる。
何故なら食品のセシウム濃度はドイツの規制値を遥かに超えており、特に魚介類の放射線濃度は少しずつ増え続けており、自ら守らなくては、現在悲劇に直面しているチェルノブイリの非汚染地域の市民のように低線量放射線被ばくの悲劇を最早避けられないからだ。
1月15日に放映されたNHKスペシャル「知られざる放射能汚染〜海からの緊急報告」(注7)は、福島近海の海で捕獲された高い放射能汚染された魚や少し離れた群馬県の湖沼の暫定規制値を超えたワカサギを紹介し、調査を通して高濃度の放射能が水底の泥、ゴカイやプランクトン、そして魚に移動している実態を描き出していた。
それは、放射能汚染がこれから益々魚に濃縮されていくことを予感させるものであった。

事実私の田畑のある長野県信濃町の食品汚染検査データー(注8)を調べて見ると、福島原発事故から250キロ以上離れ、放射線汚染地図でも色分けされない非汚染地域であるにもかかわらず、野尻湖で採れたワカサギにはセシウムが1キログラムあたり87ベクレルも検出され、生物濃縮の恐ろしさを目の当たりにした。
また近隣の佐久市では、山林で採取された美味な茸チャナメツムタケからセシウムが1320ベクレルも検出されており、茸の菌体も濃縮することから最早楽しみにしている山への茸採りも出来ない。
明らかに私の周りにも既に決定的なことが起きてしまっており、自ら守らなくてはならない。
そのためには、食べ物の正確な情報を知らなくてはならない。(注9)
それは何が危ないかを探求することであり、脱原発への途でもある。

(注1)早川由紀夫放射線汚染地図
http://gunma.zamurai.jp/pub/2011/0911dkokudo06.jpg

(注2)福島とチェルノブイリの比較放射線汚染地図
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-450.html

(注3)NHKスペシャル。汚染された大地・・・チェルノブイリ20年後の真実
動画http://www.youtube.com/watch?v=pIY5AT3o8SI&feature=youtu.be

(注4)キエフ病院の子供たち 2011 - 原発事故のもたらしたもの
動画http://www.youtube.com/watch?v=kFP-xx68q6Q&feature=player_embedded#at=13

(注5)動画http://www.youtube.com/watch?v=8Zmk78h9-Ak

(注6)「NNN ドキュメント'11・放射線を浴びたX年後 ビキニ水爆実験、そして・・」
動画http://www.dailymotion.com/video/xo5uvc_20120129-yyyyyyyyyy-yyyyyyy-yyy_news
「いつの時代も、弱いものにしわ寄せがくる」と遺族が語る必見の作品。

(注7)NHKスペシャル「知られざる放射能汚染〜海からの緊急報告」
動画http://nanohana.me/?p=11200

(注8)食品の放射能検査データの閲覧
http://yasaikensa.cloudapp.net/
(注9)注7でのデータでわかるが、グリーンピースの市場抜き打ち調査も役に立つ。
http://www.greenpeace.org./japan/ja/monitoring/fss3/


ドイツから学ぼう
(75)脱原発を求めて。(5)迫りくるメルトスルーによる未曾有の放射能汚染、想定外は
最早許されない。
http://d.hatena.ne.jp/msehi/20120213/1329082681

小出裕章さん(たね蒔きジャーナル20120213)どこかで壊れた他の温度計もアテにしてはいけない

YouTube から引用
20120213 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://www.youtube.com/watch?v=GIy-vzbLM48&feature=player_embedded


2号機300℃超 圧力容器底の温度計「「そうであればどこかで壊れた。(他の温度計もアテにしては)もちろんいけない」」小出裕章
http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/02/14/tanemaki-2012feb13/

福島第一原発2号機の圧力容器の底の温度計が、300度以上を指し示し、東電が
計器の故障とほぼ断定したことについて。です。

ノーカット(wma)
http://goo.gl/9Q3Ec



内容文字おこし
「ざまあみやがれい!」から全文引用
2012年02月14日07:53
2号機342.2℃ 圧力容器底の温度計「そうであればどこかで壊れた。
(他の温度計もアテにしては)もちろんいけない」小出裕章 2/13
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65790308.html


2012年2月13日(火)、小出裕章氏が、毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。2号機の圧力容器底の温度計が300度を越える数値を示したことについて、分析しています。また、東電と保安院のあり方を批判しています。

=====(文字おこし、ここから)

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章先生です。小出さん、こんばんはー」

小出「はい。こんばんは」

水野「よろしくおねがいしますー」

平野「あ、こんばんは。よろしくおねがいします」

小出「はいよろしくおねがいします」

水野「え…今のニュースですね」

小出「はい」

水野「福島第一原発2号機の」

小出「はい」

水野「圧力容器、底の部分の温度計、342.2度。」

▼2号機温度上昇「400℃超」 計器の検査直後に 故障とほぼ断定:報道・資料まとめ

51)

水野「これは単に温度計が壊れていると、見るのがふさわしいと小出さんは思われますか」

小出「多分、そう思います。」

水野「ほいー。それはどうし…いうところからでしょう。」

小出「え…熱電対という…温度計を使っていたはずで」

水野「はい」

小出「え…かなり、その…うー……、壊れにくいものなの…です」

水野「へえー」

小出「え…それでそれが原子炉圧力容器のあちこちに貼りつけてあるわけですけれども。」

水野「はい」

小出「え…これまで、そのデータが、う…それなりに送れ…送り続けてきてくれていたわけですね。」

水野「ええ」

小出「結構それがまあ、重要な情報になっていたわけですが。」

水野「はい」

小出「今回の場合には、う……次々とおかしな…おかしいというか、どうしてかなあと思うようなデーターを送ってきたと」

水野「そうですよねえ」

小出「え……それが三百何十度というような、データーについになってしまったということで。もしそうであれば、その計測器がこ…どこかで壊れたと。」

水野「ほおー」

小出「推測することは、私は多分そうなるだろうなと思います」

水野「ええ、ええ」

小出「はい」

水野「ほー。ということは、再臨界ではないということも、ま、前からおっしゃっておりましたけれども」

小出「はい」

水野「これも、キセノンという物質が出るか出ないかっておっしゃいましたよねえ」

小出「はい。そうです」

水野「はあー。これが出ていなければ再臨界ではない…?」

小出「はい。あのー、東京電力がその…キセノンの分析をして、キセノンを検出していないというふうに言っていますので」

水野「はい」

小出「それが正しければ再臨界はないと。」

水野「ほおー」

小出「思います。で…温度計自身…」

水野「ええ」

小出「の、情報にしても」

水野「はい」

小出「巨大な圧力容器という、直径が5メートルもあるようなもの、高さが20メートルもあるような、構造物の、まあところどころにそれが設置されているだけであって」

水野「ええ」

小出「温度、それぞれの温度が違う、違ってしまうこと自身は私は全く不思議でないと思ってきた」

水野「はい」

小出「のですが」

水野「ええ」

小出「え……三百何十度も示すというようなことであれば、それは機械が故障してると思わざるを得ませんので。」

水野「へえー、はい」

小出「え…今回のものに関しては東京電力の発表でいいだろうと、私は思います」

水野「ほおー。でもそうしますとね」

小出「はい」

水野「その、計測する機会を元に、中がどうなってるのかを、こう考えるしかない、わけですけど」

小出「そうです」

水野「言ったらその、計測器が全くアテにならないってことでしょ」

小出「そうです。そういうことです」

水野「っていうことは、他の温度計もアテにしてもいいんですか?」

小出「えー、もちろんいけないのです」

水野「他の計測器…」

小出「いけないのです。」

水野「ほおー」

小出「え……もともとー、今回の事故が起きてからみなさんも気がついていただいたと思いますけれども」

水野「ええ」

小出「現場に行くことすらができないのですね。」

水野「はい」

小出「見ることもできない、触ることも、できない、どんなふうに壊れているかということは自分で確かめることができない」

水野「できない」

小出「んで……もともとあった計測器の情報を頼りにするしかない、わけですけれども。」

水野「ええ」

小出「こんな事故が起きるなんてことは、誰も思っていませんでしたので。計測器自身がろくに配置もされていなかった」

水野「ああー」

小出「そんなかで次々と計測器が…死んでいってしまうという」

水野「ええ」

小出「そういう状況が今、進行していると、いうことだと思います」

水野「今日、野田総理はですね」

小出「はい」

水野「え…国会で、冷温停止状態にかわりはないと」

小出「(苦笑)」

水野「おっしゃられたんですね」

小出「はい(苦笑)」

水野「あの……ま、確かに冷温停止という…本来の冷温停止は元々ありえないんだと」

小出「はい」

水野「小出さんおっしゃって…」

小出「そうです」

水野「来ました。だけど、まあ、あの、冷温停止状態、というね」

小出「はい」

水野「いわゆる、う…100度、以下に抑えられて安定してるってことですか?」

小出「いや…はい…ようするに、そういう言葉を勝手に彼らは作ったわけですけれども。はい」

水野「まあ、百歩譲ったとしても」

小出「はい」

水野「冷温停止状態にかわりはないと」

小出「はい」

水野「それを裏付ける、ことは、出来るんですか?」

小出「できません」

水野「っていうことなんですね」

小出「はいあの、原子炉圧力容器の中に、もうすでに炉心がないと、私はいっているし」

水野「はい」

小出「東京電力も政府も言っているわけですから。圧力容器の温度が100度以下になるかどうかなんてことは、もともと大したこととは違うのです」

水野「意味が、ないんですね、今や」

小出「はい、そうです」

水野「ああ……」

平野「先生あのー、まあ、一連のこの…温度の一喜一憂っていう状態なんですけど」

水野「ええ」

平野「そもそもですね、こうっやって壊れたその、計測器をそのまま東電が、こう、あの、その都度発表して。なにか僕らに、なんかこう一方的な情報を与えてるんですけど。これは事故処理を客観的にするチームをですね、つくって。評価を伴って、僕らに示してくれるような体制を取る必要があるんじゃないですか」

小出「はい」

平野「もうずうっと、もう東電のいいぱなしですよね」

水野「そうですねえ」

小出「はい。まあ私はそう思いますけれども。これまで原子力…というのは、東京電力、あるいは電力会社の、あん…安全保安院も含めた、そういう組織でずうっとやって来た、わけですね。で、それが事故を起こしたちょ…あとも、そのままの体制が続いてしまっている、のです。それを何とかしなければ私はいけないと思いますけれども。え…… 何も変わらないまま、従来のまま、進行してしまっているということに、私は大変な違和感を覚えています」

平野「そうですねえ。保安院も報告受けるだけで」

小出「はい」

平野「なんにも、自分たちで現場で使用としてませんものねえ」

小出「あはあ、もちろんです。え……現場は何よりもその東京電力の現場の人達が一番よく知ってるわけで。多分保安院にいる、官僚の人たちは、まずは力にならないというそういう状態、だと今は思います」

水野「うーん。現場の作業員の方の声でですね」

小出「はい」

水野「え……その、温度よりも、え……いれている水、冷却するための水がどんどん増えていることのほうが問題じゃないかという情報もあるんだそうです。」

小出「はい。」

水野「それはどうなんですか」

小出「そうですね。ですから今度、今回の場合には、温度があがったということで、みんなが心配をしたのですけれども。温度計なんてものは、その…全体の中の一部分の情報しか過ぎないのですから。そんなものだけに目を奪われて、え……大変だというふうに思って流量を増やしたりすればですね。そのことによって今度はまた汚染水が増えてしまったり、その汚染水を処理するための、ま、装置があるわけですけれども」

水野「ええ、ええ」

小出「それに負荷がかかったり、また、あちこちでトラブルが出てきてしまうということになるはずだと思います」

水野「あの、保安院の院長はですね」

小出「はい」

水野「今日、国会でこんなふうにいってますね。全体としては原子炉は比較的安定的に管理されている」

小出「(笑)。はい。え……」

水野「比較的、安定的に管理されている、っていう、その保安院の立場をどうご覧になりますか」

小出「え……事故の当初はですね。もう、本当に打つ手もない、まま、どうなってるかすらがわからない。手探りのまま、何とかしたいと思ったけれども、なにもできないまま次々と原子炉が爆発してし…いってしまったと。いう、事実がずうっと進行していたの、ですね」

水野「ええ、ええ」

小出「それでその時、そういう……あの…本当に破局的な、事故がドラスティックに進行した時期に比べると、現在は、え……う……かなりまあ安定してるという言葉を使いたくなるぐらいに、時間が過ぎている。のですね。それはそうだと私は思います。え…でもだからといって、これで安心していいのかといえば、そうでは私はないと思っています。う…溶けてしまった炉心が今、どこにあるかすらわからないという。温度が本当にどの測定器が正しいのかも実はわからなかったという。そういう状態で進行してるわけですし。え……先日も何度か聞いていただきましたけれども。4号機の使用済燃料プールなんていったこれからどうなるのかという大変な問題もまだ目の前にあるわけですから。」

水野「ええ」

小出「あん…安定的だとか、安心だとかいうような言い方をして欲しいとは私は思いません。」

平野「うむ」

水野「はい…。どうもありがとうございました」

平野「どうもありがとうございました」

小出「はい。ありがとうございました」

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんに伺いました」

=====(文字おこし、ここまで)
「ざまあみやがれい!」の管理人さん、いつものことながら、お疲れ様です!!!ありがとうございます!!



☆記事目次
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福島原発事故がもたらす放射能による環境汚染と健康被害の情報室
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「2号機の温度上昇と再臨界 」について

★温度計の温度の上昇下降という前に、視点を変えて考えると、やはり恐ろしい気がします。
 色々なブログを読んでみるべきですね。違った角度から、考えさせられます。

「私設原子力情報室」から全文引用
2012/02/13 22:28
2号機の温度上昇と再臨界
http://nucleus.asablo.jp/blog/2012/02/13/6333869

2号機圧力容器内の温度が上昇し、大きな問題となっています。
いったい何が起きているのか… 不安に苛まれます。
しかし、一歩引いて冷静に見つめ直してみると、この問題、下手をすると東電に騙されてしまいかねません。炉内温度の上昇を、ちょっと違う視点から見つめ直してみましょう。

2号機圧力容器の内径は5.57メートルもあり、東電の発表を信じるなら、現在の水位は2メートル前後です。
まず、この半径=5.57メートル、高さ=2メートルという流水で満たされた円筒形の空間。温度計は、たったの6個しかありません。そしてそこには、毎時10トン以上という、もの凄い量の水が注がれ続けています。
にわか造りの給水システムが凍結し、給水が止まって問題になっているくらいですから、水の温度は、凍てつく摂氏零度にきわめて近い温度のはずです。

ここで、ひとつ思いだして欲しいのは、東電が正常だと言っている他の5個の温度計です。みな30℃以上を示しています。注ぎ込まれた大量の氷温水のすべてが、アッと言う間に、ぬるま湯になってしまう… 通常の感覚では、信じられないことです。

不謹慎と言われるかも知れませんが、分かりやすい喩えをしましょう。
想定するのは20席ほどの焼肉屋の客席。テーブルが5卓。どの卓上にも炭火の七輪が乗っています。満席になって、5台の七輪が燃えさかれば、外は氷点下でも暖房なんて要りません。一方、壁のあっちこっちに吊り下げられた温度計を見てみましょう。まぁ、25℃〜28℃くらいでしょう。焼肉を突っつく私たちは、少しばかり火に近いですから、体感温度は30℃くらいでしょうか。
しかし、実は、目の前で赤熱する木炭は、800℃〜1000℃という温度です。

ここまで書けばお分かり方も多いと思いますが、毎秒10トンの氷温水がアッと言う間に、30℃以上になるには、壊れた原子炉内に、もの凄く高い温度のものがあることを示しています。核燃料の崩壊熱のことを考えれば、当たり前のことなのですが…

2 号機で、今現在、高温を示している温度計が壊れているのかどうかは分かりませんが、1号機から3号機のいずれの炉心でも、いまだに数百度の温度を保っている部分が、間違いなくあります。でなければ、大量の氷温水が、一瞬のうちに、ぬるま湯になってしまうなんてことはありませんから。
30数℃を示している温度計は、たまたま赤熱部分から遠いだけです。

もう一点、明確にしておきたいのは、崩壊熱と臨界によって発する熱の違いです。原発反対派の中にも誤解があって、温度上昇=再臨界と騒ぎ立てる人たちもいますが、次のことを明確に理解しておく必要があります。

●臨界にならなくても、使用済み核燃料(使用中核燃料)は、崩壊熱によって温度が上がり、水で冷却しなければ、ほどなく再溶融する。

●臨界状態になるための条件は、ウラン235またはプルトニウム239の濃度、塊の大きさ、形状によって決まり、温度は直接的には無関係。

●「崩壊熱で温度上昇」→「再溶融」→「形状が変わり再臨界」というストーリーはあり得る。

●「再臨界」→「温度上昇」→「再溶融」というストーリーもあり得る。

東電は、「半減期の短い気体放射性物質が検出されていない」→「再臨界は起きていない」→「温度計が故障している」という理屈で押し切ろうとしています。しかし、彼らは、今の原子炉内の温度と再臨界が無関係である事を知っているのです。
マスメディアも含めて、「再臨界してないから大丈夫」という論理に騙されかけているので、これは要注意。現状を見る限り、事の本質は、崩壊熱にあり、6本の温度計のウチの1本の近くに、溶融して固まった核燃料が集まっている可能性が高いです(再臨界の可能性を100%否定はできませんが)。

では、「たまたま集まっているだけだから大丈夫!」なのか… いえいえ、そんなことはありません。
福島第1の原子炉のいずれもは、まだまだ数百度という赤熱する塊を抱え込んでおり、それを冷やしきるためには、とてつもない時間と労力がいるということです。そして、その塊からは、熱エネルギーと放射線が放出され、水中に放射性物質が溶け出し続けています。
半径=5.57メートル、高さ=2メートルの中に、たった6本の温度計を挿して、「30℃だから大丈夫!」と言っていることの方に大きな問題がるのです。

にわか造りの冷却システムが、余震やあらたな地震、凍結などによって破壊された時、また大きな悲劇の幕が開きます。国は住民の帰還を検討しはじめていますが、とんでもない話でしょう。

まず、東電と国は、一部とはいえ、水温が80℃を越えたその原因を明確にすべきです。
それに加えて、毎秒10トン以上の氷温水が、なぜ、アッと言う間に30℃以上になってしまうのか… その理由をすべての人に分かりやすく説明する必要があります。
そして、対策があるなら、どんなに費用がかかろうと、それを実行すべきでしょう。そうしなれければ、ちょっとした偶然や間違いで、福島が、いや東日本が、本当の意味で失われてしまう可能性があります。

福島第一原発2号機の状況(4)福島第一原発幹部が語る驚愕の”真実”「2号機は崩壊する」

記事の内容の真偽については、分かりません。東電の発表では、『温度計の故障』と言う事になっています。しかし、皆さん、考えてください。これまで、どれだけ東電と政府が、「ウソをついて」国民を騙してきたかを!!!私は、簡単に「オオカミ東電」の言う事を、信用する気は、ありません。念のため、以下のような記事も有りますので、掲載します。ご判断は、皆さんにおかれまして、なさってください。私は、情報をお届けするだけです。

★阿修羅♪ >から全文引用
福島第一原発幹部が語る驚愕の”真実”「2号機は崩壊する」週刊朝日2012/02/24号 
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 2 月 14 日 08:15:55: igsppGRN/E9PQ)
http://www.asyura2.com/12/genpatu21/msg/106.html

福島第一原発幹部が語る驚愕の”真実”「2号機は崩壊する」週刊朝日2012/02/24号
http://ameblo.jp/heiwabokenosanbutsu/entry-11164290683.html
週刊朝日 2012/02/24号 :平和ボケの産物の大友涼介です。


========== 参考記事 ======================================

「ついに動き出した 福島第二原発 再稼働計画」 週刊朝日2012/01/27号 http://amba.to/z4dEnt

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福島第一原発幹部が語る驚愕の”真実”「2号機は崩壊する」週刊朝日2012/02/24号

政府と東京電力が「冷温停止状態になった」と言っていたのは何だったのか。本誌が指摘する「東電の嘘」の二つ目は、本誌好評シリーズ「フクシマの真実」をお届けする。今、2号機で何が起きているのか。福島第一原発(フクイチ)幹部が本誌に語った。

数値に異変が起きたのは2月1日だった。しかし、東京電力がフクイチ2号機の炉内温度が上昇していると発表したのは、プレス資料を紐解くと、3日後の4日午前のことだった。その際、「温度の上昇傾向は緩やか」、その日午後の資料では「温度は横ばい」と表現した。たいしたことはないと言いたかったのだろうか。しかし、2号機は6日に一時73・3度に達するなど、炉内の温度は上昇し続けた。本誌の取材に対し、フクイチ幹部の一人が2号機の”異変”を語った。

*** *** ***

爆発していないことになっている2号機は外観上、問題なく見えます。しかし、フクイチの現場にいた私が言いますが、3月15日に2号機で大きな「爆発音らしき音」がしたのは間違いない。”爆発”の圧力が外部ではなく内部にかかったと見ています。つまり、外壁が吹き飛んだ1、3号機に比べて、2号機は内部の損傷が激しいということです。

2号機は、原子炉建屋内で爆発かそれに匹敵することが起きたことで、1、3、4号機より難題を抱えている。実際、2号機は他より放射線が高く、建屋内に入れない。原子炉内の様子がわからない。溶けた燃料棒がどんな状態でどこにあるのかもつかめていません。内部の損傷が激しいということは、燃料棒がかなり飛び散っていると容易に想像できます。

温度が上がった理由はいくつか考えられます。飛び散った燃料棒の欠片が温度計近くにきたんじゃないか。注水パイプに不具合があるのではないか。しかし、すべて推測です。合理的な理由は何もありません。

もともと私たちは外部から状況を見ることができない2号機を一番恐れていた。その2号機が80度近い温度になったというのは、本当に不気味です。

*** *** ***

東電は温度上昇の理由を「注水方法の変更で水の流れが変わり、燃料の一部に水がかからなくなった可能性がある」と説明。注水方法を以前に戻すなどした結果、2月8日、「2号機の炉内の温度は低下傾向にある」と発表した。だが、ホッとしてはいけない。フクイチ幹部は「別の問題が起きてくる」と警告するのだ。

*** *** ***

今の時期は、炉内に注入する水の温度は、夏場と比べてかなり低くなっているから、注水量も少なくて済んでいた。現場は「汚染水を少しでも減らしたい」と思っているのです。

週刊朝日(2011年9月23日号)に掲載された写真でわかるように、オレンジ色の塩化ビニール製の汚染水のホースはもうかなり寿命がきています。チガヤという植物がホースを突き破って漏水していた例もある。注水量が少ないほど、ホースの負担もなく、放射能汚染された水の漏れも少なくて済むわけです。

しかし、今2号機には大量の水を注入している。温度は下がったとしても、ホースに負担がかかって漏水が増えれば、放射能汚染が拡大するし、フクイチ内の作業にも悪影響が出ます。

今回、2号機の温度上昇に伴って、多くの人が放射線量が高い場所で作業しなければなりませんでした。しかし、その担い手のモチベーションが下がっているのが気になります。

以前にも少し触れましたが、本店(東電本社)はコストカットを進めている関係で、フクイチの「危険手当」をかなり減額した。やはり、つまるところは「金」です。本店では、みんなこれまで通りの給料をもらっている。そうなると、フクイチの現場の士気は、下がることはあってもあがることはない。

昨年末に宣言した「冷温停止状態」を、政府と本店は事実上の「事故収束宣言」としています。あの宣言は「危険手当」を出さずに済ませるためだったのではないか。そうフクイチの現場は疑っています。本店の支出は減って、割を食うのは末端の作業員。最後は人手がないと事故は解決しないということを、本店はわかっているのだろうか。

作業が長期化して、ベテラン作業員ほど放射線を浴びて年間許容量の上限をオーバーし、フクイチを去っている。春になると、年間被曝線量をゼロからカウントするようになるので、ベテラン作業員がフクイチに戻ってくる。

だから、私たちは本格的な建屋内の作業は春からできると見込んでいた。そんな矢先に2号機の温度が上昇した。状況いかんでは、そんな悠長なことは言っていられなくなりました。

2号機のタービン建屋横のタンクから新たに水漏れが見つかりました。これも、これまで把握できていないところからの水漏れかもしれない。原発の周囲を見ていても、予想以上に錆びているところがあるからです。

1月19日に実施した内視鏡調査でもわかる通り、2号機の劣化状況は予想以上です。ゼネコンの社員たちは「燃料棒を取り出す10年後まで建屋がもつのか」「いや、6〜7年しかもたないだろう」「このままでは崩壊する」と心配しています。

その10年後にしても、取り出すロボットなどの装備を一から開発しなければならない。その前に、飛び散っているとみられる燃料棒を探す必要がある。そんなロボットはいつできるのか。本当の収束までには途方もないほどの難関がある。そのころ、私は東電にはいないでしょう。


■「上がダメで」と言った東電広報

今、東電は、フクイチへ報道人を入れる準備をしている。前回は東電が写真を事前にチェックすることを義務付けて報道人と揉めた。今回もまた、トラブルになっている。最も怒っている外国メディアの一人が、本誌に思いをぶちまけた。

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東電広報はわざわざ、こちらのオフィスに説明に来たのだが、「外国メディア枠」は「4」しかないという。ふざけるな、と思った。「最低でも20人は必要だ」と言うと、東電広報は理由も言わずに「それはできない」の一点張り。やっと一人増員の「5」で決着したが、まったく埒があかない。東電の社債の投資家は海外にもいます。

隠したい、見せたくない、報じて欲しくないという思いなのだろう。広報の人は「上がダメなんですよ」と小さな声で話していました。本当に駄目な会社ですよ。

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前述の通り、東電は2号機の異変を即座には発表しなかった2度目のフクイチ公開も積極的とはいえない。東日本大震災から一年が経とうとしている。だが、東電の姿勢は変わっていない。(本誌取材班)

小出裕章 (京大助教)関係情報

福島原発】5/24/火★小出先生の国会報告 1/2
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=JhhwFdCufUM
福島原発】5/24/火★小出先生の国会報告 2/2
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=K-oh8Yq6iMA
小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ
5月24日 政治に対する絶望のなかで 小出裕章 (MBS)

2011年5月24日(火)、MBS(毎日放送)ラジオの「たね蒔きジャーナル」に、小出裕章氏
(京大原子炉実験所助教)が出演されました。
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/05/24/tanemaki-may24/

原発幹部、非常用冷却装置作動と誤解 福島第一1号機
2011年12月18日3時0分
http://www.asahi.com/national/update/1217/TKY201112170568.html
★阿修羅♪ >
http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/426.html