「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

食品汚染情報5月8日

★大体、これまで書いてきた食品が汚染されています。そして、徳島県で販売されていた「乾燥シイタケ」から基準値越えの汚染が見つかりました。どこの製品かは、不明なようです。全国に汚染食品が流通していると言う事です。関西だから安全、九州・北海道だから安全とは、考えず、産地や食品の種類・加工の具合を考えるようにしてください。パッケージのごまかしなど日常茶飯事ですよ。加工されてしまえば、どこの材料が使われたか全く、分かりません。

★以下、新聞をそのまま引用します。
6)徳島で乾燥シイタケが基準値超え
日刊スポーツ [2012年5月3日19時25分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120503-944718.html

 徳島県は3日、徳島市の保育所に給食食材を販売している業者が扱う乾燥シイタケの一部から、国の新基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムを検出したと発表した。

 県によると、基準値超えの乾燥シイタケは徳島市の業者が大阪市の業者から仕入れた12キロのうちの1袋。12キロのうち3キロほどが4つの保育所で給食として出されたが、それらが基準値を超えていたかどうかは不明という。大阪市の業者がどこから仕入れたのかは調査中。

 発覚したのは、心配した保育所の保護者が徳島市の業者から購入し、民間検査機関に依頼したのがきっかけ。この検査で基準値近くの90ベクレルを超える数値が検出された。

 同じ保護者が持ち込んだシイタケの袋を保健所で検査した結果、基準値を超える179ベクレルを検出した。しかし12キロのうち、別の袋のシイタケを検査すると、基準を下回る61ベクレルだった。

 検出値にばらつきがあることについて、県安全衛生課は「複数の産地のシイタケを一袋に詰めることがあるため、偏りもある」と説明した。

 12キロのうち3・5キロは回収済みか回収見込み。(共同)


5)セシウム検出 ウナギ初の出荷停止
日刊スポーツ [2012年5月7日23時44分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120507-947121.html

 政府は7日、茨城県の一部地域で捕れるウナギなど8品目から国の新基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたとして、岩手、宮城、福島、茨城、栃木の5県に出荷停止を指示した。厚生労働省によると、ウナギの出荷停止は初めてという。

 茨城県の霞ケ浦水系の湖や河川などで捕れたウナギから同110〜180ベクレルセシウムが検出された。栃木県の那珂川水系と大芦川で捕れるウグイ(養殖を除く)も新基準値を上回った。

 このほか宮城県登米市などのコシアブラ、岩手県花巻市などの露地栽培の原木シイタケ、福島県田村市などで採れる山菜の一種のクサソテツ、同県郡山市などのタラノメ、同県須賀川市などのタケノコ、栃木県日光市那須町のゼンマイも出荷停止を指示した。(共同)



4)YAHOO!ニュース 山菜の出荷停止相次ぐ=コシアブラ、3県で―政府 時事通信 5月7日(月)20時43分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120507-00000105-jij-soci
 政府は7日、食品に含まれる放射性セシウムの基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える値が検出されたとして、福島県郡山市や宮城県登米市、栃木県日光市などで採れた山菜コシアブラの出荷停止を指示した。栃木県産コシアブラでは2900ベクレルが検出されている。
 他に福島県白河市などの野生タラノメ、栃木県那須町などの野生ゼンマイも指定された。
 茨城県の霞ケ浦水系と那珂川(支流を含む)の天然ウナギも出荷停止とした。



3)YAHOO!ニュース 新規制超えウナギ、初の出荷停止  読売新聞 5月7日(月)22時44分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120507-00001090-yom-soci
政府は7日、茨城県の霞ヶ浦や那珂川などで漁獲された天然ウナギについて、1キロ・グラムあたり100ベクレルの新規制値を超える放射性セシウムが検出されたとして、出荷停止を指示した。

 厚生労働省によると、ウナギの出荷停止は初めて。

 農林水産省によると、2010年の天然ウナギの漁獲量245トンのうち、同県は40トンを占めて全国トップ。

 厚労省によると、出荷停止の対象は霞ヶ浦と北浦、外浪逆浦(そとなさかうら)のほか、これらに流入する河川と常陸利根川、支流を含めた那珂川。同県によると、4月10日に霞ヶ浦の西浦で取れたウナギから同180ベクレルが、23日に那珂川水系の涸沼(ひぬま)で取れたウナギからは同110ベクレルが検出されていた。

最終更新:5月7日(月)22時53分

2)YAHOO!ニュース 毎日新聞 5月4日(金)10時56分配信
東日本大震災:山菜など4品目、100ベクレルセシウム 県が出荷自粛要請 /福島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120504-00000010-mailo-l07
県は3日、県内各地で採れたコシアブラなど山菜3品目とタケノコから基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超す放射性セシウムを検出したと発表した。最高は塙町のコシアブラ660ベクレルで市町村に出荷自粛を要請した。いずれも流通していない。
 出荷自粛を要請したのは、タラの芽=郡山市白河市、塙町、新地町▽コゴミ=田村市、古殿町▽コシアブラ郡山市白河市喜多方市会津美里町、棚倉町、塙町▽タケノコ=須賀川市【清水勝】

5月4日朝刊

1)YAHOO!ニュース
天然ウナギから基準値超セシウム 県、出荷自粛要請 茨城
産経新聞 5月2日(水)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120502-00000039-san-l08
 県は1日夜、那珂川水系の天然ウナギについて、出荷・販売の自粛を関係漁協に要請したと発表した。涸沼で4月23日に採取した天然ウナギで、国の新基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウム同110ベクレルを検出した。遊漁者に天然ウナギを食用にしないよう、注意喚起を促す。

 県漁政課によると、県内の内水面の魚介類で出荷の規制・自粛対象は6魚種目。国から霞ケ浦水系のアメリカナマズ、ギンブナで規制指示があるほか、県が同水系のゲンゴロウブナ、花園川水系のヤマメとイワナに出荷自粛を要請している。




★ご注意〜汚染マップを見ると、「北海道の山岳地帯」もかなり汚染が見られます。汚染されていないのでは、無く計測されていない事も考えられます。くれぐれも、食品にはご注意ください。

初の“セシウム汚染”全国マップ!北海道〜中国地方まで広く拡散(再々掲載)
2012-03-20 00:06:28
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11197866543.html

食材汚染情報 「タラノメ」 「コシアブラ」 「ゼンマイ」 「コゴミ」 「タケノコ」ほか・福島民友
2012-05-03 00:00:07
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11239641992.html

サカナの汚染状態(2012年4月)武田邦彦(中部大学)
2012-04-29 06:51:05
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11236269719.html


食品汚染ニュース4月7日(内部被曝のご注意)
2012-04-07 00:00:10
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11215689568.html

食品汚染関係ニュース
2012-04-05 00:00:10
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11213630465.html

この歴史的なこどもの日を祝したい〜42年ぶり原発稼動ゼロ(BLOGOS)

★丁度良い記事が、あったので「原発」の復習です。久しぶりに、「スッキリ」しました。出来るなら、このままズット、「スッキリ」していたいものです。

BLOGOS から全文引用
この歴史的なこどもの日を祝したい〜42年ぶり原発稼動ゼロ
2012年05月05日 16:50 木走正水(きばしりまさみず)
http://blogos.com/article/38388/

 2012年5月5日午後11時、ついに最後まで稼動していた北海道電力泊原子力発電所3号基が停止、日本の原発54基の発電能力4884.7万kwがすべて失われます。

 歴史的日と申していいでしょう。

 あらためて当ブログで作成した原発マップで確認しておきます。

■図1:原発稼働状況(2012年5月5日現在)
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kibashiri/20120409/20120409181941.jpg

 すごい状況です。

 アメリカ(103基)、フランス(59基)につぐ世界三位の原発大国であった日本(54基)がドイツよりも早く、世界最速で「原発ゼロ」状態(5日付け朝日新聞社説の表現)に入るのです。

 全国54基の原発は壮大なムダとなってしまいました。

 この圧倒的な光景に私は東京都民として電力消費者としてこれから長い後処理を考えると声が出ません。

 これら54基の原発をすべて廃炉にするにしても膨大な時間とコストが掛かることでしょう。

 さらに全国の原発には行き先のない使用済み核燃料が溢れんばかりにプールされています。

 運び出す場所がないのです、最終処分場も決まっていません。

 ・・・

 2012年5月5日、日本の原発54基の発電能力4884.7万kwがすべて失われますが、日本全国、現在は電気は足りています。

 この歴史的な日に、今起こっていることを正確な数値で検証しておきましょう。

 原発を再稼動するべきか否か、冷静に議論するうえでも正確な数値が必要と思うからです。

 なお、統計データソースは、以下の電気事業連合会が公開しているデータベースを使用しました。

電力統計情報

http://www.fepc.or.jp/library/data/tokei/index.html


 2010年、震災の起こる前年のこの年は猛暑でした。

 この年の電力会社別電源別の総発電量を表にまとめます。

■表1:電力会社別電源別発電量(2010年)
会社 水力 火力 原子力 総合計(単位:Mwh(メガワット時))
北海道 3857819 12680829 16258130 32897765
東北 8232650 42882891 20690330 72656367
東京 11266542 168944319 83845029 264068296
中部 8776608 99600857 15318001 123723805
北陸 6179624 16556730 12444607 35185212
関西 15073945 49492715 66953812 131522249
中国 3334868 39606537 2280760 45222165
四国 2094111 11208659 16103978 29408223
九州 4051357 37722876 37374870 80580028
9社計 62867524 478696413 271269517 815264110
沖縄 0 6727608 0 6727712
10社計 62867524 485424021 271269517 821991822

 

 わかりやすく原子力と原子力以外で各社別のグラフにしてみます。

■図2:会社別電源別発電量(2010年)
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kibashiri/20120505/20120505145044.jpg

 やはり総発電量は東京電力が群を抜いています、東電は2億6407万Mwhのうち、8384万Mwhが原子力を占めていることがわかります。

 今大飯原発再稼動問題もからみ今夏の電力不足が心配されている関西電力ですが、総発電量1億3152万Mwhで、うち原子力が6695万Mwhと、原発の比率が高いことがわかります。

 では各社の発電量の電源別比率を求め、2010年実績ベースでの原発依存率をグラフ化してみます。

■図3:会社別電源比率(2010年)
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kibashiri/20120505/20120505150317.jpg

 2010年の発電実績で見ると、四国、関西、北海道、九州の原発依存度が高いことが見て取れます。

 全体としてはグラフの一番右になりますが、2010年の総発電量8億2199万Mkhのうち、原子力は2億7127万Mkhとちょうど三分の一を占めていたことがわかります。

 円グラフにしてみます。

■図4:電源別発電比率(2010年)
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kibashiri/20120505/20120505144252.jpg

 ・・・

 今検証したとおり、2010年実績ベースで発電の三分の一を占めていた原子力発電が、2012年5月5日をもってすべて失われるのです。

 しかし火力発電などによる代替発電の増加、国民や企業の節電努力の効果もあり、原発が一基も稼動しなくとも現在この国の電力は賄われている事実は重要です。

 夏場のピークに向けて関電など原発依存率が高かったエリアでは電力不足が懸念されています。

 これから節電手段や原発再稼動の議論が活発化することでしょう。

 議論は尽くすべきです。

 しかし5月5日こどもの日という祝日に原発の発電がゼロになった事実は重たいです。

 電源の三分の一を失ったことを悲観するか、原発ゼロを達成したことを肯定するか、それぞれの立場で意見があるでしょうが、こどもの日に全原発が止まるというのは実にシンボリックだと思います。

 42年ぶりにこの国の原発が稼動ゼロになります。

 将来のこの国をささえる子供達を祝う日にです。

 2012年5月5日は長きにわたって大きなトピックとして人々に記憶される日となることでしょう。

 とりあえずこの歴史的なこどもの日を祝したいです。

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大日本「民主党」帝国???

★大日本「民主党」帝国〜と言うしかありません。国民の過半数は、明確に原発再稼動に「ノー!!」と言っています。いくら新聞やテレビの「世論調査」が、いい加減なものであろうと毎回、過半数の国民は、原発再稼動に反対の意思表示をしています。それに対して、原発を再稼動するべきだと言う意見は、反対の半分くらいです。「民意」が、どこにあるかは、明白です。企業においても、ロイターのアンケート調査では、安全を確認してから原発を再稼動するべきだ、と言う意見が圧倒的に多かったようです。

★「神国 日本」とか「鬼畜米英」と言って、太平洋戦争に突入した、陸軍独裁政権も国民に大きな惨禍をもたらしました。大日本帝国は、敗戦により崩壊しました。

★今、民主党政権を見ていると、大日本(陸軍独裁)帝国より、ひどい部分を見ます。ある意味では、原発事故と放射能汚染の対応は、「戦争」であるとも言えなくもありません。対応を誤れば国を滅ぼすと言う意味では、同じだからです。

★焼夷弾に焼かれ、銃弾に撃たれ、爆弾が爆発すれば、人間は大怪我をしたり死亡したりします。ですから、大日本(陸軍独裁)帝国といえども、子供を集団疎開させて守ろうとしました。これは、フィンランドでも同じです。フィンランドは、やむを得ず、第二次世界大戦に巻き込まれました。独ソ戦の戦況により、前半はドイツと同盟せざるを得ませんでした。ソ連は、フィンランドに侵攻しフィンランド全土が戦火に巻き込まれました。当時のフィンランド政府は、子供たちを隣国のスウエーデンに疎開させました。フィンランド国内に安全な土地がなかったからです。当時、30人乗りくらいだった旅客機を、ピストン輸送して子供たちを、運んだそうです。

★どこの国でも、どんなひどい政権であろうと、子供を守るためにこのような配慮、又は努力をします。次代の命を守らなければ、社会が存続できないからです。

旧ソ連でも、チェルノブイリ原発事故のあと、汚染のひどい地域から住民を避難させました。
そして、ソ連が政権にあったときは、避難者には優先的に住宅や衣服、食料などが割り当てられたそうです。

★今、民主党政権は、何をやっていますか???汚染地域に地域住民を住まわせ、安全宣言をして、避難した人達を汚染地域に戻そうとしています。子供たちは、汚染地域に放置されています。将来、どのような事が起きるのか???チェルノブイリ周辺諸国のその後の推移を見れば、誰にでも分かります。

ベラルーシでは、俗に「原爆(原発)ぶらぶら病」と呼ばれる症状を、病気と認定して、その対応を本にまとめて、地域や医療機関に配布しているそうです。

★これら、旧ソ連や現在のベラルーシ政府のやっていることが、独裁政権であれ普通の政府の、やることです。日本政府が何一つやらないことです。民主党政権は、「独裁政権」以下である。このように考えざるを得ません。

★そして、事故原因さえまだ、はっきりと解明されていないのに、原発利権の言うがままに原発再稼動を、強行しようとしています。民主党政権は、今や日本の害悪であり、災いであるとしか言いようがありません。

大日本帝国と較べたら、当時の軍人たちが怒るでしょう。それくらい、ひどい政権だと思います。以上、私の、「グチ」でした。(デモ、原発、全部止まっちゃったもんネ〜)

★皆さん、既にご承知のことと思います。子供を放射能(放射線)被曝から守らなければなりません。最低限、子供には汚染の無い食品を食べさせる。これだけは、実行して頂きたいと思います。そして、今からでも汚染のひどい地域からは、子供たちを「集団疎開」させるようにしてもらいたいと思います。汚染のひどい地域に子供たちを、住まわせておけば将来、その報いが現れるでしょう。チェルノブイリ周辺諸国のその後の、経過を良く学んでほしいと思います。26年後の、今でも健康被害は続いています。




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福島第一原発事故と日本の原子力産業問題の情報室(北の山じろう)
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福島原発事故がもたらす放射能による環境汚染と健康被害の情報室
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5月7日に見かけた原発関連記事

Christian Today
クリスチャントゥデイ
2012年5月7日(月曜日)
復興以前の福島、「責任を明確にして、新しい未来へ」
http://www.christiantoday.co.jp/article/4503.html

北海道新聞 『社説』
原発の停止 安全な未来への出発点に(5月4日)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/369804.html
[ http://jpyer54s6b78f542skk756fer.blogspot.jp/2012/05/62734091273274.html ]

河北新報 『社説』 2012年05月04日金曜日
浜岡原発/廃炉を見据えて対策進めよ
http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2012/05/20120504s01.htm
[ http://jpyer54s6b78f542skk756fer.blogspot.jp/2012/05/68027312649347.html ]

島根廃炉求め署名/全原発停止
朝日新聞 2012年05月06日
http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000001205070004
◆知事・松江市長が談話◆

原発全停止で反対運動相次ぐ
中国新聞 '12/5/6
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201205060020.html

稼働原発ゼロ…県「廃炉作業しっかりチェック」(福島県)
(2012年5月6日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20120505-OYT8T00642.htm

ガジェット通信 2012.05.07 13:00:18
原発ゼロ」をきっかけにもっと原発について語ろう!
http://getnews.jp/archives/206326
[ http://jpyer54s6b78f542skk756fer.blogspot.jp/2012/05/59877230689631.html ]


政府が進める「原子力規制庁」法案のトリック――塩崎議員による問題指摘と対案解説
ガジェット通信 2012.05.06 04:30:52
http://getnews.jp/archives/205339
[ http://jpyer54s6b78f542skk756fer.blogspot.jp/2012/05/39820981274631.html ]

先見えぬ原子力規制庁設置…「大飯以外」停滞も
(2012年5月7日10時18分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120507-OYT1T00060.htm?from=navr
[ http://jpyer54s6b78f542skk756fer.blogspot.jp/2012/05/49023871209375.html ]

政府と民主党原発に関する情報をもっとオープンに!
ガジェット通信 2012.04.18
http://get.nifty.com/cs/catalog/get_topics/catalog_120418001529_1.htm

原発が立地する地域の人々が脱原発で失業したらどうするのか!?
ガジェット通信 2012.04.23 15:00:34
http://getnews.jp/archives/193284

国民不在の原発再稼働を進める「チーム仙谷」
ガジェット通信 2012.04.12
http://get.nifty.com/cs/catalog/get_topics/catalog_120412001513_1.htm
[ http://jpyer54s6b78f542skk756fer.blogspot.jp/2012/05/40298412756318.html ]

★韓国関係
韓国が原発2基の建設着工 福島第1原発事故後初めて
2012.5.5 00:51 MSN Japan産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120505/kor12050500530001-n1.htm

韓国原発で不正納入横行 偽造部品で稼働中
2012.4.27 20:04 MSN Japan産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120427/kor12042720050004-n1.htm

ソウル市が脱原発政策 2014年までに1基分代替
2012.4.26 23:55 MSN Japan産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120426/kor12042623550008-n1.htm

原発事業会社社長が辞意 韓国、事故の引責か
2012.4.17 14:30 MSN Japan産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120417/kor12041714310003-n1.htm

原発事故隠蔽で3人告発 韓国、住民は廃炉要求
2012.4.4 23:02 MSN Japan産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120404/kor12040423050004-n1.htm

韓国原発、トラブルで停止 試運転中
2012.3.24 11:20 MSN Japan産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120324/kor12032411200002-n1.htm

非常用発電機は故障のまま 韓国原発、1カ月放置
2012.3.16 22:08 MSN Japan産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120316/kor12031622100007-n1.htm

指摘後も10日間事故隠蔽 電源喪失の韓国原発
2012.3.15 14:47 MSN Japan産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120315/kor12031514490002-n1.htm

社長報告も1カ月後か 韓国原発事故
2012.3.15 00:35 MSN Japan産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120315/kor12031500390000-n1.htm

原発で外部電源一時喪失 韓国・釜山
2012.3.13 19:23 MSN Japan産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120313/kor12031312440002-n1.htm

韓国に緑の党誕生 30年までの脱原発掲げる
2012.3.5 23:30 MSN Japan産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120305/kor12030523310005-n1.htm

政府と民主党は原発に関する情報をもっとオープンに!(ガジェット通信 )

★まさしく、その通りであると思います。情報公開して、広く国民の議論と意見を取り入れるべきでありましょう。それをせず、こんにちの失敗があるわけです。失敗したなら、素直に反省してよい策を求めると言う姿勢が、今政府に一番、求められている事に、気が付くべきです。

★同じくガジェット通信から全文引用。

政府と民主党原発に関する情報をもっとオープンに!
ガジェット通信 2012.04.18
http://get.nifty.com/cs/catalog/get_topics/catalog_120418001529_1.htm
政府は13日に、大飯原発の再稼働を可能と判断した。その翌日、同原発の立地県である福井県に、枝野経産相と民主党の仙谷政調会長代行が向かった。復興庁を設置するのに1年弱もかかったスローペースの政府が、原発の再稼働についてはすばやい動きを見せていることに、不自然な印象を持たざるをえない。

2012年4月14日付の福井新聞によると、「枝野幸男経済産業相は14日、福井県庁で西川一誠知事らと会談し、政府が「妥当」と判断した関西電力大飯原発(同県おおい町)の再稼働に同意するよう求めた。そして、「西川知事と時岡忍おおい町長は、大阪市や京都府、滋賀県の首長が政府の判断を拙速と批判していることに懸念を示し、国が責任を持って周辺自治体の理解を得ることが条件との考えを示した」という。

また、読売新聞は15日付で、福井入りした仙谷さんが民主党の「地元国会議員、地方議員ら約30人との会合で、大飯原発の再稼働について理解を求めた」ことを報じている。「『脱原発依存』と『脱化石燃料』を一緒にやるのは、現実の生産活動の中では、なかなか容易ならざる話だ。再稼働に向けて政治決断せざるを得ない」という仙谷さんの訴えに対し、民主党の議員さんたちがどう反応したのか。

日本経済新聞によれば、その反応は「『安全基準の作り方が拙速だ』『再稼働しないと下請け・孫請け業者がつぶれ、経済は冷え込む』などと賛否は分かれた」のだとか。枝野さんと知事らの会談内容にしろ、仙谷さんと地元議員とのやりとりにしろ、いまもっとも重要かつ必要な情報だと言っていいだろう。にもかかわらず、その断片しか伝わってこないのは、なぜなのだろう。報道する側が自主規制で伝えないのか、政府が報道に圧力を加えているのか。

いずれにせよ、原発に関するあらゆる情報を、政府はオープンにしてしまうべきであろう。党内の意思統一がとれていないこと。仙谷さんが東電や財界、官僚の意向をくんで、再稼働を進めようとしていること。ほんとうは脱原発を求めていると思われる枝野さんが、大きな力によって再稼働を推進する側にならざるをえないこと(陰謀論のようなことは言いたくないが……)。原発問題に関して、野田首相がまったくリーダーシップを発揮できていないこと。

日々の報道を追いかけていれば、そんなことは誰にでもわかる。何十年も続けてきた日本の原発政策が転換期を迎えているのだから、政府の中で議論が分かれるのは当然である。その噛み合わない議論を、そのまま国民に見せる。その上で、どう判断するのか。そうした国民の態度こそ、政府が注視すべきものであり、今後の原発政策を左右するものだと筆者は思うが、いかがなものであろう。

政府も民主党も、こと原発に関する情報については隠しすぎである。隠しているだけで、国民を不安にさせるし、不信感を抱かせる。原発で不信感を持てば、消費税にも不信感を持つのは必然。原発問題での負のスパイラルを断ち切ることが、政府と民主党に対する信頼回復のカンフル剤になると思うのは、筆者だけであろうか。


(谷川 茂)



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「原発ゼロ」をきっかけにもっと原発について語ろう!(ガジェット通信)

★これも、良い記事だと思いますので、そのまま転載です。今日は、ガジェット通信シリーズです。

★ガジェット通信から全文転載
ガジェット通信 2012.05.07 13:00:18
原発ゼロ」をきっかけにもっと原発について語ろう!
http://getnews.jp/archives/206326
[ http://jpyer54s6b78f542skk756fer.blogspot.jp/2012/05/59877230689631.html ]

5月5日の午後11時3分に北海道電力泊原発3号が停止した。これで、日本にある50基の原発のすべてが停止したことになる。福島第1原発の事故が契機となり、それまでは専門家に任せきりであった原発の問題について、私たちも気軽に議論できるような環境となった。そして、今回の全停止をきっかけにして、さらに踏み込んだかたちで原発に関する議論をしていくべきだと筆者は考えている。

原発があろうがなかろうが、私たちは電力を消費する。以前は、原発が稼働するという前提で、電力を使ってきた。ところが、原発に依存していた分のすべての電力が、5月5日の午後11時3分から使えなくなった。さあ、どうしよう。いまさら確認する必要はないかもしれないが、大きく分けて選択肢は三つある。

第1は、停止した原発を早期に再稼働させるのか。第2は、電力の不足分を補うかたちで原発を再稼働させ、寿命がきたら順次廃炉にし、新たな原発をつくらない「脱原発」を目指すのか。第3は、原発を全停止させたまま再稼働させず、代替エネルギーで電力をまかなう「反原発」を選ぶのか。これらの選択肢について、何を焦点にして考えればいいのか。

そのヒントとなる記事が東京新聞に掲載されている。第1の立場である民主党の近藤洋介議員と、第2の立場である自民党の河野太郎議員が、特集記事でそれぞれの立場を明らかにしているのだ(2012年5月6日付)。テーマは「再稼働を問う」。近藤さんは推進、河野さんは慎重の立場である。

まず、近藤さんは、原発が日本の経済発展に「大変大きな役割を果たした」が、「安全神話に陥っていたことは反省すべきだ」と述べる。再稼働については、大規模停電が起きたときに、「1人の命も失われない確証が得られるなら再稼働しなくていい」が、「もしかしたら死ぬかもしれないというのなら、安全性の確認と地元の理解を経て再稼働するべきだ」と言う。

原発の安全性については、「技術的には安全性は十分だと思ってい」て、再稼働は決して「拙速ではない」と述べる。そして、再稼働は原子力規制庁の発足を待つべきではという問いに対して、「規制庁に変わっても、専門家やルールは大きく変わらない。本の中身は同じで、表紙だけ変えれば安全だというのは、意味合いがよく分からない」と答えている。

そうか、こういう人たちが野田首相に「助言」しているのか……。そう思うと、やりきれない気持ちになった。詳しく書いていたらキリがないが、おもにマスコミ報道によって得た「原発の安全性」に関する情報を見聞きする限り、国民の多くはその安全性が十分であるとは思っていないのではないか。これだけ言い切るのなら、安全性の根拠を国民に分かるかたちで示せばいいのに。なぜ、それをしないのか。

また、原子力規制庁は、これまでのムラ社会的な原子力管理体制を変えるために発足させると聞いている。ズブズブだった管理体制を変革する。そういう政府の意志を国民に示すための象徴的な組織だと言っていい。現状の「専門家やルールが変わらない」のなら、なおさら真っ先に同庁を発足させて、そこで再稼働について検討するのが筋だと思うが。

一方の河野さんは、大変真っ当なことを言っている。「自民党がつくってきた原子力態勢は(原発が)全部止まることで1回終わった。事故の状況をつくったのは自民党の責任だが、再稼働させれば、そこからは民主党の責任だ」。筆者もそのとおりだと思う。民主党の責任とは、めぐりめぐって民主党を支持する人たちの責任をも意味することを忘れてはならない。

今後の方針については、「国会の原発事故調査委員会は6月に報告を出し、新しい原子力規制組織も提案する。少なくとも報告前に新組織をつくるとか再稼働させることはあり得ない」と言い切る。そして、新組織の発足後、「安全基準を見直し、それに照らして最低限を再稼働させるのが正当な手順だ」と現実的な意見を述べる。さらに、「原発の新設はしない」ことを前提に、既存の施設を順次廃炉にしていけば、「2050年には原発がゼロになる」と言う。

ふたりの議論を読んでいると、どっちが与党でどっちが野党か分からなくなる。近藤さんは、「信号や病院、鉄道、空港」などをあげて大規模停電の被害を述べ、「国民の生活を守るために再稼働する」と述べる。だが、そんなことなら、私たちはすでに知っている。知りたいのは、その被害と原発事故が起きた場合の被害との比較である。どちらがよりリスキーで、被害が大きく、長期にわたって続くのか。

近藤さんの議論は、どこまで確保されているのか分からない原発の安全性を担保にしつつ、両者のリスクを比較することなく、「インフラが止まったら、あんたたちも困るだろう」と言っているにすぎない。このように原発のリスクには触れない「手法」は、財界やら経済官僚が原発を語る姿勢と似ている。

他方、河野さんの議論は、徹底して現実的である。原発事故のリスクを過小評価せず、かといって原発を全停止したままの状態も難しい。ならば、事故の再発を完全に防止した上で、最低限の原発のみ再稼働させる。そして、原発の新設はせず、いまある施設を順次廃炉にする。すべて廃炉になるまでの間に、いかにして代替エネルギーで電力をまかなっていくかを考える。

筆者は、河野さんの「脱原発」の姿勢を支持する。「原発推進」「脱原発」「反原発」。この三択で、読者のみなさんはどれを選ぶのだろうか。
(谷川 茂)



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「原子力規制庁」(新設)について

★これも、何だか「モタモタ」して先に進みません。どうしてかなと思っていたら、全然、与野党の目指す方向が違うんですネ??

民主党案は、これまで経済産業省の傘下にあったのを、そのまま環境省の傘下に移し、人事の交流は、幹部だけ禁止すると、大体このような案のようです。

★一方、自民公明両党は、共同で対案を出しました。それによると、公正取引委員会型の組織に完全に、変えて独立性を担保しようと言う内容です。

★どちらが、これまでの原子力監督行政の失敗を反省して、規制庁の骨格を決めようとしているかは、明らかです。公正取引委員会型のほうが、独立性が高いのは、分かりきった事です。民主党の案は、官僚が作ったものであることが、すぐに分かります。

★こんな、馬鹿な事で、もめていたのかと呆れてしまいました。と同時に、民主党の能力のなさにも、呆れました。完全に、「官僚丸投げ政権」ですネ!!!

★以下、ガジェット通信の記事に分かりやすい説明があるので、全文引用します。
政府が進める「原子力規制庁」法案のトリック――塩崎議員による問題指摘と対案解説
ガジェット通信 2012.05.06 04:30:52
http://getnews.jp/archives/205339
[ http://jpyer54s6b78f542skk756fer.blogspot.jp/2012/05/39820981274631.html ]

原子力規制機関の現状

「原子力規制」に関する議論が、5月の連休明けに早速加熱すると見られている。
政府は「原子力規制庁」法案を出し4月1日にスタートする予定だったが野党が反対し自民・公明からは「原子力規制委員会」案が出されることとなった。

福島の原発事故が計らずも明らかにしたことのひとつに、これまでの原子力の規制機関、具体的には「原子力安全・保安院」「原子力安全委員会」による規制のやり方には問題があったということがある。

そこで「原子力規制庁」をつくろうという案が政府から出されているのだが、しかしそれでは問題の解決にならないというのが野党側の意見。確かに一見、規制をおこなう「原子力規制庁」が独立したように思えるが、そこにはトリックが隠されているようだ。それではどうしたらよいのか。自民党の塩崎恭久議員に話をうかがった。(ききて:硬派経済ジャーナリスト磯山友幸氏、協力:東京プレスクラブ)
資料
http://px1img.getnews.jp/img/archives/iinkai05.jpg
インタビューで使われた原子力規制に関する解説図
動画版

http://youtu.be/ztWnVKHpJw4


テキスト版

磯山:政府が原子力規制庁法案を出してまして本来は4月1日にスタートするはずだったのですが野党がこれでは不十分だということで対案を出す、ということでした。そもそも政府案と野党案とはどう違うのですか?

塩崎:今までの原子力規制組織の問題点はなんだったかというと三つありました。一つは原子力の推進役と規制をする側が同じ組織の中にあって利益相反状態、やってはいけないことまでやってしまう。これが原子力村といわれてしまった一つの原因です。安全に徹しなければならない人が推進のことを配慮してやってしまう。これが最初の大問題です。

政府案
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磯山:同じ経産省の中に産業所管部局と資源エネルギー庁原子力安全・保安院がある。

塩崎:エネルギー庁っていうのは推進役です。それに対していままで原子力安全保安院というのがありました。これは規制側。ところがこれが同じ組織の中にありますからおおよそエネ庁の論理が勝ってしまって安全性が確保出来なかった。いいかげんなことをやってしまった。というのが問題です。

磯山:ということは産業所管部局と資源エネルギー庁、原子力保安院が一体となって安全を守る側と原発を推進する側と一体だったという話ですが具体的に推進側が主導して安全をおろそかにしたいった事例はあるのでしょうか?

塩崎:防災計画をつくりましょうとIAEAが言ってきたことがありました。それが2005〜06年くらいです。その時にJCOの事故というのがちょっと前にあってやっと熱りが冷めた所に「寝た子を起こすようなことではないか? この防災計画は!」という判断がエネ庁のほうにあったんだと思います。結果どうなったかというと保安院そのものが「防災計画はつくらない」ということを決めてしまいました。たぶんこれは「寝た子を起こすことになるんではないか」ということを推進側のエネ庁が判断をして規制側の保安院に命じた。推進側と規制側が一体となってしまって防災計画を作らなかったのではないかということです。今回のような事故が起きた時のことを決めておくということがそこで出来なかった。ですから推進役と規制役は一緒にしてはいけない。

磯山:政府案ですがどういう感じになっていてどこに問題があるか?
政府案
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自民公明案
http://px1img.getnews.jp/img/archives/ae887aae6b091e585ace6988ee6a188.jpg
塩崎:政府案はいままで経産省の下に保安院がぶら下がっていたのを環境省にぶら下げる規制庁という組織にしましょう。というふうにしています。一見推進役と規制役が独立したかのように見えますが実はこの長官というのは人事は全部環境省がやります、この長官人事は閣議で決まります。ということは総理を始めとした内閣が「この人がいいな」という人でなければならない。あるいはなったあとに罷免権が残ります。人事権は持ったままです。そうするとここが原発を再可動させるという安全判断をしたのに「安全ではないです」という判断を仮に行なったとしたら場合によっては経産省側が「手加減してはやく可動させてください」といって「そんなこと出来ません」といったら「わかりました、あなたには次からお願いしません」というので三ヶ月後に罷免をするようなことをほのめかしたら「わかりました、工夫して上手にやります」というようなことになってしまいます。そうすると安全に徹しない組織になってしまう。

磯山:今回、野党がまとまって、対案を出されたということですが、中身はどういう感じなんでしょうか?

塩崎:ここにあるように我々は、すべての役所から独立しているという「いわゆる」三条委員会(公正取引委員会がありますが)そういう自まかないで権限もある、予算も自分で決める、人事も自分でやるという。
そういうことによって、政治からの影響や他の行政からの影響を完全に排除して、そして自ら政府のどこにでも勧告ができるようにする。ですから環境省除染とか放射性瓦礫の処理をやりますから、その安全基準をつくるのは、当然原子力規制委員会であり、ここが環境省に向かって勧告を出すことができるわけです。

磯山:細野大臣が「危機が起きた時こそ、政治家が出ていかなくてどうするんだ」と国会答弁で仰ったんですが、それに対して塩崎さんは「それこそが菅直人リスクなんだ」と。ある意味、(細野大臣の発言は)国民にわかりやすい言い方なんですが、それは、なんでだめなんでしょうか?
緊急時の対応
http://px1img.getnews.jp/img/archives/iinkai03.jpg
塩崎:我々が言っているのは、原子炉の扱いをどうするか、つまり問題が起きてメルトダウンだと。これを、どうやって抑えこんでいくのかという専門技術的なことについては、政治家が訳もわからないのに「右に行け左に行け」ということを言っちゃいけませんと言っているので。例えばですね、瀕死の重傷の患者さんを診ようとしているお医者さんに「あんたちょっとどけ」と。総理が「命を預っている俺が診断する」と言ったら家族は皆「やめてください」と言うでしょう? やはりお医者さんに見てほしいと。そのところだけを言っているのであって、後は、この専門組織が判断して「これは放水しないといけない」という時は、総理にお願いして「やって下さい」と。そうしたら総理は「よしわかった」というんで、自衛隊に放水せよと命令をする。
非常に緊密な連携をしないといけないということは間違い無いんですけれど。だからといって、素人が専門的なところの判断をやるということは、ありえないということだと思うんです。

磯山:その意味では、前回の例で言うと菅首相は本来やるべきでないことまで、踏み込んでやってしまった?

塩崎:「ベントをやれ」「海水注入をやめろ」と言ったとのことですが、これは吉田所長が無視したという話です。これはいい意味で良かったんですけれど。命令する権限が大臣にあるのに対して、総理が命令しろといっている訳ですから。それともう一つは、例えば、浜岡原発を止めるとか、そういうものは、本部長が言うことでしたら無視できないわけですよ、今の法律体系では。で、政府案はまったく同じ法律体系のままでやろうとしているから、相変わらず「菅直人リスクはあります」ということなんですね。

(以上)
塩崎恭久議員に話をうかがった

インタビューフルバージョン:【原子力規制庁】塩崎恭久議員、政府案に対する野党対案の説明

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【原子力規制庁】塩崎恭久議員(自)政府案に対する野党対案の説明
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