「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

黒い物質マップ及びアルファ線マップの紹介 及び 黒い藍藻(生体濃縮)情報提供の呼びかけについて

★阿修羅♪ >
黒い物質マップ及びアルファ線マップの紹介 及び 黒い藍藻(生体濃縮)情報提供の呼びかけについて
http://www.asyura2.com/12/genpatu23/msg/658.html
投稿者 宮島鹿おやじ 日時 2012 年 5 月 13 日 04:48:53: NqHa.4ewCUAIk

写真URL
http://www.asyura.us/bigdata/up1/source/8497.jpg

まずは、以下の二つのマップをご紹介します。

1.南相馬市を中心として、高濃度に汚染された「黒い物質=主に藍藻」に関する情報をまとめたもの
http://maps.google.co.jp/maps/ms?msid=208348429529311620996.0004be6c4d6bc326ab9b6&msa=0


2.南相馬を中心として、マンホールの蓋、鉄板などの金属部分から測定されたアルファ線に関する情

国会事故調に東電・勝俣会長〜「当事者意識なし」あらわに(OurPlanet-TVから)

OurPlanet-TV
国会事故調に東電・勝俣会長〜「当事者意識なし」あらわに
投稿者: ourplanet 投稿日時: 月, 05/14/2012 - 14:36
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1362

★URL に動画2本あり。
以下、文章引用
東京電力福島第1原発事故を検証している国会事故調査委員会(委員長=黒川清・元日本学術会議会長)は14日、東電の勝俣恒久会長を参考人として招き、公開で事情聴取を行った。
 
事故時、東京電力のトップである勝俣会長と清水社長の双方が、本店に不在だったことに関して、勝俣会長は、清水社長が奈良県でプライベートな旅行をしていた件について、事故後に知ったと回答。また、帰国までの間、勝俣氏自身は、電源車や海水注入の検討について、詳しく聞かされていなかったとした。
 
事故対応については、現場の最高司令官は吉田所長といいながらも、官邸から海水注入の中止の命令があったことについて質問されると、「原子力災害本部長であり、日本の総理である菅総理から指示されるたので仕方なかった。短時間で説得できれると思った」と回答した。これに対して、蜂須賀禮子委員(大熊町商工会会長)は「東電の方には、何人もお話を聞いたが、どなたも何も責任がないかのような回答に聞こえる」と厳しく責任を追及。しかし、勝俣氏は「厳しいというか、貴重なご意見」を返ししたため、会場から失笑が漏れた。
 
このあと野村修也委員(弁護士)が、2004年のスマトラ沖地震を踏まえ、保安院が2006年に「想定外の津波が来れば電源喪失の恐れがある」などとする文書を、東電の上層部あてに届けたことを指摘。この文書が、東電社内の伝達がミスで経営者に届いていなかったとして、対策が出来なかったことに対して質疑が行われたが、勝俣会長は、終始「津波を想定していなかった」ことが原因と回答。「今から思えば、対策できることはあった」としながらも、「人災」の側面については否定した。
 
傍聴に訪れていた双葉町の井戸川町長は喪服を着用。勝俣会長の参考人招致について問われると、「本当にゆるせない。反省している言葉が安っぽく残念。避難したくても、避難できない子どもがたくさんいる。福島県内は、核実験場そのもの」と述べ、怒りをぶつけた。
(以上、引用終り)

★であるのに、新聞は以下のような報道をしています。新聞の報道は、随分内容を、変えているというべきか、歪曲しているように感じます。皆さんも、両方を較べて考えてみて下さい。


(1)福島第1原発:事故直後の菅氏の対応批判 東電会長
毎日新聞 2012年05月14日 23時30分(最終更新 05月14日 23時42分)
http://mainichi.jp/select/news/20120515k0000m010122000c.html
(全文引用)

 東京電力勝俣恒久会長は14日、福島第1原発事故の原因を調べている国会の事故調査委員会(委員長、黒川清・元日本学術会議会長)に参考人として出席した。事故翌日に吉田昌郎前所長が菅直人前首相の原発視察の対応に時間を取られたことについて「所長は事故復旧に全力を尽くすべきだ。あまり芳しいことではない」と述べ、菅氏の対応を批判した。

 勝俣氏は「(所長は)混乱の極みの中でいろいろ指示をしなければならなかった。全部ではないが私にも対応は可能だった」として、菅氏が視察後も吉田氏と携帯電話で直接やりとりしていたことにも不快感を示した。

 一方、勝俣氏と清水正孝前社長のトップ2人ともが事故当日、出張中だったことについては「当時社長の予定は把握していなかったが、把握していても(出張をやめるよう)強く言えたかは分からない」と述べた。【奥山智己】



(2)菅前首相の視察、処理妨げに…事故調で東電会長
(2012年5月14日23時27分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120514-OYT1T01014.htm
(以下、全文引用)
 国会の「東京電力福島原子力発電所事故調査委員会」(黒川清委員長)は14日、東京電力勝俣恒久会長を参考人として招致し、公開で質疑を行った。

 勝俣氏は福島第一原発事故について、「反省する課題は多々ある。大変な迷惑をかけて申し訳ない」と陳謝した。

 勝俣氏は、菅前首相が事故翌日に同原発を視察したことについて、「(当時の)吉田昌郎所長らが対応したが、所長は事故の復旧に全力を尽くすのが一番大事だった」と述べ、首相視察が事故処理の妨げになったとの認識を示した。

 さらに、「(所長に)電話での照会が、首相や首相補佐官からダイレクトにあった。芳しいものではない」と、菅前政権での首相官邸の対応に不満を述べた。

森はまだ生きているのだろうか〜南風椎(はえ・しい)の「森の日記」から

南風椎(はえ・しい)の「森の日記」
森はまだ生きているのだろうか
2011.07.27 Wednesday
http://blog.greetings.jp/?eid=266

この森に住みはじめて10年になる。
ここ数年は本来の仕事を再開したので、森に出ることは少なくなっていた。
でもそれまでの6,7年間は一年中毎日朝から外に出て、里山仕事、野良仕事、庭仕事をやっていた。だから四季それぞれこの森のどこで何が起きていて、ぼくが何をしなければならないか、は完璧に把握していた。

ところが3.11以降、森はすっかり顔が変わってしまった。
ぼくが知っている森ではなくなったのだ。
小鳥がこなくなったことは震災の一週間後に「沈黙の春?」という日記で書いた。状況はその後も変わっていない。小鳥たちは皆無ではないけど、ごくたまに1,2羽見かけるだけ。以前のように群れをなして飛んでくることはなくなった。

夏になってからはセミがいない。去年も酷暑のせいでセミが少ないと書いたが、今年は少ないのではなく、いないと言ってもいい。しかし皆無ではない。ときどきカナカナが一羽、ミンミンが二羽とか鳴いているのが聞こえるくらい。数えられるのがさみしいね。東京からきた小学生が「うるさーい!」と両耳をおさえるようなセミ時雨の森だったのに。

この森の蚊は数が非常に多く凶暴であると、日記に書いたことがある。
蚊もいなくなった。おとといは試しにノースリーブのTシャツに半ズボンという無謀きわまりない出で立ちで、森を20分ほど散歩した。去年までなら全身腫れ上がるほど刺されただろうに、両足を一カ所ずつ刺されただけだった。蚊が皆無でないとわかってほっとしたほどだ。

アゲハなどの蝶はわりに見かける。つい最近まで何ヶ月も安全なサナギに包まれていたからではないだろうか。

クモの巣がなくなった。去年までは家の周りを歩くのにも、長い棒を持って巣を払いながらじゃなきゃ歩けないほどクモたちはたくさんの巣を張りめぐらせていた。
今年は低い木陰をのぞきこんで探しても見つからない。皆無だ。
クモ自体が消えたのか、巣を張ってもつかまる虫がいないためやめてしまったのかはわからない。

この森が異常な事態であることは断言してもいい。
街のコンクリートやアスファルトに積もった放射能は雨が流してくれるけど、土や草むらに降る放射能は積もり続けるので危険だとも聞いた。
森は土と草むらの上に乗っかっているものなのだ。

昔教わった生態学の基礎の基礎はこうだった。
「虫や鳥や木が消え始めたら、次は人間が消えていく番だ」

ぼくたちは今、知らされているよりはるかに大きな危機の中で茫然と立ち尽くしているだけなんじゃないか、という思いは日々強くなっている。

「虫や鳥や木が消え始めたら、次は人間が消えていく番だ」院長の独り言

院長の独り言
2011年12月30日
「虫や鳥や木が消え始めたら、次は人間が消えていく番だ」
http://onodekita.sblo.jp/article/52612963.html

(一部、前の記事と重複します。以下重複部分)
南風椎の「森日記」から
森はまだ生きているのだろうか2011.07.27 Wednesday
この森に住みはじめて10年になる。
ここ数年は本来の仕事を再開したので、森に出ることは少なくなっていた。
でもそれまでの6,7年間は一年中毎日朝から外に出て、里山仕事、野良仕事、庭仕事をやっていた。だから四季それぞれこの森のどこで何が起きていて、ぼくが何をしなければならないか、は完璧に把握していた。

ところが3.11以降、森はすっかり顔が変わってしまった。
ぼくが知っている森ではなくなったのだ。
小鳥がこなくなったことは震災の一週間後に「沈黙の春?」という日記で書いた。状況はその後も変わっていない。小鳥たちは皆無ではないけど、ごくたまに1,2羽見かけるだけ。以前のように群れをなして飛んでくることはなくなった。

夏になってからはセミがいない。去年も酷暑のせいでセミが少ないと書いたが、今年は少ないのではなく、いないと言ってもいい。しかし皆無ではない。ときどきカナカナが一羽、ミンミンが二羽とか鳴いているのが聞こえるくらい。数えられるのがさみしいね。東京からきた小学生が「うるさーい!」と両耳をおさえるようなセミ時雨の森だったのに。

この森の蚊は数が非常に多く凶暴であると、日記に書いたことがある。
蚊もいなくなった。おとといは試しにノースリーブのTシャツに半ズボンという無謀きわまりない出で立ちで、森を20分ほど散歩した。去年までなら全身腫れ上がるほど刺されただろうに、両足を一カ所ずつ刺されただけだった。蚊が皆無でないとわかってほっとしたほどだ。

アゲハなどの蝶はわりに見かける。つい最近まで何ヶ月も安全なサナギに包まれていたからではないだろうか。

クモの巣がなくなった。去年までは家の周りを歩くのにも、長い棒を持って巣を払いながらじゃなきゃ歩けないほどクモたちはたくさんの巣を張りめぐらせていた。
今年は低い木陰をのぞきこんで探しても見つからない。皆無だ。
クモ自体が消えたのか、巣を張ってもつかまる虫がいないためやめてしまったのかはわからない。

この森が異常な事態であることは断言してもいい。
街のコンクリートやアスファルトに積もった放射能は雨が流してくれるけど、土や草むらに降る放射能は積もり続けるので危険だとも聞いた。
森は土と草むらの上に乗っかっているものなのだ。

昔教わった生態学の基礎の基礎はこうだった。
「虫や鳥や木が消え始めたら、次は人間が消えていく番だ」

ぼくたちは今、知らされているよりはるかに大きな危機の中で茫然と立ち尽くしているだけなんじゃないか、という思いは日々強くなっている

(重複部分、終わり)



2011.12.30(金)の熊日朝刊
画像URL
http://onodekita.sakura.ne.jp/sblo_files/onodekita/image/2011123001-thumbnail2.jpg
2011123001.jpg
 なぜ、原因不明なのでしょうか。もちろんまちがいかもしれませんが、放射能の影響も考えられると書くべきではないかと私には思えます。


Atmospheric dispersion of radionuclides from the Fukushima-Daichii
nuclear power plant
http://cerea.enpc.fr/en/fukushima.html

画像URL
http://onodekita.sakura.ne.jp/sblo_files/clinicmemo/image/2011123003-thumbnail2.jpg
2011123003.jpg
 このように、非常に広範囲にわたって汚染されています。もちろん、シベリアさえ例外ではありません。なぜ、放射能が予想される被害については、「風評」「原因不明」としか記事にならないのでしょうか。

 そして、その影響は海外にも及んでいます。

これは、ドングリの不作を指摘している記事(米国)
画像URL
http://onodekita.sakura.ne.jp/sblo_files/clinicmemo/image/2011123004-thumbnail2.jpg
2011123004.jpg


EX-SKF-JP から
http://www.msnbc.msn.com/id/45800485/ns/technology_and_science-science/
日本語文のみ採用させていただきました。いつもありがとうございます。

アラスカのアザラシの原因不明の病気、福島からの放射能の影響を調査
http://ex-skf-jp.blogspot.jp/2011/12/blog-post_28.html
ロイター通信(2011年12月27日)シアトル発−アラスカの科学者達は、アラスカのアザラシが日本の福島原発からの放射能で病気になっているかどうかを調査している。
病気の、あるいは死亡したワモンアザラシが7月から数十匹、アラスカの北極圏海岸に打ち上げられているが、これらのアザラシは原因不明の病気による後足ひれからの出血、鼻と目の周りの皮膚の炎症、毛皮の毛が抜ける、などの症状を見せている。
最初、生物学者たちは何らかのウィルス性の病気だろうと考えていたが、そのウィルスを特定することは現在まで出来ておらず、放射能が原因の一つかどうかのテストが現在行われている。
「セント・ローレンス島の近くで捕獲された病気のアザラシから取った体組織のサンプルを受け取りました。放射能を調べてくれ、という要望です」、というのは、アラスカ大学フェアバンクス校の海洋科学研究所のジョン・ケリー名誉教授。
「地元の人々の間では、これは福島原発の事故と何らかの関係があるのではないか、という心配が出ている」、と教授は言う。
「テストの結果が出るのは早くても数週間後になる。」
米国太平洋岸では、3月の日本での地震と津波以降、水の検査では特に通常より高い放射能は検出されていない。この地震と津波によって福島原発で複数のメルトダウンが起こり、周辺地域から数万人の人が避難を余儀なくされた。
米国の海洋・大気庁(NOAA)、野生動物庁はここ数週間、病気のアザラシの原因究明に当たっているが、現在までのところ答は出ていない。

写真の解説によると、アザラシの症状は後ひれの出血、口内出血、抜け毛、鼻と目の周りの皮膚の炎症。このようなアザラシが、7月の下旬から打ち上げられるようになった、とのことです。写真を見る限り、抜け毛などという生易しいものではなく、毛がほとんど残っていない状態のように見えます。なんともかわいそうな姿です。
画像URL
http://onodekita.sakura.ne.jp/sblo_files/clinicmemo/image/2011123005-thumbnail2.jpg
2011123005.jpg

 日本各地、そして世界で何が起きているのでしょう。本当にフクシマは収束したのでしょうか。

「portirland」 から転載「放射線防護のしかた」

「portirland」 から転載
「放射線防護のしかた」
http://portirland.blogspot.jp/p/blog-page_04.html

(以下、全文そのまま連載)
放射線防護の仕方
cmk2wlさんに許可を得て、転載しました。



放射線防護の仕方1 ●スイスの拡散予報を注視して、東京にフォールアウトがくる時は外出しない(google[スイス 拡散予報]で到達します)
cmk2wl 2011/11/24 05:30:38
http://www.meteocentrale.ch/en/weather/weather-extra/weather-in-japan.html
日本語ページ
http://www.meteocentrale.ch/ja/weather/weather-extra/weather-in-japan.html

放射線防護の仕方2 ●外出時は、市販されているサージカルマスクは2重か、その間にきっかりのサイズの濡らした綿を挟んで3重にする(大きい粒子を吸い込まないのであれば御の字です)フィッティングをいつも確認する。吸い込んでしまったら致死的なホットパーティクルが飛散しています。
cmk2wl 2011/11/24 05:31:53

放射線防護の仕方3 ●風のある日は、爆発が繰り返されるのと同じなので外出をしない。
cmk2wl 2011/11/24 05:32:24

放射線防護の仕方4 ●放射性ヨウ素等は髪の毛から体内に吸収されるので、帽子を被る(今でもヨウ素が検出されています)
cmk2wl 2011/11/24 05:32:55

放射線防護の仕方5 ●帰宅したら、すぐに冷水か、ぬるま湯のシャワーを浴びる(長時間付着させておかない)
cmk2wl 2011/11/24 05:33:50

放射線防護の仕方5の補遺 冷水か、ぬるま湯のシャワーから浴びるのは、放射性物質が非常に小さく(ミクロン単位)熱いお湯から浴びると毛穴が開いて、そこから放射性物質が侵入してしまうため。 @nigiam
cmk2wl 2011/11/30 18:07:45

放射線防護の仕方6 ●ヘアコンディショナー(リンス)は放射性物質と結合するので使用しない(化粧品の類いも危ないと思ったほうがいいです)たぶん、ヘアカラーも。
cmk2wl 2011/11/24 05:34:54

放射線防護の仕方7 ●失明と白内障を予防する為に、目の周りと睫毛を水でよく洗う。
cmk2wl 2011/11/24 05:35:46

放射線防護の仕方8 ●外出時は花粉症用の眼鏡をかける。
cmk2wl 2011/11/24 05:36:14

みなさん、花粉症用のメガネを早めに買い求めてください。顔のラインにフィットしなければ、真ん中の部分に濡れた綿をまいて、ライターであぶります。うまく加工できれば顔に密着させる事ができます。パリミキで売ってます。
cmk2wl 2011/11/28 11:13:26

放射線防護の仕方9 ●人混みは避けて、電車等のシートには座らない。ホットスポットに座ってしまったら、膨大な放射能をあびる事になります。
cmk2wl 2011/11/24 05:36:47

放射線防護の仕方10 ●手をよく洗う。地面に手をついたり、手すりにさわった手で、絶対に食事をしない。
cmk2wl 2011/11/24 05:37:41

放射線防護の仕方11 ●放射性物質のいくつかはベタベタしていることに留意する。
cmk2wl 2011/11/24 05:38:16

放射線防護の仕方12 ●洗濯は頻繁に(特にズボン。生殖器に近いので)。洗濯してもあまり落ちないという説もあります。化学的な洗剤より、重曹や水洗いだけの方が無難だと思います(私見)
cmk2wl 2011/11/24 05:40:33

放射線防護の仕方13 表面密度の高いツルツルした素材の服を外側に身につける。セーター、フリース等、起毛した素材を外側にして着用しない。
cmk2wl 2011/11/24 06:23:06

放射線防護の仕方14 いつでも長袖、長ズボン。
cmk2wl 2011/11/25 01:46:49

放射線防護の仕方15 靴には直接さわらないように注意する。 靴下を脱いでからズボンを脱ぐ。
cmk2wl 2011/11/25 01:48:42

放射線防護の仕方16 部屋では部屋着。外で着ていた衣類は室内では着用しない。
cmk2wl 2011/11/25 01:52:14

放射線防護の仕方17 普通の掃除機は使用しない。堆積した放射線物質を空中に拡散して吸い込む。マスクをしてモップやぞうきんだけで掃除。
cmk2wl 2011/11/25 11:57:37

放射線防護の仕方18 幹線道路付近は歩かない。福島では出入りをする車の除染をしていないので、タイヤに付いた放射性物質が道路から距離を延ばして、車の風で舞い上がる。走行する車内は内気循環にして、けっして窓はあけない。
cmk2wl 2011/11/25 12:04:25

放射線防護の仕方19 人や車が集まるところは、汚染度が高くなるという事に留意する。
cmk2wl 2011/11/25 12:06:03

放射線防護の仕方20 手洗いの洗車はしない。セシウムは金属に結合しやすい。塗装が痛んでも必ず洗車機を利用する。
cmk2wl 2011/11/25 12:11:37

放射線防護の仕方21 オイルヒーターなどを使用して、室内に風が起らないようにする。エアコンはフィルターを頻繁に掃除。不織布などを(自分の責任で)エアコンの吸入口につけて、使い捨てにする。
cmk2wl 2011/11/25 14:29:46

放射線防護の仕方22 衣類と体が静電気を帯び、埃を引き寄せないように、アース(地面に接触)している金属などにたまに触れる(手はよく洗う)
cmk2wl 2011/11/25 16:01:47

放射線防護の仕方23 雨の日は外出を控える。絶対に雨に濡れてはいけない。
cmk2wl 2011/11/25 17:01:43
Content from Twitter

放射線防護の仕方24 洗濯ものは室内に干す。風の強い時。フォールアウトがある時に干したものは汚染されている。
cmk2wl 2011/11/25 22:19:39

放射線防護の仕方25 家電製品。ディスプレイ。プラスティック製品には汚染物が付着し易い事に留意する。
cmk2wl 2011/11/25 22:21:22

放射線防護の仕方26 屋根からも、地表からも離れた中層階のコンクリートの建物に居住する。
cmk2wl 2011/11/25 22:31:27

放射線防御の仕方27 外での運動はあきらめる。
cmk2wl 2011/11/25 23:05:01

放射線防御の仕方28 窓の近くで寝ない。部屋の中心部に寝床を設ける。
cmk2wl 2011/11/25 23:10:23

放射線防御の仕方29 甲状腺の所見に異常がみられると言われても、検査薬の服用は(自分の判断で)拒否する。ヨウ素131が4メガベクレルの検査薬を飲まされる可能性が高い(出産年齢を過ぎた年配の人)
cmk2wl 2011/11/26 02:13:24

放射線防御の仕方30 屋外にあるものは、たとえほうきやちりとりであっても全て汚染物として扱う。
cmk2wl 2011/11/26 03:12:55

放射線防御の仕方31 ドライクリーニングで使用されるホワイトガソリン(水を使わないからドライ)が、放射性物質とどのように関係するのかわからない。安全性が確認されるまで、衣類をドライクリーニングに出さない。
cmk2wl 2011/11/26 03:47:28

放射線防御の仕方32 爪は垢が入らないように短く切る。
cmk2wl 2011/11/27 00:23:24

放射線防護の仕方33 家にHEPAフィルターを取り付ける。隙間を埋めて密閉度を高め、換気扇を「弱」で強制排気(陰圧にする)。一箇所だけ空けた吸気口にHEPAフィルターをガムテープなどで取り付ける。有効な手段です。 http://t.co/m5VzE1Cy
cmk2wl 2011/11/27 03:41:14

放射線防護の仕方33の補遺部屋を密閉する時は、シンクの下の下水管と床の隙間なども丁寧にシーリングする。思わぬところから外気が入ってくるので、換気扇を「強」にしてドライアイスや線香などの煙で外気の侵入口を確認。窓は開けない。部屋がカビっぽくなった場合はエアコンで対応する。
cmk2wl 2011/11/27 03:48:00

放射線防護の仕方33の補遺その2 HEPAフィルターは多種類あり、なるべく厚手のものを選ぶ。大きすぎた場合には大型のよく切れるカッターナイフで切断。断面から活性炭がこぼれるが丁寧にもどして粘着力の強いガムテープで切断面の処理をする。写真は4分の1に切ったもの。2枚重ねてもよい。
cmk2wl 2011/11/27 04:24:41

放射線防護の仕方33の補遺 その3 エアコンの排水ホースから外気が侵入してくる場合もあるので、エアコンを使用しない場合には外の排水ホースに栓をする。但し、その状態でエアコンを使用するとエアコンから水が漏れるので十分に注意する。
cmk2wl 2011/11/27 04:33:27

放射線防護の仕方34 家電製品はアースを取る。コンセントにアースがない場合には、銅の棒を地面にさしてコードで家電製品の金属部分に接触させる。静電気を帯びにくくして汚染物の付着を防ぐとともに、非電離放射線「電磁波(電場のみ)」の影響も抑えられる。電磁波も放射線だという事に留意する。
cmk2wl 2011/11/27 08:35:36

放射線防護の仕方35 地表の線量と空間線量は、人体に対する影響がまったく違うという事に留意する。空間線量が高い時は、空気中にある核種(線源)をダイレクトに呼吸器に取り込む。空間線量が高ければ屋内退避をする。風の強い時も同様。
cmk2wl 2011/11/28 19:46:13

放射線防護の仕方36 バイクや自転車での幹線道路の走行はしない。(粘度の高い、乾燥しにくい接着剤を塗布したタフタを貼付けた車で4時間走行後、タフタから12.8μSv/h を観測している)@JYCEagara 様 観測
cmk2wl 2011/11/28 21:56:47

放射線防護の仕方37 食器類や食べ物をそのままの状態で置かない。かならず戸棚にしまうか蓋をする。
cmk2wl 2011/12/14 22:42:13

放射線防護の仕方38 ICRPモデルは外部被曝を言っています。それを引用した学者やメディアの言葉に耳を傾けては、放射線防護は難しくなります。 ECRRやドイツ放射線防護協会のモデルが、呼吸や食事をする人間にとって正しい。
cmk2wl 2011/11/30 21:20:35

放射線防護の仕方39 被曝は積算。3月11日から、自分と家族がどれだけの被曝をしたのか、おおまかな計算をする。 福島から200キロ範囲に居住している場合は、被曝量が事故前の1ミリシーベルト/年 を超えているので、安全な範囲は既に超えている事を自覚する。
cmk2wl 2011/11/30 21:28:13

放射線防護の仕方40 自分の生活圏に近い、信頼のできる線量計をいつも確認する。空間線量が高い時は内部被曝に直結するので、最も危険だということに留意する。
cmk2wl 2011/11/30 23:19:58

放射線防護の仕方41 ある程度長時間外に出していたものは、放射化している。触る時は細心の注意を払う。
cmk2wl 2011/11/30 23:49:21

放射線防護の仕方42 東京であっても外は放射性管理区域。3月は放射性ヨウ素だけでその倍のレベルだった。行政や自治体が測定しているのは現在でも一部の核種にすぎず、実際には200種類もの核種が存在している。管理区域であっても「線源」が舞い飛んでいるの事は稀。
cmk2wl 2011/11/30 23:54:01

放射線防護の仕方43 近隣で「小児白血病」の患者が複数人出た場合は、その環境に「何か」があるという事に留意する。稀にしか出ない病気で「炭坑のカナリア」と同じ。
cmk2wl 2011/12/01 04:36:01

放射線防護の仕方44 「誰かが自分を守ってくれる」という幻想は捨てる。 マメに空間線量をチェックして、線量が高い場合には細かい情報を添付した上で躊躇せずSNSで伝える。機器の不具合や正誤の可能性を自分で斟酌していると手遅れに。 そうする事が人と自分の家族を守ることにつながる。
cmk2wl 2011/12/01 10:40:15

放射線防護の仕方45 天然の放射性物質(カリウム等)があるからと、人工放射性物質の影響を過小評価する言葉に耳を傾けてはならない。天然のものは進化の過程で生体が適応していてどんどん排出されるが、人工放射性物質のほとんどが生体に長期間蓄積される。パワーも違う。
cmk2wl 2011/12/01 10:55:24

放射線防護の仕方46 神学論争になってしまうので、放射能に関する議論はしない。テレビや新聞からのインプットを会話で払拭することはできないだけでなく、逆に引き返せなくなった相手の論理を強化してしまう。信頼できるエビデンスを開示して説得。瓦礫の焼却などに数の力で対抗する。
cmk2wl 2011/12/01 17:17:29

放射線防護の仕方47 1ミリの距離にあった放射性物質が、体内に入って1ミクロンまで近づけば、その影響(強さ)は100万倍になる。距離をあける事が肝要。
cmk2wl 2011/12/01 19:43:58

放射線防護の仕方48 おおまかな被曝量の計算をする。通勤通学経路の線量の平均を出して(ガイガーカウンターを持ってなくても、Youtubeや測ってガイガーサイト等で確認)その線量に移動時間。滞在時間を掛ける。この際、線量が高い地域はバックグラウンドの線量を無視してもよい。
cmk2wl 2011/12/02 22:59:58

放射線防護の仕方48の補遺 3/15日16日21日に東京にいたのなら、3000μSvの被曝をしているとして、日常生活で算出した値を+する。  0.3μSv/hの環境に一日8時間いたのなら (2.4μSv × 約240日分)+3000μSv= 3576μSvの被曝 つづく
cmk2wl 2011/12/02 23:13:40

放射線防護の仕方48の補遺その2 東京の場合、海外の気象予測からこれまで約47日フォールアウト(死の灰)が降下している。この時の被曝量を一日 10μSvと仮定して 470μSv 上述した3576μSvと合算すると 4046μSv。 大まかな計算だが、何かを指標にするしか方法はない
cmk2wl 2011/12/02 23:18:38

放射線防護の仕方48の補遺その3 本郷キャンパス東大アイソトープ研究所の測定では、呼吸で一時間に約0.5μSvの被曝をしている。(これは内部被曝なので、実効線量とすれば数値ははるかに大きくなる)マスクをしていなかった場合には、外出時間に240日を掛けて。上記の数値に加算する。
cmk2wl 2011/12/02 23:31:16

放射線防護の仕方48の補遺その4 品川区民の場合は、11月26日の空間線量からみて、+1700μSvする。 3月は放射性ヨウ素が8万ベクレルもあったので、これもある程度斟酌するとよい。
cmk2wl 2011/12/02 23:47:31

放射線防護の仕方48の補遺その5 道路で仕事をする職種(バイク便など)の場合は、一時間の走行で 4.3μSvの被曝をしている(実際には内部被曝もかなり)走行時間に掛けて、合算する。
cmk2wl 2011/12/03 00:06:20

放射線防護の仕方48の補遺その6 ここまで、実際の数値と控えめな数値とをまぜて提示しましたが、3/15からまったく防護をしていなかった場合は、 20000μSv(20ミリシーベルト)に限りなく近づいていると想像します。国が20ミリシーベルトを暫定基準値にしようとした意味が…。
cmk2wl 2011/12/03 00:17:08

放射線防護の仕方(食品編)1 水道水は汚染されている。自治体の計測で”ND”と出ていても、限られた核種のみの測定。トリチウムに汚染されている場合には、どんな濾過も通用しない。なるべく西でボトリングされた水を。乳幼児には特に配慮するべき。
cmk2wl 2011/12/03 20:11:15

放射線防護の仕方(食品編)2 安全とされた食品でも、それだけを食べるのではなく、できるだけまんべんなく(安全とされた)いろんな物を食べるようにする。限られたものだけを食べていて、それが汚染されていた場合には悲劇になる。
cmk2wl 2011/12/03 19:58:50

放射線防護の仕方(食品編)3 大量に被曝してしまった場合、塩辛いものを摂取する。「爆弾をうけた人には塩がいい。玄米飯にうんと塩をつけてにぎるんだ。塩からい味噌汁をつくって毎日食べさせろ。そして、甘いものを避けろ。砂糖は絶対にいかんぞ」秋月辰一郎『死の同心円―長崎被爆医師の記録』
cmk2wl 2011/12/03 20:02:05

放射線防護の仕方(食品編)4 発酵食品が良いとチェルノブイリのかけはしの野呂美香さんは講演で伝えている。
cmk2wl 2011/12/03 20:03:54

放射線防護の仕方(食品編)4の補遺(要約)切断されたDNAの修復には酵素の力が必要。酵素は生の果物、野菜、漬け物に含まれる。ビタミンミネラル。ちゃんと醗酵した酵素を沢山取る事。ジュースでも絞って25分以上たったものは酸化して酵素がなくなってしまう。野呂美香
cmk2wl 2011/12/06 18:47:28

放射線防護の仕方(食品編)4の補遺2(要約)ペクチンが放射能を排出する。毎日摂取すれば25パーセントから50パーセントぐらい排出される。お腹のすいた時に酵素の入ったものを食べる。野呂美香
cmk2wl 2011/12/06 19:36:31

放射線防護の仕方(食品編)4の補遺3(要約)酸化したものを食べると酵素を浪費する。抵抗力を落とす。野呂美香
cmk2wl 2011/12/06 18:49:53

放射線防護の仕方(食品編)4の補遺4(要約)あまりにも毎日のメニューが豪華になっています。すごい単品の方がいいです。食品によって分解する酵素ぜんぶ違うので酵素を浪費する。豪華メニューは酵素を浪費する(カツ丼等)。野呂美香
cmk2wl 2011/12/06 18:52:06

放射線防護の仕方(食品編)4の補遺5(要約)ごちそうで消化に酵素を使うと全身の酵素が使われてしまう。優先して酵素が使われてしまう。その分抵抗力が落ちる。眠くなるのです。野呂美香
cmk2wl 2011/12/06 18:53:43

放射線防護の仕方(食品編)5 放射能は物質や体を酸化させる。ゆえに、スナック菓子などの「酸化している食品」の摂取を控える。(野呂美香さん講演内容より)
cmk2wl 2011/12/03 20:06:08

放射線防護の仕方(食品編)6 牛乳と野生のキノコ類の摂取は控える。チェルノブイリの人体汚染は牛乳から。キノコは根が広く、汚染を集積しやすい。
cmk2wl 2011/12/03 20:22:07

放射線防護の仕方(食品編)7 ウラジーミル・バベンコ副所長 最初は野菜。野菜と果物はとにかく「洗って、むいて、また洗う」ことが大切だ。まず表面を流水でよく洗い、放射性物質を取り除く。
cmk2wl 2011/12/11 01:18:48

放射線防護の仕方(食品編)8 バベンコ副所長 その後、葉物野菜ならば外側の3、4枚の葉は捨てる。長ねぎも表面の皮1枚ははぎ取る。そのほかの野菜も皮の部分に放射性物質が多く取り込まれているので皮をむく。
cmk2wl 2011/12/11 01:19:00

放射線防護の仕方(食品編)9 バベンコ副所長 普段は皮を むかないキュウリやナス、トマトなどの皮もむこう。ヘタの部分も大きくカットする。そして、最後に再び流水で洗う。
cmk2wl 2011/12/11 01:19:11

放射線防護の仕方(食品編)10 バベンコ副所長 キノコは特に放射性物質が沈着しやすい。十分注意が必要だ。キノコの種類によっても違う。傘の部分に多く付着していることが多いので傘の表面を薄くそぎ落とす。そして数時間塩水にさらしておく。このとき酢やクエン酸を加えると除染効果は高くなる
cmk2wl 2011/12/11 01:20:45

放射線防護の仕方(食品編)10の補遺 キノコ類は根から吸い上げるという説もあります。バベンコ副所長の説が正しいのかどうか…。結果がでるまで、摂取を控えたほうがいいと思います。
cmk2wl 2011/12/11 02:27:10

放射線防護の仕方(食品編)11 バベンコ副所長 最後は野菜と同様に流水で洗う。手間はかかるが、目に見えない放射能と闘うのだから仕方がない。
cmk2wl 2011/12/11 01:20:59

放射線防護の仕方(食品編)12 バベンコ副所長 肉や魚からも放射性物質を取り込む可能性は高い。特にセシウムは動物の内臓系に取り込まれやすく、ストロンチウムは骨組織に沈着する。
cmk2wl 2011/12/11 01:21:10

放射線防護の仕方(食品編)13 バベンコ副所長 塊の肉は薄切りやブツ切り、ひき肉にして2%の塩水にさらす。このときにビタミンCや酢を加えると効果が高くなるばかりか、肉の栄養分の流出も食い止めてくれる。そしてその状態でひと晩置く。
cmk2wl 2011/12/11 01:22:25

放射線防護の仕方(食品編)14 肉は時間がないときはゆでる方法もある。沸騰したお湯で8〜10分間ゆでるのも可。ゆで汁には放射性物 質が溶け出しているので必ず捨てる。
cmk2wl 2011/12/11 01:23:52

放射線防護の仕方(食品編)15 バベンコ副所長 魚もまずはよく洗い、骨にストロンチウムが沈着している可能性があるので、内臓とともに取り除く。さらに放射能を減らすには、 肉と同様に塩水につけるか、ゆでる。エビや貝類にもストロンチウムの沈着が心配されるので同様の処置をする。
cmk2wl 2011/12/11 01:24:45

放射線防護の仕方(食品編)16 バベンコ副所長 ある研究では、ストロンチウムは水洗いで 10〜30%、3%の食塩水で30〜70%が除去されたという。とにかく洗うことを習慣づけるしかない。
cmk2wl 2011/12/11 01:25:22

放射線防護の仕方(食品編)17 バベンコ副所長 中国ではお茶の作法として、飲む前に一度 お茶の葉に熱湯を注いで湯を捨てる「洗茶」といういれ方がある。日本茶でも、まずこの「洗茶」をして、その1杯目を捨てることで放射性物質の除去を期待できる。
cmk2wl 2011/12/11 01:25:38

放射線防護の仕方(食品編)18 バベンコ副所長 ストロンチウムが体内に入って骨組織に沈着しないように、鶏卵を固ゆでにして殻をむき、その殻を粉末状になるまで砕き、一日に 2gずつ摂取する方法。こうすることでストロンチウムが沈着しやすい骨組織の隙間を埋めてくれるのだそうだ。
cmk2wl 2011/12/11 01:26:28

福島県郡山市の高い空間放射線量を、ご存知ですか???「portirland」から

★これは、写真が中心ですので、事実であるとは、断言出来ません。細工も可能だからです。事実と考えるか、ウソと考えるかは、皆さんがご判断ください。しかし、例えばフリージャーナリストの上杉氏が郡山市役所前で計測した数字は、公表数字の約3倍でした。ほんの通りすがりに計ったのだと思います。
原発崩壊】“放射能汚染”の真実…福島、郡山市に人は住めない
2012-03-16 01:42:49
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11194010687.html
http://www.asyura2.com/12/genpatu21/msg/828.html

★とにかく、写真に写っている計測器は、非常に高い数字を示しています。その側を、赤ちゃんを連れたお母さん、遊ぶ子供たちが写っています。マスコミは、これらの事を一切、報道せず運動会が開催されました、と言うような報道をしています。

★危機的と言う、状況を通り越した「危機」そのものです。もし、福島県の汚染の強い地域に知り合いや、親戚の方が住んでいるのなら、何としても移住を勧めてください。

★以下、「portirland」のURLを、ご紹介します。その中の写真に写っている計測器の数字と、あってはならない人々の姿を見て、どうぞお考え下さい。
(ホーム)
http://portirland.blogspot.jp/
(写真URL)
http://portirland.blogspot.jp/2012/04/blog-post_7048.html


★ご参考、以下の数字が写真に写っています。
郡山市柴宮郵便局 0.461
郡山カルチャーバーク 0.938 0.826
どこかの公共施設 0.838
公園 0.287 0.509 0.293
車道 2.230
学校の校庭の側 0.545
酒蓋公園 2.134
郡山駅前 0.281


★過去の関連ブログ記事です。ご参考まで。
放射線測定器「文科省は数値改ざんを要求してきた」
2011-12-11 13:22:38
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11103851256.html
http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/205.html

環境省の詳細調査が証明した「文科省発 飯舘村の放射線量」やっぱりウソ
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11177521266.html
(日刊ゲンダイ 2012年2月27日)
http://gendai.net/articles/view/syakai/135347

チェルノブイリの避難基準5ミリシーベルトでも病気が倍増〜
中村隆市ブログ 「風の便り」から転載
2012-03-31 11:50:29
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11208952582.html
http://blog.goo.ne.jp/kg7n-oka6re4bl_kd6b-ra6bi_4eg/e/895ebb80bcb31f27537584881c98a9eb

チェルノブイリ周辺諸国の移住基準を、ご存知ですか???
2012-03-31 11:27:55
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11208936952.html
http://blog.goo.ne.jp/kg7n-oka6re4bl_kd6b-ra6bi_4eg/e/d3d205b1373147bd7c3eabdf03814a6b

原発崩壊】福島の子供たちに忍び寄る被ばくの危険性(上杉隆)・ほか
2012-03-18 11:11:48
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11196134163.html
http://www.asyura2.com/12/genpatu22/msg/125.html

原発崩壊】“除染”の真実…成功することはない
2012-03-17 00:00:09
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11194517331.html
http://www.asyura2.com/12/genpatu21/msg/879.html

子どもを被曝から救え! 福島市・放射線汚染地帯の住民が避難プロジェクト開始
2012-03-02 00:00:01
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11180168712.html
http://toyokeizai.net/articles/-/8355

妊婦と子どもだけでも避難させてほしい――放射能汚染が深刻な福島市渡利地区住民の切実な訴えにも無策 2012-03-02 00:00:00
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11180170169.html
http://toyokeizai.net/articles/-/8017

福島県郡山市からの、現地ルポ
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11167664985.html
時事ドットコムから
福島エクソダス
原発事故は何をもたらしたのか〜
(1)[第1回] 「学童疎開」の実情と論理、募る親たちの不安
http://www.jiji.com/jc/v?p=fukushima-exodus00001-01
(2)「不安あおるな」と学校が圧力
http://www.jiji.com/jc/v?p=fukushima-exodus00001-02
(3)やっぱりちがうんじゃないか
http://www.jiji.com/jc/v?p=fukushima-exodus00001-03

災害関連死、573人認定…福島の13市町村
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11160348251.html
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/20120210/1328830247

福島原発、恐ろしい実態…(鳥類)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11155330986.html
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/20120205/1328399224

☆巨額の「除染ビジネス」が、開始されました。その実態をご存知ですか???
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11132475177.html
http://blog.goo.ne.jp/kg7n-oka6re4bl_kd6b-ra6bi_4eg/e/4c2e8dc5c8ac86e82cdd2043144542f5
[総額40兆円]除染利権の独占を許すな!
(日刊ゲンダイ2012/1/7)
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-4694.html

日本最大の再生可能エネルギー、小水力発電(BPnet)

★現在、愛知県が「小水力発電」の取り組みを検討しているそうです。是非、日本中に、この動きが広まって欲しいと思います。農業用水路の発達した日本には、適地が沢山あるのでは、ないかと言われています。

BPnet
日本最大の再生可能エネルギー、小水力発電
2011/06/29
ナショナル ジオグラフィック日本版 編集部 [復興ニッポン]
http://www.nikkeibp.co.jp/article/reb/20110615/274132/?ST=rebuild

(以下、全文引用)
 原子力の代替電源としても期待が高まっている再生可能エネルギー再生可能エネルギーというと、太陽光発電や風力発電などが頭に浮かぶが、実は今、大きな期待が寄せられているのが「小水力発電」である。千葉大学法経学部教授の倉阪秀史さんに状況を聞いた。

 小規模な水力発電システムを小水力発電と呼ぶ。その定義は各国で分かれているが、1万キロワット以下の発電量の水力発電を「小水力」とする定義が欧州から世界に広がりつつある。これまで国や地方自治体は、必ずしも小水力発電の活用に力を注いでいないように見受けられる。



 「しかし実際には、日本の再生可能エネルギーによる電力供給の半分を、小水力が担っている。小水力は日本に適している発電方法です。これを伸ばさない手はない」(倉阪さん)

 小水力発電は、水の勢いでタービンを回し、電力を得る。日本は欧米の約2〜3倍の雨量があり、山が多いため急流も多く、2〜3mの落差の水勢を簡単に得られる。発電量から見ると、急流として著名な神通川がある富山県富山市が、2位に2倍程度の差をつけてトップだ。ただ、2mの落差があれば発電は可能だと言われているので、適地は多そうだ。「日本人の原風景に、風車はないけれど水車はあります」と倉阪さんが指摘する通り、小水力発電は日本の環境に適している。

 「水は昼夜を問わず流れており、エネルギーを安定して供給できる。しかも、設備はそれほど高額ではありません」(倉阪さん)

 とはいえ、普及を妨げる要因もある。手続きの煩雑さがその一つ。小水力発電所でも、設置には大規模なダムの発電所と同じ書類が必要で、水利権者全員の同意書も必要となる。行政の柔軟な対応や手続きの簡略化などによって、普及のスピードが変わるだろう。



[ナショナルジオグラフィック日本版の『見てわかる 再生可能エネルギー』の記事を基に再構成]
続きは、電子書籍「見てわかる 再生可能エネルギー」パソコン版で
日経ナショナルジオグラフィックでは、東日本大震災以来、注目が集まる自然エネルギーについての電子書籍「見てわかる再生可能エネルギー」にまとめました。既にiPad 版/iPhone版としてBPストアで無料で配信しています。この度、同書をパソコンでもお読みいただけるように、PDF版を公開しました。もっと詳しく再生可能エネルギーについて知りたい方は、こちらで無料でお読みいただけます。


倉阪 秀史(くらさか・ひでふみ)
千葉大学法経学部教授
倉阪秀史氏 1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、環境庁入庁。環境基本法環境影響評価法などの立案に従事し、1998年に千葉大学に転じる。専門は、環境政策論、環境経済論。エコロジカル経済理論に立脚した環境政策論の研究と、それに基づく具体的な政策提言を続けている。主著に『環境政策論第二版』(信山社)、『環境を守るほど経済は発展する』(朝日選書)、『環境と経済を再考する』(ナカニシヤ出版)、『環境−持続可能な経済システム』(編著)(勁草書房)など

生活クラブ連合会〜消費材の放射能検査結果

★恥ずかしながら、このような取り組みは聞いていましたが、今日始めてページを見ました。食材選びには、とても役に立ちますネ。

★生活クラブ連合会
http://seikatsuclub.coop/
ニュース&トピックス
消費材の放射能検査結果
http://seikatsuclub.coop/coop/news/20110905top.html
(以下、14・15日検査分全文引用)
2012.5.15

5/14の放射能検査結果は総て不検出でした。
本日のデータ数(新たに検査結果データベースに加えた品目)は以下の通りです。
  20週分(5/14-5/18配達分)…青果物(戸田DC組込品) 39検体 
                           加工食品(飯能DC組込品) 2検体

2012.5.14

5/11-13の放射能検査結果は以下の7検体を除き不検出でした。
生椎茸(JA甘楽富岡)からセシウム合計19 Bq/kgを検出しました。
生椎茸(中伊豆椎茸部会)からセシウム合計21 Bq/kgを検出しました。
生椎茸(町田地場生産組合)からセシウム合計24 Bq/kgを検出しました。
ナメコ(JA甘楽富岡)からセシウム137を5 Bq/kgを検出しました。
生椎茸(JAちちぶ)からセシウム合計37 Bq/kgを検出しました。
あじ開き(千葉県漁連)からセシウム合計29 Bq/kgを検出しました。1枚(90gとして)を食したとき、0.05μSvの内部被曝と推計します。
お弁当用焼き魚(ぶり照り焼き)(千葉県漁連)からセシウム合計28 Bq/kgを検出しました。
本日のデータ数(新たに検査結果データベースに加えた品目)は以下の通りです。
    19週分(5/7-5/11配達分)…青果物(戸田DC組込品) 34検体
    20週分(5/14-5/18配達分)…青果物(戸田DC組込品) 35検体 加工食品(飯能DC組込品) 97検体
    放射能汚染食品測定室…鶏卵畜肉 3検体、生産者原料 2検体




☆ホームページのご案内
ニュースだけのページ
http://sites.google.com/site/japan20120418news/
福島第一原発事故と日本の原子力産業問題の情報室(北の山じろう)
https://sites.google.com/site/kitanoyamajirou/
福島原発事故がもたらす放射能による環境汚染と健康被害の情報室
https://sites.google.com/site/ennpatujikonohousyanouhigai/

『みんな楽しくHappy♡がいい♪』から・上杉隆 「福島で感じた事」オンザウェイ・ジャーナル5/10(内容書き出し)

『みんな楽しくHappy♡がいい♪』から全文転載
上杉隆 「福島で感じた事」オンザウェイ・ジャーナル5/10(内容書き出し)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1873.html

オンザウェイ・ジャーナル 上杉隆 ニュースの見方

上杉隆 「福島で感じた事」 2012.05.10
YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=Xggw6whZ6cs&feature=player_embedded

おはようございます。
えー、元ジャーナリストの上杉隆です。
先週から5カ月ぶりに再開しました「オンザウェイ・ジャーナル 上杉隆 ニュースの見方」
先週は近況として、ドイツに巡回講演旅行。
11日間で15カ所、8つのメディアの取材を受けてきた、その様子などを話しましたが、
今週はそのドイツで話した福島、東日本大震災後の福島原発事故後の福島についてお話しをしたいと思います。

今年1月1日元旦からですね、実は福島の方にたびたび行っております。
当初、拠点をつくるという事で、拠点探しで、年末からずっと場所を探していたんですが、
いくつか理由があって、現在それを若干、ゆっくり、スピードを緩めています。


福島へ拠点

その理由というのは、一つは郡山、福島などの場所でアパートというか、借りる家などを探していたところ、
いくつか不動産屋さん、それから地元の方に聞いたところ非常に深刻な状態になっていますね。
それは何故かというと、浜通り原発事故の影響で、
線量の高い地域からいったん避難してきている人たちが、郡山などに集まってきてしまっているために、
「家がない」という事が一つありました
そして家賃も若干ですが上がっていると。
そうすると私自身も、急を要する話ではないんですが、仮に私が一つ部屋を借りてしまうと、
浜通りや、その被災地というか線量の高い地域から引っ越しをされてきた方の、場所を奪う事になると、
これ、死活問題とか生活の問題から言うと優先順位はそういう方達の方が高いので、そういう意味で一つ、
若干控えているというのが一つあります。

あとは、もともと拠点を作る目的というのは、やはりチェルノブイリの影響などがあるわけです。
ドイツでも行って来ていろんな方に話を聞いてきました。
チェルノブイリ当時の、東ドイツ西ドイツと当時わかれていましたんで、
東ドイツ側の医学博士や物理学者、そしてなんて言っても政府の方も含めて多くの情報というものを得てきたんですが、
これは非常に残念なことですが、健康被害がいくつか出てくるというのは少し時間差が出てくるんですね。
4年、5年。あるいは26年経った今、
ベラルーシウクライナでもまだ新しい放射能によった者と思われる健康被害が出ている。
こういう状況から、福島も放射能との付き合いが非常に長くなるということで、
私自身も長い付き合いになるという事で、あまり焦っていないというのが現実です。

ただ、そういう意味ではある程度準備という事で場所という問題ではなくて、
自分自身の情報とか生活の拠点という意味では、出来るだけ福島の中に入って直接の声を聞いたり、
あるいはこちらから発信したりしていこうということで、
週末、ほとんど週末、時間があれば必ず福島に入るようにしています。
場所は色々ありますが、いろんな形で入っています。


病院・医師へむけての講演

最近はですね、ドイツから帰って来てからはお医者さんの、病院の方にいくつか行きました。
特にですね、一つある病院、郡山と福島の間ぐらいのある大きな病院では、
食堂の椅子を全部取っぱらって、
そこに病院のいろんな医療関係者、あるいは患者さんも含めて、200人ぐらいですかね、集めて講演をしました。
なぜ、これ名前を言わないかというと非常に福島の微妙な温度差があります。

わたしが講演をすると、お医者さんのいるところで講演をするというと、
ネットや、あるいは直接「何で講演させたんだ」という、非常に批判が出たりするというですね、
まあ、言論の不自由さというか、そういうものがあって、
私自身はいいんですが、そのお医者さん方にいちいち業務のじゃなをするという事があって、
名前を言いませんが、そこでやりました。

もともとお医者さんの前でやるぐらいですから、適当なことは言えませんで、
もちろんお医者さんの側からもチェックが入るんで、
医療的な見地、これはドイツを含めたIPPMWというヨーロッパのお医者さんの機関からの
資料を持ってきて、それを説明するという会でもあったんですが、
その知見をお話しするという事の会でした。

非常に、ちょっと自分の率直な感想としては、
福島のお医者さんでも放射能問題に関しては素人だと。
もちろん放射線の専門医だとか、甲状腺など、一部のお医者さんに関しては詳しいんですが、
そのお医者さんですら、対放射能の問題に関しては、もちろん経験がほとんどないと、
これは当たり前ですね、日本では原発事故は過去なかったですし、
古くは長崎・広島というのもありますが、これももうすでに70年ほど前近く、
当然ながら現役のお医者さんはいない訳なので、
ま、そういう意味では非常に知識が少ないという事が、自分の中でも驚きでした。

たとえば、セシウムやあるいはその核種の違いというのも、
いったんお医者さんというのは専門から外れると殆ど関係ないので、全く門外漢。
特にたとえば、放射線管理区域などの管理資格者は一部のお医者さんだけで、
それ以外の人達は、興味もなければ問題もないという事で「知らない」というですね、
意外と世間で思っている以上にそういう意味でのお医者さんの違いがあったんですね。

でもこれは当然で、別に私たちも人間といえども、あらゆる事が分かっている訳ではありませんから、
たとえば政治家といったら政治全般で全てが分かっているか?というとそうではないんですね。
政治の分野にもいろんな沢山の分野があって、その専門であるというのがあります。

スポーツ選手と、一言でくくりますが、アスリートでいっても、
野球選手とサッカー選手、これは全く全然違う訳ですから、
それぐらいの差がお医者さんの世界の中にもあるという事が、逆に講演をしながら気づいたことです。


情報の過疎化がおこっている福島

で、こういうような状況ですから、当然ながら一般の住民に対する情報量というのはもっと少なくなるわけです。
そこで福島で起こっているという事は、なんといっても情報の過疎化と。
これはドーナツ化現象といっていいんでしょうか、非常に逆転現象が起こっているんですね。

この逆転現象というのは、
福島の原発事故の当事者ほど、正しい情報が入りにくい状況になっているということなんです。

何故かというと日本の報道、つまり、記者クラブメディアを中心とした一元化、
過度に一元化された情報によって、
当初ですね、昨年の3月以降、
「放射能の問題はありません」
「健康に直ちに影響を及ぼすものではありません」
「食料は大丈夫です」という事をさんざん流したために、
結果それを修正することができずにですね、誤報にありますから。
その方針をいまだに貫いていると。
で、微調整をしながら修正修理をやっているんですが、それは完全に抜本的な訂正にはならない訳ですね。

ところが、やはり最も不安で最も情報がなかった時に、「安心です安全です」といわれた人達は、
やはり、人間ですから、やっぱりよりよいものを信じたいわけです。

ですから、危険というものと安全というものがあったら、だれでもそうですが、安全を信じたいと。

ただ、信じたいという事と、専門の人間がその危険性を訴えるという事は別の次元なんですが、
残念ながら日本のこの報道機関、並びに言論空間の未熟さによって、
その部分が伝わらないという事が起こっています。


海外と国内の情報の差

その生の声が、そして現実が伝わりにくいという福島の状況というのは、
ドイツに行って、先週も話した通りですが、よりそれを認識することになりました。
むしろドイツの方がインターネットなどの情報によって、3.11以降の日本の状況を知っていたと。
特に原発事故ですね。
ところが日本は放送局を含めて、
電事連という、電力会社の集合体のスポーンサー等によって成り立っている以上「そこの批判はできない」ということで、
自主規制の元、それが成されなかったと、
ここで大きな一年間によって差が出来てしまったんですね。
やはりこれも塵と積もればではないんですが、
この一年間の情報の過度な差というのは非常に大きなものがあります。

ZDFというドイツのテレビが「フクシマの嘘」という非常に秀逸な番組を流したんですが、
日本のメディアは同時刻にあるにも関わらず、
そのレベルの足元にも及ばない番組でよかったと言っているような始末ですね。

ま、このようなことが起こっている日本ですから、
これは報道の人間、メディアの方の人間の意識の低さという事で、住民には全く問題というか、瑕疵はありません。

ただ、その受けての住民はむしろ被害者な訳です。
いわゆる原発での被害者であり、さらに報道での被害者、二重の被害者になっている訳ですが、
もちろんその部分は目に見えないというのが、いまだ一年間続いている訳ですね。


福島この一年

ただ、一年前と、現在の日本。
特に福島の状況が少し変わったなというところがあります。

一つはですね、
やはりテレビ新聞などではなくてインターネット、あるいはこのラジオなどで情報を得て、そして自分で判断された方。
つまり、「これは一回出た方がいいかな?」とか、あるいは
「対応したほうがいいかな、対策を講じた方がいいかな」という方が少なからず出たわけですね。

そういう方達っていうのはやはり、アンテナが敏感だったためにですね、
基本的には県外へ出るとか、そういう判断をしました。
ご主人だけちょっと仕事の関係で残って、子どもとお母さんはいったん地方に出ると、
ま、今戻ってきている方達もいますが、いったん出るとかですね、
あるいは転校が非常に福島は多いですね。
そういうふうな人口の流出もありますが、そういう判断をされた方もいます。

本来であれば、政府、あるいは行政が判断しなくてはいけないんですが、
インターネットなどの情報により、個々の住民が判断して、
若干そういう意味ではアンテナの感度が高い方達は、
この一年間で大体そういう対応や対策、あるいは移転というものを行っています。

という事はむしろ現在福島に残っている方達は、
何らかの事情で、やはり残らなくてはいけない方。
そしてこれはいいか悪いかの問題ではありませんが、
放射能の問題に関しては「ここで大丈夫だ」と判断された方が残っていますね。
ですから、そういう部分での温度差というのが少し、若干薄まったと、
むしろ、そこに対する危機感は少し落ち着いた感じになっています。

ただ、これはもちろん見た目で、
日々の生活の中で毎時1マイクロシーベルトを超えるような線量のところ、
地上から1m。
ここに普通に人が住んでいるという事自体は、やはりこれは国際的にもちょっと問題なんですね。
特に年配の方はいいとしてもですね、お子さんや、若いこれから子どもを産もうという女性は、
これは放射能の感受性が強い。
特にこどもに関しては、一般の大人よりも放射能に対する感受性が強いために
健康被害になる可能性があるという事は国際的に認められています。

日本のメディアは否定しますが、これは完全に国際的に認められているものですね。
この事を若干無視するような政策が、今現在福島でも行われているという事が、
国際社会から見た目で、少し異質に見えるというのが現状です。

その情報というのは残念ながら福島にはきちんと入っていないような状況ですね。

これは0.23マイクロシーベルト/hというのが、実は除染対象支援区域なんです。
それから1マイクロシーベルト/hを超えるとレントゲンなどの放射線管理区域なんですね
で、こういうような地域というのは年間での総被ばく量というのは、
少しやはり、お子さんにとっては高すぎるというような数字になってしまいます。

そこに、普通に小学校や幼稚園、中学校などが、いま、この4月以降開校したり、
あるいは除染が終わったという事で戻しているんですが、
もちろん、大人たちはいいとしても、
子どもたちは、出来るだけそういうリスクから避けるという事が、こういう放射能事故の対応なんですね。
それはウクライナベラルーシなどの経験からもわたしたち日本特に福島は学ぶべきなんですが、
その話をすると、今福島の方では、なんか「その話はしちゃいけない」
「放射能」という言葉を言いづらいという雰囲気が非常にこの一年間で強くなっています。


「子どもをまもる」方向を見ていない政策

とりわけ、福島の事に関してのみ言いますが、
たとえば瓦礫の処理、
これは広域処理とかいろいろ言われてますが、国会でも論議されました。
410万トンを超えるものを処理をしようと言っているんですが、
驚いたことに、先週、先月ですね細野原発担当大臣環境大臣と会った時に話をしたんですが、
彼との意見の違う部分、その部分というのは、
岩手、宮城のがれき処理というのが盛んに宣伝されていますが、
福島の事に対しては1gも話をしていないんですね。
つまりそこに目を向けないというような政策というのは、これはやはりおかしいんではないか?と。

「なんで福島のがれきは、がれきがないことになってしまうんだろう?」
こういう事があるわけですね。

いずれにせよ、福島や、それから東日本の被災地に関しての政府の方針というのは、
政府の方針自体が二分化されていると。

「岩手、宮城などの被災地と、同じ東北でいっても福島は違う」という事が、
これは今後の数カ月間福島に行きながら実感したことです。

あとは将来の事を言えば、やはりこういう土地、福島などを支えていうのは子ども達なんですね。
その「子どもたちを何としても守らなくてはいけない」というのが福島を守ることに他ならないんですが、
どうも今の県政、あるいは国政こちらも、そちらの方を向いていないという事があります。

校庭での遊び時間、郡山では3時間だったんですが、
ま、その校庭で遊んでいいのが3時間っていうのも、もうすでに異常な状況なんですが、
それをこの4月に解除しています。
幼稚園15分などの地域も解除されていますが、
そういうふうに子どもたちが遊べない空間こそが異常なんだという事をもう一回考えて、
全て自己判断ができない未成年に関しては、行政や政治、そして国の責任として対応するというのが、
私たちがヨーロッパ、とりわけチェルノブイリ後のヨーロッパから学んだことではないかと
そういう事を改めて申し上げたいと思います。

とりわけこういう福島に関してもの問題については色々と分断された世論がでますが、
そういう価値観の違いを認めながらみんなで考えて行くと。
自分と違う考えを排除するという事は前に進まない事なので、
それについて是非とも気を付けていきたいというふうに私自身も自戒をこめて申し上げますし、
ラジオをお聞きのみなさんも、福島の問題はまだ終わっていないという事で、
みんなで一緒に考えていきたいとおもいます。

「オンザウェイ・ジャーナル上杉隆ニュースの見方」以上です。

「原発を動かしたい」政治家・官僚・財界・大新聞へ告ぐ 飯田哲也氏×金子勝氏 週刊現代

★早速、出ましたネ!!!私も記事にしたいのですが、書き起こす時間が有りません。色々なネットに載らない記事や、YouYube動画の書き起こしをしてくださる方の、努力に感謝いたします。
★今回は、アメーバ・ブログの『平和ボケの産物の大友涼介です』さんです。

★阿修羅♪ >
原発を動かしたい」政治家・官僚・財界・大新聞へ告ぐ 飯田哲也氏×金子勝氏 週刊現代 2012/05/26号 

http://www.asyura2.com/12/genpatu23/msg/703.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 5 月 15 日 09:07:32: igsppGRN/E9PQ

原発を動かしたい」政治家・官僚・財界・大新聞へ告ぐ 飯田哲也氏×金子勝氏 週刊現代 2012/05/26号
http://ameblo.jp/heiwabokenosanbutsu/entry-11250855853.html
2012-05-14 22:37:4 平和ボケの産物の大友涼介です。


原発事故が起きれば国家の基盤は」大きく揺らぎ、取り返しがつかない。昨年、誰もがそれを痛感したはずなのに、何の反省もなく、再び原発を動かそうという者たちがいる。彼らは国を滅ぼしたいのか。


■まったく信用できない人たち


金子:原発問題は、15年前の銀行の不良債権問題とそっくりだと思うんです。最近、『原発不良債権である』(岩波ブックレット)という本を出したんですが、97年当時、政府も銀行も「不良債権はない」と言っていた。ところが実際は、当時の大蔵省と銀行が結託して大量の不良債権を隠していました。

それが明るみに出て、五月雨式に公的資金を投入せざる得なくなった上、さらに投入した先が潰れるに及んで、国民は政府も銀行も信用しなくなってしまった。今、これと同じ状況が原子力・電力ムラで起きていると思うんです。


飯田:なるほど、確かに構造がよく似ていますね。


金子:何が安全で何が危険なのか。誰も判断できないのも同じ。たとえば農作物について放射線量の全量検査を実施せずに、「風評被害」が問題なんだとして、ずさんなサンプル調査で福島県がコメの安全宣言を出してしまいました。


飯田:風評被害じゃなくて、これは東電によるリアルな被害なんですけどね。


金子:安全宣言の後になってから、伊達や二本松、福島などのコメから基準を超える放射線が検出されてしまう。これでもう、誰も「安全宣言」など信用しなくなってしまいました。

東電にしても、賠償費用2・5兆円というのは、自己資本よりも多い。すでに債務超過なんです。ところが帳簿上はそうはならない。なぜかというと、東電は12月末と3月末に賠償金の申請をして、帳簿上は「未収金」という架空の資産を計上して債務超過でないように装っているからです。

かつての銀行の粉飾決算そっくりですよ。そうやって東電をずるずると延命させようとしている。


飯田:それ、もしかして世界最大の粉飾決算になるんじゃないですか。


金子:まさに、我々がかつて経験した「失われた20年」の再現です。

事件や事故が起きたときの危機管理には3つの鉄則があって、まず第一に責任者の首を切って、レフェリーを入れ替える。これをしないと、人々の信用が得られないからです。第二に、最悪の事態に備えて大胆な措置を打っておく。そして三番目に、現状が改善していくにしたがって、その措置を緩めていく。

しかし原発問題では、未だにこれらがまったくなされていない。


飯田:去年の3・11から今日に至るまで、誰一人としてA級戦犯の責任が問われていません。経産省、原子力安全・保安院、原子力安全委員会、原子力委員会、文科省、その他原子力ムラの人たち・・・。

驚くべきことに、事故を起こした東電は、自分たちで社長を選んでいますからね。もう、これは世界に冠たるハレンチ企業と言っていいかもしれない。


金子:当の”犯人”が事故のデータを隠し続け、その”犯人”が再建計画を立てている。これは異様です。サラリーマンが飲酒運転で事故を起こしたら刑務所行きですよ。ところが、あれだけの原発事故を起こしておきながら、関係者が誰も捕まっていないとは。


飯田:大飯原発福井県)の再稼動問題についても、メチャクチャな論理がまかり通っています。

あの斑目春樹原子力安全委員長ですら「これじゃ安全性が担保できない」と言っているのに、野田佳彦首相、枝野幸男経産相、細野豪志原発担当相、藤村修官房長官の4大臣が、「安全を確認した」と称して再稼働しようとした。

4人で確認したと言ってもたった10日ですよ?このシナリオを用意したのが、福島第一原発事故のA級戦犯である経産省、原子力安全・保安院であることも明らかです。もっとも国民は、こんなものは学芸会並みの猿芝居だと看破しています。ところが政府は、自分たちのレベルの低さに気付いていない。


金子:関西電力も、ミニ東電化しています。関西電力は原発事故こそ起こしていないけれども、赤字が2500億円あっても、このままいくと来年は4000億円くらいに膨らむ。自己資本が1兆1800億円。当然この先、もっと減っていきます。

関西電力は電力の48%を原発に依存しており、しかも所有する原発11基のうち7基が、1970年代に運転を開始した老朽原発です。言ってみれば不良債権をたくさん抱える問題企業なのですが、比較的新しめの大飯原発を動かしてしまえば、他の老朽原発も動かせるだろうと、とんでもなく危ない思考をしています。


飯田:”ブラック企業”と言われても仕方ないかも。


金子:本来は、国の管理下に置いてもいいくらいの経営状態なのに、減価償却済みの老朽原発を動かせばまた儲けが出る、まだいけるとソロバンを弾いている。当然、安全性なんか二の次になります。こういう企業に原発を持たせてはいけないんです。


■電力不足は演出されている


飯田:関西電力が訴えている今夏の電力不足ですが、これは大間違いです。

そもそも「電力が足りない、足りない」と電力会社が言っていること自体、おかしいんですよ。仮に、本当に足りないというのなら、「足りるようにする」のが電力会社の使命です。

ところが関西電力は、いつまでたっても「とにかく足りない」というデータばかり出してくる。電力会社として企業努力もせず、とにかく「原発が動かないから足りないんだ」と。国民を脅迫しているわけです。


金子:そこまで言うなら、いっそ停電させてみろ、くらい言いたくなりますね。もちろん、そんなことは許されませんが、もしそうなれば、「供給責任を果たせないような会社に地域独占なんかさせておけない」という議論が起こり、電力ムラの解体が進むでしょうから。

まさしく猿芝居もいいところで、関西エリアの電力需給については、飯田さんの環境エネルギー政策研究所でも、電力は足りるという具体的な数字を出していますよね。


飯田:節電と揚水発電、自家発電の買取などを実施すれば、実は250万キロワットほど余るはずなんです。なのに、関西電力は足りないと言い張っている。

最大の”マジック”は、需要を過大視していること。関西電力は今夏の最大電力を3030万キロワットと想定していますが、これは記録的猛暑だった一昨年の3080万キロワットを基礎にしているから。

我々は、今夏の最大電力を去年並みの約2780万キロワットとみています。そうすると、「去年は冷夏だった」などと言う人がいるんですが、実際には去年だって、観測史上4番目の猛暑だったんですよ。


金子:たしかに去年も充分に暑かった。


飯田:それでも、一昨年と比べ昨年の最大電力が300万キロワットも減ったのは、節電効果によるものでした。だから、今年も節電対策をきちんと実施すれば、電力不足は起こらないんです。

しかも、関西電力は揚水発電の電力量を230万キロワットとしていますが、これは10時間も20時間も使用した場合であって、電力消費ピーク時の数時間に限定すれば、揚水発電だけで400万キロワット以上の供給が可能です。一般の人たちには、こういう事実もほとんど知らされていません。


金子:電力を地域外から融通してもらうこともできるわけですしね。


飯田:西日本全体で3%足りないと言われていますけど、実際にはピーク時でも約900万キロワット余ることがわかっています。そこから関西電力に300万キロワットくらい回すことができる。西日本には、計200万キロワットほどの自家発電能力もあるので、そこから電力を買い付けてもいい。もろもろ合わせれば、電力不足などという心配はないんですよ。


金子:去年の東京電力も、計画停電を実施する一方、実は密かに、東北電力に電気を売っていました。

あまり計画停電をやり過ぎると、供給能力がないとレッテルを貼られる。かといって、電気が足りているとバレたら、原発を再稼働できない。そこで、微妙なさじ加減で電力不足を演出し、人々を脅してきた。

その裏には、各電力会社による現体制での地域独占を維持したいという思惑が見え見えです。


飯田:実は関西電力は、他の電力会社より火力発電における石油依存度が高いという問題もあります。


金子:異常ですね。過去2度のオイルショックを経験し、先進国では石油火力を減らしていくという共通認識があるのに、関西電力は石油に依存し続けた。つまり、原発が老朽化しているだけじゃなくて、社会情勢の変化への備えも老朽化しているということに他ならない。


飯田:関西電力の役員報酬は、東電よりも高いんですよ。東電の役員報酬の平均は3700万円で、社長と会長は7200万円です。

一方、関西電力は役員が20人いて、役員報酬の総額が約10億円ですから、平均約5000万円。私が社長と会長の報酬額を明らかにせよと求めたら、「それは出せませんが、一億円は超えていません」という返答でした。おそらく9980万円くらいなのでは。(笑)


金子:関西電力の八木誠社長は電事連電気事業連合会)の会長であり、森詳介会長は関西経済連合会の会長で、関西財界のトップです。関西電力は、これまで原発推進の先頭に立つことで東電と張り合ってきましたからね。

最近、電力会社の有価証券報告書を見て興味深いことに気付きました。2011年度決算で黒字の電力会社は、沖縄電力中国電力電源開発。沖縄には原発はないし、中国電力原発依存度が最も低い。要するに、原発を持たない方が業績がいいんですよ。

原発はコストが安いというのが大嘘であることが、こうしたことからもわかる。停止させると固定費ばかりがベラボウにかかるから、老朽化した原発も無理矢理動かさなければならない。そしてそのコストは、将来へのツケ回し。やはり、原発そのものが不良債権といえるのです。


■もんじゅも六ヶ所村も中止に


飯田:問題はそんな東電の後ろに銀行がいて、債権放棄させないスキームを財務省と経産省と一緒にやり始めたことですね。


金子:本当は早く損切りしないといけないゾンビ企業に追い貸ししているわけ。そんなことをしていると、銀行はかつてと同じ過ちを繰り返すことになる。


飯田:しわ寄せは電気料金アップという形で国民の方に向かいます。現に東電は家庭向け電気料金を10・28%値上げすると言い出しました。

結局、原子力・電力ムラの人々というのは、誰もまともに責任をとろうとしない。本来やるべきは、東電を破綻させて資産を売却し、銀行は必要に応じて債権放棄することでしょうに。


金子:東電がこれまで原子力損害賠償支援機構から受けた資金は約1兆円ですが、さらにこの先いくら少なめに見積もっても、10兆円近くかかる可能性が高い。しかも、そこには除染費用は入っていない。福島県民を見殺しにするのか、それらを我々に電気料金で払わせるのか、という話ですよ。


飯田:絶対に無理がある話ですね。


金子:ならば、国が腹を決めて、東電を国有化して解体売却し、5兆円でもなんでも捻出するしかない。あとは、莫大なコストだけがかかって実現の見通しがない、高速増殖炉もんじゅや、青森県六ヶ所村の再処理工場の計画を中止して、費用を捻出すればいい。


飯田:六ヶ所村の施設をやめたら、それだけで年間6000億円が浮きます。


金子:そういうこともやらずに電気料金値上げなど、とんでもない話です。戦犯が誰も責任を取らない事故処理のための賠償を、なぜ我々国民が負担しなければならないのか。


飯田:もんじゅや六ヶ所村の再処理工場は、ただ継続あるのみ、というまったく無意味な論理で動いていますから。これはもう太平洋戦争の後よりもひどい。

太平洋戦争のときの日本は、全部焼けてゼロからスタートしましたが、もんじゅや六ヶ所村施設の継続は、もう敗戦が決まっているのに、まだ戦艦大和や武蔵を造れば何とかなると言っているようなものです。


金子:無責任体質のツケは、結局は国民、特に福島県民が払わされる。

先日も郡山の小学校などでホットスポットが見つかりましたけど、未だにきちんとした放射線量の調査をしていない。調査をせずに、自然減衰するのを待っているんです。

実際に被曝による被害が出てくるのは10年後か20年後だから、調査を先延ばしすれば、もう何が原因かわからなくなる。あまりに非人道的で、酷過ぎます。


飯田:もはや電力会社とか企業の問題ではなく、ブラック国家と化していますね、日本は。

この期に及んでも、政府にはまだ原発推進派の方が多いのは異常です。結局、責任者が誰も首にならないからです。これも、戦時中の旧日本軍と似ています。ノモンハン事件で失敗した参謀辻政信のような人物はさっさと首にするべきだったのに、それをせずに、泥沼に陥っていった。

今回の原発事故でも「斑目さんを辞めさせる法律がないから」などと言って、辞めさせない。そうやって全体が、あたかも”レミング(ネズミ)の群れ”のように破滅に向かっていく。


■覚悟を決めて節電しましょう


金子:メディアも酷い。以前は朝日と読売のようにイデオロギーを背景にした対立があったけれど、今は全国紙が歩調を揃えてTPP推進、消費増税やむなしなどと書く。


飯田:このままだと夏の電力が足りない」と、電力会社の意見を代弁するような報道を続けていますけど、特に、大手メディアの経済部が酷い。彼らは日常的に経済省や経団連電事連と癒着関係を築いていますから。それに、素人みたいな記者ばかりなので、すぐに洗脳されてしまうんです。「飯田はおかしな奴だから近づくな」とか。(笑)



金子:ただ、その一方で地方紙の社説をみると、ことごとく脱原発ですね。エネルギー問題でも、地方紙を丹念に見ていると、おもしろい取り組みが始まっていることがわかるんです。

最近見つけたのは、島根県雲南市の学校で、校舎の屋上に太陽光パネルを設置して、夏休み中は地域でその電力を使い、余った分は他所に売ろうという試みです。そこには島根県原発の30キロ圏ですけど、教育委員会が市民に「覚悟を決めて節電しましょう」と呼びかけている。


飯田:実は地方で、そういう新しい萌芽みたなものが生まれつつある。


金子:小規模ながら自分たちでエネルギーをつくって、それによって自分たちのところに資金が流れてくるような仕組みをつくろうという動きですね。衰退していく日本の中の光だと思いますよ、これは。

去年の原発事故で、電力会社からお金をもらっていない地域でも容赦なく放射性物質が降ってくることを、国民は目の当たりにしてしまった。しかも、いったん汚染されたら、おいそれとは戻れない。その現実を知り、自治体レベルで火がついたのだと思います。


飯田:国や政府が全然頼りにならないこともよくわかりました。


金子:橋下徹大阪市長をはじめ、自治体の首長や議会が動いたことで原発が稼動できなくなっている。これは注目すべきことですよ。関西でいえば、大飯原発再稼動をめぐって京都府と滋賀県の両知事が共同提言したし、福井県では大飯原発のとなりの小浜市の市議会が完全に再稼動反対で、説明会でも関西電力はメチャクチャに叩かれている。

原発周辺の自治体は、単に反原発を叫んでいるわけではなくて、政府がちっとも真っ当な手続きをしないので、自分たちでやろうと動き出したわけですね。はっきり言えば、政治家や官僚があまりに無能で、この連中にはもう任せておけないということです。


飯田:原子力ムラはもう10年以上前から、映像村みたいな張りぼてだったわけですけど、実は政治ムラもそうだった。その張りぼてを蹴っ飛ばして、ちゃんと自分の頭で考える人たちが出てきたということ。


金子:ここにきて地域主権の芽が出始めた。脱をキーワードに、中央の腐った政治家や官僚、メディアを置き去りにして、新しい政治や体制が始まろうとしているのかもしれない。


飯田:切にそう願いたいものですね。




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