「北の山・じろう」時事問題などの日記

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虚偽報告書作成問題、日経記事から窺われる検察の危機的状況 (郷原信郎が斬る) 

★阿修羅♪ >
虚偽報告書作成問題、日経記事から窺われる検察の危機的状況 (郷原信郎が斬る) 
http://www.asyura2.com/12/senkyo131/msg/249.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 6 月 10 日 00:00:17: igsppGRN/E9PQ

虚偽報告書作成問題、日経記事から窺われる検察の危機的状況
http://nobuogohara.wordpress.com/2012/06/09/%e8%99%9a%e5%81%bd%e5%a0%b1%e5%91%8a%e6%9b%b8%e4%bd%9c%e6%88%90%e5%95%8f%e9%a1%8c%e3%80%81%e6%97%a5%e7%b5%8c%e8%a8%98%e4%ba%8b%e3%81%8b%e3%82%89%e7%aa%ba%e3%82%8f%e3%82%8c%e3%82%8b%e6%a4%9c%e5%af%9f/

2012年6月9日 郷原信郎が斬る

6月8日の日経朝刊の『「元特捜部長」供述維持を』http://www.nikkei.com/article/DGXNZO42329060Y2A600C1CR8000/?bu=BFBD9496EABAB5E6B39EB8AA9CA49EA183B0E6B4BEA8FD98F995E09E9C87BEA4B6BEA09D9CF9B3E586BB9F9FAAE783BE9BA89DBEE29783A4F9819BA186A69A8481B09C98E583A3AA87BEB5B1B481B798B9A1849BAA849E838B8BA294B3B9BC95AAB79882BD97E6EBA3EB91EAE2B0879CB3B5E7E1B5B8A4A094ABBFBF9DE3949FE2FDA784859BA3BFF9F999B98AB9B08781AA9CE3A3A498F984E3969981BC9BE387A4B483BE80AB8187F99AFDBB9FA0BA90B4B4839EA2A0808AB5A5989C86A38BA3AA959FE69AA8A6EAA4E5E19EE194F994BCE19191A1A7B788B891BDE1A2A7869496FDB4B5B7989DB7BDFDA6A6A4A588A686B88395A893E099FD859EB6E0B7ABE0A5A8BB8395E7819EB0E4B781B181FDB58AB5A6B5BC97A4BD91FDB581BDE296A09E99B59D9CA5A2A285A0B095E2BA87A0BEE091FDB6A193E3939FAA93A5E39588E2A586B8E7A788AB8B90B4E0E3A296FDB482A3ABE6B6F9A8B59C9FA5BAB8E5919A9886FDB7A4ABB59697EF&cg=31
と題する記事の中で、田代検事作成の虚偽捜査報告書問題に関する検察の調査結果について述べている。その中で注目すべきは、これまで、新聞各紙が田代検事の「嫌疑不十分」による不起訴の見通しを報じる記事の中で理由としていた「記憶の混同」という言葉が全く出てこないことだ。

昨年12月の小沢公判で田代検事の証人尋問の際に問題にされたのは、「『ヤクザの手下が親分を守るためにウソをつくのと同じようなことをしたら、選挙民を裏切ることになりますよ。』と言われたことで、堪えきれなくなって、小沢先生に報告し、了承も得ましたって話した」との記載が、石川議員が隠し撮りした録音記録には全くないことであった。田代検事は、その点の報告書の記載が客観的に虚偽であることを認め、石川氏の勾留中の取調べでのやり取りと「記憶が混同した」と弁解した。当初は、この「記憶の混同」の弁解が信用できるかどうかが問題とされたが、2月の小沢公判での検察官調査の証拠請求却下決定で、裁判所は「記憶の混同が生じたとの説明はにわかに信用できない」と述べて、田代検事の弁解を一蹴した。

しかし、その後、この事件について、市民団体の告発を受けて行われていた虚偽公文書作成罪等による捜査と最高検による調査では、田代検事は「記憶の混同」の弁解を維持し、その弁解が崩せないので、虚偽文書作成の「犯意」が立証できないので「嫌疑不十分」で不起訴にせざるを得ないと、新聞各紙は報道してきた。

ところが、その後、田代検事作成の報告書と取調べの録音記録の現物がネットで公開されたことで、それまで問題にされていたような「局所的な問題」ではなく、報告書の内容全体が、実際の取調べ状況とは全く異なっており、凡そ「記憶の混同」などという弁解が通る余地はないことが明らかになった。 そのことは、私も、様々な場で指摘してきたが、先日、小川前法相の退任会見での「指揮権発言」の中でも、『報告書全体が虚偽であり「記憶の混同」の弁解は到底通らない』との指摘を行っている。

こうした状況の中で、検察当局も、さすがに「記憶の混同」の弁解を崩せないことを理由とする不起訴は無理だと判断し、理由を変更しようとしてることが、今回の日経記事につながったのかもしれない。

日経の記事に書かれているのは、『主任検事が、田代検事に、石川議員とのやり取りを「分かりやすく作成するように」と指示し、田代検事は質問と回答が交互に並ぶ形式で報告書を作成した』『田代検事には報告書が検察審に提出されるとの認識がなかった』ということであり、それらを理由に田代検事の不起訴という結論を導こうとしているように思える」(記事に書かれているのは、最高検の調査結果であるが、告発されている刑事事件の不起訴理由も、その調査結果と同様の事実関係を前提にするものと思われる)。

そこから推測できる不起訴理由は、①田代報告書の記載内容が「一問一答形式」になっているのは主任検事に指示された「書き方」の問題であり、それは実際の取調べのやり取りと同じではないが、書こうとしている趣旨は、実際の取調べと同様の趣旨、②田代検事には、その報告書は部内で使われるだけで、検察審査会に提出されるとの認識がなかったので、虚偽文書の「行使の目的」がない、というところであろう。

しかし、このような理由で犯罪の成立を否定することは困難であろう。

①は、確かに、報告書と実際のやり取りが一字一句同じでなければならないというわけではないという説明にはなっても、報告書の内容と実際の取調べの状況の違いの説明には到底なり得ない。報告書では、「取調べの冒頭」で、田代検事が、被告人の立場にあるので取調べに応じる義務がないことを説明したことになっているが、録音記録によれば、取調べの冒頭は、録音機を持っていないかどうかの確認をしつこく行ない、取調べが拒否できることなど全く告げていない。また、報告書では、田代検事が、「これまで供述してて調書にしたことは間違いないか」と確認したところ、石川氏の方が、従来の供述内容には間違いないが、「小沢先生が私から説明を受けたことを否定しているのに、自分がそれを認める供述をすると小沢先生の説明を否定することになる。」と言って逡巡している様子が記載されているが、実際には、田代検事の側が、「従前の供述を維持していれば、検察審査会の審査員は、小沢氏が絶対権力者だということに疑問を持つので、起訴議決は出ない。」というようなことを言って、供述を維持するよう、石川氏にしつこく働きかけている。

まさに捜査報告書に記載されている取調べの状況そのものが実際の取り調べ状況とは全く違うのであり、①の不起訴理由は到底成り立ちえない。

②についても、検察官名義の捜査報告書の形式からして、田代検事が、報告書は検察部内用のもので裁判の証拠として使われたり、検察審査会に提出されるものではないと認識していたとは考えにくいが(部内だけで使うものであれば、検察官の署名・押印は不要、報告資料としてのペーパーで十分なはず)、仮に、そのような認識であったとしても、そのような形式の文書を作成して上司に提出する行為は「虚偽文書を真実の文書として他人に認識させ,または認識させうる状態におく」という(虚偽公文書の)「行使」に当たることを否定する余地はない。部内にとどまると認識していたとしても、犯罪の成否の問題ではなく、情状の問題に過ぎない。

結局のところ、①、②ののような理由は、犯罪の成立が立証できないという「嫌疑不十分」の理由にはなり得ない。せいぜい、犯罪は認められるが情状面を評価して起訴は不要だとする「起訴猶予」の理由に無理無理持っていく余地があるかも知れないという程度であろう(その場合も、「起訴猶予」に対して、世の中の納得が得られるとは到底思えない。検察審査会で検察の不起訴処分が覆されるのは確実であろう)。

そして、ここへ来て、検察にとっては一層重大な問題となっていると思 われるのは、田代検事の偽証の問題である。

東京地裁の証拠請求却下決定で、「田代検事が公判で供述する説明内容にも、深刻な疑いを生じさせるものと言わざるえ終えない」と述べて、偽証の疑いを強く示唆している。検察当局が田代検事の「記憶の混同」の弁解を維持することにこだわるのは、ここに最大の原因があるように思える。「記憶の混同」の弁解が崩れると、小沢公判での証人尋問で、報告書が虚偽であることを認めた上で「記憶の混同」と説明した田代検事の証言について偽証罪が成立することが否定できなくなってしまう。それは、田代検事の罪状として虚偽公文書作成に偽証が加わることにとどまらない。小沢公判で田代検事がどのように証言するのかについて、検察の組織内で、証人尋問前に検討が行われ、少なくとも、特捜部や東京地検幹部の了承の下に法廷で「記憶の混同」と説明することが了承されたはずだ。それが偽証ということになると、広範囲の検察幹部が偽証について責任を問われることになる。これは、現在の検察組織にとって致命的な事態だ。

日経新聞の記事から窺われるのは、陸山会事件での虚偽報告書作成問題で検察が重大な危機にさらされている現状である。

笠間総長は、この事態をどう打開しようとしているのであろうか。滝実法務大臣は、この事態にどう対処しようとしているのであろうか。


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3.11以後の世界〜市民に出来ること(小出裕章さん講演会)

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3.11以後の世界〜市民に出来ること(小出裕章さん講演会) (こわれたおもちゃをだきあげて) 
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投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 6 月 11 日 01:50:26: igsppGRN/E9PQ

3.11以後の世界〜市民に出来ること(小出裕章さん講演会)
http://takashin110show.blog119.fc2.com/blog-entry-1691.html
2012/06/10(日) 08:27:10 こわれたおもちゃをだきあげて

YouTube動画
3.11以後の世界〜市民に出来ること(小出裕章さん講演会)
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=GeKu_RkD8iQ

gomizeromirai2さんが 2012/06/09 に公開
長いのでお時間のあるときにゆっくりとご覧ください。じっくりと考えましょう。

6/9(土)測定室1周年企画。小出裕章さん講演。
http://sokuteisitu.plumfield9905.jp/2012/04/04/

【日  時】 : 6月9日(土) 14:00〜16:00

【場  所】 : 葵区生涯学習センター・アイセル21 1階大ホール

6月9日(土) 『静岡放射能汚染測定室』測定再開1周年記念 及び、
『健やかな命のための生活講座』の第40回講演会として、

『3.11以後の世界〜市民に出来ること〜』と題して、
小出裕章さん(京都大学原子炉実験室・当測定室アドバイザー)の
お話を伺います。

事前に寄せられた多くの質問のインタビュアーは、
Wong WingTsanさん( ピアニスト・作曲家)

Wong WingTsanさんの演奏もお願いしています。


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福島原発事故がもたらす放射能による環境汚染と健康被害の情

東日本大震災:福島第1原発事故 告訴状提出 罪深さ正面から問う 地検対応「感触良い」 /福島

★昨日の記事の続報です。毎日新聞が、詳細を報道しています。毎日新聞から全文引用。

東日本大震災:福島第1原発事故 告訴状提出 罪深さ正面から問う 地検対応「感触良い」 /福島
毎日新聞 2012年06月12日 地方版
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20120612ddlk07040058000c.html

(1)

 福島第1原発事故で、かけがえのない日常を壊された県民1324人が立ち上がった。11日午後に行われた「福島原発告訴団」による福島地検への告訴・告発状提出。原発事故を招き被ばくを拡大させたとして、業務上過失致死傷などの容疑で、東京電力や国の幹部ら個人の責任を問う。この日、県内外から約200人が集まり、福島市内で記者会見や報告集会を開催。「個人の責任を問わずして福島の復興はありえない」「事故で分断されたつながりを取り戻す出発点に」などと訴えた。【清水勝、深津誠、三村泰揮】

 福島市民会館であった記者会見で、弁護団の保田行雄弁護士は、福島地検の対応について「感触は非常に良いものがあると思う」と評価した。告訴の意義については「住民が古里を奪われ、家族がバラバラでおびえながら暮らす現実を引き起こした最大の罪深さを正面から問うもの」とした。「告訴、告発が放置されることはありえない。地検は握りつぶしたり、黙殺したりすることはできない。今日は戦いの始まり」。河合弘之弁護士もこう呼びかけ、さらに告訴人を募る考えを示した。

(2)

 報告集会では、県内外から駆けつけた被災者10人が登壇。いわき市の主婦は原発事故直後に自主避難。父母にも避難を勧めたが、行き先も決まらず出るのは惨めだと言われた。

 子どもと新潟県に避難し、夫は仕事でいわきに残った。離れて暮らすことで毎日泣きながら過ごしたという。放射性物質で汚染された土地で、子どもへの影響をどう回避すればいいのか。「地震と津波ならもっと復興が早かった。余計な心配と配慮が必要な生活になってしまった。原発事故は人災、犯罪。責任を取ってほしい」と涙ながらに話した。

 福島市から福岡県福津市に避難した40代女性は「初期の被ばくを避けられず、福島に心、友人、家族を残して避難し、苦しみながら生活を始めている。周りの人がどんな経験や苦しみを受けたか知りたい。私たちはこれ以上分断されず、苦しみを引き起こした責任を問うことで、つながりたい」と語りかけた。

 告訴団には、震災当時、県内に住んでいた幼稚園児から80代までが参加。第1原発から約4キロに住んでいる人もいた。避難先は北海道から沖縄まで全国に散らばり、海外に住んでいる人もいるという。

 ◇アドバイザー3人を批判 知事は被告訴人に含めず

(3)

 記者会見では、震災直後から県放射線健康リスク管理アドバイザーで、告訴された山下俊一、神谷研二の県立医大副学長2人と高村昇・長崎大教授の責任問題や、佐藤雄平知事を被告訴人に含めなかったことが取り上げられた。

 告訴状によると、専門家3人はアドバイザーの立場で、県内の汚染実態を把握していないにもかかわらず「子どもが外で遊んでも大丈夫」などと住民に説明し、被ばく被害を拡大したと主張。保田行雄弁護士は「放射能汚染は大したことはないなどと安全宣言した。ヨウ素剤を投与させずに住民の避難を遅らせ、被ばくを避ける機会を奪った人に県民健康調査をする資格はない」と指摘した。

 一方、佐藤知事については「緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)の公表が遅れた責任は明確だが、避難指示に関する県と国の役割分担が未解明で、時期尚早」との見解を示した。

 ◇告訴に県困惑

 県原子力安全対策課は「放射線の健康影響について専門的見地から情報提供していただくためアドバイザーを委嘱している。告訴についてはコメントできない」と困惑した様子だった。

 ◇真摯に検討する

(4)
 福島地検の小池隆次席検事は「告訴状を預からせていただき、犯罪と認めるに足りる事実関係があるかを真摯(しんし)に検討させていただきます」とコメントした。

★以上、毎日新聞から全文引用

★検察は、これまでに失った信用を取り戻すべく、報道の通り「真摯(しんし)」に取り組む事を強く望みます。戦後最大の、犯罪と言っても過言では、ないでしょう。捜査に乗り出しにくかった事情は、分かります。然し、被害者多数からの告発があった以上、「大儀名分」は、十分すぎるほど、あると思います。後は、検察の「正義」への心だけです。

(毎日新聞)社説:大飯再稼働会見 「安全神話」への逆戻り

★まさに、この通りだと思います。急ぐ意味は、全く無いのに何故、再稼動を強行するのか???
理由は、特定の業種への配慮以外に考えられません。これを、黙認してきた結果が、福島原発事故です。その反省も無ければ、事故の教訓を生かそうという姿勢も全く、見られません。

「毎日新聞」から全文引用
社説:大飯再稼働会見 「安全神話」への逆戻り
2012年06月12日 02時31分
http://mainichi.jp/opinion/news/20120612k0000m070095000c.html

 心にも理性にも響かない先週の野田佳彦首相の「大飯再稼働会見」だった。国民ではなく、福井県知事に向けたメッセージであることが透けて見える。これで国民の納得が得られるとは到底思えない。

 疑問はいくつもある。まず、「福島を襲ったような地震・津波が起きても事故を防止できる」「すべての電源が失われても炉心損傷に至らない」という首相の認識だ。

 そもそも、福島第1原発の過酷事故の最大の教訓は、いくら防護対策を取っていても「事故は起こる」ということだった。にもかかわらず、首相は再び、「事故は起きない」という前提に立ち返って再稼働を進めようとしている。「安全神話」への逆戻りと言う以外にない。

 「福島のような」という限定付き「安全保証」も問題だ。次の事故は違う形を取るに違いないからだ。

 国際的な原発の安全原則は「5層の防護」から成り立っている。3層目までは過酷事故の防止、4層目以降は過酷事故を前提に、放射性物質の放出から人や環境を守る防災対策までを求めている。

 免震棟など過酷事故対策の一部を先送りしている大飯原発で、4、5層目の対策をどう実行するのか。首相は国民にきちんと説明する義務があるはずだ。

 さらに、「原子力発電を止めたままでは、日本の社会は立ちゆかない」という発言も疑問だ。政府は「脱原発依存」を方針とし、どのようなエネルギーミックスをめざすのか、時間と労力をかけて検討している。

 その結論さえ出ていないのに、「夏場限定の再稼働では国民の生活は守れない」「エネルギー安全保障の視点から原発は重要な電源」と踏み込んだ。国民的な議論を置き去りにする発言ではないか。

 もちろん、電力不足から突発的な停電が起きれば人命にかかわる。計画停電が続けば産業にも大きな影響が出るだろう。重い問題である。

 しかし、夏の電力不足への対応が必要となることは1年以上前からわかっていた。その間に取るべき対策を怠ってきたのは政府と関西電力だ。まずその反省と謝罪があってしかるべきなのに、危機感だけをあおる姿勢は受け入れられない。

 節電や電力のピークカット、電力融通など、さまざまな対策を講じようとしている時に、再稼働を強行することは、社会の変革の芽をつぶすことにもつながる。

 首相は「再稼働反対は精神論」という趣旨の発言もしているが、事故対策は「精神論」ではない。原発過酷事故を現実に経験しながら、「事故は防止できる」と主張することこそが、精神論ではないだろうか。

以上、毎日新聞「社説」から全文引用

「川で何がおきているのか」Eテレより 水による放射性物質の移動と稲への移行数値が衝撃的 (日々雑感) 

★少し、ゴチャゴチャしていますが、URLだけで引用がないため、管理人が追記しました。

★阿修羅♪ >
「川で何がおきているのか」Eテレより 水による放射性物質の移動と稲への移行数値が衝撃的 (日々雑感) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu24/msg/582.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 6 月 11 日 12:51:03: igsppGRN/E9PQ

「川で何がおきているのか」Eテレより 水による放射性物質の移動と稲への移行数値が衝撃的
http://hibi-zakkan.sblo.jp/article/56375501.html
2012年06月11日 日々雑感

20120610ネットワークでつくる放射能汚染地図6(動画)
http://www.dailymotion.com/video/xrg2gf_20120610-yyyyyyyyyyyyyyyyyy_news?start=1
★管理人・北の山追記。動画の説明文
20120610 ネットワークでつくる放射能汚染地図6 投稿者 PMG5
NHK ETV特集 ネットワークでつくる放射能汚染地図6 川で何がおきているのか

福島第一原発事故により、大気中にはおよそ90京ベクレルという、大量の放射性物質が放出された。原発事故から1年あまりたった今、事故直後には汚染がみられなかった場所で次々に新たな汚染スポットが見つかり、汚染地図の更新が必要になっている。その原因と考えられているのが、水による放射性物質の移動である。河川を介して放射性物質はどのように広がっているのか。番組では川が放射性物質を拡散するメカニズムを明らかにするため、福島県を水源とする阿武隈川阿賀野川という二つの一級河川の上流から下流まで400か所以上で専門家とともに独自の調査を行った。

福島県中通り地方を縦断し宮城県沖に流れ出る阿武隈川文部科学省の報告書によると阿武隈川には一日当たり1700億ベクレルの放射性物質が阿武隈川を移動している。私たちの調査では水そのものからはほとんど汚染は検出されなかった。しかし、川底の土からは場所によっては6万ベクレルを超える高濃度の汚染が検出された。

一方、福島県から新潟県へ流れ日本海に注ぐ阿賀野川の河口付近でも川底の土から汚染が見つかった。ここでもやはり川底の粘土鉱物が放射性セシウムと強く結合し、汚染の原因となっていた。阿賀野川の上流にあたる会津地方は、事故直後に原発周辺の住民が避難するほど汚染が低い場所だったはずだ。調査の結果、阿賀野川の支流の放射性物質の量が、雪解けを挟んで大きく跳ね上がっていた。これが粘土鉱物と結合し、はるか遠くの日本海側まで移動する実態が浮かび上がってきた。

番組では、去年の11月から半年間の独自調査を元に「水」によって集められ、「川」という道で予想外に遠くまで移動し、溜まり、汚染を拡大させる放射性物質の実態と、その動きに翻弄される流域住民の苦悩を伝える。

★以下、記事本文に戻る
昨夜、6月10日(日) 夜10時から放送のNHK ETVの「ネットワークでつくる放射能汚染地図6 川で何がおきているのか」の内容が、かなり衝撃だったと話題なので、紹介します


福島第一原発事故により、大気中にはおよそ90京ベクレルという、大量の放射性物質が放出された。原発事故から1年あまりたった今、事故直後には汚染がみられなかった場所で次々に新たな汚染スポットが見つかり、汚染地図の更新が必要になっている。その原因と考えられているのが、水による放射性物質の移動である。
ETV特集(NHK)
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0610.html


福島県を水源とする阿武隈川阿賀野川という二つの一級河川の上流から下流まで400か所以上で専門家とともに独自の調査を行った。 

川の水はNDでも川底の泥は、とんでもないことに
福島県中通り地方を縦断し宮城県沖に流れ出る阿武隈川

福島県から新潟県へ流れ日本海に注ぐ阿賀野川でも雪解けで大量の放射性物質が日本海へ

水の流れに沿って移動し蓄積

そして池では

299000ベクレル/kg

周辺では


こんな感じで水の流れに沿って凝縮される放射性物質

そして

ベクレルの水で稲を育てると590ベクレル


とにかく、コメは今年の方が更にヤバイな。

放射性物質が、雪解けと共に水の流れを沿って移動
 ↓↓↓
その水の流れは、水田に
 ↓↓↓
米作り
↓↓↓

産地偽装も発覚!地元業者が明かす「福島米35万トンの流通先」

(一部抜粋)
「外食や給食用なら福島県米を『国内産』として販売しても、法律的に問題はないのです。多くの福島県産米が、外食産業や給食用として卸されている。外食産業のほとんどのお店では『国内産』の表示ですませています。病院の入院食などの場合、少しでも安い価格の米が求められます」
産地偽装も発覚!地元業者が明かす「福島米35万トンの流通先」
女性自身 6月4日(月)7時32分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120604-00000301-jisin-soci
(管理人追記、記事全文引用)
放射能汚染の風評被害で、深刻な消費者離れをを起こしている福島県産米。その生産量は全国7位の35万トンで、国内産流通米の4.1%を占めている。しかし、福島県産の米を福島県外の小売店の店頭で見かけることは少ない。いったいどこへいっているのだろうか?

先だって長野県駒ヶ根市の米卸業者『橋本商事』が米の産地偽装の疑いで家宅捜索を受けた。「長野県産として発売した26トンの米が、実は21トンの福島県産米と5トンの青森県産米をまぜたものだった。偽装米の大半は福島県産のものだったのです」(社会部記者)

しかし、福島県の米の流通業者は「そんな偽装のリスクを背負わなくても流通させることは可能だ」と語る。

「外食や給食用なら福島県米を『国内産』として販売しても、法律的に問題はないのです。多くの福島県産米が、外食産業や給食用として卸されている。外食産業のほとんどのお店では『国内産』の表示ですませています。病院の入院食などの場合、少しでも安い価格の米が求められます」

米の消費者表示はJAS法およびトレーサビリティ法で決まっているが、「ブレンド米の場合、国内産ならば産地の表示はしなくても構わないことになっています」と流通に詳しいジャーナリストは言う。消費者は産地の確認がしようもない『国産米』を食べているのだ。

「新米が出回り多くの注文がはいるはずだった昨年11月ごろ、うちは放射能物質が検出されていない米しか扱っていなかったのですが、県外からほとんど注文は入りませんでした。でもここにきて昨年より若干高いところまで価格も持ち直しています」(前出・流通業者)

風評被害にさらされる福島に罪はない。だが、産地を隠して福島産の米を流通させる現状があることも事実のようだ。
(以上、追記終わり)

弱い者と金のないものから、やられていく。

去年の11月だけど参考までに
⇒福島県内の公共用水域における放射性物質モニタリングの測定結果について(平成23 年11月15日)
http://www.env.go.jp/jishin/monitoring/result_pw111116.pdf


★参考
ETV特集(NHK)
2012年6月10日(日) 夜10時
2012年6月17日(日) 午前0時50分 再放送
ネットワークでつくる放射能汚染地図6
川で何がおきているのか
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0610.html



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病死者数の統計発表。福島の子供たちの体に何が起きているのか?(週プレNEWS)

★以前、他の記事で同じ内容を掲載したようにも思いますが、注意喚起の意味で掲載します。

livedoor ニュース
病死者数の統計発表。福島の子供たちの体に何が起きているのか?
週プレNEWS
2012年06月10日06時00分
提供:週プレNEWS
http://news.livedoor.com/article/detail/6643534/

病死者数の統計発表。福島の子供たちの体に何が起きているのか?
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通常、病死者は冬春に多く、夏秋は少ない傾向が全国的にあるが、昨年は直線的に累計数が増加。この傾向が続くのか、注視すべきだ

5月14日に「『福島県の子ども』の病死者数について」という報告書が発表された。政府の人口動態統計(出生届や死亡届などをもとに作成される)から集計したもので、文字どおり福島の子供の病死について述べられており、2010年3月から11月と、11年3月から11月の病死者数を比較している。

この報告書を作成したのは、「子どもを放射能から守る福島ネットワーク」代表の中手聖一氏だ。報告書によると、11年の病死者数は10年に比べて1.5倍に増えている。

とはいえ、これは中手氏も報告書の中で「子どもの病死はもともと少なく、“異変”と判断するには絶対数が少なすぎます。過去の統計や他の都道府県でも同様の変化は少なからずあることです」との断りを入れているように、この数字をもってして、「福島でとんでもないことが起きている!」などと騒ぐのは早計だ。

しかし、だからといって見過ごしていいものでもない。福島の子供たちの体に、いま何が起きているのか。福島第一原発事故によるさまざまな問題に取り組んでいる国際環境NGO「FoE Japan」の満田夏花(みつたかんな)氏に聞いた。

「福島県内の高校生ふたりが急性心不全で突然亡くなったとか、小さな子供にいろんな異常が増えているという話は聞きます。でも、実際のところ、健康被害が発生しているかどうかはわかりません」

さまざまな事例を“異変”と断定するほどの裏付けがないというのだ。満田氏が続ける。

「むしろ、私がいま問題視しているのは、子供たちの健康を守るための検査が正常にされていないという状況です」

昨年は、厚生労働省が3年に1度行なう「患者調査」という、病院や診療所で受診した患者の病気やケガの実態を明らかにする全国的な調査の開催年だったが、福島県は調査から除外されている。

その理由について、「チェルノブイリ子ども基金」の医療顧問を務める小児科医の黒部信一氏はこう見ている。

「政府は異常な値が出るのを避けるため、故意に福島県を調査対象から除外したのではないか」

このほか、福島県立医科大学が主導して行なっている、子供の甲状腺異常を調べる「県民健康管理調査」についても、前出の満田氏が指摘する。

チェルノブイリの教訓を踏まえれば、甲状腺がんのみならず、いろいろな疾病が増加することを踏まえた検査をすべきです」

一方、原発事故後、何度も福島入りし、県民に対して健康相談会を開催している小児科医の山田真氏は、住民からの相談中に感じた、ある問題について話す。

「われわれの相談会や、福島県内の学校の保健室の先生などからも話は聞いていますが、福島では特別な症状はあまり起こっていないように感じます。むしろ心配なのは、症状がないということで安心して放射能への意識がだんだんと風化してきていることです。実際、相談に来られる方も少なくなっていますしね。いまなんでもないから、将来まで大丈夫だという保証にはならないのですが」

福島県民が「もう大丈夫」と感じるに至った背景として、山田氏は、昨年9月に福島県立医科大学で開かれた「放射線と健康リスク」という国際会議が少なからず影響していると指摘する。

「世界中の放射能の医療についての専門家が集まり、『もう福島はなんともない』『将来的にも心配がない』という宣言をしました。しかし、これは政治的に行なわれていて、原発事故の収束宣言と同じで、いまの段階で『終わった』とはとても言えない。むしろ数年先のほうが問題で、医者としては将来も大丈夫だなんて患者さんには決して言えませんよ」

確かに、低線量被曝(ひばく)については、チェルノブイリの事例を見ても、すぐに影響が出るものではない。

「いま福島の子供たちの体に何が起きているのか、いろいろなことがいわれていますが、断定的なことは何ひとつ言えません。しかし、そういった個々の話もしっかりと捕捉して、健康被害を未然に防ぐような、あるいは健康被害が出始めているかどうかを把握する調査を行なうべきです」(前出・満田氏)

数年後、今回と同様の報告書に明らかな異変が見られないためにも、政府には早急な対応を望む。

(取材・文/頓所直人)

★参考記事
私はあえてタブーに触れます「福島県子どもの病死者数推移」〜みんな楽しくHappyがいい♪
2012-05-27 00:00:10
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11261433573.html
みんな楽しくHappyがいい♪(元記事)
私はあえてタブーに触れます「福島県子どもの病死者数推移」
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1911.html
★参考資料
「福島県の子ども」の病死者数について
−政府・人口動態統計から分かった事故後の変化−中手聖一(PDF)
http://dl.dropbox.com/u/17135518/nakate.pdf


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