「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

増税法衆院通過 反対57 棄権欠席19<小沢新党結成へ>「日刊ゲンダイ」

日刊ゲンダイ」から全文引用
増税法衆院通過 反対57 棄権欠席19
2012年6月26日
http://gendai.net/articles/view/syakai/137250

<小沢新党結成へ>

 民主、自民、公明の翼賛3派の圧倒的多数の賛成で、消費増税法案が26日午後、衆院を通過した。国会周辺で大規模デモが起きるでもなく、衆院本会議場の採決も混乱なく進んだ。全くどうしようもない国だが、そんな中で唯一注目されてきたのが、民主党内の造反者の数。国民生活をどん底に突き落とす消費増税問題が、議員の頭数と造反ショーだけに矮小化されるのは間違いだし、そこに財務省と大マスコミの悪辣さが表れているが、結局、増税法案に対する造反者は76人だった。

 予定通り、26日午後1時から始まった本会議。各党の「賛成」「反対」の討論の後、「一体改革」法案のうち5法案の起立採決をはさみながら、社会保障制度改革案、こども園法改正案に対する記名投票に移った。問題の消費増税法案の記名投票は、午後3時過ぎに始まった。
 これに先立って小沢グループは議員会館の会議室に集まり、結束して反対することを確認。その通りにグループの議員が次々と青票を投じた。鳩山元首相も約束通り、反対票を投じ、鳩山グループの松野頼久議員や川内博史議員などが続いた。中間派では1年生の福島伸享議員や福田衣里子議員も反対で、大きな拍手が起きた。
 反対票は計57票。欠席・棄権が羽田孜元首相、福田昭夫総務政務官など19人だった。
 予想通りとはいえ、造反者が「54人」を超える大量になったことで、野田執行部は処分を断念せざるを得なくなっている。しかし、小沢グループは本会議終了後に再び集まり、そこで「新党結成」を話し合う。それとは別に、鳩山グループも新党旗揚げの準備に入り、中間派議員の受け皿にする構想が浮上している。

カタール企業に発電させれば日本の電気料金は激安にと大前氏(NEWSポストセブン)

「NEWSポストセブン」から全文引用
カタール企業に発電させれば日本の電気料金は激安にと大前氏</span>
2012.06.22 16:01
http://www.news-postseven.com/archives/20120622_122026.html

 東電国有化が実現すれば、国民は東電の損害賠償を電気料金の値上げによって負担させられるか、さもなければ税金で負担させられることになる。だが、値下げする方法はある、と大前研一氏は指摘する。以下は、大前氏の解説だ。

 * * *
 政府は7月に東電に1兆円出資して株主総会の議決権の50%超を握り、東電を「実質国有化」することになった。

 東電国有化は、どう転んでも国民の負担が増える仕組みになっている。国民は東電の損害賠償を電気料金の値上げによって負担させられるか、さもなけ れば税金で負担させられるのだ。これぞ野田内閣の「社会保障と税の一体改革」ならぬ“社会負担と税の一体改革”にほかならない。

 しかも、さらなる電気料金の値上げ要因がある。太陽光発電など再生可能エネルギーのフィードイン・タリフ(固定価格買取制度)だ。その価格が1kWh当たり40円くらいとすれば、現在の発電コストの10円未満に比べて4倍になる。

 それを電力会社に買い取り義務があるという制度を作ってしまったので、今後、電気料金は自動的に値上がりする。

 一方、値下げする方法は何かといえば、電力会社の大幅なリストラ、そして再生可能エネルギー以外の参入の自由化だ。たとえば、カタールなど資源国の巨大エネルギー会社による日本国内での発電を自由化すればよい。
 
 そうすれば、日本の電気料金は一気に安くなり、電力不足も解消される。しかし、そういう話はまだ議題にも上っていない。

週刊ポスト2012年6月29日号


☆ホームページのご案内
(更新は、中々出来ませんがトラブルは、解消しました)
ニュースだけのページ
http://sites.google.com/site/japan20120418news/
福島第一原発事故と日本の原子力産業問題の情報室(北の山じろう)
https://sites.google.com/site/kitanoyamajirou/
福島原発事故がもたらす放射能による環境汚染と健康被害の情報室
https://sites.google.com/site/ennpatujikonohousyanouhigai/

20120614 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章 (YouTube)ほか

YouTube
20120614 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://www.youtube.com/watch?v=OV4sHINam1U&feature=player_embedded

tacc77 さんが 2012/06/14 に公開

野田さんは国民の生活を守るためとか、いかにも国民に恩着せがましい理由をつけて(再稼動を)やろうとする 本っ当に異常な人たち 小出裕章
http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/06/15/tanemaki_jun14/

•大飯原発再稼動をめぐる自治体内部の責任の押し付け合い
原発再稼動するしないの危険性の大きな差
•東電社内の原発事故調査委員会が報告書取りまとめ 2号機格納容器から漏洩したガスが重大な汚染原因
•2号機格納容器からガスが漏洩した理由(小出裕章氏の説)
•国家統計データが示す、節電なしで乗り切れる根拠
などについてです。
ノーカット(wma)
http://goo.gl/1O3vX


ブログタイトル「ざまあみやがれい!」〜から全文転載
2012年06月15日11:05
大飯原発再稼動 県議会の責任逃れ・再稼動するしないの危険性の差「情けない議会 議員一人一人がちゃんと自分の思いを発信しなければいけない」小出裕章6/14(1)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65810622.html

▼ブログタイトル「ざまあみやがれい!」の由来
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65721164.html

2012年6月14日(木)、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。

大飯原発再稼動について、福井県議会などが責任を逃れていること、大飯原発再稼動するしないのどちらが危険か、について言及しました。

=====(始め)

千葉「京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんです。小出さん今日もどうぞよろしくお願いします」

小出「はい。よろしくお願いします」

千葉「今日は毎日新聞論説委員の藤田悟さんと一緒にお話を伺います」

藤田「ああ藤田です。よろしくお願いします」

小出「はい。藤田さん、よろしくお願いします」

千 葉「ではまず、ニュースでもお伝えしたんですけれども。福井県の大飯原発3、4号機の再稼動につきまして、地元のおおい町の町長が、再稼動を認める意向を 示して、福井県知事に伝えたということです。で、今週中には県知事が同意して、総理大臣に伝えられて再稼動ということになる見通しなんですけれども。この ことについてまず、小出先生のご感想をいただけませんか」

小出「はい。大変残念、です。え…ただし、残念、というだけでは済まないものが、ここにはあると思います」

千葉「はい」

小 出「え…その原子力をやってきた、長ーい歴史というのが、あって。おおい町もそうですけれども。地域全体が、原子力にすがらなければ生きていかれないとい う、そのような状況に追い込まれてしまったうえで、原子力を受け入れてしまい、ました。そしていちど受け入れてしまうと、それに依存するような、街になっ てしまうわけですし。次々とまた新しいおカネを欲しがる以外にないということに、なってきた、というのが日本の原子力のやり方だったと思います。え…言葉 は悪いですけど、いわゆる麻薬患者を作って、ますます麻薬漬けにしていくと、いう歴史がきた、続いてきたと私には見えます。え…地域の人達にそれを簡単に 抜けろということは、すぐには言えない。どうやれば、う……その街、全体が、きちっと生き延びることができるのかというそのことを考えなければいけないの だと、思います。ただし、まあ町議会にしても福井県議会、あるいは福井県知事にしても、その人達こそがそういうことを考える責任がある人たちだと思います ので」

千葉「ええ、ええ」

小出「しっかり考えて欲しいと思います」

千葉「ええ。その、県議会なんですけれどもねえ。え…全員協議会を開いて再稼動問題について話しあったそうなんですけれども。お…その結果、再稼動は知事の判断だから、議会に意見を表明させて責任を負わせるという馬鹿な話はない、といった意見が出て」

小出「(苦笑)」

千葉「県議会として採決や意見集約はしないで、知事に判断を一任したということで。」

小出「はい」

千葉「あの、いろいろ報道を聞いてますと、なんだか総理が決めたから、町長が決めたから、知事がこういう考えだからで、みな責任から逃げてるっていう感じがするんですけど」

小出「そうですね。情けない議会ですね」

千葉「ええ」

小 出「議員一人一人がちゃんと自分の思いを発信しなければいけないと思うし。一人ひとりが個人の責任を負わなければいけないと私は思うのですが。残念なが ら、少なくとも原子力の世界というのは、個人としての責任を誰も負わないという。そういうまま今日まで来てしまいました。」

千葉「ええ…ほんっとに変な世界ですよね」

小出「はい」

千 葉「え…それからリスナーの方からの質問が来ておりまして。こちらご紹介します。ラジオネームおぺらさんというかたです。え…大阪府にお住まいの方で。わ かりきったような質問をして申し訳ないんですけれども。大飯原発を動かさないのと、動かしたのとでは、危険度は違うのですか、という質問なんですが、先生 改めて教えてもらえますか」

小出「もちろん危険度は違い、ます。え…運転中に全所停電をした場合には、事故が劇的に進行してしまう…しまいます」

千葉「はい」

小出「え…福島第一原発の1号機から3号機で進行したように、もう本当に手のつけようのないまま事故が進行してしまいますので。まずは動いてる状態をやめるということは、徹底的に大切だと、思います」

千葉「はい」

小出「では、動いていなければ安全かといえば、もちろんそうでは、ありません。え…すでにこれまで日本で原子力発電をやってきてしまったがために、広島原爆が、まき散らした放射性物質の、120万発分、に相当する核分裂生成物を日本は作ってしまった」

千葉「120万発分ですか」

小 出「はい。それは、消すことが出来ないゴミとして、え…それぞれの原子力発電所の中に溜まってるわけですし。今でも福島第1原子力発電所の進行中の事故の 中でも、それが危機に直面している、のです。ですから、止めれば安全だということではありませんが、まずは止めなければいけないと私は思います。」

千 葉「はい。わかりました。え…続いてはですね。う…東京電力の社内の原発事故調査委員会が近く報告…最終報告書を出す予定だというニュースが入ってまし て。この案が明らかになったということです。で、それによりますと、原発の北西の方向に重大な汚染を引き起こした最大の原因は、当初言われていたベントで はなく、2号機の格納容器から漏れ出したガスだと結論づけているんですけれども。詳しい損傷の箇所や原因については書かれていなかったということです。こ れ、詳しい損傷の原因が無い報告書というのは、ほとんど意味が無いと思うんですけども。」

小出「はい(苦笑)。おっしゃるとおりです。」

=====(終わり)



ブログタイトル「ざまあみやがれい!」〜から全文転載
2012年06月15日11:08
重大な汚染原因は2号機格納容器破損でのガス漏洩 その原因は地震(小出説)・国家統計がデータ示す「節電なし」で乗り切れる根拠 小出裕章6/14(2)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/cat_60249441.html

img_eb394c7bf4f6bdef87f98bbeabd186cf71552

http://livedoor.blogimg.jp/amenohimoharenohimo/imgs/f/2/f2c25ae2-s.gif
2012年6月14日(木)、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。

東京電力社内の事故調査委員会による2号機の格納容器からのガスが重大な汚染をもたらしたという報告、および、節電なしで乗りきれる根拠に言及しています。

▼ブログタイトル「ざまあみやがれい!」の由来
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65721164.html

=====(始め)

※「大飯原発再稼動めぐる県議会の責任逃れ・再稼動するしないの危険性の差「情けない議会 議員一人一人がちゃんと自分の思いを発信しなければいけない」6/14(1)」からの続きです。

千葉「はい。わかりました。え…続いてはですね。う…東京電力の社内の原発事故調査委員会が近く報告…最終報告書を出す予定だというニュースが入っていまして。この案が明らかになったということです。」

▼【最大汚染源の2号機】 損傷箇所特定できず 東電最終報告の全容判明 : 47トピックス - 47NEWS(よんななニュース)

千 葉「でそれによりますと、原発の北西の方向に重大な汚染を引き起こした最大の原因は、当初言われていたベントではなく、2号機の格納容器から漏れ出したガ スだと結論づけてるんですけれども。詳しい損傷の箇所や原因については書かれていなかったということです。これ、詳しい損傷の原因が無い報告書というの は、ほとんど意味が無いと思うんですけども。」

小出「はい(苦笑)。おっしゃるとおりです。え…もちろん、現場に誰も行くことはできません し、原因を確定するということは、これから10年後20年後、あるいは30年後になるかもしれない、と私は思います。ただし、私自身は、2号機の放射性物 質の漏洩が生じた場所というのは、私なりの推測が、あります」

千葉「はい」

小出「え…それは、サプレッションチェンバーと私達が呼んでいる、まあ格納容器の一部なんですけれども」

千葉「ええ、ええ」

小 出「え…格納容器本体はドライウェルと呼んでいますが。そことサプレッションチェンバーを結んでいる配管があるのですが。配管と言ってもまあ巨大なパイプ なんですが。そこが私は破損して、そこから出てきたと思っています。え…それは、福島第一原子力発電所のまあ最大の、安全問題だと、もともと米国のジェネ ラル・エレクトリックの設計者たちが指摘していたことで。それが多分現れたのだと、思いますし。そうなると、うん…政府と東京電力は津波が原因だと言いた かったわけですけれども。そうではないということになってしまいますので。どうしても東電としては、言いたくないということだと思います。」

千葉「はあ…。藤田さん、いかがですか」

藤田「はい。ええ、であの、今回そのおおい町長のですね、」

小出「はい」

藤 田「その…んー、まあ同意の表明を受けましてですね。まあ数日中にその福井県知事の同意を受けて、え…政府がその…大飯3,4号機のですね、再稼動を正式 に発表するということになりますが。まあしかしこの一連の手続きをみるとですね、まあせっかくこう、この夏みんなで節電をしてですね、え…まあ原発なしで も、まあ節電してなんとかやっていこうと。原発がなくてもこう乗りきれるというですね、そういうことを証明できる非常にいいチャンスだったと思うのです が」

小出「はい」

藤田「そういうチャンスも奪われて。まあ非常に残念な気がするんですが。小出さんはいかがですか」

小出「藤田さんがおっしゃるとおり、です。充分今年の夏も乗り切れた、筈だと私は思います。それも今藤田さんが国民が節電をしようと思ってきたとおっしゃってるわけですけれども。全く節電もしなくても乗りきれるのです。」

藤田「ああ」

小出「はい。それは日本の、日本の国家の統計データがそれを示してい、いますので」

▼Dho's House: 原発なくとも電力は足りる
http://livedoor.blogimg.jp/amenohimoharenohimo/imgs/f/2/f2c25ae2-s.gif

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藤田「はい」

小出「え……何の節電もしなくても、日本はいついかなる時も電力供給に支障がないのです、本当は」

藤田「うーん」

小 出「ただし、え…原発を動かさないと停電してしまうぞという脅しに、国がそれを使って。ほとんどの皆さんがそれを騙されてまずはきてしまっているわけ、で す。それでも国民のほうはまあ節電ぐらいやろうかと、いう、気になっているわけですけれども。それでも野田さんは、国民の生活を守るためとか、いかにもな んか、国民にお、お、恩着せがましくですね、理由をつけてやろうとする、のですね。本っ当に異常な人たちだと私は思います」

千葉「はい。小出さんどうもありがとうございました」

小出「はい。ありがとうございます」

=====(終わり)

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★以上、ブログ「ざまあみやがれい!」から全文転載
★「ざまあみやがれい!」の管理人さん、ありがとうございました!!!

20120615 週刊エンター『原発のウソそして本当の話 第6弾』 小出裕章 YouTubeほか

YouTube
20120615 週刊エンター『原発のウソそして本当の話 第6弾』 小出裕章
http://www.youtube.com/watch?v=kLdgaok1oMA&feature=player_embedded

tacc77 さんが 2012/06/20 に公開

大飯原発3号機 発電機冷却水タンク異常警報の分析・大阪府がれき処理正式決定 小出裕章
http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/06/21/tanemaki_2012jun20/

•大飯原発3号機の発電機冷却水タンク異常警報
•大阪市がれき処理公式受け入れ
についてです。
ノーカット(wma)
http://goo.gl/bMocD

ブログタイトル「ざまあみやがれい!」から全文転載
2012年06月16日22:38
原発ゼロの電力受給・夏限定の再稼動についての分析 小出裕章6/15(1)(吉田照美ソコダイジナトコ
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65810856.html
2012年6月20日(水)、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。大飯原発3号機の発電機の冷却水タンクの水位の異常を示す警報機が鳴ったことについて解説しています。
▼ブログタイトル「ざまあみやがれい!」の由来
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65721164.html

=====(始め)

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんです。小出さんこんばんは」

小出「今晩は」

水野「よろしくお願いします」

小出「よろしくお願いします」

水野「そして東京には近藤さんです」

近藤「あ、こんばんは。よろしくお願いしまーす」

小出「はい。近藤さん、よろしくお願いします」

近藤「どうもー」

水野「え…まずですね、ニュースでお伝えいたしました、この大飯の3号機、警報が鳴ったという話なんですが、これについて、小出さんどんな感想お持ちでしょう」

小出「はい。まあ、まだよく私自身、どういう経過で警報が鳴ったというのを得心できるほどに理解していないのですが。」

水野「はい。情報がそこまでありませんよね」

小出「はい。はい。まあ、小さなトラブルというのは日常的にあちこちで起きる、わけで。え……警報が鳴った、鳴るというようなことは多分よくあることだと思います。問題は、それが本当に重要なことで鳴ったのか、」

水野「ええ」

小出「あるいはそうではない、まぁ、単なる誤動作であったとかですね。え…比較的軽微と判断できるようなものであったかという、それをもう少し私は知りたいと思います」

水野「うん。これあの、発電機」

小出「はい」

水野「の冷却水」

小出「はい」

水野「の、その水の、お…レベル、が」

小出「はい」

水野「低下をしたということを示す警報器が一時的に作動したって話なんですね」

小出「そうですね」

水野「この、発電機の冷却タンクというのは」

小出「はい」

水野「その、原子炉を冷やす水とはまた違うんですか」

小出「はい。全く違います」

水野「ほう…。そ、それがもし発電機の冷却タンクの水が、減っていた、としたらどうなるんですか」

小出「多分発電機が動かなくなりますので、」

水野「はい」

小出「自動的にえ…インターロックというのがかかっているはずだと思いますし」

水野「ええ」

小出「原子炉を停止させることになると思います」

水野「あっ、そんなに重大なことなんですか」

小出「はい。発電機が、はい。発電機が動かなければもちろん原子炉は停止しなければいけません。」

水野「はああああ」

小出「ですから発電機を停止しなければいけないほどに」

水野「はい」

小出「その冷却水が減ってしまうとか。冷却に支障を及ぼすかという、そのへんの判断の分かれみ…が分かれ道になると思います」

水野「今入ってきてる情報ではですね」

小出「はい」

水野「作業員が目で見て点検したら、水位が基準に比べておよそ5センチ低かったというんですね」

小出「はい」

水野「でこの警報器が鳴る設定はですね、基準よりも10センチ低ければ、警報器が鳴る設定になっていたと」

小出「だそうですね。」

水野「10センチと5センチの違いが私にはもう全くわからないわけですども。これ、10センチ、水のラインが低下すると、いうことで警報機がもし鳴っているということであればですね」

小出「はい」

水野「それはやはり、問題、なことなんですか」

小出「まあ、もちろんですね。警報というのは、正常な動作ができなくなるからこそ警報が鳴るわけですから」

水野「ええ」

小出「本当に10センチ減ってしまって警報…が、…まあ出るべくして出たのだとすれば、なんでそれが減ってしまったのかという原因をきちっと突き止めなければいけません」

水野「はあ…。今のところ作業員が目で見て、およそ5センチ低くなってたという話は」

小出「はい」

水野「うーん。まあど、ど、本当にそれ何センチって目で見てわかるのかどうか私にはわからないんですが」

小出「はい」

水野「このあたりのところで、え…どれぐらい、これ大丈夫なんだというふうに、全体を見ていいんですか」

小出「(笑)すいません。私には今の情報の範囲で言うとよくわかりません」

水野「うーん。関西電力はね、タンク内の水の流れで一時的に水面が上下、して警報器が作動したん、だというふうなことを言ってるんですが」

小出「それはありえないと思います」

水野「ありえない」

小出「はい。もしそれだとすればこれまでにも度々そういうことが起きたはずですし。」

水野「はい」

小出「はい。え…これまでは多分警報が鳴らなかったということだから、そこで警報点を設定したのだと思います。」

水野「…あっ。警報点を10センチ下がるというふうに設定したということは、しょっちゅう」

小出「鳴っ、鳴ったら困るわけですね」

水野「鳴ったら困るから」

小出「はい」

水野「10センチに」

小出「はい」

水野「設定しているであろうと」

小出「はい」

水野「ということは、他に事実はある、可能性が高い」

小出「はい。私はそう思っていますし。それを知りたいと思います。」

水野「はあ。例えばどんな可能性があるというふうに思いますか」

小出「え…タンク自身の水位が本当に、減っていてですね。作業員の方が5センチと見たのが実はもう警報点に達していたということも、ありうると思います。そうであればなぜ、タンクの水が減ったのかをきちっと調べなければいけません」

水野「そうですね」

小出「はい」

水野「本当に警報器が、どう潰れていたのか、潰れていなかったのかということがわからなければ、」

小出「はい」

水野「ここのところ明らかにならないんですね」

小出「そうです、そうです」

水野「で、もしも警報器が鳴るような実態であったとしたならば、」

小出「はい」

水野「これは、最終的には、もう原子炉、は、止まる、ということにも…」

小出「え…」

水野「なりうる可能性あるんですね?」

小 出「はい。ただ発電機…の冷却水ですから、そのタンクさえ水を溜められる構造が保てるのであれば、それでいいはずだと私は思いますので。もし、どっかに漏 れがあるというなら、その漏れを塞ぐための工事が必要になると思います。それにどのくらいの日数がかかるのかで、え…再稼動がそれにつれて遅れるのだと思 います」

水野「じゃ、本来だったら、やっぱり今回のことは全部調べあげないと、次へ進んじゃいけないってことですね」

小出「はい。もちろんそうですけど。すぐに関電は調べるでしょうし、そんなに難しい調査が必要、だとは思いません」

水野「あ、そうですか」

小出「はい。」

水野「じゃ、すぐに発表してもらわないと困りますが」

小出「そうですね。多分明日とか明後日のうちにはもう発表されるはずだと、私は期待しています」

水野「(苦笑)。その期待通りにいくかどうかは見ておなかければいけないわけですね」

小出「そうですね。」

近藤「その、先生ね」

水野「はい、近藤さん」

近藤「あの、このニュースってのはやっぱり、僕は引っかかるのは」

小出「はい」

近藤「まあ…要するに再稼動を決めてね、んでその時に総理が責任を持つって言ったんだけど」

小出「はい」

近藤「その責任、そういう責任は持ちようがないわけですから」

小出「はい」

近藤「いずれにしてもその情報の公開をですね、前提として、え…要するに責任ってのはあると思うんですが。」

小出「はい」

近藤「その情報の公開性においたらもうこれ、法令に抵触するようなレベルじゃなかったとか、深夜に発表する内容ではなかったとか、つべこべ言うてるわけですよ」

小出「はい」

近藤「僕はその、…法令に抵触するようなトラブルではないという言い方も、あの、その段階でなんで分かるんだと思うし。深夜に発表する内容っていうのは、深夜だからこそ発表せないかんちゅうこともあるわけでね」

小出「はい」

近藤「あの…ようするに情報の公開性っていうことについて、ものすごい疑問を持ちますね、これ。」

小出「はい。まあ関電…の自覚が足りないということだと思います」

近藤「うん…。」

水野「これは安全上問題はないと、いうふうに関電は言っています。」

小出「…はい」

水野「この文言をどういうふうに小出さんは捉えますか」

小出「はい、それは…私としては先程から申し上げているように、情報が不足しているので、どこまで重要かということが今の時点で判断できませんので。場合によっては関電が言ってるように、本当に大したことなかったのかもしれないと思います。」

水野「はい。え…それでは今度はですね、大阪市の瓦礫処理がまあ正式に決定したという、ことについて伺いたいと、思うんです」

小出「はい」

水野「あの、これまで、小出さんは瓦礫はですね、焼却は致し方無いとしたとしてもですね、焼却した灰を海に埋め立てては絶対にいけないと」

小出「はい」

水野「おっしゃっていたかと、思います」

小出「そうです」

水野「しかしながら今回の大阪市の決定は、結局、大阪湾にある夢洲(ゆめしま)の北港(ほっこう)処分場に埋立処分する計画だと」

小出「はい」

水野「いうことですね」

小出「はい」

水野「え……小出さんのおっしゃった案は全く通らなかったということになりますか」

=====(終わり)



ブログタイトル「ざまあみやがれい!」から全文転載
2012年06月16日22:39
4号機使用済燃料プールは通常の状態とどう異なるのか 小出裕章6/15(2)(吉田照美ソコダイジナトコ
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65810858.html

2012年6月15日(金)、小出裕章氏が、文化放送「吉田照美ソコダイジナトコ」に出演。大飯原発の再稼動に関して、日本全体の電力需給問題について触れ、橋下徹大阪市長ら関西広域連合の唱える夏限定の再稼動にも言及しています。

▼ブログタイトル「ざまあみやがれい!」の由来
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65721164.html

=====(始め)

※「原発ゼロの電力受給・夏限定の再稼動についての分析 小出裕章6/15(1)(吉田照美ソコダイジナトコ)」からの続きです。

吉田「なるほどなるほど。ちなみに使用前の核燃料棒というのはありますけども。」

小出「はい」

吉田「これはどういう管理が必要なんですか。やっぱり使用済み核燃料棒とおんなじようにプールで冷やし続けないといけないものなんですか」

小 出「いいえ。全然そんなことはありません。え…使用前の、燃料というのは、ウランを瀬戸物に焼き固めたペレットというものが、燃料棒というジルコニウムの 金属のさやの中に入ってるだけのもの、であって。え…燃料製造工場に行けば、え…剥き出しで作業員が取り扱って、います。あの空気中に置いておいても、被 曝はゼロではありませんけれども、え…空気中にも保管できるというそういうもの、です」

吉田「はあ…」

小出「それで、それを一度そのウランを核分裂させてしまいますと、放射能が10億倍に増えてしまう、のです。そのためにもう人が近づくことすらができなくなって。つねにプールの底に沈めておかなければいけない状態になる。」

吉田「わかりました」

小出「はい」

吉田「さてその再稼動問題の一方でですね、綱渡り状態が続く福島第一原発の事故処理なんですけども」

小出「はい」

吉田「え…東京電力は先月末ですね。4号機の核燃料プールに保管している、未使用の燃料2体を、え…7月にも試験的に取り出す方向で検討しているという、これ発表ありましたけども。」

小出「はい」

吉田「小出先生はこれに関してはどういう、あの、捉え方をされてますか」

小 出「はい。えっと、未使用の燃料であれば、今聞いていただいたように、プールの底に沈めておかなくても、あるいはそのプールから空中に釣り上げても大きな 危険にはならない、のです。え…ですから4号機の使用済燃料プールがあった場所はすでに爆発して、色々と壊れているのですけれども」

吉田「ええ、ええ」

小 出「どんなふうに壊れているのか。え…今現在そのどんなふうに燃料棒が、例えば腐食してしまったりですね、え…壊れかけているのかということをどうしても 見たいと思いますので。そのまま、…使用済み燃料はもう、全く釣り上げることすらできませんから。まずは、未使用の燃料を釣り上げてみると、いうことは、 私としてもやってみたい、ですし、」

吉田「ああそうですか」

小出「東京電力もやりたいんだろうと思います」

吉田「ちなみにこの4号機の燃料プールには使用済燃料が783体で。」

小出「はい」

吉田「原子炉から取り出した燃料が548体」

小出「はい」

吉田「未使用の燃料が204体の」

小出「そうです」

吉田「合計1535体ということでよろしい訳ですよね」

小出「そうです」

吉田「はあ。でこれ発表に合わせて4号機内部というものが報道陣に公開されましたけども」

小出「はい」

吉田「小出先生はこれ映像はご覧になったですか」

小出「はい。ええっと。はい。色々見ています」

吉田「はあ。え、その分る範囲で結構なんですけど、映像から。」

小出「はい」

吉田「4号機の燃料プールというのは小出先生がお考えになる感じではどういう状態なんですか」

小 出「ええっと、大変だと思います。え…通常使用済燃料プールというのは、大変綺麗な水の状態に保って、います。もちろん温度が上がってしまいますので、水 を循環させながら、え…冷却もしていますし、水がもし放射能で汚れてくるようなことになれば、浄化系というところで、放射能を取り除いて、水自身はほんと に飲んで、本当に飲んでもいいぐらいに、きれーいにしておいてあるのです。」

吉田「はあ」

小出「それで…上から覗いてもプールの底がそのまま、全部見えると、いうぐらいな状態なのですが。え…現在の4号機の使用済燃料プールは。もう水自身がものすごい汚れていて、え…様々なものが漂っているという」

吉田「ああ、いう状態なんだ」

小出「状態ですし。曲りなりの底のほうの、カメラを入れてみてみると、燃料の上にいろんなものが散乱して落下してしまっているという。そういう状態ですので、え…通常私たちが考えている使用済燃料プールの状態とは全く違ってしまっています」

吉田「ああ…なるほど。今日発売のフライデーでは福島2号機、7万ミリシーベルトを超え、再臨界の危機なんて見出しがあるんですけど。これはいかがですか」

小出「ええっと、多分再臨界の危機はないと、思います」

吉田「これはない」

小 出「はい。ただし、あの、猛烈な放射線、が飛び出しているということが、今回わかってきたということだと思うのですが。想像してみれば当たり前のこと、な のです。え…要するにウランを核分裂させてしまえば、放射能の量が1億倍にも増えてしまうという。そういうものが溶け落ちてどこかにあるという。どこに 行ってるのかもわからないという状態ですので」

吉田「はい」

小出「場所によっては猛烈なところはやはりあちこちにあるだろうと思います」

吉田「分かりました」

小出「はい」

吉田「お忙しいところありがとうございました」

唐橋「ありがとうございました」
小出「はい。ありがとうございました」

吉田「またよろしくお願いします」

小出「こちらこそお願いします」

吉田「失礼いたしまーす」

小出「失礼します」

吉田「京都大学原子炉実験所の小出裕章助教でございました。ありがとうございました」

唐橋「以上、週刊エンターでした」

=====(終わり)

(了)

▼騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実

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いかがでしたか。ご意見、ご感想、お叱りなど、お気軽にコメントにくださいまし。
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★以上、ブログ「ざまあみやがれい!」から全文転載
★ブログ「ざまあみやがれい!」の管理人さん、ありがとうございました!!!

20120620 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章 YouTube・ほか

YouTube
20120620 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://www.youtube.com/watch?v=3A-B6bwhm3s&feature=player_embedded

tacc77 さんが 2012/06/20 に公開

大飯原発3号機 発電機冷却水タンク異常警報の分析・大阪府がれき処理正式決定 小出裕章
http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/06/21/tanemaki_2012jun20/

•大飯原発3号機の発電機冷却水タンク異常警報
•大阪市がれき処理公式受け入れ
についてです。
ノーカット(wma)
http://goo.gl/bMocD

ブログタイトル「ざまあみやがれい!」
2012年06月21日12:03
大飯原発3号機 発電機冷却水タンクの異常警報についての分析 小出裕章6/20(1)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65811580.html

2012年6月20日(水)、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。大飯原発3号機の発電機の冷却水タンクの水位の異常を示す警報機が鳴ったことについて解説しています。
▼ブログタイトル「ざまあみやがれい!」の由来
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65721164.html

=====(始め)

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんです。小出さんこんばんは」

小出「今晩は」

水野「よろしくお願いします」

小出「よろしくお願いします」

水野「そして東京には近藤さんです」

近藤「あ、こんばんは。よろしくお願いしまーす」

小出「はい。近藤さん、よろしくお願いします」

近藤「どうもー」

水野「え…まずですね、ニュースでお伝えいたしました、この大飯の3号機、警報が鳴ったという話なんですが、これについて、小出さんどんな感想お持ちでしょう」

小出「はい。まあ、まだよく私自身、どういう経過で警報が鳴ったというのを得心できるほどに理解していないのですが。」

水野「はい。情報がそこまでありませんよね」

小出「はい。はい。まあ、小さなトラブルというのは日常的にあちこちで起きる、わけで。え……警報が鳴った、鳴るというようなことは多分よくあることだと思います。問題は、それが本当に重要なことで鳴ったのか、」

水野「ええ」

小出「あるいはそうではない、まぁ、単なる誤動作であったとかですね。え…比較的軽微と判断できるようなものであったかという、それをもう少し私は知りたいと思います」

水野「うん。これあの、発電機」

小出「はい」

水野「の冷却水」

小出「はい」

水野「の、その水の、お…レベル、が」

小出「はい」

水野「低下をしたということを示す警報器が一時的に作動したって話なんですね」

小出「そうですね」

水野「この、発電機の冷却タンクというのは」

小出「はい」

水野「その、原子炉を冷やす水とはまた違うんですか」

小出「はい。全く違います」

水野「ほう…。そ、それがもし発電機の冷却タンクの水が、減っていた、としたらどうなるんですか」

小出「多分発電機が動かなくなりますので、」

水野「はい」

小出「自動的にえ…インターロックというのがかかっているはずだと思いますし」

水野「ええ」

小出「原子炉を停止させることになると思います」

水野「あっ、そんなに重大なことなんですか」

小出「はい。発電機が、はい。発電機が動かなければもちろん原子炉は停止しなければいけません。」

水野「はああああ」

小出「ですから発電機を停止しなければいけないほどに」

水野「はい」

小出「その冷却水が減ってしまうとか。冷却に支障を及ぼすかという、そのへんの判断の分かれみ…が分かれ道になると思います」

水野「今入ってきてる情報ではですね」

小出「はい」

水野「作業員が目で見て点検したら、水位が基準に比べておよそ5センチ低かったというんですね」

小出「はい」

水野「でこの警報器が鳴る設定はですね、基準よりも10センチ低ければ、警報器が鳴る設定になっていたと」

小出「だそうですね。」

水野「10センチと5センチの違いが私にはもう全くわからないわけですども。これ、10センチ、水のラインが低下すると、いうことで警報機がもし鳴っているということであればですね」

小出「はい」

水野「それはやはり、問題、なことなんですか」

小出「まあ、もちろんですね。警報というのは、正常な動作ができなくなるからこそ警報が鳴るわけですから」

水野「ええ」

小出「本当に10センチ減ってしまって警報…が、…まあ出るべくして出たのだとすれば、なんでそれが減ってしまったのかという原因をきちっと突き止めなければいけません」

水野「はあ…。今のところ作業員が目で見て、およそ5センチ低くなってたという話は」

小出「はい」

水野「うーん。まあど、ど、本当にそれ何センチって目で見てわかるのかどうか私にはわからないんですが」

小出「はい」

水野「このあたりのところで、え…どれぐらい、これ大丈夫なんだというふうに、全体を見ていいんですか」

小出「(笑)すいません。私には今の情報の範囲で言うとよくわかりません」

水野「うーん。関西電力はね、タンク内の水の流れで一時的に水面が上下、して警報器が作動したん、だというふうなことを言ってるんですが」

小出「それはありえないと思います」

水野「ありえない」

小出「はい。もしそれだとすればこれまでにも度々そういうことが起きたはずですし。」

水野「はい」

小出「はい。え…これまでは多分警報が鳴らなかったということだから、そこで警報点を設定したのだと思います。」

水野「…あっ。警報点を10センチ下がるというふうに設定したということは、しょっちゅう」

小出「鳴っ、鳴ったら困るわけですね」

水野「鳴ったら困るから」

小出「はい」

水野「10センチに」

小出「はい」

水野「設定しているであろうと」

小出「はい」

水野「ということは、他に事実はある、可能性が高い」

小出「はい。私はそう思っていますし。それを知りたいと思います。」

水野「はあ。例えばどんな可能性があるというふうに思いますか」

小出「え…タンク自身の水位が本当に、減っていてですね。作業員の方が5センチと見たのが実はもう警報点に達していたということも、ありうると思います。そうであればなぜ、タンクの水が減ったのかをきちっと調べなければいけません」

水野「そうですね」

小出「はい」

水野「本当に警報器が、どう潰れていたのか、潰れていなかったのかということがわからなければ、」

小出「はい」

水野「ここのところ明らかにならないんですね」

小出「そうです、そうです」

水野「で、もしも警報器が鳴るような実態であったとしたならば、」

小出「はい」

水野「これは、最終的には、もう原子炉、は、止まる、ということにも…」

小出「え…」

水野「なりうる可能性あるんですね?」

小 出「はい。ただ発電機…の冷却水ですから、そのタンクさえ水を溜められる構造が保てるのであれば、それでいいはずだと私は思いますので。もし、どっかに漏 れがあるというなら、その漏れを塞ぐための工事が必要になると思います。それにどのくらいの日数がかかるのかで、え…再稼動がそれにつれて遅れるのだと思 います」

水野「じゃ、本来だったら、やっぱり今回のことは全部調べあげないと、次へ進んじゃいけないってことですね」

小出「はい。もちろんそうですけど。すぐに関電は調べるでしょうし、そんなに難しい調査が必要、だとは思いません」

水野「あ、そうですか」

小出「はい。」

水野「じゃ、すぐに発表してもらわないと困りますが」

小出「そうですね。多分明日とか明後日のうちにはもう発表されるはずだと、私は期待しています」

水野「(苦笑)。その期待通りにいくかどうかは見ておなかければいけないわけですね」

小出「そうですね。」

近藤「その、先生ね」

水野「はい、近藤さん」

近藤「あの、このニュースってのはやっぱり、僕は引っかかるのは」

小出「はい」

近藤「まあ…要するに再稼動を決めてね、んでその時に総理が責任を持つって言ったんだけど」

小出「はい」

近藤「その責任、そういう責任は持ちようがないわけですから」

小出「はい」

近藤「いずれにしてもその情報の公開をですね、前提として、え…要するに責任ってのはあると思うんですが。」

小出「はい」

近藤「その情報の公開性においたらもうこれ、法令に抵触するようなレベルじゃなかったとか、深夜に発表する内容ではなかったとか、つべこべ言うてるわけですよ」

小出「はい」

近藤「僕はその、…法令に抵触するようなトラブルではないという言い方も、あの、その段階でなんで分かるんだと思うし。深夜に発表する内容っていうのは、深夜だからこそ発表せないかんちゅうこともあるわけでね」

小出「はい」

近藤「あの…ようするに情報の公開性っていうことについて、ものすごい疑問を持ちますね、これ。」

小出「はい。まあ関電…の自覚が足りないということだと思います」

近藤「うん…。」

水野「これは安全上問題はないと、いうふうに関電は言っています。」

小出「…はい」

水野「この文言をどういうふうに小出さんは捉えますか」

小出「はい、それは…私としては先程から申し上げているように、情報が不足しているので、どこまで重要かということが今の時点で判断できませんので。場合によっては関電が言ってるように、本当に大したことなかったのかもしれないと思います。」

水野「はい。え…それでは今度はですね、大阪市の瓦礫処理がまあ正式に決定したという、ことについて伺いたいと、思うんです」

小出「はい」

水野「あの、これまで、小出さんは瓦礫はですね、焼却は致し方無いとしたとしてもですね、焼却した灰を海に埋め立てては絶対にいけないと」

小出「はい」

水野「おっしゃっていたかと、思います」

小出「そうです」

水野「しかしながら今回の大阪市の決定は、結局、大阪湾にある夢洲(ゆめしま)の北港(ほっこう)処分場に埋立処分する計画だと」

小出「はい」

水野「いうことですね」

小出「はい」

水野「え……小出さんのおっしゃった案は全く通らなかったということになりますか」

=====(終わり)


ブログタイトル「ざまあみやがれい!」
2012年06月21日12:10
大阪市がれき処理正式決定「安全性という言葉は本来使うべきではない どれだけの危険があるということをむしろ言わなければいけない」小出裕章6/20(2)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65811581.html

2012年6月20日(水)、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。大阪市ががれき処理を正式決定したことについて説明しています。
▼ブログタイトル「ざまあみやがれい!」の由来
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65721164.html

=====(始め)

※「大飯原発3号機 発電機冷却水タンクの異常警報についての分析 小出裕章6/20(1)」からの続きです。

水野「はい。え…それでは今度はですね、大阪市の瓦礫処理がまあ正式に決定したという、ことについて伺いたいと、思うんです」

小出「はい」

水野「あの、今まで、小出さんは瓦礫はですね、焼却は致し方無いとしてもですね、焼却した灰を海に埋め立てては絶対にいけないと」

小出「はい」

水野「おっしゃっていたと、思います」

小出「そうです」

水野「しかしながら今回の大阪市の決定は、結局、大阪湾にある夢洲(ゆめしま)の北港(ほっこう)処分場に埋立処分する計画だと」

小出「はい」

水野「いうことですね」

小出「はい」

水野「え……小出さんのおっしゃった案は全く通らなかったということになりますか」

小出「そうですね。え…放射能を取り扱う時の原則というものを知らないのですね。」

水野「はあ」

小出「橋下さんを含めて。」

水野「だけど、維新の会の方々は何十人と、小出さんのところにいらして」

小出「はい」

水野「話を聞かれたと、聞きましたが?」

小出「はい。そうです。え…一番初めに36人だったでしょうか。府議団の方がいらっしゃいましたし。その後もまた、あの、訪ねてきてくれた府議の方も…」

水野「何度かいらした方もいるんですね」

小出「はい。そうです。」

水野「で、海に埋め立てちゃいけないと小出さんおっしゃったんですね」

小出「はい。私はそういうやりかたは放射能に向き合う原則…を逸脱しているので。やってはいけない。放射能で汚れたものというのは、専用…に保管をして、隔離できるような保管の仕方をしなければいけないと、何度も言いました。え…残念ながらそうはいかなかったようです。」

水野「うん…環境省はですね」

小出「はい」

水野「あの…安全性についてこう言っています。処分地の中の海面、ですね、海面や整備していない陸地に埋め立てても安全性は確保できると言っているんです」

小出「(苦笑)あのずうっと今回の事故から、そうなのですけど。『安全性』が『確保できる』というような表現がですね、しきりに出てくるわけですけれども。」

水野「はい」

小出「放射能に関する限りは、どんなに微量でも危険なのです。安全性というような言葉を本来使うべきではないし、え…どれだけの危険があるということ、を、むしろ言わなければいけないと思います」

水野「そのリスクについて例えばですね」

小出「はい」

水野「え…、海のまあ、産物ですね、魚介や海藻などへの影響というのはこれ、将来的に、どうでしょう」

小出「え……。まあ予測をすることは大変むずかしいのですが」

水野「はい」

小 出「多分海面に埋め立ててしまうというようなことにすれば、いずれにしても海へ溶け出してくると、思います。ですから私は海に、海に放射性物質を埋め立て に使うというようなことはやるべきでないと思います。もっと陸で、それなりに、環境に漏れないような、管理型の処分場というものを作って。そこにまとめ て、え…保管すべきだと思います。」

近藤「水野さぁん?」

水野「はい」

近藤「これあの、地元ってのは此花区(このはなく)ですか?」

水野「そうですね」

近藤「だいたいこの瓦礫の問題ってのは各ところで、住民がいろいろ運動起こしてますけど。これは、あの橋下さんはなんか市民に説明会を開くようにとか言ってるけど、住民の動きっちゅうのは今んとこ無いんですか?」

水野「まあ、住民のいろいろな反対の声というのはありますけども」

近藤「うん」

水野「橋下さんとしたら、此花区民に住民説明会をこれから3回開くと。それで理解を求めるっていう、もうそういう形ですね」

近藤「うん…。いろいろすったもんだが起きてるっていう雰囲気じゃないわけですね?」

水野「今のところ、その大きなすったもんだにはなっていないのではないかと、わたし思うんですけれども。どれぐらい大きな動きにこれで、また、みなさんがなるかっていうことは」

近藤「ああなるほど」

水野「注目しておかなきゃもちろん、いけないんでしょうねえ。はい。どうもありがとうございました」

小出「ありがとうございました」

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんに伺いました」

=====(終わり)

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★以上、ブログ「ざまあみやがれい!」から転載
★「ざまあみやがれい!」の管理人さん、ありがとうございました!!!

水俣病研究の原田正純氏「うわー、よか先生」と慕われていた(NEWSポストセブン)

「NEWSポストセブン」から全文引用
水俣病研究の原田正純氏「うわー、よか先生」と慕われていた
2012.06.22 16:01
http://www.news-postseven.com/archives/20120622_122620.html

 熊本の医師・原田正純さんが6月11日、77才でその生涯を終えた。水俣病研究の第一人者として知られる原田さんは、常に患者の思いや立場を考 え、裁判では国・企業を相手に真っ向から闘ってきた。病床でも、昏睡状態から目を覚ますたび、「水俣に行きたい」とつぶやいていたという。

 発生当初から水俣病の取材を続けてきた作家の石牟礼道子さん(85才)は、当時、水俣の漁村でよく原田さんの姿を見かけたという。

「先生が集団検診に水俣に来られたときに、子供たちと遊んでいる姿を見ました。検診の最中も白衣に子供たちがしがみついて、まるで猫の子が甘えて人間のそばに寄ってくるような感じ。“うわー、よか先生”と思いました」(石牟礼さん)

 原田さんはある日、漁村での診察を終えた帰り道で、水俣病の症状がみられる幼い兄弟に出会う。しかし、兄弟の母親と話していると、兄は水俣病だ が、弟は違うと診断されたという。「上の子は魚を食べたが、下の子はお腹の中にいたので魚を食べていない」からだと。続けて、母親は原田さんに真剣な表情 で訴えた。

「でも、下の子も本当は水俣病だと思う。お腹の中にいるとき、私がいっぱい魚を食べたからいけんのよ。胎内にいたこの子が水銀を吸い取った。だから私の症状は軽いとよ」

 毒物は胎盤を通らないという当時の医学の常識からいえば、母の話は笑い飛ばされてしまうような“素人の発想”。だが、原田さんの心の中で何かがひっかかった。

 周辺地域の患者たちをくまなく歩いて調べると、同じような症状の子供が多く生まれていた。全員の症状を細かく分析し、ある共通項を発見。そして、母親の魚介摂取でお腹の子供が発症する「胎児性水俣病」を世界で初めて発見し、1968年に論文を発表した。

 このとき、原田さんは28才。水俣病研究の新境地を切り開く“世紀の発見”だった。

「いちばんの専門家は、医者じゃなくて患者さんだよ」

 以来、原田さんは折に触れてこう口にするようになったという。6月14日、原田さんの「お別れ会」がしめやかに営まれた。

「お金を渡して終わりじゃない」

 政府は68年に、ようやく水俣病を公害と認定した。その後、水俣病患者と支援者らが次々と裁判を起こし、有機水銀を水俣の海に垂れ流した熊本市内の化学工業会社「チッソ」は、被害者3000人に多額の補償金を支払うことになった。

 1973年の患者側勝訴によって世の中には、「水俣病の問題はもう終わった」という空気も流れたが、原田さんは闘いを続けた。水俣病患者の支援を通じて親交があった評論家の佐高信さん(67才)がいう。

「“お金を渡して終わりじゃないでしょう”、原田さんはそう繰り返し口にしていましたね。

 というのも、水俣病被害があった不知火海岸には当時約20万人の人が住んでいた。しかし、当初認定されたのは3000人だけ。“被害の全容も解明していないのに、何が解決だ”と。これから先、患者さんがどう生きるかの自立支援も不足していると嘆いていました」

※女性セブン2012年7月5日号


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(更新は、中々出来ませんがトラブルは、解消しました)
ニュースだけのページ
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福島第一原発事故と日本の原子力産業問題の情報室(北の山じろう)
https://sites.google.com/site/kitanoyamajirou/
福島原発事故がもたらす放射能による環境汚染と健康被害の情報室
https://sites.google.com/site/ennpatujikonohousyanouhigai/

水俣病研究家“放射性物質は海水で薄まる”に「歴史に学べ」(NEWSポストセブン)

「NEWSポストセブン」から全文引用
水俣病研究家“放射性物質は海水で薄まる”に「歴史に学べ」
2012.06.24 16:00
http://www.news-postseven.com/archives/20120624_122989.html

 水俣病研究の第一人者として知られる原田正純さんが6月11日、77才でその生涯を終えた。原田さんが亡くなった3日後の6月14日、熊本市内で開かれた「お別れ会」には、水俣病患者をはじめ約1300人が出席した。

 多忙な原田さんを支え続けた妻・寿美子さん(68才)は、時折涙で声を詰まらせながら、こう挨拶した。

「2007年に脳梗塞で倒れました。奇跡的に回復し、その後も食道がん、白血病といろんな病気をいたしました。それでも、“自分は元気”といいながら最後まで仕事をしました」

 国や企業、そして何より患者の病気と格闘した原田さんは晩年、自らの病魔と闘った。60才直前の胃がんを皮切りに食道がんや脳梗塞を患い、「半身マヒで言語障害が出る」と診断されながら懸命のリハビリで病を乗り越えライフワークの水俣病研究に取り組んだ。

 原田さんが最後に水俣病の患者を検診をしたのは、昨年8月。その後、入院生活を送るも、自らの希望で2012年5月から自宅療養。病床でも気に懸けていたのは、やはり患者たちのことだった。

「“もう一度水俣に行きたい”“行って患者さんたちを診たい”といっていましたが、それもかないませんでした」(寿美子さん)

 たくさんの人が寿美子さんと同じ思いで涙にくれる。お別れ会には、原田さんが胎児性水俣病を発見するきっかけとなった兄弟の弟、金子雄二さん(56才)の姿もあった。金子さんが声を振り絞るように話す。

「先生がぼくを診てくれたことで胎児性水俣病が発見できたんです。その後も会うといつも『どげんしてる?』と心配してくれて、先生の顔を見ると安心できました」

 同じく胎児性水俣病患者で、「原田先生の病気が治るように」と、携帯の待受画面を原田さんの写真にし、願掛けをしていた加賀田清子さん(56才)はこう話す。

「先生には50年以上診察してもらいました。いつも優しい笑顔で、『どげんしてるね?』と足をさすってくれました。先生は神様から生まれてきて、最後は神様として帰っていったんだなと思いました」

 そんな原田さんが私たちに向けた遺言は何か――

 原田さんが最晩年に心を痛めたのが、2011年3月に起きた福島第一原発事故だった。事故後、原発から海に垂れ流された放射性物質について、専門 家たちは、「海の水で薄まるから、環境への影響は少ない」と口をそろえた。そんな学者たちの解説を知った原田さんは、「日本は歴史から何も学んでいないの か」とため息をついていたという。

 というのも、水俣では、海で薄められたはずの有機水銀が食物連鎖に従って高濃度に蓄積する「生物濃縮」が発生し、その魚介類を食べた住民に被害が続出したからだ。

 原発事故後の5月、原田さんは病身をおして新聞のインタビューに答え、日本社会に強く警鐘を鳴らしていた。

<水俣の苦い経験を、今度こそ、学んでほしい>(朝日新聞2011年5月25日付)

 国や大企業にもひるまない反骨の精神で「水俣病は終わっていない」との信念を貫いて生きた原田さん。遺骨は本人の強い希望で、水俣の海に散骨される。

※女性セブン2012年7月5日号


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民主党分裂へ/総選挙で矛盾を清算せよ(河北新報 「社説」)

★ごく当然の意見ですが、当然の意見をどれだけのマスコミが、今日報道したのでしょうか???

河北新報 「社説」〜全文転載
民主党分裂へ/総選挙で矛盾を清算せよ
2012年06月27日水曜日
http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2012/06/20120627s01.htm

 野田佳彦首相の言葉を借りれば、「ノーサイド」は失敗に終わったと言うべきだろう。
 首相が政治生命を懸けると明言してきた消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案がきのう、衆院を通過した。
 敵方である野党の協力を取り付けたのに、味方である与党から大量の造反者が出てしまった。首相は後ろから飛んでくる弾に苦しんだ。民主党は分裂含みの重大局面を迎えた。
 国民の期待を背負って、政権交代を成し遂げたのは2009年夏のこと。振り返れば、内輪もめに多くのエネルギーが費やされた3年ではなかったか。
 政治無策の印象は、被災地で一層色濃い。「一体改革」と言いながら内実は増税先行で、肝心の社会保障の将来像もほとんど示されていない。
 政界の現状は敵味方入り乱れた権力闘争に堕している。もつれた糸を解きほぐすすべは、解散・総選挙以外にない。首相は法案成立に道筋がついた時点で、速やかに民意を問うべきだ。
 きのうの衆院本会議で、民主党からは57人が反対票を投じた。棄権などを含めれば、同党所属議員のほぼ4人に1人が反対に回った計算になる。
 野田政権が少数与党に転落するラインは54人。57人が仮に全員離党、または新党結成に動いた場合、内閣不信任決議案が提出されれば、否決できずに政権が行き詰まる可能性が高まる。
 解せないのは法案に反対しても離党しないと公言している議員が、大勢いることだ。輿石東幹事長ら執行部も、党分裂を回避するため厳しい処分を見送る意向を示している。
 しかし、党代表でもある首相が「政治生命を懸ける」とまで言い切った法案に公然と反旗を翻しておいて、与党議員を名乗る資格などない。こうした「内向き志向」「同好会的緩さ」が、民主党政権の政策遂行力を損なってきたことに気付くべきだ。
 小沢一郎元代表は消費税増税を「国民に対する背信行為だ」として、グループの議員に離党を働き掛けた。マニフェスト政権公約)順守を言うのはいいとしても、具体的な財源を示さずに「国民の生活が第一」と叫ぶだけでは無責任だろう。
 この間、被災地選出の与党実力者として、現場の声に耳を傾けたろうか。復興に関わるどんな政策提言をしただろうか。
 昨年6月、東日本大震災現地対策本部長を務めていた小沢氏の側近は、菅内閣不信任案に賛成するため辞表を提出。不信任が否決されると、すぐに辞表を取り下げた。被災者感情を逆なでする理解し難い行動だった。
 政局で主導権を握るため手勢を率いて「乱」を仕掛け、結党と解党を繰り返す。これが小沢氏の政治スタイルだ。小沢氏はきのうの記者会見で新党結成に含みを持たせたが、若手議員中心の陣立てだ。明確な展望が開けているわけではない。
 ここは小沢氏の行動の是非を含め、総選挙で審判を仰ぐ以外、道はなかろう。首相は腹をくくる時だ。

以上、河北新報 「社説」〜全文転載

「一体法案可決」と「大量造反」についての「社説」に見る新聞社の常識??非常識??

★「河北新報社・社説」は、議会制民主主義の、ごく当然の正論を主張していました。これが、正論であり、筋道だと思います。「河北新報社・社説」を基準に判断すると、各新聞社の「まともさ」?「はずれっぷり」??「いかれっぷり」???「ふにゃふにゃ度合い」???が、分かると思います。

★皆さんも、お時間のあるときに「判定」してみてください。

河北新報
民主党分裂へ/総選挙で矛盾を清算せよ
2012年06月27日水曜日
http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2012/06/20120627s01.htm

南日本新聞「社説」
( 6/27 付 )
[法案衆院通過] 国民の理解得る努力を
http://www.373news.com/_column/syasetu.php?ym=201206&storyid=41400

東京新聞 TOKYO WEB
【社説】 2012年6月27日
政権選択の苦い教訓 「消費増税」衆院通過
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012062702000103.html

朝日新聞「社説」
2012年6月27日(水)
一体改革、衆院通過―緊張感もち、政治を前へ
http://www.asahi.com/paper/editorial.html

産経新聞「主張」
増税大量造反 3党合意これで持つのか 首相は除名処分を決断せよ
2012.6.27 03:12
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120627/plc12062703120002-n1.htm


社説:大量造反で通過 民主はきっぱり分裂を
毎日新聞 2012年06月27日 02時30分(最終更新 06月27日 02時50分)
http://mainichi.jp/opinion/news/20120627k0000m070110000c.html

一体法案可決 民自公路線で確実に成立を(6月27日付・読売社説)
(2012年6月27日01時18分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120626-OYT1T01594.htm

中日新聞 CHUNICHI WEB
【社説】2012年6月27日
「消費増税」衆院通過 政権選択の苦い教訓
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2012062702000082.html

県、東電に60億円超を賠償請求へ(福島県)〜朝日新聞

★本来なら、世界的規模で見ても「史上空前の訴訟の大嵐」があって当然です。「盗人に、金を返せ!!!」と言っても、返すはずはありません。返す気も無いのは、これまでの経緯を見れば明らかです。正しい日本国民であるならば、法律に則り、キッチリ、「損害賠償を請求」しなければ、なりません。日本国民の莫大な財産を毀損し(破壊し)、精神的・肉体的に暴行・傷害・過失致死傷(事故後は殺人)などの罪を、東電(政府も)は犯しています。事故が無ければ、得られたであろう収入も莫大な金額がこれから失われます。ほぼ、全ての国民が何らかの、「損害賠償」を東電に請求する事が可能だと思います。(裁判所が、それを認めるかは、別の問題です)請求権を持つ人・団体・組織は、キッチリ請求権を行使していただきたいと思います。間違っても、「泣き寝入り」はしないでください。


朝日新聞 - ‎2012年06月27日〜全文引用
県、東電に60億円超を賠償請求へ(福島県)
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001206260006

東京電力福島第一原発事故に伴う損害賠償について、県は26日、事故に対応した施策経費として、六十数億円を7月上旬にも東電に賠償請求する考えを明らかにした。県議会で杉山純一氏(自民)の一般質問に答えた。

 県財政課によると、今回請求するのは、今年3月末までに、県立高校のサテライト校設置や、放射線測定機器の購入、有料道路無料化などにかかった経費と、企業が県外移転したり廃業したりしたことによる県税の減収分。警戒区域内にある県有地や建物の価値の減少分も今後請求する方針。

 また、佐藤政隆氏(民主・県民連合)の質問に対する答弁で、1994年以降、県職員4人が東電に「天下り」していたことも明らかにした。

 県人事課によると、2007年に当時の総務部の総括参事が退職して、東電の立地地域部副部長に再就職したほか、94年、98年、04年に県職員が再就職した。東電の求人の要望を受け、本人が望んだり、県側が打診したりして、当時の管理職が再就職したという。

「脱原発うねり作る」運転差し止め求め提訴(志賀原発1、2号機)「読売新聞」

★また一つ、「運転差し止め求め」が提訴されました。政府、国家行政、原発を推進してきた人たちは、何とも思わないのでしょうか???日本の原発推進政策を、マスコミ側からリードしてきたのは、「読売新聞」が筆頭です。

★「読売新聞」は、どう思って下記の報道をしたのでしょうか??人間は、間違いや誤解を悟り、それを改めるのに「遅い」という事は、ありません。利権や利益にとらわれず、「正義」や「良識」に従っていただきたいと思います。『新聞』であるならば。

脱原発うねり作る」運転差し止め求め提訴
(2012年6月27日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20120626-OYT8T01492.htm
写真URL
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20120626-OYT9I01491.htm
「あの時の判決を生かしていれば、福島の悲劇はなかった。2度と福島の悲劇は繰り返さない」。北陸電力志賀原発志賀町)1、2号機の運転差し止めを求める訴訟を金沢地裁に起こした26日、原告らは、全国で初めて商業用原発の運転差し止めを命じた2006年の1審・金沢地裁判決を振り返り、「脱原発」を訴えた。

 訴状によると、原告らは、東京電力福島第一原発事故を受けて、「神話化されてきた安全機能が全く機能しないことが明らかになった」と指摘。志賀原発の周辺には、連動する可能性のある活断層が複数あるとして、「(北陸電力は)活断層の評価を誤っており、志賀原発の耐震設計の瑕疵(かし)が明白」としている。

 原告団長の北野進・珠洲市議は、東日本大震災以降、九州電力玄海原発(佐賀県)や四国電力伊方原発愛媛県)、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)など全国各地で同様の訴訟が相次いでいることに触れ、「志賀原発の裁判には、これまでの積み重ねと実績がある。全国の裁判闘争にも大きな影響を与える」と強調。「世論の広がりの中、脱原発のうねりを作っていきたい」と抱負を述べた。

 弁護団長の岩淵正明弁護士は「原発には絶対的な安全性が必要。(2006年の)判決の指摘を重視して、金沢の地で正しい判断をしていただきたい」と訴えた。

 北陸電力は「訴状を受け取っておらず、コメントは差し控えたい」とした。

 志賀原発を巡っては、金沢地裁が06年、耐震設計上の問題などを指摘して2号機の運転差し止めを命じる判決を言い渡したが、10年の上告審で原告側敗訴が確定している。
(2012年6月27日 読売新聞)


★関連記事
志賀原発運転差し止め求め提訴…活断層を誤評価
(2012年6月26日13時40分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866922/news/20120626-OYT1T00680.htm?from=popin

志賀原発運転差し止め求め提訴へ…住民や議員ら
(2012年6月25日20時03分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866922/news/20120625-OYT1T01088.htm?from=popin

富山新聞
石川のニュース 【6月27日02時31分更新】
志賀原発差し止め求め提訴 金沢地裁に住民120人
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/H20120627102.htm

朝日新聞
志賀原発 「廃炉への決定打に」2012年06月26日
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001206260001


志賀原発:住民らが運転差し止め求め提訴 北陸電相手取り
毎日新聞 2012年06月26日 10時53分(最終更新 06月26日 11時16分)
http://mainichi.jp/select/news/20120626k0000e040171000c.html


志賀原発:廃炉に 原告団と弁護団、金沢で結成総会 /石川
毎日新聞 2012年06月26日 地方版
http://mainichi.jp/area/ishikawa/news/20120626ddlk17040693000c.html