「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

山口知事選 脱原発候補が大躍進<日刊ゲンダイ>

日刊ゲンダイ」から全文引用
山口知事選 脱原発候補が大躍進
2012年7月2日
http://gendai.net/articles/view/syakai/137350

完全に流れは変わったゾ

<自民から共産まで幅広い支持>

 山口知事選(12日告示、29日投開票)が、面白い展開になってきた。自民党がほぼ独占状態の保守王国・山口では当初、元国交省官僚の山本繁太郎氏 (63)=自民・公明推薦=が勝利確実とみられてきたが、分からなくなってきた。先月22日に急きょ、出馬表明したNPO法人「環境エネルギー政策研究 所」所長の飯田哲也氏(53)の支持が急拡大しているのだ。
 飯田氏は言わずと知れた脱原発知識人の代表格。折しも関西電力は1日、大飯原発3号機を再稼働した。官邸前では先週末、脱原発で15万人がデモ行進した。こうしたうねりが山口県にも波及しているのだ。
 飯田氏は1日、山口市で事務所開きを行った。県内各地で開いているミニ集会には毎回、30〜50人が集まっている。宇部市で開いた集会には150人が集まった。
「選挙運動を支えるボランティアは女性や若者など、組織や地縁血縁、政党の枠組みを超えた人たちばかりです。こうした勝手連の動きが県内中に急速に広がっていて、各地で、政策ビラやチラシを求める声が上がっています」(選挙を取材したジャーナリストの横田一氏)
 選挙プロの票読みはこうだ。
「飯田氏は橋下徹・大阪市長のブレーンとしてエネルギー問題を担当、大飯原発の再稼働を目指していた関西電力が唱えた電力不足の“ウソ”を論理的に指摘し て、知名度を高めた。この実績から『大阪維新の会』の“基礎票”が見込めるのに加え、脱原発の社民、共産票が入るのも確実です。飯田氏は聖教新聞でエネル ギー問題の連載をしたこともあり、公明党票もある程度切り崩せる。民主党県連は自主投票で、民主票の半分くらいは期待できます。自民党支持者でも、飯田氏 が唱える『再生エネルギー普及拡大に伴う雇用創出』に理解を示す人が多い。相当な票が出そうです」
 県民は毎年、光熱費で1000億円を払っている。多くはエネルギーの輸入代で消えてしまうが、自然エネルギーに転化すれば地元に金が回っていく。それが飯田氏の掲げる政策のひとつだ。
 加えて、対立候補の山本繁太郎の評判が悪い。とにかくエラソーなのである。山口で地殻変動が起きれば、それは全国に波及していく。


※購入を、お勧めするものではありません。
単なる、コマーシャルです。
本日のゲンダイ(7月5日)
http://e.gendai.net/
東電 福島第2原発公開
石原慎太郎 20年も昔の「遺恨」を引きずり小沢新党へ罵詈雑言
小沢批判3つの大ウソ
美元 舞台で離婚する夫婦役を熱演中
競走馬セレクトセール直前はセリの常連が勝負をかける!?
リクルート上場“億万長者”社員の続出は吉か凶か
アルツハイマー型認知症 7割は薬なしでいい
妻のプチ贅沢 今すぐ断て!
「この人物のオモテとウラ」松本紀保
レイズ・松井 古傷再発
ウソだろ!? WBC日本代表監督に星野が


☆ホームページのご案内
(更新は、中々出来ませんがトラブルは、解消しました)
ニュースだけのページ
http://sites.google.com/site/japan20120418news/
福島第一原発事故と日本の原子力産業問題の情報室(北の山じろう)
https://sites.google.com/site/kitanoyamajirou/
福島原発事故がもたらす放射能による環境汚染と健康被害の情報室
https://sites.google.com/site/ennpatujikonohousyanouhigai/

「国会事故調報告書」関連記事・NHK NEWS WEB

「国会事故調報告書」関連記事・NHK NEWS WEB
2012-07-06 06:29:55NEW !
テーマ:原発事故問題
★記事は、URLからお読みください。
「NHK NEWS WEB」
事故調“東電に組織的問題”
7月5日 17時17分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120705/k10013364391000.html
☆リンクきれの場合
[ http://876hgerwapolgvre43.blogspot.jp/2012/07/94083271265315.html ]

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国会事故調 事故教訓に「7提言」
7月5日 16時53分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120705/k10013363811000.html
☆リンクきれの場合
[ http://jurouis8749nhuhdy784fg67h.blogspot.jp/2012/07/59084381276126.html ]

★記事は、URLからお読みください。
NHK NEWS WEB
事故調“官邸の介入が混乱を拡大”
7月5日 17時17分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120705/k10013363451000.html
☆リンクきれの場合
[ http://siryykiua83473hyeijuhs74427.blogspot.jp/2012/07/13829804874379.html ]

★記事は、URLからお読みください。
NHK NEWS WEB
事故調“全面撤退”行き違い起因か
7月5日 17時47分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120705/k10013366011000.html
☆リンクきれの場合
[ http://350kinhuytgsy7453vyrmnao.blogspot.jp/2012/07/18739023763265.html ]

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NHK NEWS WEB
事故調“地震で損傷の可能性”
7月5日 15時59分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120705/k10013361861000.html
☆リンクきれの場合
[ http://agz205jxiw01bbo77dzo.blogspot.jp/2012/07/60941271263479.html ]

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NHK NEWS WEB
事故調“規制当局は事業者の虜”と批判
7月5日 15時59分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120705/k10013362131000.html
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[ http://hukusimagenpatujikokankyouosenn.blogspot.jp/2012/07/03984573261263.html ]

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NHK NEWS WEB
国会事故調 “明らかに人災”
7月5日 14時16分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120705/k10013358641000.html
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[ http://yasou710jpnu30nnwxibqz8mw65.blogspot.jp/2012/07/83092167325361.html ]

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NHK NEWS WEB
事故調 枝野氏“真摯に受け止めたい”
7月5日 18時13分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120705/k10013367171000.html
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[ http://siryou3751.blogspot.jp/2012/07/18934209271264.html ]

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NHK NEWS WEB
国会事故調 5日報告書公表へ
6月29日 15時41分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120629/k10013211681000.html
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国会事故調報告書:原発被災者代表「訴え続ける」〜毎日新聞から

国会事故調報告書:原発被災者代表「訴え続ける」
毎日新聞 2012年07月05日 23時21分
http://mainichi.jp/select/news/20120706k0000m040083000c.html

(1)

 東京電力福島第1原発事故に関する国会の事故調査委員会が5日公表した報告書は「官邸、規制当局の危機 管理意識の低さが住民避難の混乱の根底にある」と断じた。もっと早く避難指示できなかったのか、事故は防げたのでは−−。家々を追われ平穏な暮らしを奪わ れた福島県の人々の思いに、600ページに及ぶ報告書は応えたか。ただ一人の被災者代表委員、県内で開かれた事故調で意見を述べた参考人、県外避難を強い られている人たちに聞いた。

 ◇今も私は避難者

 「調査で分かった事実の一つ一つが被災者の私にはショッキングでした。(政府や東電などが)もう少し努力してくれれば、もう少し安全を考えてくれれば、事故は起きなかった」

 被災者代表の国会事故調委員、蜂須賀礼子さん(60)は5日の記者会見で、時折声を震わせて語った。

 「マイクロシーベルト」という単位さえ知らない花屋だった。幼いころからの夢だった店を約30年前に福 島県大熊町のJR大野駅前商店街で開業、町の商工会長も務める。店の北東約5キロの第1原発で起きた事故にすべてを奪われた。昨年3月12日、全町避難。 今は、西に約100キロ離れた同県会津若松市の仮設住宅で愛犬と暮らす。

(2)

 昨年12月上旬、国会議事堂であった委員の任命式。「ただの避難者に何ができるの」と不安になった。「何から始めたらいいですか」と問う黒川清委 員長に、蜂須賀さんは「原発と私たちの町を見てもらいたい」と即答した。同月中旬、誰もいない大熊町の現地調査で、他の委員を案内するうち納得できた。 「私は相双地域を知っている。だから選ばれたんだ」

 民間や政府の事故調を含めても、同じ立場の委員は他にいない。

 県内であったタウンミーティングでは、浪江町から仮設住宅に避難している男性に、「私も仮設に入ってま す。つらいですよね」と言葉を返した。参考人聴取で勝俣恒久・前東電会長の淡々とした受け答えに「あなた、どこの会社の会長ですか」と悔しさをぶつけた。 報告書案に並ぶ専門用語に「これでは分からない」と言い換えを求めた。

 事故直後、枝野幸男官房長官(当時)が「ただちに健康に影響はない」と繰り返す一方で、国や県は「緊急時迅速放射能影響予測システム」(SPEEDI)の情報を公表しなかった。「なぜ避難者に教えてくれなかったのか」

(3)

 そんな疑問も追及した事故調は「政府の危機管理体制の抜本的な見直し」「国負担による外部・内部被ばくの継続的検査と健康診断」などの提言を報告 書に盛り込んだ。満足感はあるけれど課題もある。同じ被災者として、生活再建のため賠償問題にも踏み込みたかった。事故はまだ終わっていないからだ。会見 もこう結んだ。

 「今も私は避難をしています。まだ生活を取り戻していない。報告書の提言を、国会議員がいかに実行してくれるのか、私自身が訴えていきたい。今日が私のスタートです」【蓬田正志】

 ◇「人災」明記評価?/しっかり対策を…福島県内の参考人ら

 国会事故調で参考人聴取を受けた住民や首長からは、報告書を今後の施策に生かすよう注文も相次いだ。

 浪江町PTA連絡協議会の佐藤隆会長(43)は「はっきり『人災』と書いてあり、避難住民の気持ちをかなりくんでくれた」と評価する。他地域の原発再稼働問題を念頭に「まずは全国の皆にも報告書を読んで理解してもらい、問題意識を高めてほしい」と訴えた。

(4)

 大熊町消防団の松本一彦・技術分団長(45)は「事故原因よりこれからの生活再建が大事。5歳と2歳の子どもが偏見の目で見られないよう、しっかりとした対策を取ってほしい」と注文。被災者向け医療制度の充実など今後の施策に期待を示した。

 井戸川克隆・双葉町長は「私が提起してきた問題が全て包括され、裏打ちされている。規制当局である政府 が全く無知無能であることが証明された」と高く評価。渡辺利綱・大熊町長は「人災」との表現を評価しつつ、事故前の対策の不備が原因との指摘に「何十年も 『安全だ』と言われてきたが、もっと強く(事故対策を)要望しておけばよかった」と反省も口にした。【清水勝、泉谷由梨子、大平明日香】

 ◇住民守る備え不足/一時金渡し放置…県外避難者ら

 福島県外に避難している人たちは怒りの声を上げた。

 富岡町を離れ東京都江東区で暮らす高橋佑治さん(68)は「国も政府も東電も一緒になって安全神話を作り上げていた。避難訓練だってお粗末で何の役にも立たなかった。国や町から何の情報もなく、バラバラに避難した。人災とは本当にその通りだ」と憤った。

(5)

 同町から名古屋市千種区に避難している元小学校長の佐藤武之さん(68)は「人災と断定したことは評価する。首相官邸にも責任はあると思うが、全ての問題は東電の隠蔽(いんぺい)体質に起因していると思う」と話した。

 福島第1原発の北二十数キロにある南相馬市の自宅から家族5人で大阪市東住吉区へ避難した主婦、加藤清 恵さん(37)も「国や東電に住民を守る備えが足りなかったことがはっきりした。万が一のことを想定し、事故が起きた時の避難方法をなぜ事前に教えてくれ なかったのか」と悔しそうに語った。【大沢瑞季、平川哲也】

★以上、毎日新聞から全文引用

★私は、普段マスコミを「クソミソ」にこき下ろしますが、毎日新聞の努力は、大いに歓迎します。取り上げた記事は、継続する点も高く評価しています。沖縄の米軍問題は、毎日新聞だけが、地元紙の琉球新報から転載したように書いてありました。実際、私は毎日新聞記事から、下記ブログの事件を知りました。今回も、かなり力の入った記事だと思います。感謝いたします。

発信箱:報道されない「示談」=大治朋子(外信部)〜ほか  (毎日新聞)
http://d.hatena.ne.jp/point-site-play/20120703/1341309534
発信箱:報道されない「示談」=大治朋子(外信部)
毎日新聞 2012年07月03日 00時24分
http://mainichi.jp/opinion/news/20120703k0000m070107000c.html

「国会事故調報告書」 関連記事一覧

★重複して掲載している記事もあります。

★記事は、URLからお読みください。
CNN Japan
福島原発事故は「人災」と国会事故調、「日本製」の災害とも
2012.07.05 Thu
http://www.cnn.co.jp/world/30007246.html

★記事は、URLからお読みください。
国会事故調:黒川委員長「事故は終わっていない」
毎日新聞 2012年07月05日 23時56分
http://mainichi.jp/select/news/20120706k0000m010088000c.html
☆リンクきれの場合
[ http://876hgerwapolgvre43.blogspot.jp/2012/07/56904309128732.html ]

★記事は、URLからお読みください。
国会事故調報告書:原発被災者代表「訴え続ける」
毎日新聞 2012年07月05日 23時21分
http://mainichi.jp/select/news/20120706k0000m040083000c.html
☆リンクきれの場合
[ http://876hgerwapolgvre43.blogspot.jp/2012/07/03893278198763.html ]

★記事は、URLからお読みください。
中日新聞 CHUNICHI WEB
地震が原因の可能性を指摘 福島原発事故で国会事故調
2012年7月5日 23時15分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012070590231541.html
☆リンクきれの場合
[ http://350kinhuytgsy7453vyrmnao.blogspot.jp/2012/07/20487437126739.html ]

★記事は、URLからお読みください。
朝日新聞
福島原発事故、自然災害でなく「人災」=国会事故調報告書
2012年7月5日22時52分
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201207050149.html
☆リンクきれの場合
[ http://350kinhuytgsy7453vyrmnao.blogspot.jp/2012/07/38247109734628.html ]

★記事は、URLからお読みください。
SankeiBiz
国会事故調、規制当局と東電の立場逆転を指摘 
2012.7.5 22:03
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120705/cpb1207052204003-n1.htm
☆リンクきれの場合
[ http://350kinhuytgsy7453vyrmnao.blogspot.jp/2012/07/34098328912984.html ]

★記事は、URLからお読みください。
中国新聞
原発事故「明らかに人災」 福島第1の国会調査委
'12/7/6
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201207060069.html
☆リンクきれの場合
[ http://siryykiua83473hyeijuhs74427.blogspot.jp/2012/07/29047834617893.html ]

★記事は、URLからお読みください。
MSN Japan 産経ニュース
避難住民の8割が「当日に発生知らなかった」 国会事故調
2012.7.5 22:49
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120705/fks12070523110003-n1.htm
☆リンクきれの場合
[ http://siryykiua83473hyeijuhs74427.blogspot.jp/2012/07/34509289761267.html ]

★記事は、URLからお読みください。
MSN Japan 産経ニュース
国会事故調の公開聴取に評価と課題 世界に発信も追及不足
2012.7.5 22:52 (1/2ページ)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120705/dst12070522540021-n1.htm
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[ http://siryykiua83473hyeijuhs74427.blogspot.jp/2012/07/40128930894527.html ]

★記事は、URLからお読みください。
47トピックス
福島原発の国会事故調】「明らかに人災」 地震で損傷、否定できず  東電、規制当局を批判
共同通信
2012/07/05 17:32  
http://www.47news.jp/47topics/e/231439.php
☆リンクきれの場合
[ http://salinybt672867bytsgolpjyqmn897njzu.blogspot.jp/2012/07/05894327126515.html ]

★記事は、URLからお読みください。
TBS News i
原発事故は「人災」、国会事故調が報告書 (動画あり)
(05日17:22)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5072977.html
☆リンクきれの場合
[ http://yasou710jpnu30nnwxibqz8mw65.blogspot.jp/2012/07/94061272385042.html ]

★記事は、URLからお読みください。
「NHK NEWS WEB」
事故調“東電に組織的問題”
7月5日 17時17分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120705/k10013364391000.html
☆リンクきれの場合
[ http://876hgerwapolgvre43.blogspot.jp/2012/07/94083271265315.html ]
★記事は、URLからお読みください。
国会事故調 事故教訓に「7提言」
7月5日 16時53分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120705/k10013363811000.html
☆リンクきれの場合
[ http://jurouis8749nhuhdy784fg67h.blogspot.jp/2012/07/59084381276126.html ]
★記事は、URLからお読みください。
NHK NEWS WEB
事故調“官邸の介入が混乱を拡大”
7月5日 17時17分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120705/k10013363451000.html
☆リンクきれの場合
[ http://siryykiua83473hyeijuhs74427.blogspot.jp/2012/07/13829804874379.html ]
★記事は、URLからお読みください。
NHK NEWS WEB
事故調“全面撤退”行き違い起因か
7月5日 17時47分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120705/k10013366011000.html
☆リンクきれの場合
[ http://350kinhuytgsy7453vyrmnao.blogspot.jp/2012/07/18739023763265.html ]
★記事は、URLからお読みください。
NHK NEWS WEB
事故調“地震で損傷の可能性”
7月5日 15時59分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120705/k10013361861000.html
☆リンクきれの場合
[ http://agz205jxiw01bbo77dzo.blogspot.jp/2012/07/60941271263479.html ]
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NHK NEWS WEB
事故調“規制当局は事業者の虜”と批判
7月5日 15時59分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120705/k10013362131000.html
☆リンクきれの場合
[ http://hukusimagenpatujikokankyouosenn.blogspot.jp/2012/07/03984573261263.html ]
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NHK NEWS WEB
国会事故調 “明らかに人災”
7月5日 14時16分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120705/k10013358641000.html
☆リンクきれの場合
[ http://yasou710jpnu30nnwxibqz8mw65.blogspot.jp/2012/07/83092167325361.html ]
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NHK NEWS WEB
事故調 枝野氏“真摯に受け止めたい”
7月5日 18時13分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120705/k10013367171000.html
☆リンクきれの場合
[ http://siryou3751.blogspot.jp/2012/07/18934209271264.html ]
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NHK NEWS WEB
国会事故調 5日報告書公表へ
6月29日 15時41分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120629/k10013211681000.html
☆リンクきれの場合
[ http://kitanoyamajirougoomokuji.blogspot.jp/2012/07/14839209834275.html ]

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SankeiBiz
「明らかに人災」原発事故で国会事故調 菅元首相による混乱も指摘 (1/2ページ)
2012.7.5 17:30
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120705/mca1207051731010-n1.htm
☆リンクきれの場合
[ http://jurouis8749nhuhdy784fg67h.blogspot.jp/2012/07/62089412873180.html ]

★記事は、URLからお読みください。
AFPBB News
福島原発事故は「人災」、国会事故調が最終報告
2012年07月05日 18:15 発信地:東京
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2888099/9218869?ctm_campaign=txt_topics

★記事は、URLからお読みください。
RBB Today
原発事故は人災……事故調が最終報告書を公表
2012年7月5日(木) 17時08分
http://www.rbbtoday.com/article/2012/07/05/91361.html
☆リンクきれの場合
[ http://yasou710jpnu30nnwxibqz8mw65.blogspot.jp/2012/07/73092187326315.html ]
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東日本大震災:福島第1原発事故 国会事故調の報告書を決定
毎日新聞 2012年07月05日 東京夕刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20120705dde007040038000c.html
☆リンクきれの場合
[ http://jurouis8749nhuhdy784fg67h.blogspot.jp/2012/07/72091784532819.html ]
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ケンオー・ドットコム
福島第1原発の事故調が報告書を公表、「この事故が『人災』であることは明らか」 (2012.7.5)
http://www.kenoh.com/2012/07/05jikocho.html
☆リンクきれの場合
[ http://salinybt672867bytsgolpjyqmn897njzu.blogspot.jp/2012/07/27093481567342.html ]
★記事は、URLからお読みください。
朝日新聞
国会事故調が最終報告書を決定 菅首相らの過剰介入批判
2012年7月5日13時35分
http://www.asahi.com/politics/update/0705/TKY201207050175.html
☆リンクきれの場合
[ http://salinybt672867bytsgolpjyqmn897njzu.blogspot.jp/2012/07/19302763450893.html ]

生徒15人が証言した「自殺の練習」強要 事実なら「自殺教唆罪」に当たる重大犯罪<J-CASTニュース>

★この事件は、念入りな調査が必要だと思います。

★記事は、URLからお読みください。
J-CASTニュース
生徒15人が証言した「自殺の練習」強要 事実なら「自殺教唆罪」に当たる重大犯罪
2012/7/ 4 19:29
http://www.j-cast.com/2012/07/04138209.html


★関連記事
滋賀“中学生自殺”呆れ返るズサン対応!「ZAKZAK
http://d.hatena.ne.jp/point-site-play/20120706/1341525151

福島原発事故は規制当局と事業者のもたれ合いによる人災・「ウォール・ストリート・ジャーナル」ほか

★記事は、URLからお読みください。
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版
福島原発事故は規制当局と事業者のもたれ合いによる人災=国会事故調
2012年 7月 6日 7:41 JST
http://jp.wsj.com/Japan/node_472978

★外国メデイアの報道
※記事は、URLからお読みください。
CNN Japan
福島原発事故は「人災」と国会事故調、「日本製」の災害とも
2012.07.05 Thu
http://www.cnn.co.jp/world/30007246.html

朝日新聞
[東京 5日 ロイター] 
福島原発事故、自然災害でなく「人災」=国会事故調報告書
2012年7月5日22時52分
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201207050149.html
☆リンクきれの場合
[ http://350kinhuytgsy7453vyrmnao.blogspot.jp/2012/07/38247109734628.html ]

AFPBB News
福島原発事故は「人災」、国会事故調が最終報告
2012年07月05日 18:15 発信地:東京
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2888099/9218869?ctm_campaign=txt_topics



★関連記事
※記事は、URLからお読みください。

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版
安全性強化のため原子力業界に圧力を=退任するNRC委員長が要望
2012年 7月 6日 9:43 JST
http://jp.wsj.com/Japan/node_473073?mod=ART

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版
【オピニオン】日本のエネルギー政策の未来を変えるかもしれない結論
2012年 7月 5日 18:41
http://jp.wsj.com/Opinions/Opinion/node_472737?mod=ART

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版
「資産保護」優先で海水注入遅れる─福島第1原発事故
2011年 3月 19日 23:30 JST
http://jp.wsj.com/Japan/node_204149?mod=KW_Relevant
有料記事
 東日本大震災で被災した福島第1原発への緊急対応の遅れは、貴重な原発資産を損なうことへの懸念と、政府側の当初の受け身の姿勢が原因だったことを複数の消息筋が明らかにし、危機対応の内情が浮かび上がった。

記者: Norihiko Shirouzu and Phred Dvorak and Yuka Hayashi and Andrew Morse

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版
問われる福島原発の設計−非常用発電機の設置場所も対象に
2011年 3月 17日 10:26 JST
http://jp.wsj.com/Japan/node_201568?mod=KW_Relevant
有料記事
福島第1原子力発電所では、過熱した原子炉を冷却する努力が続いているが、危機を招いた原発の設計と安全性に問題はなかったか問われ始めている。

記者: Norihiko Shirouzu and Rebecca Smith

福島県、東電に63億円請求 対策費や税減収分<東京新聞>

東京新聞から全文引用
東京新聞 TOKYO WEB
福島県、東電に63億円請求 対策費や税減収分
2012年7月6日 12時15分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012070601001335.html



 福島県は6日、東京電力福島第1原発事故によることし3月末までの損害として、約63億2500万円を東電に賠償請求した。

 畜産の対策費や、企業の県外移転に伴う県税減収分などで、県は請求書で「事故は県民生活、農林水産業、学校教育に大きな影響を及ぼした。費用は東電が負担すべきだ」と求めた。

 畜産対策が24億5500万円、中小企業支援が10億5300万円、避難区域内の学校の避難など教育関係が3億9100万円、法人2税や不動産取得税、ゴルフ場利用税など六つの税の減収分が5億9800万円。

 東電の新妻常正常務は「内容を見て適切、早期に対応したい」と述べた。
(共同)

事故は終わっていない 国会事故調が最終報告<東京新聞【社説】2012年7月6日>

東京新聞から全文引用
東京新聞 TOKYO WEB
東京新聞【社説】2012年7月6日
事故は終わっていない 国会事故調が最終報告
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012070602000104.html



 東京電力福島原発事故を検証した国会事故調査委員会が報告書をまとめた。事故は東電や政府による「人災」と断じた。原発規制の枠組み見直しは急務だ。

 「個々人の資質や能力の問題でなく、組織的、制度的な問題が、このような『人災』を引き起こした。この根本原因の解決なくして再発防止は不可能である」

 「過酷事故によって住民の健康に被害を与えるリスクよりも、経営上のリスクをまず考える東電は原子力を扱う事業者の資格があるのか」−。

 歴史的な大事故の原因究明を託された国会事故調の総括は、国や東電への極めて厳しい批判が並んだ。原発をともに推進してきたのだから当然であろう。
◆期待された解明力

 福島原発の事故調査委は政府、民間、東電と合わせて四つに上ったが、国会事故調は特別な存在である。国政調査権という強い権限をもち、必要に応じて国会での証人喚問を求めることができた。国会議員でなく民間有識者による調査機関が国会に設置されたのは、憲政史上で初のことだった。それだけに国会事故調に寄せられた公平な視点からの事故原因の解明や責任追及への期待は高かった。

 半年かけて、参考人聴取は三十八人、ヒアリングは延べ約千二百人に上り、他では実現しなかった東電幹部らの公開聴取も応じさせた。事故調設置法に基づく請求は業界団体や規制当局などを対象に十三件で、権限を駆使して真相に迫ろうとしたのは間違いないといえる。

 六百四十ページに及んだ報告書が最も強く訴えているのは、事故は人災であり、適切に対応していれば防げたという点である。

 東電は耐震対策を先送りし、経済産業省原子力安全・保安院はそれを黙認、さらに津波対策でも敷地高を超える津波が来た場合は全電源喪失に至ることは東電、保安院とも認識していた。
◆食い違う事故原因

 何度も対策を講じるチャンスはあったが「いわば無防備のまま、3・11を迎えた」と指摘、事故は自然災害でなく、歴代の規制当局や東電経営陣による明らかな人災と断じた。

 東電は、事故の直接的原因について早々と「津波」であるとしてきたが、国会事故調はこれに大きく異を唱えた。「1号機の地震による損傷の可能性は否定できない」と指摘した。地震による損傷が起きていれば、他の原発でも危険性があることを意味し、東電だけでなく全国の原発で耐震強化といった問題がでてくる。

 事故のカギを握る重要な機器類は高線量で検証することができない原子炉建屋などにあるため、国会事故調は引き続き第三者による検証を求めた。だが、実証なしに原因を「想定外の津波」に限定しようとする東電の責任回避の姿勢は明らかだ。そこに、安全対策より経営コストを優先させようとする経営姿勢が透けて見える。

 もう一つ、報告書が強調しているのは、官邸をはじめとする政府や東電の危機管理体制がまったく機能しなかった点だ。緊急事態宣言が遅れた官邸や、災害対策本部の事務局としての役割がある保安院は「事故が起きた緊急時の準備も心構えもなく、その結果、被害を最小化できなかった」と指摘した。痛恨の極みである。

 問題となった菅直人首相(当時)の現場介入や東電の全面撤退騒ぎも含め、報告書が重く見ているのは、個人の過ちよりも組織的、あるいは法的、制度的な欠陥だ。「関係者に共通するのは、およそ原子力を扱う者に許されない無知と慢心であり、国民の安全を最優先とせず、組織の利益を最優先とする常識である」と痛烈に批判した。さらに情報や知識で東電が保安院に勝り、規制する立場と規制される立場の「逆転関係」といった監督機能の崩壊を指摘するにいたっては、原発事故は必然だったと思えてくる。

 ただ、報告書も万全ではない。事故原因の詳細な究明が未解明だったことに加え、廃炉の道筋や使用済み核燃料問題などは手が付いていない。過去、原子力政策を推進してきた自民党時代の責任には触れなかったのは、踏み込みが足りなかったと言わざるを得ない。

 国会事故調は、民間中心の独立調査委員会の活用や国会による規制当局の監視など七項目の提言を残した。これらを実現していくのは政府と国会の責任である。いまだ、報告書の取り扱いや政策への反映について議論もないのは、怠慢としかいいようがない。
◆政府も読み取って

 暫定的な安全基準で大飯原発の再稼働に踏み切った政府も、報告書の重みを読み取ってほしい。報告書は真っ先に訴えている。「福島原子力発電所事故は終わっていない」と。

「国会議員には国を守る覚悟がない」尖閣へ行った都議が怒り<NEWポストセブン>

『NEWポストセブン』から全文引用
「国会議員には国を守る覚悟がない」尖閣へ行った都議が怒り
2012.07.06 16:00
http://www.news-postseven.com/archives/20120706_125493.html

石原慎太郎都知事の「尖閣購入」発言に、中国や台湾が過剰反応している。都知事の国会参考人質疑の前後から、多数の中国・台湾漁船が、尖閣上陸に向けて続々と動き出している。
 
 それに先立つ6月上旬、民間団体「頑張れ日本! 全国行動委員会」が主催する尖閣周辺の集団漁業活動が敢行された。その視察のため、石垣市の漁業関係者や国会議員らが参加する中、「購入」の主体である東京都の議会からただ一人、野田数(かずさ)都議(無所属)が同行した。都議の目から見た国境の島の現実をレポートする。

 * * *
 晩中、小さな船に揺られ、目の前に現われた島は、朝陽に輝いていた。大海原にポツンと、しかし厳然とそこにある島の岩肌には日の丸が描かれている。まさに「日本の領土」である。

 近づくと、以前見た写真よりも、緑が少ないように思えた。岩が露出している。あとで同行した石垣市の担当者に聞くと、繁殖したノヤギが緑を食い荒らしているとのことである。あらためて東京都として島を購入し、一刻も早く適切な管理を行なわなければならないと痛感した。

 国会議員6人を含む約120人が、14隻の船に分乗しての視察だった。私と同じ船にも3人の民主党の国会議員が乗っていた。

 憤りを感じたのは、国会議員が6人も同行しているのに、なぜ「日本の領土」に上陸できないのかということだ。尖閣諸島に国会議員が上陸したのは、1997年の西村眞悟元代議士の視察が、最初で最後である。今年1月、2人の国会議員が15年ぶりに現地を訪れたが、それも上陸はせず海上から見ただけだった。国土を守ろうという姿勢から言えば、“後退”している。これでは、中国につけいる隙を与えているようなものだ。

 彼らには、国政調査権がある。しかも、「国有化」まで検討するという。そこまで言うのに上陸できないのはおかしい──そう参加した国会議員の一人に言うと、「そろそろ上陸禁止は取り消すべきだと、個人的には思います」と答えるだけだった。

 要するに、彼らは国を守るという覚悟があって尖閣まで来たのではないのではないか。腹立たしかったが、「国に任せていては何も進まない」ということを再認識した。

 同じことは、地元の方たちも感じているようだ。海に出る前に、石垣市役所に訪問した際、市の職員や地元有力者と話すことができた。その中の一人はこう私に囁いた。

「もう、国には期待できません。石原さんに感謝したいと思います。東京都が、最後の頼みの綱です」

 石原都知事は、着々と準備を進めている。募金も6月19日時点で、12億円が集まっている。残念なのは、肝心の都議会の腰が極めて重いことだ。

 都議会自民党を含め、主要会派は石原都知事の購入計画に、この期に及んで明確に賛成を表明していない。私は5月に自民党会派を離脱して無所属となったが、それは尖閣問題をめぐって知事を支持する自由な発言が許されず、所属する委員会の配置転換などの圧力がかかったからだ。

 都議会自民党は、国と同じように、中国の顔色を窺っているのかと疑ってしまう。石原都知事尖閣購入を表明して2か月以上経つが、この間の自民党などの主要政党の不作為は、後々大きな代償とならないか。

※SAPIO2012年7月18日号


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福島第一原発事故と日本の原子力産業問題の情報室(北の山じろう)
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福島原発事故がもたらす放射能による環境汚染と健康被害の情報室
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この男以外に日本の未来を決められる政治家がいるのか 竹中平蔵登場!「橋下さんには物事の本質が見えている」<現代ビジネス>

『現代ビジネス』から全文引用
2012年06月21日(木) 週刊現代
経済の死角
この男以外に日本の未来を決められる政治家がいるのか 竹中平蔵登場!「橋下さんには物事の本質が見えている」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32810
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32810?page=2
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32810?page=3
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32810?page=4
(1)
「消費税の増税に対する考え方ひとつをとっても、橋下市長とそこらの政治家はデキが違う」。論客・竹中平蔵慶応大教授が橋下市長を支持する理由はどこにあるのか。

この人しかいない

 以前大阪で橋下徹市長と4時間近く議論したことがありますが、よく勉強していて、物事の本質が見えている人だという印象を受けました。なぜ橋下氏が大阪市民だけでなく、国民的人気を誇っているのか、よくわかった気がします。

 これまで日本の既存政党は、与党も野党も、その時々で言うことをコロコロ変えてきました。例えば、民主党は'09年のマニフェストには書いていなかった消費増税を行うと唐突に言い出しました。

 一方の自民・公明両党は先ごろ、'05年のマニフェストで約束した郵政民営化に逆行するような「改正郵政民営化法案」に賛成した。つまり与野党とも、約束を平然と反故にしたわけです。これで国民の間には既存政党に対する決定的な不信感が芽生えた。そんな状況下に現れたのが、正論を唱える橋下氏でした。

 ウソばかりついている既存政党と、原理原則を守る橋下氏。国民は今、この強烈なコントラストを目の当たりにしているのです。

 野田総理は「今国会での消費増税法案成立に政治生命を賭す」と語りましたが、このタイミングで増税なんかしたら、それこそ現状での増税に反対している橋下氏がますます勢いづいて、野田氏は政界から退場させられるでしょう。

 当然、私も野田政権の消費増税法案には反対です。私から見れば、政府が今やろうとしているのは「とりあえず増税」に過ぎない。長期的に消費税率と社会保障がどうなるかははっきりしないけれど、とりあえず消費税を上げると言っているだけです。理由もはっきりしないままに、国民からなけなしのお金を集めるなどというのは、愚策の極みと言っていい。

 無論、財政再建は避けられませんし、社会保障の充実も必要でしょう。しかし、今のような手順、やり方で増税したところで、何の効果もない。それどころか、日本の経済をさらに悪い方向に導くことは間違いないのです。

 順を追って説明していきましょう。まず、今の国家予算には無駄が多すぎる。振り返ってみれば'03年から'07年までの5年間、つまり小泉内閣時代には、一般会計の総額は82兆円程度でした。ところが今年度を見ると、いわゆる『隠れ借金』(一般会計から外して政府が先延ばしにしている歳出)も含めて96兆円と、実に14兆円も増えました。しかも、その間にGDPはまったく増えていない。つまり国民の財布は膨らまないのに、政府の財布だけが20%も膨張したのです。

 なぜこうなったのか。歳出増の要因としては、高齢化による社会保障費の増加が挙げられます。しかし、この5年間での社会保障費の自然増分は4兆円ほどで、残りの10兆円は、「子ども手当」などのバラマキ政策を取ったことで生じた無駄な予算です。

(2)
 政府は今後、消費税を5%上げれば税収が13兆円増えると言いますが、何のことはない、これまで膨れ上がった14兆円の赤字を取り返そうとしているだけなのです。これでは財政再建は果たせないし、社会保障の改善にもつながりません。

 さらに政府は'20年に基礎的財政収支を黒字化するためには消費税を17%に上げる必要があると試算しています。「低福祉・重税国家」を目指しているのでしょうか。

 むしろ今、政府がやるべきは増税ではなく、経済運営を正常化させることです。私は「成長派」などと評されますが、なにも特別な成長戦略を考えろと言っているわけではない。おかしな政策をやめて、普通のことをやろうと言っているだけです。リストラを防ぐという名目でありながら、むしろ雇用の柔軟性と流動性をそぐ結果になっている「雇用調整助成金制度」を筆頭に、長期的に日本の成長力を失わせる政策を、民主党はいくつも推進してきたのですから。

 一方で、歳出を増やさない努力も欠かせません。

 ハーバード大学のアルバート・アレシナという政治経済学者が導き出した法則があります。彼がOECD加盟20ヵ国の財政再建の事例を62ケース調べたところ、徹底的に歳出削減をした後で増税した国は成功し、増税を先に実施した国はすべて失敗していたのです。では、野田政権は「徹底した歳出削減」をしたでしょうか。このままでは日本は失敗のケースのひとつに数えられることになる。

 財政再建の基本は増税ではないのです。むしろ経済を回復させ、自然増収を目指す。これが世界の常識です。経済学を学べば、そのくらいのことはすぐにわかるはずなのに、なぜ野田首相はここまで消費増税にこだわるのでしょうか。

税金は日本の未来のために

 恐らく野田氏は、前二代の首相の失敗と、小泉政権の成功から間違った教訓を得たのでしょう。

 鳩山由紀夫氏と菅直人氏のふたりは、最後まで何を実現したいのかわからない総理だった。一方、小泉政権は郵政民営化で長期政権を築いた。こうした成功例を見ていた野田氏は、政権運営のために何か大きなアジェンダが必要だと考えたのでしょう。そして財相を経験したことから、「消費増税」というテーマに飛びついた。

 しかし、増税は付け焼き刃的な政策です。小泉氏は総理になる20年も前から郵政民営化を訴えていたのに対し、野田氏は直前の選挙では消費増税反対を訴えていました。「何かやらなきゃ」と焦った結果、たまたま選んだのが消費増税だったということです。

 なにも私は、消費税を金輪際、上げるなというわけではありません。いずれ消費増税が必要な時期も来るでしょう。

 ただしその際には、増収分は今のように高齢者ばかりに手厚い社会保障ではなく、子育てをする若い人にもまわす必要があります。

(3)
 こうした「本来の消費税のあり方」について理解している政治家がほとんどいないのが現状です。

 橋下氏とは消費税についても話しましたが、彼は「消費税のあり方」もよく理解していました。橋下氏は、社会保障という所得再配分のためには所得税を用いるべきとしています。

 所得再配分とは、高所得者から低所得者へ富を移転させることですから、所得に応じて税率の変わる所得税を用いるのが筋です。

 消費税のように、所得の低い人に負担がかかる税を使うのは理屈に合いません。

 また、橋下氏は「消費税は地方税にして、各自治体の財源とすべき」だとしていますが、これも正論といえるでしょう。

 この消費税に関する見解に限らず、橋下氏は常に原理原則に則った考え方をしています。

 大阪都構想もそうです。今や、誰が見ても大阪府と大阪市による二重行政は無駄が多い。ならば統合しようというのは、まっとうな考え方です。

 そして、橋下氏が原理原則に忠実だからこそ、国民はその言動に注目しているのです。

信用できる人とできない人

 私の目には、橋下氏と、小泉元首相の姿が重なって見えます。どちらも原理原則を貫き、自分の言葉で国民に語りかけることができる政治家だからです。

 '05年の郵政選挙後、ある学者が有権者に対し、なぜ自民党に投票したのか、郵政民営化に賛成か否かというアンケートをしたことがあります。すると、確かに郵政民営化に賛成する人の方が多かったけれど、よくわからないという人も多かった。ではなぜ与党に入れたのかを問うと「小泉さんが信用できるから」という答えが多かったのです。有権者に信用してもらえることこそ、小泉氏の武器だったわけです。

 同じように現在、多くの国民が橋下氏を信頼しています。もしかしたら、彼のやりたいことは国民にはすべて伝わっていないかもしれない。それでも、「原理原則を曲げない橋下さんは、既存政党よりは信用できる」と感じているのではないでしょうか。

 私の近著(『竹中式イノベーション仕事術』)では、職務を全うし、困難を乗り越える上で必要な「12の力」について記しています。そのなかの「徹底力」ひとつをとっても、橋下氏と野田氏の差は歴然です。

 なにか大きなことを成し遂げようとするとき、そこには必ず反対派が生まれます。ですから、リーダーは反対派が生まれることをあらかじめ見越して「どうすれば敵に負けずにそれが実現できるのか」「新しい味方がどこにいるのか」を考えておかなければならない。それを考える力が「徹底力」なのです。

(4)
 橋下氏の場合、「大阪都構想」を唱える前から、反対派を抑えるための理論武装をしていた。敵もずいぶんと増えたけれど、ちゃんとそれを上回る「新しい味方」が現れることを考えていました。

 一方の野田氏は、小沢一郎元代表が消費増税に反対するとわかっていたのに、新しい味方を集める見通しを立てていなかった。対応が場当たり的なんです。

 橋下氏と野田総理、もはやどちらに分があるかは明白です。民意を問う「ガチンコ勝負」をすればどちらに軍配が上がるか、あえて言うまでもないでしょう。

「週刊現代」2012年6月22日号より



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原発再稼働は考え直せ!それでも橋下徹この男以外に日本の未来を決められる政治家がいるのか<現代ビジネス>

『現代ビジネス』から全文引用
2012年06月21日(木) 週刊現代
経済の死角

インサイドレポート孤立無援の大阪市長はこうしてハメられた 
原発再稼働は考え直せ!それでも橋下徹この男以外に日本の未来を決められる政治家がいるのか

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32807
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32807?page=2
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32807?page=3
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32807?page=4
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32807?page=5
(1)
「停電が起きれば、すべて橋下徹の責任である」。巧妙な情報操作の前に、名物市長もついに妥協を余儀なくされた。だがそれは敗北ではない。この国のシステムに対する、新たな戦いの始まりなのだ。

 しばしの空白期間を置き、6月4日にツイッターを再開した橋下徹大阪市長は、その140字足らずの短文の中に、悔しさを滲ませているようだった。

〈週刊現代さん、これまでの応援エールは正直うれしいですが、僕はそんな器ではありません。そして今回ばかりはちょっと恥ずかしいですね。僕も大飯再稼働に加担したのですから〉

 野田佳彦政権は、かねてから議論になっていた関西電力・大飯原発(福井県)の再稼働に向けて動き出した。これまで橋下氏は、

「安全性を誰も確認していないのに、再稼働など許されない」「国の統治システムが崩壊している」「こんなことを許すなら、民主党政権を倒さねばならない」

 と、強烈に批判を続けてきたが、その橋下氏が、あっさり折れてしまった。

 5月30日に、橋下氏ら関西地域の首長が集まる「関西広域連合」が、「暫定的な安全判断」という条件付きながら、大飯原発の再稼働を事実上、容認。その声明発表の当事者の一人となった橋下氏は、

「正直、負けたと言われても仕方がない」

 と語り、6月4日には、久々に再開したツイッターで、冒頭のように本誌報道にも触れつつ、その忸怩たる内心を漏らしたのだ。

 これは、飛ぶ鳥を落とす勢いで支持を拡大してきた橋下氏にとって、初めての失敗、蹉跌となるのか。

 実際、長らく反対していながら、いきなり再稼働容認に転んだように見える今回の件に対しては、厳しい見方が多い。

「今回の再稼働容認では、橋下さんの短所が出てしまったかもしれません。世論の方向を掴み、瞬間的に先手必勝の判断をするのが彼の長所。しかし今回に限っては、原発が動かないことで産業界からどんな反応が起きるか、それがどんな世論となって現れるのかという総合的な判断ができなかったように思います」(政治評論家・浅川博忠氏)

 地元・大阪でも、橋下氏への批判と失望の声は出始めている。

「こう言っちゃなんだけど、橋下徹鳩山由紀夫元首相とやっていることは同じですよ。選挙の公約に等しい扱いだった再稼働反対を反故にしちゃったわけだから。今回は厳しいね。私が地元回りをしても、『何をやっとるねん』と、橋下さんのイメージダウンが始まっていますわ」(大阪維新の会所属の府議会議員の一人)

 在阪テレビ局の中には、これまで橋下支持一辺倒だったのに、手のひらを返したように批判を始めた番組もある。「敗北」発言後の記者会見でも、記者からは「変節したのか」「有権者の期待になぜ応えないのか」などと厳しい質問が飛び、珍しく橋下氏が、くどくど言い訳をする場面も見られた。

(2)
 だが、本誌はあえて言おう。橋下氏は決して「変節」したわけではない、と。

電力ムラの総攻撃

 これは、本誌の思い込みなどではない。橋下氏とその周辺は、脱原発に向けた「第2ステージに向かう」と語っており、決してその〝旗〟を降ろしたというわけではない。

 何より、今回の再稼働容認は、橋下氏にしてみれば「ハメられた」に等しい。

 再稼働反対でツッパリを続ける橋下氏は、政府や霞が関、電力会社にとっては、毟り取って捨てたい目の上のタンコブである。したがって、難攻不落・大坂城の外堀がいつの間にか埋め立てられていたように、橋下氏は巧妙な手段で孤立無援に追い込まれ、妥協を余儀なくされていった。

「橋下市長が再稼働を容認せざるを得なくなった理由の一つに、『トヨタ自動車』の存在があると言われています。大飯原発が再稼働しないと電力が足りず、関西の産業界がダメージを受けると言われてきましたが、実は、関西電力ではなく中部電力管内に本社や工場があるトヨタの存在を無視できなかったというのです」(全国紙経済部記者)

 関西電力は昨年来、東海地方を管轄する中部電力から電力を融通してもらっていた。ところがその中部電力は、管内のトヨタ自動車に対し大幅な節電要請をしており、そのせいでトヨタは、工場の稼働率を下げるなど犠牲を強いられた。

「節電要請をしておきながら電力を関電に融通していたと後で聞いて、トヨタ側が激怒した。そのため、今年は中電から関電への配電が厳しい情勢になった。同時に、日本を代表する企業であるトヨタにこれ以上の犠牲を強いるのは、産業界としても罷りならん、という圧力があったといいます」(民主党閣僚経験者)

 もっともらしい説である。日本産業界の牽引車であるトヨタが困るとなれば、橋下氏も迷わざるを得ない。

 ところが、「その情報の出所は経産省サイドのリークのようです」(全国紙大阪市政担当記者)と聞くと、どうにもキナ臭い。

「経産省はトヨタを言い訳に使っていますが、彼らが恐れているのはトヨタの業績ではなく、関電の経営危機です。関電はこのまま原発を動かさないと、今年は火力発電の燃料調達費などで約1兆円の赤字が出る。

 さらに、もうすぐ美浜原発の2号機が耐用年数(40年)の限界を迎えるため、本来は廃炉にしなければならない。それによる減損処理などを加えると、債務超過に陥る可能性が高い」(民主党政務三役)

 ただでさえ、野田政権は不景気の真っ只中での消費税増税をゴリ押し中。その上、東京電力に加えて関西電力でも電力料金が値上げとなり、しかも関電までが東電同様に国有化される事態になれば、野田政権も経産省も、世論の猛批判に押し潰されてしまう。

(3)
「経産省だけではありません。関電まで国費を投入するハメに陥るのは、財務省にとっても大問題です。電力会社の危機でこれ以上、電気料金が上がれば、消費税アップもますます実現しにくくなります。まさに、霞が関と電力ムラが一体になって『電力不足』を演出し、さまざまなチャンネルを使って橋下氏周辺の切り崩しを実行したのです」(前出・民主党三役)

「橋下潰し」の秘策あり

 そもそも関電管内では今夏、「約15%」の電力が不足すると言われているが、驚くべきことに、この数字にはいまだ明確な根拠が示されていない。

「関西だけでなく西日本全体で見れば、自家発電分を含め、余剰電力を融通する余地がまだ数百万kWあると言われているのに、ほとんど考慮されていません。他にも、約400万kWある揚水発電の供給能力を半分程度に見積もっているなど、数字は疑問だらけ。にもかかわらず政府の電力需給検証委員会は、15%という試算をそのまま使って電力不足を喧伝しました」(前出・全国紙経済部記者)

 橋下氏は追い詰められた。肝煎りの大阪府市エネルギー戦略会議では、15%の供給不足は十分補えるとの意見が出ていたが、「計画停電やブラックアウト(不意の大停電)の可能性がある」との不安が関西の財界に広がり、「関西広域連合井戸敏三連合長(兵庫県知事)ら、周辺首長が切り崩されてしまった」(大阪維新の会幹部)という。

「維新の会所属の府議や市議も、動揺した地元の中小企業経営者や自営業者から、『停電になったら倒産だ』と突き上げを食らい、耐え切れなくなっていた」(別の大阪維新の会所属議員)

 いくら大阪市の顧問やスタッフが「電力は足りる」と説明しても、政府・霞が関・財界、そしてそのリーク情報に乗った大マスコミから洪水のように電力危機が垂れ流されれば、不安にならない市民や経営者はいない。こうして足元を切り崩された橋下氏には、

「電力危機に対処せず、関西の産業を守ろうとしない自分勝手な市長」

 というレッテルが貼られ、撤退を余儀なくされた。

 しかも、橋下氏が堪えきれずに折れたことで、中央政界の一部では、さらに追い討ちをかけるような〝橋下潰し〟のシナリオも浮上しているという。

原発の再稼働が正式決定しても、原子炉への燃料棒の装填など、基本手順を踏むには時間がかかり、本格的な稼働は7月中旬以降になると言われています。

 そうなれば、関西地方では梅雨が明けて急激に気温が上昇する中、冷房を我慢して節電したり、計画停電に耐えたりしなければならない。政府内では、『橋下のせいでこうなった、と世論誘導ができれば、完全に奴を潰せる。だから場合によっては計画停電もアリだ』という声まで上がっていました」(民主党幹部)

 政府にとって橋下氏は、単に原発再稼働の障害となっていただけでなく、消費増税法案の行方次第で解散総選挙も囁かれる中、政局的な意味でも叩き潰しておきたい相手である。

(4)

 結果として橋下氏は、この〝波状攻撃〟に敗れた。初志を貫徹することはできず、原発の再稼働に頷かざるを得なくなった・・・・・・。

 しかし、「これは決して敗北などではない」と断言するのは、前出・大阪維新の会幹部である。

「今回の論争で、地方の政治家がいくら声を上げても、何も変わらないという事実が浮き彫りになった。橋下徹をもってしても、大阪府市民がいくら声を上げても、国の決定を覆すことはできないということです。

 原発再稼働という、自分たちの命にかかわる問題でも、地方の市民は何も止められない、決められない。これが〝中央集権〟の実態なんです。われわれ維新の会は、このカベを打ち破るために国政に進出する」

「50年、見たことがない男」

 そして橋下氏も、「負けた」とは言いつつ、闘志はまったく失っていない。同氏の言葉通り、脱原発への道のりは、これから「第2ステージ」に入る。

「大飯が動くことに批判する人が多い事も理解する。しかし大飯以外の48基は止まった。新しい(原子力)規制庁の枠組みで新しい安全基準ができるまで動かない。関西の停電リスクは回避させてもらいたい。これで日本全国停電リスクは一応回避できる」

「もう電気が足りないという主張は通らない」

「新しい規制庁ができ、新しい安全基準ができるまで大飯以外は動きません。これは政府が明言しました。大飯は完全なものではないことも政府は認め、特別な監視体制を設けるとのことです。この論からすれば僕は期間限定の再稼働だと思っています」(6月4日のツイートより)

 大阪府市特別顧問の飯田哲也・環境エネルギー政策研究所所長も、「日本の原子力産業は早晩、行き詰まる」として、こう語る。

「日本国内では、あと4~5年で使用済み燃料の保管場所がなくなり、溢れ出す危機的状況です。関電は、たとえ大飯3、4号機を動かしたとしても、依然として経営危機が続くことに何ら変わりはありません。

 破綻を避けるためには、どの道、電力会社のリストラや、発送電分離などの大規模な改革が必要なのは明らかなのです。私たちは今後も、全原発の凍結宣言を目標に、橋下市長に協力していくつもりです」

 一方で政府は、大飯原発の再稼働を決めてもなお、「電気が足りない」と言い続け、次は四国電力伊方原発(愛媛県)の再稼働を図ると見られている。原子力安全・保安院は、耐用期限を迎える美浜原発2号機を、10年間も延長使用することを計画中だ。

 こうした動きに、橋下氏はきっちり釘を刺した。

(5)
「大飯原発の再稼働だけは仕方ないが、なし崩しに他の原発を再稼働するようなら、それは政府の国民に対する裏切り行為となる」

 そして、消費増税法案の紛糾で永田町が風雲急を告げつつある中、既存の政党にすっかり失望した有権者の受け皿となりうるのは、やはり橋下・大阪維新の会しかないことも間違いない。

 政治評論家の屋山太郎氏はこう語る。

「私は約50年政治記者をやっていますが、橋下氏のように、常に政争・論争相手と公の場で堂々と渡り合い、説得し発信して、さらに実行できるという政治家は見たことがない。

 日本の政治家は、小沢一郎氏が典型例ですが、大物になるほど無口で表に出ようとせず、側近の忖度政治に陥りがちです。しかし橋下氏にはそれがない。民主主義の名に相応しい、新しいタイプの政治家です」

 官僚機構や原子力ムラといった、既存勢力に流されるままの野田首相と与野党の政治家たち。これに対して、一人でそのシステムに噛み付き、挑み続ける男。どちらが日本の未来を託すに足る男なのか、自ずと明らかではないだろうか。

「週刊現代」2012年6月23日号より


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橋下徹が殺される!民主と自民が手を組んで この男を必死に潰そうとしている 日本も世界も変わったのに、 変わらないのはこの国の中枢だけ(1)<現代ビジネス>

『現代ビジネス』から全文引用
2012年06月26日(木) 週刊現代
経済の死角

橋下徹が殺される!民主と自民が手を組んで この男を必死に潰そうとしている日本も世界も変わったのに、
変わらないのはこの国の中枢だけ(1)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32843
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32843?page=2
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32843?page=3
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32843?page=4
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32843?page=5

(1)
 凶暴なトラも、狭い檻に閉じ込め、餌を与えず弱らせてから、棒でメッタ打ちにすれば死んでしまう。権力の中枢に居座る者たちは、そうやって敵を排除してきた。今度のターゲットはこの男である。

あいつらを再起不能にせよ

 東京・霞が関近くの某所では、月に2回、各省庁のキャリア官僚が集まり、勉強会と称する意見交換会が開かれている。

 出席する官僚たちの所属はさまざま。財務省総務省、経産省、外務省、厚労省、国交省・・・・・・。さらに警察庁と文科省のキャリアも最近、そこに加わった。

 彼らの話題の中心は、橋下徹・大阪市長である。だが、褒めるものはいない。

総務省 橋下氏の存在により、われわれが、もっとも省益を損なうことになる。

経産省 やたらと攻撃的な人物。彼が政権を取ったら、狙い通りに霞が関は潰されてしまうのではないか。

 橋下・大阪維新の会が掲げる目標は、「霞が関解体」と「地方分権」だ。その煽りをもっとも受ける、2省の危機感は強い。

外務省 とはいえ彼は外交・安全保障問題について詳しくない。あの調子では、まだ国政は無理だろう。

 一方でそんな他人事のような意見も出る。だが、楽観論はすぐに他の出席者によって否定される。

「そもそも、外交機密費なんて真っ先にメスが入れられるぞ、というわけです。橋下政権ができれば、国家公務員の大規模な削減と大幅な給与カットが行われるのも間違いない。どの省庁も危惧を強めています。だからホンネは皆決まっていますよ。なんとかして橋下氏を排除したいということです」(経産省キャリア)

 橋下徹・大阪市長が、窮地に陥っている。関西電力・大飯原発の再稼働問題で、政府の方針に異を唱えて反対をしてきた橋下氏は、最後は「ブラックアウト(不測の大停電)危機」という政財界・マスコミが一体となった大キャンペーンに屈し、再稼働容認に転じた。

 停電が起きたら、すべて橋下のせい---。原発・電力ムラのプロパガンダによって四面楚歌の状態となり、橋下氏が妥協を余儀なくされた事実は、本誌が前号で報じた通り。大メディアは「敗北宣言」とことさらに強調し、支持率は低下。橋下氏の勢いに、やや陰りが出たようにも見える。

 冒頭で紹介した高級官僚たちのホンネが示すように、橋下氏の失墜を誰よりも望んでいるのは、〝中央〟のエスタブリッシュメント=既存の勢力だ。橋下氏が「ぶっ壊す」と宣言した霞が関や、永田町の大政党にしてみれば、いまや橋下氏ほど厄介な人間はいない。

「早く潰れてしまえ」

(2)
 そう熱望する人々が、巧妙かつ陰湿に世論までコントロールを図り、完全に同氏を包囲している。

野田佳彦首相以下、既存の大政党やその所属国会議員にとって、橋下・大阪維新の会は最大の脅威となりました。官邸は維新の会潰しのため、スキャンダル情報の収集に躍起となっています」(官邸関係者)

 もしも橋下氏が中央政界に進出し、さらに政権を取ることができれば、この国の硬直しきった中枢は完全に打ち壊され、焦土と化す。だが、当の「中枢」に身を置く人々にしてみれば、それだけは、断固として避けなければならない。

原発・電力不足問題で橋下氏のターゲットとなった経産省では、幹部が『奴だけは徹底的に叩け』と宣言して、組織的に橋下潰しに動いています。彼らにとっては、大阪市の特別顧問に、省の裏切り者である古賀茂明氏や、霞が関解体論を唱える元財務省高橋洋一氏が就いているのが大問題なのです。彼らが再起不能になるまで、とにかく叩きまくるつもりでいる」(同・官邸関係者)

 そして霞が関以上に橋下氏の勢力伸張を恐れているのが、政権が崖っぷちにある野田首相ら現政権幹部と、増税のため彼らと談合している自民党幹部らだ。

 消費増税を含む税と社会保障の一体改革を巡り、攻防を続ける与野党だが、「もしも解散総選挙になれば、橋下にやられる」という危機感においては、あますところなく一致している。

「関西の小選挙区議席は48ありますが、消費増税を巡る民主・自民の野合政治に批判が集まる中、ヘタをすれば40議席近くを大阪維新の会が占拠してしまう恐れがある。

 したがって、野田首相にしろ、自民党の谷垣禎一総裁にしろ、橋下氏を封じ込めることは消費増税と同等の重要性を持ちます。原発再稼働で橋下氏を叩きに叩いたのは、それが背景にあります」(民主党幹部)

仙谷の仕掛けた罠

 首相らにとっては、大阪で橋下氏がことあるごとに声を上げ、政府を攻撃することに腸が煮えくり返っている。各種会議では、幹部が集まるたび「あの男のスタンドプレイを何とかしろ」「目立ちたがりが」などと罵声が飛び交うという。

 生真面目で知られる岡田克也副総理ですら、「『(橋下氏を)やっつけなくちゃね!』と力んでいた」(民主党中堅議員)というから、その嫌悪感は根深い。

「自民党も同じですよ。政党支持率民主党に勝っているとはいえ、大阪維新の会には劣勢を強いられている。なので、『橋下はどうせ自滅する。時機を待て』という重鎮も多く、それが、しぶしぶ野田政権との修正協議に応じている理由です」(自民党中堅議員)

 だが、こうした多くの永田町の国会議員の中でも、もっとも橋下氏に敵愾心を抱いているのは、政権の〝黒幕〟、仙谷由人民主党政調会長代行だという。

(3)
「大飯原発の再稼働を決めた関係閣僚会議の場で、もっとも激しく『あの野郎!いい加減にしろ』と橋下市長を非難していたのは仙谷氏でした。再稼働に妥協した際、橋下氏が『もう建て前論を言っても仕方がない』と失言したときにも、テレビ出演中に『建て前で反対していたのか!』と罵倒した。この数ヵ月、政府の方針をいいように引っ掻き回され、橋下氏に対する仙谷氏の憎しみはかなり強い」(民主党閣僚経験者)

 策士・仙谷氏の恐るべきところは、そんな激しい憎悪を、決して当人に直接ぶつけたりせず、涼しい顔をして〝殺し〟に来ているということだ。

 大阪維新の会所属の府議の一人は、「仙谷氏は異常にしたたか。本当に手ごわい」として、こう語る。

原発再稼働でも、政府と橋下さんの間に入ったのは仙谷さんなんですよ。そして橋下さんが撤退しやすいように交換条件を出した。再稼働を容認してくれれば、維新の会が公約に掲げる『大阪都構想』に必要な地方自治法改正法案を国会に提出するというんです」

 大阪都構想は、橋下氏にとってもっとも優先すべき公約のひとつ。もともと、政権与党の協力なくして実現可能性はゼロであり、この〝取り引き〟には、橋下氏も応じざるを得なかった。

「でもそれが落とし穴なんです。地方自治法改正法案が国会を通れば、今度は大阪で市内の区割りを24から8~9にするなど実務に取り組まなければなりません。これは大変な作業で、議席や既得権を巡って、維新の会内部に亀裂が生じる。

 仙谷さんはそこまで見越して、交換条件を持ち出してきた。政府にとっては、維新の会は内部分裂、橋下氏は大阪に釘付け、原発は再稼働と、一石三鳥です。老獪ですよ」(同府議)

 こうした〝揺さぶり〟が効いたのか。橋下氏はこのところ、発言のブレがやや目立つようになった。維新の会の国政進出に関し、いったんは「(国会審議で都構想が前に進むなら)国政に進出する必要はない」と発言しながら、数日後にはそれを撤回。「国の制度を変えることを(今の)国会議員には任せられない」として、再び国政へ向けた意欲を示した。

「相方の松井一郎大阪府知事が、まったく逆に国政への強い意欲を表明してしまい、『橋下-松井に亀裂か』と報じられたので、撤回したのでしょう。最近の橋下氏は睡眠不足で目の下にクマが目立ち、急に7kgも太ったそうで体型も崩れ始めた。相当に疲労しているように見えます」(全国紙大阪市政担当記者)

 政府・与野党・官僚機構、そして電力ムラなど産業界が一体となった波状攻撃。それだけで常人には耐え切れないレベルだが、橋下氏にかけられているプレッシャーはそれだけではない。

 前出とは別の大阪維新の会関係者がこう語る。

(4)
「国税庁が明らかに維新の会をターゲットにしている。狙いはもちろん橋下さんですが、橋下さんはガードが堅く手を出せないため、周りから潰そうとしている。おそらく財務省が仕掛けているのではないか。

 維新の会の関係先となる団体やカネの動きが、徹底的に調べられていると聞きました。橋下さんの特別秘書なども集中的に狙われていて非常に危ない。維新の会の幹部からも『国税庁が動いているから気をつけろ』と指示が出ています」

 まさに〝橋下殺し〟である。大阪維新の会は発足して日が浅く、人材もまだ豊富とは言えない。既存勢力によって袋叩きにされ、カリスマ市長の神通力に陰りが見えれば、瞬く間に自壊する恐れも強い。

「大阪市議会では7月に本予算を組まなくてはなりませんが、市政改革に向けた課題も山積み。維新の会の市議団は未熟で、トップの橋下市長をサポートする体制もできていない。

 はっきり言って映画の『ランボー』みたいなものですよ。市長と市の職員、1対4万人の戦いです。それは疲れますよ。今は人気があるので擦り寄って来ていますが、周りにいるのはこの間まで敵だった役人ばかりですしね」(別の維新の会所属府議)

 6月2日と3日にMBS(毎日放送)と毎日新聞が共同で行った世論調査によれば、橋下氏の大阪市民からの支持率は54%。まだかなりの高水準を保っているが、7割近くを誇った府知事時代からは減速していることは否めない。

 橋下氏は、このまま政府や霞が関の圧迫に屈し、結局は地方都市の一首長の立場に押し込められ、「この国の中枢を改革する」という野望や希望ごと〝殺されて〟しまうのだろうか。

それでも立ち上がる男

 大阪維新の会幹部の一人は、「そんなことにはなり得ない」と断言する。

「仮に維新の会が解体されるようなハメに陥っても、橋下さんは一人で旗を振り続けるような人です。圧力とか反対勢力とか、そんなものにヘコたれるようなら、最初から大阪市長になっていませんよ。

 本来、4年でできるかどうかという改革を、あの人は半年でやろうとしているわけです。なぜそんなに急ぐかと言えば、〝その先〟に、もっとやらねばならないことが山積みだからですよ」(同幹部)

 国政進出を巡り、あたかも関係にヒビが入ったかのように報じられている橋下-松井のツートップについても、別の大阪維新の会幹部はこう話す。

「あの二人は、ちゃんと根っこで繋がっていますよ。頻繁に会議で話しているし、電話もしょっちゅう。亀裂なんてどこにもない。行き違い発言はむしろ、維新が分裂しかけていると見せかける二人の戦略です。国政進出しないので地方自治法改正はよろしく、と民主党政権にやらせておいて、いざとなったら平気で前言を翻す。橋下徹という人はしたたかなだけでなく柔軟だから、いくら仙谷さんがやり手でも、一筋縄では行きませんよ」

(5)
 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏も、橋下氏がさも国政進出を断念したかのような態度を取ったのは、〝フェイク〟だと語る。

「例の発言は、言ってみれば解散の誘い水です。民主党、自民党双方に向け、『皆さん私を恐れているようですが、自分は総選挙に出ないのでどうぞ解散してください』と誘っている。

 今の民・自の消費税・社会保障協議や大連立騒動は、国民から見れば『野合』そのもの。橋下氏にしてみれば、ダメな既成の大政党vs.維新の会という対立構図が鮮明になるので、『どうぞお好きに談合なさってください』と思っているはず」

 原発再稼働で野田政権は橋下氏を孤立させ、「敗北」する姿を国民に見せつけて、その勢いを削いだつもりでいる。そして大阪市役所に封じ込め、ゆっくりと息の根を止めようとした。

 だが、今度は橋下・維新の会のほうが、野田首相を〝罠〟にかける番だ。

「私も橋下さんは、発言とは裏腹に、総選挙になれば間違いなく国政に出てくると思います。橋下さんもここに来て現実の政治をよく見るようになってきて、『選挙の候補者は、維新の会でなく他党候補でもOK』と言いはじめました。

 大阪都構想にしても、脱原発にしても、橋下さんには『国政で正さねばならない』という思いがある。そして、そのチャンスは今しかない。数年後の選挙を待っていたら、遅いのです」(政治評論家・有馬晴海氏)

 野田首相はまんまと橋下氏の誘いに乗り、「いつでも解散できる」という強気な態度で反対派を牽制、悲願とする消費増税を成し遂げようとしている。

 しかし、どのような過程を経ようと、3年前の公約にもなかった消費税アップを確定させ、国民を裏切った時点で、野田政権は終わりだ。永田町では9月の民主党代表選の前後までに、首相が衆院を解散して民意を問わざるを得なくなるという観測が根強い。

 野田首相は、最悪、自分は退くことになっても民主党政権は存続できると油断しているようだ。だがそこで満を持し、〝死んだフリ〟をしていた橋下氏の東上が始まる。

 橋下氏側近の一人がこう語る。

「維新政治塾では、塾生を915人に絞り込みました。そのうち500人が関東圏出身ですが、彼らにはこう言っています。『あなた方に維新の成功がかかっている』と。彼らが自宅や職場に戻り、橋下・維新の会の考えや価値観を、箱根の山を越えて伝えていく。

 関東の議員さんたちは、自分の地元は橋下なんて関係ないと思っているでしょう。しかし違う。何も考えず油断している既成政党の議員の地元に、いつの間にか維新の考えが浸透し、旗が立っているわけですよ」

(6)
 官僚機構のムダも削らず、負担を国民に押し付けたいがための消費増税、頑迷固陋な電力ムラの論理で進む原発の再稼働と再推進・・・・・・。永田町で繰り広げられているのは、「変わらない」あるいは「変わりたくない」人々による茶番だ。

 橋下徹は、それをじっと見ている。民意不在のバカげた政争に、国民が愛想を尽かし、逆襲の機会が来るのをじっと窺っている。

 そしてその日は、すぐにでもやってくるだろう。

「週刊現代」2012年6月30日号より


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