「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

ベラルーシ(旧ソ連)製放射線測定器"PKC-107"とは(代理店広告)

※これは、放射能汚染について、ある程度知識のある方向けの情報です。また、現在の食品汚染基準に対応したものでは、ありません。使用できるケースを考えてみると、その場所の土壌がどの程度汚染されているか??「黒い物質」などが、危険か危険でないか??などの場合に活用できます。検出限界は、実効で「200ベクレル/いkg」くらいですので、食品には、適さないと思います。逆に、この計測器で数値が計測できる食品は、食用不可という判定になります。以上のことを理解したうえで、下記を参考になさってください。

 


ベラルーシ(旧ソ連)製放射線測定器"PKC-107"とは
http://www.koekisozo.co.jp/sokuteiki_f/?gclid=CLuSp4P72LICFfBUpgodgEQAZA

製品特徴
PKC-107は、「ガンマ線ベータ線」を測定できる
(※現在の食品の基準値である100Bq/kg以下等を測るには、遮蔽容器付きのシンチレーション式等の測定器が必要です。)

 

ベラルーシ(旧ソ連)製放射線測定器"PKC-107"とは

 あなたは、放射線測定器をお持ちですか?それはどんな測定器ですか?
 もしお持ちの場合、それはガンマ(γ)線の「空間線量率(マイクロシーベルト/時)」を測定するものではないでしょうか。
 ここにご紹介する放射線測定器PKC-107は、空間線量だけでなく、食品や土壌などの放射線量をベクレル(Bq)/kg単位で測定できる、手に持つタイプとしては数少ない放射線測定器(ガイガーカウンターです。
 PKC-107は、チェルノブイリ事故のあったベラルーシ(旧ソ連)で1997年に発売され、現在もロシアを中心に家庭用・業務用として使われている15年以上の実績のある製品です。


 よく「ガイガーカウンターで食品など測れるわけがない」と言われる方がいますが、このページを最後まで読めば、それが間違いであることがわかるでしょう特に、ガイガーカウンターよりも精度が高いと言われているシンチレーション式のホリバのRadiと比較テストをしていますので、その結果をぜひご覧下さい。

 

空間線量(マイクロシーベルト/時)では、本当の危険性はわかりません

 現在、国などの行政機関は、放射線について空間線量率(マイクロシーベルト/h)を測定して、避難や安全性の基準にしています。しかしこれは、放射線を身体の外から浴びる外部被曝だけを考慮したものであり、放射性物質を含んだチリやほこりを食べ物や呼吸によって取り込んで被曝する内部被曝を全く考慮していません。たとえば東京の水元公園では、空間線量はわずか0.27マイクロシーベル/hなのに土壌の汚染度が25万ベクレル/kgの場所がみつかっています。放射線をどれだけ浴びるかではなく、そこにどれだけの放射性物質があるのかを測らなければ、本当の危険性はわかりません。そのためにはベクレルの単位で測定する必要があります
  チェルノブイリ事故の際の避難の基準は空間線量ではなく、土壌(地面)の汚染度(ベクレル/m2)でした。先日来日した元ゴメリ医科大学学長のバンダジェ フスキー氏も「放射能に関する単位は"シーベルト(Sv)"ではなく、"ベクレル(Bq)"で評価すべきである」と発言しています。

 

危険なのはベータ線です

 空間線量率はガンマ線を測定しますが、ものの汚染度は基本的にベータ線を測定します。ベータ線は、離れると減衰(弱くなる)ためです。そして内部被曝による健康被害が大きいのも、ガンマ線よりもベータ線です。行政などが使っている測定器はシンチレーション式で、ベータ線を測ることができません。PKC-107は、「ガンマ線ベータ線」を測定できるため、セシウムだけでなくベータ線しか出さないストロンチウムなども含めた放射性物質がそこにどれくらいあるかを知ることができます。

 

 

放射能汚染食品、不安はありませんか?

 福島第一原発の事故以来、さまざまな食品から放射性物質が検出されています。それは食品の基準値が厳しくなった今年4月以降も続いています。

【食品の放射能汚染に関する最近のニュース】
県産シイタケからセシウム=東北の原木使用-広島(2012年8月2日)
  広島県は2日、同県三次市で生産された生シイタケから基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える380ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表し た。昨年3月の東京電力福島第1原発事故後に東北地方から仕入れた原木を使用したことが原因とみられ、県は生産者に対し出荷の自粛と流通済み商品の自主回 収を求めた。(時事通信)

 東北や関東の山地が広範囲にわたって汚染されたため、放射性物質を含んだ水が山から流れ込み、田や畑の汚染はこれから深刻化する可能性があります。
 また、魚も生物濃縮により、今後、大きな回遊魚の汚染が進むと言われています。
 チェルノブイリ事故のあったベラルーシでは、25年以上経った現在も、食品の放射能検査が行われてます。食品の汚染は今後当分の間、続くと考えられます。

食べ物による内部被曝の怖さ

 放射性物質が食べ物によって体内に取り込まれると、アルファ線(プルトニウム等)やベータ線(セシウムストロンチウム等)が細胞やDNAを長期間にわたって傷つけ、それが子ども、子孫に受け継がれます。これが『内部被曝』の怖さです。
 チェルノブイリ事故当時の非常事態省副大臣プリステル氏は、「除染よりも食品による内部被曝をいかに防止するかだ。私達の経験から学んでほしい。」と言っています。

基準値越えの食品を食べてしまう恐れ

 食品の放射線の基準値は、4月から100ベクレル/kgに引き下げられました。しかし基準が厳しくなっても、それを越えた放射能汚染食品が今後も市場に出回る恐れがあります。その理由は次のとおりです。

  • 実は、今年の3月末までに製造された食品は、賞味期限まで昨年の基準、500ベクレル/kg未満であれば現在販売されています。
  • 大半の農産物、魚介類等の検査は「抽出検査」でしか調べていません。昨年、厚生労働副大臣も「サンプリングですから、規制値を越えたものが全く流通していないと確信のできる状況では無い」とNHKの番組で発言しています。
  • ヨウ素セシウム以外のストロンチウム、ウランなど他の放射性核種は新基準になっても検査されていません。

産地偽装を見破れますか?

 現在でも汚染の可能性がある産地の食品の購入を控える消費者が多いと思います。しかし、食品の産地表示は、出荷や卸売り、小売りの段階で偽装することが可能です。
  実際、あるスーパーでは、売れ残った某県産の野菜を翌日、他県産の売り場に移動したという証言もあります。コメも農協の検印が押された他県産米の空袋が、 ホームセンターで売られています。また、海産物は水揚げされた港が産地となるため、他県の港まで行って水揚げする船もあります。


【食品産地偽装に関するニュース】
『福島牛を「鹿児島産」偽装疑い=元精肉店長を逮捕-大阪府警』(2012年5月28日)
  福島県産牛などを鹿児島県産と偽り販売していたとして、大阪府警生活環境課などは28日、不正競争防止法違反容疑で、精肉店「AMMS福田屋此花店」(大 阪市此花区、閉店)元店長沓掛博司容疑者(62)=都島区都島北通=を逮捕した。同課は、東京電力福島第1原発事故による風評被害で売り上げが減少するの を回避しようとしたとみて調べている。 (時事通信)

専門機関に頼まないと無理?

 現時点で食品による内部被曝を確実に防ぐためには、購入した食品に含まれる放射線量を実際に測るしかありません。しかし、一般に食べ物の放射線量 の測定に使われる測定器は、安いものでも100万円以上と大変高価で、個人が購入することは困難です。また専門機関に依頼しても1回数千円以上かかってし まいます。 そこで、個人でも購入可能な価格で、食品の放射線量をある程度検知できる機器はないか、と様々な測定器を検証した結果、見つけたのが、今回ご紹介するベラルーシ製の「PKC-107」です。

食品が測れる放射線測定器(ガイガーカウンター)PKC-107のご紹介

 「PKC-107」は、放射線対策の先進国であるベラルーシやロシアで現在、家庭・業務用として使用されている放射能測定器(ガイガーカウンター)です。
 この測定器の特徴は、食品をベクレルの単位で測定できることです。
ガイガーカウンターとは、放射線の検出にガイガーミューラー計数管を使う測定器です。

放射線測定器(ガイガーカウンター)PKC-107

 

 

 

 

 PKC-107は現在、ベラルーシの市場で業務用としても使われています。

食品市場に持ち込まれたベリーをPKC-107を使って検査する様子
(ベラルーシの首都ミンスクにある食料品市場にて(「NHK番組スタジオパーク「食の安全・ベラルーシから学ぶこと」2011年11月7日放映より)

 

 

 

 

ロシアの販売サイト

 

驚くべきPKC-107の検出能力

 PKC-107が、他の放射線測定器(ガイガーカウンター)とどう違うのか、緑茶のテーバッグを使ってテストしてみました。
 お茶の葉には、天然の放射性カリウム40が、1kgあたりおよそ600ベクレル含まれているた め、ティーバッグからは微量の放射線が出ています。テーバッグ2つで4gですから、計算上は2.4ベクレルになります。比較に使用した堀場製作所のPA- 1000 Radiは大変精度が高いと言われているシンチレーション式の測定器(定価10万円以上)、RADEX社のRD1008は空間線量率とベータ線を含めた表 面汚染を測れるガイガーカウンターです。(カリウムとセシウムの人体への影響は異なりますが、どちらもガンマ線ベータ線を出しています。)
※測定値は複数回測定した平均値を表示しています。

PA-1000 RadiRD1008PKC-107

何もない状態で空間線量率は0.062マイクロシーベルト/時です。

何もない状態で、表面汚染(下段の数字)は、ゼロです。

何もない状態で、値は0.70を示しています。

緑茶ティーバッグを測っても、値は変わりません。

上段の空間線量率も下段のベータ線の表面汚染も、値は変わりません。

値は0.78で、何もない状態と0.08の差を検出しました。

 

PKC-107が食品の放射線を検出できる理由

 なぜPKC-107は、通常のガイガーカウンターでは検出できない放射線を検出できるのでしょうか。主な理由は3つあります。

理由1 主にベータ線を測定している

 一般に「空間線量率(μSv/h)」は、ガンマ線を測定します。しかしガイガーカウンターの検出器(GM管)はベータ線に対する感度がガンマ線より100倍以上高く、普通の測定器は金属板などでこのベータ線を遮断してガンマ線だけを測定しています。
 PKC-107はベクレルモードではこのベータ線を直接測定するため、空間線量率を測る測定器では数字に表れない程度の放射線でも検出できるのです。

理由2 単位がシーベルトではなくベクレルである

 空間のガンマ線量率の単位である「マイクロシーベルト」の値は、放射線の数を示す「ベクレル」の値に実効線量係数という1より小さい係数をかけ算 して表示しているため、値が小さくなってしまいます。たとえば1,000ベクレル/m2の汚染があったとしても、空間線量率では0.0027μSv/hに しかなりません。このため空間線量用の測定器ではPKC-107のように小さな値を表示できません。

理由3 1回の測定サイクル(時間)が長い

 一般の測定器は、1回の測定につき20~30秒間の間に入ってきた放射線の数を数え、それを繰り返して平均値を計算します。一方、PKC-107 のベクレルモードでは1回の測定時間は4分間であるため、1回の測定で数える放射線の数が多くなります。例えて言えば、降っている雨の量を比較するのに、 30秒間ためるのと4分間ためるのとでは、どちらが微妙な差がわかるか、ということです。

 

食品放射線の測定手順(正式な方法)

 PKC-107にはケースがついており、正式な測定ではこれを利用します。

①まず、食品がない状態でのバックグラウンド(環境)の放射線をベクレルモードで測定します。複数回測定し、自分で平均値を計算します。

②測定したい食品(液体または粉末状のもの)をケースに入れます。測定器に触れない程度になるべく多めにします。

③ケースの上に測定器を置いて、複数回測定し、平均値を計算します。

④当社のオリジナルマニュアルに基づいて、カリウム40などの影響も考慮して、ベクレル/kgの値を算出します。

※1kg当たりのベクレル数は液体の比重を基準にしていますので、比重が水と大きく異なる食品の場合は、相対的な値として評価します。

 

測定結果の例

 上記の正式な方法で、「茶葉(緑茶)」を測定した結果です。このように産地による差を検出することができます。
※各測定ごとの値のばらつきは、入ってくる放射線の量がその都度異なるためで、誤差ではありません。(高額な測定器でも測定値はその測る都度、異なります。)
(※現在の食品の基準値である100Bq/kg以下等を測るには、遮蔽容器付きのシンチレーション式等の測定器が必要です。)

緑茶(M県産) 緑茶(S県産) 差(B-A)
  測定値 累積平均値(A)   測定値 累積平均値(B)
1回目 0.88   1回目 0.88    
2回目 0.86   2回目 0.83    
3回目 0.74 0.827 3回目 0.96 0.890 0.063
4回目 0.78 0.815 4回目 0.78 0.863 0.048
5回目 0.72 0.796 5回目 0.90 0.870 0.074
6回目 0.84 0.803 6回目 0.77 0.853 0.050
7回目 0.77 0.799 7回目 0.87 0.856 0.057

 

野菜の汚染度を推定する方法

 農家の方や家庭菜園等をされている方は、土壌を測定することで、作物の汚染度をより厳密に推定できます。放射性セシウムが土壌から植物へ移行する割合(移行係数)は平均0.05未満(農水省)ですので、作物の汚染度は土壌の20分の1未満ということになります。

 

 

1台3役のPKC-107

 これまでご紹介したのは、主にベクレルモードについてでした。実はPKC-107にはあと2つ、ガンマ線の空間線量率モードと表面汚染モードがあり、1台で3つのモードを切り替えることが可能です。

空間線量率の測定方法

 PKC-107は他の測定器と同じように、空間線量率(マイクロシーベルト/時)も測定できます。測定時間は54秒です。測定が終わると音で知らせてくれるので、室内であればテレビを見ながらでも測定できます。

①空間線量モードは、裏のカバーつけておきます。

②空間線量モードにします。

③スタートボタンを押して測定開始

④音が鳴って止まったら測定値を記録します。

表面汚染モードの測定方法

 表面汚染モードは、地面のホットスポットなどを素早く見つけるのに役立ちます。測定時間は37秒です。

植え込みなどのホットスポットの発見に

ブロックなどの建築資材の測定に

自動車の表面汚染の検出に
空気の汚染度を測る方法

 空間線量ではわからない室内や屋外の空気の微量な汚染を調べるには、エアコンや空気清浄機、掃除機のフィルターを調べます。この際はベクレルモードを使用します。

放射線測定器PKC-107の特徴

 ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。放射線測定器PKC-107の特徴をまとめます。

  • チェルノブイリ事故のあったベラルーシで製造され、現地で家庭・業務用として使われている
  • 空間線量率(ガンマ線)、表面汚染(主にベータ線)、食品(主にベータ線)の3つのモードで測定できる
  • 一般の測定器(ガイガーカウンター)では検出できない、食品やものの微量な放射線も検出できる
  • 操作はモードを選んでスタートボタンを押すだけなので、機械が苦手な女性でも簡単に使える
  • 測定が終わるとアラーム音で知らせくれるので、何か他のこと(テレビ、読書、料理など)をしながら測定できる

 

Q&A

ガイガーカウンターで食品の放射能が測れるなんて、嘘ではないですか?
嘘 ではありません。もちろん一般に販売されている空間線量用のガイガーカウンターでは、よほど高濃度に汚染されていない限り検出できません。一般に食品に使 われるシンチレーション式に比べてガイガーカウンターは感度が低いから測れるわけがない、と言う人がいますが、それはガンマ線で比べた場合であり、 PKC-107のようにベータ線を長時間測定すれば、数百ベクレル/kgの濃度でも検出することが可能です。

 

ベクレルまで測れるのですか?
メー カーのカタログでは「2000ベクレル/kg~」となっています。しかし実際にテストすると、カリウムを含む塩の水溶液で少なくとも200Bq/kgまで 検知しましたし、表面からの放射線を測っているので、お茶のテストのように数百ベクレル/kgの濃度であれば、少ない量でも検出します。ただし低濃度の場 合は、測定値は実際よりも高く出る傾向があります。

 

食品の基準値以下が測れなければ、意味がないのではないですか?
残 念ながらPKC-107では100ベクレル/kg以下の放射線は検知できません。しかし、食品の検査が現在も「抽出」検査であり、放射性物質は移動するだ けで決して自然消滅しないことを考えると、今後も数百ベクレルの食品が出回る可能性は十分にあると考えています。チルノブイリ周辺でも未だに高濃度の汚染 食品がみつかります。また、山菜や家庭菜園の作物、自分で釣った魚など、食品の検査ルートを通らないものも高度の汚染の可能性があります。畑の土を測定す れば、作物の汚染度を推定することもできます。ちなみに東京23区の土壌汚染の平均値は約1,000ベクレル/kgと言われています。

 

外国製なので保証はどうなりますか?
通常の使用で故障した場合は、1年間は無料で交換いたします。その後については、修理費を実費でいただき対応いたします。

 

わからないことがあったら質問できますか?
メールやお電話でお気軽にお問い合わせください。

当社だけの特典

当社オリジナル日本語マニュアル

 製品にはメーカーが作成した英文マニュアルとそれを翻訳したマニュアルがついています。しかしこれだけではPKC-107を十分に活用できないた め、当社が1年間にわたって研究してきた内容を盛り込んだ写真付きのオリジナルマニュアルをおつけします。ご購入後も常に最新のマニュアルを入手(印刷 物)できます。

 

【マニュアルの内容】(メーカーマニュアルに記載のない独自内容)

  1. 汚染が無い場合の標準的な空間線量率の値の範囲
  2. 表面汚染を判断する基準値
  3. 土壌の汚染を判断する基準値(Bq/kg)
  4. 食品に含まれる放射性カリウムの影響を差し引くための2つの方法
  5. 食品を入れる容器の注意点
  6. 測定の精度を高める方法
  7. 誤差の考え方
  8. 家庭でできる校正(製造時との測定値のズレのチェック)の方法

 

オリジナル付属品

 付属品として、メーカーマニュアル(英語および日本語)、当社オリジナルマニュアル(日本での測定ニーズに対応するための独自マニュアルで す。)、操作パネル用シール(日本語)、アルカリ乾電池(9V型)、測定値記録用メモ、汚染防止用ポリエチレン袋(市販品)2枚をおつけします。


 

保証・修理について

 通常の使用で購入後1年以内に故障した場合は、料金着払いでお送りいただき、新品と無料で交換いたします。その後は本体価格以下の値段で修理または交換させていただきます。

 

アフターフォローついて

 当社では、PKC-107を十分にご活用いただくため、より適切な測定方法や自分で出来る校正方法など製品の活用方法を開発し、オリジナルマニュ アルを常にバージョンアップしています。また、これらの内容を踏まえて、購入者様からの質問に随時メール等でお答えしております。

 

外国製のため、当社では日本人向けに下記のメンテナンスを行った上でお送りしています。

・電池スナップ接続、電源、動作、液晶表示確認
・液晶内部のゴミ等の清掃(分解による)
・音量が小さい場合の音量調整(分解による)
・電池ボックスのふたが開けにくい場合の調整

 

 

 

 

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食品の調理・加工による放射性核種の除去率一覧表{古性隆の 陽はまた昇る 第2幕:常総維新}

古性隆の 陽はまた昇る 第2幕:常総維新

TOP>http://office-aoba01.seesaa.net/
2011年09月05日 00:02
食品の調理・加工による放射性核種の除去率一覧表

http://office-aoba01.seesaa.net/article/224287087.html

常総維新! 常総市の抱える問題、
常総市民が解決していかねばならない問題等々
市民目線、国民目線で声をあげ続けます。
「市民オンブズマン」「常総維新の会」
「いち常総市民」「いち国民」として声をあげ続けます。
本当に変えようと思ったら、市民が考え声をあげねば変わらない!
常総元気塾の補助金不正受給事件を現在徹底追求中!
常総維新実現のために、強い強い思いで活動中!!

 

■ 常総市お役立ちリンク集

 

         

2011年09月05日 00:02

食品の調理・加工による放射性核種の除去率一覧表

この記事は、放射能が安全だと信じている方むけの情報ではございません。
放射能は危険だ、放射能のことが心配だ、恐ろしいと思われている方むけに書いている。

自分は対象外だなと思われる方は、どうぞこのページを閉じて下さい。


『食品の調理・加工による放射性核種の除去率』(財団法人 原子力環境整備センター)について連載してきたが、今回は最終回だ。

下表は『食品の調理・加工による放射性核種の除去率』内に示されているデータを取りまとめたものである。
なお、除去率の「平均」の欄の色分けは注意喚起の意味を込めて私が勝手にしたものである。
黄色は除去率が25%を超えて50%以下のもので、赤色は除去率が25%以下のものとなっている。

この表の見方を少し解説する。
たとえばキャベツの1%塩漬け、あるいは2%塩漬けでもセシウム-137の除去は0%で、期待できないと考えた方が良いと言うことを意味する。

キュウリは皮を取るだけではストロンチウム-90を39.5%しか除去できない。一方、1%食塩水30分間浸漬を行えばストロンチウム-90を64.7%除去できる。酢洗い・酢漬けによれば放射性物質を94%除去できると言うことになる。

精米したお米(白米)は、ストロンチウム-90を85.3%、放射性セシウムを65.0%それぞれ除去できる。さらに、9月2日のブログの表より、お米をとぐことによりストロンチウム-90は50%除去される。すなわち、
100-85.3=14.7%
14.7×0.5=7.35%
100-7.35=92.65%
となり、ストロンチウム-90は玄米の時に比べて92.65%も除去できると言うことになる。
なお、これはあくまで計算上であり、絶対この値になるというものではないという点には注意が必要だ。
もともと放射性物質濃度の低いものを食べることができれば、それが何よりだ。

放射性物質濃度が分からず、でも食べなければならないと言うときに、この表は役立つものと思う。

なお、キッチンにこの表を貼れるようにPDFファイルでも表を用意した。

種類 食品名   調理法 放射性物質 除去率(%)
平均 範囲
穀類 精米 rice.JPG 玄米→白米 ストロンチウム-90 85.3 64.3~95.2
放射性セシウム 65.0 57.0~79.7
スパゲッティ パスタ 煮沸 放射性セシウム 76.1 65.1~88.9
野菜類 えだまめ えだまめ 5%食塩水12分間煮沸 ストロンチウム-90 74.8 74.8
えんどう   水そそぎ ヨウ素-131 50 32~90
ボイル ヨウ素-131 77 65~96
カブ カブ ボイル ポロニウム-210 53 53
カリフラワー   水そそぎ ヨウ素-131 67 48~87
ボイル ヨウ素-131 88 85~90
キャベツ キャベツ 0.25%酢酸溶液15分間浸漬 ストロンチウム-90 26.8 26.8
外葉を取り除いて水洗してボイル ストロンチウム-90 55 55
1%塩漬け セシウム-137 0 0
2%塩漬け セシウム-137 0 0
ボイル ポロニウム-210 30.5 30.5
キュウリ きゅうり 1%食塩水30分間浸漬 ストロンチウム-90 64.7 64.7
皮取り ストロンチウム-90 39.5 39.5
酢洗い・酢漬け 放射能 94 94
グリーンピース   缶詰 セシウム-137 0 0
コマツナ   煮沸(あく抜き) ルテニウム-103 48 48
煮沸(あく抜き) ヨウ素-131 64 58~80
水洗 放射性セシウム 35.5 6~56
煮沸(あく抜き) 放射性セシウム 66.5 66~67
サツマイモ(皮) さつまいも 水洗して、あく抜き ストロンチウム-90 15 15
水洗して、あく抜き セシウム-137 26.2 26.2
さやいんげん インゲン 5%食塩水12分間煮沸 ストロンチウム-90 17.4 17.4
さやいんげん(汚染から収穫まで26日)   水洗後の可食部 ストロンチウム-85 46 46
ルテニウム-103 76 76
セシウム-134 2 2
水洗後の可食部、煮沸15分 ストロンチウム-85 72 72
ルテニウム-103 90 90
セシウム-134 48 48
さやえんどう さやえんどう さやを取り除いて水洗してボイル ストロンチウム-90 36 36
水洗、さや取り ストロンチウム-89 93 93
水洗、さや取り、水あく抜き ストロンチウム-89 96 96
じゃがいも じゃがいも 皮を剥ぎ取って水洗してボイル ストロンチウム-90 24.2 24.2
生、皮むき セシウム-137 36 36
丸ごと煮る(いも4/水1) セシウム-137 10 10
丸ごと煮る(いも1/水1) セシウム-137 16 16
丸ごと煮る(いも1/水1、塩/いも1.1%) セシウム-137 25 25
丸ごと電子オーブンで加熱 セシウム-137 22 22
皮むき丸ごと煮る(いも4/水1) セシウム-137 0 0
皮むき丸ごと煮る(いも1/水1) セシウム-137 13 13
皮むき丸ごと煮る(いも1/水1、塩/いも1.1%) セシウム-137 0 0
皮むき丸ごと電子オーブンで加熱 セシウム-137 4 4
下ごしらえと煮沸 ストロンチウム-90 64 64
フライ ストロンチウム-90 50 50
じゃがいも(身)   ボイル ポロニウム-210 41 27~55
じゃがいも(皮)   ボイル ポロニウム-210 38.5 22~55
シュンギク   煮沸(あく抜き) ヨウ素-131 64 58~80
セロリー セロリー 水そそぎ ヨウ素-131 40.5 32~55
ボイル ヨウ素-131 77 72~86
玉ねぎ タマネギ 皮を剥ぎ取って水洗してボイル ストロンチウム-90 37.1 37.1
トマト トマト 1%食塩水30分間浸漬 ストロンチウム-90 21.8 21.8
水そそぎ ヨウ素-131 64 47~95
ボイル ヨウ素-131 75 51~92
水洗してスライス ストロンチウム-90 28.3 28.3
ジュース ストロンチウム-90 20 20
濃縮トマトジュース ストロンチウム-90 36 36
ナス(皮付き) なす 水道水30分間浸漬 ストロンチウム-90 59.1 59.1
1%食塩水30分間浸漬 ストロンチウム-90 44.4 23.8~65.0
中性洗剤4.5mL、水道水2.5L、30分間浸漬 ストロンチウム-90 66.4 66.4
皮取り ストロンチウム-90 27.9 27.9
ナス(果肉)   水道水30分間浸漬 ストロンチウム-90 53.8 53.8
1%食塩水30分間浸漬 ストロンチウム-90 64.9 64.9
中性洗剤4.5mL、水道水2.5L、30分間浸漬 ストロンチウム-90 63.6 63.6
ニンジン ニンジン 皮をかき取って水洗してボイル ストロンチウム-90 19.4 19.4
生、皮むき セシウム-137 55 55
丸ごと煮る(人参4/水1) セシウム-137 14 14
丸ごと煮る(人参1/水1) セシウム-137 18 18
丸ごと煮る(人参1/水1、塩/人参1.1%) セシウム-137 46 46
丸ごと電子オーブンで加熱 セシウム-137 34 34
皮むき丸ごと煮る(人参4/水1) セシウム-137 0 0
皮むき丸ごと煮る(人参1/水1) セシウム-137 24 24
皮むき丸ごと煮る(人参1/水1、塩/人参1.1%) セシウム-137 40 40
皮むき丸ごと電子オーブンで加熱 セシウム-137 0 0
パセリ パセリ 水洗い ヨウ素-131 13 13
セシウム-134 39 39
セシウム-137 40 40
春玉ねぎ タマネギ 水洗い ヨウ素-131 82 82
セシウム-134 >64 >64
セシウム-137 >83 >83
ピーマン ピーマン 水道水30分間浸漬 ストロンチウム-90 16.1 16.1
1%食塩水30分間浸漬 ストロンチウム-90 13.4 10.3~16.5
中性洗剤4.5mL、水道水2.5L、30分間浸漬 ストロンチウム-90 24.6 24.6
0.25%酢酸溶液15分間浸漬 ストロンチウム-90 33.7 33.7
フキ   煮沸(あく抜き) ヨウ素-131 64 58~80
ブロッコリー ブロッコリー 湯がき ストロンチウム-89 70 70
セシウム-134 90 90
湯がき、水洗い ストロンチウム-89 90 90
セシウム-134 95 95
ホウレンソウ ほうれんそう 煮沸(あく抜き) ルテニウム-103 48 48
煮沸(あく抜き) ヨウ素-131 64 58~80
水洗 放射性セシウム 35.5 6~56
煮沸(あく抜き) 放射性セシウム 66.5 66~67
煮沸(あく抜き)、水洗い ストロンチウム-89 90 90
セシウム-134 95 95
煮沸(あく抜き) ストロンチウム-89 70 70
セシウム-134 60 60
下ごしらえ、煮沸 ストロンチウム-90 20 20
水洗い ヨウ素-131 93 93
セシウム-134 >59 >59
セシウム-137 89 89
ミヤマイラクサ(山菜)   煮沸(あく抜き) ルテニウム-103 48 48
煮沸(あく抜き) ヨウ素-131 64 58~80
水洗 放射性セシウム 35.5 6~56
煮沸(あく抜き) 放射性セシウム 66.5 66~67
レタス
(サラダ菜)
レタス 0.25%酢酸溶液15分間浸漬 ストロンチウム-90 59.6 59.6
水そそぎ ヨウ素-131 57.5 26~93
水洗い ヨウ素-131 32.5 13~52
セシウム-134 43 36~50
セシウム-137 54 42~66
魚介類 カキ カキ 水道水洗浄 ストロンチウム-90 8.8 8.8
1%食塩水洗浄 ストロンチウム-90 19.4 19.4
3%食塩水洗浄 ストロンチウム-90 28.8 28.8
かわます   ボイル(魚/水=1:1) セシウム-137 48 48
ボイル(魚/水=1:1、塩/魚=0.9%) セシウム-137 56 56
オーブンで焼く(調理用脂肪3%) セシウム-137 23 23
オーブンで焼く(調理用脂肪3%、塩1.3%) セシウム-137 16 16
小エビ   とりたてをゆでる ラジウム-226 10 10
ポロニウム-210 65 65
たら(身)   非可食部を除く ラジウム-226 83 83
ポロニウム-210 43 43
鉛-210 61 61
ニシカワカレイ(身) カレイ 非可食部を除く ラジウム-226 76 76
ポロニウム-210 60 60
鉛-210 61 61
ニシン(身)   非可食部を除く 鉛-210 80 80
ハマグリ   水道水洗浄 ストロンチウム-90 28.4 28.4
1%食塩水洗浄 ストロンチウム-90 35.7 35.7
3%食塩水洗浄 ストロンチウム-90 74.7 74.7
ムール貝   下ごしらえと煮沸 コバルト-60 0 0
銀-110 10 10
セシウム-137 20 20
煮沸湯10分ゆで蒸し ラジウム-226 99 99
ポロニウム-210 43 43
鉛-210 97 97
メキシコエビ   水道水洗浄 ストロンチウム-90 31.6 31.6
1%食塩水洗浄 ストロンチウム-90 62.5 62.5
3%食塩水洗浄 ストロンチウム-90 72.1 72.1
モトマコカレイ(身) カレイ 非可食部を除く ラジウム-226 80 80
ポロニウム-210 36 36
鉛-210 51 51
果実類 いちご イチゴ 水そそぎ ストロンチウム-89 31 31
水そそぎ セシウム-134 36 36
なし 手そそぎ ストロンチウム-89 5 5
手で皮はぎ ストロンチウム-89 20 20
洗剤水洗 ストロンチウム-89 30 30
もも 手で皮はぎ セシウム-134 97 97
茶類 茶葉   煮沸 放射性セシウム 6.8 6.7~6.9

【参考文献】
『食品の調理・加工による放射性核種の除去率』(財団法人 原子力環境整備センター)、1994.3.31


【注意】
除去率の色分けは注意を喚起するために私、古性が勝手に行ったもので単なる参考です。
食品の調理や加工により、どれだけ放射性物質を除去できるかを知ることは、被曝を考える際に重要であると考えます。
被曝は足し算なので、放射性物質濃度の高いものを食べてしまったときは、別の低いもので調整するなどして、トータルの被曝量をできるだけ低く抑えることが重要だと思います。
福島原発事故以前に公表されたこれらのデータを有効活用することにより、将来内部被曝で苦しむ日本国民が一人も出ないようにして頂ければと願ってやみません。

 

食品の調理・加工による放射性物質の除去{古性隆の 陽はまた昇る 第2幕:常総維新}

古性隆の 陽はまた昇る 第2幕:常総維新

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2011年09月02日 00:01
食品の調理・加工による放射性物質の除去
http://office-aoba01.seesaa.net/article/223704211.html

 

この記事は、放射能が安全だと信じている方むけの情報ではございません。
放射能は危険だ、放射能のことが心配だ、恐ろしいと思われている方むけに書いている。

自分は対象外だなと思われる方は、どうぞこのページを閉じて下さい。


私たちが日々口に入れる食べ物がどれだけ放射能に汚染されているか、心配な方も多いはずだ。

国は一応検査をしているが、とてもとてもサンプル数が少なくて、「安全だ」と宣言されても、自分が口にするものが本当に安全なのかどうか不安で一杯だという方も多いことだろう。
放射能で汚染されている可能性があるものは口にしたくないと考える方も多いだろうが、現実問題として安全だと思って購入した物も、悲しいかな、汚染されている可能性があるのだ。

このような現実の前では、「ほとんどの食材が放射能に汚染されている。」と考えて対応していた方が、リスク回避の面からは宜しいのではないかと考える。


食べ物の原材料は、大抵の場合、お店で購入してきた後、洗浄や煮沸などの調理をした後、食膳に上がることが多い。

直感的に、皆さんも食品加工や家庭調理によって原材料の放射性物質の量は多少なりとも減少するのではないかと考えられるだろう。
実際、その通り、多少減少すると言うことが既往の研究(福島原発事故以前の研究)で明らかになっている。

これらの研究を取りまとめたものが、1994年(平成6年)3月31日刊行の『環境パラメータ・シリーズ4 食品の調理・加工による放射性核種の除去率』(財団法人原子力環境整備センター)である。

福島原発以前に発行されたものだということで、信頼できる資料の1つであるのではなかろうかと私は思う。

「いや、そうは思わないよ。」という方は以下は読まずに、このサイトから「さようなら」してください。

本刊行物に、放射性物質の各種食品からの除去の傾向が記されている。
もしかしたら参考になるかもしれないので、下表に取りまとめ、紹介させて頂く。

種類 食品名 内  容
穀物 玄米を精米して白米にする際のストロンチウム-90の除去率は70%、あるいは80~90%である。
白米をとぐ(水洗)ストロンチウム-90が50%除去される。
セシウム-137については、精米すると65%が除去される。
なお、精米することによりカルシウム、リン、鉄、マグネシウム、カリウムが玄米の50~70%失われる。(以上日本の研究成果)
ストロンチウム-90は籾の分離によって50%除去され、さらに精米して白米にすると60%除去される。
つまり、収穫脱穀された状態の約20%ストロンチウム-90白米に残っている。(以上欧州の研究成果)
小麦 セシウム-137、ストロンチウム-90、マンガン-54、コバルト-60製粉によって20~50%除去される。
果菜 きゅうり
なす
水洗すると放射性降下物ストロンチウム-9050~60%を除去できる。
きゅうり 小さいきゅうりは、酢漬け(ピクルス)によって放射性降下物の90%が除去される。
グリーンピース 酢による洗浄煮沸処理(あく抜き)ストロンチウム70%セシウム50%が除去される。
葉菜 ホウレンソウ
シュンギク
煮沸(あく抜き)によって、セシウムヨウ素ルテニウム50~80%が除去される。
キャベツ
レタス
酸漬けによりストロンチウム-9030~60%除去される。
畜産物 牛乳 牛乳ストロンチウムセシウムヨウ素80%脱脂乳に移り、精製したバターへの移行はわずか1~4%である。
脱脂乳を処理して得たチーズ(酸処理)には2~6%移り、放射性物質の大部分はホエー(乳清)に残る。

つまり、牛乳の加工工程において、放射性物質のバターや酸凝固チーズへの移行は少なく、ホエーに集まる傾向にある
厄介なことに、このホエーは捨てられずに乳清飲料やパン、菓子等への添加物として食用に供される。
大規模な事故対策としては、ホエーの乳幼児用食品への一般的な利用制限も被曝低減に役立つかと考えられる。
水産物 放射性物質は概して魚の内臓に集まる。
内臓を取り除くことにより大幅に放射能が減少する。
魚肉の放射性物質は、調理における水洗や煮沸によって減少することが知られている。キワダマグロの魚肉を水浸出すると50%の放射能が除去される。

エビ
ストロンチウム-90水洗10~30%3%食塩水30~70%除去される。
カワマス セシウム-137煮沸調理によって50%除去される。


上記はすべて『環境パラメータ・シリーズ4 食品の調理・加工による放射性核種の除去率』(財団法人原子力環境整備センター)に書かれていることである。
私が勝手に作ったものでないことをあえてここに記しておきたい。
(御不明点、ご不満等は、財団法人原子力環境整備センターに問い合わせて頂きたい。)

どの家庭でも調理の際している方法で放射性物質をかなり低減できるようだ。
少し念入りにすれば、より安心感が増すのではなかろうか。
ただ、各家庭で念入りに行えば、放射性物質は下水処理場へと流れていくことになる。
放射性物質はなくなるのではなく、移動するだけだということをよくわきまえておく必要があろう。半減期によって量が半分にはなっていくが、ゼロにはならない。

あぁ、それにしても、もっと早くこの資料と出会っていれば、皆さんにもっと早くお伝えできたのにと悔しくてたまらない。
小さいお子さんの内部被曝をより低くすることに、もしかしたら貢献できたかもしれないのになぁ・・・と残念でならない。

それにしてもなんでこういう家庭でできる除去方法を国民に十分知らせないのだろう。
食べ物は汚染されていない、大丈夫だと国はしているので、このことを国民に周知徹底すると自己矛盾を起こすからだろうか・・・。

国民を被曝から守ることに徹するのが国の使命だと思うのだが・・・、どうもそのようにはいっていないようだ。

日本では、現在のところ、ヨウ素セシウムしかデータが公表されていない。
でも、放射性物質はヨウ素セシウムだけではない。上表にも示したように色々なものが存在する。
福島原発事故で放出された放射性物質は、原子力安全・保安院が炉心の状態に関する評価を行った際用いたデータに よれば、ヨウ素-131,132,133,135、セシウム-134,137、ストロンチウム-89,90、プルトニウム -238,239,240,241、バリウム-140、キセノン-133、テルル-127m,129m,131m,132、ルテニウム-103,106、 ジルコニウム-95、キュリウム-242、モリブデン-99、・・・・。
まだまだたくさんあるが、ヨウ素セシウム以外は一体どうなってしまったというのか・・・。
国民は騙されてはいけないと思う。

調理や加工で放射能は下がるの? -調理・加工で変わる放射性物質量-(eatsmart)

eatsmart
調理や加工で放射能は下がるの?
-調理・加工で変わる放射性物質量-
http://www.eatsmart.jp/do/contents/oshiete/index_201105_3

 

 東日本大震災以後、食品の放射能がチェックされるようになりました。だから市場に出回っている食材の放射能は、基本的に規制値の範囲内。放射性物 質はその後の調理や加工でも減るので、実際に口に入る量はさらに少なくなります。原材料の放射性物質量を100としたとき、出来上がり品から放射性物質が どのくらい除かれているか(除去率)を、資料をもとに表にしてみました。

 

 ここにあるデータには、総じてこんな傾向があるよう。参考にしてください。

 

  • 皮、殻、外葉はとったほうが減る。
  • 洗うと減る。
  • 焼く、揚げる、蒸すなどの調理法より、ゆでるほうが減りやすい。
  • ゆで方は、水ゆでより塩ゆでのほうが、またたっぶりのでゆでたほうが減る。
  • 塩漬けや酢漬けでも減りやすい。
  • 材料から脂肪分だけを取り出した油脂食品では、ほぼ100%取り除かれる
  • 脂肪を除いた食品外皮には残りやすい。たとえば牛乳なら、バターからはほとんど除去されるが、スキムミルクには残る。小麦なら、小麦粉よりふすまに残る。

 

 【調理・加工後の除去率】

 

放射能汚染食品から身を守るために(参考ブログ)

ひとまとめにしてあると言う事は、余り役に立たないかもしれません。
一応、参考と言う事です。参考になりそうなのは、見出しをつけて1記事にしています。

計測器
これは、ベラルーシなどで使われている機種で、ベクレル単位の計測も出来るのが、便利です。ただし、計測限界が実効「200ベクレル/1kg」くらいのようですので、食品の計測には、向きません。土壌がどのていど汚染されているか??とか、「黒い物質」のようなものが危険か?危険でないか??を判断する時などに利用できます。通常の空間放射線量の計測も出来ますので、その点便利な機種といえると思います。メーカー代理店の広告ページです。
ベラルーシ(旧ソ連)製放射線測定器"PKC-107"とは
http://www.koekisozo.co.jp/sokuteiki_f/?gclid=CLuSp4P72LICFfBUpgodgEQAZA
PKC-107は、「ガンマ線ベータ線」を測定できる
(※現在の食品の基準値である100Bq/kg以下等を測るには、遮蔽容器付きのシンチレーション式等の測定器が必要です。)
▼全文引用ブログ
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2012/09/29/041956


(参考)
☩†Meteora†☩
全国脱原発
放射能抜き調理法一覧表  Part2
2011/6/12(日) 午後 4:52
http://blogs.yahoo.co.jp/mxx941/4860722.html
▼全文引用ブログ
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2012/09/29/044826


(参考)
olivennews
【特集】【食品の調理・加工による放射性物質の除去方法と効果】
http://www.olive-x.com/news_30/newsdisp.php?n=110525


(参考)
みんな楽しくHappy♡がいい♪
内部被曝を少なくする食品の選び方と下ごしらえ
2011-07-06(16:23)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-548.html



北の山じろう「はてなダイアリー」目次

調理や加工で放射能は下がるの? −調理・加工で変わる放射性物質量−(eatsmart)

eatsmart
調理や加工で放射能は下がるの?
−調理・加工で変わる放射性物質量−
http://www.eatsmart.jp/do/contents/oshiete/index_201105_3


一覧表が見にくいので、別ブログに収録しています。
▼全文引用ブログ
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2012/09/29/044555

 東日本大震災以後、食品の放射能がチェックされるようになりました。だから市場に出回っている食材の放射能は、基本的に規制値の範囲内。放射性物質はその後の調理や加工でも減るので、実際に口に入る量はさらに少なくなります。原材料の放射性物質量を100としたとき、出来上がり品から放射性物質がどのくらい除かれているか(除去率)を、資料をもとに表にしてみました。

 ここにあるデータには、総じてこんな傾向があるよう。参考にしてください。

皮、殻、外葉はとったほうが減る。
洗うと減る。
焼く、揚げる、蒸すなどの調理法より、ゆでるほうが減りやすい。
ゆで方は、水ゆでより塩ゆでのほうが、またたっぶりの水でゆでたほうが減る。
塩漬けや酢漬けでも減りやすい。
材料から脂肪分だけを取り出した油脂食品では、ほぼ100%取り除かれる。
脂肪を除いた食品や外皮には残りやすい。たとえば牛乳なら、バターからはほとんど除去されるが、スキムミルクには残る。小麦なら、小麦粉よりふすまに残る。

 

 【調理・加工後の除去率】



放射性物質除去率(%)
食品 加工前

調理・加工

加工後
ヨウ素 セシウム ストロンチウム その他 汚染の経路
米 籾米 →籾を取る→ 玄米 − − 50-58 - 大気中のちり、かんがい水汚染
米 玄米 →精米→ 白米 − 57-80 60-90 - 大気中のちり
米 白米 →とぐ→ といだ白米 − − 50−86 - 大気中のちり
米 米 →といで炊く→ めし − − 87 - 大気排出
小麦 小麦 →製粉→ 小麦粉 − 20-81 20-80 マンガン 75 大気中のちり、経根汚染(実験)
小麦 小麦 →製粉・パン焼き→ パン − 51-80 - - 大気中のちり
小麦 小麦 →製粉・製麺・ゆで→ ゆでたパスタ − 75 - - 大気中のちり
小麦 乾燥パスタ →ゆでる→ ゆでたパスタ − 65-89 - - 大気中のちり
魚 まぐろ魚肉 →水洗い→ 洗った魚肉 − 50 - - 体内汚染
魚 魚肉切り身 →フライ 2.5分→ 魚のフライ − 5 − - 湖水汚染
魚 ヒメジ類 →包み焼き→ 魚の包み焼き 0 − − - 工場廃液汚染
魚 ヒメジ類 →オーブン焼き→ 焼いた魚 − 16-23 − - 工場廃液汚染
魚 かわます →ゆでる 魚1/水1→ ゆでた魚 − 48 - - 大気中のちり
魚 かわます →ゆでる 魚1/水1/塩0.9%→ ゆでた魚 − 56 - - 大気中のちり
魚 白身魚 →塩漬け→ 塩漬けの魚 − 37-44 - - 大気中のちり
魚 白身魚 →塩漬け→水で塩抜き→ 塩抜きした魚 − 82-94 - - 大気中のちり
魚 白身魚 →酢漬け 魚2-3/酢液1→ 酢漬けの魚 − 35-48 - - 大気中のちり
魚 えび →水洗い→ 洗ったえび − − 10-30 - 大気中のちり
魚 えび →3%食塩水洗い→ 洗ったえび − − 30-70 - 大気中のちり
魚 貝 →水洗い→ 洗った貝 − − 10-30 - 大気中のちり
魚 貝 →1%食塩水洗い→ 洗った貝 − − 20-36 - 大気中のちり
魚 貝 →3%食塩水洗い→ 洗った貝 − - 30-75 - 大気中のちり
肉 仔牛肉 →ロースト→ 仔牛肉のロースト − 13-28 - - 大気中のちり
肉 仔牛肉 →煮る→ 仔牛肉の煮物 − 43-53 - - 経口汚染(実験)
乳製品 牛乳 →クリーム分離→ クリーム − 84-97 - 放射能 95 大気中のちり
乳製品 牛乳 →クリーム分離後→ スキムミルク 6-15 6-15 9 - 大気中のちり、実験
乳製品 牛乳 →クリーム分離後→発酵→ 脱脂ヨーグルト − 66 - - 大気中のちり
乳製品 牛乳 →クリーム分離→脂肪分離→ バター 96-99 96-99 96-99 - 大気中のちり、経口汚染(実験)
乳製品 牛乳 →酸凝集→ カッテージチーズ − 88-99 97 - 大気中のちり、経口汚染(実験)
乳製品 牛乳 →酵素凝集・熟成→ チーズ 47-83 77-96 31-92 - 大気中のちり、経口汚染(実験)
野菜 きゅうり →水洗い→ 洗ったきゅうり − − 50-60 - 大気中のちり
野菜 きゅうり →酢洗い・酢漬け→ 酢漬けきゅうり − − - 放射能 94 大気中のちり
野菜 トマト →水洗い→ 洗ったトマト 47-56 − - - 表面汚染(実験)
野菜 トマト →水洗い→スライス→ トマトスライス − − 28 - 大気中のちり
野菜 トマト →1%食塩水洗い→ 洗ったトマト − − 20-60 - 大気中のちり
野菜 トマト →フライ→ トマトフライ − − 30 - 大気排出
野菜 トマト →ジュース→ トマトジュース − − 20 - 大気排出
野菜 ほうれん草 →水洗い→ 洗ったほうれん草 8-93 35-89 66-79 ルテニウム 9-58 大気中のちり、表面汚染(実験)経根汚染(実験)
野菜 ほうれん草 →ゆでてあく抜き→ ゆでたほうれん草 50-80 50-95 20-92 - 大気中のちり、大気排出、経根汚染(実験)
野菜 ほうれん草 →蒸してあく抜き→ 蒸したほうれん草 − 12-44 27-65 - 表面汚染、経根汚染(すべて実験)
野菜 ブロッコリー →ゆでてあく抜き→ ゆでたブロッコリー − 90-95 70-92 - 表面汚染、経根汚染、空中灌水汚染(すべて実験)
野菜 ブロッコリー →蒸してあく抜き→ 蒸したブロッコリー − 28-90 66-75 - 表面汚染、経根汚染(実験)
野菜 にんじん →丸ごと煮る にんじん1/水1→ ゆでたにんじん(皮つき) − 18 - - 大気中のちり
野菜 にんじん →皮をむく→ むいたにんじん − 55 - - 大気中のちり
野菜 にんじん →皮をむく→水洗い→ゆでる→ ゆでたにんじん − − 19 - 大気中のちり
いも じゃがいも →皮つき丸ごと煮る  いも4/水1→ ゆでたじゃがいも(皮つき) − 10 - - 大気中のちり
いも じゃがいも →皮つき丸ごと煮る  いも1/水1→ ゆでたじゃがいも(皮つき) − 16 - - 大気中のちり
いも じゃがいも →皮つき丸ごと煮る  いも1/水1/塩1.1%→ ゆでたじゃがいも(皮つき) − 25 - - 大気中のちり
いも じゃがいも →皮つき丸ごと電子オーブン加熱→ 焼いたじゃがいも(皮つき) − 22 - - 大気中のちり
いも じゃがいも →フライ→ じゃがいもフライ − − 50 - 大気排出
いも じゃがいも →皮むき→ むいたじゃがいも − 36 - - 大気中のちり
いも じゃがいも →皮むき→水洗い→ゆでる ゆでたじゃがいも − - 24-64 - 大気中のちり、大気排出
きのこ 乾物きのこ →水戻し→ 水戻ししたきのこ − 80-91 - - 大気中のちり
きのこ 生きのこ →冷水から1回ゆでる→ ゆでたきのこ − 88-98 - - 大気中のちり
きのこ 生きのこ →沸騰水で1回ゆでる→ ゆでたきのこ − 57-82 - - 大気中のちり
きのこ 生きのこ →2%食塩水でゆでる→ ゆでたきのこ − 80 80 - 大気中のちり、表面汚染
果物 いちご →水すすぎ→ 洗ったいちご − 36 31 - 表面汚染(実験)
果物 なし →水すすぎ→ 洗ったなし − − 5 - 表面汚染(実験)
果物 なし →洗剤水洗い→ 洗ったなし − − 30 - 表面汚染(実験)
果物 なし →洗剤水洗い→水すすぎ→皮むき→ 洗ったなし − − 50 - 表面汚染(実験)
果物 なし →皮むき→ むいたなし − 50 20 - 表面汚染(実験)
酒 ぶどう →処理→醸造→ 赤ワイン − 40-50 40-77 - 大気中のちり、大気排出
酒 果実醸造酒 →蒸留→ プランデー − − - 大気中のちり ほぼ100 大気排出
茶 ハーブ →ハーブ2 g /水200ml 5分間煮沸→ ハーブティー − 48-83 - - 大気中のちり
茶 ハーブ →ハーブ3 g /水200ml 5分間煮沸→ ハーブティー − 55-79 - - 大気中のちり
茶 茶葉 →茶葉100g/水2000ml 70℃で浸出→ 飲用茶 − 93 - - 大気中のちり

■参考資料

(財)原子力環境整備センター: 食品の調理・加工による放射性核種の除去率 (pp.1-54, pp.55-75, pp.76-132)

[PDF] (財)原子力環境整備センター
食品の調理・加工による 放射性核種の除去率 -
http://www.rwmc.or.jp/library/other/file/kankyo4_1.pdf



北の山じろう「はてなダイアリー」目次

食品の調理・加工による放射性物質の除去(古性隆の 陽はまた昇る 第2幕:常総維新)

※この記事も、「元ブログか全文引用ブログ」から読んだ方が読みやすいです。リンクもありますので、そうしてください。

古性隆の 陽はまた昇る 第2幕:常総維新
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2011年09月02日 00:01
食品の調理・加工による放射性物質の除去
http://office-aoba01.seesaa.net/article/223704211.html
▼全文引用ブログ
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2012/09/29/043643


この記事は、放射能が安全だと信じている方むけの情報ではございません。
放射能は危険だ、放射能のことが心配だ、恐ろしいと思われている方むけに書いている。

自分は対象外だなと思われる方は、どうぞこのページを閉じて下さい。

私たちが日々口に入れる食べ物がどれだけ放射能に汚染されているか、心配な方も多いはずだ。

国は一応検査をしているが、とてもとてもサンプル数が少なくて、「安全だ」と宣言されても、自分が口にするものが本当に安全なのかどうか不安で一杯だという方も多いことだろう。
放射能で汚染されている可能性があるものは口にしたくないと考える方も多いだろうが、現実問題として安全だと思って購入した物も、悲しいかな、汚染されている可能性があるのだ。

このような現実の前では、「ほとんどの食材が放射能に汚染されている。」と考えて対応していた方が、リスク回避の面からは宜しいのではないかと考える。


食べ物の原材料は、大抵の場合、お店で購入してきた後、洗浄や煮沸などの調理をした後、食膳に上がることが多い。

直感的に、皆さんも食品加工や家庭調理によって原材料の放射性物質の量は多少なりとも減少するのではないかと考えられるだろう。
実際、その通り、多少減少すると言うことが既往の研究(福島原発事故以前の研究)で明らかになっている。

これらの研究を取りまとめたものが、1994年(平成6年)3月31日刊行の『環境パラメータ・シリーズ4 食品の調理・加工による放射性核種の除去率』(財団法人原子力環境整備センター)である。

食品の調理・加工による放射性核種の除去率(第1章、第2章)
食品の調理・加工による放射性核種の除去率(第2章)
食品の調理・加工による放射性核種の除去率(第3章〜第5章)

福島原発以前に発行されたものだということで、信頼できる資料の1つであるのではなかろうかと私は思う。

「いや、そうは思わないよ。」という方は以下は読まずに、このサイトから「さようなら」してください。

本刊行物に、放射性物質の各種食品からの除去の傾向が記されている。
もしかしたら参考になるかもしれないので、下表に取りまとめ、紹介させて頂く。
種類 食品名 内  容
穀物 米 玄米を精米して白米にする際のストロンチウム-90の除去率は70%、あるいは80〜90%である。
白米をとぐ(水洗)とストロンチウム-90が50%除去される。
セシウム-137については、精米すると65%が除去される。
なお、精米することによりカルシウム、リン、鉄、マグネシウム、カリウムが玄米の50〜70%失われる。(以上日本の研究成果)
ストロンチウム-90は籾の分離によって50%除去され、さらに精米して白米にすると60%除去される。
つまり、収穫脱穀された状態の約20%のストロンチウム-90が白米に残っている。(以上欧州の研究成果)
小麦 セシウム-137、ストロンチウム-90、マンガン-54、コバルト-60は製粉によって20〜50%除去される。
果菜 きゅうり
なす 水洗すると放射性降下物ストロンチウム-90の50〜60%を除去できる。
きゅうり 小さいきゅうりは、酢漬け(ピクルス)によって放射性降下物の90%が除去される。
グリーンピース 酢による洗浄と煮沸処理(あく抜き)でストロンチウムの70%、セシウムの50%が除去される。
葉菜 ホウレンソウ
シュンギク 煮沸(あく抜き)によって、セシウムヨウ素ルテニウムの50〜80%が除去される。
キャベツ
レタス 酸漬けによりストロンチウム-90は30〜60%除去される。
畜産物 牛乳 牛乳のストロンチウムセシウムヨウ素の80%は脱脂乳に移り、精製したバターへの移行はわずか1〜4%である。
脱脂乳を処理して得たチーズ(酸処理)には2〜6%移り、放射性物質の大部分はホエー(乳清)に残る。

つまり、牛乳の加工工程において、放射性物質のバターや酸凝固チーズへの移行は少なく、ホエーに集まる傾向にある。
厄介なことに、このホエーは捨てられずに乳清飲料やパン、菓子等への添加物として食用に供される。
大規模な事故対策としては、ホエーの乳幼児用食品への一般的な利用制限も被曝低減に役立つかと考えられる。
水産物 魚 放射性物質は概して魚の内臓に集まる。
内臓を取り除くことにより大幅に放射能が減少する。
魚肉の放射性物質は、調理における水洗や煮沸によって減少することが知られている。キワダマグロの魚肉を水浸出すると50%の放射能が除去される。

エビ ストロンチウム-90は水洗で10〜30%、3%食塩水で30〜70%除去される。
カワマス セシウム-137は煮沸調理によって50%除去される。


上記はすべて『環境パラメータ・シリーズ4 食品の調理・加工による放射性核種の除去率』(財団法人原子力環境整備センター)に書かれていることである。
私が勝手に作ったものでないことをあえてここに記しておきたい。
(御不明点、ご不満等は、財団法人原子力環境整備センターに問い合わせて頂きたい。)

どの家庭でも調理の際している方法で放射性物質をかなり低減できるようだ。
少し念入りにすれば、より安心感が増すのではなかろうか。
ただ、各家庭で念入りに行えば、放射性物質は下水処理場へと流れていくことになる。
放射性物質はなくなるのではなく、移動するだけだということをよくわきまえておく必要があろう。半減期によって量が半分にはなっていくが、ゼロにはならない。

あぁ、それにしても、もっと早くこの資料と出会っていれば、皆さんにもっと早くお伝えできたのにと悔しくてたまらない。
小さいお子さんの内部被曝をより低くすることに、もしかしたら貢献できたかもしれないのになぁ・・・と残念でならない。

それにしてもなんでこういう家庭でできる除去方法を国民に十分知らせないのだろう。
食べ物は汚染されていない、大丈夫だと国はしているので、このことを国民に周知徹底すると自己矛盾を起こすからだろうか・・・。

国民を被曝から守ることに徹するのが国の使命だと思うのだが・・・、どうもそのようにはいっていないようだ。

日本では、現在のところ、ヨウ素セシウムしかデータが公表されていない。
でも、放射性物質はヨウ素セシウムだけではない。上表にも示したように色々なものが存在する。
福島原発事故で放出された放射性物質は、原子力安全・保安院が炉心の状態に関する評価を行った際用いたデータによれば、ヨウ素-131,132,133,135、セシウム-134,137、ストロンチウム-89,90、プルトニウム-238,239,240,241、バリウム-140、キセノン-133、テルル-127m,129m,131m,132、ルテニウム-103,106、ジルコニウム-95、キュリウム-242、モリブデン-99、・・・・。
まだまだたくさんあるが、ヨウ素セシウム以外は一体どうなってしまったというのか・・・。
国民は騙されてはいけないと思う。



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食品の調理・加工による放射性核種の除去率一覧表(古性隆の 陽はまた昇る 第2幕:常総維新)

※この記事も、「元ブログか全文引用ブログ」から読んだ方が読みやすいです。リンクもありますので、そうしてください。

古性隆の 陽はまた昇る 第2幕:常総維新
TOP>http://office-aoba01.seesaa.net/
2011年09月05日 00:02
食品の調理・加工による放射性核種の除去率一覧表
http://office-aoba01.seesaa.net/article/224287087.html
▼全文引用ブログ
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2012/09/29/043230


この記事は、放射能が安全だと信じている方むけの情報ではございません。
放射能は危険だ、放射能のことが心配だ、恐ろしいと思われている方むけに書いている。

自分は対象外だなと思われる方は、どうぞこのページを閉じて下さい。

『食品の調理・加工による放射性核種の除去率』(財団法人 原子力環境整備センター)について連載してきたが、今回は最終回だ。

食品の調理・加工による放射性核種の除去率(第1章、第2章)
食品の調理・加工による放射性核種の除去率(第2章)
食品の調理・加工による放射性核種の除去率(第3章〜第5章)

下表は『食品の調理・加工による放射性核種の除去率』内に示されているデータを取りまとめたものである。
なお、除去率の「平均」の欄の色分けは注意喚起の意味を込めて私が勝手にしたものである。
黄色は除去率が25%を超えて50%以下のもので、赤色は除去率が25%以下のものとなっている。

この表の見方を少し解説する。
たとえばキャベツの1%塩漬け、あるいは2%塩漬けでもセシウム-137の除去は0%で、期待できないと考えた方が良いと言うことを意味する。

キュウリは皮を取るだけではストロンチウム-90を39.5%しか除去できない。一方、1%食塩水30分間浸漬を行えばストロンチウム-90を64.7%除去できる。酢洗い・酢漬けによれば放射性物質を94%除去できると言うことになる。

精米したお米(白米)は、ストロンチウム-90を85.3%、放射性セシウムを65.0%それぞれ除去できる。さらに、9月2日のブログの表より、お米をとぐことによりストロンチウム-90は50%除去される。すなわち、
100−85.3=14.7%
14.7×0.5=7.35%
100−7.35=92.65%
となり、ストロンチウム-90は玄米の時に比べて92.65%も除去できると言うことになる。
なお、これはあくまで計算上であり、絶対この値になるというものではないという点には注意が必要だ。
もともと放射性物質濃度の低いものを食べることができれば、それが何よりだ。

放射性物質濃度が分からず、でも食べなければならないと言うときに、この表は役立つものと思う。

なお、キッチンにこの表を貼れるようにPDFファイルでも表を用意した。
種類 食品名 調理法 放射性物質 除去率(%)
平均 範囲
穀類 精米 rice.JPG 玄米→白米 ストロンチウム-90 85.3 64.3〜95.2
放射性セシウム 65.0 57.0〜79.7
スパゲッティ パスタ 煮沸 放射性セシウム 76.1 65.1〜88.9
野菜類 えだまめ えだまめ 5%食塩水12分間煮沸 ストロンチウム-90 74.8 74.8
えんどう   水そそぎ ヨウ素-131 50 32〜90
ボイル ヨウ素-131 77 65〜96
カブ カブ ボイル ポロニウム-210 53 53
カリフラワー   水そそぎ ヨウ素-131 67 48〜87
ボイル ヨウ素-131 88 85〜90
キャベツ キャベツ 0.25%酢酸溶液15分間浸漬 ストロンチウム-90 26.8 26.8
外葉を取り除いて水洗してボイル ストロンチウム-90 55 55
1%塩漬け セシウム-137 0 0
2%塩漬け セシウム-137 0 0
ボイル ポロニウム-210 30.5 30.5
キュウリ きゅうり 1%食塩水30分間浸漬 ストロンチウム-90 64.7 64.7
皮取り ストロンチウム-90 39.5 39.5
酢洗い・酢漬け 放射能 94 94
グリーンピース   缶詰 セシウム-137 0 0
コマツナ   煮沸(あく抜き) ルテニウム-103 48 48
煮沸(あく抜き) ヨウ素-131 64 58〜80
水洗 放射性セシウム 35.5 6〜56
煮沸(あく抜き) 放射性セシウム 66.5 66〜67
サツマイモ(皮) さつまいも 水洗して、あく抜き ストロンチウム-90 15 15
水洗して、あく抜き セシウム-137 26.2 26.2
さやいんげん インゲン 5%食塩水12分間煮沸 ストロンチウム-90 17.4 17.4
さやいんげん(汚染から収穫まで26日)   水洗後の可食部 ストロンチウム-85 46 46
ルテニウム-103 76 76
セシウム-134 2 2
水洗後の可食部、煮沸15分 ストロンチウム-85 72 72
ルテニウム-103 90 90
セシウム-134 48 48
さやえんどう さやえんどう さやを取り除いて水洗してボイル ストロンチウム-90 36 36
水洗、さや取り ストロンチウム-89 93 93
水洗、さや取り、水あく抜き ストロンチウム-89 96 96
じゃがいも じゃがいも 皮を剥ぎ取って水洗してボイル ストロンチウム-90 24.2 24.2
生、皮むき セシウム-137 36 36
丸ごと煮る(いも4/水1) セシウム-137 10 10
丸ごと煮る(いも1/水1) セシウム-137 16 16
丸ごと煮る(いも1/水1、塩/いも1.1%) セシウム-137 25 25
丸ごと電子オーブンで加熱 セシウム-137 22 22
皮むき丸ごと煮る(いも4/水1) セシウム-137 0 0
皮むき丸ごと煮る(いも1/水1) セシウム-137 13 13
皮むき丸ごと煮る(いも1/水1、塩/いも1.1%) セシウム-137 0 0
皮むき丸ごと電子オーブンで加熱 セシウム-137 4 4
下ごしらえと煮沸 ストロンチウム-90 64 64
フライ ストロンチウム-90 50 50
じゃがいも(身)   ボイル ポロニウム-210 41 27〜55
じゃがいも(皮)   ボイル ポロニウム-210 38.5 22〜55
シュンギク   煮沸(あく抜き) ヨウ素-131 64 58〜80
セロリー セロリー 水そそぎ ヨウ素-131 40.5 32〜55
ボイル ヨウ素-131 77 72〜86
玉ねぎ タマネギ 皮を剥ぎ取って水洗してボイル ストロンチウム-90 37.1 37.1
トマト トマト 1%食塩水30分間浸漬 ストロンチウム-90 21.8 21.8
水そそぎ ヨウ素-131 64 47〜95
ボイル ヨウ素-131 75 51〜92
水洗してスライス ストロンチウム-90 28.3 28.3
ジュース ストロンチウム-90 20 20
濃縮トマトジュース ストロンチウム-90 36 36
ナス(皮付き) なす 水道水30分間浸漬 ストロンチウム-90 59.1 59.1
1%食塩水30分間浸漬 ストロンチウム-90 44.4 23.8〜65.0
中性洗剤4.5mL、水道水2.5L、30分間浸漬 ストロンチウム-90 66.4 66.4
皮取り ストロンチウム-90 27.9 27.9
ナス(果肉)   水道水30分間浸漬 ストロンチウム-90 53.8 53.8
1%食塩水30分間浸漬 ストロンチウム-90 64.9 64.9
中性洗剤4.5mL、水道水2.5L、30分間浸漬 ストロンチウム-90 63.6 63.6
ニンジン ニンジン 皮をかき取って水洗してボイル ストロンチウム-90 19.4 19.4
生、皮むき セシウム-137 55 55
丸ごと煮る(人参4/水1) セシウム-137 14 14
丸ごと煮る(人参1/水1) セシウム-137 18 18
丸ごと煮る(人参1/水1、塩/人参1.1%) セシウム-137 46 46
丸ごと電子オーブンで加熱 セシウム-137 34 34
皮むき丸ごと煮る(人参4/水1) セシウム-137 0 0
皮むき丸ごと煮る(人参1/水1) セシウム-137 24 24
皮むき丸ごと煮る(人参1/水1、塩/人参1.1%) セシウム-137 40 40
皮むき丸ごと電子オーブンで加熱 セシウム-137 0 0
パセリ パセリ 水洗い ヨウ素-131 13 13
セシウム-134 39 39
セシウム-137 40 40
春玉ねぎ タマネギ 水洗い ヨウ素-131 82 82
セシウム-134 >64 >64
セシウム-137 >83 >83
ピーマン ピーマン 水道水30分間浸漬 ストロンチウム-90 16.1 16.1
1%食塩水30分間浸漬 ストロンチウム-90 13.4 10.3〜16.5
中性洗剤4.5mL、水道水2.5L、30分間浸漬 ストロンチウム-90 24.6 24.6
0.25%酢酸溶液15分間浸漬 ストロンチウム-90 33.7 33.7
フキ   煮沸(あく抜き) ヨウ素-131 64 58〜80
ブロッコリー ブロッコリー 湯がき ストロンチウム-89 70 70
セシウム-134 90 90
湯がき、水洗い ストロンチウム-89 90 90
セシウム-134 95 95
ホウレンソウ ほうれんそう 煮沸(あく抜き) ルテニウム-103 48 48
煮沸(あく抜き) ヨウ素-131 64 58〜80
水洗 放射性セシウム 35.5 6〜56
煮沸(あく抜き) 放射性セシウム 66.5 66〜67
煮沸(あく抜き)、水洗い ストロンチウム-89 90 90
セシウム-134 95 95
煮沸(あく抜き) ストロンチウム-89 70 70
セシウム-134 60 60
下ごしらえ、煮沸 ストロンチウム-90 20 20
水洗い ヨウ素-131 93 93
セシウム-134 >59 >59
セシウム-137 89 89
ミヤマイラクサ(山菜)   煮沸(あく抜き) ルテニウム-103 48 48
煮沸(あく抜き) ヨウ素-131 64 58〜80
水洗 放射性セシウム 35.5 6〜56
煮沸(あく抜き) 放射性セシウム 66.5 66〜67
レタス
(サラダ菜) レタス 0.25%酢酸溶液15分間浸漬 ストロンチウム-90 59.6 59.6
水そそぎ ヨウ素-131 57.5 26〜93
水洗い ヨウ素-131 32.5 13〜52
セシウム-134 43 36〜50
セシウム-137 54 42〜66
魚介類 カキ カキ 水道水洗浄 ストロンチウム-90 8.8 8.8
1%食塩水洗浄 ストロンチウム-90 19.4 19.4
3%食塩水洗浄 ストロンチウム-90 28.8 28.8
かわます   ボイル(魚/水=1:1) セシウム-137 48 48
ボイル(魚/水=1:1、塩/魚=0.9%) セシウム-137 56 56
オーブンで焼く(調理用脂肪3%) セシウム-137 23 23
オーブンで焼く(調理用脂肪3%、塩1.3%) セシウム-137 16 16
小エビ   とりたてをゆでる ラジウム-226 10 10
ポロニウム-210 65 65
たら(身)   非可食部を除く ラジウム-226 83 83
ポロニウム-210 43 43
鉛-210 61 61
ニシカワカレイ(身) カレイ 非可食部を除く ラジウム-226 76 76
ポロニウム-210 60 60
鉛-210 61 61
ニシン(身)   非可食部を除く 鉛-210 80 80
ハマグリ   水道水洗浄 ストロンチウム-90 28.4 28.4
1%食塩水洗浄 ストロンチウム-90 35.7 35.7
3%食塩水洗浄 ストロンチウム-90 74.7 74.7
ムール貝   下ごしらえと煮沸 コバルト-60 0 0
銀-110 10 10
セシウム-137 20 20
煮沸湯10分ゆで蒸し ラジウム-226 99 99
ポロニウム-210 43 43
鉛-210 97 97
メキシコエビ   水道水洗浄 ストロンチウム-90 31.6 31.6
1%食塩水洗浄 ストロンチウム-90 62.5 62.5
3%食塩水洗浄 ストロンチウム-90 72.1 72.1
モトマコカレイ(身) カレイ 非可食部を除く ラジウム-226 80 80
ポロニウム-210 36 36
鉛-210 51 51
果実類 いちご イチゴ 水そそぎ ストロンチウム-89 31 31
水そそぎ セシウム-134 36 36
梨 なし 手そそぎ ストロンチウム-89 5 5
手で皮はぎ ストロンチウム-89 20 20
洗剤水洗 ストロンチウム-89 30 30
桃 もも 手で皮はぎ セシウム-134 97 97
茶類 茶葉   煮沸 放射性セシウム 6.8 6.7〜6.9

【参考文献】
『食品の調理・加工による放射性核種の除去率』(財団法人 原子力環境整備センター)、1994.3.31


【注意】
除去率の色分けは注意を喚起するために私、古性が勝手に行ったもので単なる参考です。
食品の調理や加工により、どれだけ放射性物質を除去できるかを知ることは、被曝を考える際に重要であると考えます。
被曝は足し算なので、放射性物質濃度の高いものを食べてしまったときは、別の低いもので調整するなどして、トータルの被曝量をできるだけ低く抑えることが重要だと思います。
福島原発事故以前に公表されたこれらのデータを有効活用することにより、将来内部被曝で苦しむ日本国民が一人も出ないようにして頂ければと願ってやみません。


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北の山じろう「はてなダイアリー」目次

放射能を減らす食品下処理法(おいしいたのしいくらし)

おいしいたのしいくらし
放射能を減らす食品下処理法
http://metok.org/post/6844956406


※ここは、直接URLからご覧下さい。調理法は大して役に立たないと思いますが、「参考」の部分のリンクが役に立つかもしれないと思い取り上げました。



「参考」

武田邦彦(ブログ)
NHK番組 放射性セシウムストロンチウムを減らす調理法 - まぁる
放射能に汚染されたと思われる食品への対処方法(追加情報あり) - ベラルーシの部屋ブログ
イラスト付き「放射能を少なくする下ごしらえ」を描きました(イラスト入りでわかりやすいです) - できることから、はじめたい
放射能汚染から少しでも安心して食べるための食品下処理のひと工夫
放射能抜きは和食の基本 Part1 - †暴いておやりよ☢100000年の原子力インチキ神話伝説†
放射能抜き調理法一覧表 Part2 (表がわかりやすいです)- †暴いておやりよ☢100000年の原子力インチキ神話伝説†
環境パラメータシリーズ(4 食品の調理・加工による放射性核種の除去率) - 原子力環境整備・資金管理センター
食品の放射性セシウムを減らすためのアドバイス - スウェーデンの今
日本における放射線リスク最小化のための提言 - ドイツ放射線防護協会
水道水・食料に関するデータ等(わかりやすいです) - 福島第一原子力発電所事故に関するリンク集
イチからわかる 内部被ばく - NHKあさイチ
大規模停電や節電に伴う食中毒の危険性について - Science Media Centre of Japan
東京のお母さんへ・・テレビの解説は間違っていましたので注意 - 武田邦彦(中部大学)
放射性ヨウ素等対策に関する研究成果報告 2(野菜対策)(最後のページにまとめあり) - 日本放射線安全管理学会

履歴

2011/06/25 22:04 「米、麦」の項目に米をとぐ時の注意を追加しました
2011/06/29 11:14 食品の安全基準値の目安について補足を追記し、「食品の安全基準について(飲食物摂取制限の介入レベル)」という項目を追加しました
2011/06/29 11:25 「参考」の項目に、NHKあさイチのHPを追加しました
2011/07/01 10:12 「全般」の項目に、食中毒に関する注意を追加しました
2011/07/04 15:37 食品の安全基準値の目安について、1キロ10ベクレル以下なら安全というざっくりした基準を削除し、「食品の安全基準について(飲食物摂取制限の介入レベル)」という項目に、1年1ミリシーベルトの基準と、食品による内部被曝のベクレルからシーベルトへ換算するツールへのリンクを追加しました
2011/07/05 21:20 「ホウレンソウ、葉物野菜」の項目に日本放射線安全管理学会の実験結果からの情報を追加しました。また、野菜の項目全てに、傷んだ部分を丁寧に取り除くことを追加しました

関連

買い物の時気をつけること(放射能を家に持ち帰らない)
放射能から体を守る食べ物
これからのくらし(放射能関連記事の目次)
原発なくても大丈夫」ステッカーの販売(応援ください)



北の山じろう「はてなダイアリー」目次

パンフレット「自分と子どもを放射能から守るには」調理方法編(ベラルーシの部屋ブログ)

ベラルーシの部屋ブログ
ベラルーシでの生活について、日本人に日本語で読んでもらうためのブログです。
パンフレット「自分と子どもを放射能から守るには」調理方法編
2011-04-28
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/db6978ec66e45decd4c0dc87dfd335de

画像URL
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/4b/834b4c2164570bb245eb513a40e24bb6.jpg

現在、子どもが放射能被爆する原因の90%は食品からです。
しかし簡単な方法で食品に含まれる放射能を減らすことができます。

牛乳
 乳脂肪分が高い乳製品(生クリーム、バター、チーズなど)は含まれている放射能が少ないです。ただし、乳清(ホエー)は危険です。


 中ぐらいの大きさに切り分けます。塩水に酢を加えたものに10−12時間つけておきます。肉をゆでる場合は最初のゆでた水は8−10分沸騰させた後、捨ててください。

野菜
 蒸したり煮る場合、皮を必ずむいておきます。それだけでセシウム137が20−50%減ります。

きのこ
 ゴメリ州スベトラゴルスク区にあるチルコビチ村のベニタケ科きのこは1キロあたり280ベクレルの放射能が検出されています。
 これを水をかえながら20時間3%食塩水につけておいたところ、1キロあたり28ベクレルにまで減らすことができました。


「ビタペクト2」無料支給運動
■ ビタペクト2について
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html

▼ビタペクト2とは何か?

「ビタペクト2」はりんごから抽出したペクチンに7種類のビタミンを混ぜた粉末状の健康食品です。水に混ぜるだけでジュースになり、それを1日ティースプーン2、3杯分飲むだけで、体内の放射能が体外に排出されます。
▼ビタペクト2の開発

「ビタペクト2」は元ソ連科学アカデミー会員であり、現在は放射能防護研究所「ベルラド」の所長であるネステレンコ教授が開発しました。「ビタペクト2」は摂取すると、体内に蓄積した放射能を体外に排出する働きがあります。
ペクチンが放射能を排出するしくみ

 ペクチンが体内に入ると、まず胃の中で胃液に混ざっている放射能性物質を取り込みます。そしてそのまま便といっしょに体外に排出されます。
 しかし放射能汚染地域で暮らしていて、毎日放射能に汚染された食品ばかり食べている人にとっては、少々のペクチンを摂取しても、体内の放射能量が多すぎるため、最低1日3キロ分のりんごを食べなくては、必要量のペクチンを摂取することができません。
 りんご以外のペクチンを多く含む食品を摂ってもいいのですが、それでも1日にそんな多くのペクチンを摂るのは難しいことです。
 「ビタペクト2」ティースプーン1杯で、りんご1キロを食べたのと同じだけの量のペクチンを摂取することができます。
 このような「ビタペクト2」の働きにより、体内に蓄積された放射能は体外に排出され、体内に入ってくる放射能を減らすことができます。
▼ビタペクト2の原料

 「ビタペクト2」はジュース工場で絞った後残ったりんごの絞りかすを原料にしています。それはりんごの中に含まれるペクチンの95%が絞りかすのほうに残るからです。 (文:辰巳雅子)

→成分http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/seibun.html
→外観と摂取方法
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/gaikan.html

<参考>
放射能防護研究所 ベルラード
http://www.belrad-institute.org/UK/doku.php?id=presentation 

チロ基金
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/index.html



北の山じろう「はてなダイアリー」目次

本「自分と子どもを放射能から守るには」農耕作編 2 農作物の種類(ベラルーシの部屋ブログ)

ベラルーシの部屋ブログ
ベラルーシでの生活について、日本人に日本語で読んでもらうためのブログです。
本「自分と子どもを放射能から守るには」農耕作編 2 農作物の種類
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/8293655302efdbc574fd32087588abca

画像URL
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/35/86464789aa7947e0b0040e12d5a26aee.jpg

 土壌改良も大切ですが、放射能を組織内に取り込みにくい農作物を育てるのも一つの方法です。
 その例を示します。

 野菜類で放射能を「取り込みにくい」ものから順に挙げます。

 キャベツ、キュウリ、ズッキーニ、トマト、玉ねぎ、パプリカ、ニンニク、ジャガイモ、食用(テーブル)ビート、ニンジン、大根、丸い形の豆(英語で言うとPea)、大豆、長い形の豆(英語で言うとBean)、スイバ(ほうれんそうに似ている野菜)


(訳者からの注意)
 つまり、この中で一番放射能を「取り込みにくい」のが、キャベツ。
 一番「取り込みやすい」のがスイバ、ということになります。間違えないようにしてください。

 これらはベラルーシでよく栽培されている野菜です。日本でたくさん栽培されている野菜でも、ベラルーシでは気候が合わず、栽培されていない野菜についてはこの本にはデータがありません。


 次に穀物類で放射能を「取り込みにくい」ものから順に挙げます。

 麦の実、秋蒔きのライ麦の実、麦の茎、ジャガイモ、燕麦の実、秋蒔きのライ麦の茎、大豆の茎や葉、飼料用ビート、とうもろこしの茎や葉、燕麦の茎、丸い形の豆類の茎や葉、アブラナの茎や葉、クローバー、種実のつく多年草ルピナス、天然の干草用牧草地や牧場に生えている草類。


(訳者からの注意)
 
 つまり、この中で一番放射能を「取り込みにくい」のが、麦の実。
 一番「取り込みやすい」のが、天然の干草用牧草地や牧場に生えている草類ということになります。間違えないようにしてください。

 これも日本でたくさん栽培されている米について、ベラルーシでは気候が合わず、栽培されていないためデータがありません。


 放射能を「取り込みにくい」果実類。

 リンゴの実、ナシの実、アンズの実、イチゴ、サクランボ、ラズベリー、白スグリ。
 あまり食用にはしませんが、ナナカマドの実も汚染度が少ないです。


 逆に放射能を「取り込みやすい」果実類。

 赤スグリ、黒スグリ、西洋スグリ(グースベリー)。
 ビルベリー(ブルーベリー)、クランベリー、クロマメノキ、コケモモも放射能を取り込みやすいので、汚染地域に生えているものは食べないようにしましょう。


(訳者から)
 以上のような情報を知ると、
「もうブルーベリーは食べられない。」
などと考える人が出てきます。しかし、これはベラルーシで放射能に汚染された地域に生えていた場合のデータです。
 またハウス栽培されている場合ではデータの数値が違ってくるでしょう。
 
 さらに栽培している側からすれば、逆に最初の1年は放射能をとても取り込みやすい植物をわざと植えて、その後その植物は処分。(処分の方法も考えないといけませんが。)その土壌に含まれる放射能を減らしたうえで、次に放射能を取り込みにくい植物を栽培すれば汚染度を大幅に減らすことができます。

 あるいは同じ場所で放射能をとても取り込みやすいものと、取り込みにくいものを交互に植えた畝で栽培する方法もあります。
 そして取り込みやすい植物のほうへ放射能がいくようにします。その後取り込みやすいほうは処分。取り込みにくいほうは食用にすれば、汚染度を大幅に減らすことができるはずです。



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ベルラード研究所『自分と子どもを放射能から守るには』(ベラルーシの部屋ブログ)

ベラルーシの部屋ブログ
ベラルーシでの生活について、日本人に日本語で読んでもらうためのブログです。
ベルラード研究所『自分と子どもを放射能から守るには』
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/747fb9ddd77ef80ac7e86d1f829a7c0a
(序論)
本の表紙の写真
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/35/86464789aa7947e0b0040e12d5a26aee.jpg

※これの訳文を以下のブログに転載しました。

 ベルラド研究所は「自分と子どもを放射能から守るには」という「親のための手引書」という副題のついた本を2003年に出版しました。この研究所は主にベラルーシ国内にあるチェルノブイリ原発事故汚染地域での研究に大きな実績があり、体内に蓄積された放射能値のデータもふんだんに持っています。
 特にセシウムの研究をしており、ビタペクトを開発したのもこの研究所です。

 「チェルノブイリ:放射能と栄養」はウクライナウクライナに住む被曝者のために作られた本です。
 「自分と子どもを放射能から守るには」のほうはベラルーシベラルーシに住む人のために作られました。
 執筆したのは副所長のウラジーミル・バベンコさんです。
 この本の内容を日本語に翻訳してもよい、と著者、そしてベルラド研究所に許可をいただきました。
 しかし、のんびり日本語版を出版するのを待っていられないので、部分訳になりますが、このブログ上で発表します。
 例えば「ベラルーシ国内で食品の放射能値を測定してくれる施設一覧」というものもあるのですが、日本人にはあまり関係がないので、翻訳を省略します。
 またこの本で示されているデータは2003年までのものです。またベラルーシと日本の気候風土がかなり違いますから、参考にならないような部分もあるかもしれません。
 しかし私の目から見て、少しでも日本人のために役立ちそうな内容の箇所は訳します。
 放射能の体内被曝を心配されている日本人の方はどうかお読みください。



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ネステレンコ、ネステレンコ、ヤブロコフ著『チェルノブイリによる食品と人々への放射能汚染』(フランスねこのNews Watching)

★政治関係の記事は、下記ブログでどうぞ。
(北の山じろう)はてな第2時事日記
http://d.hatena.ne.jp/hajimetenoblog/



フランスねこのNews Watching
2011年4月29日 (金)
ネステレンコ、ネステレンコ、ヤブロコフ著『チェルノブイリによる食品と人々への放射能汚染』
http://franceneko.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-36c1.html



放射能に汚染された食品を食べると、何が起きるのか。子どもと大人では、汚染された食品の影響はどんな風に違ってくるのか。

チェルノブイリ原発事故の後、重度の汚染に苦しむ周辺地域で長く調査を行ったネステレンコ博士他のデータを参照してみた。

チェルノブイリ原発事故から14年が経った2000年になっても、周辺のウクライナ国ロフノ県とズィトミール県では、90%以上の野いちごとキノコで許容量を超えるセシウム137が見つかっていた。

以下は、1993年にベラルーシ国ブレスト県、ゴメル県、モジレフ県で行われたセシウム137による汚染調査による結果の一部である(安全基準は当時政府が設定していたもの)。

キノコ    安全基準370ベクレル/キロを超えたキノコの割合: 80.5%

(参考: 福島県飯館村のシイタケ 7200ベクレル/キロ  4月21日調べ)

(     埼玉県秩父市のシイタケ 34.8ベクレル/キロ  4月19日調べ)

http://atmc.jp/food/?q=407cf&d=7&s=i131&a=

クランベリー  安全基準185ベクレル/キロ を超えたクランベリーの割合: 62.7%

狩猟動物の肉  安全基準600ベクレル/キロ を超えた肉の割合: 58.4%

牛乳      安全基準111ベクレル/キロ を超えた牛乳の割合: 14.9%

水       安全基準185ベクレル/キロ を超えた水の割合: 8.8%

大人に比べて体重が軽く、新陳代謝が激しい子どもは、大人と同じ量の汚染食品をを摂取した場合でも、大人の3〜5倍以上の放射線にさらされる。

放射能に汚染されたベラルーシのゴメル県では、事故から10年・20年後の1995年から2007年にかけての時期になっても、70〜90%の子どもの体内に1キロ当たり15〜20ベクレルを超えるセシウム137が蓄積されているのが見つかっていた。

これは、年0.1ミリシーベルトの内部被曝をひきおこす放射線量である。

多くの村では、子どもの体内1キロ当たり200〜400ベクレルセシウム137が検出され、最大では1キロ当たり7,300ベクレルにも相当するセシウム137を蓄積していた子どもも見つかっている。1キロ当たり2000ベクレルセシウム137を蓄積すると、年最大100ミリシーベルトの被曝を受けることになる。

同じく、多くの村では最大で33%までの子どもが、年1ミリシーベルトの公式最大許容量を超える放射線を浴びていた(当時の政府が設定した基準。福島では現在、子どもに対し20ミリシーベルトが公式許容量として設定されている。年20ミリシーベルトとは、米国・ドイツの原発作業員における放射線被曝量の上限に相当する)。

1991年から2005年にかけて、ベラルーシウクライナ、ロシアの汚染地域では、人々の体に蓄積されたセシウム137とストロンチウム90の量は減るどころかむしろ増加の一途をたどった。現状での放射性落下物の90%以上が半減期30年のセシウム137であることを考慮すると、今後30年の間、汚染地域では放射能汚染による危険な状況が続くと考えられる。

出典:ネステレンコ、ネステレンコ、ヤブロコフ「チェルノブイリによる食品と人々への放射能汚染」/『チェルノブイリ―大惨事が環境と人々にもたらしたもの』第12章

http://www.infoark.org/InfoArk/Energy/Nuclear/Chernobyl,%20Consequences%20of%20the%20Catastrophe%20for%20People%20and%20the%20Environment%20-%20Yablokov_2009.pdf#page=310 

カール・グロスマンのテレビ番組「環境クローズ・アップ」による同書特集(日本語の字幕付き)

http://www.universalsubtitles.org/en/videos/zzyKyq4iiV3r/ 



北の山じろう「はてなダイアリー」目次

「放射能汚染に負けない食品の選び方、調理法、解毒法 〜ベラルーシに学ぶ〜」放射能防護研究所ベルラード/辰巳雅子訳(フランスねこのNews Watching)

★政治関係の記事は、下記ブログでどうぞ。
(北の山じろう)はてな第2時事日記
http://d.hatena.ne.jp/hajimetenoblog/



※どのページにも管理人の飼い猫と思われる写真が載っていて、かわいいですよ。URLからも、ご覧になってください。他にも役に立つ記事が(特にフランス関係)沢山掲載されています。

フランスねこのNews Watching
「放射能汚染に負けない食品の選び方、調理法、解毒法 〜ベラルーシに学ぶ〜」放射能防護研究所ベルラード/辰巳雅子訳
2011年5月 8日 (日)
http://franceneko.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-40df.html




先日のIRSNのデータによれば、今後しばらくは食品の放射能汚染が続きそうです。また、現時点での放射能被曝の経路は、食品によるものが主になっています。

汚染された食品からの被曝を防ぐには、どうすれば良いのでしょうか?

以前、ご紹介したチェルノブイリによる食品と人々への放射能汚染』の著者でもあるA.V. ヤブロコフ教授とA.V. ネステレンコ教授(現所長)が調査や教育活動を行っているベラルーシの独立研究機関、「放射能防護研究所 ベルラード」が、チェルノブイリ周辺の汚染地域に住む人々を対象にベラルーシ語で発行した『自分と子どもを放射能から守るには』という本があります。また、同様の内容のパンフレットも作製されています。

ネステレンコ、ネステレンコ、ヤブロコフ著『チェルノブイリによる食品と人々への放射能汚染』
http://franceneko.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-36c1.html 

ベルラード研究所『自分と子どもを放射能から守るには』

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/747fb9ddd77ef80ac7e86d1f829a7c0a 

下記の3点について、ベラルーシの大人と子どもたちのための活動を長く続けている「チロ基金」の現地責任者、辰巳雅子さんが重要な箇所を日本語に訳してくださっていますのでご紹介します。

1.汚染されにくい野菜、果物、穀物を選ぶ

2.放射線量を減らすための調理法

3.体から放射性物質を排出するための食品、ペクチン

4.カルシウムで放射性物質「ストロンチウム」に負けない体を作る

とりあえずは

l 「ストレスを溜めずさりげなく」で長く続ける。

l 汚染を避ける・減らす、で蓄積する放射能汚染を少しでも「節約」する。

の2点に気をつけて気長に構えましょう。(以下、要約です)

0.健康な食生活が基本

健康的な食生活を送ることで、放射性物質が体内に吸収されるのを防ぐことができます。汚染されていない野菜類(トマトなどの赤い野菜がお勧め)や放射性物質ストロンチウムの吸収を防ぐためのカルシウムなど、バランスよく食べましょう。

なおベルラード研究所は食品の種類に関係なく、1キロ当たり37ベクレル以上の放射線量を含む食品は子どもに与えないことを勧めています。

1.汚染されにくい野菜、果物、穀物、乳製品を選ぶ

食品にも、放射性物質を取り込みやすいものと取り込みにくいものがあります。

放射性物質を取り込みにくい食品は、下記の通り(取り込みにくいものから順に記載)。

<野菜>
キャベツ、キュウリ、ズッキーニ、トマト、玉ねぎ、パプリカ、ニンニク、ジャガイモ、食用テーブルビート、ニンジン、大根、グリーンピース、大豆、長豆(英語のBean)、スイバ(ホウレン草に似たベラルーシの野菜!)

<果物>

l 放射能を「取り込みにくい」果物

リンゴ、ナシ、アンズ、いちご、サクランボ、ラズベリー、白スグリ。あまり食用にはしませんが、ナナカマドの実も。

l 放射能を「取り込みやすい」果実

赤スグリ、黒スグリ、グースベリー、ブルーベリー、クランベリー、クロマメノキ、コケモモ

<穀物、その他>
麦の実、秋蒔きのライ麦の実、麦の茎、ジャガイモ、燕麦の実、秋蒔きのライ麦の茎、大豆の茎や葉、飼料用ビート、とうもろこしの茎や葉、燕麦の茎、丸い形の豆類の茎や葉、アブラナの茎や葉、クローバー、種実のつく多年草ルピナス、天然の干草用牧草地や牧場に生えている草類。

<乳製品>

水分に放射性物質が凝縮する傾向があるため、牛乳は汚染されやすくなります(同じ理由で、水分の多いキノコ類が汚染されやすくなっています)。牛乳より乳脂肪分が高い乳製品(生クリーム、バター、チーズなど)は水分が少ない分、放射線量が比較的少なめ。ただし、ヨーグルトの上澄み液は放射線量が高く危険。

ベラルーシの部屋」参照ページ

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/8293655302efdbc574fd32087588abca 

2.放射線量を減らすための調理法

〜洗う、皮をむく、塩水につける、熱を通す、煮汁を捨てる〜

簡単な調理法の工夫で放射線量を減らすことができます。

<野菜>

蒸したり煮る場合、皮を必ずむいておきます。それだけでセシウム137が20−50%減ります。

<きのこ>

ゴメリ州スベトラゴルスク区にあるチルコビチ村のベニタケ科きのこは1キロあたり280ベクレルの放射能が検出されています。これを水をかえながら20時間3%食塩水につけておいたところ、1キロあたり28ベクレルにまで減らすことができました。

<肉>

中ぐらいの大きさに切り分けます。塩水に酢を加えたものに10−12時間つけておきます。肉をゆでる場合は最初のゆでた水は8−10分沸騰させた後、捨ててください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/db6978ec66e45decd4c0dc87dfd335de 

3.体から放射性物質を排出するための食品、ペクチン

子どもは定期的に放射性物質を体外に排出する必要があります。そのためには普段からペクチン成分の多い食事を心がけつつ、年に1−2回は「ビタペクト」のような

ペクチン剤を摂取します。

「ビタペクト」はベルラード研究所が開発、生産している放射性物質排出のための高ペクチン剤です。ペクチンを多く含むリンゴの絞りカスにビタミンを加えて粉末にしたものです。日本では残念ながら入手できませんが、代わりにペクチンを多く含む食品(りんご、オレンジのマーマレードや卵白など)を取るようにしましょう。

「ビタペクト2」とは?http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html 

4.カルシウムで放射性物質「ストロンチウム」に負けない体を作る

先週IRSNによる公報(5)でもストロンチウムが検出されたことをお伝えしましたが、この物質は体内に一度入るとまず排出できません。カルシウムが不足しているとスカスカになった骨の間にストロンチウムが蓄積するので、カルシウムを取りましょう!とのこと。

牛乳が汚染されていても、汚染されにくい固形の乳製品(ヨーグルトの固形部分、バターなど)を取りましょう。それでも汚染が気になる方は、サプリを少しずつ。

<参考>
放射能防護研究所 ベルラード
http://www.belrad-institute.org/UK/doku.php?id=presentation 

チロ基金
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/index.html



北の山じろう「はてなダイアリー」目次

[PDF] (財)原子力環境整備センター 食品の調理・加工による 放射性核種の除去率 -

★政治関係の記事は、下記ブログでどうぞ。
(北の山じろう)はてな第2時事日記
http://d.hatena.ne.jp/hajimetenoblog/



※大体、どのブログもベースは、この資料と下記ブログに掲載した海外からの情報です。ですから、このあたりを理解しておくと、あれこれ資料を探さなくて済みます。逆に、見つかる資料は、この資料をベースにしていますので、「な〜んだ??」と言う事になります。私が、今日個別の記事として取り上げた資料を参考にすると、大体、現在の知られている知識が得られると思います。

(原子力環境整備センター からPDFがあります。具体的に載っています)
[PDF] (財)原子力環境整備センター
食品の調理・加工による 放射性核種の除去率 -
http://www.rwmc.or.jp/library/other/kankyo/
環境パラメーターシリーズ4 「食品の調理・加工による放射性核種の除去率」PDF 1/3 (5.74MB)
http://www.rwmc.or.jp/library/other/file/kankyo4_1.pdf
環境パラメーターシリーズ4 「食品の調理・加工による放射性核種の除去率」PDF 2/3 (1.79MB)
http://www.rwmc.or.jp/library/other/file/kankyo4_2.pdf
環境パラメーターシリーズ4 「食品の調理・加工による放射性核種の除去率」PDF 3/3 (5.98MB)
http://www.rwmc.or.jp/library/other/file/kankyo4_3.pdf



★ご参考〜調査会社
(調査会社)
ゲルマ検出器 放射能検査 | riken-ac.com
放射能・放射線測定・アスベスト・水道水・土壌・ダイオキシン等の各種分析 登録衛生検査所
http://riken-ac.com/



北の山じろう「はてなダイアリー」目次

   

 

 

放射性物質除去率(%)  
食品 加工前

調理・加工

加工後

ヨウ素 セシウム ストロンチウム その他 汚染の経路
籾米 →籾を取る→ 玄米 50-58 - 大気中のちり、かんがい水汚染
玄米 →精米→ 白米 57-80 60-90 - 大気中のちり
白米 →とぐ→ といだ白米 50-86 - 大気中のちり
→といで炊く→ めし 87 - 大気排出
小麦 小麦 →製粉→ 小麦粉 20-81 20-80 マンガン 75 大気中のちり、経根汚染(実験)
小麦 小麦 →製粉・パン焼き→ パン 51-80 - - 大気中のちり
小麦 小麦 →製粉・製麺・ゆで→ ゆでたパスタ 75 - - 大気中のちり
小麦 乾燥パスタ →ゆでる→ ゆでたパスタ 65-89 - - 大気中のちり
まぐろ魚肉 →水洗い→ 洗った魚肉 50 - - 体内汚染
魚肉切り身 →フライ 2.5分→ 魚のフライ 5 - 湖水汚染
ヒメジ類 →包み焼き→ 魚の包み焼き 0 - 工場廃液汚染
ヒメジ類 →オーブン焼き→ 焼いた魚 16-23 - 工場廃液汚染
かわます →ゆでる 魚1/水1→ ゆでた魚 48 - - 大気中のちり
かわます →ゆでる 魚1/水1/塩0.9%→ ゆでた魚 56 - - 大気中のちり
白身魚 →塩漬け→ 塩漬けの魚 37-44 - - 大気中のちり
白身魚 →塩漬け→水で塩抜き→ 塩抜きした魚 82-94 - - 大気中のちり
白身魚 →酢漬け 魚2-3/酢液1→ 酢漬けの魚 35-48 - - 大気中のちり
えび →水洗い→ 洗ったえび 10-30 - 大気中のちり
えび →3%食塩水洗い→ 洗ったえび 30-70 - 大気中のちり
→水洗い→ 洗った貝 10-30 - 大気中のちり
→1%食塩水洗い→ 洗った貝 20-36 - 大気中のちり
→3%食塩水洗い→ 洗った貝 - 30-75 - 大気中のちり
仔牛肉 →ロースト→ 仔牛肉のロースト 13-28 - - 大気中のちり
仔牛肉 →煮る→ 仔牛肉の煮物 43-53 - - 経口汚染(実験)
乳製品 牛乳 →クリーム分離→ クリーム 84-97 - 放射能 95 大気中のちり
乳製品 牛乳 →クリーム分離後→ スキムミルク 6-15 6-15 9 - 大気中のちり、実験
乳製品 牛乳 →クリーム分離後→発酵→ 脱脂ヨーグルト 66 - - 大気中のちり
乳製品 牛乳 →クリーム分離→脂肪分離→ バター 96-99 96-99 96-99 - 大気中のちり、経口汚染(実験)
乳製品 牛乳 →酸凝集→ カッテージチーズ 88-99 97 - 大気中のちり、経口汚染(実験)
乳製品 牛乳 →酵素凝集・熟成→ チーズ 47-83 77-96 31-92 - 大気中のちり、経口汚染(実験)
野菜 きゅうり →水洗い→ 洗ったきゅうり 50-60 - 大気中のちり
野菜 きゅうり →酢洗い・酢漬け→ 酢漬けきゅうり - 放射能 94 大気中のちり
野菜 トマト →水洗い→ 洗ったトマト 47-56 - - 表面汚染(実験)
野菜 トマト →水洗い→スライス→ トマトスライス 28 - 大気中のちり
野菜 トマト →1%食塩水洗い→ 洗ったトマト 20-60 - 大気中のちり
野菜 トマト →フライ→ トマトフライ 30 - 大気排出
野菜 トマト →ジュース→ トマトジュース 20 - 大気排出
野菜 ほうれん草 →水洗い→ 洗ったほうれん草 8-93 35-89 66-79 ルテニウム 9-58 大気中のちり、表面汚染(実験)経根汚染(実験)
野菜 ほうれん草 →ゆでてあく抜き→ ゆでたほうれん草 50-80 50-95 20-92 - 大気中のちり、大気排出、経根汚染(実験)
野菜 ほうれん草 →蒸してあく抜き→ 蒸したほうれん草 12-44 27-65 - 表面汚染、経根汚染(すべて実験)
野菜 ブロッコリー →ゆでてあく抜き→ ゆでたブロッコリー 90-95 70-92 - 表面汚染、経根汚染、空中灌水汚染(すべて実験)
野菜 ブロッコリー →蒸してあく抜き→ 蒸したブロッコリー 28-90 66-75 - 表面汚染、経根汚染(実験)
野菜 にんじん →丸ごと煮る にんじん1/水1→ ゆでたにんじん(皮つき) 18 - - 大気中のちり
野菜 にんじん →皮をむく→ むいたにんじん 55 - - 大気中のちり
野菜 にんじん →皮をむく→水洗い→ゆでる→ ゆでたにんじん 19 - 大気中のちり