「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

食材の放射性物質測定、市民の持ち込み低調/神奈川<神奈川新聞>

カナロコ(神奈川新聞)
トップ>http://www.kanaloco.jp/
食材の放射性物質測定、市民の持ち込み低調/神奈川
2012年11月11日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1211110009/
▼全文引用

 東京電力福島第1原発事故による食材の放射能汚染をめぐり、自治体で実施している市民の持ち込み食材の放射性物質濃度測定の利用が低調だ。自治体側は「国の基準が厳しくなり、市民の不安は落ち着いている」とするが、「1キロ分をミンチ状にする」「流通品のみ」といった条件が“足かせ”になっているとの見方も。そもそも、県内で市民の持ち込みを受け付けているのは7市のみ。独自に食品を測定する市民グループは「不安はまだ続いている。自治体やメーカーが厳しく測定し、情報公開を」と訴えている。
 
 測定をしているのは、相模原、鎌倉、藤沢、茅ケ崎、厚木、伊勢原、綾瀬の7市。独自に検査機器を購入したほか、消費者庁からの無償貸与で実施している。平塚、小田原両市は今後取り組む。
 
 最も早くから取り組んでいるのは藤沢市チェルノブイリ原発事故後の1989年から実施し、昨年3月の東日本大震災以降は測定日を週3日から5日に増やした。検査は1日2検体しかできず、「福島原発事故直後は2カ月待ちで、現在でも1カ月待ち」と市市民相談情報センター。
 
 相模原市はことし6月から実施。市民の利用は9月までに132件で、大半が自家栽培の農産物という。市衛生試験所は「これから収穫期を迎える。市民の安心感につながるので、当面続ける」と話す。
 
 一方で、市民の利用が予想を下回る自治体も。3月から実施している茅ケ崎市では、スタート当初は市民の利用が月51件あったが、現在は市が購入した給食食材の同産地品が7割を占める。消費者庁の補助金を活用して機器を購入しているため、対象が「流通品」に限られる上、検体用に食材1キロを用意しなければならず、使い勝手の悪さも理由とみられる。
 
 流通品を対象に9月から始めた伊勢原市でも、10月までの検査82件のうち市民持ち込みは5件のみ。他の検査は市立の保育園、小学校の給食用食材という。
 
 綾瀬市は自家栽培品も対象にしているが、8月から10月までに31件。7割が流通品で、市市民協働課は「思ったほど利用がない」と話す。
 
 実施していない自治体は「住民の要望がない」(三浦市など)、「流通品は安全」(大和市など)と説明。「正確な数値が出ず、不安を増長させる」(横須賀市)との意見も。実施市も「市民の不安は落ち着いてきた」と受け止める。
 
 これに対し、市民有志で独自に食品検査を行っている「横浜市民測定所」(横浜市、相模原市)は「不安は今も続いている」と強調する。ただ、持ち込み検査をするには「食材費が1回分で数千円にもなり、主婦感覚ではためらってしまう」と指摘。「自治体やメーカーが厳しく検査し、基準値以下でも公開してほしい」と要望している。



☆関連ブログ関東時事日記
政治・経済・社会・国際問題など時事全般については、こちらのブログに掲載しています。
☆ホームページのご案内関東・寄せ集め民報(ニュース・記事)
福島第1原発事故と原発問題、チェルノブイリ原発事故関係情報案内所
福島原発事故と放射能環境汚染・食品汚染・健康被害、チェルノブイリ関連情報案内所

ふるさとのエネルギー:福島市・土湯温泉町復興再生協 地熱発電で地域再生 /秋田<毎日新聞>

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
ふるさとのエネルギー:福島市土湯温泉町復興再生協 地熱発電で地域再生 /秋田
毎日新聞 2012年11月13日 地方版
http://mainichi.jp/feature/news/20121113ddlk05040144000c.html
▼全文引用

東日本大震災東京電力福島第1原発事故後、観光客の減少に苦しむ福島市土湯温泉町で、温泉の熱や河川の流れで発電する自然エネルギーを活用した新たな街づくり計画が進んでいる。町は「土湯温泉町復興再生協議会」をつくり、14年度の発電開始を目指しており、加藤勝一会長(64)は「将来的には温泉熱で得たエネルギーを地産地消し、地域再生のモデルにしたい」と意気込む。【神保圭作】

 −−協議会設立のきっかけは?

 温泉旅館16軒のうち5軒が昨年3月の震災で損壊するなどして廃業し、1軒が長期休業に追い込まれました。それに拍車をかけるような原発事故の風評被害で、観光客は激減しました。新しい街づくりのビジョンを考えようと昨年10月、協議会を結成しました。協議会で企画立案や行政との連携を担い、事業の主体は今年10月に設立した「株式会社・元気アップつちゆ」が担います。

 −−どのような取り組みですか?

 取り組みの中心は、源泉の約130度の蒸気を発電に利用した「温泉バイナリー地熱発電」です。現在使っている源泉井戸の湯量は毎分1300リットルありますが、町全体の総利用量は同900リットルです。14年度の早い時期に、1300リットルの湯量を使って250キロワットの発電開始を目指します。ほかに、町の周辺を流れる四つの河川に小水力発電装置を設置する計画もあり、14年度内に140キロワットの発電を目指しています。さらに、太陽光発電、風力発電の設備も町内に設置したいと考えています。廃業した旅館を地域交流施設に改修し、子供たちが自然エネルギー発電の仕組みを学べる施設を作り、多くの子供たちに社会科見学に来てもらう。見学者が温泉街に泊まってくれれば、町も活気づきます。将来は自然エネルギーの技術者を養成する事業所も作れるのではないかと考えています。将来的には町の電力需要量の1000キロワット級に広げて、エネルギーの地産地消を実現したいです。

 −−温泉街は震災でどう変わりましたか。

 震災前から温泉街の衰退は顕著でした。土湯温泉町ではピーク時に約20軒あった温泉旅館が、震災前に16軒にまで減り、今は11軒になってしまいました。「何とかなるだろう」と考えていましたが、震災で「何とかならない」ということに気がつきました。町の人口は400人強で、昨年10月時点で高齢化率は約45%です。人口減と廃業した旅館の跡地をどうするかは、この町だけでなく全国の温泉地でも共通の課題です。この取り組みを、温泉資源を核にした地域再生モデルにしたいと考えています。

==============
 ◇「バイナリー」で建設費用を抑制

 80〜150度と高温の温泉水の熱を沸点の低いアンモニアなどに熱交換し、発生した蒸気でタービンを回すしくみが「温泉バイナリー地熱発電」。発電用の温泉井戸を新たに掘る必要がないため、地熱発電所建設の費用が安く抑えられる。また、湯量や泉質への影響は心配ないとされる。熱水とアンモニア化合物の2種類の媒体を利用するため、「二つの」を意味するバイナリー(binary)発電と呼ばれる。

放射線遮蔽の座席シート開発 三菱重工、除染作業向けに<朝日新聞>

朝日新聞
ホーム>http://www.asahi.com/放射線遮蔽の座席シート開発 三菱重工、除染作業向けに
2012年11月14日5時44分
http://www.asahi.com/business/update/1113/TKY201211130939.html▼全文引用

図URL
http://www.asahi.com/business/gallery_e/view_photo.html?business-pg/1113/TKY201211130957.jpg
三菱重工業は、放射線量が高い場所で、重機を操縦する人の被曝(ひばく)量を抑える座席シートを開発した。放射線を遮蔽(しゃへい)する効果のある「鎧(よろい)」が特徴で、既存の重機のシート部分と取り換えて使う。12月中旬に発売する予定。

 「鎧」はタングステン製で、被曝量を半減できるという。油圧ショベルやクレーン車などに組み付ける。観音開きになっていて、前部で開閉する。総重量は約130キロで、価格は数百万円。

 放射線を防ぐ技術に詳しい三菱重工が、福島県内の除染工事を手がける大林組の協力を得て開発。除染や放射性廃棄物の運搬などを手がけるゼネコンや電力会社などに採用を働きかける。

 三菱重工は昨年5月、操縦席の周りを厚い鉄板で覆って放射線を防ぐ特殊なフォークリフトを納入した実績がある。



☆関連ブログ関東時事日記
政治・経済・社会・国際問題など時事全般については、こちらのブログに掲載しています。
☆ホームページのご案内関東・寄せ集め民報(ニュース・記事)福島第1原発事故と原発問題、チェルノブイリ原発事故関係情報案内所福島原発事故と放射能環境汚染・食品汚染・健康被害、チェルノブイリ関連情報案内所

汚染牧草の搬入始まる 国の基準以下、一時保管 宮城・加美<河北新報>

河北新報
トップ >http://www.kahoku.co.jp/
汚染牧草の搬入始まる 国の基準以下、一時保管 宮城・加美
2012年11月11日日曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121111t11023.htm
▼全文引用

 福島第1原発事故による放射能で汚染された牧草を農家に代わって一時保管することを決めた宮城県加美町は10日、西部にある町有の旧宮崎田代放牧場で、汚染牧草の搬入受け付けを開始した。
 町が管理するのは、放射性物質濃度が国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル以下)で、一般廃棄物として埋立処分も可能な牧草。利用自粛で保管場所に苦労する農家の要望に応えた。
 放牧場には酪農や畜産などを営む農家が、ビニールで梱包(こんぽう)された牧草ロールをトラックで次々を運び込むと、重機でビニールシートの上に2段に積み上げられていった。午後3時に受け付けを終え、1個100〜200キログラムの牧草ロールが約340個集まった。
 約200個のロールがあるという酪農家の男性(42)は「もう置き場がなく、困っていた。本当に助かる」と話した。
 今回の搬入受け入れは11月末までの予定。来春の雪解けを待って再開する。国の最終処分場への搬出や処理施設での焼却など、処分法が決まるまで保管する。
 町によると、町内には2011年産と12年産の牧草が、計約5900トン保管されている。放射性物質濃度は平均800ベクレル程度と、国の基準を大きく下回っているという。

インドとロシア:原発計画巡り関係悪化 賠償責任で対立<毎日新聞>

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
インドとロシア:原発計画巡り関係悪化 賠償責任で対立
毎日新聞 2012年11月14日 11時10分(最終更新 11月14日 12時40分)
http://mainichi.jp/select/news/20121114k0000e030201000c.html
▼全文引用

 【ニューデリー杉尾直哉】ロシアがインド南部タミルナド州で建設を計画するクダンクラム原発3、4号機(各1170メガワット)を巡り、インドとロシアの関係が悪化している。インド政府が、原発事故が起きた場合、賠償責任を設置企業側に負わせる国内法の適用をロシアに求めたのに対し、ロシア側が「約束が違う」(ロゴージン露副首相)と猛反発しているためだ。

 原発建設は08年に両国政府が合意した。その2年後の10年にインドで成立した原発事故賠償責任に関す る国内法について、インドのシン政権は今年になってロシア側に、事故の際には賠償責任の適用対象になるとした。昨年3月の福島第1原発事故以降、インドで も反原発感情が高まり、政権側も無視できないためだ。

 原発の建設費用は、ロシア側が8割を融資で肩代わりし、稼働開始後に融資返済が始まることになってい た。しかし、あるロシア外交筋は「インド側が妥協しないのなら、優遇した融資条件も変えざるを得ない」と強硬姿勢もちらつかせている。ロシアのプーチン大 統領は12月にインドを公式訪問する予定だが、それまでの問題解決は難しい情勢だ。

 インドの国内法に関して、インドと原子力協定を結んでいる米国やフランスも反発しており、インドへの原発輸出の障害となっている。

 だが、ニューデリーのシンクタンク「TERI」のアトゥル・クマール研究員は「20年後に電力需要が現 在の12倍となるインドは、世界の原発企業にとって最も有望な市場だ。企業存続を望むなら妥協するのは外国企業の側だ」と語り、強気なインド側の姿勢を説 明した。日本もインドとの原子力協定を結ぼうとしているが、「核実験を再度行えば協定を無効とする」との条件付けにインド側が反発し、交渉は進んでいな い。



☆関連ブログ関東時事日記
政治・経済・社会・国際問題など時事全般については、こちらのブログに掲載しています。
☆ホームページのご案内関東・寄せ集め民報(ニュース・記事)
福島第1原発事故と原発問題、チェルノブイリ原発事故関係情報案内所
福島原発事故と放射能環境汚染・食品汚染・健康被害、チェルノブイリ関連情報案内所

講演会:原発に潜む活断層の危険 渡辺満久・東洋大教授、敦賀で24日 /福井<毎日新聞>

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
講演会:原発に潜む活断層の危険 渡辺満久・東洋大教授、敦賀で24日 /福井
毎日新聞 2012年11月14日 地方版
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20121114ddlk18040459000c.html
▼全文引用

 大飯原発や敦賀原発など原発敷地内の活断層の危険性を指摘している渡辺満久・東洋大教授の講演会が24日、敦賀市東洋町の市総合福祉センター「あいあいプラザ」で開かれる。「若狭湾の原子力発電所と活断層」と題して、県内の原発に潜む活断層の危険性を説明する。

 原発問題に取り組む「原発住民運動福井・嶺南センター」を中心とした実行委が主催。渡辺教授は、福島第 1原発事故前から、全国の複数の原発敷地内に活断層がある可能性を指摘してきた。大飯原発で今月実施された現地調査では、原子力規制委員会の調査団の一人 として現地に入り、敷地内に活断層があると指摘している。

 講演会では、敦賀原発や高速増殖原型炉もんじゅの活断層や、大飯原発での現地調査の様子などを話す予定という。

 午後2〜4時。参加費500円。会場は200席。問い合わせは同センター代表の坪田嘉奈弥さん(0770・22・3760)。【柳楽未来】

やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識 [著]田崎晴明<朝日新聞>

朝日新聞
ホーム>http://www.asahi.com/
書評
やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識 [著]田崎晴明
[評者]山形浩生(評論家)
  [掲載]2012年11月11日   [ジャンル]科学・生物 
http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2012111200004.html
▼全文引用

■生産的な議論へ、誠実正確な解説

 昨年の東電福島原発事故による放射線の影響で、このぼくを含め日 本住民のほぼ全員が、恐怖と不安の中で、この一年半を送ってきた。目に見えず、なじみもない放射線を不安がるのは当然だ。だがお手軽な対応を求めて怪しげ な情報に踊らされ、ためにする極論を真に受けて無用に不安をつのらせる例もいまだに多い。
 困ったことに、少量の放射線による影響については、まだわからないことも多い。でも、はっきりわかっていることもある。そしてそれを知ることで、極論がどうして極論なのかも理解できる。
 本書は、ある科学者がそのわかっている/いないことを調べて、ていねいに説明した本だ。
 一読してわかるのは、本書の誠実さだ。読者をバカにしない。不正確な例え話でごまかさず、科学的に高度な内容が必要なら、端折らず説明する。科学者とはいえ、放射線の専門家ではない著者は、国際放射線防護委員会などの報告や提言を活用する。でもうのみにはしない。
  その機関が各種結論や提言を出した論拠や考え方もきちんと説明する。原発事故に伴う政府不信や科学不信から、こうした既存機関すべてを否定する論者さえい る。だが否定するにしても、その主張をまず理解しなければ。本書は、そうした否定派ですら議論のベースにできるものだ。
 本書は「安全です!」とも「危険です!」とも言わない。本書の記述を受けてどう行動するかは人々の裁量次第で、どういう裁量があり得るかについてまで親切に議論されている。でも、どんな行動についても、本書は自信と安心を与えてくれるだろう。
  なお、本書で触れられていないのが放射線の測定。安物測定器を買ってボタンを押し、出た数字に一喜一憂する例も多く見かける。これについては丸子かおり 『放射線測定のウソ』(マイナビ新書)で勉強を。また放射能への長期的な対応も、現場レベルでは獅子奮迅の努力が行われているが、情けないことに国として はいまだにまともな体制やガイダンスが整ったとは言いがたい。『スウェーデンは放射能汚染からどう社会を守っているのか』(合同出版)は、チェルノブイリ 後の社会レベルの対策と個人の対応について同国政府がまとめたもので優秀。
 まだまだぼくたちは、いや応なく放射線とつきあわざるを得ない。今 後、社会的な対策を整備する中でも、本書の水準が共通の前提となれば議論は本当に生産的となるはず。本書はネット上で書かれ、いまも全文ネットで公開され ているので、買わない人でもぜひご一読を。これがいま必要とされる放射線のリテラシーだ。
    ◇
 朝日出版社・1050円/たざき・はるあき 理論物理学者、学習院大教授。米プリンストン大学講師などを経て現職。「量子多体系の数理物理学的研究」で第1回久保亮五記念賞(1997年)。著書に『熱力学』『統計力学1、2』、共訳書に『「知」の欺瞞』。

【やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識】
著者:田崎晴明/ 出版社:朝日出版社/ 価格:¥1,050/ 発売時期: 2012年09月



☆関連ブログ関東時事日記
政治・経済・社会・国際問題など時事全般については、こちらのブログに掲載しています。
☆ホームページのご案内関東・寄せ集め民報(ニュース・記事)
福島第1原発事故と原発問題、チェルノブイリ原発事故関係情報案内所
福島原発事故と放射能環境汚染・食品汚染・健康被害、チェルノブイリ関連情報案内所

拡散予測図 孫請け業者が計算<東京新聞 TOKYO WEB>

東京新聞 TOKYO WEB
トップ >http://www.tokyo-np.co.jp/
拡散予測図 孫請け業者が計算
2012年11月14日 07時04分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012111490070406.html
▼全文引用

 原子力規制委員会が先月公表した原発事故時の放射性物質の拡散予測図に相次いで誤りがあった問題で、規制委の前身、経済産業省の旧原子力安全・保 安院が、原子力安全基盤機構(JNES)に作業を丸投げし、JNESはさらに孫請けのコンサルタント会社に随意契約で、ほぼ丸投げしていた。原発周辺の気 象データは規制される側の電力会社頼み、予測も外部頼みでは、規制委の能力が疑われそうだ。

 規制委事務局の原子力規制庁によると、孫請けの会社は、日本原子力研究開発機構の出身者が設立したシー・エス・エー・ジャパン(東京都港区)。民間信用調査機関によると、売上高の半分をJNESに依存している。

 旧保安院から指示を受けたJNESは今年四月、「作業の緊急性がある」などとして、シー社と九百七十六万円で随意契約。シー社の社員がJNESのコンピューター室に出向き、予測作業を行っていたという。

 今回の予測では、放射性物質が拡散する方位がずれていたり、風向きが正反対になっていたりする誤りが続出。規制委は総点検をJNESに指示した。

 電力会社によって気象データを記録する様式が異なるのに、様式を整えずに予測したのがミスの大きな原因の一つ。シー社へ丸投げしたことで意思疎通がうまくいかなかった可能性もある。

 田中俊一規制委委員長は外部頼みの姿勢を問題視し、「自らデータを検証できるような仕組みが必要だ」と規制庁に指示。同庁は今後、電力会社の気象データに頼らず、気象庁のデータを使った拡散予測のソフトウエアを独自に開発していく方針という。

 ただ、規制庁にプログラムを開発する能力はなく、また外部頼みになる可能性が高い。

東京新聞

「拡散予測能力規制委にない」 丸投げ問題で委員長<東京新聞 TOKYO WEB>

東京新聞 TOKYO WEB
トップ >http://www.tokyo-np.co.jp/
「拡散予測能力規制委にない」 丸投げ問題で委員長
2012年11月15日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012111502000118.html
▼全文引用

 原子力規制委員会が公表した原発事故時の放射性物質の拡散予測を、孫請けのコンサルタント会社に丸投げしていた問題で、規制委の田中俊一委員長は十四日、「(規制委が独自に予測を行う能力は)正直言って、ない」と述べた。

 予測作業は、規制委の前身である経済産業省原子力安全・保安院が、独立行政法人原子力安全基盤機構(JNES)に丸投げ。さらにJNESはコンサルタント会社「シー・エス・エー・ジャパン」(東京都港区)に、ほぼ丸投げしていた。

 田中氏は、予測図で相次いでミスが見つかった問題と、丸投げの関係は調査中とした上で、「これから安全規制に必要な知識や人材はかなり高レベルのものが必要だが、残念ながら今(規制委には)それはない。だからこれまでのやり方を点検しながらやっていく」と述べた。

 シー社は日本原子力研究開発機構の出身者が設立し、売上高の半分をJNESからの受注に依存する。田中氏は契約の透明性を高める考えも示した。



☆関連ブログ関東時事日記
政治・経済・社会・国際問題など時事全般については、こちらのブログに掲載しています。
☆ホームページのご案内関東・寄せ集め民報(ニュース・記事)
福島第1原発事故と原発問題、チェルノブイリ原発事故関係情報案内所
福島原発事故と放射能環境汚染・食品汚染・健康被害、チェルノブイリ関連情報案内所

福島第1原発事故:双葉の41人、東電提訴へ<毎日新聞>

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
福島第1原発事故:双葉の41人、東電提訴へ
毎日新聞 2012年11月14日 22時24分
http://mainichi.jp/select/news/20121115k0000m040082000c.html
▼全文引用

 東京電力福島第1原発事故で 古里を追われ住居や仕事、健康、地域コミュニティーなど全てを奪われたとして、福島県双葉郡の原発30キロ圏内に暮らしていた20世帯41人が12月3 日、計約10億7500万円の賠償を東電に求め福島地裁いわき支部に集団提訴する。避難先の同県いわき市原告団を結成し14日、弁護団が明らかにした。

 ◇「古里を追われ全人格被害」

 弁護団によると「古里を追われ全人格被害を受けた慰謝料」として1人2000万円を求める。こうした理由で集団で賠償請求するのは初めて。金額は、同じく古里とのつながりを絶たれたハンセン病強制隔離訴訟の判決などを参考にした。

 この他に、精神的賠償1人月額50万円▽土地・建物の不動産1世帯約1600万円−−などを基準に請求額を算定。農地を失ったことや休業に伴う逸失利益、避難生活費なども追加で請求する。

 41人全員が着の身着のまま離れた住宅や農地が荒れ、放射性物質に汚染された古里に戻ることを断念。東電に計4回賠償請求したが、同社の賠償基準並みの低額支払いにとどまっているという。

 原告団事務局長で、楢葉町からいわき市の借り上げ住宅に避難し家族4人がばらばらに暮らす元会社員、金 井直子さん(48)は「東電の『賠償金を払ってやる』という高慢な姿勢を改めさせ、同じ苦しみを味わう人を作らないためにも裁判しかなかった」と話した。 問い合わせ先は広田次男法律事務所(080・2821・1801)。【中尾卓英】



☆関連ブログ関東時事日記
政治・経済・社会・国際問題など時事全般については、こちらのブログに掲載しています。
☆ホームページのご案内関東・寄せ集め民報(ニュース・記事)
福島第1原発事故と原発問題、チェルノブイリ原発事故関係情報案内所
福島原発事故と放射能環境汚染・食品汚染・健康被害、チェルノブイリ関連情報案内所

秋の味覚の王者も放射能汚染!マツタケから放射性セシウム2万5550ベクレル検出!<ベスト&ワースト>

ベスト&ワースト
トップ>http://www.best-worst.net/
秋の味覚の王者も放射能汚染!マツタケから放射性セシウム2万5550ベクレル検出!
2012年11月9日 11:00
http://www.best-worst.net/news_al1T36W5hC.html?right
▼全文引用

■マツタケ放射能汚染最高記録か!
2012年11月7日、福島県南相馬市は「自家消費の食品等放射能簡易分析結果10月分」を発表した。
図URL
http://www.best-worst.net/files/180/1f25ec459faf696c5ad66869f90bd5b4.jpg

同調査で自家消費分として持ち込まれたマツタケから1キログラム当たり2万5550ベクレルの放射性セシウムが検出されたことが明らかとなった。

野生キノコではこれまでの計測中3位となる放射能汚染レベルである。

1位:栃木県日光市  チチタケ(同3万1,000ベクレル
2位:福島県棚倉町  チチタケ(同2万8,000ベクレル
3位:福島県南相馬市 マツタケ(同2万5,500ベクレル
(参考:厚生労働省


■1万ベクレル超え食品続出
この他にもマツタケでは同1万3,540ベクレル、イノシシ肉では同1万980ベクレル、ウラベニホテイシメジが同1万310ベクレルの放射性セシウムを検出した。

1万ベクレルを超えた食品が5点となった。イノシシの1万980ベクレルは野生鳥獣では最高記録ではないかと思われる。

キノコを良く食べるイノシシが生物濃縮を起こしていることは明白であろう。

持ち込まれた食品は674件であり、その内の253件が基準値である1キログラム当たり100ベクレルを超過していた。

※外部リンク
南相馬市
http://www.city.minamisoma.lg.jp/index.jsp
厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/


☆関連ブログ関東時事日記
政治・経済・社会・国際問題など時事全般については、こちらのブログに掲載しています。
☆ホームページのご案内関東・寄せ集め民報(ニュース・記事)
福島第1原発事故と原発問題、チェルノブイリ原発事故関係情報案内所
福島原発事故と放射能環境汚染・食品汚染・健康被害、チェルノブイリ関連情報案内所

【都知事選】 宇都宮けんじ氏 貧者の味方「脱原発」掲げ<田中龍作ジャーナル>

★全文転載

田中龍作ジャーナル
ホーム>http://tanakaryusaku.jp/
【都知事選】 宇都宮けんじ氏 貧者の味方「脱原発」掲げ
2012年11月14日 21:06
http://tanakaryusaku.jp/2012/11/0005570


宇都宮けんじ立候補予定者。とつとつとした語り口で都知事選への意欲を述べた。=14日夜、中野ゼロホール。写真:田中撮影=
http://tanakaryusaku.jp/wp-content/uploads/d462b868b88091a211f8a34580f7c3cf.jpg

 自・公でも民主でもない庶民派候補が登場した。脱原発と反貧困を掲げて東京都知事選挙(11月29日告示、12月16日投票)に立候補する宇都宮けんじ・前日弁連会長(65歳)のキックオフ集会が今夜、中野区で開かれた。

 宇都宮立候補予定者は1946年12月、愛媛県の半農半漁の村に生まれる。父親が傷痍軍人で生活は苦しかった。「小さい頃は米の飯を食ったことがなかった」と述懐する。

 反貧困ネットワーク代表の宇都宮氏は、リーマンショックで派遣切りが吹き荒れた08年末、日比谷公園にできた年越し派遣村の名誉村長を務めた。多重債務者の立場から強欲サラ金業者と戦ったことでも有名だ。貧困を憎む原点は少年期の窮乏体験にあるようだ。

 夕方7時から始まったキックオフ集会会場の中野ゼロホール(定員1300人)は満員となり、立ち見も出た。入りきれない人はロビーのモニター画面で見守った。

「メディア勝手連」。ユースト中継班がこれから宇都宮陣営の選挙戦のもようを伝えてゆく。=写真:田中撮影=
http://tanakaryusaku.jp/wp-content/uploads/773e2d1697252a4cccc28031e8b39d22.jpg

 司会者に促されて宇都宮氏は照れ臭そうにステージに立った。

 「脱原発の東京を作ることは、脱原発の日本を、脱原発の世界を作ること。
原発のない東京・日本は、環境にやさしい東京・日本となる…(中略)…石原都政は大規模開発をしたが、貧困と格差を拡大した都政だった…(中略)…
平和な日本を作っていきましょう」――宇都宮氏は石原都政からの脱却を鮮明に打ち出した。

 自・公や民主の候補は新聞・テレビが賑々しく取り上げるだろうが、宇都宮陣営は市民メディアのSNSを駆使する。労組、業界、宗教団体ではなく市井の人々による勝手連が運動を展開しそうだ。

 「メディア勝手連」で映像を担当する土屋トカチさんは「原発事故の時も真実を伝えたのはインターネットだった。今度の都知事選もそうなる」と意気込む。

 原発と貧困。日本の庶民にとって逃れたくても逃れることができない最大のテーマに正面から取り組む宇都宮立候補予定者の戦いから目が離せない。

 《文・田中龍作》

生活・街宣 有権者「民主党に裏切られた」「マスコミに騙された」<田中龍作ジャーナル

★全文転載

田中龍作ジャーナル
ホーム>http://tanakaryusaku.jp/
生活・街宣 有権者「民主党に裏切られた」「マスコミに騙された」
2012年11月15日 21:0
http://tanakaryusaku.jp/2012/11/0005585

森ゆうこ議員(左)は、ドイツの脱原発事情などを有権者に報告した。=15日夕、有楽町。写真:田中撮影=
http://tanakaryusaku.jp/wp-content/uploads/eacaf7ee931ddd74b18dd874b35c5b1e.jpg


 衆院解散を明日(16日)に控え「国民の生活が第一」が今夕、有楽町で街頭演説した。

 夜の帳が降りきったイトシア前。街宣車に乗った森ゆうこ参院幹事長(左)らが「脱原発」「消費税増税反対」など党の基本政策を訴えた。

 冬の到来を告げる木枯らしが吹きつけるなか、勤め帰りのサラリーマンなどが足を止めて演説に耳を傾けた。街宣があることをネットで知り、埼玉から駆けつけた主婦の姿もあった。

 「3年前の選挙で民主党に入れたが、『3・11』以来マスコミに騙されていたことに気付いた。目からウロコが落ちるようだった」(都内主婦・40代)

 「小沢さんをめぐる一連のマスコミ報道をかつては信じていた。だが、捏造だったことに気づき、それ以来小沢支持になった」(自営業者=都内男性・50代)

 「もともとは民主党支持だったが、(消費税で)嘘をつかれた。許せない。脱原発、『脱米倉』ができるのは『国民の生活が第一』だけ」(埼玉主婦・30代)

 筆者は決して誘導尋問しているわけではない。演説に耳を傾ける有権者たちは異口同音に「民主党に裏切られた」「マスコミに騙されていた」と答えた。

 年内に総選挙が行われるため、「国民の生活が第一」は政党交付金を受け取れないまま選挙に臨まなければならない。候補者もまだ揃っていない。そこを野田政権と財務省に見透かされた格好だ。それでも街頭に集う有権者の反応を見る限り、相当に票が出そうだ。
アイフォンでユースト中継する支持者。マスコミが報道しない分、SNSが活躍する。=写真:田中撮影=
http://tanakaryusaku.jp/wp-content/uploads/5f81933af99982c829050ffd1992adb6.jpg


 
《文・田中龍作》
 ◇
マスコミが意図的に小さく扱う「国民の生活が第一」を拙サイトでは等身大のサイズで伝えてゆきます。
国民の生活が第一, 小沢, 有楽町, 森ゆうこ, 街宣, 街頭演説.


※ご案内(寄付をお願いするものでは、ありません)
田中龍作の取材活動支援基金

説明文省略

■郵便局から振込みの場合

口座: ゆうちょ銀行
記号/10180 番号/62056751
■郵便振替口座

口座記号番号/00170‐0‐306911
■銀行から振込みの場合

口座/ゆうちょ銀行
店名/ゼロイチハチ・0一八(「ゆうちょ銀行」→「支店名」を読み出して『セ』を打って下さい)
店番/018 預金種目/普通預金 口座番号/6205675 口座名/『田中龍作の取材活動支援基金』
連絡先

tanakaryusaku@gmail.com
twitter.com/tanakaryusaku