「北の山・じろう」時事問題などの日記

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浜岡5号機、「再稼働禁止を」=777人が仮処分申請−静岡地裁

時事通信
ホーム>http://www.jiji.com/
浜岡5号機、「再稼働禁止を」=777人が仮処分申請−静岡地裁
(2012/12/11-18:26)
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012121100757
▼全文引用

 中部電力浜岡原発5号機(静岡県御前崎市)は危険性が高いとして、弁護士や公募で集まった県内外の市民ら777人が11日、中部電を相手に再稼働の禁止を求める仮処分を静岡地裁に申請した。
 浜岡原発に対しては、複数の住民グループが廃炉を求めて提訴し、静岡地裁や同地裁浜松支部、東京高裁で係争中。弁護士らは今回、仮処分申請が行われていなかった5号機を選んで申し立てた。
 弁護団は5号機について「原子炉内で水蒸気爆発を引き起こす危険性が高い」と主張。中部電が建設中の高さ18メートルの防波壁についても「津波に何の役にも立たない」と訴えている。
 中部電は浜岡原発1〜5号機のうち、1・2号機について2008年に廃炉を決定。3〜5号機は東日本大震災の後、政府の要請で運転を停止している。
 中部電力の話 仮処分の申し立ては誠に残念。安全性について裁判所の理解を得られるよう努めたい。(2012/12/11-18:26)
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衆院選 震災後を選ぶ<3> 悲惨事故 「脱原発」願う

東京新聞 TOKYO WEB
トップ >http://www.tokyo-np.co.jp/
衆院選 震災後を選ぶ<3> 悲惨事故 「脱原発」願う
2012年12月11日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20121211/CK2012121102000122.html
▼全文引用

 脱原発を含む自然エネルギー推進、地域エネルギー創出を掲げるユニークな喫茶店「みかんや」は、平塚市代官町の住宅街の一角にある。

 運営するのはNPO法人「ひらつかエネルギーカフェ」。昨年の福島第一原発事故で被災した福島県飯舘村の女性たちが作る農産物加工品を購入、月一度の割合で販売するなどの支援活動を続けている。

 新たな試みとして十二日からは、国から貸与された放射性物質の濃度を測る測定器を用い、市民が持ち込む食品の簡易検査に取り組む。

 代表の大嶋朝香さん(60)は「ひとたび原発事故が起これば、周辺住民は住まいを追われ、仕事を失い、家族離散もしかねない。昨年の事故で、その悲惨さを見せつけられたはずなのに、まだ推進しようとする勢力がいる」と憤る。

 ひらつかエネルギーカフェは二〇〇七年七月に発足。翌月、築四十年の民家の離れを、さまざまな省エネプランに基づいてリフォームした活動拠点「みかんや」を開業した。

 会員は約三十人で、学者や環境問題に関心のある市民らで構成。省エネ・節電講座や自然エネルギーの相談事業を中心に活動してきた。

 原発事故の後は、市内のホットスポットの空間線量を測定する講習会や、食品による内部被ばくの危険性に関する学習会などを開催。こうした試みが、食品の放射性物質検査に結びついたという。

 脱原発を大きな争点としている衆院選への関心は、当然ながら高い。大嶋さんは「脱原発の旗を確実に掲げているところはどこなのか」と、各党の主張に目を光らせる。

 理事の田中良治さん(67)も「脱原発や、市民が使用エネルギーを選択できる発送電分離施策を願う仲間たちがたくさんいる。彼らの思いに応える政治に期待したい」と訴えた。 (加藤木信夫)

    ◇

 ひらつかエネルギーカフェ=電050(5552)8459=と平塚市が共同で実施する食品の放射性物質検査は、原則毎週月曜と水曜の午後に実施。予約と問い合わせは平塚市市民情報・相談課消費生活担当=電0463(20)5775=へ。
◆エネルギーカフェ代表 大嶋朝香さん <私と3.11>

2011年

3月11日 横浜で若者就労支援ボランティアをしている最中に震災に遭う

 〜3月末日 福島第一原発事故を受け、かねて親交のある福島県飯舘村民らから情報収集

4月30日 平塚市内で飯舘村民らを招いて現状報告シンポ、参加者とネットワークづくり、以後複数回開催

11月   被災者支援のニーズ聞き取りのため被災地入り

 12年

3月   飯舘村の女性が作った農産物加工品買い取りと湘南地域での販売開始

3〜4月 浜岡原発(静岡県)運転凍結要望書を湘南地域の環境団体らと連名提出

12月12日 活動拠点「みかんや」で、食品の放射性物質検査を開始予定
東京新聞 TOKYO WEBトップ >http://www.tokyo-np.co.jp/

被曝隠し、偽装請負認定 厚労省、8社に行政指導へ<朝日新聞>

朝日新聞
ホーム>http://www.asahi.com/
被曝隠し、偽装請負認定 厚労省、8社に行政指導へ
2012年12月10日1時13分
http://www.asahi.com/national/update/1209/TKY201212080798.html
▼全文引用


鉛カバーを使った被曝隠しの構図
http://www.asahi.com/national/gallery_e/view_photo.html?national-pg/1208/TKY201212080727.jpg

 【多田敏男】東京電力福島第一原発で鉛カバーを使った「被曝(ひばく)隠し」が行われた工事の下請け会社8社について、厚生労働省は、違法な「偽装請負」の状態で作業員を働かせていたとして是正指導する方針を固めた。東電とグループ会社の東京エネシスには改善を要請した。東電が否定してきた不正な多重請負構造が存在し、作業員の安全を脅かしていたと監督当局が認めた格好だ。

 原発事故の収束工事に絡み、東電を頂点に元請けから下請けが連なる構造を認定し、複数業者を指導するのは初めて。安全管理責任の所在があいまいな上、作業員は雇用状態が不安定で被曝隠しを拒みにくい立場にあったとみて東電やエネシスに監視強化を求めた。

 被曝隠しがあった昨年12月1日の配管工事は東電が発注し、福島県の建設会社ビルドアップを通じて子会社だったアクセス青森が請け負った。鉛カバーで線量計を覆うよう指示したビルド元役員(アクセス社長)を含む12人が工事を担当。アクセスは請負契約なのに他社から10人を受け入れて直接指示していた。
朝日新聞ホーム>http://www.asahi.com/

福島原発事故の第2次刑事告訴・告発状に1万3千超の人々――検察は政府関係者も聴取へ{週刊)金曜ニュース}

週刊)金曜ニュース
ホーム>http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/
福島原発事故の第2次刑事告訴・告発状に1万3千超の人々――検察は政府関係者も聴取へ
2012 年 12 月 6 日 6:13 PM
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?p=2714
▼全文引用


福島地検への告訴・告発状提出には、全国から200人を超える告訴人たちが結集した。(撮影/明石昇二郎)
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/wp-content/uploads/2012/12/0cedbfd2125f7878fd4f5e3278da1db6-300x199.jpg

 一万三二六二人――。一一月一五日に福島地検に提出された第二次の刑事告訴・告発状に名を連ねた人々の数である。

 東京電力福島第一原発事故の刑事責任を問う集団告訴は、今年六月に先行して行なわれた福島県民による刑事告訴(一三二四人)と合わせ、一万四五八六人分にも達した。一つの事件でこれだけの規模の告訴・告発人が現れるのは、日本の刑事事件史上、むろん例のないことである。

 今回の集団告訴では、北海道をはじめ東北、関東、中部、甲信越、北陸、関西、西日本、九州など、全国から告訴人と告発人が続々と参集。今年二月に 福島県いわき市で始まった集団告訴の動きは、翌三月の「福島原発告訴団」の結成を経て、ついに国民運動にまで発展した感さえある。

 この間、東京電力は一〇月に、同社の第三者委員会「原子力改革監視委員会」の場で、従来の「津波は想定できなかった」とする主張を撤回。

「事前の備えができていなかったことが問題で、対処は可能だった」

 との見解を明らかにし、津波対策の不備を認めていた。

 これは、「対処は可能」としない限り、同社の柏崎刈羽原発の再稼働に目途が立たないためだ。

 しかしこの方針転換は、事故の刑事責任を自ら認めることにほかならず、文字どおりの「諸刃の刃」。経営陣らが訴えられた株主代表訴訟では「津波は予測できなかった」との主張を続けており、支離滅裂の様相を呈している。

 一方、告訴や告発を八月に正式受理した検察当局も、捜査を本格化させつつある。

 現在、東京、福島の両地検には全国から多数の応援検事が集められ、捜査が進められている。一〇月には、東電が設置した社内事故調査委員会(東電事 故調)の調査や報告書作成に関わった複数の社員からの事情聴取に着手。地震・津波対策に関する東電側の認識や、報告書の作成過程などについて説明を求め た。その事情聴取は、

「まるで容疑者を取り調べるかのような厳しいものだった」(関係者)

 という。検察当局は今後、政府関係者からも事情を聞いていく方針とみられる。

【NHKと東大が告訴団の「次なる標的」?】

 福島第一原発事故では、入院中だった病院からの避難を強いられ、避難中や避難後に死亡した一般市民が多数存在する。彼らは皆、東日本大震災が「原 発震災」とならずに済めば、そもそも死ぬことはなかった人たちだ。このことだけを考えてみても、福島第一原発事故は「刑事事件」以外の何ものでもない。

 この被害者たちの遺族が、今後告訴団に加わることにでもなれば、刑事事件として立件されるのはほぼ確実な情勢だ。

報告集会では原発事故で家族を亡くした告訴人の悲痛な訴えが紹介された。(撮影/明石昇二郎)
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/wp-content/uploads/2012/12/f99835b03390eeeb527b047c2b5c5016-300x199.jpg

 また、福島県内では事故後、甲状腺がんを発症した子どももすでに確認されている。立件を目指す告訴団としては、こうした人々を説得し、仲間に招き入れることができるかどうかが今後の“宿題”でもある。

 一一月一五日の告訴・告発状提出後にあった告訴団の会議では、弁護団の保田行雄弁護士から、肝心の原発事故発生直後に事故を過小評価する報道を繰 り返したNHKと、同様に事故を過小評価し続けた東京大学原発推進派学者らを「次なる標的」に据えることが提案された。彼らに公開討論を申し入れ、福島 県民に無用の被曝を招いた責任を、告訴団として追及していこう――というのである。

 今後も福島原発告訴団の動きから目が離せない。

(明石昇二郎・ルポライター、11月23日号)

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東電幹部を任意聴取=政府関係者も広範囲に−原発事故捜査・検察当局

時事通信
ホーム>http://www.jiji.com/
東電幹部を任意聴取=政府関係者も広範囲に−原発事故捜査・検察当局
(2012/12/09-02:31)
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012120800268
▼全文引用

 東京電力福島第1原発事故をめぐり、業務上過失致死傷容疑などの刑事告発を受理した検察当局が、東電幹部ら告発対象者を含む関係者を広範囲に任意で事情 聴取していることが8日、分かった。地震や津波の予測や、事故を防ぐ対策が可能だったかについて、認識を確認するなどしたとみられる。
 検察当局はこれまで、東電や政府の関係者、国会議員ら100人を超える主要な事情聴取対象者をリストアップし、うち約50人について既に聴取した。早ければ来年春にも刑事処分する方向で捜査を本格化させている。
 東京、福島両地検は8月、東電幹部らが地震や津波への対策を怠り、周辺住民に傷害を負わせたなどとする告発を受理し、捜査を開始した。
 関係者によると、検察当局は約20人の専従体制を敷き、東電や旧原子力安全委員会、旧原子力安全・保安院、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)を所管する文部科学省の担当者らの聴取を進めてきた。
  検察当局は、事故を誘発する地震・津波の発生が予測できたかを捜査の焦点と捉えている。東電は大地震時に発生する津波を最大15メートル超と試算していた が、5.7メートルまでの対策しか取っておらず、こうした試算の位置付けや、試算を受けた津波対策などについて、当時の幹部らから事情を聴いたとみられ る。
 検察当局は既に、原発敷地内に立ち入って事故現場も確認。事故と被害との因果関係を探るため、被災者からも説明を受けたもようだ。
 業過致死傷容疑などの捜査では、予見可能性に加え、被ばくを傷害と認められるかどうかなど課題が多く、立証には困難が予想される。(2012/12/09-02:31)
時事通信ホーム>http://www.jiji.com/



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衆院選:橋下氏、辺野古移設を容認 地元候補と食い違い 「反対なら出ていって」<毎日新聞>

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毎日新聞
衆院選:橋下氏、辺野古移設を容認 地元候補と食い違い 「反対なら出ていって」
毎日新聞 2012年12月12日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/news/20121212ddm005010066000c.html

※引用ブログ
http://d.hatena.ne.jp/hajimetenoblog/20121212/1355299896

乱戦:2012衆院選/4 静岡3区 浜岡原発「素通り」<毎日新聞>

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毎日新聞
乱戦:2012衆院選/4 静岡3区 浜岡原発「素通り」
毎日新聞 2012年12月12日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/news/20121212ddm005010033000c.html

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http://d.hatena.ne.jp/hajimetenoblog/20121212/1355299604

私の視点:2012衆院選/1 4年託す吟味と覚悟を=論説委員長・倉重篤郎<毎日新聞>

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毎日新聞
私の視点:2012衆院選/1 4年託す吟味と覚悟を=論説委員長・倉重篤郎
毎日新聞 2012年12月04日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/news/20121204ddm001010079000c.html

※引用ブログ
http://d.hatena.ne.jp/hajimetenoblog/20121212/1355300462

私の視点:2012衆院選/2 原発の「ゴミ」議論不足=専門編集委員・青野由利<毎日新聞>

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毎日新聞
私の視点:2012衆院選/2 原発の「ゴミ」議論不足=専門編集委員・青野由利
毎日新聞 2012年12月05日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/news/20121205ddm001010048000c.html

※引用ブログ
http://d.hatena.ne.jp/hajimetenoblog/20121212/1355300617

私の視点:2012衆院選/3 歴史の重み受け止めて=東京本社学芸部長・岸俊光<毎日新聞>

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毎日新聞
私の視点:2012衆院選/3 歴史の重み受け止めて=東京本社学芸部長・岸俊光
毎日新聞 2012年12月07日 東京朝刊
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121207ddm001010123000c.html

※引用ブログ
http://d.hatena.ne.jp/hajimetenoblog/20121212/1355300761

私の視点:2012衆院選/4 がまんが問われる=論説委員・野沢和弘<毎日新聞>

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毎日新聞
私の視点:2012衆院選/4 がまんが問われる=論説委員・野沢和弘
毎日新聞 2012年12月08日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/news/20121208ddm001010053000c.html

※引用ブログ
http://d.hatena.ne.jp/hajimetenoblog/20121212/1355300875

私の視点:2012衆院選/5 復興の将来像描く時=東京本社地方部長・大坪信剛<毎日新聞>

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毎日新聞
私の視点:2012衆院選/5 復興の将来像描く時=東京本社地方部長・大坪信剛
毎日新聞 2012年12月12日 東京朝刊
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121212ddm001010036000c.html

※引用ブログ
http://d.hatena.ne.jp/hajimetenoblog/20121212/1355301012

崖っぷちの選択:’12衆院選・あすへの道筋は/1 脱原発 /神奈川<毎日新聞>

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
崖っぷちの選択:’12衆院選・あすへの道筋は/1 脱原発 /神奈川
毎日新聞 2012年12月06日 地方版
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20121206ddlk14010205000c.html
▼全文引用

(1)
 ◇「七人の侍」の村人に

 「○○候補0点」「××候補98点」

 候補ごとに、点数と原発政策に関する設問への回答が並ぶ。脱原発を目指す市民団体「脱原発総選挙かなが わ」は公示前日、アンケートに基づいて県内小選挙区の立候補者を評価した通信簿を公表した。即時原発ゼロを掲げる共産党はほぼ100点、再稼働なしを表明 する日本未来の党は軒並み90点以上だが、民主、自民、維新、みんなの候補は、点数がばらついた。

 毎日新聞は県内の候補者に実施したアンケートを集計中だが、そこでもばらつきが目立つ。原子力規制委員会の新安全基準を満たした原発の再稼働について、共産や未来を除き、その是非は候補者によって分かれた。

    ◆

 「賛成・反対だけでは対立するのみで、何も生まない。だったら、新しい現実を創ることに力を入れていこうと考えた」。鈴木悌介(ていすけ)さん(57)は言う。

 観光地・箱根の登山口となる小田原市の老舗かまぼこ製造・販売「鈴廣(すずひろ)」の副社長。今年3月、地元の中小企業経営者らに呼びかけ、エネルギー自給の取り組みを進める会議を設立した。再生可能エネルギーの活用や省エネ実践を掲げる。

 福島第1原発事故直後、約300キロ離れた箱根も放射能汚染の風評被害で観光客が激減した。鈴廣の売り上げも通常の2割にまで落ち、存続の危機に直面した。鈴木さんはその時、経済活動は人が普通に生活できて、初めて成り立つことを身をもって感じた。

 原発を巡る議論について、「とにかく賛成」「とにかく反対」以外の約6割の人は「原発は怖いが、生活が できなくなったら」と思って黙ってしまうと、鈴木さんは分析する。しかし、それでは問題の先送りだ。「使用済み核燃料をどこに捨てるのか。今は、飲み屋で ツケで飲んでいるようなものだ。子どもたちへの影響を考えれば、止める方向に持って行かざるを得ない」

 会議の会員は設立時の200人から、現在は450人に増えた。今月、小田原で市内の中小企業を中心に、メガソーラー(大規模太陽光発電)の会社を新たに発足させる。

 社会には、いろいろな考えの人がいるが、このままではダメとの危機感は共通していると思う。「小さな取り組みから始め、仲間を増やしていく。そういうことでしか、この国は変わらない」

    ◆

 原発を巡り、各政党はかまびすしく主張する。が、発言は揺れ、候補同士で食い違う。

(2)

 公示前日、横浜市内で開かれた「脱原発総選挙かながわ」のシンポジウム。招かれた大学教授は語りかけた。「さらに上の権力に問題の解決を託す『水戸黄門』の精神構造では何も変わらない。自分で金も出すし汗もかく『七人の侍』の村人にならないと」【北川仁士】=つづく

    ◇

 衆院選の舌戦が始まった。私たちは選挙を通じて何をすべきなのか。それを考えるよすがに、県内の人々が直面する課題を追う。

==============

 ■各党の原発政策に関する主張

民主  30年代に原発稼働ゼロ

自民  10年以内にベストミックス確立

未来  22年をメドに卒原発

公明  可能な限り速やかに原発ゼロ

維新  30年代にフェードアウト

共産  即時原発ゼロ

みんな 電力自由化による脱原発

社民  原発稼働は直ちにゼロ

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崖っぷちの選択:’12衆院選・あすへの道筋は/2 生活保護と就労支援 /神奈川<毎日新聞>

毎日新聞
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崖っぷちの選択:’12衆院選・あすへの道筋は/2 生活保護と就労支援 /神奈川
毎日新聞 2012年12月07日 地方版
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121207ddlk14010222000c.html
▼全文引用

(1)
 ◇実情考え働き口を

 11月末の午前、横浜市中区のビル。「失礼します」。男性(59)は大きな声で2階トイレのドアをノッ クした。床にモップをかけ、ぞうきんを手に隅々まで磨く。指さし確認で作業漏れをチェック。4時間かけて1、2階の会議室や廊下、トイレを掃除し「終わり ました」と笑った。

 今年4月から市内のビル管理会社で清掃員として働き始めた。週3日、半日ずつの勤務で給与は月約5万円。無遅刻、無欠勤だ。

 北海道小樽市に生まれ、30代で川崎市に来て、同市や横浜市の建築、港湾の現場で働いた。10年ほど 前、職場の人間関係を理由に退職。住まいも失い野宿者として放浪し、5年前から中区寿町地区の簡易宿泊所で暮らし始めた。働きたい気持ちはあったが、やり たいことも就職する方法も分からなかった。

 転機は、中区役所が国の補助を受けて委託実施する「仕事チャレンジ講座」だった。あいさつや自己紹介など生活訓練に始まり、清掃などの専門技術も学ぶ。今年2〜3月に受講し、今の職を得た。

 「生活に張り合いが出た。掃除の仕事は体が続く限りやる」。生活保護費は減額されたが、「もっと働きたい」と意欲は高い。

     ◇

 今春、有名お笑い芸人の家族が生活保護を受けていたことが明るみに出て、生活保護費の不正受給に社会の 関心が高まった。受給者が無料でもらった薬を転売し、利益を得た男が有罪判決を受ける事件も起きた。国や自治体が財政難にあえぐ中、公的扶助である生活保 護費の適正な支出は大きな課題だ。

 各党は不正受給防止や自立のための就労支援を訴えるが、具体的な議論は深まらない。

 寿町地区の生活保護受給者は10月末で5802人、中区の受給者の6割以上を占める。しかし、心身に不 安を抱える人も多く、健康で就労可能な受給者は376人にとどまる。中区役所の担当者によると、日雇い労働しかやっていなかったり、ハローワークの利用法 が分からなかったりで、くすぶる人が少なくないという。

     ◇

 「働きたい人は多いが、受け入れ先は少ない。生活保護受給者を減らす取り組みが大切だ」。先の男性を雇用したビル管理会社「エム・ケー・サービス」社長の村岡俊久さんは指摘する。

(2)

 就労支援を受ける途中でやめてしまうケースもある。仕事チャレンジ講座主任で社会福祉法人県匡済(きょうさい)会職員の妹尾(せのお)光治さんは「人や地域によって事情は異なり、実情に合った支援策が必要」と訴える。

 寿町地区の生活保護受給者支援について、当初関心の薄かった地域住民にも徐々に理解は広がっている。「続けていくことが大事。視察に来てくれた国会議員もいる」。現場の実情を理解し、腰を据えた政治を願っている。【松倉佑輔】=つづく

==============

 ■各党の生活保護(就労支援)に関する主張

民主  自立のための就労支援充実。真に必要な人を生活保護認定し不正受給防止

自民  就労困難者と可能者で別の仕組みを検討。給付水準の原則1割カット

未来  暮らしを支える雇用の不安を払しょく

公明  求職者支援制度を充実

維新  自立支援策の実践の義務化

共産  公営住宅整備など生活支援の強化

みんな 不公平、年金との不整合を解消

社民  ケースワーカーの増員と専門性の確保

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崖っぷちの選択:’12衆院選・あすへの道筋は/3 消費増税 /神奈川<毎日新聞>

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
崖っぷちの選択:’12衆院選・あすへの道筋は/3 消費増税 /神奈川
毎日新聞 2012年12月12日 地方版
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121212ddlk14010183000c.html
▼全文引用

(1)
 ◇抜本的な景気対策

 受け取った名刺は、光を反射して輝く。裏返すと顔が映り、鏡代わりになった。

 アルミの端材に、特殊印刷で文字を記したオリジナル品の「ミラー名刺」だ。「これすごいでしょ」。自慢の製品を差し出し、堀端製作所代表取締役、堀端明雄さん(66)は顔をほころばせる。

 川崎市中原区等々力の多摩川沿いに集積する町工場の群れ。その一つを経営する。ここに来て40年。金属のプレス加工を得意とし、金型やスイッチのほか、液晶画面に使う反射板も作ってきた。

 しかし、製品が大量生産の段階になると、注文は海外に流れる。会社の陣容は5人。取引相手は納期の関係 で1〜2社に絞る。昨年までの3年間は赤字続きで、今年は何とか黒字だが、11月に入って急に仕事が入らなくなり、来年は不安だ。税理士に浮き沈みの激し さを注意されるが、どうしようもない。

 それでも大手から直接、仕事を請け負っており、よそよりはましだと思う。時折、2次、3次の下請けの話が来るが、多くは断っている。「下請けがつぶれたからやってくれというのも多い。でも、提示の値は材料費を払うと何も残らない」

     ◇

 昨年、周辺の町工場5社で「チーム等々力」を発足させた。金属加工や機械など部品製造の有志。「町工場は『待ち工場』になっている」と危機感を共有し、協力して「売れる完成品」の製品化に取り組み始めた。

 チーム製作の長周期地震動に対応できる免震テーブルは話題になった。東日本大震災時も問題はなく、震度7でも倒れない自信がある。ただ、受注生産にするしかなく、高価格がネックだ。

 国や自治体の財政悪化を考えると、子孫にツケを残さないために消費増税は仕方ないと思う。だが、時期が 悪すぎる。「今の景気では8%に引き上げただけでも、小さい工場は設備投資ができなくなる。消費が落ちて悪循環になる」と話す。下請け企業は仕事がなくな る不安から、増税分を転嫁できないケースが多いと思う。いや応なく負担は増す。

 「対症療法ばかりで、根本的に良くしようという機運が政党にない。真剣に景気回復対策を打ち出してほしい」。政治への不満が、口をついて出る。

     ◇
(2)

 価格転嫁しづらい中小企業や小規模農家、低所得者の救済策ができていない中で、消費増税だけが先行して いる。青木宗明・神奈川大教授(租税論)は、現状をそう指摘する。「元々所得税も含めた議論だったのに、いつの間にか消費税だけが対象になった。弱者への 救済策もなく、順序が逆」と話す。

 増税がなぜ必要か、どうして消費税か、税率10%で社会保障を賄えるのか、有権者は候補者一人一人にただしていく必要があると青木教授は唱える。もちろん、政党も指摘に応じて答えるべきだ、と。【北川仁士】=つづく

==============

 ■各党の消費税に関する主張

民主  増税。消費税は全て社会保障の財源に

自民  増税。消費税は全額、社会保障

未来  増税凍結。行政の無駄をなくし財源を捻出

公明  増税。生活必需品などへの軽減税率導入目指す

維新  地方税

共産  反増税。所得税などの最高税率を引き上げ

みんな 増税凍結。その前に国会議員を400人に削減

社民  増税撤回。所得税の累進性を強化

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熱血!与良政談:有権者の責任は重い=与良正男<毎日新聞>

毎日新聞
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熱血!与良政談:有権者の責任は重い=与良正男
毎日新聞 2012年12月12日 13時35分
http://mainichi.jp/opinion/news/20121212k0000e070178000c.html
▼全文引用

 「自公300議席を超す勢い」といった毎日新聞などの衆院選・中盤情勢世論調査の結果を聞いて「本当で すか?」と驚く人が私の周りにも多い。自民党の石破茂幹事長も「全国を回った肌感覚では追い風は吹いていない」と語っている。党内を引き締めるための発言 でもあろうが、それが実感に近いのだろうと思う。

 毎日の調査で自民党は比例代表(180議席)では全体の3分の1程度を確保する見通しにとどまってい る。よって仮に圧勝するとすれば、それは小選挙区制度がもたらすものというほかない。しかも、あくまで中盤情勢だ。調査時点で小選挙区の投票先について態 度を明らかにしていない人が半数近くもいるから、この通りの選挙結果になるとは限らない。

 それを踏まえたうえで、現時点の情勢を私なりにまとめてみたい。

 (1)民主党には前回衆院選で自民党がさらされたのと同様の大逆風が吹いている。第三極の各党も分散した結果、大ブームを呼ぶには至っていない。

 (2)最も重視する争点では「景気」を挙げる有権者が32%と一番多く、「原発・エネルギー政策」と答えた人は7%と少ない。その反映だろう。脱原発を訴える党は伸び悩んでいる。これは少し驚きだった。

 (3)憲法改正に前向きな自民党と日本維新の会を合わせると320議席を超える可能性がある。改憲の発議には衆院、参院それぞれ3分の2以上の賛成が必要だが、このうち衆院では発議が可能な勢力構成になるかもしれない。

 私は改憲に絶対反対という立場ではないが、候補者アンケートによると核武装に関して「国際情勢によっては検討すべきだ」「検討を始めるべきだ」と考える人が自民候補で4割近く、維新候補では8割近くもいることにも驚いた。

 (4)自民・公明が過半数を取り政権奪還しても2党だけでは参院では過半数に足りない。新政権ができても衆参ねじれが続くだろうが、仮に衆院で自公が3分の2以上取れば、参院で法案が否決されても再議決が可能になる。

 以上、今回、自民が大勝すれば政治が相当変化するのは明らかだろう。

 政治に高望みするのは禁物だし、はなから「誰がやっても同じ」とあきらめるのも、選挙が終われば文句ばかりつけるのもいけない。そう選挙のたびに書いてきた。当たり前の話で恐縮だが、選択するのは有権者だ。その責任は重いということだ。(論説委員)

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衆院選:「政争やめ復興を」 ガレキ撤去の現場監督<毎日新聞>

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
衆院選:「政争やめ復興を」 ガレキ撤去の現場監督
2012年12月12日
http://mainichi.jp/select/news/20121212mog00m010013000c.html
▼全文引用

(1)
がれきの仕分け作業を見守る高橋さん=岩手県陸前高田市で5日(写真)
http://mainichi.jp/graph/2012/12/12/20121212mog00m010013000c/001.html

 衆院選で 原発や消費税などを巡って火花を散らす各党も「東日本大震災からの復興」では一致する。震災から11日で1年9カ月。復興の現場で汗を流す人たちの目に選 挙戦はどう映るのか。震災で父と娘を亡くし、岩手県陸前高田市で建設会社の現場監督を務める高橋光彦さん(50)は「政争はやめて被災者を向いた政治を」 と願う。【安高晋、写真も】

 ◇認可下りず工事ストップ

 人口の1割近い約1700人が犠牲になった陸前高田市。中心部は更地となり、集めたがれきの仕分けや運び出しが進む。高橋さんは妻と2人で暮らす仮設住宅から仕事に出かける。各党の候補者が第一声を上げた4日も、現場にいた。

 作業中、あの日を思い出す。家に残ると言った父を自宅に残して高台に逃げた。自宅や次女桃子さん(21)が勤める市役所が津波にのまれるのが見えた。

 「片付けないと何も始まらない」。自分に言い聞かせながら翌日から重機の運転を始めた。2人の遺体が相次いで見つかったのは約3週間後。死亡届を出した日は高橋さん夫妻の結婚記念日だった。

 避難先のテレビで、政治家が「党派を超えて復興を進める」と宣言していた。「普段争っている政治だってまとまるんだ」と心強く感じた。だが、国会は権力闘争に明け暮れ空転。被災地への交付金も支給が遅れた。

 秋になり、作業に取りかかる直前の工事が「国の認可が下りない」と1カ月ほどストップした。省庁同士の連携不足に思えた。「そこをスムーズに調整するのが政治家の仕事なのに」と気になった。

 美容院に勤めていた長女舞子さん(26)は「客の前で笑顔を作れない」と美容師を辞め、11月末、語学留学に旅立った。今後のことは詳しく聞いていない。次に踏み出す一歩となるよう、本人がじっくり考えればいいと思っている。

 政治にも望みたい。トップが度々代わる状況で復興のかじ取りはどうなるのか。「じっくり腰を据えて取り組んでほしい」と願う。

 09年春まで勤めていた建設会社は、特定の政党を会社ぐるみで応援していた。転職した今の会社は個人の自由だ。同年夏の前回衆院選は民主党に入れた。

 今の会社が臨時で雇う70人の作業員の多くは、職を失った被災者だ。夫を亡くした女性にも集めたがれきの仕分けを手伝ってもらっている。雇用期間が終わっても生活していけるのだろうか。「被災者の雇用をきちんと考えてくれる党や候補者に、1票を投じたい」と思う。

(2)

 現在の作業現場は、被災した小学校の脇にある。桃子さんが通った学校だ。桃子さんが同僚と逃げ込んだはずの市民会館も見渡せる。目に入るたび、いまだに胸が苦しくなることを政治家にも分かってほしい。

 桃子さんの形見の口紅はいつもポケットに入れてある。投票にも持っていくつもりだ。娘の歩みたかった未来を一緒に選びたい。

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