「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

【複眼ジャーナル@NYC】 米、大国の地位おりる? 「身の丈大国」へ転換 容認論

MSN産経ニュース
トップ>http://sankei.jp.msn.com/top.htm
【複眼ジャーナル@NYC】
米、大国の地位おりる? 「身の丈大国」へ転換 容認論
2013.2.20 13:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130220/amr13022013540002-n3.htm
▼全文転載

 最近の米国で流行している造語が、大国なき新しい世界秩序を意味する「Gゼロ」だ。言い出したのは米コンサルティング会社ユーラシアグループを率いるイアン・ブレマー氏。

 政治学者のフランシス・フクヤマ氏やノーベル賞経済学者のジョセフ・スティグリッツ氏もGゼロ論を唱え、新興国を加えた20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議など新しい枠組みを評価する。

 人気を博するケナン研究にGゼロ論。景気回復が本調子でない米国の「リーダー疲れ」なのか、「成熟化」なのか−はまだ判別しがたいが、懐勘定に敏感なニューヨークで「身の丈大国」への生まれ変わりを容認する動きが広がっているのは確実だ。

 ニューヨークではこのところ、米国の世界的な立ち位置を問い直す会合が人気を博している。講演者はいずれも、新興国の台頭を理由に米国の大国とし ての地位低下に拍車がかかり、中国、インド、欧州連合(EU)といった新しいパワーとの折り合い地点を見つけ、米国のエゴを自重すべきである−−と説く。

 「21世紀の賢明な統治・東西の中間を模索する」(バーグルエン研究所のニコ

発送電分離なら「原発持てない」 八木電事連会長<朝日新聞>

朝日新聞
ホーム>http://www.asahi.com/
発送電分離なら「原発持てない」 八木電事連会長
2013年2月16日
http://www.asahi.com/special/news/articles/TKY201302150442.html
▼全文転載

 【上地兼太郎】電力会社から送配電部門を切り離す「発送電分離」について、電気事業連合会の八木誠会長(関西電力社長)は15日の記者会見で、「今の状況では(原発は)多分持てない」と述べた。送配電網が切り離されれば売り上げが減り、原発の維持費用などを出せなくなると心配しているからだ。

 経済産業省の専門委員会は8日、「5〜7年後をめどに分離を進める」との報告書をまとめた。電力会社の子会社に送配電部門を移す「法的分離」(別会社方式)を想定している。

 これに対し、八木氏は「低廉で安定的に電気を送れるのか検証されていない」「お客さまの利益につながるシステム改革にはならない」と反対した。

雨にも負けず再稼働反対 官邸前で抗議行動<朝日新聞>

朝日新聞
ホーム>http://www.asahi.com/
雨にも負けず再稼働反対 官邸前で抗議行動
2013年2月16日
http://www.asahi.com/special/news/articles/TKY201302150454.html
▼全文転載(動画あり)

【動画】官邸・国会前で原発再稼働に反対し抗議行動=小川智撮影


原発さようなら」と表示した電飾などを掲げ、脱原発原発再稼働反対を訴える人たち=15日夜、東京・永田町の首相官邸前、小川智撮影
http://www.asahi.com/special/news/gallery_e/view_photo.html?special-pg/TKY201302150458.jpg

さまざまなプラカードを掲げ、脱原発原発再稼働反対を訴える人たち=15日夜、東京・永田町の首相官邸前、小川智撮影
http://www.asahi.com/special/news/gallery_e/view_photo.html?special-pg/TKY201302150457.jpg

さまざまなプラカードを掲げ、脱原発原発再稼働反対を訴える人たち=15日夜、東京・永田町の首相官邸前、小川智撮影
http://www.asahi.com/special/news/gallery_e/view_photo.html?special-pg/TKY201302150456.jpg

 東京・永田町の首相官邸前と国会前で15日夜、毎週金曜日恒例の脱原発原発再稼働反対を訴える抗議行動があった。

 小雨がぱらつく寒空の下、首相官邸前に約400人、国会正門前に約400人が集まった。「原発さようなら」「子供たちを救え」などと書いたプラカードを掲げ、「原発いらない」と声を張り上げた。

 昨年4月から30回以上参加している東京都文京区の翻訳業、加藤恵子さん(66)は「燃料のウラン採掘や事故処理など、労働者の被曝(ひばく)を前提に成り立つ原発はなくさなくてはならない」と話した。

朝日新聞 ホーム>http://www.asahi.com/


☆(燃料のウラン採掘)関連記事
「それでも、ブッダは微笑むのか?」
http://www.morizumi-pj.com/jadogoda/jadogoda.html

『大地を覆う放射能の恐怖 』 「 ウラン鉱山で劣悪労働」 「鉱滓流出川を汚染」 「閉山後は廃棄物放置」
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/uran_mine/index.html

世界最大級オーストラリアウラン鉱山がシャットダウン 放射能高汚染水の漏出に打つ手なし
( 農業情報研究所>環境>原子力>ニュース:2011年4月20日 )
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/nuclear/news/11042001.htm

苦難の先住民 (京都大学原子炉実験所  小出 裕章)
インド・ジャドゥゴダ・ウラン鉱山
http://www.jca.apc.org/~misatoya/jadugoda/koide.html

ウラン採掘と人形峠旧ウラン鉱山
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Ningyo-toge/Ugoki.html

オーストラリアのジャビルカ・ウラン鉱山開発問題と私達の電力
http://www.kankuma.jp/mondai/energy/energy10.htm



☆ホームページのご案内
福島第1原発事故と原発問題、チェルノブイリ原発事故関係情報案内所
福島原発事故と放射能環境汚染・食品汚染・健康被害、チェルノブイリ関連情報案内所

東電虚偽説明の復水器調査へ 原子力規制委<朝日新聞>

朝日新聞
ホーム>http://www.asahi.com/
東電虚偽説明の復水器調査へ 原子力規制委
2013年2月14日
http://www.asahi.com/special/news/articles/TKY201302140012.html
▼全文転載

 【西川迅】原子力規制委員会は13日、東京電力福島第一原発1号機の調査をする方針を決めた。1号機の原子炉建屋には非常用復水器がある。この機器を国会事故調査委員会が現地調査しようとしたところ、東電が虚偽の説明で調査を阻んだ。田中俊一委員長はこの日の会見で、「遅くない時期に調査をスタートしたい」と述べ、具体的な検討に入ったことを明らかにした。

 非常用復水器は、破損の原因が地震の揺れによるものか津波によるものかで国会事故調と政府事故調の見解が異なり、耐震基準が十分だったのかが焦点になっている。田中委員長は「予断を持たずに調査する。福島の教訓を十分にくみ取るためにも(調査が)必要で、どういうポイントを押さえるべきかを議論している」と述べた。

 しかし、1号機の原子炉建屋内は依然として毎時数十ミリシーベルトと、高い放射線量の場所がある。このため、現場で長時間調査することが難しい。調査の時期や方法を今後詰める。

朝日新聞 ホーム>http://www.asahi.com/

2月23日 福島の事故はチェルノブイリと同様「地球被ばく」レベル!

▼全文転載

小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ
ホーム>http://hiroakikoide.wordpress.com/
2月23日 福島の事故はチェルノブイリと同様「地球被ばく」レベル!/ラジオフォーラム「小出裕章ジャーナル」文字起こし
2013年2月23日
http://hiroakikoide.wordpress.com/2013/02/23/radioforum-2013feb23/

2013年2月23日に放送された「ラジオフォーラム第7回」番組での「小出裕章ジャーナル」の内容を文字起こし致しました。

【主なお話】
東京電力の隠蔽体質と、情報公開が東京電力の裁量に委ねられている問題点について、放射性廃棄物などの最終処分について」

【パーソナリティー】
今西憲之(ジャーナリスト)

【ゲスト】
山本太郎(俳優)

【電話出演】
小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)

▼ラジオフォーラム
http://www.rafjp.org

▼文字起こしは以下。

◆今西
それでは今日も、小出さんとお電話がつながっていますので、さぁっそく呼んでみましょう、もしもし〜、小出さぁ〜ん。

◆小出
はい、小出です。

◆今西
今日もよろしゅうお願いいたしますぅ〜。

◆小出
はい、こちらこそよろしくお願いします。

◆今西
えぇ〜、ゲストに山本太郎さんも来ていただいていますので、よろしくお願いしますぅ。

◆小出
はい、こんにちは、よろしく〜。

◆山本
こんにちは。

◆今西
それで、小出さん〜、あのリスナーの方から質問が来ましてですねぇ、え〜東京電力の情報公開についてということでですねぇ。

◆小出
はい。

◆今西
ぜひ小出さんから聞いてほしいということだったんですがあ。

◆小出
はい。

◆今西
まあ東京電力の情報公開言いますとですねえ、まあ事故直後からですねえ、ちゃんと情報公開してまへんがなあということでえらい問題になって、国民の間でも不信感が広がったのですがあ。

◆小出
はい。

◆今西
2月1日ですねえ。

◆小出
はい。

◆今西
東京電力はですねえ、原子力規制委員会に対してですねえ、え〜福島第一原発事故直後に撮影された写真、2145枚をですねえ。

◆小出
はい。

◆今西
最近になって見つかりましたぁみたいな感じでですねえ。

◆小出
はい。

◆今西
提出をされたのですねえ。

◆小出
はい。

◆今西
この写真よく見てみますとお、2011年3月15日から4月11日まで、約1ヶ月ぐらいですねえ。

◆小出
はい。

◆今西
東京電力の社員の方とか、協力うぅ企業の方がですね、撮影されたぁもんなんですがぁ。

◆小出
はい。

◆今西
事故から2年近く経ってですねぇ、なぁんで今ごろ出すねんとぉ、小出さん思うんですがあ。

◆小出
んぷ、もちろん私も思いますが、皆さん、ちょっと誤解をされているのではないかと思うのですが。

◆今西
はいっ。

◆小出
え〜、東京電力という会社は、今回の事故を引き起こした最大の責任がある会社なわけですし。

◆今西
はい。

◆小出
私は責任とかいう言葉では甘すぎると思っていまして。

◆今西
はい。

◆小出
犯罪、だと思います。

◆今西
なるほど。

◆小出
で〜、犯罪者が自分の罪をきちっと申告する理由はありませんし、出来る限り、え〜自分の罪を隠蔽したい、がるというものが犯罪者なわけですから、え〜東京 電力が情報を出さない、あるいは都合の悪いものは出来るかぎり隠すということは、当たり前のことなのだと、私は思ってきました。

◆今西
そうすると、強制力を持ってぇ、そういうものをぉ、出させないといけないということですか。

◆小出
はい、当然そうだと思いますし、もし、今回のような事故を起こしたのが東京電力ではなくて、町工場、だったとすれば。

◆今西
はいっ。

◆小出
すぐにもう警察が踏み込んでですね、え〜、責任者を逮捕していくという、そういうことになった筈だと私は思いますが、なぜか東京電力という会社だと無傷で 許されてしまうわけですし、情報の公開ということも、東京電力が、自分が公開したいと思うものだけを出すということで、それを許してしまうようなことに なっているのですね。

◆今西
そうですねぇ。

◆小出
本当に不思議な世界だと私は思います。

◆今西
山本太郎さんからも質問があるということで。

◆小出
はい。

◆今西
お願いしますぅ。

◆山本
すみません。
この東京電力っていうところからは、少しずれてしまうかもしれないんですけれど。

◆小出
はい。

◆山本
やっぱりあの原発を終わりにしていくためには、その先のことっていうか、そのバックエンドというか、最終処分という部分に考え、やっぱりそういう部分も議論されなきゃいけないと思うんですよ。

◆小出
当然です。

◆山本
でも、あの政治家の人たちだったりていうのは、その、そのことについて語り合うのは絶対避けますよね。

◆小出
政治家もそうですし、学者も避けて来たのですね。

◆山本
そうですね。
でも、最終処分地っていうものを、現実的なものっていうか、あの、話を進めていくために、やっぱこういう場所だったり、こういうラジオだったりとか、で、みんなが街の中でもそういうことを話し合うような機会って言うのはすごく重要だと思うんですね。

◆小出
はい、もちろんそうだと思います。

◆山本
でも、ま、言えば言うほど今の状況じゃ叩かれるばっかりなんですけど。

◆小出
あっはっはっは。

◆今西
結構ね、あのそういう原子力ムラとかねぇ、やっぱり一部のねえ、大マスコミなんかは、そういうの避けてきましたよね、意図的にね、う〜ん。

◆小出
そうですね。
まあ、あの原子力の専門家と呼ばれる人たちも、このバックエンドっていうか、その〜ゴミの最終的な始末というものの道筋が見えないことはみんな知っていたのですね。

◆山本
そうですね。

◆小出
私は、その道筋が見えないかぎりは止めるべきだし、え〜、簡単に埋め捨てにするというような選択はすべきではないとして、まあ原子力を進めて来た人たちと 喧嘩をしてきたのですけれども、え〜、学者も〜ほとんどの人はみんな知らん顔すると、いうことをしてきたわけですし、マスコミをきちっとそれを皆さんに知 らせないという…やり方を貫いてきてしまったのですね。

◆山本
なるほど。

◆小出
去年の9月の11日になって、え〜日本学術会議という学者の国会が、初めて今日本の国がやろうとしている埋め捨ては正しくないというような声明を出したわけですけれども。

◆今西
はい。

◆小出
私は、何で今まで彼らが黙っていたのかと、むしろそれ、をおかしいと思いました。

◆山本
ん〜、なるほど。
えっと、僕、僕個人的に自分らの中でどうするのかと考えていたときにすんません、こんな。

◆小出
はい。

◆山本
こんな空っぽな頭で考えた場合なんですけども。

◆小出
はい。

◆山本
えっと〜、現在原発が存在している、その原発立地の場所にそれぞれにその最終処分場を作っていくっていう考え方はどうなんですかね。

◆小出
はい、あり得るとは思いますけれども。

◆山本
えぇ。

◆小出
え〜、現在立地をさせられてしまった地域というのは、必ずゴミは持ち出すというそういう約束のもとに立地を引き受けたという経緯が歴史的にあるわけですね。

◆山本
なるほど。

◆小出
私はそれが正しいとは思いません。
え〜、原子力発電を引き受けて、え〜、それなりに交付金なりで恩恵を受けようとした地域なわけですから、ゴミはいつかどこかに行ってくれるという風に思うこと自身に、私は問題があるとは思いますけれども、え〜でも〜、本当に過疎地で財政的に苦しくなったときに、原子力発電所を押し付けられてしまった、のですね。
ですから、長いいろんな歴史がありますので、簡単にはいかないと思いますが、え〜、今、太郎さんがおっしゃったような選択は、あり得るとは思います。

◆山本
なるほど。
先日、あの鹿児島県の南大隅、本州最南端のところに、えと、まあ、そこに誘致しようじゃないかという動きがずっとあるんですよね。

◆今西
最終処分場。

◆山本
そうなんです、最終処分場。
で、えっと、地元にちょっとあの応援に行ったんですよ、その反対の。

◆小出
はい。

◆山本
ということなんですけども、やっぱり水面下でいろいろ、動かれていて。

◆小出
そうですね。

◆山本
それで、漁協だったりっていうのがもう買収されてしまったりだとか、例えばJAっていうところは中立って言っちゃったりだとか、ていうような状況なんですよね。
でも、あの南大隅っていう町は、100パーセント自然エネルギーでもう賄えてるし。

◆小出
そうですね。

◆山本
食料自給率も100パーセント以上だと、そんな完璧なところにゴミを押し付けるってどういうことなんだよ。

◆小出
はい。

◆山本
汚染の無いところにわざわざ汚染を運び込むってどういうことだって話がなんですけど。

◆小出
はい。

◆山本
なんかいい方法があればいいですよねぇ。

◆小出
え〜、そうですね。
ただ、残念ながら、私たちが生み出してきた放射性物質を無毒化するという力が今現在はない、のですね。
ですから、どこかに隔離するしかないということになってしまっているわけで、え〜、最近になって日本の国はもう国内では無理だからモンゴルに押し付けようという、そんなことまで言い出している。

◆今西
はいぃ〜。

◆小出
本当にあの恥ずかしい国だと私は思いますし、今、太郎さんがおっしゃったように大隅町というようなところ、南大隅町ですね、なんかに押し付けるなんていうことは到底正しいとは私は思えません。
え〜、それぞれの原子力発電所の立地点で引き受けるという選択もあるでしょうし、私はそれを言うなら、東京とか大阪の大都会こそがゴミを引き受けるべきだと思います。

◆山本
きましたねぇ。

◆今西
ん〜なるほどねぇ〜。

◆山本
消費地が、恩恵を受けたものが、引き取れと。

◆小出
はい。

◆今西
山本さん、もう一つ何かお伺いしたいことがあるとおっしゃられていましたが。

◆山本
そうなんです、先生。
要は、国は、今回の事故の矮小化、ずうっと図って来たじゃないですか。

◆小出
はい。

◆山本
で、結局、あの〜、その例えば、どれぐらいの汚染があるのかっていうことに関して、セシウムに、セシウムだったり、そういうものにちょっと触れてるだけじゃないですか。

◆小出
そうです。

◆山本
だから、ぜひ、先生だったり、例えばあのチェルノブイリの汚染地図、作られたあの今中さんであったり、っていう方々が、この今リアルな日本の汚染というものを地図に落とし込めたりっていうことの可能性はないのかなっていうことをお聞きしたかったんです。

◆小出
はい、ただあの〜、空気中に出て来たという放射性物質の量でいうなら。

◆山本
ええ。

◆小出
圧倒的に多かったのは、希ガスと私たちは呼んでるものなんですが。

◆山本
なるほど。

◆小出
え〜、地面を汚染するとかいうそういう性質はありませんので、え〜、汚染地図を作ることはもう出来ません。
その次に大量に出て来たのは、ヨウ素という放射性物質ですが、それもあの寿命が短いために既にほとんど全部もう無くなってしまっていますので、今の段階で汚染地図を作る必要はないと思います。

◆山本
なるほど〜。

◆小出
次に問題なのはセシウムであって、セシウムの汚染地図というのはまあ日本の政府も公表していますし、私たちもまあ出来るかぎりで測定をして、政府の発表が合っているかどうかというようなことのチェックぐらいはしているのです。
んで〜、ではそれ以外に何が問題かと言うと、皆さんが気にしているのはストロンチウム90であるとか、プルトニウム239というような放射性物質だと思う のですが、大気中に放出された量を問題にするのであれば、私は今ストロンチウム90やプルトニウム239は、むしろちいちゃな問題だと思います。
え〜、そういう放射性物質を問題にするのであれば、おそらく水に溶けて海に流れていますので。

◆今西
はぁい〜。

◆小出
海のストロンチウム90の汚染地図、プルトニウム239の汚染地図というものをこれから作らなければいけないと思いますが、え〜、残念ながら私たちの力、まだそこまでは行っていないということです。
大変申し訳ないと思っています。

◆山本
とんでもないです。

◆今西
ねぇ〜、けどね、やっぱりあれだけ汚染水大量に放出してますからねぇ〜、東京電力はぁ〜。
本当にこれ、日本だけじゃなくてもう世界中に迷惑かかってる話ですからねぇ。

◆小出
もちろんです。
え〜、1986年には旧ソ連チェルノブイリ原子力発電所で大きな事故が起きましたが、そのときには「地球被ばく」というような、まあ言葉が、作られました。
え〜、まさに福島のときも、事故のときもそうで、日本の福島だけが汚染しているのではない、日本中汚染しているわけですし、もう世界中が福島からの放射能で汚れてしまったという状況になっています。

◆今西
な〜るほどねえ〜。
わ〜かりましたですぅ〜。
小出さん、どうも今日はありがとうございました、本当に。

◆小出
こちらこそ。

◆山本
ありがとうございます。

◆小出
はい、ありがとうございました。

ーーーーーーーーーーーーーーー

◆今西
小出先生の話、説得力がありましたねぇ〜。

◆山本
ありますね。
心優しい人ですね、コメントの一つ一つが。

◆今西
そうですよねえ〜。
ということで、以上、小出裕章ジャーナルでしたっ。
▼音声

YouTube
20130223 R/F #007「小出裕章ジャーナル」
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=RBlnSoDC9Uk
公開日: 2013/02/23


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福島の子どもに高血圧症 中1年生で9倍に増加!<税金と保険の情報サイト>

税金と保険の情報サイト
トップ>http://www.tax-hoken.com/
福島の子どもに高血圧症 中1年生で9倍に増加!
 2013年2月24日 18:00
http://www.tax-hoken.com/news_ax1SDo8Xes.html?right
▼全文転載

140mmHg超が前年の9倍に
福島県が行った県民健康管理調査で、子どもの高血圧症が増加していることが判明した。2011年には中学1年生で、最高血圧が140mmHgを超える子どもが、前年に比べ9倍に増えていた。
図URL
http://www.tax-hoken.com/files/949/0a7074e742393bd245e2a1f7a64d842c.jpg


小児生活習慣病予防検診を比較
福島県では、福島第一原発事故の影響を監視するため、県民に対する健康管理調査が実施されている。13日に開かれた第10回「県民健康管理調査」検討委員会では、「平成23・24年度県民健康管理調査「健康診査」の実施状況について」とする資料が配布された。

同資料には、子どもの健康状態を過去と比較するデータも記載されている。「過去に行われた小児生活習慣病予防検診との比較」とする項目では、小学4年生と中学1年生について、2008年〜2011年までのデータが並べられた。

それによると、収縮期血圧最高血圧)で140mmHgを超える中学生1年生は、2010年には0.1%だったが、2011年には0.9%と9倍に増加していることが分かった。

拡張期血圧(最低血圧)では、90mmHg以上の小学4年生は2010年までは見つかっていなかったが、2011年には1.3%も現れていた。

セシウムで心筋、血管にダメージ
チェルノブイリ事故では、セシウムにより心臓の筋肉や血管に対するダメージが観察された。ウクライナでは5000ベクレル〜15000ベクレル/㎡の汚染地域に住む子どものうち、55.2%に早期のアテローム性動脈硬化症状がみられている。

この症状は血管に粥(かゆ)状の老廃物がたまって、血流が悪くなるもの。通常は中高年以上の成人が発症し、高血圧の原因にもなる。

摂取したセシウム137の総量と血圧が相関関係にある、とする報告もあり、現在も放射性物質の放出が続く中、高線量地域に住む子どもたちの健康が心配される。

外部リンク
◆平成23・24年度県民健康管理調査
「健康診査」の実施状況について
http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/

税金と保険の情報サイト トップ>http://www.tax-hoken.com/



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地震を予知する「小動物」の異常行動ランキング 前日に仲間同士で殺し合う!?[アメーバニュース]

地震を予知する「小動物」の異常行動ランキング 前日に仲間同士で殺し合う!?
 スピ・超常現象研究家の百瀬直也が、長年スピ世界を探求し、また地震の前兆現象も研究した成果を基に、大..........≪続きを読む≫
[アメーバニュース]

(全文転載)

2月27日12時30分

提供:ハピズム
http://news.ameba.jp/20130227-523/

スピ・超常現象研究家の百瀬直也が、長年スピ世界を探求し、また地震の前兆現象も研究した成果を基に、大地震の前兆として頻繁に見られる動物の異常行動を紹介します。

 今回は、ペット編の2回目として、「ハムスター」「リス」「ウサギ」を取り上げます。いずれも普段は大人しそうな動物ですが、これが地震の前には豹変し、かなり異常な行動を示すこともあります。

■ハムスターの異常行動ランキング

  まずハムスターの事例。福島県在住の人のブログによると、2005年2月2日にジャンガリアンハムスターの様子が変で、ヒマワリの種を与えると、一目散に 巣箱へ逃げ帰っていたそうだ。同日のハムスターの掲示板を見ると、今日は落ち着きないとか、エサを溜め始めたとか、関東圏のハムスターたちの様子が、普段 とは違う。そして翌2月3日、茨城県沖M5.9など、宮城県沖や茨城県沖で中規模地震が連発したそうです。

 また、1995年1月の阪神・淡路大震災(M7.3)の前の宏観現象報告をまとめた『前兆証言1519!』(東京出版)でも、いくつか見逃せない報告があります。

  兵庫県尼崎市で、「大震災の3日前に、飼っていたハムスターが、落ち着かずにカゴの金網によじ登ってガリガリ掻きむしり、ストレスのせいか、翌日に死んで いた」「神戸市では6匹を飼っていたが、1週間前からオスが暴れだし、翌日に1匹が噛み付かれて血だらけで死んでいた」「地震の1週間ほど前からエサを食 べなくなり、地震の前後に死んでしまった……」など。

 これらの情報をふまえたうえで、ハムスターの異常行動ランキングをまとめると、以下のようになります。

・3位……餌を食べずに貯めて巣にこもる
・2位……奇声を発して暴れたり、回し車上の運動量が増える
・1位……仲間同士で殺し合う、またはストレスで死ぬ

■リスの異常行動ランキング

  次はリスの例。あるブログでは、2008年6月14日の朝、飼っていたシマリスが「チチッ、チチッ」と鳴いていたので、「また地震があるのかな?」と思っ ていたところへ、9:01に岩手県内陸南部でM7.0最大震度6強の地震。普段から滅多に鳴くことはないが、鳴いた時には必ず地震があったそうです。リス は普段は滅多に鳴かないが、何かに警戒している時だけ鳴くことが多いようです。

 2004年10月23日17:56に発生した新潟県中越 地震(M6.8)の数日前には、シマリスがしきりにまばたきをして、姿勢を低くして宙の一点を凝視していた。非常に地味な異常行動ですが、池谷元伺大阪大 名誉教授によると、ネコが洗顔行動をする時はパルス電磁波により目に電流が流れるのだそうで、それと同様の現象の可能性があります。

『前 兆証言1519!』の報告では、「神戸市で地震の3日前に、オスとメスのリスの1匹が血まみれになって死んでいた」そう。もう1匹もその後に死んだそう で、殺し合ったのだろうと推測ができます。同じ神戸市では、地震の1ヶ月ほど前から餌を異常に食べるようになり、お腹が膨れていたが、地震の2日後に死ん でしまった、との報告も。

 リスの異常行動ランキングは、以下のようになります。

・3位……しきりにまばたきをする
・2位……普段は鳴かないのに、チッチッチと鳴く
・1位……仲間を攻撃し殺し合う

■ウサギの異常行動ランキング

  ウサギの場合は、地震前にじっとして動かなくなるケースと、逆にケージの中で激しく暴れるケースがあるようです。「前兆証言1519!」では、地震の前日 から数時間前に、金網をかじったり、落ち着かなかったという報告が目立ちます。神戸市のある家では、庭に放し飼いにしていた2匹のウサギのうち、1匹がも う1匹をジャンプして攻撃し、血だらけになって死んでしまった。

 2008年のテレビ朝日「ワイド! スクランブル」で放映されたウサギ の危険察知能力の特集でも、興味深い例があります。横浜市のウサギ専門店のオーナーの談話によると、彼女が飼っていたウサギが、2005年7月に関東で震 度5強の地震が発生する直前に、オウムのような声で鳴いたそうです。ウサギには声帯がなく、何か絶体絶命のことが起きない限り鳴かないようです。2008 年7月24日の岩手巻沿岸北部地震(M6.8)の前日朝には、ウサギの飼い主から問い合わせの電話が殺到した。昨日まで元気だったのが元気がなくなったと か、餌を食べなくなったとか。そこで、「もしや地震があるのでは?」と思ったそうです。

 ウサギの異常行動ランキングをまとめると、以下のようになります。

・4位…大人しくなって、ケージの片隅でじっとしている
・3位…小屋の中を走り回ったり、金網をかじったりして暴れる
・2位…普段鳴かないのに、鳴く
・1位…仲間を攻撃し殺し合う

 普段おとなしいペットが仲間同士で殺し合いをしたりするのは、尋常でないパニック状態に陥っていて、かなり危険なサインなので、このようなペットを飼っている方は、記憶にとどめておいてください。

■百瀬直也(ももせなおや)
  東京出身。スピ・超常現象研究家。10代の頃にスピ世界に目覚め、内外の聖地巡礼を続ける。神仏、聖者、シャーマニズム、イスラエル10支族 などの古代史、地震予知、西洋・インド占星学なども研究。スピリチュアルダウジングや占星術などによる男女の相性判定を得意とする。著書は「ヴィア・ドロ ローサ〜イエスが歩いた悲しみの道」「大地震の前兆集〜生き残るための必須知識」シリーズ (Amazon Kindle本)など。
・ブログ「探求三昧」

http://news.ameba.jp/20130227-523/
地震を知らせる「イヌとネコ」の異常行動ランキング 来るべき大地震は2月か3月か!? 
2月か3月に日本海側で大地震の恐れ!? ニュースでチェックしておきたい魚の異変


★動物の大災害前の異常行動は、まだ解明されていない部分が多いと思います。スマトラ大地震の時に起きた大津波の来る前に、ゾウたちが内陸に向かって逃げたのは、有名な話です。
象のインターネット
http://www.starman.biz/kazuosasaki_blog/nature/communication/pg279.html

マイクロ発電施設:大崎に設置計画、14年度稼働へ 内川の流れ利用 /宮城

★マイクロ水力発電 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E6%B0%B4%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB


毎日新聞
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マイクロ発電施設:大崎に設置計画、14年度稼働へ 内川の流れ利用 /宮城
毎日新聞 2013年02月21日 地方版
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20130221ddlk04040025000c.html
▼全文転載


 (宮城)県は、大崎市岩出山の内川の流れを利用したマイクロ発電施設の設置計画を進めている。「せせらぎ水路小水力発電普及推進事業」と名付け、14年度の稼働を目指し施設の設置・管理手法などについて同市や大崎土地改良区、市民団体と協議している。

 マイクロ発電は発電量100キロワット以下の規模で、県が取り組むのは初めて。地球温暖化問題に対応す るCO2削減のため、再生可能(自然)エネルギーの普及を目指す国と県による取り組み。県によると、県内にはマイクロ発電の候補地が180カ所あり、岩出 山の実証稼働が成功すれば、他候補地でも幅広く導入を図るという。

 内川は伊達政宗が江合川から引いた、流量が豊かな疎水。発電施設の予定地は国史跡の旧有備館近くで、約 1・5メートルの落差を利用する。生み出された電力は約100ヘクタールの広大な水田へかんがいする揚水機場を動かす電源として利用されるが、余剰電力が 生まれれば売電して発電施設の管理費に当てるという。

 一方、加美町も独自の自然エネルギー推進事業を13年度から進める計画で、14年度にマイクロ発電を始める方針を示している。【小原博人】

毎日新聞 ホーム>http://mainichi.jp/

マイクロ水力発電:水路から回る街の灯 大阪・八尾のNPO、実証実験に成功

★マイクロ水力発電 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E6%B0%B4%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB


毎日新聞
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マイクロ水力発電:水路から回る街の灯 大阪・八尾のNPO、実証実験に成功
2013年02月22日
http://mainichi.jp/select/news/20130222mog00m040036000c.html
▼全文転載

 小川や用水路で発電機を使い、水の流れから電力を取り出すマイクロ水力発電の活用法を、元企業経営者やメーカーOBらのNPO「中小企業サポート隊」(大阪府八尾市、浜田典弥(のりひろ)理事長)が探っている。先月、初の実証実験にこぎ着け、街路灯に使える電力を発電した。全国的な電力不足の中、マイクロ水力発電に対する関心は各地で高まっており、エネルギーを「地産地消」する取り組みとして注目される。【吉田卓矢】

 一般的にマイクロ水力発電は発電出力が100キロワット以下と定義される。クリーンエネルギーとして注目されるが、普及には採算性などが課題だ。

 同NPOのメンバーが「地域でどれくらい利用できるか調べよう」と昨年7月、導入に向け始動。約5カ月 かけて、八尾市と羽曳野市を調査し、川から分岐した用水路の詳細な地図を作製した。さらに約50地点で水の流量を計測し、地図に記載。地域で分岐と合流を 複雑に繰り返す用水路の流量を一目で分かるようにした。

 この結果を基に、流量が十分な2地点(八尾、羽曳野両市)に今年1月、発電機を設置。最大約50%の効率で流量を電力に変える堺市の機械加工会社「山崎」開発の発電機を用いて、実験を試みた。

 その結果、1月は水量が少ないことも影響して変換効率は28〜34%にとどまった。最大出力は10〜21ワットと、蛍光灯や電球をともす程度だが、街路灯には十分使える電力だという。

 今回使った発電機は、直径約1メートルの水車で発電する方式で、持ち運びできるのが特徴。浜田理事長は「出力は小さいが、用水路に数メートルおきに置けば、何度も電力を取り出せる。今後も実験を重ね、活用法を考えたい」と話す。

 環境省の10年度の調査では、国内の河川や農業用水路を最大限活用すると、100キロワット未満の発電設備で計約30万キロワットを発電できる可能性がある。マイクロ水力発電自体の設置数や発電出力は不明だが、岐阜県のNPOが出力最大10ワット程度の装置を11年8月に発売したところ、学校や自治体から問い合わせが相次ぎ、約200個を売り上げたという。

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この国と原発:第3部・過小評価体質/5 火山対策、国の指針なく <毎日新聞>

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
この国と原発:第3部・過小評価体質/5 火山対策、国の指針なく
毎日新聞 2011年11月02日 東京朝刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20111102ddm002040041000c.html
▼全文転載

(1)
 火砕流到達の悪夢

 「(各地に原発が造られた20世紀後半の日本の火山は)歴史的にみれば異常な静穏期だった。今世紀は新 燃岳(もえだけ)(宮崎・鹿児島県)の数十倍のマグマを放出する大噴火が5〜6回起きるかもしれない」。藤井敏嗣・東京大名誉教授(火山学)は指摘する。 世界の活火山の1割近い110の火山を抱える火山国・日本。実は、原発の火山対策を定めた国のルールはない。

 同じく火山国のインドネシアなど東南アジアでの原発建設の動きに合わせ、国際原子力機関IAEA)は 09年、火山を巡る原発の立地条件に関する指針案をまとめた。これを受けて国内でもようやく、業界団体「日本電気協会」が同年に指針を制定し、今は原発の 設計時に配慮すべき事項を検討している段階だ。焦点の一つは、火山灰対策。大噴火があると、各地の原発が影響を受ける恐れがある。

 「屋根に積もった火山灰はほうきで掃き、電線の灰はスプリンクラーで流す。非常用ディーゼル発電機のフィルターが詰まれば、作業員が取り換える」。同協会の検討会で電力業界側の委員らは対策を説明した。

 だが、委員を務める山崎晴雄・首都大学東京教授(地震地質学)は首をひねる。「火山灰が降りしきる中では、車はスリップして動けない。作業員や資材はどう確保するのか。電線のショートを防ぐ碍子(がいし)が灰で機能を失えば、外部からの送電が止まる恐れもある」

(2)

 長崎大の調査では、90年からの雲仙普賢岳(長崎県)の噴火で、同県島原市の住民の半数が火山灰の影響 による車の故障を経験した。火山活動は長期化しやすく、もし外部電源が止まり、非常用発電機も運転できなくなれば、東京電力福島第1原発事故の二の舞いと なる恐れもある。

 懸念はそれだけではない。火山学者が恐れる最悪のシナリオは、カルデラ(火山性の円形のくぼ地)をつく るような巨大なカルデラ噴火の発生だ。国内では過去約12万年に18回起き、平均すると6000年程度の間隔になる。約7300年前に南九州で起きた噴火 以降はなく、藤井名誉教授は「次の噴火がいつ起きても不思議でない」と警告する。

 約9万年前に阿蘇山(熊本県)で起きたカルデラ噴火では、北海道でも10センチの火山灰が積もった。さらに脅威なのは、巨大火砕流原発を襲う事態だ。

 過去には約160キロ先まで到達した例もあるといい、同協会の指針は今後の新設炉について、火砕流が到 達する場所では立地の可否も含めて検討するよう求めている。既存炉は対象ではないが、北海道電力泊原発九州電力川内原発の敷地そばには、洞爺カルデラや 姶良(あいら)カルデラの噴火による火砕流の堆積(たいせき)物が残る。

(3)

 指針策定に参加した中田節也・東京大地震研究所教授(火山学)は「既存炉も評価し直した方がいい」と話すが、そうした動きは全くない。指針策定後、電力会社の担当者がある火山学者を訪ね、こう聞いたという。

 「(想定しないで済むよう)カルデラの噴火の確率が下がるように考える方法はないでしょうか」=つづく

(毎日新聞・連載特集)
この国と原発 アーカイブ(2011年)
http://mainichi.jp/feature/20110311/konokunitogenpatsu/archive/news/2011/index.html

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この国と原発:第3部・過小評価体質/6止 安全目標、たなざらし <毎日新聞>

★これで2011年分は、終了です。

毎日新聞
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この国と原発:第3部・過小評価体質/6止 安全目標、たなざらし
毎日新聞 2011年11月03日 東京朝刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20111103ddm002040052000c.html
▼全文転載

(1)
 ◇リスク受忍、どこまで

 「原子力を利用する事業活動には、エネルギー確保などの便益がある一方、広範囲にわたる放射性物質の放散などを伴う事故が発生する可能性という、国民の健康や社会環境に大きな影響を及ぼすリスクが潜在することは否定できない」

 まるで、東京電力福島第1原発事故を予測していたかのような表現で始まる報告書がある。03年12月、原発の「安全目標」を検討していた原子力安全委員会の専門部会が出した「中間とりまとめ」だ。

 安全目標は「想定外」に備え、大事故が起きるリスクをどこまで小さくすれば十分かを判断する「道具」 だ。中間とりまとめは案として「原発事故の被ばくで死者を出す危険性を年100万分の1以下に抑える」と提示。導入されれば、国は電力事業者に対し、数字 を基にリスク低減を求める規制を実施できる。「リスク発生の確率が高ければ対策を求める声が高まり、議論につながり透明性も向上する」(原子力安全委事務 局)という。

 欧米では、79年の米スリーマイル島原発事故などを受け、安全目標の導入が進んだ。英国やカナダ、オラ ンダなどが個別の原子炉の規制に活用するなど、安全目標策定は「世界標準」になっている。国内では、99年のJCO臨界事故をきっかけに注目され、原子力 安全委は00年の原子力安全白書で、安全目標の検討を表明した。

(2)

 中間とりまとめは、数字の意味を考える参考として「交通事故で死亡する危険性は年1万分の1」などのデータも示し、国民的議論の必要性を訴えた。ところが、その後は議論が進まず、いまだに「案」のままだ。

 たなざらしとなった理由について、原子力安全委事務局は「地震を確率で安全評価する手法が未成熟だった ことなどが主な要因」と説明する。だが、元専門部会委員は「とにかく日本のみなさんはリスクを言うのが嫌い。大きな事故が起こる確率のことを。事故は起き ませんというのが好き。問題があったから導入できなかったというのではない。それなりの力学、因縁があった」と、導入に反対する動きが強かったことを示唆 する。

 過小評価してきたリスクが今、福島第1原発事故で白日の下にさらされた。専門部会の部会長を務めた近藤 駿介・原子力委員長は「福島の事故で最大の問題となったのは土地の汚染。土地を汚染したら、人間が暮らしていけなくなる。安全目標は土地の汚染が発生する リスクも指標にしてはどうか」と話す。

 原子力安全委の班目(まだらめ)春樹委員長は安全目標について、10月24日の会見で「来春に原子力安全庁ができれば安全委は改組される。来年の3月31日までには課題の整理くらいはやりたい」と述べた。

(3)

 原発事故のリスクをどこまで受け入れるのか。住み慣れた家、故郷に長期間住めなくなる人が出るリスクを受け入れてまで原発を続けていくのか。今後、具体化する安全目標の議論は、電気を使う一人一人に重い問いを投げかける。=おわり

     ◇
 この連載は永山悦子、河内敏康、奥山智己、町田徳丈、八田浩輔、岡田英が担当しました。

(毎日新聞・連載特集)
この国と原発 アーカイブ(2011年)
http://mainichi.jp/feature/20110311/konokunitogenpatsu/archive/news/2011/index.html
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シェールガス:輸出許可、米に要請へ 日米首脳会談で <毎日新聞>

毎日新聞
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シェールガス:輸出許可、米に要請へ 日米首脳会談で
毎日新聞 2013年02月20日 02時30分(最終更新 02月20日 02時35分)
http://mainichi.jp/select/news/20130220k0000m020135000c.html
▼全文転載

 政府は19日、ワシントンで22日開かれる日米首脳会談で、米国産の新型天然ガス「シェールガス」の輸出許可を米国に要請する方向で調整に入った。原発停止の長期化で火力発電の燃料費が増加する中、割安なシェールガスを調達して、貿易赤字の拡大や電気料金の値上げ幅を抑えたい考え。米国も輸出拡大を探っており、早ければ3月にも輸出が認められる可能性がある。

 米政府のガス輸出は許可制で、大阪ガス中部電力などが関わるプロジェクトが10年、三井物産三菱商事などが11年に米政府に対日輸出許可を申請した。

 障害になっているのが米政府が自由貿易協定(FTA)を結んでいない国への輸出を厳しく制限していることだ。日本は昨年4月の日米首脳会談でも許可を求めたが、米国内では安いシェールガスの輸出が増えると国内のガスが値上がりすると懸念、FTAを結んでいない日本向けの対応は明言を避けてきた。

 ただ、ガス輸出で稼げば経常赤字の縮小につながることから、米エネルギー省は昨年12月、「輸出は米国の利益にかなう」とする報告書を公表。輸出許可の申請時期が比較的早い日本向けを認める公算が大きくなった。

 震災後、日本はガス輸入が増え、11年から2年連続で貿易赤字に転落。従来のガス輸入は原油価格連動の 割高な価格となっており、電気料金値上げの動きが広がる中、調達コスト引き下げが急務だ。液化天然ガス(LNG)の輸入価格は現在、100万BTU(英国 熱量単位)当たり15ドル程度で、米国産シェールガスの約5倍。輸入が実現すれば、10ドル程度に収まる見通しで、「従来型ガス輸入の価格交渉にも有利になる」(経済産業省幹部)との期待も出ている。【小倉祥徳、和田憲二】

 【ことば】シェールガス

 頁岩(けつがん=シェール)層と呼ばれる硬い岩盤層の隙間(すきま)に閉じ込められている天然ガス。1 カ所にガスが集まる従来型ガス田と違い、採取が難しいのが難点だった。00年代半ばから技術進歩で北米で開発が本格化。米国内のガス価格がピーク期の5分 の1程度に下がるなど経済に「シェールガス革命」と呼ばれる大きな影響を及ぼしている。国際エネルギー機関(IEA)は、「シェール革命」によって米国は17年までに世界最大のガス、原油の産出国になると予測している。

関連記事
http://mainichi.jp/select/news/20130220k0000m020135000c.html
<ガス確保へ日本企業の投資活発化>シェールガス:日本企業、進む米投資
<毎日フォーラム>エネルギー 秋田で「シェールオイル」試験採取
<ひと>横井悟さん 国内初のシェールオイル採取に成功した
シェールガスで好調>米国の経済って順調なの?
シェールガス関電、米国産の輸入交渉開始 燃料費圧縮狙う
ウクライナシェールガス開発、欧米へシフト 供給国ロシア反発、違約金を要求

毎日新聞 ホーム>http://mainichi.jp/


毎日新聞
シェールガス:日本企業、進む米投資
毎日新聞 2013年02月20日 02時30分(最終更新 02月20日 02時38分)
http://mainichi.jp/select/news/20130220k0000m020141000c.html
(※引用ブログ)
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2013/03/01/180555

毎日新聞
毎日フォーラム・ファイル:エネルギー 秋田で「シェールオイル」試験採取
2012年11月19日
http://mainichi.jp/feature/news/20121106org00m010049000c.html
(※引用ブログ)
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2013/03/01/180907

毎日新聞
ひと:横井悟さん 国内初のシェールオイル採取に成功した
毎日新聞 2012年11月24日 00時13分(最終更新 11月24日 11時42分)
http://mainichi.jp/opinion/news/20121124k0000m070114000c.html
(※引用ブログ)
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2013/03/01/181216

電気料金値上げ審査 経産省、圧縮に本腰 顧問報酬 燃料費<MSN産経ニュース>

MSN産経ニュース
トップ>http://sankei.jp.msn.com/top.htm
電気料金値上げ審査 経産省、圧縮に本腰 顧問報酬 燃料費
2013.2.20 21:01
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130220/fnc13022021030017-n1.htm
▼全文転載

 電力会社による電気料金の値上げ申請が相次ぐ中、経済産業省が発電コスト算定の見直しに乗り出した。月内の方針とりまとめを目指す関西電力と九州 電力の審査では、人件費や燃料費などの経費を厳しく見積もることで、値上げ幅を圧縮する方向だ。値上げによる負担増で消費が減退し、安倍晋三政権が最重要 課題に掲げる経済再生の足を引っ張る懸念があり、コスト削減により負担軽減を狙う。

 20日開かれた両社の値上げを審査する経産省の専門委員会で、委員からは「燃料費が下がるような努力をしてほしい」などコスト圧縮の必要性が指摘された。

  経産省は専門委のとりまとめを受けて3月に値上げを認可する予定だが、「両電力ともコスト削減余地がある」(経産省幹部)とみる。電気料金は電力会社の燃 料費や人件費などのコストに利益を上乗せする「総括原価方式」で決まるため、人件費を圧縮して消費者の理解を得たい考えだ。

 やり玉に挙 がったのは、社長や会長などを経験した役員OBらに支払う顧問報酬だ。関西電力は顧問14人に対して年約1億4千万円、九州電力も顧問・相談役3人に対し て8900万円をそれぞれ払っている。経営難を背景にした値上げにもかかわらず、人件費に顧問報酬が含まれていることには批判が強い。

 専門委でのやり取りを先取りしたのか、四国電力が20日、経産省に申請した平均10.94%の値上げでは、顧問報酬をコストに織り込まなかった。

 また、経産省は燃料費を抑える仕組みを導入する検討を始めた。米国で開発が進む新型天然ガス「シェールガス」の輸入で、将来的に値下がりが見込まれる天然ガスの調達価格を先取りして燃料費を算出する案が浮上している。

  ただ、シェールガスの輸入が正式決定しておらず、電力業界などは経産省の議論を注視する。電力中央研究所が都市ガスや商社など14社のLNG取引担当者に 聞き取り調査したところ、米国でのシェールガス開発コスト上昇や、北米の好調な内需などから、調達価格の大幅な削減は難しいとの意見が大勢を占めたとい う。

関連ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130220/fnc13022021030017-n1.htm
圧縮効果で米ガス導入議論 関電、九電値上げ審査
人件費や修繕費を議論 専門委が関電、九電の値上げ審査で
関電・九電、社宅売却など資産圧縮へ 経産省の値上げ審査
関電、九電の値上げ審査始まる 経産省の専門委
四国電力が値上げ申請

MSN産経ニュース トップ>http://sankei.jp.msn.com/top.htm




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ドキュメンタリー:ビキニ環礁水爆実験 「放射線を浴びたX年後」上映、フォーラム山形で来月1日 

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
ドキュメンタリー:ビキニ環礁水爆実験 「放射線を浴びたX年後」上映、フォーラム山形で来月1日 /山形
毎日新聞 2013年02月19日 地方版
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20130219ddlk06040003000c.html
▼全文転載

(1)

 ◇震災復興支援プロジェクト

 1954年の米国によるビキニ環礁での水爆実験で被ばくしたのが第五福竜丸だけではない史実を掘り起こした地方テレビ局制作のドキュメンタリー番 組「放射線を浴びたX年後」が3月1日、山形市香澄町2のフォーラム山形で上映される。番組では触れられていないが、当時、環礁周辺では鶴岡市加茂の本田 昭一さんが船長を務める遠洋マグロ漁船も操業していた。本田さんの妻芳恵さん(83)は「核は作るのも使うのもだめだ」と言い続けた亡き夫の遺志を胸に、 史実を忘れず、放射能への正しい知識と情報を基に行動してほしいと訴えている。【長南里香】

 ◇爆心地の東290キロで操業

 米国がビキニ環礁で計6回の水爆実験を行った59年前の3〜5月、環礁周辺で約1000隻の日本漁船が 操業していた。そのうちの1隻が昭一さんが船長で、同市加茂の水産会社経営、尾形六郎兵衛さんが所有する神奈川県三浦市の三崎港所属の遠洋マグロ漁船「尾 形海幸丸」(155トン)だった。

 海幸丸が操業していた場所は、爆心地から約150キロ東にいた第五福竜丸から、さらに約140キロ東 だった。芳恵さんは「夫は網を仕掛けた後の仮眠中で船内にいて、実験があったことを会社からの無線で知らされました」と言い、次のように振り返った。「周 辺の漁船同士が無線で情報交換し、第五福竜丸の甲板に放射性物質を含んだ灰が積もり、知らずに船員がなめたという話も伝わりました。海幸丸の甲板も灰で覆 われ、会社からの指示でマストや甲板を何度も洗ったそうです」

 昭一さんと乗組員25人が三崎港に帰港したのは4月14日になってからだった。船体とマグロから放射能が検出された。

 芳恵さんによると、汚染されたマグロは廃棄され、1年後に国から当時で1人当たり5万円の補償金が支払 われて一方的に解決させられたという。昭一さんはその後に船を替えて漁を続け、帰郷して地元温泉旅館に勤務。11年前に75歳で亡くなるまで放射線障害な どの症状は感じられなかった。しかし、「核はだめだ」「今だったらこんなことじゃ済まされない」と言い続けた。放射能に対する正しい知識を持って行動する ことの大切さを話していたという。
(2)
 ドキュメンタリー番組「放射線を浴びたX年後」は、東日本大震災復興支援上映プロジェクトとして山形国際ドキュメンタリー映画祭が主催する上映イベント「忘れないために」の1プログラム。宮城県石巻市・門脇小の1年を記録した「津波のあとの時間割」など計6本が3月1日から3日にかけて上映される。

毎日新聞 ホーム>http://mainichi.jp/

「黒い雨」痕跡確認 金大・山本教授ら

北國新聞
ホーム>http://www.hokkoku.co.jp/
石川のニュース 【8月6日02時57分更新】
「黒い雨」痕跡確認 金大・山本教授ら
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20110806101.htm
▼全文転載

 広島で原爆投下直後に降った「黒い雨」に由来するとみられる放射性物質を、金大の山 本政儀教授(環境放射能学)らのグループが、爆心地から約20キロ離れた民家床下の土 壌で検出した。黒い雨研究は未解明な部分が多いが、小松市の尾小屋地下実験室での測定 で、微量放射線を確認した。原爆投下から6日で66年。当時の住民の内部被ばく評価に 向けた一歩となり、福島第1原発事故で懸念される放射線の人体への影響を探る基礎デー タとしても注目される。

 当時、黒い雨による高い放射線量が観測されたのは、爆心地の西2〜3キロ。それ以外 のエリアで住民の証言によらない「直接的な証拠」を確認したのは初めてで、広島市が国 に長年求めてきた降雨域への援助拡充に追い風になる可能性もある。山本教授は長崎市の 間の瀬地区でも「黒い雨」の痕跡調査を始めており、年内に結果をまとめる予定だ。

 黒い雨の調査は、1950年から60年代初めに行われた米ソの大気圏内での核実験で セシウム137などが世界中にばらまかれたため、原爆由来の汚染痕跡を見いだすことは 極めて困難となった。山本教授がメンバーに加わる「黒い雨」の研究グループでは3年前 から、終戦以降で大気圏核実験の始まる49年以前に建てられた家の床下にある土壌を使 った調査に取り組み、広島の爆心地から北西に7〜20キロの20カ所の土壌サンプルを 採取し、測定した。

 ごく微量の放射性物質を測定できる世界トップレベルの施設である尾小屋地下実験室で の分析では、1平方メートル当たりに広島原爆由来のセシウム137が20〜50ベクレ ル含まれていると推測された。30年の半減期などを考慮すると、当時は数百ベクレルが 降下したと予想されるという。福島第1原発事故より低い線量だった。

 広島原爆では、瞬間的に放射線を外から浴びる外部被ばくの調査は行われたが、「黒い 雨」による低い放射線量の内部被ばくは詳しく調べられず、放射線の人体への影響が学術 的には解明されないままとなっている。山本教授は、福島第1原発事故が発生した今、黒 い雨調査の意義は大きいとし、「調査地点をさらに増やし、線量推定の精度を上げていき たい」と話している。

北國新聞 ホーム>http://www.hokkoku.co.jp/

黒い雨:公開シンポ 放影研へ異論や注文 被害未解明「もっとデータを」 /広島 <毎日新聞

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
黒い雨:公開シンポ 放影研へ異論や注文 被害未解明「もっとデータを」 /広島
毎日新聞 2013年02月23日 地方版
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20130223ddlk34040584000c.html
▼全文転載

(1)

 原爆資料館(中区)で17日、米軍による原爆投下後に降った放射性物質を含む「黒い雨」や、残留放射線による低線量被ばくをテーマに開かれた公開シンポジウムは、黒い雨に関するデータを保管する日米共同機関・放射線影響研究所の研究者と、データの公開を求める医師・研究者の間で激しい議論が交わされた。傍聴した約250人の参加者も交えて、放影研の説明への異論や注文も相次いだ。黒い雨や残留放射能の被害が、被爆68年を経て未解明である現実をあらわにした。シンポの詳報を伝える。【加藤小夜】

 シンポは日本ジャーナリスト会議広島支部が主催。登壇した5人は大久保利晃・放影研理事長▽小笹晃太郎・同疫学部長▽本田孝也・長崎県保険医協会会長▽大瀧慈(めぐ)・広島大原爆放射線医科学研究所教授▽高橋博子・広島市立大広島平和研究所講師。黒い雨に遭ったと答えた人に、高率で脱毛などの症状が出たとする米オークリッジ国立研究所の報告書▽放影研による黒い雨データの解析▽残留放射線に関する見解−−の3テーマが設定された。

 ◆オークリッジ報告書

 報告書は71〜72年に作成された。小笹部長は「黒い雨以外が同じ条件で比較する必要があるが、全く違 う集団を比べている」と問題点を挙げた。報告書を発見した本田医師はその点に理解を示した上で、放影研の保管データでは爆心の1・6キロ以遠の被爆者にも 発熱や血性の下痢などが高率で発生していると指摘。「放影研は高度の脱毛だけを放射線特異性が高いとしているが、中程度の脱毛は詳しい解析がなされていな い。他の急性症状と合わせて解析すると、違った結果が出てくるのでは」と話した。

 ◆黒い雨データの解析

 黒い雨に遭ったと回答した約1万4000人分のデータを保管する放影研は、昨年12月に発表した「黒い雨に遭ったことによるがんのリスクの増加はみられない」という説明を改めて繰り返した。

 大瀧教授は、長崎では黒い雨に遭ったと答えた人の固形がんによる死亡リスクが、遭っていないとした人より高い結果を問題視。「雨に遭うと治療効果が非常に低下したということでは」と述べ、解析の継続を求めた。

 大久保理事長は「『雨に遭った』というのを当時どんな定義で聞いたか分からない。私どもはデータがどれだけ信頼できる形で取られたかを検討しながら解析を進めている。それで総合的に(リスクはみられないと)判断した」と答えた。

 ◆残留放射線

(2)

 大久保理事長は「非常に緻密に計算された直接被ばく線量も、最終的な(建物などによる)遮蔽の効果を入れると、平均で30%ぐらいの誤差がある。意図的に削ったわけでなく、今でも残留放射線の研究は続けている」と強調した。

 米軍文書などの記録収集が専門の高橋講師は、放影研の前身・米原爆傷害調査委員会(ABCC)の時代、 番号付きの残留放射線調査が打ち切られた事実を挙げ、「現在までその手法で続けていたら、大事なデータが残っていた可能性がある」と指摘。さらに「米軍に 送られた被爆者の病理学的資料は、広く人類のための研究に使用されなかった。『二度とこんな目に遭わせたくない』と協力してきた被爆者の気持ちを最大限に 尊重して、データを共同研究しやすい形にしてほしい」と注文した。

 ◇「健康調査して」

 シンポの最後には、会場の参加者からも意見が次々と上がった。

 東京から来た弁護士は「(放影研は)歴史から見て、必ずしも市民から中立的に見られていない。データをできるだけ公表し、外部の学者と意見交換しながら計画を立て、外に分かる形にしていくことが必要だ」と話した。県「黒い雨」原爆被害者の会連絡協議会のメンバーらも傍聴し、松本正之事務局次長(87)は「黒い雨をかぶった私たちは健康が悪い。科学者たちは調査して、どういう健康状態かということを掘り下げてもらいたい」と訴えた。

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ウクライナ→福島・南相馬、放射線測定器50台寄付 日本から長年援助、市井の支援積み重ね

毎日新聞
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キャンパる:ウクライナ→福島・南相馬、放射線測定器50台寄付 日本から長年援助、市井の支援積み重ね
毎日新聞 2012年12月21日 東京夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20121221dde012070072000c.html
▼全文転載

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 チェルノブイリ原発事故で汚染されたウクライナの貧しい村。その地から、東京電力福島第1原発事故で被 災した福島県南相馬市に、放射線測定器50台が送られたという。測定器の軌跡をたどると、ウクライナと日本を結ぶ、細く長い支援の積み重ねがあった。【東 京外国語大・酒井友花里】

 のどかな田園風景が広がるウクライナのジトーミル州ナロジチ地区。この地区はチェルノブイリ原発の西方、約60キロに位置している。当時の人口は約3万人。今でも1万人以上がこの地に残り、食べ物による内部被ばくが続いているという。

 今年5月、この地区で行われている食事調査に同行することができた。住民が食べている5日分の食事を持 ち寄り、放射能を測定、内部被ばく線量との関連を調べている。その食品サンプルを集めている時、昼食に招かれた。「キノコは手をつけないようにしなさい。 まだ、かなり汚染されているかもしれない」。長年、調査し続けたウクライナの研究者は、隣でそっとささやいた。窓からふと外に目をやると、隣の家は草が伸 び放題の、人が消えた廃虚であった。

 ジトーミル州から、1台当たり約180ドル(約1万5000円)する手持ちの放射線測定器が50台、南相馬市に寄付されたと耳にし、興味を持った。

 「日本に何かしたい」。福島原発事故後、同州の住民の声が強くなったという。チェルノブイリ原発事故 後、世界各国から支援があったが、一過性のものが多かった。その中で、NPO法人チェルノブイリ救援・中部」は、現地からの支援要請を受け、中部地区で 有志が集まり、1990年、日本の民間団体として初めて現地訪問。それ以来今日まで、活動を続けてきた。医薬品や医療機器の供与、菜種による土壌改善プロ ジェクトなど、ウクライナの科学者や活動組織と積極的に協力している。

 「住民の被害を最小限にしたい。そんな最低限共有できるものがあるからこそ、ウクライナ側と長年、協力できています」。チェルノブイリ救援・中部ウクライナ駐在員の竹内高明さん(51)の一言には、現地で活動を続けてきた実感がこもる。

 原発事故の被害者を支えようとジャーナリストらが創立した活動団体「チェルノブイリの人質たち」代表の キリチャンスキさんは、「お金を出してくれたのはね、村の年金暮らしのお年寄りたちが多いです。日本の人たちが、自分たちの政府以上に、長年自分たちの心 配をし続けてくれたからと言ってね。なけなしの貯金を引っ張り出したんですよ」と語る。

(2)

 ウクライナでは、必要に迫られ、日本のメーカーよりも放射線測定器の技術が進んでいるという。行政に頼らず自分たちで測るのが何よりの自己防衛になる。そんな現地での教訓も踏まえ、測定器50台を送ることになった。
 ◇「安全」を知りたい

 11月、南相馬市を訪れた。ボランティア市民によって運営される「放射能測定センター南相馬・とどけ 鳥」に、その50台はあった。この測定器で南相馬市の放射能汚染マップが作られ、近所のスーパーや市民に無償で貸し出されている。南相馬市の全家庭に行政 から測定器が配布される前は、貸し出しの申し込みが殺到していたという。

 「とどけ鳥」では毎週火曜日から金曜日の午前10時から午後4時まで、食品の放射能測定器も利用できる。ここで働く神谷俊尚さん(68)は、「学問的な正確さよりも、できる範囲のことを柔軟にやらないととても回らない」と語る。

 「とどけ鳥」では、放射能測定に関する基礎知識や、家庭菜園で取れた南相馬市の野菜や果物、計2100 検体の測定値もホームページで公開している。目指しているのは、どこまでも、現地で暮らす人びとが実際に「使える」ガイドラインだ。「本当に大事な支援っ てなんだろうね」とここでボランティアスタッフとして働く小林秀紀さん(64)はつぶやいた。現在、仮設住宅で暮らしている。震災の1カ月前に、原発から 20キロ圏内の小高区に住所を移したばかりだった。

    ◇

 一過性に終わらない、細々とした長い支援の積み重ね。そうした支援が、被災した当事者たちの支えになっている。

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【2013年最高値】福島産イノシシから7500ベクレルの放射性セシウム検出!

ベスト&ワースト
トップ>http://www.best-worst.net/
【2013年最高値】福島産イノシシから7500ベクレルの放射性セシウム検出!
 2013年2月22日 13:00
http://www.best-worst.net/news_awP3bLtxZ4.html?right
▼全文転載

■放射性セシウム生物濃縮は進んでいるのか!?
2013年2月21日、厚生労働省が発表した「食品中の放射性物質の検査結果について(第584報)」により、福島県楢葉町で捕獲されたイノシシから1キロ当たり7500ベクレルの放射性セシウムが検出されたことが判明した。

参考画像
http://www.best-worst.net/files/426/801944840fc25de45544b5f7218a7b64.jpg

緊急時モニタリング又は福島県の検査結果
http://www.best-worst.net/files/487/08cc1c168227241580d852b938637c3c.jpg


また、今回の検査では、同時に7000ベクレルを超えるイノシシが3頭検出されている。

※基準値超過(21件)
 No.35、103:福島県産アイナメ(2)(Cs:220、330Bq/kg)
 No.59、60、125:福島県産シロメバル(3)(Cs:250、180、230Bq/kg)
 No.115:福島県産ウスメバル(Cs:160Bq/kg)
 No.118:福島県産エゾイソアイナメ(ドンコ)(Cs:130Bq/kg)
 No.122:福島県産コモンカスベ(Cs:190Bq/kg)
 No.147:福島県産マコガレイ(Cs:780Bq/kg)
 No.282:福島県産ツキノワグマ肉(Cs:260Bq/kg)
 No.284、287、288、291、293〜299:福島県産イノシシ肉(11)(Cs:470〜7,500Bq/kg)


7500ベクレルは2013年に検査されたイノシシの中では最も高い放射性セシウム濃度になっている。

■イノシシ放射性セシウム汚染ランキング
イノシシは生態系の頂点に立ち、汚染された腐葉土から成長するキノコを主食とする、生物濃縮が起きやすい動物である。

福島県の腐葉土は最大20万ベクレルを超えるレベルで汚染されている。
http://www.best-worst.net/news_auO6J4bV4o.html

(参考:当サイト2013年2月13日記事)


分解者であるキノコ類がさらにそれを生物濃縮していくことは間違いなしだろう。

そして、キノコを食べるイノシシは更にセシウム濃度を高めていく。

現在まで確認されているイノシシの放射性セシウム汚染のランキングは2012年中のものが殆どだ。

1位:いわき市(2012年10月29日捕獲)3万3,000ベクレル
2位:二本松市(2012年6月10日捕獲) 2万5,000ベクレル
3位:二本松市(2011年9月5日捕獲) 1万4,600ベクレル
4位:平田町 (2011年12月6日捕獲) 1万3,300ベクレル
5位:南相馬市(2012年12月02日捕獲)1万1,000ベクレル


直近では昨年12月に1万ベクレルを超える放射性セシウムを検出したイノシシが捕獲されている。これが5位になっている。

今回の7500ベクレルはその放射性セシウム汚染に次ぐものとなる。

また、続けて3頭発見されたことも大きな意味を持つのではないかと考えられる。

今後も、イノシシの放射性セシウム検出結果には注目であろう。

外部リンク
食品中の放射性物質の検査結果について(第584報)|報道発表資料|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002vnrf.html

ベスト&ワースト トップ>http://www.best-worst.net/

海底土放射能100倍に 沖合、昨年末1カ月で急上昇(福島県浪江町)<東京新聞 TOKYO WEB

東京新聞 TOKYO WEB
トップ >http://www.tokyo-np.co.jp/
海底土放射能100倍に 沖合、昨年末1カ月で急上昇
2013年2月23日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/condition/list/CK2013022302000168.html
▼全文転載

 今週(十六〜二十二日)の東京電力福島第一原発では、北に約十キロ離れた福島県浪江町の沖合二キロで採取した海底土の放射能の濃度が、急上昇していたことがわかった。

 東電によると、昨年十二月の放射性セシウム濃度は一キログラム当たり二三七〇ベクレル。十一月の同二五ベクレルと比べ、百倍近くに増えた。急上昇 の原因は不明だが、東電は「原発から新たに放射性物質が漏れ出したというデータはない。海流や波、天候の影響ではないか」とする。

 また、1号機の原子炉建屋の一階床に穴を開け、そこから小型カメラや線量計、温度計を入れ、高濃度汚染水がたまる建屋地下を調べた。水面近くでは 作業員の被ばく限度(五年間で一〇〇ミリシーベルト)に六分半で達する毎時九二〇ミリシーベルトと、依然高い放射線量を計測。水温は約二三度だった。画像 では、水面が白っぽく写り、底には茶色い砂のようなものが堆積していた。

 3号機の使用済み核燃料プールに燃料交換機の部品が水没し、東電は水中カメラで撮影したプール内の画像を公開。核燃料や貯蔵ラックに損傷や変形などは確認されなかった。
図URL
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/condition/list/images/PK2013022302100054_size0.jpg

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