「北の山・じろう」時事問題などの日記

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この国と原発:第7部・メディアの葛藤/5 民放CM、抵抗にじむ 視聴者印象は「安全」<毎日新聞>

毎日新聞
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この国と原発:第7部・メディアの葛藤/5 民放CM、抵抗にじむ 視聴者印象は「安全」
毎日新聞 2012年10月27日 東京朝刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20121027ddm002040074000c.html
▼全文転載


原発など社会的に意見が対立する問題についての扱いを定めた日本民間放送連盟放送基準47条=「民放連放送基準解説書2009」より
http://mainichi.jp/graph/2012/10/27/20121027ddm002040074000c/001.html

(1)

 ミキサーで野菜ジュースを作る少女に、男性キャスターが話しかける。「資源の少ない日本では、電気もさまざまな発電の特徴を生かして作っているん だ」。そして水力・火力発電所が紹介された後、キャスターが締めくくる。「100万キロワット級の原発が1年間で削減できるCO2は、関東と同じ広さの森 林が吸収できる量に相当します」

                         

 東京電力福島第1原発事故が起きる直前の11年2月、東電はこんなCMを流していた。電気の重要性を訴え、火力発電や水力発電にも目配りするなど、注意深く見ると、原発だけの宣伝にならない形をとっている。それは、原発のCMに対するテレビ側の「抵抗」の跡でもある。

                         

 原発のCMがいつ始まったのかは、はっきりしない。ただ、民放関係者の話を総合すると、80年代に入ったころから盛んになったとみられる。

                         

 民放はもともと、原発のCM受け入れには消極的だった。世論が割れていたためだ。TBSでCMの「考 査」を長く担当した伊藤雅浩氏(77)によると、TBSの場合、東電から初めて原発CM出稿の打診があったのは75年。ちょうど新聞に原発推進広告が入り 始めた時期だが、その時は断った。

                         

 CMはスポンサーから広告代理店経由で放送局に持ち込まれるが、そのまま放送されるわけではない。考査部門が事前に適切かどうかを判断し、場合によっては断ったり、修正を求めたりする。考査はCMだけでなく、番組に対しても行われる。

(2)

 伊藤氏によると、次に東電から打診があったのは85年。当時、考査責任者の審査部長だった伊藤氏は、営業担当社員から「新聞はやっている。テレビ もかたくなにならず、やったらどうか」と説得された。審査部で議論した結果(1)「絶対安全」と言わない(2)他のエネルギーより優れていると強調しない (3)原発の積極的な推進を訴えない--などの条件で受け入れることにした。

                         

 こうしてTBS初の原発CMが流れた。日本の電源の3割は原子力であることを示すグラフと共に「考えま しょう」という趣旨のナレーションが流れる内容だった。「経営側は受け入れに積極的だったが、報道からは異論が出た」と伊藤氏は振り返る。東電は当時、夕 方のニュースのスポンサーで、CMはその枠で流されたからだ。

                         

 TBSは原発CMが放送されるようになった経緯について「いつ始まったのか特定するのは難しい。『推進』をするようなCMは放送していない」(広報部)と話している。

                         

 全国の民放の考査担当者は地域ごとに情報交換をしている。その際に参照しているのが、日本民間放送連盟の「放送基準」だ。社会的に意見が対立しているテーマについては「できるだけ多くの角度から論じなければならない」と定めている。

(3)

 この基準に基づいて、原発については「他の電源との調和を訴えるなら可だが、原発のみの宣伝は不可」という判断がほぼ共有されてきた。その結果が、冒頭の東電のCMにも表れている。

                         

 しかし、別のキー局の元考査担当者は「原発関係は経営側の意向が強くて苦労した。修正させても、視聴者 がどこまで違いを分かってくれたか」と嘆く。また、00年前後から、タレントを使った親しみやすいスタイルが目立つようになり、「視聴者に『原発は大丈 夫』と思わせてしまう効果はあったと思う」と話した。=つづく(次回は30日掲載予定です)

この国と原発 アーカイブ2012年
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この国と原発:第7部・メディアの葛藤/6 「市民団体」の新聞広告 不透明な活動資金<毎日新聞>

毎日新聞
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この国と原発:第7部・メディアの葛藤/6 「市民団体」の新聞広告 不透明な活動資金
毎日新聞 2012年10月30日 東京朝刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20121030ddm002040063000c.html
▼全文転載


(1)

 「市民と考える新エネルギーの実力・原子力の実力」「放射線ってなあに?」

                         

 東日本大震災の前年、そんな見出しが躍る全面広告が読売新聞に相次いで掲載された。広告主は官庁でも電 力会社でもなく、「地球を考える会」「あすかエネルギーフォーラム」「フォーラム・エネルギーを考える」など、市民団体のような名称の組織だった。だが、 全面広告には多額の資金が必要だ。どんな団体なのだろうか。

                         

 「地球を考える会」が出した10年11月21日朝刊の広告は、同会が主催したイベントの様子を写真入りで紹介している。

                         

 有馬朗人(あきと)・元文相(82)=東京大名誉教授=が「CO2(二酸化炭素)を出さない原子力の安 全利用を推進し、新興国での利用を援助する必要がある」と講演。作家の神津(こうづ)カンナ氏(54)が司会をするパネルディスカッションや、電力会社や 原発メーカーが出資する原発輸出のための国策会社「国際原子力開発」の武黒(たけくろ)一郎社長(66)の談話などもあり、原発推進を強くアピールする内 容だ。

(2)

 同会のホームページによると、事務局は東京都千代田区の日本プレスセンタービルに入居するNPO法人「ネットジャーナリスト協会」。登記簿による と、協会は有馬氏らが02年に設立し、日本商工会議所の岡村正会頭(74)らが理事に名を連ねる。10年11月当時は、東京電力勝俣恒久前会長(72) や日枝久・フジテレビ会長(74)も理事だった。事務局長には毎日新聞東京本社副代表や経済部長を務めた経済部OBの佐々木宏人(ひろと)氏(71)の名 がある。

                         

 その活動は多岐にわたり、ジャーナリズムとは一見、関係なさそうな事業が並ぶ。理科好きの中学生を育成 する合宿「創造性の育成塾」を06年から毎夏開催。今年3月には、有馬氏や今井敬(たかし)・日本原子力産業協会会長(82)らでつくり、協会が事務局の 「エネルギー・原子力政策懇談会」が野田佳彦首相に原発の早期再稼働を求める提言書を出した。

(3)

 協会が東京都に提出した収支計算書(特定非営利活動事業)によると、経常収入の大半を占める寄付金は10年度5526万円▽09年度7486万円 ▽08年度7077万円。誰からの寄付なのかについて事務局長の佐々木氏は「ネットで発信している以外のことは答えられない。いろいろ取材の申し込みはあ るが、基本的にお断りしている」と取材拒否の姿勢。協会の活動資金など実態については「上場しているわけではないから、話す必要もない」とにべもなく、な ぜ協会名に「ジャーナリスト」を冠しているのかも分からなかった。

                         

 一方「あすかエネルギーフォーラム」と「フォーラム・エネルギーを考える」は10年12月11日読売朝刊に連名で広告を出した。空港の手荷物検査など、日常生活の中にある放射線を紹介する内容だ。

                         

 あすかは01年、現在は国の原子力委員を務める秋庭(あきば)悦子氏(64)が中心となって設立したNPO法人。秋庭氏は当時、消費生活アドバイザーとして講演活動などをしていた。10年から原子力委員を務め、あすかの理事は退いている。

(4)

 事業報告書によると、あすかの10年度の収入4118万円のうち99・5%は事業収入。事務局は「会として原発に『賛成』『反対』というスタンス はない」と強調する。しかし、同年度に9都道県で15回開いた「高レベル放射性廃棄物ワークショップ」は、原子力発電環境整備機構(NUMO)から公益財 団法人日本生産性本部を通じて受託した事業だった。

                         

 秋庭氏は7月、取材に「(原発)反対派にお金を出してくれるところがある? 探したけれど、なかなかな かった。中立のところに出してもらえればありがたい」と話した。だが、NUMOは高レベル放射性廃棄物の最終処分を行う事業体であり「中立」とは言い難 い。更に新聞広告費の出どころを尋ねると「ETT(「フォーラム・エネルギーを考える」の略称)が出した」と説明した。

                         

 ETTは法人格のない任意団体。資金をどこから得ていたのか取材すると、当時事務局を務めていた日本生 産性本部は「お答えできない」と回答した。その後、日本経済団体連合会経団連)の外郭団体「経済広報センター」に移った事務局は「当時のことは分からな い」。代表の神津カンナ氏にも取材を申し入れたが、10月29日までに返答はなかった。=つづく

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中国産ウーロン茶から基準値を超える農薬検出!-厚生労働省が検査命令実施<ベスト&ワースト>

ベスト&ワースト
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中国産ウーロン茶から基準値を超える農薬検出!-厚生労働省が検査命令実施
 2013年2月15日 13:00
http://www.best-worst.net/news_avnbprgJRW.html
▼全文転載

■報道されない「中国食品」
一時期は「毒餃子」などで話題となった中国からの輸入食品であるが、最近は同様のニュースを聞かなくなった。

中国の生産体制が改善されたのか?

日本の受け入れ態勢が整備されたのか?

それともマスコミが無視しているのか?

2013年2月13日、厚生労働省は中国産ウーロン茶から基準値を超える残留農薬が検出されたとして「輸入食品に対する検査命令の実施」を発表した。

参考画像
http://www.best-worst.net/files/108/9ad3c4c690e00d4699decce513616abb.jpg

厚生労働省は輸入業者に対し、中国産ウーロン茶の全品検査実施を行うように命令を出したのである。

この中国産ウーロン茶は一部では販売され市場に出回ってしまっている。尚、厚生労働省では水で薄めるので健康上の問題はないとしている。

この件に関しネットニュースで報じているのは産経新聞のみとなっている。

■「フィプロニル」が検出
検出された残留農薬は「フィプロニル」。

ウーロン茶に対する基準値は以下のようになっている。

フィプロニルは、ウーロン茶には0.002ppmの基準値が適用されますが、例えば、ピーマンには0.1ppm、キャベツには0.05ppm、コーヒー豆には0.002ppmの基準値が設定されています。
(引用:厚生労働省

今回は輸入業者、3社に対し全品検査の命令が出ている。
http://www.best-worst.net/files/938/d0baf0abd639f45344281116f3a9a7d4.jpg
中国産ウーロン茶
検出された残留農薬「フィプロニル」の濃度は最大で0.009ppmとなっている。

「GUANGDONG TEA IMPORT AND EXPORT CO., LTD.」の製品は一部が流通しているとのことだ。

外部リンク
輸入食品に対する検査命令の実施
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002u0c9.html

Guangdong Tea Import and Export Wu Ji Pu-er Cha - RoyalPuer.com
http://www.royalpuer.com/Wu-Ji-Pu-er-Cha.asp

ベスト&ワースト トップ>http://www.best-worst.net/

天井のボルト挿入、半分以下も 笹子、施工不良や見逃しか<47NEWS>

47NEWS
トップ >http://www.47news.jp/
天井のボルト挿入、半分以下も 笹子、施工不良や見逃しか
2013/03/05 05:47 共同通信
http://www.47news.jp/CN/201303/CN2013030401002173.html
▼全文転載

 9人が死亡した天井板崩落事故が起きた山梨県の中央自動車道笹子トンネル上り線で、天井板のつり金具アンカーボ ルト183本の引き抜き試験をした結果、構造上は13センチ差し込まれているはずなのに、半分以下の5センチしか入っていないものがあったことが4日、捜 査関係者への取材で分かった。差し込みが13センチ未満のボルトは数本あった。

 上り線はアンカーボルトが1万1613本あり、全体では差し込み不足はさらに多かった可能性が高い。アンカーボルトの打音検査は10年以上実施されず、施工不良や点検で見逃していた可能性があり、安全管理のずさんさがあらためて浮き彫りになった。

★関連記事
http://www.47news.jp/CN/201303/CN2013030401002173.html
・笹子トンネル事故で遺族が告訴状 中日本社長ら4人に対し2013年2月13日【共同通信
・笹子トンネル全面開通 前倒し、遺族「早すぎる」2013年2月8日【共同通信
・笹子トンネル過去652カ所補修 中日本高速、危険認識か2013年2月6日【共同通信
・高速3社の点検管理、不適切 09年、会計検査院指摘 2013年2月5日【共同通信
・笹子事故、6割で荷重耐久力不足 ボルト引き抜き試験2013年2月1日【共同通信

47NEWS 【共同通信 トップ >http://www.47news.jp/



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シェールガス 三菱商事に輸出認可 カナダ政府<東京新聞 TOKYO WEB>

東京新聞 TOKYO WEB
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シェールガス 三菱商事に輸出認可 カナダ政府
2013年3月5日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2013030502000114.html
▼全文転載

 三菱商事と英・オランダ国際石油資本(メジャー)ロイヤル・ダッチ・シェルなど四社がカナダ西部から新型ガス「シェールガス」を液化天然ガス(LNG)にして日本やアジア諸国などに輸出する事業を、カナダ政府が正式に認可したことが四日、分かった。

 カナダ政府は四社に対し年間二千四百万トンのLNGを二十五年間輸出することを認めた。二〇二〇年ごろから年千二百万トン規模の生産を始める見通し。

 石油資源開発も四日、カナダ西部で進む別の事業への参画を発表しており、日本企業のシェールガス獲得をめぐる動きが加速してきた。

 四社はほかに、韓国ガス公社と中国石油天然気集団。プロジェクトの権益比率はシェルが40%、残り三社が各20%ずつ。カナダ西部ブリティッシュコロンビア州キティマット港周辺でLNGの輸出基地を建設する。

 東京電力福島第一原発事故後、日本では火力発電の燃料であるLNGの輸入量が急増している。経済成長を続ける新興国でも需要の拡大が見込まれている。米政府は現在、安価なシェールガスの対日輸出を認めていないが、解禁される可能性がある。

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IAEA、福島廃炉を国際事業化 事務局長が方針、4月に調査団<47NEWS>

47NEWS
トップ >http://www.47news.jp/
IAEA、福島廃炉を国際事業化 事務局長が方針、4月に調査団
2013/02/22 10:58 共同通信
http://www.47news.jp/CN/201302/CN2013022201001276.html
▼全文転載

 【ウィーン共同】東京電力福島第1原発事故を受け、国際原子力機関IAEA)は21日までに、将来本格化する 同原発の廃炉について、他の原子力先進国の参加も促し国際事業化を目指す方針を固めた。廃炉実現に向け、専門家で構成する国際調査団を4月に日本に派遣す る。国際事業化で、今後各国で必要となる廃炉技術の開発にもつなげる。IAEA天野之弥事務局長が21日、共同通信の取材に明らかにした。

 またIAEAは被災地の除染など福島県との共同事業実施のため、専門家らを今月27日に福島へ派遣、4月の事業着手を目指して県などとの事前調整も進める。共同通信

原発事故関連死(7)突然見舞った不幸 車椅子で通院の日々<福島民報(連載記事)>

福島民報(連載記事)
トップ>http://www.minpo.jp/
原発事故関連死(7)突然見舞った不幸 車椅子で通院の日々
2012/12/05 17:09
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/12/post_5693.html
▼全文転載

常盛さんが20年通い、最期の場所となった南相馬市立総合病院
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/images/07GenpatsuKanrenshi.jpg

 南相馬市鹿島区の仮設住宅で80歳の生涯を終えた藤田常盛さんは、浪江町請戸に大工の次男として生まれた。高等小学校卒業後、宮城県塩釜市で船大 工をしていた叔父に弟子入り。いわき市小名浜での下積み時代を経て、昭和25年ごろ東京都の造船会社に入社し、漁船やタンカーを手掛ける船大工職人として 一人立ちした。
 昭和32年、当時20歳だった南相馬市小高区のキミ子さん(75)は常盛さんと見合い結婚した。東京で単身生活の夫は盆と正月以外、小高には帰らなかっ たが間もなく2女を授かった。「無口でまじめで、家族を大事にしてくれる人だった」。キミ子さんと娘たちは、仕事に誠実に向き合う常盛さんを誇りに思って いた。たまの上京は、家族にとって互いの気持ちを確かめ合う貴重な時間だった。
 昭和45年ごろ、常盛さんは東京の造船会社を退社し、小高に戻った。家財道具を詰めた木製のみかん箱を両手に抱えて帰ってきた時の笑顔をキミ子さんは覚えている。
 常盛さんは大工の腕を生かし、小高で「藤田建築」を立ち上げ、住宅の建築などに腕を振るった。相馬野馬追では小高郷騎馬会の騎馬武者として参加し、古里での暮らしを満喫した。厳しくも優しい父を娘たちは慕っていた。
 しかし、そんな日常が一変する出来事が家族を襲う。50歳ごろ、仕事の疲れなどから胃潰瘍を患った常盛さんは、地元の病院で点滴を受けた。不慣れな看護 師が点滴の処置を誤ったため、静脈に血栓ができ、左足全体にうっ血が生じた。常盛さんは車椅子での生活を余儀なくされ、仕事ができなくなった。
 キミ子さんはいい医者がいるという話を聞いては常盛さんを車に乗せて各地に車を走らせた。常盛さんは血がたまった足の一部が壊死(えし)し、皮膚の移植 手術を仙台市の病院で受けた。痛みを和らげる注射などの治療のため、片道2時間かかる仙台市への通院が10年以上続いた。
 平成4年ごろ、原町市立病院(現南相馬市立総合病院)で信頼する医師に出会い、通院負担は減った。呼吸器系の疾病を併発し、酸素ボンベが手放せなくなったものの、夫婦一緒の生活は落ち着いていた。それを襲ったのが3・11だった。

(2012/12/05 17:09カテゴリー:原発事故関連死)
原発事故関連死」アーカイブ
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原発事故関連死(8)過酷な避難の日々 夫奪われ...「悔しい」<福島民報(連載記事)>

福島民報(連載記事)
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原発事故関連死(8)過酷な避難の日々 夫奪われ...「悔しい」
2012/12/06 17:13
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▼全文転載

藤田さん夫妻が避難した仮設住宅に今はキミ子さんだけが暮らす=南相馬市鹿島区
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/images/08GenpatsuKanrenshi.jpg

 自転車に乗った南相馬市の女性職員が「津波が来ます。避難してください」と必死で叫ぶ姿を覚えている。昨年3月11日、藤田キミ子さん(75)は小高区の自宅近くの知人宅にいた。揺れが収まると、自宅にいた夫常盛さんの元に駆け付けた。
 地震や津波で自宅に大きな被害はなかったが、東京電力福島第一原発の事故は夫妻に住み慣れた土地での余生を許さなかった。
 夫妻は13日、長女の家族と共に石川町の親戚宅に避難。3月末にいったん小高区に戻ったが、間もなく東京都町田市の市営アパートに移った。部屋はエレ ベーターのない5階建ての建物の4階。車椅子の常盛さんを抱える家族には過酷すぎる環境だった。慣れない土地で精神的に追い詰められたキミ子さんはある 日、大量の血を吐いた。急性胃潰瘍と診断され、約2週間入院した。「夫のかかりつけの南相馬市立総合病院近くに戻りたい」。昨年6月、同市鹿島区の仮設住 宅に夫婦で移った時はホッとしたはずだった。
 しかし狭い仮設住宅の生活は、体が不自由な常盛さんには耐え難かった。夜中も物音が気になって寝付けない。年を越した2月2日夜、布団に入った常盛さん は近所の物音にいら立ち、「うー、うー」と声を上げながら、何度か強く布団に足を打ち付けた。体調を崩し、病院に運ばれた常盛さんが80歳の生涯を終えた のは3日後のことだった。
 医師は常盛さんが一時的に激しく動いたため、足などの静脈にできた血栓が肺に運ばれ動脈に詰まる肺梗塞で亡くなったと、キミ子さんに説明した。
 1人で仮設に暮らすキミ子さんは、思い立つと軽トラックで小高区の自宅に向かう。床の間には船大工だった常盛さんが作った船の模型や大工道具が飾られている。さしたる破損もないのに夫の思い出が残る自宅で暮らせないのは、原発事故による放射線のためだ。
 キミ子さんは畑仕事が生きがいだった。今は直売所に自慢の野菜を並べるささやかな楽しみも奪われた。そもそも3月まで、家族にとって原発の存在は意識の外にあった。
 「車椅子生活で酸素ボンベが手放せない夫のような障害者が簡単に避難できるはずがない。悔しい。もう誰にもこんな悲しいことが起こらないでほしい」。仮設の天井を見詰め、キミ子さんは眠れない夜を過ごしている。

(2012/12/06 17:13カテゴリー:原発事故関連死)

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被曝管理ミスさらに8人 原子力機構

日本経済新聞
トップ >http://www.nikkei.com/
被曝管理ミスさらに8人 原子力機構
2013/3/2 21:35
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG01050_S3A300C1CR8000/
▼全文転載

 日本原子力研究開発機構は2日までに、原子力科学研究所(茨城県東海村)と那珂核融合研究所(同県那珂市)で2001年以降、妊娠中の女 性研究者ら8人に、法律で義務付けられた月1回の放射線被曝(ひばく)測定を実施していなかったと明らかにした。外部、内部被曝はなかったという。

 原子力科学研究所で1月、20代の職員1人について同様のミスが発覚し、全事業所の女性職員を対象に調査していた。

 原子力機構によると、8人は放射性物質の特性を研究するなどしていた。放射線関連の業務に就く職員が妊娠した場合、個人線量計などによる測定を、通常の3カ月に1回から月1回に増やさなければいけないが、上司や本人が理解していなかった。〔共同〕

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http://www.nikkei4946.com/ds/dstop/index1.html
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サンデー・トピックス:幌延深地層研トラブル 「情報隠し」不信増幅 /北海道<毎日新聞>

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
サンデー・トピックス:幌延深地層研トラブル 「情報隠し」不信増幅 /北海道
毎日新聞 2013年03月03日 地方版
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20130303ddlk01040136000c.html
▼全文転載

(図)幌延深地層研究センターの地下施設
http://mainichi.jp/graph/2013/03/03/20130303ddlk01040136000c/001.html
(写真)ガス濃度上昇などのトラブル後、報道陣に公開された調査坑道=幌延深地層研究センターで
http://mainichi.jp/graph/2013/03/03/20130303ddlk01040136000c/002.html

(1)
◇「想定内」公表せず 道や町の対応も不十分

 日本原子力研究開発機構幌延深地層研究センター(幌延町)で2月起きたメタンガス濃度の上昇や地下水 流出をめぐり、住民団体などから「情報隠し」と批判が出ている。同機構は道などの指摘を受け、トラブルの公表基準を見直したが、95年の高速増殖炉「もん じゅ」の事故ビデオ改ざんなど、前身の動力炉・核燃料開発事業団(動燃)から繰り返される情報隠蔽(いんぺい)体質に、住民らの懸念が増している。【横田 信行】

 ■排水2倍以上

 トラブルは先月6日夜、地下350メートルの坑道工事で発生。メタンガスの濃度が1%を超え、酸欠の恐 れもあるため、自主基準に基づいて作業員が退避。その後、1・5%以上が5分以上続き、作業用電源が自動停止した。メタンガスは5%以上で爆発の危険性が 高まるとされ、作業用電源の同施設での停止は誤作動を除けば初めて。7日には約30メートル離れた側壁からの地下水流出が急増し、通常1時間当たり8〜 30立方メートルだった排水量が一時60立方メートルに増え、20日まで掘削を中断した。

 通常、地下には縦横に走る水脈があり、掘削時の地下水流出は避けられないが、同施設の地盤はメタンガス を含む堆積(たいせき)岩で、ガスが溶け込んだ地下水が閉じ込められている。工事はセメントなどで地下水を抑えながら進めるが、止水による掘削の見合わせ は珍しくなく、メタン濃度の1%超えも過去5、6回あったというが、同施設は「想定内で、工事も中断しておらず、記録もしてこなかった」としている。

 事故やトラブル時の外部への通報・連絡は、内規で(1)死傷者の発生(2)火災・爆発(3)設備の故障 (4)汚染水流出など環境に影響を与える事象(5)妨害破壊行為など社会的影響を与える事象−−の5項目とし、文部科学省経済産業省の監督官庁などに報 告して公表する「通報連絡」と、軽微で道や幌延町などへの連絡にとどめる「お知らせ」に分けている。今回のケースについて同施設はガスの基準超えについて 「お知らせ」と判断し、翌7日に道や幌延町などに連絡。地下水流出は「内規の基準外だが、通常と異なる状況」として、8日以降、道や町に自主的に3回報告 したという。

 ■変わらぬ体質

(2)

 高レベル放射性廃棄物の地下処分の研究をする同施設については、道と幌延町との3者協定で、同機構が積極的な情報公開に努め、道と町が監視すると しているが、今回のトラブルについて道や町、同機構を所管する文部科学省も「協定違反はなく、機構が自主的に発表する問題」として対応を追認する。

 しかし、今回の道への報告時期をめぐっては不自然さも。6日に発生したガス濃度の基準超えについては、道庁で7日午前に道、町との意見交換会が開かれており、その場で報告することもできたが、その会議終了を待って知らせていた。

 担当者は「議題ではないと考えた」と釈明するが、同施設の内規では夜間に発生した「お知らせ」事例につ いて、土・日曜日などの休日を挟まない限り、翌日に速やかに伝えるとしている。また、会議の議題には事業の進捗(しんちょく)状況も含まれており、放射性 廃棄物の地下処分に反対する団体などからは「会議を傍聴していた市民らに知られるのを避けたのではないか」と批判が出ている。

 トラブルは一部報道機関が14日に報じたのを受け、高橋はるみ知事が15日に対応を批判。同機構は18 日になって外部への公表方針を見直し、処理能力を超える恐れのある地下水流出や作業を中断した場合は幌延町以外の周辺町村や報道機関にも連絡することにし たが、具体的な判断基準や公表する時期については示さなかった。

 同機構をめぐっては、幌延と同様の地下工事を実施する「瑞浪超深地層研究所」(岐阜県瑞浪市)で05年 10月、掘削残土から放射性物質のウランが検出されたり、排水から環境基準値を上回るフッ素が検出されたにもかかわらず、県に報告していなかったことが発 覚。172メートルまで掘削していた立て坑は排水ができなくなり、水没したケースがある。

 地元の反対団体「放射能のゴミはいらない!市民ネット岐阜」(岐阜市)の兼松秀代代表は「都合の悪い情 報は隠し、暴露されると言い訳で正当化する体質は変わっていない」と指摘。幌延の地下処分に反対する「核廃棄物処分場誘致に反対する道北連絡協議会」の代 表委員を務める鷲見悟町議は「想定内を強調し、問題を小さくして批判をかわす小手先の対応。道や町の対応も不十分で、当事者としての認識に欠ける」と批判 している。

==============

 ■ことば

 幌延深地層研究センター

(3)

 日本原子力研究開発機構が、原発の使用済み燃料の再処理で出る高レベル放射性廃棄物をガラスで金属製容器の中に固め、地下深く埋める「地層処分」 に関する研究開発を進めている施設。実際に地下坑道を掘削する施設は国内では瑞浪超深地層研究所(岐阜県瑞浪市)と二つだけ。00年度に事業を開始し、期 間は20年程度とされる。05年度に始まった地下掘削では3本の立て坑を地下500メートルまで掘り、水平坑道や研究施設も整備する。当初計画では、10 年度に地下500メートルの研究施設が完成する予定だったが、現在、2本が350メートル、1本は279メートルまでで、工事が大幅に遅れている。

==============

 幌延深地層研のトラブルの経過◆

 【2月6日20時45分】地下350メートルの坑道掘削現場でメタンガス濃度が1%を超え、従業員退避。さらに1.5%超えが5分以上続き、火災防止のため作業用電源停止

 【同22時】換気で濃度低下し電源復旧

 【7日8時】約30メートル離れた側壁からの地下水流出が急増。排水の総量が一時1時間当たり約60立方メートルに増加し、掘削中断

 【同10時半】道庁で道、幌延町、深地層研による意見交換会

 【同11時半過ぎ】ガス濃度の基準超えについて道など関係機関に報告

 【8日】止水作業開始。地下水流出の急増について関係機関に報告(12、14日に続報)

 【14日】一部の掘削を再開。トラブルについて一部報道機関が報道

 【15日】ホームページで経過を公表

 【18日】公表方針の見直し発表

 【20日】掘削を本格再開

 【26日】幌延町、町議会に事情説明

 【3月1日】道が現地調査

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敦賀2号機 原電、断層動き認める<東京新聞 TOKYO WEB>

東京新聞 TOKYO WEB
トップ >http://www.tokyo-np.co.jp/
敦賀2号機 原電、断層動き認める
2013年3月9日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013030902000132.html
▼全文転載

 日本原子力発電(原電)は八日、原子力規制委員会の専門家チームの会合で、チームが活断層と判断した敦賀原発2号機(福井県敦賀市)直下の断層に 関し、過去に繰り返し動いた断層だと認めた。これまでは「地盤の圧縮でできた地層のずれ」と説明していた。ただし、「動いた時期は古く、2号機直下も通っ ていない」と、規制基準には反しないとの主張は変えなかった。

 問題の断層は、2号機の北東約二百五十メートルの試掘溝で見つかり、チームは2号機直下の「D−1断層」に続いている可能性があると判断し、報告書の取りまとめを進めている。

 この日の会合で原電の出席者は、追加調査で断層が数回、繰り返し活動したことを示す痕跡が見つかったと報告。間近を通る活断層「浦底断層」の活動 が影響した可能性もあると述べた。ただ、活断層とされる「十二万〜十三万年前以降の活動」はなく断層の曲がり方から2号機直下には延びていないと説明し た。

 一方、チームは原電からの聴取後、他の専門家から報告書案への意見を聴く「ピアレビュー」(査読)を実施した。「表現が分かりにくい」「敦賀原発 を調査している背景も説明すべきだ」などの意見が出たが、2号機直下の断層が活断層である可能性を指摘する結論に対し、大きな異論は出なかった。

 チームは、表現などを手直しし、近く報告書を規制委に提出する。田中俊一委員長は原発直下を活断層が通っている場合、再稼働を認めない方針を示している。

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福島原発事故と放射能汚染 そしてチェルノブイリ地方の現状Ⅱ(北の山じろう)
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枯葉 (シャンソン) イヴ・モンタン

※追記
この曲も、すぐ削除されます。
YouTube
「枯葉 イヴ・モンタン」または
「Les Feuilles Mortes Yves Montand」
で、検索すると誰かがアップしています。
名曲です。

もう一人お勧めは、ジャクリーヌ・フランソワさん
YouTube
Jacqueline François Les Feuilles Mortes
と、検索すると出てきます。紫が名前、青が曲のタイトルです。

ご存知ですか?
フランスでは、シャンソンは「歌」と言う意味だそうです。
フランス語圏のフランス以外の国では、「フランスの歌」と言う意味だそうです。
正確には、シャンソンではなく「フランス歌曲」と表記するべきでしょうネ?
(追記、終わり)



枯葉 イヴ・モンタン(パリ・オリンピア劇場1968).wmv
http://www.youtube.com/watch?v=gBXXQjkBl9E
アップロード日: 2012/01/24

枯葉(訳詞付)/イヴ・モンタン
http://www.youtube.com/watch?v=6r3JM2JZK84
アップロード日: 2009/09/30





★「イヴ・モンタン」は代表的なシャンソン歌手の一人だろうと思います。素晴らしいと思います。「枯葉」の情感がよく伝わってきます。

★フランスと言えば、シャンソンですネ?日本の歌謡曲と共通する部分があり日本人には、聞きやすい歌だと思います。親切に、どなたかが訳詩アップしてくれています。

★私は、大学時代結構シャンソンを聞いています。それまで音楽に興味を示さなかった私を心配して、先輩がレコードプレーヤーとレコードをプレゼントしてくれました。そのレコードは「越路吹雪」さんのコレクションでした。今も持っています。しばらくそれを聞いていました。そのうち、本場のシャンソンは、どのような歌なのか興味が湧いてきました。昔風にいうと、シャンソンコレクションの大判のレコードを買って聞いてみました。気に入ったのでどんどん買って、多分20枚くらいあると思います。沢山の歌手が、色々なシャンソンを歌っていました。

★「越路吹雪」さんは、「美空ひばり」さんと並んで、戦後の昭和を代表する女性歌手であろうと思います。「美空ひばり」さんは、大衆的で国民に愛された昭和の「歌姫」と言ってよいと思います。

越路吹雪」は、宝塚出身で歌のジャンルがシャンソンが中心でしたので、独特の「越路吹雪ワールド」がありました。ところが???これが、シャンソンの原型とだいぶ違うのですネ?越路吹雪さんのシャンソンのイメージが一般的に行き渡っていると思われます。

★本場のシャンソンを聞いてみて、日本で歌われているシャンソンは、シャンソンの原型とは違う部分があることに気が付きました。ですから、フランス人の歌う原型に近いシャンソンも時には、聞いていただきたいと思います。


★そのような訳で、私は言葉が分からなくても、メロデイや楽器、歌手の声や歌唱力を楽しむことが出来ます。そのような聞き方を、たくさんしましたので歌手の上手・下手が何となく分かります。日本人歌手に対する私の判定は、言葉が分かる分だけ、非常に厳しいです。

★日本人の歌うシャンソンで「枯葉」を探してみたのですが、今一つ感覚にフィットするものがありません。「まずまずかな??」と思えるのを、一曲ご紹介します。

北谷和子 枯葉 ライブ
http://www.youtube.com/watch?v=qkreVydfcEc
アップロード日: 2011/11/07


★過去記事
北国行きで (歌曲) 朱里エイコ
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11489072893.html

アヴェ・マリア 
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11488506912.html

禁じられた遊び (映画主題歌 スペイン民謡) ナルシソ・イエペス
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11487648321.html

荒城の月 {瀧廉太郎 1901年(明治34年)作曲 } 鮫島有美子
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11486908869.html

カチューシャ (ロシア歌曲) 小さな芸達者???
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11486173392.html

また逢う日まで (歌曲)  尾崎紀世彦  
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11485446002.html

喝采  (歌曲) ちあきなおみ
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11484820878.html

希望(歌曲) 岸洋子
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11484110109.html

甲状腺県外調査:しこりの割合、福島県と変わらず<毎日新聞>

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
甲状腺県外調査:しこりの割合、福島県と変わらず
毎日新聞 2013年03月08日 18時54分(最終更新 03月08日 19時22分)
http://mainichi.jp/select/news/20130309k0000m040024000c.html
▼全文転載

 環境省は8日、原発事故による放射線の影響を調べるため福島県が始めた子どもの甲状腺検査と比較するた め、福島県以外で実施した同様の検査の結果(速報値)を公表した。福島では対象者の41%で甲状腺にしこりなどが見つかったのに対し、県外では57%。環 境省は「放射線の影響により福島県内の子どもにしこりなどができる割合が特段高まったとは言えなさそうだ」と分析している。

 県外の検査は、事故による放射線の影響が少なく甲状腺の専門家がいる青森県弘前市、甲府市長崎市で 3〜18歳の4365人を対象に、昨年11月から今月まで超音波を使って実施。その結果、比較的小さな5ミリ以下のしこりや20ミリ以下の「のう胞」(液 体がたまった袋)は57%に見つかり、精密検査を要するケースが1%あった。しこりやのう胞は健康な人にもあるが、大きいしこりはがんの可能性がある。

 福島県では今年1月までに0〜18歳(震災時)の13万3089人が甲状腺検査を受け、小さなしこりな どが見つかった人は41%、要精密検査は0.6%だった。県外での数値が大きかったことについて環境省は「(しこりが見つかりにくい)0〜2歳を対象にし ていないことなどが原因」と説明した。より詳細な分析結果を月内に公表する。【比嘉洋】

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この国と原発:第7部・メディアの葛藤/7 温暖化対策との関連づけ リスク語らぬまま<毎日新聞>

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
この国と原発:第7部・メディアの葛藤/7 温暖化対策との関連づけ リスク語らぬまま
毎日新聞 2012年10月31日 東京朝刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20121031ddm002040064000c.html
▼全文転載


(1)

                    

 東京電力福島第1原発事故まで、原発は地球温暖化対策の柱とされていた。原発と地球温暖化対策は、いつからセットで語られるようになったのだろうか。

                         

 87年以降の記事を収録している毎日新聞の記事データベース(東京本社発行紙面)で「原発または原子 力」「地球温暖化」をキーワードに検索すると、最も古い記事は89年4月18日朝刊の「環境対策をサミットで--ブリックス・IAEA事務局長」だった。 国際原子力機関事務局長が当時の竹下登首相に「途上国での火力発電増加は地球温暖化を招く」として、先進国首脳会議で原発を含めた環境対策を取り上げるよ う申し入れた、という22行の小さなベタ(1段見出し)記事だった。

                         

 「政府や産業界、電力業界が環境と経済成長の両立に原子力が有効だと言い出したのは地球サミットのころ から」と、桝本晃章(ますもとてるあき)・元東京電力副社長(74)は言う。地球サミットとは92年6月にブラジル・リオデジャネイロで開かれた国連環境 開発会議のことだ。

                         

 世界から189カ国・地域の代表が参加し、153カ国によって気候変動枠組み条約が調印された。その結 果「CO2(二酸化炭素)が増えるのはよくない。原子力はいいんじゃないかという社会的雰囲気になり、(86年の)チェルノブイリ原発事故で激しかった反 原発運動も下火になった」と桝本氏は見る。

     (2)
                    

 ただ、キーワード検索で記事が急増するのは97年12月の地球温暖化防止京都会議の前後からだ。96年までは年に1~23本だったのが、97年は67本となった。

                         

 温室効果ガスを90年比で5%以上削減する日本政府案の実現には、10年までに原発20基の新設が必要 との見解を通商産業省(当時)が示したことや、これに対して疑問の声が上がっていることなどを報じた。以降、年間30本前後の記事が載るようになり、 07~10年には57~77本と再び増える。

                         

 温暖化対策のための原発推進を積極的に訴える記事はない。しかし、世界的に原発が復権する「原子力ルネ サンス」や政府、産業界の動きを紹介する中で、「地球温暖化防止への関心も高まる中、原発回帰の流れが強まっており……」とするなど、温暖化対策の一つに 原発があるという前提の書き方が目立つようになる。そこでは、原発事故のリスクに目が向けられることはなかった。

                         

 07年12月に行われた温暖化問題についての毎日新聞の世論調査では「温暖化防止には原子力発電が有効と言われています。原子力発電の増設に賛成ですか」という質問が用意された。それは「学界の雰囲気が変わった」と指摘される時期とほぼ符合する。

    
(3)
                    

 国立環境研究所の野尻幸宏・地球環境研究センター上級主席研究員(55)は「IPCC(国連の気候変動 に関する政府間パネル)の3次から4次報告書のあたりで『相場観』が変わった」と話す。01年に第3次、07年に第4次報告書が出され、いずれも温暖化に よる影響を前回の報告書より厳しく予測した。

                         

 野尻氏は「90年代に考えていたより厳しい削減が必要になり、00~11年の間に原発を頭から否定する研究者は減ったようだ」と話す。

                         

 これに対し、地球温暖化問題に取り組んできたNPO法人「気候ネットワーク」代表の浅岡美恵弁護士 (65)は「温暖化対策は火力や石炭発電を減らしながら再生可能エネルギーを開発するような総合的な政策が必要なのに『CO2を排出しない』という原発の メリットだけが限定的に強調されてきた」と語る。

                         

 そして「再生可能エネルギーの開発を進めさせないために原発が利用されてきたようなもので、こうした矛盾点を再三指摘してきたが取り上げられることはなかった」とメディアに厳しい言葉を投げ掛けた。

                         

 経済部出身の今松英悦(えいえつ)・元毎日新聞論説委員(63)は「温室効果ガスの削減は、経済成長を損なわずに達成しなければならないというのが政府と経済界の論理。『原発はまあ、必要なんだろう』というのが、大方の経済記者の考え方だった」と振り返る。

     (4)
 ただ、地球サミットのあった92年から福島第1原発事故までの間、毎日新聞の社説は「温暖化防止 原子力頼みはおかしいぞ」(97年12月29日)▽ 「安易に原発に頼らない低炭素社会の姿を描くべきだ」(07年7月27日)--など、温暖化対策に原発を絡めることを批判している。=つづく

この国と原発 アーカイブ2012年
http://mainichi.jp/feature/20110311/konokunitogenpatsu/archive/news/2012/index.html
毎日新聞 ホーム>http://mainichi.jp/
 
 

【速報】子どもの甲状腺検査「他県も福島と同じ」の嘘<税金と保険の情報サイト>

★こちらのブログに入りきらない記事は、第2ブログに掲載しています。
福島原発事故と放射能汚染 そしてチェルノブイリ地方の現状Ⅱ(北の山じろう)



税金と保険の情報サイト
トップ>http://www.tax-hoken.com/
【速報】子どもの甲状腺検査「他県も福島と同じ」の嘘
 2013年3月9日 23:00
http://www.tax-hoken.com/news_azaR1A3sEc.html?right
▼全文転載

他県でも6割に異常
環境省は8日、福島県以外で行った子どもの甲状腺検査の結果を発表した。6割近い子どもにのう胞やしこりが見つかったことから、4割以上の子どもに同様の症状が見られた福島県について、「他県と同じ」との見方を示した。
http://www.tax-hoken.com/files/938/d8f9bb1cff506e9e81a1ae5be1e765b7.jpg

弘前、甲府、長崎で検査
福島第一原発事故の影響が心配される福島県では、18歳未満の子どもに対して甲状腺の検査を実施してきた。2012年度の検査で、44.2%の子どもにのう胞やしこりが発見されたことから、「事故の影響では」とする声が高まっている。

福島県で検査の指揮を執った福島県立医科大学副学長の山下俊一教授は、同様の検査を長崎で行っているが、当時の記録ではのう胞が発見される確率は0.8%にすぎなかった。

このため環境省は、比較対象として福島第一原発から遠い、青森県弘前市、山梨県甲府市、長崎県長崎市で3歳〜18歳の子どもを対象に実施。結果の速報値を8日に発表した。

発表によると、今回調査対象となったのは4365人。うち56.6%で2センチ以下ののう胞や5ミリ以下のしこりが見つかったという。

見過ごされている「経年増加」
今回の検査では、福島県で用いられているのと同じ、精度の高い検査器機が使用された。環境省では「福島とほぼ同様の結果が出た」と見なしており、2012年度の福島県を上回る高率となった原因については、検査を受けた子どもの年齢構成などを見直す予定。

この結果を受けて「放射性物質による影響は出ていない」との結論を出すつもりのようだが、一つ見逃されていることがある。福島県における2011年度と2012年度の比較である。

放射性物質による影響がないのであれば、ほぼ同じ数字が出るはずだ。2011年度は35.7%となっており、2012年度は44.2%。約1年で8.5ポイントもの上昇が見られている。なんらかの「外的要因」がある、と考えるのが一般的だろう。

外部リンク
◆甲状腺検査実施状況及び検査結果について
http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/

税金と保険の情報サイト トップ>http://www.tax-hoken.com/

★ご参考
毎日新聞は、原発問題に積極的に取り組んでいると思います。しかし、「この記事の違いは何なのだ???」と思わざるを得ません。何かが、足りないのではないか???毎日新聞関係者の努力を期待します。

毎日新聞
甲状腺県外調査:しこりの割合、福島県と変わらず
毎日新聞 2013年03月08日 18時54分(最終更新 03月08日 19時22分)
http://mainichi.jp/select/news/20130309k0000m040024000c.html



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