「北の山・じろう」時事問題などの日記

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消える「マドモワゼル」、フランスの行政文書で使用禁止に<Reuters JP(ロイター)

★個人的には、ステキな言葉に聞こえますが??公文書的には、フランスの若い女性に「マドモワゼル」と呼びかけては、バッテン?なんでしょうか???女性の考えることは、?よく分かりません??


Reuters JP(ロイター)
ホーム>http://jp.reuters.com/
消える「マドモワゼル」、フランスの行政文書で使用禁止に
2012年 02月 24日 13:41
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE81N02W20120224
▼全文転載


[パリ 23日 ロイター] フランスのフィヨン首相は、今後同国の行政文書に、未婚女性の敬称「マドモワゼル」を使用しないと発表した。国内の女性団体が昨年9月、この単語の使用が性差別に当たると陳情しており、首相がこれに対応した形となった。

    

首相は、正当な理由なく女性の婚姻区分を示す単語が書類に使用されていると言及。新たに印刷する書類から「マドモワゼル」は消去され、女性を示す性別欄は「マダム」で統一されることになる。なお男性には従来から選択肢がなく、一律で「ムッシュ」となっている。

    

「マドモワゼル」には、若さや未熟といった意味合いも含まれ、一定の年齢に達しても結婚しない女性にとってそぐわない言葉だった。

Reuters JP(ロイター)
ホーム>http://jp.reuters.com/

中国:チベット族地区、弾圧強化 やまぬ焼身、憤る亡命者 家族らに刑罰、通信遮断も<毎日新聞

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
中国:チベット族地区、弾圧強化 やまぬ焼身、憤る亡命者 家族らに刑罰、通信遮断も
毎日新聞 2013年03月14日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/news/20130314ddm007030040000c.html
▼全文転載


                    

 中国のチベット族居住区で、当局の圧政に抗議して焼身を図る者が後を絶たない。最近では、「焼身を唆した」などとして、焼身者の友人や家族が懲役刑などの刑事罰を受ける例が相次いでいる。中国が高圧的に出るほど、焼身抗議はさらに広がるとみられ、チベット亡命政府が拠点を置くインド北部ダラムサラでは、亡命チベット人たちの間に行き場のない憤りが渦巻いていた。【ダラムサラで杉尾直哉】

                         

 夜明け前のダラムサラチベット仏教の祈りの言葉をつぶやきながら、男女が足早に町はずれの寺院に向かっていた。ある住民は「焼身抗議が続くことにみな無力感を感じているのです」と話した。

                         

 ダラムサラには「計画的に焼身を起こしている」として、中国当局から名指しで非難されているチベット仏教の僧院「キルティ僧院」がある。1959年のチベット蜂起の際、僧院トップの高僧がチベットから脱出し、ダラムサラに本拠地を構えた。中国四川省にも元の僧院が残っている。

                         

 08年のチベット暴動以降、中国当局による住民弾圧の情報を収集・公表してきた。チベット本土から焼身 の情報も寄せられ、いち早く世界に発信してきた。14日で中国チベット自治区ラサで起きた大暴動から丸5年となる。この1カ月は、現地と携帯電話での連絡 が取れなくなっている。当局による情報管制強化のためとみられる。

                         

 11年3月から相次ぐ一連の焼身抗議の最初は、四川省のキルティ僧院の僧侶だった。これまでに中国で焼 身を図った107人(うち90人死亡)のうち、キルティ僧院関係者は21人(うち14人死亡、1人生死不明)と際立つ。また、中国のキルティ僧院関係者 10人が「仲間に焼身を唆した」などとして死刑や懲役刑判決を受けている。

                         

 中国側 は「ダラムサラのキルティ僧院の情報係が、中国側に指示を出し、僧侶を焼身させている」として敵視する。その「情報係」の僧侶カニャック・ツェリンさん (32)は、「同胞に『死ね』と言うことなどできない。周囲にも危険が及んでしまう」と、中国の指摘を一切否定。相次ぐ焼身については「もう起きないでく れと祈っている。焼身で中国が政策を変えるなど想像できないからだ。しかし、彼らは焼身に走らざるを得ないほど弾圧を受け、追い詰められている」と話し た。

                         

     ◇

    


                    

 キルティ僧院と並び中国当 局が敵視する団体がある。「チベット独立」を主張する「チベット青年会議」だ。中国当局は、青年会議の具体的なメンバーの名前を挙げ「焼身を計画した」と 公表した。テンジン・ヤンゾン広報担当書記(26)は、「3万5000人の会員名簿を確認したところ、同じ名前のメンバーが複数おり、ただちに確認と否定 ができなかった。中国側は一般的な名前を挙げて、我々が対応に追われている間に『犯行』を既成事実化しようとしている」と話した。

                         

 ヤンゾンさんは「焼身をやめさせるには、法王(ダライ・ラマ14世)が『やめろ』というしかない。だが、中国側 は『その一声でやめられるのなら、焼身の指示を(ダライ・ラマが)出していたのだろう』と言うだろう」という。ダライ・ラマ本人は、インドのメディアに対 し、「彼ら(チベット人)に何か(明るい将来)を与えることができるなら、私は『やめろ』と言えるが、何も与えられない」と、苦悩ぶりを明かした。

                         

==============

                         

 ■ことば

                         

 ◇中国のチベット弾圧

                         

 チベットは第二次世界大戦まで事実上独立を保っていたが、中国人民解放軍が1951年までにチベット全土へ進駐。59年、武装蜂起の後、ダライ・ラマは難民10万人を連れインド北部ダラムサラに亡命政府を樹立した。中国政府は65年にチベットを自治区とする。チベット一帯で高度の自治を求めるダライ・ラマを「分離独立主義者」とみなし自治区へ軍を派遣。宗教と表現の自由を制限し、デモや抗議活動を武力で鎮圧している。

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東日本大震災:福島第1原発事故 最終処分場見直し 環境省、初の有識者会議 矢板市長らも傍聴 /栃木

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
東日本大震災:福島第1原発事故 最終処分場見直し 環境省、初の有識者会議 矢板市長らも傍聴 /栃木
毎日新聞 2013年03月17日 地方版
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20130317ddlk09040051000c.html
▼全文転載


                    

 東京電力福島第1原発事故で発生した高濃度の放射性物質を含む指定廃棄物の最終処分場問題で、環境省は 16日夜、候補地の選定手順などについて話し合う初の有識者会議を東京都内で開いた。矢板市の候補地を見直して新たに選定するために国が約束した手続きの 一環で、見直し作業の第一歩となる。【岩壁峻】

                         

 処分場を巡っては、井上信治環境相が2月25日、一度候補地に選定した矢板、茨城県高萩市を見直し、 新たに選定することを発表した。その際、専門家による評価や地元との意思疎通が不足していたとの反省から、有識者会議と、指定廃棄物の発生県の市町村長会 議を開催する方針を示していた。

                         

 同会議の委員は、廃棄物や環境、工学などの分野の専門家8人で構成。井上副環境相も出席した。この日、 座長には田中勝・鳥取環境大サステイナビリティ研究所長を互選。各県の指定廃棄物の発生・保管状況や処分場の安全性、候補地選定を巡るこれまでの経緯を確 認し、意見交換と論点整理をした。

                         

 矢板市から、遠藤忠市長や候補地の白紙撤回を求め活動していた「市民同盟会」の小野崎俊行会長(63) らも傍聴した。遠藤市長は「期待していたほどの内容ではなかった。処分場の構造などに質問が集中し、かえって不安感を持った。今後の有識者の識見に期待し たい」と話した。

                         

 次回は4月22日の予定。また、同5日には市町長会議が開かれる。

    

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福島第1原発:免震重要棟で一時停電 燃料プール冷却停止< 毎日新聞>

★3月20日時点で、復旧しています。

毎日新聞

ホーム>http://mainichi.jp/
福島第1原発:免震重要棟で一時停電 燃料プール冷却停止
毎日新聞 2013年03月18日 22時32分(最終更新 03月18日 23時07分)
http://mainichi.jp/select/news/20130319k0000m040098000c.html
▼全文転載


 東京電力は18日、福島第1原発の1、3、4号機の使用済み核燃料プールの循環冷却装置などが午後7時ごろ停電で停止したと発表した。復旧の見通しは立っていない。事故から2年が過ぎても同原発が不安定な状態であることが浮き彫りになった。

                         

 東電や原子力規制庁によると、同日午後6時57分ごろ、発電所内の電源設備の一部が停止。免震重要棟は 復旧したが、使用済み核燃料プールの循環冷却装置や、1~6号機の核燃料6377本を保管している共用プールの冷却装置、汚染水を処理するセシウム吸着装 置などに供給される電気が止まった。高圧の配電盤につながるケーブル付近でトラブルがあったとみられ、原因を調べている。

                         

 使用済み核燃料プールや共用プールの水温は18日現在で約13~25度。電源が復旧しなくても、保安規 定の65度を超えるまでに、最も水温の高い4号機で4日以上かかる。水温が100度を超えると蒸発し、冷却できなくなる。電源設備が回復しない場合でも、 発電所内の別の場所から電源を供給できるという。

                         

 ◇原子炉注水正常

                         

 一方、1~3号機の原子炉を冷却する注水設備に異常はなく、モニタリングポストの大気中の放射線量に目立った変化はなかった。複数の使用済み核燃料プールの冷却装置が停止するなど大規模停電は、東日本大震災直後を除いては発生していなかった。【奥山智己】

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送電線談合:「地中」も 関電工など30社に立ち入り検査<毎日新聞>

 毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
送電線談合:「地中」も 関電工など30社に立ち入り検査
毎日新聞 2013年03月13日 15時00分(最終更新 03月13日 15時03分)
http://mainichi.jp/select/news/20130313k0000e040198000c.html
▼全文転載


                    

 東京電力と関西電力が発注する送電線設備工事の談合疑惑で、地下にケーブルを通す「地中送電線」でも談 合が行われた疑いがあるとして、公正取引委員会は13日、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで東証1部上場の電気設備工事大手「関電工」(東京都港 区)など約30社に立ち入り検査を行った。

                         

 公取委は昨年11月、山間部などに建てた鉄塔に電線を取り付ける「架空送電線」の入札で談合の疑いがあ るとして約50社を立ち入り検査。その後関与が浮上した数十社にも立ち入り検査するなどしてきた。関係者によると、業者への事情聴取で一部の担当者が「地 中送電線でも談合があった」と供述を始めたという。公取委は談合が送電線工事全体で広く行われている可能性が高いと判断し、新たに立ち入り検査に踏み切っ たとみられる。

                         

 13日に立ち入り検査を受けているのは、他に「きんでん」(大阪市)や「かんでんエンジニアリング」 (同)など。各社は東電と関電が発注する地中送電線の埋設工事などの入札で、事前に話し合って落札業者を決めた疑いがある。東電と関電は合わせて年間 100億円前後の入札を行っているという。【古関俊樹】

                         

 ◇「検査に全面協力」

                         

 関電工ときんでん、かんでんエンジニアリングは「立ち入り検査を受けているのは事実。全面的に協力する」とコメントしている。

    

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証言/75人死亡・不明 公立志津川病院/動けぬ患者、迫り来る水<証言/焦点 3.11 大震災

証言/焦点 3.11 大震災「河北新報・連載記事」から全文転載
※記事数が多いため、一部転載し、ほかは記事タイトルとURLの掲載です。

河北新報
トップ >http://www.kahoku.co.jp/
証言/75人死亡・不明 公立志津川病院/動けぬ患者、迫り来る水
2011年06月07日火曜日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20110607_01.htm
▼全文転載


多数の入院患者と看護師が津波にのみ込まれた公立志津川病院。4階まで波が押し寄せた=5月19日
http://www.kahoku.co.jp/img/news/2011/20110607008jd.jpg
叫び声を聞いて看護師千葉志帆さんがとっさに飛び込み、患者を運んだ東棟4階の405号病室。波は目前まで迫っていた
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20110607_01.htm
画像URL
http://www.kahoku.co.jp/img/news/201106/20110607a10zu.jpg

 海からの距離わずか400メートルの平地に立つ宮城県南三陸町の公立志津川病院。東日本大震災で入院患者107人のうち72人が死亡・行方不明となり、 院内では看護師と看護助手計3人も波にのまれた。病院は東棟(4階)と西棟(5階)の2棟。津波は4階まで達した。入院患者の多くが自力歩行困難な65歳 以上の高齢者だった。(吉田尚史

◎「上がれ上がれ」。シーツに包み、階段駆け上がる

<誘導>
 午後2時46分。強烈な横揺れに体を支えきれず、廊下の手すりをつかんだ。
 東棟4階の看護師千葉志帆さん(34)は揺れを感じ、入院患者の安否確認に向かうため、ナースステーションを出たところだった。
 「患者の上に物が落ちてこないよう中央にベッドを集めて。大部屋には1人ずついるように」。上司の指示で、看護師が手分けして病室を回る。
 「ベッドを動かしますね。大丈夫ですよ」。千葉さんは402号室の患者に声を掛けた。
 同じ東棟の2階では、看護部長星愛子さん(55)が看護部長室向かいの総務課に駆け込んだ。「対策本部は5階でいいんですね」。入院患者一覧と看護師のデータが入ったパソコンをバッグに詰め、最上階の西棟5階の会議室へ。黒板に患者の安否情報を書き込む準備を始めた。
 「高さ6メートル」という大津波警報にざわつくフロア。近隣住民が次々に建物に駆け込んでくる。「すみません、患者さんを先に上げます」。男性スタッフは叫び、入院患者を上階へと誘導した。

<混雑>
 入院患者がいるのは東西両病棟の3、4階で、両棟は5階を除く各階が渡り廊下で結ばれていた。「津波想定時には3階以上に避難」という院内ルールだったが、医療スタッフそれぞれの判断で上階への搬送を開始した。
 入院患者のほとんどが65歳以上の高齢者で、寝たきり状態。数人で患者をシーツに載せたり、車いすに乗せたり。患者を運び上げるのには労力と時間を要した。
 「周りにいる患者さんをそれぞれが運んだ。いつ津波が来るのか分からない。優先順位を考える余裕はなかった」。内科医菅野武さん(31)が振り返る。
 「早く上がってください、早く」。東棟1階では、職員が次々に駆け込んでくる住民への対応に追われた。エレベーターは停電で動かない。
 事務職員後藤正博さん(48)が脳裏に焼き付く記憶をたどる。「高齢者は階段を上がるにも足がついていかない。懸命に尻を押し、引きずり上げた」。逃げ込んだ住民ら約120人の誘導と入院患者の搬送が重なり、階段は混雑を極めた。

<濁流>
 防潮堤を超えた波が迫ったのは午後3時半ごろ。1、2階の避難完了を確認した総務課長最知明広さん(51)は、窓の外に土煙を見て駆け上がった。ごった返す西棟3階エレベーターホールに走り込み、階段の最後尾からせき立てた。「上がれ! 上がれ!」
 東棟4階で女性の叫び声が響いた。「家が流されてる、もう駄目」。その絶叫を聞いたのは、4階で病室を回っていた看護師千葉さんだ。千葉さんが外を見ると、濁流は目の前のショッピングセンター手前まで来ていた。
 千葉さんは叫び声がした405号室に飛び込み、とっさにそばにあった車いすに患者を乗せ、無我夢中で5階へ急いだ。「早く逃げなきゃ」
 避難者をせき立て続けた後藤さんも、生死の瀬戸際に立っていた。せり上がる波は、屋上へと向かう東棟4階の階段までに達した。逃げても逃げても、水が追ってくる。屋上に出ると、4階から駆け上がってきた看護師の足元がぬれていた。
 病院スタッフの懸命の避難誘導にもかかわらず、病室には多くの患者が残されていた。

◎スタッフ、死も覚悟/身元用、腕に自分の名

 宮城県南三陸町の公立志津川病院は、津波に襲われながら、入院患者42人を避難させる。死も覚悟したスタッフたちは、第1波が引いた後にも壮絶な救出劇を繰り広げていた。

 東棟4階408号室。病室の扉が開くと、廊下から水がザーッと流れ込んできた。自力歩行も困難な入院患者西城俊彦さん(69)は必死に扉に手を掛けていた。
 「まずい、これでは看護師さんは来られない」。西城さんはとっさに扉を閉めた。看護師が「今、車いすを持ってきますからね」と言い残して出ていってから、しばらく時間がたっていた。
 徐々に病室の水かさが増す。浮き上がる体と近づく天井。カーテンレールにつかまった。
 津波は、対策本部を置いた西棟最上階の5階会議室の一歩手前まで迫った。死を覚悟した看護師が自分の身元が分かるようにペンで腕に名前を書いた。医師の一人は、普段は治療の支障になると言って外していた結婚指輪を財布から取り出し、自分の指にはめた。
 第1波が引いたのは、波が押し寄せてから約30分後の午後4時ごろ。強烈な引き波が、さらに悲劇を招いた。
 運びきれなかった患者が電動ベッドごと海に向かって流される。「見るなーっ」。誰かが叫ぶ。
 「目の前に患者がいるのに何もできない」。内科医菅野武さん(31)は無力感と絶望感を感じていた。
 対策本部で職員の後藤正博さん(48)は、妻の看護師弘美さん(46)がいないことに気付き青ざめる。「うそだべ」
 水位は4階で膝ぐらいまでに下がっていた。「ひろみーっ、ひろみ!」。東棟屋上から4階に下り、妻の姿を必死に探した。妻は見つからない。病室で生きている患者を発見し、「誰か下りてきてくれ」と声を張り上げた。
 内科医の菅野さんも周囲の看護師らに呼び掛けた。「今だったら行ける。患者を見殺しにしたくない」。泥水に漬かりながら、生存者を探しに4階へ下りた。
 「先生、ここにいます!」。看護師が声を上げる。逆さまになったベッド。ばらばらになった医療器具。病室の惨状は津波の脅威を物語っていたが、それでも津波は天井まで達しなかった。うめき声が響く中、患者10人ほどを救い出した。
 「おーい、ここにいるぞ、歩けないんだ」。408号室で助けを求めた西城さんも無事救出された。

◎救った命、失った命…/「すべて受け止めきれぬ」

 避難者と患者、医療スタッフであふれる西棟5階会議室の対策本部。42人の入院患者は段ボールの上に寝かせた。スタッフはぬれた衣服を脱がせ、カーテンや新聞紙でとにかく暖めるが、患者の震えは止まらない。
 「苦しい、寒い。どうにかして」「酸素、酸素…」。外は雪が降る寒さ。患者7人が次々と息を引き取った。医療機器はない。波をかぶった患者は低体温や窒息による低酸素で亡くなったとみられる。菅野さんは「酸素、点滴、電気があれば…」と唇をかむ。
 看護師たちは「頑張りましょうね」と声を掛け、患者のそばに寄り添って暖め続けながら夜明けを待つしかなかった。
  診療エックス線技師らと患者の救助に当たった院長職務代理桜田正寿さん(54)は、津波が引いた後の胸中をこう振り返る。「救った患者がいても、失った患 者が数多くいるという現実。安堵(あんど)感なんて、ちっともなかった」。病院内では看護師2人と看護助手1人の行方も分からなくなっていた。
 自衛隊の救助ヘリが屋上に到着したのは翌12日の昼すぎ。患者を石巻赤十字病院に繰り返し搬送したが、すべての患者を運びきれず、残った患者と医療スタッフはさらに一晩を会議室で過ごした。
 最後の患者数人を搬送し終えたのは、3月13日の午前中。患者とともにヘリに乗り込んだ菅野さんは病院を眼下に見た時、こみ上げる感情とともに涙が流れた。
 「患者を運び終えたということ、そして自分が生きていること、今まであった街が打ち砕かれてなくなっていること。すべてが入り交じり、すべてを受け止めきれない奇妙な感情だった」

証言/焦点 3.11 大震災{河北新報・連載記事}
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/index.htm


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焦点/防災 危うい浸水域/宮城沿岸、住民・自治体アンケート
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焦点/仮設完成48.5%止まり 被災3県
2011年06月05日日曜日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20110605_01.htm


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原発事故関連死(20)混乱の中2人の死 避難の責任はどこに<福島民報「原発事故関連死」

福島民報原発事故関連死」から全文転載

福島民報(連載記事)
トップ>http://www.minpo.jp/
原発事故関連死(20)混乱の中2人の死 避難の責任はどこに
2013/03/15 11:44
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2013/03/post_6649.html
▼全文転載


ノリさんと守さんの遺影が並ぶ仏壇に手を合わせる八重子さん
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/images/20130315genpatsu.jpg

 原発事故で双葉町から運ばれた避難の末、白河市の白河厚生総合病院に入った藤田ノリさん=当時(90)=は、4月になると病院側から退院を求められた。19日に矢祭町の高齢者施設に入所したが翌日、肺炎を再発して体調が急変、茨城県常陸太田市の病院に移った。
 その4日前、長男守さんが65歳でこの世を去ったことを、病床のノリさんは知らなかった。
 守さんの妻八重子さん(58)は、ノリさんに守さんの死をなかなか告げられずにいた。しかし6月、ありのままを話した。ベッドのノリさんは八重子さんに背を向け、静かに涙を流していた。
 肺炎から持ち直しても、ノリさんはベッドを離れることができなかった。「おばあさん、どうしたの。何が言いたいの」。口からは言葉にならない声。ベッド の母は嫁の手を両手で握って離さなかった。最後の面会から2日後の平成23年12月6日、ノリさんは自宅から約120キロ離れた土地で息を引き取った。 91歳の誕生日の2日前だった。
 ノリさんは現在の南相馬市鹿島区で生まれた。養子に入った藤田家は木材の運搬を営んでおり、ノリさんは仕事で忙しい夫を支えながら、6人の子どもを育てた。
 年を重ねても気丈な性格は変わらなかったが、足が不自由になったため18年3月、双葉町の高齢者施設「せんだん」に入所した。家族は南相馬市に施設を探したが、どこも100人を超す待機者がいた。ケアマネジャーと相談して決めた先が「せんだん」だった。
 入所したノリさんは得意な編み物で周囲を喜ばせた。施設の夏祭りでは出店を回って好物を味わい、車椅子に乗ったまま音楽に合わせて踊って見せた。
 23年1月、体調を崩して「せんだん」の隣の双葉厚生病院に入院した。施設に戻れるようになるまで体調が回復したころに東日本大震災原発事故に見舞われた。
 ノリさんは双葉町から震災関連死の認定を受けた。八重子さんは夫と義母の2人を原発事故の避難で失った。
 「ノリさんの避難経路を教えてくれと双葉町に言われた。町が調べて家族に教えるのが筋ではないか」。八重子さんの疑念は消えない。
 「原発の事故を想定していなかった東京電力双葉町に責任がある。避難時の備えがもう少しあれば」と心はわだかまる。

カテゴリー:原発事故関連死

原発事故関連死」アーカイブ
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012-11genpatsukanrenshi/

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福島原発事故から2年 飯舘村・菅野村長に聞く {日本海新聞}

日本海新聞
トップ>  http://www.nnn.co.jp/ 
福島原発事故から2年 飯舘村・菅野村長に聞く
2013年03月15日
http://www.nnn.co.jp/news/130315/20130315005.html
▼全文転載


原発事故を機に日本は変わらないといけない」と訴える菅野村長=2月23日、福島市飯野町の飯舘村役場飯野出張所
http://www.nnn.co.jp/news/130315/images/IP130313TAN000097000.jpg

 東日本大震災による東京電力福島第1原発事故から2年。鳥取県でも中国電力島根原発松江市)の事故に備えた原子力防災体制が強化されつつある。事故から何を学び、どう備えるべきか。現在も全村民の避難生活が続く福島県飯舘村の菅野典雄村長に話を聞いた。

-この2年を振り返って思うことは。

 当初は2年で村に帰る「希望プラン」を掲げたが、除染が進まず完全に打ち砕かれた。避難生活による住民の負担は大きく、あらためて原発事故の恐ろしさを感じている。東京電力は人の力で負えないものを預かっている企業として、あまりに危機管理が甘かった。

 -国の対応は。

 不満は数限りなくあるが、愚痴を言っても解決しない。現実を受け入れ、場合によっては逆提案しながら進めてきた。これだけの有事なので平時の規則 や机上で物事を進めないようお願いしている。対応は随分良くなったが、省庁や人によっては腹の煮えくり返る思いをすることもある。

 -復興に向けた課題は。

 地震や津波だけなら「ゼロからのスタート」となるが、マイナスからゼロに向かって汚された土地で不安と闘わなければならない。

 放射線に対する捉え方が個人個人で違い、「村ごと移転せよ」という人もいれば「早く村に帰して」という人もいる。2世代、3世代同居の多い地域 だったが、世帯数は事故前の1700から3100に増えた。事故は家庭を壊し、地域を壊した。住民の心は結束せず「心の分断」の連続。これが原発事故の現 実だ。

 -避難で心掛けたことは。

 村民が極力ばらばらにならないよう1時間以内の所に避難先を用意した。避難が遅れ批判を浴びたが、放射能だけでなく、生活の変化によるリスクも慎 重に考えないといけなかった。畜産農家も多く、村を離れるのは簡単ではない。1時間以内の所なら、仕事を替える必要がないかもしれないし、村にも様子を見 に帰れると考えた。

 -震災前はどんな村づくりを。

 「日本で最も美しい村」連合に加盟し、「までい(両手=思いやり、包み込むなどの意味がある)ライフ」を実践してきた。大量生産・大量消費時代からの転換、相手を思いやることの大切さを唱え、循環型社会の構築や自主自立の村づくりに取り組んできた。

 いざ事故が起き、実践してきたことは国全体に問われていることだと感じている。日本は今が豊かになればいいと50年間、原発を造ってきた。もうそ ろそろどうすれば次の世代に迷惑を掛けないか考えないと。原発事故で天が気付かせようとしたのに、残念ながら「福島の問題」で片付けられようとしている。

 -鳥取県は一部が島根原発から30キロ圏。どう備えるべきか。

 飯舘村原発から40~50キロも離れているが、風向きが悪かったため高濃度の放射性物質が降った。村民は避難してくる人たちを手当てしているう ちに被ばくしてしまった。原発周辺地域は、事故を想定して避難ルートを確認し、自治体間で防災協定を結んでおいたほうがいいだろう。住民も行政任せにせ ず、自分たちで汗を流して日ごろからコミュニティーをしっかりつくっておくことが必要だ。

日本海新聞
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自民・高市氏「原発警護に自衛隊を」 法改正着手の考え <朝日新聞>

朝日新聞
ホーム>http://www.asahi.com/
自民・高市氏「原発警護に自衛隊を」 法改正着手の考え
2013年3月18日19時32分
http://www.asahi.com/politics/update/0318/TKY201303180374.html
▼全文転載


 自民党高市早苗政調会長は18日、都内で講演し、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙が日本を核攻撃の対象に含むとする論説を載せたことに関連し、「原発の警護を自衛隊ができるよう、法改正を急がなければならない」と述べ、自衛隊法改正に着手する考えを示した。

 高市氏は、原発へのテロ対策として「地下立地も選択肢にある」と強調。自民党衆院選政策集で「自衛隊が原発を警護できる法的措置を行う」と明記しており、高市氏は「かなり政治的に難しいが、タブーなき議論を進めるべきだ」と語った。

★関連記事

 

朝日新聞
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★ご参考
1537 ・「脱原発こそ最良の防御だ」と、朝日の社説が力説<生き生き箕面通信>
2013-03-16 00:04:32
テーマ:脱原発の動き
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11491120852.html
(一部、再掲載)
★管理人の考え
日本を攻撃するのに、核ミ サイルは必要ありません。通常ミサイルを原発に撃ち込めば、福島以上の惨劇が発生します。「日本の原発は、ミサイル攻撃に耐えられる」とされてきました。 しかし、それは格納容器の話であって、実際には周辺設備を破壊されたなら、原子炉は一気に暴走することが、福島原発事故で明らかになりました。多分、ミサ イルを所有する近隣の敵性国家は、それをシッカリ確認したはずです。しかも、原子炉だけでは、ありません。現在も、4号機使用済み核燃料プールは、きわど い状況が続いています。応急の工事は施されていますが、原発近くで大規模な余震が発生した場合は、果たして無事か??どうか???かなり疑問です。

と言うことは、???
そうです。
原発だけではなく、使用済み核燃料が大量に保管されている、使用済み核燃料の共用プールにミサイルを打ち込まれても、大規模な放射能拡散が起きるのです。
福島燃料プール危機の教訓
http://kakujoho.net/npp/pool.html

更に、危険なことがあります。小規模な特別攻撃部隊を送り込まれ、原発を攻撃された場合も、防御の手段がありません。海岸にある日本の原発にテロ攻撃を仕掛けるのは、その道のプロにはそれほど難しい任務ではありりせん。

実際にドイツ議会で、原発へのテロ攻撃を防げるかどうか??検討されたそうです。
結論は、防御不可能でした。私の過去ブログに関連記事を掲載したことがあります。現在、パレスチナなどで使われている「比較的簡単に持ち運びの出来る」ロケット弾の威力は、射程2km、5メートルの鉄筋コンクリートを貫通する威力があるそうです。
ドイツの脱原発を実現したZDFフィルム『原発政策の間違い』
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/20120430/1335715469

つまり、通常ミサイル攻撃にも、少人数の特別編成の攻撃部隊による破壊工作に対しても、原発を防御することは、不可能なのです。



※もう一つ、ご参考

元記事
ドイツから学ぼう
トップ>http://d.hatena.ne.jp/msehi/
(86)脱原発を求めて。(16)ドイツの脱原発を実現したZDFフィルム『原発政策の間違い』(日本語字幕付)
2012-04-28
http://d.hatena.ne.jp/msehi/20120428/1335645334

(引用過去記事)

ドイツの脱原発を実現したZDFフィルム『原発政策の間違い』
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/20120430/1335715469

第四章 防備不可能な原発テロ
(要旨)専門家の証言を通して、イスラエル砲撃で使用された2キロ離れた地点から5メートルの鉄筋コンクリートを貫通させる持ち運び容易なロケット砲攻撃に対して、ドイツの原発が無防備であることを立証する。そして法務局の憲法裁判官ヨアヒム・ヴィラントは、原発テロに無防備な中で原発運転期間延長をするならば、国家が国民を防御する義務に違反すると断言する。
YouTube
④ZDF『大いなるこけおどし・・・原発政策の間違い』第四章.wmv
http://www.youtube.com/watch?v=XXeG4bGJNk4&feature=player_embedded

 

 

 

安倍首相、原発事故収束宣言を撤回<MSN産経ニュース>&4号機使用済み核燃料プールの危機

★誰が、どう考えたって原発事故は、危機的な状況に何の変化もありません。そもそも、対処するめどが、全然見えません。4号機の使用済み核燃料プールが崩 落したり、亀裂が入ったりすれば、ほぼ日本は「お仕舞い」でしょう。応急の補強工事をしたままで、ごまかしていますが???
運が良ければ、「4号機の使用済み核燃料プールが崩落したり、亀裂が入ったりする前に」使用済み核燃料の移動が完了するのでしょうネ??

★運が悪ければ、???「アウト!!!」ですよ???
どうなるのか???は、去年の1月・2月ごろに、散々書きました。
今は???運を天に任せて???達観しました。
その時は??天国か?地獄でお会いしましょう???

★ご存じない方は、下記をご覧ください。
カレイドスコープ
4号機プールで起こる可能性のあるジルコニウム火災
Wed.2012.12.12 
http://kaleido11.blog111.fc2.com/?no=1742
YouTube
ガンダーセン氏、東電・資源エネルギー庁を4号機の危険について言及
http://www.youtube.com/watch?v=mUopQRPEeQQ&feature=player_embedded
公開日: 2012/08/31

★で??そうなったら??どうするのか???
★阿修羅♪
4号機の使用済み燃料が燃えたら山形空港から米軍機が飛び立ち、冷却材を空爆する計画 (乖離のぶろぐ) 
2012 年 9 月 17 日 11:00:26
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/378.html

★私の考えでは、核火災が発生してしまえば、この程度のことでは、全然足りないと思います。核火災は水では、消火出来ません。特殊な消化剤が大量に必要なのです。水をかければ済むようなことを、言っている識者の意見を見たことがありますが、水ではダメだそうです。


MSN産経ニュース
トップ>http://sankei.jp.msn.com/top.htm
安倍首相、原発事故収束宣言を撤回
2013.3.13 22:20 [安倍首相]
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130313/plc13031322240017-n1.htm
▼全文転載


 衆院予算委員会は13日、東日本大震災からの復興に関する集中審議を行った。安倍晋三首相は、野田佳彦前政権が平成23年12月に表明した原発事 故の「収束宣言」に関し「地域の話を聞けば政府として収束といえる状況にない。安倍政権として収束という言葉を使わない」と述べ、事実上撤回する考えを示 した。茂木敏充経済産業相も「福島第1原発は冷温停止の状態にあるが、廃炉も含めたすべての課題が解決したようにとられかねない」とし、首相と歩調を合わ せた。

 一方、安倍首相は「地元の声を拾って反映させようという野党の提案にもしっかり対応したい」と語り、与野党で協力して復興に取り組む考えを強調した。

 太田昭宏国土交通相は、原発事故によって福島県外へ自主避難した被災者らを対象とした高速道路の無料化について「関係省庁と連携し、できるだけ速やかな実施に向けて対応したい」と早急に取り組む方針を示した。

 石原伸晃環境相は、原発事故で生じた放射性物質を含む指定廃棄物の最終処分場の選定について「いっぺんに全て解決するのは難しい。じっくり取り組みたい」と述べた。


MSN産経ニュース
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【まとめ】ヤバい食品。お米、魚、牛乳、野菜の放射能汚染(2012年4月)再掲載<あしたの歴史>

★この記事は、どう言う訳か閲覧の上位に来ます。もう、去年の掲載で元ブログのタイトル名も、今日見たら変わっていました。去年の記事を見たら、リンクを張るのも忘れていました。記事を探しやすいように、再掲載します。旧ブログ・タイトル「福島第一原発、7つの謎|放射能,4号機 etc」 2012年4月19日の記事です。


「あしたの歴史」から全文転載
トップ>http://hotspotmap.blogspot.jp/
2012年4月19日
【まとめ】ヤバい食品。お米、魚、牛乳、野菜の放射能汚染
http://hotspotmap.blogspot.jp/2012/04/blog-post_19.html


【ヤバい食品。放射能汚染 検査結果】

食品の放射能汚染の測定は、家庭用の放射線測定器やガイガーカウンターでは困難、と言われています。正確に計測しようとすれば、数百万円の機材が必要なのです。

なので、そうした検出器を使って放射能検査をしているサイトを参考にすると、便利だと思います。

私のおすすめのサイトは、次の4つ。

東都生協 http://www.tohto-coop.or.jp/
生活クラブ http://seikatsuclub.coop/coop/news/20110905top.html
厚生労働省のHP http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/index.html
いちい http://www.ichii-yume.co.jp/cat21/

上記4つでは、お米、魚、野菜などから、きちんとセシウムが検出され続けています。他にも、検査結果を発表しているところは、たくさんあります。しかし、「東日本の食品を検査しているのに、ほとんどセシウムが検出されてない」といったウソっぽい会社が大半なのです。

上記に加えて、書籍『食品の放射能汚染 完全対策マニュアル』(宝島社)も参考にしています。この本では、主要食材200品目の放射能汚染の傾向がまとめられています。


【食品危険度ランキング】

上述の『食品の放射能汚染 完全対策マニュアル』では、100点満点で食品の安心度の評価がなされています。

ちなみに、レンコンは、なんと1点。 東京市場では、ほとんどが茨城産。そして、レンコンは、泥の中で育つといった点が背景としてあるのだそうです。

以下、この本から、安心指数50点未満の危険食材を抜き出してみました。

・レンコン 1点
・コンニャク芋 2点
・モヤシ 4点
・落花生 9点
・クリ 9点
・ミズナ 10点
・サツマイモ 13点
・チンゲンサイ 14点
・シュンギク 18点
・カブ 23点
・ホウレンソウ 24点
・ナシ 24点
・ニラ 27点
・モロヘイヤ 31点
・葉ショウガ 33点
・はくさい 36点
・パセリ 37点 
・ピーマン43点
・ネギ 47点
・トウモロコシ 49点
・イチゴ 49点
・キャベツ 49点


【食品の放射性物質検出の傾向は?】

福島のスーパー「いちい」が2000件の放射能検査をしたところ、次のような傾向があったといいます。

・乳製品

大手のメーカーの牛乳には注意。地元の福ちゃん、酪王牛乳からは検出されていない。

・お米

郡山市から北の地域で出る場合がある。須賀川から南や会津などからは、検出されない傾向。検出される地域でも、高い(100 Bq/kg 以上)地域と低い地域がありその中でもさらに高低差がある。

土壌と米の関係として、田んぼの土壌に付着しているセシウムの約10分の1の比率で玄米にセシウムが検出されている。例えば田んぼの土壌に 3000 Bq/kg あれば、玄米には 300 Bq/kg 検出されている。「玄米で出ても精米すれば出ない」という話だったが、玄米で検出された場合、精米しても玄米の少なくとも半分以上のセシウムは必ず検出されている。

・魚、水産物

太平洋の海は広範囲に汚染されつつある。千葉県沖から岩手県沖までの広範囲で獲れた魚から検出されている。さらに、200海里(400キロ沖)で獲れたカツオから毎回のように放射性物質が観測されている。

・肉類

とくに牛肉に注意。福島県とその隣接している県(山形・新潟を除く)に注意しなければならない。その他の肉類からは、まだ検出されていない。なので、今のところ大丈夫と思われる。

・野菜と果物

ほうれん草、小松菜、ミズナなどの葉物野菜で 10~20 Bq/kg 程度検出される場合あり。青豆、大豆、黒豆など、豆類も生産地によって高い数字が検出される。じゃがいも、里芋、大根など土物野菜でたまに高い値が出ることがある。 果物、特にリンゴや、イチジクキウイは、結構高い数字でセシウムが検出されるので要注意。

・その他

緑茶からも、高い数値が検出されている。しかし、お茶の葉にセシウムがあっても、お茶に抽出したものにはあまり出ない。これは、セシウムは水に溶けないため葉の内部に留まっているのではないかと思われる。(セシウムは水に移行するが溶けない)

(ソース)
 ・いちい放射能測定室
  http://www.ichii-yume.co.jp/2012.pdf

この他、国内のキノコ類は全般的に高い汚染が確認されています。また、ベリー類(ブルーベリー)、タケノコも、セシウム汚染されやすい食材です。


【食品汚染の効果的な対策は?】

私の場合ですと、購入は、放射能検査をきちっとしているところで買うようにしています。具体的には、大手の食材宅配サービスを4つ組み合わせて使っています。コープデリ、オイシックス、大地を守る会、そして、らでぃっしゅぼーや

各々一長一短のため、それぞれが強い食品を選択する形です。また、魚やワカメ、牛肉については、海外産のものを購入しています。

「あしたの歴史」から全文転載
トップ>http://hotspotmap.blogspot.jp/

徹底調査 放射線汚染食「食べてはいけない」 マグロ、カツオ、麦、イモ、大豆・・・<2011年06月>現代ビジネス

これも、古い記事ですが食品について基本的なことが書かれているので再掲載します。都合、3回目の掲載です。「2011年06月24日(金) フライデー」
ちなみに、この時期はセシウムについて基準値が500ベクレル(1kg)の時の記事です。以 下に書かれていることは、現在も継続しています。そして、今後100年以上、続くでしょう。10年、20年で終わる話でないことを、ご理解いただきたいと 思います。セシウム137の発する放射線の強さの半減期は、約30年です。ストロンチウムは、半減期約29年です。プルトニウムは、約2万4千年です。



現代ビジネス 「経営の死角」から引用
トップ>http://gendai.ismedia.jp/
徹底調査 放射線汚染食「食べてはいけない」
マグロ、カツオ、麦、イモ、大豆・・・政府の言う
「暫定基準値」など、なんの指標にもならない


徹底調査 放射線汚染食「食べてはいけない」!!!(再掲載)
2011-11-07 15:51:46
テーマ:放射能による環境・食品汚染
 2011年06月24日(金) フライデー
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11071520756.html
 2011年06月24日(金) フライデー
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/9547
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/9547?page=2
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/9547?page=3
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/9547?page=4
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/9547?page=5



(1)
写真〔PHOTO〕吉田暁史
http://gendai.ismedia.jp/mwimgs/d/8/600/img_d86948b6430378f50086df5daa491fe4414410.jpg

〔PHOTO〕足立百合
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 あなたは今日、何を口にしただろうか?

 肉、魚、野菜・・・そのどれか、もしくはそのすべてからあなたは放射性物質を体内に取り入れてしまった可能性がある。厚生労働省のHPには、福島第一原発の事故以降、放射性物質が検出された夥(おびただ)しい数の食品が羅列されている。

 牛肉、豚肉、鶏卵、キャベツ、ホウレンソウ、グリーンピース、レタス、サクランボ、ナメコ、マイタケ、タケノコ、アサリ、ハマグリ、タコ、ウニ、カレイ、キンメダイ、アイナメ、アンコウ、ヤマメ・・・

 これらは171種類にも上る〝汚染食〟の氷山の一角だ(6月14日現在)。最終ページに掲載した「『暫定基準値』超え食品リスト」を見れば、その 膨大な数に愕然とするだろう。また、環境保全団体『グリーンピース』の独自調査をもとに本誌が作成した、上の汚染マップからも海産物に深刻な被害が及んで いることが見て取れる。

 放射性物質が検出された食品のうち、政府が定める「暫定基準値」(セシウムは500ベクレルヨウ素は2000ベクレル─いずれも1㎏当たり)を 超えた福島産のヤマメやタケノコ、ウメなどについては現在出荷停止措置が取られており、私たちの口に入る可能性は低いと考えてよいだろう。

 しかし、暫定基準値を下回る食品は「ただちに健康に影響を及ぼさない」とされ、今日も私たちの食卓に運ばれている。言うまでもなく、「ただちに健 康に影響を及ぼさない」という説明には、「いつかは影響が出るのではないか」という不安が付いて回る。後ほど詳述するが、食べ物から人体に入った放射線 は、長年にわたりDNA情報を傷つけて、10年後、20年後の将来にがんや白血病、不妊、先天性異常などの発症リスクを高めることが確認されている。

(2)

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〔地図〕アトリエプラン

 そもそもこの暫定基準値は、IAEA(国際原子力機関)がヒロシマナガサキの被爆者に対する健康被害を調査して作ったリスクモデルを参考にして 作成したものだ。しかし、IAEAのモデルは原爆の外部被曝で肌に直接浴びた放射線量に焦点を当てた研究の結果であり、食品などを通じて体内に放射性物質 を取り込む「内部被曝」には、単純に応用できないというのが専門家の共通認識である。名古屋大学名誉教授で、原子力資料情報室の理事を務める古川路明氏が 言う。

「そもそも『年間何ミリシーベルトまでの被曝なら健康に影響がない』という明確なデータや基準値は現時点では存在しません。IAEAやWHO(世界 保健機関)の統計すら、疫学的な調査の結果によるものではなく、信頼に足るものではない。それなのに安易に『基準値』という言葉を用いるのは愚かなことで す」

菜の花、ヒマワリに要注意

 ベンジャミン・ディズレーリ元英国首相の、「世の中には3つのウソがある。ウソ、大ウソ、統計だ」という警句通り、私たちは暫定基準値を今一度疑う必要があるが、古川氏の警鐘も虚しく、日に日に国民の放射線への危機感は薄まっているように見える。

 東京都の浄水場の水から放射性ヨウ素が検出された3月下旬には、ミネラルウォーターが底を突くパニックになったのに、今ではそんなことを意識して いる人のほうが珍しい。「暫定基準値より下だから」と、頓着せずに食材を選んでいる人がほとんどだろう。その裏には、「ただちに健康に影響はない」という 政府や御用学者のプロパガンダがあった。京都大学原子炉実験所の小出裕章助教が言う。

(3)
http://gendai.ismedia.jp/mwimgs/c/8/300/img_c84ca924dfb7da6080bd36c3cf422d6f131532.jpg

 

〔PHOTO〕アトリエプラン

「政府は基準値以上なら危険だから出荷停止、基準値以下なら安全と、デタラメな宣伝に躍起になっているが、根本的に間違っている。どんなに低い線量 でも、汚染された食品を食べれば危険なのです。そしてヨーロッパでも福島の事故による放射性物質が検出された今、日本に安全と言い切れる食べ物は存在しま せん。危険があることを消費者が十分に認識したうえで、自分が口に入れる食品を選ぶべきであり、政府はそのための情報をこそ、国民に提供するべきなので す」

 暫定基準値を上回るか、下回るかの二元論ではなく、より危険度の少ない食品を選ぶ「柔軟な取捨選択」こそ、今私たちに必要なことなのだ。ではいったい、どんな食べ物に注意が必要なのだろうか。

 食卓を脅かす放射性物質は主に、ヨウ素セシウムストロンチウムプルトニウムの4つがある。特に懸念されるのが、爆発によって大量に飛散し、または汚染水によって海に大量に流出したと思われるセシウムストロンチウムだ。

 半減期が約30年とされるセシウムは、人体に入ると肺や肝臓、筋肉や骨に沈着し、DNAを傷つけて肺がんや肝臓がんなどの発症リスクを高めるが、 その吸収率に、食物によって驚くほど違いがあることはあまり知られていない。例えばリンゴのセシウム吸収率を1として考えた場合、カラシナは39倍、サツ マイモは33倍、ソラマメは12倍、ジャガイモは11倍、土壌からセシウムをより吸収する(上の表参照)。

 逆にほとんどの果物は、1以下の数値だ。なぜこれほど吸収率に差があるのか。キーワードは「カリウム」という金属だ。セシウムは、農作物にとって 必要なカリウムという養分と原子配列が似ているため、ある種の植物はセシウムをカリウムと勘違いして吸収してしまう性質がある。

 新潟大学農学部の野中昌法教授が語る。

「一般的にカリウムを多く吸収するのが、大豆などのマメ科の植物、ホウレンソウなどのアカザ科の植物です。菜の花やヒマワリ、お茶なども吸収率が高い。カラシナやレタスなどの葉物野菜もセシウムを多く取り込みやすいとされています」

 放射線医学総合研究所の調査結果によると、大豆はリンゴの160倍の吸収率であり、大麦も52倍に上る。覚えておいて損はない数字だろう。


(4)

http://gendai.ismedia.jp/mwimgs/b/0/500/img_b026448d92c3825cfb80daa1ccc0ed30169860.jpg

骨ごと食べる魚が危ない

 元日本原子力研究所研究室長の笠井篤氏は、「ストロンチウムを含んだ魚が危ない」と危機感を強めている。

セシウムがカリウムと似た原子配列で構成されているように、ストロンチウムはカルシウムと原子配列が似ています。海に流れ出したストロンチウム植物プランクトンから小型魚、中型魚、大型魚と食物連鎖で生体濃縮される。それを人が食べて内部被曝をするのです。セシウムは体内に入ると100日ほどで 代謝によって半分に減るのに対し、ストロンチウムはそれまでに10年を要します。その間、ずっと放射線を出し続け、二重らせんのDNA情報を傷つけ続ける のです」

 DNAが二重構造になっているのは、片方のある部分が損傷しても、もう片方がその部分を修復して補えるようにするためだ。しかし、長期間、傷が付 き続けると修復が間に合わなくなる。カルシウムと似た原子配列をしたストロンチウムは10年もの長きにわたって骨に直接沈着、放射線を放出し続けるので、 微量の被曝でも白血病や骨髄がんなどに冒されるリスクが高まるのだ。

 中部大学総合工学研究所教授で元内閣府原子力安全委員会の専門委員の武田邦彦氏は、「これからの時期は大型魚にストロンチウムが溜まってくる」と推測する。

(5)

「暫定基準値」超え食品リスト
拡大画像表示
http://gendai.ismedia.jp/mwimgs/3/0/-/img_3012a730d6c2a053fab66bc035d26cf4758702.jpg

「海水に流れ出たストロンチウム植物プランクトンに吸収され、その後、食物連鎖で小魚に、約2ヵ月で中型の魚、約4ヵ月で大型の魚へと運ばれ、順 を追うごとに濃縮されます。3月からストロンチウムが流れていたとすると、7月頃からカツオやマグロなどの大型魚に汚染が拡がる計算です」

 前述のようにストロンチウムは骨に沈着するため、頭から骨まで丸ごと食べるシラスやコウナゴ、イワシなどの食べ過ぎにも注意が必要だ。

ストロンチウムは、最終的には海の底にいてあまり移動しないヒラメやカレイなどの魚に蓄積していきます」(北里大学獣医学部教授・伊藤伸彦氏)

 ストロンチウムがこれほど危険な放射性物質であるにもかかわらず、政府は現在に至るまで海産物を対象としたストロンチウムの検査をまったくしていない。

「この汚染がいつまで続くのかと問われたら、一つの答えは『永遠』です。細胞分裂が活発な子供のほうが、大人より放射線の影響を受けやすいので、不安な食べ物はなるべく大人が避けてあげることが大事です」(前出・小出氏)

 放射線は、今も日本中にバラ撒かれ続けている。次の食事に何を選ぶのかが、あなたの一生を左右するかも知れない。

現代ビジネス 「経営の死角」から引用
トップ>http://gendai.ismedia.jp/
週刊現代
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フライデー
http://p.friday.kodansha.ne.jp/pc/index.html
日刊ゲンダイ
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