「北の山・じろう」時事問題などの日記

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写真速報 : アメリカの植民地はごめんだ!~TPP交渉参加表明に強い抗議<レイバーネット日本>

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写真速報 : アメリカの植民地はごめんだ!~TPP交渉参加表明に強い抗議
 2013-03-16 11:39:19
http://www.labornetjp.org/news/2013/0315tpp
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アメリカの植民地はごめんだ!~TPP交渉参加表明に強い抗議

安倍首相が自民公約を破ってTPP交渉参加を表明した3月15日、国会前や経産省前では、夜遅くまで数百人の市民が抗議の声を上げた。「このままで は日本はアメリカの植民地になる」。若い人が多く、コールに込めた怒りは強かった。TPPが農業問題だけではなく、医療・食品・保険・著作権などあらゆる 分野に及ぶことへの危機感が広がっていた。3月のシンガポールTPP交渉会場に「潜入」した内田聖子さんは「アメリカの交渉官が他の国々に対して、日本が 参加してきてもこれまで決まったことは覆すことはさせない、と明言した」ことを暴露した。また交渉会場には、フェデックス、グーグル、製薬会社大手など米 企業が来て情報収集をしており、「まさにアメリカ大企業が支配していることが実感できた」と報告した。(M)

動画(3.15抗議アクション)

↓シンガポール交渉の報告をする内田聖子さん


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写真報告(Shinya) : 1年が経った官邸前金曜デモ<レイバーネット日本>2013.3.15

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写真報告(Shinya) : 1年が経った官邸前金曜デモ
http://www.labornetjp.org/news/2013/0315shinya
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〔写真報告〕2013.3.15官邸前行動 Shinya

日本のどこにも原発いらない! 世界のどこでも原発いらない! 未来のどこでも原発いらない!

 

 3.11から丸二年、官邸前の金曜日デモか始まって一年が経った。福島の現実は収束の方向に向かっているわけではない。事故によって隠されていた 原発の正体が、人の手に負えない過酷な姿となって現われてきているのが現実だ。原発さえなければみんな仲良く暮らしていた日々を失った福島は、現実と未来 に不安を抱き苦しみたたかっている。マスコミの報道が風化していくなかで、毎週金曜日の官邸デモは「原発再稼働を許さない」という全国の民衆の意思による 未来への警鐘の場となっている。

 朝日新聞は翌朝の社会面で珍しく、「消さない 官邸前の灯」のタイトルで官邸前の行動を写真入りで大きく報道している。「脱原発を望む人が減って いるわけではない。毎週行動を続けることで、灯台のともしびのような存在になっている」と、ミサオ・レッドウルフさんの言葉も紹介している。しかし記事は 「参加者が激減」「若い者をあまり見かけなくなった」「無意味とは思わない」、さらに今では参加しなくなった女性が「限界を感じた。デモで何かが変わる状 況ではなくなった」と打ち明けたと報道している。こうやって、茂木経済産業省が経産省前テントは不法占拠であり、法的手段で撤去したいとの発言を一緒に載 せる。『朝日』らしい誌面作りだ。茂木も違憲選挙の違憲国会のことは頬かむりである。

↓官邸前の思い思いのプラカードは民衆の心の叫び この国の姿を写す鏡

↓「世界に先駆けて原発を止めることこそ、安倍首相のやるべきこと」と川崎から来た男性。

↓「もうすぐ八十になる老骨にむち打って、全国を行脚しています。安倍総理の母親の世代です。総理大臣、こんなバカ息子を育てた覚えはない、死んでも死にきれない」と柏崎から来た安久さん。

↓「福井から来た。原発で働いていた。原発を止めて欲しい。今も原発から放射性物質が出ている。みなさんを蝕んでいることを忘れてはいけない」1981年に全国で初めて原発下請労働者の組合を作った斉藤征二さん(72歳)。

↓「ここのことを台湾に帰って知らせます。みなさんと一緒に、がんばります」台湾から参加した学生たち。6人? 

↓国会正門前。「経産省はテントを撤去しようと裁判に訴える。テントを守ろう。テントは正義だ」

↓テントひろば。関西で起きた不当逮捕への支援を訴える東京救援会。関西を許せば東京も許してしまう。

財務省脇にオープンした「金より命 星空喫茶」。だれでも飛び入りで話し合うことが出来る。

↓官邸前行動が終わった経産省前。安倍首相のTPP交渉参加に抗議し座り込み行動をしていた人たちが合流。「日本を取り戻す」は安倍ではなくオバマの言葉だ。


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【複眼ジャーナル】やっかい極まりない中華思想、変わらぬ覇権主義<zakzak>

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【複眼ジャーナル】やっかい極まりない中華思想、変わらぬ覇権主義
2013.03.20
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130320/frn1303200801000-n1.htm
▼全文転載


 まなざしは、毛沢東を軍事面で支えた祖父の朱徳譲り。ゆっくりと話す英語は、ドスが効いている。

 中国の朱成虎・国防大学教授(少将)が先週末、ニューヨークを訪れ、「(領有権争いが続いている)南シナ海の安全保障」に関するパネル討論会に参加した。

  朱教授は、米国との核戦争を肯定するような舌禍事件を過去に起こしたことがあるタカ派で、会場には多くのASEAN(東南アジア諸国連合)出身者が集まっ た。しかも、議論の対戦相手は、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表をかつて務めた、クリストファー・ヒル元国務次官補である。

 討論の前半は自制したようだ。「中国は米国からの投資のおかげで発展できた」と朱氏は穏健な発言を繰り返した。ヒル元次官補が懸念した「ナショナリズムの高まり」についても、「もろ刃の剣だ」と理解を示した。

 だが、会場のベトナム外交官が発した、島嶼(とうしょ)群の領有権に関する質問が引き金となり、雰囲気は一変する。

  「(近隣諸国との資源の)共同開発は可能だが、どの国も占有(地域)を拡大してはならぬ」「海域の緊張感を高めたのは、(オバマ政権が掲げるアジア重視戦 略である)米国のピボット(旋回)が原因だ」。朱氏が攻撃的な主張を展開し始めると、観衆からは、一斉に「アー」というため息が広がった。

 海洋・エネルギー資源が豊富なパラセル(中国語名・西沙)諸島やスプラトリー(同・南沙)諸島を抱える南シナ海は、中国、ベトナム、フィリピン、マレーシア、台湾、ブルネイなどが領有権を主張している。

  通称、「ナイン・ダッシュ・ライン」。日本語訳すると九段線で、U字状に広がる境界線内が中国が主張する南シナ海の権益だ。中国は、自らが引いたU字線内 の全ての島や岩礁の領有権を主張しており、これらの一部の領有を主張するベトナムやマレーシアなどの周辺国が怒っているわけである。

  フィリピンの場合、今年1月に「一方的でフィリピンの領有権を侵害する」と、九段線に対する異議を仲裁裁判所に申し立てている。中国は同手続きを拒否して いるが、朱氏に続く中国側のパネリストとして登場した清華大学法学院の張新軍准教授は、同裁判所の管轄権や、訴えの利益の有無に対して消極的な見解を示 し、17世紀のウエストファリア会議をもじって「今はイースト(東)ファリアの時代だ」と同じ土壌に乗らない理由を説明した。

 ウエストファリア会議は、欧州諸国が巻き込まれた30年戦争の後始末を決めた初の多国間交渉だった。平等な主権国家が条約で行為規範を定め、国連海洋法条約(UNCLOS)など現在の国際法の素地となっている。いわば、多国間の契約関係を定めた。

 フィリピンなどの周辺国の法的根拠は、陸地から200カイリの排他的経済水域(EEZ)を定めたUNCLOS。一方、中国の根拠は、紀元前の漢や春秋時代の書籍など歴史的な記述を基にした先占・利用権で、権利関係は2国間で調整すべきだとしている。

 「力」が法執行するウエストファリア体制は、19~20世紀に列強が中国への浸食を正当化する法的素地だった。このため、中国が「西洋の偽善」と憎むのは理解できる。

 だが、歴史をさかのぼったらアジアはどこでも中国の影響下、朝貢関係にあったわけで、「歴史の尊重」と「2国間」を軸とする「イーストファリア」は現代版の中華思想だ。名前を変えただけの覇権主義である。

★関連記事
【正論】習新政権が軍を御しきれぬ理由 防衛大学校教授・村井友秀 
2013.03.21
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130321/frn1303210903002-n1.htm

【宮家邦彦のWorld Watch】中国が金正恩体制を見限る日
2013.03.21
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130321/frn1303210855000-n1.htm

習近平主席の中国夢】目指すは「見果てぬ夢」だった「民族の偉大な復興」

2013.03.18
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130318/frn1303181825006-n1.htm


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ブログ:「夏日」と「煙霧」が発する警告{Reuters JP(ロイター)

Reuters JP(ロイター)
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ブログ:「夏日」と「煙霧」が発する警告
2013年 03月 11日 14:17 宮崎 亜巳
http://jp.reuters.com/article/jp_blog/idJPTYE92A03820130311
▼全文転載


宮崎 亜巳

    

弥生3月に入った10日の日曜日、不思議な気象現象が相次いで起こった。午前中は、南から暖かい空気が流れ込んだ影響で列島各地で気温が上昇。東京都心では最高温度が25.3度と、1876年の観測開始以来、最も早い「夏日」を記録した。

    

気温は6月上旬並みで、気象庁によると、3月に夏日となったのは、1941年、97年に続き3度目のことだという。練馬区では、28.8度と、この日の全国最高気温が観測された。あまりのポカポカ陽気の気持ち良さに、私もさっそく半袖姿でウキウキと散歩に出かけた。

    

ところが、正午を過ぎて間もなく、突然強い風が吹きだす。ふと見上げると空は黄色く霞み、それほど遠くないビルも霞んでよく見えなくなって いる。「花粉か、黄砂か、PM2.5の襲来か」──なんだか口の中もザラついて気持ちが悪い。あわてて自宅に戻り、マンションの8階からあたりを見渡す と、空気が全体に黄色く霞み、これまで見たことのない不気味な光景が広がっていた。

    

気象庁によると、これは寒冷前線が関東地方に接近して北西から強い風が吹いた影響で、土やちりが巻き上げられ、大気が煙のように霞む気象現象「煙霧」なのだという。煙霧は、水平方向に見通せる距離が10キロ未満になる状態をいう。

    

9日には、中国大陸からの偏西風に乗って飛来した黄砂が九州から甲信地方にかけての広い範囲で観測されていた。気象庁では、黄砂と一緒に微小粒子状物質(PM2.5)も飛来する恐れがあると警告していた。

    

自宅に戻りフェイスブックを 開くと、たくさんの友人たちが、東京、埼玉、神奈川など各地で黄色く霞んだ空を写した写真をアップし、「喫茶店に避難した」「息苦しい」「こんなの見たこ とない」などとコメントしている。新宿区早稲田付近では、突然空が暗転し、突風とともに雹(ひょう)が降ったという報告もあった。

    

地球温暖化が進むなか、世界中で異常気象の観測が指摘されて久しいが、ここにきて、また一段と気候変動が加速しているような気がする。

    

原発問題の対応が進まない日本。温暖化対策より目先の景気に足を取られる先進国。大気汚染や水質汚染の悪化を、経済発展の副作用だと開き直る中国。無秩序な開発を続ける新興国。核実験で他国を脅かす北朝鮮。自然界に対して不遜になりすぎた人間たちに、なにか、大きな警告が発せられているのではないだろうか。

    

(東京 11日 ロイター)

Reuters JP(ロイター)
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木下昌明の映画批評『わすれない ふくしま』<レイバーネット日本>

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木下昌明の映画批評『わすれない ふくしま』
2013-03-01 23:08:43
http://www.labornetjp.org/news/2013/0301eiga
▼全文転載

●四ノ宮浩監督『わすれない ふくしま』
社会に潜む「差別構造」を暗示――原発で狂わされた人生に密着

「3・11」から2年。何が変わり、何が見えてきたか。

 四ノ宮浩監督の『わすれない ふくしま』は、いまだに高濃度の放射能に汚染されている福島県で、生き方を狂わされた人々の生活に密着したドキュメンタリー。二つの家族と牛を飼う牧場長、三つのケースに焦点を当て、福島のいまを映し出している。

 最初は「日本一美しい村」といわれた飯舘村の建設作業員一家。見合い結婚したフィリピン人の妻と子どもが3人いる、一家は線量の高い家を離れて隣町へ引つ越し、さらに福島市仮設住宅へと移る。夫は作業中に大けがで入院、妻は国の妹に送金を続ける。

 次は、同じくフィリピン人の妻との間に2人の子がある相馬市の酪農一家。夫は妻子が日本から一時避難して帰国していた時、堆肥小屋の板壁に「原発さえなければ」と書いて首を吊り、自殺する。

 映画は2組の家族に光を当てることで、惨事だけでなく、もう一つの現実をも浮かび上がらせる。それは「外国人妻」を迎えざるをえなかった過疎化し た農村の問題――そこから日本とアジア、日本の中の地方と都市の差別的な構造の一面があぶり出されてくる。 四ノ宮監督は『忘れられた子供たち』(1995年)などで、フィリピンの巨大なゴミ捨て場で暮らす人々を描き続け、その名を知られたドキュメンタリスト だ。彼は長年、かの地の人々に寄り添うことで、そこで生まれた子はその場所から逃れられない社会の過酷さを浮き彫りにした。今度の映画も、惨事に翻弄され る人々に密着することで、そのフィリピンとは地続きにあることを暗示する。

四ノ宮が、酪農家の自殺した理由を村人に聞いて回るシーンでは、農家の実情が垣間みえる。彼らも異口同音に「原発さえなければ」と語る。その言葉は重い。

 また四ノ宮は、東京の街頭で抗議の声を上げ、東京電力から賠償金5億円を得た「希望の牧場」の場長の生き方にも迫っている。(『サンデー毎日』 2013年3月10日号)

*3月2日より東京・恵比寿の東京都写真美術館ホールで公開

〔追記〕上記の紹介批評を『サンデー毎日』に掲載した折に、編集部のデスクに「事実無根の箇所がある」との電話がありました。それは最後のくだり 「……東京の街頭で抗議の声を上げ、東京電力から賠償金5億円を得た「希望の牧場」の場長の生き方にも迫っている」の箇所についてでした。電話の中身は、 「希望の牧場~ふくしま~」のブログに〈サンデー毎日3.10増大号「希望の牧場」関連記事について〉と題して掲載されています。それを以下に全文紹介し ます。

「当該記事の最後に、『(略)東京の街頭で声を上げ、東京電力から賠償金5億円を得た「希望の牧場」の場長の生き方にも迫っている』とありますが、 これはまったくの事実無根です。記事中の「賠償金」とはおそらく「牛の損害賠償金」を指していると思われますが、牛の損害賠償金は牛の所有者に支払われた のであって、希望の牧場が現在飼養管理している牛350頭の所有権は各農家さん(エム牧場ほか)にあり、希望の牧場ならびに吉沢個人が所有する牛は一頭も いません。よって希望の牧場ならびに代表吉沢は、東京電力から一円の賠償金も受け取っていません。本件につき、複数のサポーターさんからお問い合わせをい ただきましたので以上回答いたします。また本日、サンデー毎日に対し、当該記事の訂正報道を求めましたので合わせてご報告いたします。「希望の牧場・ふく しま」事務局」

 そこでわたしは、早速、『わすれない ふくしま』の映画製作事務所に電話して、四ノ宮監督に事実関係を問い合わせたところ、監督は「誤解される方 が多いので字幕を変えました」と答えました。そのくだりの字幕は「吉沢さんの度重なる交渉によりエム牧場は5億円の損害賠償金を受け取った」となっていま した。そのくだりを監督は「エム牧場の社長が受け取った」にしましたと答えたのです。彼はわたしに誤解を与えたことをわび、吉沢さんに会った折に話してお く旨ものべていました。わたしは、公開前の訂正なので由としました。

 なお、わたし自身、吉沢さんの活動に共感する一人として声援するつもりで書いたのですが、とんだ誤解を与えてしまいました。もちろんわたしの本意ではありません。これによって吉沢さんたちの活動に支障がきたさないことを願うばかりです。

 ということで、最後の文章を以下のように訂正します。 〈また四ノ宮は、東京の街頭で抗議の声を上げ、東京電力や政府の責任を追及する「希望の牧場」代表の前向きな生き方にも迫っている。〉と。

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証言/宮城・南三陸消防団/指令途絶 それでも前へ{証言/焦点 3.11 大震災「河北新報」

証言/焦点 3.11 大震災「河北新報・連載記事から全文転載
※記事数が多いため、一部転載し、ほかは記事タイトルとURLの掲載です。


河北新報
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証言/宮城・南三陸消防団/指令途絶 それでも前へ
2011年06月26日日曜日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20110626_01.htm
▼全文転載


大震災翌朝の宮城県南三陸町。がれきや水たまりで道路の位置すら分からない市街地へ、入谷地区の消防団員は向かった=3月12日午前5時50分
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20110626_01.htm
震災翌日の午前中に国道398号のがれきが寄せられ、避難や支援物資の運搬ができるようになった=3月12日午前11時30分ごろ、宮城県南三陸町志津川
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20110626_01.htm

http://www.kahoku.co.jp/img/news/201106/syogen01k.jpg

大津波は町役場はおろか、警察署、消防署をものみ込んだ。災害対策の指令機能を完全に喪失した宮城県南三陸町。大地震の翌日、いち早く生存者の救出に向 かったのは、町山間部の入谷地区の消防団だった。余震と津波の恐怖と闘いながら、公立志津川病院で孤立した約120人を避難させた。(門田一徳)

◎「われわれが、やらなければならない」

<内心>
 3月12日午前7時、入谷地区の集会所に70人の男が集結した。厚手のジャンパーに安全靴、手にはとび口とスコップ。辺りはうっすらと雪が積もり、吐く息は白かった。
 「生存者の捜索と避難経路の確保に当たる。われわれ入谷の人間が、やらなければならない」
 南三陸消防団長で入谷に住む菅原一朗さん(66)は団員に気合を入れたが、内心は逆だった。
 前日の大地震直後、菅原さんは町防災対策庁舎に駆け付けた。2階の災害対策本部には、佐藤仁町長ら町幹部が15人ほど集まっていた。
 「団長さん、車を流されっかもしれないから、消防署まで持って行ったほうがいい」。消防職員に言われ、山手の消防署に向かった数分後、津波が街を襲った。車を捨て、道路脇の山を駆け上がり助かった。
 「町長もみんなも駄目だと思った。南三陸町は指令機能を全部失ったと思った」

<崩落>
 12日午前7時半、団員は国道398号の津波の最終到達点に移動した。がれきは海岸から3キロ近くの内陸まで押し寄せ、国道が走る谷間を埋めていた。
 南三陸町の市街地につながる幹線は国道398号と国道45号の2路線。45号は南北とも橋が崩落し、398号だけが「生命線」になった。
 がれきは高さ3メートル、市街地に向けて100メートルほど続いた。地元の建設会社「沼正工務店」は午前5時から重機でがれきを取り除き、人が通れるほどの道ができていた。
 「(志津川)病院にたくさんの人がいる。一緒に行って通路を造ってほしい」。消防団が工務店に頼み、重機で電線や電柱を払いのけながら国道398号を下り始めた。

<困惑>
 街並みを見渡せる気仙沼線の陸橋に差し掛かったとき、消防団員の佐藤伸さん(32)は奇妙な感覚に襲われた。「街がなくなっていた。自分がどこにいるのか分からなくなった」
 団員は陸橋で志津川病院、志津川中、志津川高の3手に分かれ、孤立した避難者の救助に向かった。佐藤さんら6人は志津川病院を目指した。
 骨組みだけになった町防災庁舎を過ぎたときだった。
 「上がれーっ」「戻れーっ」。高い場所にいる警戒役の消防団員が、叫んでいる。
 佐藤さんがそばを流れる八幡川に目を向けると、川底が見えるほど水が引いていた。

◎病院孤立「行くぞ」即断/がれき、恐怖 押しのけ

 宮城県南三陸町で、津波被害を免れた入谷地区の消防団員70人は3月12日朝、生存者の確認と救助に向かった。ラジオは「公立志津川病院に200人が孤立」と伝えていた。

<迷い>
 志津川病院を目指した消防団の6人は、「津波が来る」との仲間の避難警告に動揺した。
 町指定の避難場所でもある5階建ての志津川病院までは海側に200メートルの距離。後ろの気仙沼線の陸橋までは500メートル。
 「進むか。戻るか」
 消防団の佐藤伸さん(32)の弟の妻は、志津川病院の看護師。地震以降、連絡は取れていない。どうしても無事を確認したかった。「屋上に人の姿も見えた。怖かったが、助けに行きたいと思った」
 6人の中で最年長の阿部博之さん(53)の決断は速かった。「ただでは帰れない。行くぞ」。阿部さんの号令とともに、6人は病院へ急いだ。がれきや陥没を避けてたどり着いた裏手の階段には、大きな水たまりができていた。

<悲鳴>
 病院の建物に遮られ海は全く見えない。「早く、早く」。屋上から悲鳴にも似た声が響く。
 津波は八幡川の水位を変える程度で、再び陸を浸すことはなかった。6人はそばにある柱やはりを階段のたもとに渡すと、屋上まで一気に階段を上がった。午前10時ごろだった。
 「230人が(孤立して)います」。5階会議室で病院職員から説明を受けた。佐藤さんの弟の妻は涙を浮かべて6人を迎えた。
 胃がん治療で入院していた松野三枝子さん(57)=南三陸町入谷=は、旧知の阿部さんに駆け寄った。「ひろ、歩いてきたの?」「歩いてきた」。
 松野さんは会議室で一夜を明かした。看護師が貸してくれたストッキングをはき、手ぬぐい2枚と病室のカーテンを体に巻いて寒さに耐えた。夜は全員で柿の種1粒と氷1片ずつを分け合った。
 「まさか(自衛隊より早く)陸から助けに来てくれるとは思わなかった。これで家に帰れると思った」と、松野さんは振り返った。

<誘導>
 6人はすぐ、避難経路の確保に動いた。1人が屋上で潮位を監視し、5人は階段のがれきを片付け、陸橋までの安全な避難経路をつくった。
 正午すぎ、ようやく八幡川の水位が落ち着いた。「今しかない」。団員の誘導に従い、避難者ら120人が続いた。病院を後にして間もなく、自衛隊のヘリが屋上に着陸し、患者搬送を始めた。
 誘導の途中、阿部さんはがれきの中で男の子の遺体を見つけた。靴のかかとにはフェルトペンで名前が記されていた。「連れて行ってあげたかったが、どうすることもできなかった」。小さな体に毛布を掛け、手を合わせた。
 志津川病院の120人はじめ、多くの人たちを避難させた入谷地区の消防団。山間部という土地柄、毎年の津波訓練は消火作業やけが人の救護で、避難誘導は素人同然だった。
 阿部さんは言う。「団員の安全を考えると、無謀だったかもしれない。だが、あの日、孤立した人たちを助けに行けるのは、俺たちしかいなかった」

◎地元重機「命の幹線」確保

  宮城県南三陸町の市街地に向かう唯一の幹線となった国道398号では、地震発生2時間後には、がれきの除去が始まった。地元の建設会社「沼正工務店」の作 業員大山正昭さん(46)が、津波被害を免れた重機をいち早く持ち込んだ。翌朝には、幅1.5メートルの通路が確保され、支援物資の運搬や被災者の避難が 始まった。
 地震発生時、大山さんは町内の護岸工事現場にいた。防災無線大津波警報を聞き、母親(75)を避難させようと急いで自宅に向かった。橋から見下ろした八幡川は、干潮時のように水が引いていた。「必ず津波が来る」と確信した。
 母親を車に乗せ、山手の国道398号沿いの事務所に移動した。さらに裏山に避難した後、街を見ようと振り返った。「えっ?」。消防署に隣接する3階建ての合同庁舎は水没し、がれきが山際まで押し寄せていた。
 その時、大山さんの頭をよぎったのは、テレビなどで見た阪神大震災の震災直後の光景だった。被災地では、がれきに道をふさがれ、救援物資の届かない状況が続いた。
 「(高台の)資材置き場に止めていた重機が使える」。大山さんは山道を1時間かけて歩き、資材置き場にたどり着いた。
 がれきの除去は午後5時ごろに始まった。国道には3メートルほどの高さのがれきが100メートルにわたり流れ着いていた。漁船、車、倉庫…。ありえないものが流されていた。
 てこずったのは電線の除去。「ショベルだと線が切れない。コンクリートなどで重しをして、通行の邪魔にならないようにした」と苦労を語った。初日は午後8時まで、重機のライトを頼りに作業を続けた。
 12日は午前5時から除去を始めた。作業に加わった社長の沼倉正也さん(47)は「疲れは感じなかった。とにかく道路を確保しなければならないと思った」と振り返った。
 国道398号上の100メートルのがれきの撤去を終えたのは午前7時ごろ。大山さんたちはその30分後、入谷地区の消防団と市街地に向かった。

証言/焦点 3.11 大震災{河北新報・連載記事}
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/index.htm

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焦点/集団移転続々名乗り/費用巨額 自治体及び腰<証言/焦点 3.11 大震災「河北新報・連載」

証言/焦点 3.11 大震災「河北新報・連載記事」から全文転載
※記事数が多いため、一部転載し、ほかは記事タイトルとURLの掲載です。

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焦点/集団移転続々名乗り/費用巨額 自治体及び腰
2011年07月02日土曜日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20110702_01.htm
▼全文転載



高台への集団移住構想の候補地を町側に説明する千葉会長(左)=6月18日、宮城県南三陸町仮設庁舎
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20110702_01.htm
岩沼市沿岸部の町内会長らが市幹部と集団移転に向けた課題を話し合った懇談会=6月21日、岩沼市総合体育館
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20110702_01.htm

http://www.kahoku.co.jp/img/news/201107/20110702a10zu.jpg
http://www.kahoku.co.jp/img/news/201107/20110701s10zu.jpg

 東日本大震災で津波被害を受けた宮城県沿岸部の自治体では、将来の津波のリスクを避けるため、地域住民が次々に集団移転に名乗りを上げている。だが、現 在の国の集団移転を促進する事業は被災自治体の財政負担が大きいことに加え、全住居移転が前提になるなど使い勝手が悪く、実現に動きだせない状況だ。

◎国補助かさ上げ要求

<9市町で動き>
  沿岸15市町で、住民が集団避難の意思表示をしているのは9市町の36地区。自治体別では女川町12、東松島市7、名取市4、気仙沼市南三陸町亘理町 が各3、石巻市2、七ケ浜町と岩沼市が各1。仙台、塩釜、多賀城の3市と松島、利府、山元の3町は地区でまとまった動きがない。
 政府の東日本大震災「復興構想会議」は先月25日にまとめた提言で、住宅再建と地域づくりの基本方針として高台などへの移転を明確化した。
 国には、被災地や危険な区域から安全な場所への集団移転を促進する防災集団移転促進事業がある。団地造成や移転経費などの4分の3を国が補助し、残り4分の1を事業主体の市町村が負担する仕組みだ。

<合意形成も鍵>
 被災自治体の首長らは、補助のかさ上げなどを国に要望している。宮城県復興まちづくり推進室は「今回の震災のように被害の範囲が広く、集団移転の規模が大きいと、費用が巨額で自治体が事業を行うのは難しい」と説明する。
 財政支援とともに実現の鍵になるのが、住民の合意。同事業は市町村が計画を策定する際、住民の意向の尊重と区域内の全住居移転を定めている。北海道南西沖地震(1993年)や新潟県中越地震(2004年)では、合意形成に時間がかかった。

◎宮城の3地区、進まぬ協議/焦る住民、いら立ち隠せず

<「何か行動を」>
 「もう100日だ。何か行動を始めなくてはならない時期なんだでば」
 震災から3カ月余りが過ぎた6月18日、宮城県南三陸町の仮設庁舎で、同町歌津の住民互助組織「伊里前契約会」の千葉正海会長(55)は、佐藤仁町長ら町幹部を前に声を荒らげた。
 伊里前地区は大部分が津波で被災した。会は当初から、高台の共有地に集落での移住を検討し、実現へ向け動いている。
 構想では、津波被害を免れた歌津中の周辺にある契約会の所有地20ヘクタールと地権者の協力が得られた12ヘクタールの計32ヘクタールに、住宅地と商業地を整備する。海岸から車で5~10分と近く、漁師が漁業を続けることも可能だ。
 現状では宅地200戸程度分だが、さらに協力者を募り、地区約400世帯が移住できる土地の確保を目指す。県や町の担当者らと協議を重ねるが、一向に具体化しない現状に千葉会長はいら立ちを隠さない。
  町側は「高台移住の考え方に大差はない」と言うが、他の地域も含め町全体で1400億円ともされる整備費のめどが立たない。町は国直轄事業としての実現を 思い描くが、国から明確な答えはなく、具体化に向けては慎重にならざるを得ない。佐藤町長は「財政負担を求められたら町はつぶれてしまう」と話す。
 「せっかく住民主導で盛り上がったのに、このままではみんなの心が離れていく」。千葉会長の焦りは募る。

<自主的に視察>
 高台移転の早急な計画推進を求めるのは気仙沼市の2地区でも同じだ。
 気仙沼市唐桑町の舞根地区は、舞根湾沿いにあった52世帯のうち、44世帯が津波で流された。残った8世帯を含む29世帯が高台移転を希望する。
 住民は国の防災集団移転促進事業に期待するが、市は移転の必要性は認めつつも、多額の財政負担を理由に現行制度での実施に難色を示す。
 住民は4月に集団移転促進事業期成同盟会を結成。行政の鈍い動きにしびれを切らし、自主的に先進地を視察するなど調査、研究を進める。
 期成同盟会の畠山孝則会長(66)は「一日も早く事業に取り掛かるべきだ」と語気を強める。
 同市の最南端に位置する本吉町小泉地区は6月5日、小泉地区集団移転協議会を設立した。被災した308世帯のうち、約半数が高台移転を希望している。
 協議会の及川茂昭会長(54)は「仮設住宅の期限は2年。市は国に強く働き掛けてもらいたい」と訴える。

◎「全戸」高いハードル/先月アンケート、2割が希望せず/岩沼

 「集団移転への国の補助は、地区の全戸移転が大前提。虫食いの土地は対象にならない」
 6月21日、岩沼市総合体育館であった懇談会。市幹部の説明に、移転を考える沿岸部6町内会のリーダーは困惑した。
 「多くの住民は移転を強く願うが、住み慣れた土地を離れたくない人もいる。取りまとめは難しい」と仙台空港の東に位置する相野釜町内会の中川勝義会長(72)。他の会長からも「大変な難問」との声が漏れた。
 地域には住宅と農地が混在する。市が6月に取りまとめた6町内会の住民アンケートでは、約8割に当たる289世帯が集団移転を希望したが、残る64世帯は希望しなかった。最も高い長谷釜町内会は97.0%だが、集団移転の条件が「全戸」となるとハードルは高い。
 「いっそのこと、元の場所に住めないなら住めないと言ってくれ」といった声も上がるが、移転するかどうかは住民の判断に委ねられている。
 危険区域と判定された土地を市が独自に買い上げる財源はなく、国の制度に沿って進めるしかない。
 井口経明市長は「先祖伝来の土地を一斉に手放すのが難しいのは分かるが、国の補助に乗らない限り、現実的に集団移転はできないし、国の事業を使っても市の負担は大きい」と悩む。
  市が集団移転費用の軽減も念頭に、移転跡地の活用策として打ち出しているのが「千年希望の丘」構想だ。平たん地が続く市東部に洗浄したがれきで丘陵地を整 備し、津波の勢いを弱め、避難場所にもなる場所を築く。平時には子どもたちや観光客に訪れてもらう記念公園の役割も兼ねる。
 市は跡地を活用した先駆的な防災プロジェクトを示すことで、国からより手厚い支援を引き出そうと考えている。

◎「国が全額負担を」/「数百億円」市、要望へ/住民が意向集約後押し/東松島

 東松島市では大きな津波被害を受けた沿岸部の7地区全てで、被災住民が地域の復興を考える自治組織をつくり、集団移転の早期実現を市に要望したり、復興計画に住民の声を反映させるため、住民意向調査を行ったりしている。
 集団移転に伴う市の負担は「少なくとも数百億円」(市企画政策課)に上るとみられるが、市は住民の声を後ろ盾に、国に移転費用の全額負担を要望する方針だ。
 集団移転について議論が進んでいるのは、矢本立沼、牛網、浜市、大曲、野蒜、宮戸、浜須賀の7地域。震災から3カ月近くたった今もがれきが散らばり、満潮時には冠水する場所もある。
 各地域では自治組織が自主的に住民懇談会を開き、集団移転や生活再建に向けての要望を取りまとめている。大曲浜では、全560世帯にアンケートを配布した。近く住民の意見を集約し、市に土地利用や今後の産業振興を提言する。
  津波で3分の2の家屋が全壊、流失した野蒜地区では5月、自治組織「野蒜地区まちづくり協議会」が住民の意見をまとめ、高台への移転を市に要望した。協議 会の斎藤寿朗会長(71)は「地元は、残念だが暮らせる状態にない。今までのコミュニティーを維持するためにも、積極的に住民自ら将来の地域の在り方を考 えたい」と話す。
 市は集団移転や今後の土地利用計画の策定に向けて近く、新たなワーキングチームを庁内に発足させる。有識者を交えた委員会も近く組織し、土地利用を協議する。
 阿部秀保市長は「地域住民のまちづくりに対する前向きな声を生かしながら、復興計画を練り上げたい」と話した。

★ほかの記事
焦点/宮城の自治体 重い“1割負担”/一括全額補助望む
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焦点/自衛隊一部撤収/被災地、感謝の声/最大10万人の命支える
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証言/焦点 3.11 大震災{河北新報・連載記事}
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原発事故関連死(23)自ら火を付けた妻 死者には書類届かず<福島民報「原発事故関連死」

福島民報原発事故関連死」から全文転載

福島民報
トップ>http://www.minpo.jp/
原発事故関連死(23)自ら火を付けた妻 死者には書類届かず
(2013/03/18 11:17カテゴリー:原発事故関連死)
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2013/03/post_6674.html
▼全文転載


はま子さんが自殺した焼却場。奥に自宅が見える
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/images/genpatukanrensi130318.jpg

 「はま子、はま子」。渡辺幹夫さん(62)は川俣町山木屋の自宅敷地で自殺を図った妻はま子さん=享年(57)=を見つけ、叫んだ。平成23年7月1日午前7時ごろだった。
 東京電力福島第一原発事故による避難でふさぎ込んでいた妻を励まそうと前日、2人で計画的避難区域に設定された川俣町山木屋の自宅に宿泊していた。
 朝、はま子さんの姿が見えないため、辺りを捜すと、変わり果てた姿を発見した。
 ガソリンのような液体を浴び、自ら火を付けた。遺書はなかった。
 幹夫さんは妻の死を受け入れることができず、しばらくは何も考えられなかった。7月3日には川俣町の葬祭場で葬儀を営み、はま子さんが帰りたがっていた自宅から出棺したことが、せめてもの供養だった。
 「自殺するほど追い詰められていたのか...」。幹夫さんは妻が抱えていた苦悩の深さを理解できなかった自分を悔やんだ。
 福島市小倉寺に借りたアパートに戻る気持ちにはなれなかった。昭和48年に結婚し、二男一女に恵まれた。家族で過ごした自宅で、はま子さんとの思い出に浸りたかった。長男、次男も同じ思いらしく、幹夫さんと一緒に泊まった。
 庭には妻が手入れしていた草花がかれんな花を付け、はま子さんの笑顔に重なった。
 幹夫さんは7月23日、川俣町にできた仮設住宅に1人で引っ越した。仏壇を置くスペースはなく、はま子さんの位牌(いはい)だけを持って行った。
 8月中旬ごろ、仮設住宅東京電力から賠償請求についての書類が届いた。賠償請求の対象に、はま子さんの名前はなかった。
 死んだ者への責任は取らない-。東京電力からそんな言葉をたたき付けられたようで、無性に怒りが込み上げた。
 9月上旬、川俣町中央公民館で賠償書類の記入方法の説明会が開かれ、幹夫さんは東電の担当者に妻にも賠償するよう詰め寄った。
 「自分では対応できません。持ち帰ります」。担当者は答えたが、その後、東電から連絡はなかった。
 「弁護士に相談したらどうだ」。11月、知人からいわき市の広田次男弁護士を紹介された。「泣き寝入りせず、闘うべきだ」。広田弁護士の言葉に、幹夫さんは東電に対して法的措置を講じる決意を固めた。

カテゴリー:原発事故関連死

東日本大震災原発事故関連死」アーカイブ
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東日本大震災 「福島第一原発事故」アーカイブ(1) {福島民報 から2011年3月26日}

福島民報 から転載。これも記事数が多いため、記事本文は、URLからお読みください。記事タイトルのナンバーは、私が便宜的につけました。

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福島第一原発事故」アーカイブ
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柏崎刈羽原発:重大事故時の外部被ばく年間20ミリシーベルト超、半径100キロ以上も 民間研究機関

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
柏崎刈羽原発:重大事故時の外部被ばく年間20ミリシーベルト超、半径100キロ以上も 民間研究機関が試算 /新潟
毎日新聞 2013年03月18日 地方版
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20130318ddlk15040069000c.html
▼全文転載


図URL
http://mainichi.jp/graph/2013/03/18/20130318ddlk15040069000c/001.html

 柏崎刈羽原発が 重大事故を起こした場合、国が計画的避難の基準としている、外部被ばく線量が年間20ミリシーベルトを超える地域は、原発から100キロ以上の距離に広が る場合があるとの試算結果を、大気の拡散予測などを手がける民間研究機関「環境総合研究所」(東京都品川区)が公表した。【高木昭午】

                         

 市民団体の「脱原発新潟弁護団」などが10日に柏崎市で集会を開催。研究所はその席上で結果を示した。

                         

 試算では同原発の7基ある原子炉が、福島第1原発事故と同じ割合で、内蔵する放射性物質を放出したと仮定。放射性物質が地表に沈着する量を、地形や風雨の条件から推定した。年間の積算線量は国と同様、住民が1日16時間を屋内、8時間を屋外で過ごすとして計算した。

                         

 その結果、事故時に西風で風速2メートルだった場合=図、事故後最初の1年間の積算線量が20ミリシー ベルトを超える地域は、東の県境を超え福島県柳津町付近に達した。さらに年100ミリシーベルトを超える地域は地元の柏崎市刈羽村のほか、30キロ以上 離れた長岡市内にも広がった。

                         

 また北東の風、風速2メートルだと、原発から約7キロの柏崎市役所で、年間の積算線量は約1000ミリシーベルトとなった。

                         

 試算に使ったコンピューターソフトは、同研究所が開発した。各地の原発について、放射性物質量や気象条件をさまざまに変え、同様の計算ができる。弁護団はこのソフトを、研究所から10万円で購入した。今後、試算結果を柏崎刈羽原発の運転差し止め訴訟で活用するほか、弁護団の学習会などで示すという。

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小倉智昭「福島原発4号機」内部報告!目に見えない恐怖<JCAST テレビウオッチ>

JCAST テレビウオッチ
ホーム>http://www.j-cast.com/tv/
小倉智昭福島原発4号機」内部報告!目に見えない恐怖
2013/3/12 08:48
http://www.j-cast.com/tv/2013/03/12168945.html?p=1
http://www.j-cast.com/tv/2013/03/12168945.html?p=2
▼全文転載


   福島第1原発の4号機の中にキャスターの小倉智昭がカメラとともに先週8日(2013年3月)に初めて入った。免震重要棟で防護服に着替え、 車で向かったのは最初に水素爆発を起こした1号機。カバーがかけられ内部は見えないが、周囲の放射線量は1時間当たり300マイクロシーベルトと目に見え ない壁が立ちはだかる。さらに進み3号機の前に来ると突然警報音が鳴った。「1200マイクロシーベルトです」という東京電力担当者の声だけが響いた。

足元の金網越しに1533体の使用済み核燃料

   最も放射線量が低いという4号機に到着し、屋外に取り付けられた作業用のエレベーターに乗る。上へ行くほど線量が高くなり、屋上では200マ イクロシーベルトあった。ここから140メートル離れた隣の3号機の建屋に計測器を向けると、450マイクロシーバルトに一気に跳ね上がる。

   足元の金網越しに1533体の使用済み核燃料が入っているプールが見える。屋上から中へ入ると、水素爆発で原形をとどめていない無残な姿があった。

   3時間いた小倉が浴びた積算放射線量は122マイクロシーベルトという。「目に見えない放射能の怖さを始めて知ったような気がします」と感想を語った。

   4号機のプールの納まった使用済み核燃料は今年11月からクレーンで取り出す作業が始まるが、1533体を取り出すだけでも終わるのはいつのことか見当もつかない。

(続く)

完全防護でも3時間いると1年分の被曝線量

   小倉は翌9日、第1原発から6キロ離れた警戒区域の浪江町に入った。1年前にも来た廃墟になった小学校。小倉が気なっているという音楽教室に 向かった。その黒板にはこんな文字があった。「絆」「いつでも夢を!!明日を見て!」「窓の風景が変わりますように!必ず来る明るい未来を信じて屈しない 心」

   救援に来た自衛隊員や警察の機動隊員が書き残したものらしい。小倉によると1年前より増えているという。

   今、窓から見えるのは集められた瓦礫と森の後ろに立つ第1原発の4本の煙突だけ。この風景が変わるのはいつの日のことか。

   小倉がこう話した。「防塵マスク、ヘルメット、防護服の上にさらに厚手の防護服を着ます。これから暑くなると1日に1時間か2時間が限度。 300~400マイクロシーベルトもある中に、3時間もいたら1年分の許容量を越えてしまうんです。あの現場で見ると、なぜもうちょっと慎重に原発を建て てくれなかったと思います」

   津波を甘く見た建屋や電源設備のお粗末さ。加えて、国会事故調でも指摘されなかった事故発生からメルトダウンを起こすまでの東電のミスの連鎖が明らかになってきた。この人災事故について国会事故調はもう1度、再調査すべきだろう。

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停電だけじゃない!福島原発2年たって「仮設設備」寿命…汚染水タンク劣化

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停電だけじゃない!福島原発2年たって「仮設設備」寿命…汚染水タンク劣化
2013/3/21 12:41
http://www.j-cast.com/tv/2013/03/21170373.html
▼全文転載


   東京電力福島第1原発の停電できのう20日(2013年3月)、仮設の配電盤に焼けこげた跡とネズミと見られる小動物の死骸がみつかった。配電盤の端子に触れてショートを起こした可能性が浮上した。このネズミ停電は復旧現場の危うい実態もあぶりだした。

発生から2日間誰も配電盤チェックしなかった東電の呑気

   18日に1、3、4号機の使用済み燃料と共用プールの冷却システムなど9か所の電源が落ち、復旧に29時間かかった。この間、プールの水温は 管理目標の温度内に収まっていたため異常事態にはならなかった。原因はお粗末な話だった。配電盤の端子が焦げたような跡があり、カベにすすがついていたほ か、体調約15センチ、尻尾まで入れると20~25センチの小動物の死骸がみつかった。この小動物によってショートを起こし、それが焼けこげとつながった のかどうか、東電はこれから解明するという。

  配電盤はトラックの荷台にセットされ、事故直後から仮設として屋外に置かれたまま2年が経っていた。今月中に屋内施設と交換する予定だったとい う。仮設の設備・施設はビニールの配管や汚染水を貯蔵するタンクにもあり、900個以上のタンクのうち280個が組み立て式で、「パッキンの寿命は5年。 タンクも劣化する」(東電スポークスマン)という。

   司会のみのもんた「大山鳴動してネズミが1匹出た。2年も経って仮設だったとは、どういうことですかね」という。

   東大大学院の諸葛宗男・特任教授は「切り替え中だったといいますが、その計画の(遅さ)をみても、原子炉とか本丸に重点が置かれていて、こういう周辺の信頼性向上にはほとんどふれていなかったということです。トラブルは周辺で起ることが多い」

   きのう20日に焦げ跡とネズミを発見したというが、18日の停電からそれまで誰ものぞいて見なかったのか。

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★関連記事
MSN産経ニュース
トップ>http://sankei.jp.msn.com/top.htm
急場しのぎ“薄氷の安定” 配管、タンクも仮設残る
2013.3.20 22:24 [原発
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130320/dst13032022250011-n1.htm
福島第1原発停電 代替設備で冷却可能も…ほど遠い「事故収束」
2013.3.19 01:26 (1/2ページ)[原発
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130319/dst13031901280002-n1.htm

 


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「新・帝国主義」の時代

帝国主義 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%9D%E5%9B%BD%E4%B8%BB%E7%BE%A9
1 帝国主義の成立と列強の国情
http://www.sqr.or.jp/usr/akito-y/gendai/1-teikoku1.htm

本来は、古い時代の国家政策を「帝国主義」と呼びます。
しかし、ここ10年くらいの世界の強国・国家連合の動きを見るともなく見ていると「新・帝国主義」と呼ぶしかない動きが、目立ちます。
アメリカは、ほとんど理由もなく第二次イラク戦争を行い、イラクをメチャクチャにして撤退しました。大きな理由は、石油利権と軍需産業の利益であろうと思います。

その後、「中東の春」と呼ばれる政治的変化が、北アフリカを中心に起こり、現在、シリア内戦として継続中です。

エジプトの政変は、民衆が起こしたように見えます。そして、政変と言う一定の成果を見ました。内戦は、起こりませんでした。

リビアでは、カダフィ大佐を追放するために、民衆が蜂起して内戦が起こったことになっています。しかし、エジプトとは異なり、激しい内戦が起こりました。欧米のマスコミを中心に、かなり意図的と思える、
カダフィ大佐のネガテイブ・キャンペーンが展開されました。しかし、カダフィ大佐は、そんなに国民の多くから嫌われ憎まれるほどの暴政を国内で行っていたとは、思えません。石油から得られる富を十分、国民に還元していたと聞き及びます。

内戦を起こしてまで、政変をしなければならない理由が本当にあったのか???
非常に疑問です。それは、カダフィ派の人々が、首都から追放された後も、
カダフィ大佐ために戦い続けた点に明確に、見て取れます。

誰か、外部の勢力の扇動と援助があったのではないか???
このような疑問が、残ります。
そもそも、NATO軍が軍事介入する、正当な理由がありません。「人道」を理由に軍事介入するなら、世界中すべての紛争に介入しなければ、ならないはずです。「人道目的の軍事介入」と言う道を、NATOは作ってしまいました。

そして、
カダフィ大佐は、フランスの情報部に追跡され射殺されたという情報があります。

ビン・ラデインの時と同じです。逮捕も無ければ、裁判もない。単に、殺してしまう。
こんな無法は、昔は許されませんでした。もし、暗殺を実行するなら「だれが?どこの国がやったか?」と言う証拠を残さず、コッソリとしか出来ませんでした。東西冷戦下では、それが局地戦の引き金になる可能性があったからです。
このような殺人を、「暗殺」と呼びます。
「暗殺」を政府組織が、堂々と行う時代になってしまいました。

何故??NATO軍は、リビアに軍事介入したのか??
一つは、石油利権でしょう。
別の理由も、ささやかれています。

更には、フランスが旧植民地に影響力を及ぼそうとしてる動きが見られます。
ヨーロッパの国で、最後まで植民地を手放すことに抵抗したのが、フランスです。


アルジェリア戦争 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%82%A2%E6%88%A6%E4%BA%89
アルジェリアの歴史
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2#.E3.82.A2.E3.83.AB.E3.82.B8.E3.82.A7.E3.83.AA.E3.82.A2.E6.88.A6.E4.BA.89.EF.BC.881954.E5.B9.B4-1962.E5.B9.B4.EF.BC.89

1962年に、戦争は終結しました。
再び、フランスが北アフリカへの影響力を回復しようとしているような動きが、ちらほらと見えます。

もし、リビア内戦が残酷で、人道目的でNATOが軍事介入したのなら、なぜ??さらに、残虐な「シリア内戦」に介入しないのか???非常に疑問です。


カダフィ大佐には、味方となる同盟国がありませんでした。NATOは、リビアだけを相手にすれば、それで済んだのです。

も し、シリアに軍事介入したなら、シリア政府軍の後ろ盾であるイランとの軍事紛争を引き起こす可能性があります。こうなれば一国の内戦で済まず、複数国家を 巻き込んだ中規模の局地戦に発展する可能性が、あります。その危険性を犯してまで軍事介入は、出来ないという事であろうと思います。

さらに、シリアは交通の要衝ですが石油はありません。それも、軍事介入を控える理由でしょう。

し かし、シリア内戦は終わる気配がありません。残酷な国内での殺し合いが続いています。反乱軍には、主にヨーロッパと思われますが、武器弾薬の提供があるの でしょう。なければ、とっくに鎮圧されているはずです。一方、政府軍にはイランからの支援があります。どちらも、補給があるから、内戦は泥沼化していま す。


別の見方をすると、シリア内戦は欧米諸国とイランの代理戦争です。交通の要衝であるシリアの影響力を巡って、欧米諸国とイランが戦っているのと、同じです。

そして、アメリカは、現在TPPと言う自国の経済圏を作ろうと強引に関係国に協定締結を迫っています。

更には、中国です。ここも、軍事力と資本を背景とする対外拡張政策を取っています。

東西冷戦が終わり、一つの世界秩序が崩壊した後に徐々に見え始めたのは、資本と軍事力を武器として使う、「新・帝国主義」と言うべき、金と力を背景とする勢力拡張の動きです。

日本の新聞は、このような世界の危険な流れを伝えません。
「21世紀は、新帝国主義の時代である」
このような方向で、世界が動いていく可能性も十分あることを、知るべきでしょう。
日本は、その中で、どう??振る舞うのか???

他人ごとでは、すみません。
日本列島は、アメリカ・中国・ロシアと言う世界3大軍事大国の勢力のせめぎあう接点に位置します。西太平洋の交通の要衝でもあります。否応なく、大国のパワーゲームに巻き込まれてしまうのです。

甲状腺検査情報は正確か? 桐生担当参事官の黒い影<税金と保険の情報サイト>

★原爆被爆被害訴訟、公害問題、薬害問題。すべてにおいて、政府は政府自身の保身か、または企業側に立った対応を行ってきたことは、事実です。水俣裁判では、「裁判で政府に有利な証言をするよう医師に圧力を掛けた」と言う証言を、先月新聞が報道していました。


税金と保険の情報サイト
トップ>http://www.tax-hoken.com/

甲状腺検査情報は正確か? 桐生担当参事官の黒い影
 2013年3月18日 13:30
http://www.tax-hoken.com/news_az8vbZWmNm.html
▼全文転載


「異常なし」コメントの担当官

今月8日に発表された甲状腺有所見率調査事業の結果では、「福島県の子どもにおいて発見された異常の率は他県と変わらない」とする所見が語られた。このコメントを出した桐生康生放射線健康管理担当参事官に、水俣病関連の黒い疑惑がささやかれている。


水俣病


福島の甲状腺異常は他県と同じ

福島県が3歳~18歳の子どもを対象に行った甲状腺検査では、4割を超える子どもに、しこりやのう胞などの異常が発見された。これまでの研究では、こういった異常が見つかる確率は1%以下とされていることから、厚生労働省では比較検討のため急遽、他の都市でも検査を実施。

今月8日に速報値を発表した。検査が行われたのは、青森県弘前市、山梨県甲府市、長崎県長崎市福島第一原発から距離があり、検査態勢が整っている都市が選ばれた。

対象となったのは3歳~18歳の子ども4365人。検査の結果、57.6%の子どもにしこりやのう胞が認められた。福島県の調査より多いことから、厚生労働省では担当の参事官が「他県とほぼ同様だったと考えている」とコメント。

福島の子どもに、被ばくの影響は出ていないことをアピールした。

水俣病患者認定で医師に圧力

この参事官の存在が、今、問題として認識され始めている。桐生康生参事官は、過去に水俣病アスベストなど、大きな公害問題に対処してきた経歴を持つ。

特に水俣病では、患者の認定を巡る裁判に際し、診断した医師に「水俣病ではなかった」と証言するよう、桐生氏が室長を務めていた環境相特殊疾病対策室が圧力をかけた、とする告発もある。

今回と同じく、大企業が引き起こした大規模公害の担当官となった桐生氏は、水俣病においてもさまざまな情報統制に奔走していた形跡がある。

企業を守る情報統制の専門家

ライターの奥田みのり氏が綴っているブログによると、環境省特殊疾病対策室の桐生室長は、2012年2月に東京で開かれたセミナー「水俣病の教訓を次世代に伝えるセミナー
水俣病の経験を超えて・若い世代の挑戦~」に参加。

水俣病を取り巻く現状について」と題した講演を行ったという。その中では、資料に記載されているにもかかわらず、「チッソ」という社名を出すことを避け、「正しい知識のみでなく、適切な知識を広めることが重要」とする意味深な発言もあった。

今回、厚生労働省がこういった人物を福島第一原発事故の担当官に据えたことからは、地域住民か東京電力か、どちらを向いて仕事をするつもりか、ハッキリとうかがえる。

今回の比較調査に際して、医師に圧力はなかったのか。漠然とした疑いが生じるだけでも、適切な人事とはいえない。

外部リンク
水俣病の教訓を次世代に伝えるセミナー
http://mizumidori.jp/minamata/minamata2012.pdf

◆奥田みのり ブログ
http://minoriokuda.blog133.fc2.com/

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※関連記事
水俣病患者認定訴訟:環境省が医師に「虚偽証言」要請か<毎日新聞>
2013-03-05 00:03:59
テーマ:環境問題・公害・薬害など
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11483510984.html

【速報】子どもの甲状腺検査「他県も福島と同じ」の嘘<税金と保険の情報サイト>
2013-03-14 00:08:02
テーマ:放射能による健康被害
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11489534014.html


「WHO報告書は福島事故の被曝被害を過小評価」環境団体、WHO報告書を非難<ルモンド紙3月2日>
2013-03-10 00:03:30
テーマ:放射能による健康被害
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11486762298.html


<被爆地と被ばくⅢ>実態と懸け離れた線量逆算は、内部被ばく軽視という"落とし穴"を招いた
2013-03-04 19:26:59
テーマ:放射能による健康被害
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/theme2-10042597427.html

福島の子どもに高血圧症 中1年生で9倍に増加!<税金と保険の情報サイト>
2013-02-28 00:00:16
テーマ:放射能による健康被害
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11479866981.html


福島の小児甲状腺がんの発生率は チェルノブイリと同じかそれ以上である可能性があります
2013-02-25 00:56:37
テーマ:放射能による健康被害
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11477920876.html


チェルノブイリ以上 福島子どもの甲状腺がん それでも避難はさせない<税金と保険の情報サイト>
2013-02-25 00:00:26
テーマ:放射能による健康被害
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/theme2-10042597427.html



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