「北の山・じろう」時事問題などの日記

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B層が行列をつくる店 氾濫するB層鮨屋 日本をダメにしたB層の研究【第1回】<現代ビジネス>

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2013年01月26日(土)
B層が行列をつくる店 氾濫するB層鮨屋
日本をダメにしたB層の研究【第1回】

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「カロリー50%オフ(当社比)」にひっかかる人々 日本をダメにしたB層の研究【第2回】<現代ビジネス

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賢者の知恵
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「カロリー50%オフ(当社比)」にひっかかる人々
日本をダメにしたB層の研究【第2回】

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焦点/学校・避難の教訓(1)引き渡し/「常識」裏目、120人犠牲<証言/焦点 3.11 大震災「河北新報・連載記事」

証言/焦点 3.11 大震災「河北新報・連載記事」から全文転載
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/index.htm
※記事数が多いため、一部転載し、ほかは記事タイトルとURLの掲載です。


河北新報
トップ >http://www.kahoku.co.jp/
焦点/学校・避難の教訓(1)引き渡し/「常識」裏目、120人犠牲
2011年12月15日木曜日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20111215_01.htm
▼全文転載



津波が押し寄せ、1階床上の約1.2メートルまで浸水した釜小。児童を含む千数百人が上階に避難した=6日、石巻市大街道西2丁目
http://www.kahoku.co.jp/img/news/2011/20111215007jd.jpg
地図略図
http://www.kahoku.co.jp/img/news/201112/20111215a10zu.jpg

 東日本大震災では岩手、宮城、福島3県の小中学校と特別支援学校91校の児童生徒351人が死亡・行方不明となった。迫り来る大津波に、学校現場はどん な決断を下し、どのような避難行動を取ったのか。今回の震災に何を学ばなければならないのか。学校の安全管理の在り方が、あらためて問われている。(高橋 鉄男、東野滋)=5回続き

<保護者続々と>
 石巻市の主婦津田美智子さん(38)は3月11日の激震後、自宅にいた長女(16)、長男(14)らに2階へ避難するように言うと、自転車に飛び乗った。目指したのは約1.8キロ離れた釜小。当時3年の次男(10)が通っていた。
  学校近くの国道398号は、渋滞で車が全く動かなかった。途中でパンクした自転車を捨て、走った。釜小に着き、次男と校門を出るとき、児童を迎えに続々と 到着する保護者と擦れ違った。渋滞の脇を2人で必死に走り、家に戻ったのは午後3時40分ごろ。ほぼ同時に津波が押し寄せた。

<渋滞襲う津波>
 河北新報社が岩手、宮城、福島3県の市町村教委などに聞き取り調査した結果、今回の震災で保護者に引き渡し後、死亡・行方不明になった児童生徒は3県で計120人に上る。
 釜小では22人が犠牲になった。児童を乗せた車が渋滞に巻き込まれ、津波に襲われたケースもあったとみられる。自宅2階で難を逃れた津田さんは「私たちも危なかった。後に着いた人たちの中には…」と声を落とす。
 釜小の引き渡しは校庭に避難後、体育館で始まった。市の防災無線大津波警報を伝えていたが、聞き取れなかったという。職員がラジオで警報を知るまで、引き渡しは続いた。
 津田浩校長(60)は「津波が来るとは思わなかった。早く情報を入手し、引き渡さないと判断していれば犠牲は減ったかもしれない」と悔やむ。
 学校は近年、地震や火災、不審者を想定した引き渡し訓練に取り組んできた。非常時の引き渡しは、学校と保護者の「常識」となり、震災でも訓練通りに行われた。
 「備え」と考えられた引き渡しが、状況によっては危険性をはらんでいた。

<得られぬ情報>
 海から約3.5キロの名取市下増田小。全校の8割に当たる約260人を引き渡し、5人が亡くなった。
 引き渡しは、午後3時20分ごろに始まった。停電でテレビが見られず、大津波警報の情報が入らない中での作業。約20分後、警報が出ていることを知り、中止した。
 地震直後に駆け付けた保護者の中には「いつまで待たせるのか」と迫る人もいたという。狩野茂校長(52)は「児童のきょうだいが保育所など別の施設にいる場合、保護者は早く次の場所に行きたいという思いが強い」と説明する。
 釜、下増田の両小学校は津波避難ビルのような役目を果たし、上層階に逃げ込んだ児童や地域住民は無事だった。震災後、津波注意報・警報が出た際は、引き渡しを原則禁止とする動きが学校現場に広がっている。
 一方で、保護者には「子どもの安全は自分の手で確保したい」(津田さん)という心情も働く。学校には引き渡しを拒む法的権利はない。
 避難のルールをどう見直すのか。学校と保護者が共通の認識を持って取り組まなければ、今回の教訓は生きない。

▽特集/学校・避難の教訓
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/img/T_01K.pdf
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/img/T_02K.pdf

焦点/学校、避難の教訓(5完)伝承/危機意識、地域と共有
2011年12月19日月曜日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20111219_02.htm

焦点/学校・避難の教訓(4)放課後/声掛け合い、全員無事
2011年12月18日日曜日
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焦点/学校・避難の教訓(3)情報/速やかな収集、命左右
2011年12月17日土曜日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20111217_01.htm

焦点/学校・避難の教訓(2)選択/迫る波、とっさの判断
2011年12月16日金曜日
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証言/焦点 3.11 大震災{河北新報・連載記事}
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焦点/学校・避難の教訓(2)選択/迫る波、とっさの判断<証言/焦点 3.11 大震災「河北新報・連載記事」

証言/焦点 3.11 大震災「河北新報・連載記事」から全文転載
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焦点/学校・避難の教訓(2)選択/迫る波、とっさの判断
2011年12月16日金曜日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20111216_01.htm

▼全文転載




海が近い中浜小。児童たちは校舎屋上の三角屋根の下にある倉庫で津波から逃れ、一晩を明かした=宮城県山元町
http://www.kahoku.co.jp/img/news/2011/20111216015jd.jpg
地図略図
http://www.kahoku.co.jp/img/news/201112/20111216_a10zu1.jpg
http://www.kahoku.co.jp/img/news/201112/20111216_a10zu2.jpg

<「車を出して」>
 「津波が来る。訓練じゃないぞ」
 宮城県山元町山下二小の渡辺孝男校長(53)は、耳に飛び込んできた声にはっとした。校庭で児童の点呼中だった。
 海から約300メートル。田園風景の中に2階建ての校舎は立つ。渡辺校長は大津波警報が発令されたことをテレビで知ったが、津波を想定した避難訓練は経験がなかった。
 逃れるには校舎に逃げ込むか、高台の山元町役場を目指すか。ただし、役場までは3キロ。津波が迫る中で判断に与えられた時間はわずかだった。
 「大きい車を持っている先生は出して!」。マニュアルにない役場への避難を選んだ。
 児童202人の大半は引き渡しが行われ、校庭には児童67人が残っていた。教職員17人の車を出しても児童全員は乗れない。低学年から4、5人ずつ車7台に乗せた。出発と同時に、残る30~40人と教職員は町役場へ駆けだした。
 最後尾にいた当時の作間健教頭(55)=現宮城県亘理町荒浜小教頭=は「徒歩組にも望みはあった」と振り返る。児童の列に気付き、保護者の車やタクシーが乗せてくれた。JR山下駅前でも5台が協力してくれて児童全員を輸送できた。
 渡辺校長は「車の移動は問題があるかもしれないが、大津波を知らされ、あれ以上の策は考えられなかった。道路がすいていたのは幸運だった」と話す。

<高潮対策効果>
 そばに逃げ込める山や高台がある三陸沿岸と違い、平野部の学校は津波被災時に避難先の選択を突き付けられた。同じ町内で海から約400メートルの中浜小にも、脅威は迫っていた。
 中浜小は山下二小と同じ2階建て。指定避難場所は内陸に2キロの高台にある坂元中だった。テレビで大津波の接近を知って移動を断念。校舎にとどまり、屋上の倉庫に避難することを決めた。
 昨年4月に赴任した井上剛校長(54)にとって海沿いの学校は初めてだったが、屋上避難の判断には根拠があった。
 赴任直後に聞いた地元の区長の話を思い出した。昔の校舎はたびたび高潮被害を受けたため、住民が敷地のかさ上げを要望。現在の校舎は1.5メートル盛り土し、土台もコンクリートで固められた。
 校舎は2階まで水に漬かったが、屋上に逃れた児童57人を含む教職員、住民約90人は無事だった。井上校長は「学校防災について見聞きしたさまざまな話が、震災では役に立った」と言う。

<生死は紙一重>
 山下二小も中浜小も、臨機応変の対応が子どもを守った。ただ「もし津波が早く到達していたら」(山下二小)「もし津波が校舎をのむ高さだったら」(中浜小)など、災害の条件が変われば、リスクが大きく、生死の境は紙一重だった。
 さまざまな被災の可能性に対応した備えを、平時にどれだけ用意できるか。「自然に向き合うマニュアルは、一通りではいけない」。中浜小の井上校長は実感している。

▽特集/学校・避難の教訓
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2011年12月19日月曜日
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2011年12月18日日曜日
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2011年12月17日土曜日
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2011年12月15日木曜日
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焦点/学校・避難の教訓(3)情報/速やかな収集、命左右<証言/焦点 3.11 大震災「河北新報・連載記事」

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焦点/学校・避難の教訓(3)情報/速やかな収集、命左右
2011年12月17日土曜日
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高浜小の校庭に到達し、止めてあった車を押し流す津波=3月11日午後3時30分ごろ、宮古市高浜4丁目(大洞晴洋校長提供)
http://www.kahoku.co.jp/img/news/2011/20111217005jd.jpg
地図略図
http://www.kahoku.co.jp/img/news/201112/20111217_a10_zu.jpg

<叫び声で動く>
 宮古湾を望む宮古市高浜小。3月11日、防災無線大津波警報が響き、大洞晴洋校長(60)は対応を迫られた。
 地震の後、校庭には児童86人のほか、引き渡しを求める保護者、地域住民が集まった。学校の防災マニュアルは、津波注意報・警報の解除まで待機と定める。メガホンで「警報が出ているので、もう少し様子を見ましょう」と呼び掛けた。
 教職員は最新の情報を得ようと、携帯電話のワンセグにかじりついた。画面に釜石湾を襲う大津波が映り、緊張が走った。保護者の一人は校庭から海を見張っていた。近づく巨大な波。大声で叫んだ。「駄目だ! みんな逃げろ!」
 校庭の児童、保護者、住民らは校門を飛び出し、裏山をよじ登った。間もなく津波は防潮堤を越え、校庭の車やサッカーゴールを押し流した。
 校舎は浸水想定区域外にあり、防災訓練に高台避難は含まれていなかった。大洞校長は「保護者の目視などの情報が、とっさの避難行動につながった」と振り返る。
 地震直後の停電で、多くの学校は情報の途絶に直面した。テレビは消え、電話も一部でつながらなくなった。

<伝令役走らす>
 児童約150人と地域住民約250人が避難した東松島市浜市小も、職員室のテレビはつかなかった。渡辺孝之教諭(50)は「車のテレビなら」と駐車場に走った。
 すぐに大津波警報を確認し、学校は一部3階建て校舎の上階への避難を決めた。児童は2階以上に移動、住民も続いた。渡辺教諭は「早い段階で情報を得られたので、迷わず判断できた」と言う。
 情報を人づてにつないだ自治体もある。宮城県女川町では地震後、防災無線が6メートル以上の大津波警報を伝えた。町教委は町内5小中学校に電話をかけ始めた。だが、1校に知らせた直後に停電。携帯電話も不通だった。
 5校はいずれも高台にある。「下校させて平地の住宅地に戻しては、危ない」と遠藤定治教育長(71)は考えた。職員に車を走らせ、離島の2校を除く3校に「学校から子どもを帰さないように」と指示。各校は迎えに来た保護者も引き留めたという。

<常に危機意識>
 町では地震前に下校していた2校の児童生徒4人が犠牲になった。学校に残った子どもと保護者、伝令役の職員は無事だった。今回の伝達について遠藤教育長は「女川は地震、津波に加えて原発事故の危険性もある。町は危機回避の意識を高く持たないといけない」と強調する。
 情報を避難行動に役立てた学校がある一方、大津波警報発令を把握できずに子どもの引き渡しを続けたり、校庭から体育館に移ったりして、犠牲者を出した学校は少なくない。
 正確な情報の速やかな入手は判断と行動、ひいては命に大きく関わる。今回の震災は停電でも情報収集に努め、伝える手段も複数準備しておく重要性をあらためて浮き彫りにした。

▽特集/学校・避難の教訓
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地震後、大勢の子どもや住民が避難した荒浜小の校舎屋上。中学生も30人以上が避難したとされる=3月11日午後4時20分、宮城県亘理町
http://www.kahoku.co.jp/img/news/2011/20111218013jd.jpg
地図略図
http://www.kahoku.co.jp/img/news/201112/111218a103.jpg

<メールで連絡>
 子どもたちを避難させたいのに、どこにいるのか分からない。放課後の学校で、教職員は不安に駆られた。
 岩手、宮城、福島3県の多くの中学校は3月11日、卒業式の後、地震に襲われた。宮城県亘理町の荒浜中も式が終わり、148人の生徒は帰宅していた。
 揺れが収まると、500人もの地域住民が続々と避難してきた。清野和夫校長(57)は教職員15人とともに住民を3階に誘導しながら、最悪の事態が頭をよぎった。30人弱しか生徒の姿を確認できていなかった。
 津波は校舎1階の天井近くまで達した。住民らが救助されたのは13日。生徒全員の無事が分かったのは翌14日だった。「うれしさで言葉もなかった」
 生徒たちは携帯電話などのネットワークを駆使しながら避難していた。当時中学3年だった佐藤里胡さん(16)もその一人。
 自宅で母と卒業式の余韻に浸っていた時、大きな揺れに襲われた。母親はショックで、動くことができなくなった。助けてくれたのは近所の消防団員だった。帰宅した弟を含めて、車で一家を荒浜小に運んでくれた。
 「どこにいるの」。佐藤さんは携帯電話のメールに文字を打ち込んだ。居場所を教え合った。友達の一人は「じゃ、私も小学校に行く。お菓子持っていくね」と返事し、着替えまで持ってきた。
 「ソーシャルゲームサイトの日記でもやりとりした。みんなと情報が共有できた」と佐藤さんは話す。

<通りすがりに>
 地域の絆も避難を支えた。荒浜中2年の菊池潤子さん(14)は、海にほど近いコンビニエンスストアに同級生3人といた。地震後に店から出て途方に暮れていると車が止まったという。
 見知らぬ女性に「どうするの」と聞かれた。すかさず「乗せてください」と答えると、4人を内陸部まで運んでくれた。
 荒浜地区全体では、149人もの住民が犠牲になった。父親の幸宏さん(50)は「地域の人に本当に感謝している」と力を込める。荒浜中などによると、ほかにも徒歩や自転車で逃げる子どもたちに声を掛け、車で安全な場所まで乗せていってくれた例は多い。

<高い防災意識>
  荒浜地区は、行政区ごとの自主防災組織としては町内で唯一、津波を想定した避難訓練を毎年欠かさず実施していた。当日も消防団員らが居住地ごとに「荒浜小 に逃げてください」などと具体的な避難場所を指定して呼び掛けた。津波発生時の避難を心掛けていた住民も少なくなかった。
 震災当日、卒業式があったことはプラスに働いた面もある。当時3年生の保護者は「親子で帰宅して家族がそろって家にいたので、すぐに避難できた」と言う。
 児童生徒は平日の日中、学校にいる。しかし在校時間は、6~9時間程度で1日の3割前後にすぎない。「地域のつながりと防災意識が放課後の子どもたちを救った」。清野校長は、防災の原点が地域にあることをかみしめる。

▽特集/学校・避難の教訓
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大津波で3階建ての校舎屋上まで水没した気仙中(左下)。校舎奥は広田湾に流れ込む気仙川河口=3月18日、陸前高田市
http://www.kahoku.co.jp/img/news/2011/20111219013jd.jpg
地図略図
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<避難路見直し>
 「なぜこんな海のそばに学校が」
 陸前高田市気仙中の越恵理子校長(56)は2009年4月に赴任し、窓越しの風景に違和感を覚えた。堤防を挟み、校庭の向こう側に広田湾の白波が見えた。
 内陸部の奥州市出身で津波には詳しくない。知識が少なかったからこそ、素朴な不安から避難経路の見直しを始めた。
 津波を想定した避難場所は学校近くの駐車場だった。3階建て校舎の高さとほとんど変わらず、安全には思えなかった。
 周辺を調べると、高台に通じる小道があった。急勾配な道を通り民家の脇を抜けると、かなり高い場所まで登れた。
 防災訓練に関連し、1960年のチリ地震津波を経験した地域住民の菅野昌雄さん(78)を講師に招いた。
 「津波は気仙川の水位が下がった後、川沿いにやってくる」「校舎の屋上は駄目だ。さらに高い所に逃げられる場所に避難しないと」。どの話も示唆に富んでいた。
 3月11日、生徒86人と教職員はいったん駐車場に退避した。しかし気仙川の川底が見えたため、5分と待たずに、小道から高台を目指した。間もなく、川をさかのぼった津波が堤防を越えたのが見えた。その後、校舎も駐車場も濁流の下に沈んだ。
 越校長は「先入観を持たずに一つ一つの課題を見直せた」と話すとともに「聞いていた通りになった」と住民の教えに感謝する。

<正しい認識を>
 「海から遠いので大丈夫だ」「ここに津波が届いたことはない」。根拠がないのに安全だと思い込む。東日本大震災では、こうした「正常化の偏見」が、避難行動を鈍らせたとされる。学校が正しく危機を認識し、行動する鍵は地域にある。
 船越湾を望む高台にある岩手県山田町船越小。地震後、校庭にいた児童136人は、北側の集落を抜けて山に上った。津波で校舎1階や校庭が水没する寸前、避難を促したのは小学校OBで校務員の田代修三さん(55)だった。
 田代さんは本震後、堤防から湾の変化に目をこらしていた。数キロ先に浮かぶ弁天島と野島の海面が、約2~3メートル盛り上がった。亡き父の言葉を思い出し体がこわばった。
 父親は漁師だった。放課後、イカ漁の船の中で海の怖さを教えられた。明治三陸大津波、昭和三陸津波では一族に犠牲者が出たという。この話になると父の声は熱を帯びた。「とにかく1メートルでも高いところに逃げろ! 雑草、つるをつかんでも、何をつかんでも」
 田代さんは校庭に戻り「津波が堤防を越えてくる。ここにいては危ない」と強く迫った。佐々木道雄校長(54)は、山への避難を決断した。

<教職員に限界>
 地域とともに防災訓練に取り組む学校が増えている。定期的に異動する教職員だけでは、防災の知見は継承されにくい。地域に根を張る住民の協力を得られれば、教訓と活動は受け継がれる。
 「津波は恐ろしいものだと、心に刻んだ父の言葉を生かせてよかった」。田代さんは父の思いも今回の経験も、これからの学校の防災に生かしてほしいと願う。(高橋鉄男、東野滋)

▽特集/学校・避難の教訓
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/img/T_01K.pdf
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/img/T_02K.pdf

焦点/学校・避難の教訓(4)放課後/声掛け合い、全員無事
2011年12月18日日曜日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20111218_01.htm

焦点/学校・避難の教訓(3)情報/速やかな収集、命左右
2011年12月17日土曜日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20111217_01.htm

焦点/学校・避難の教訓(2)選択/迫る波、とっさの判断
2011年12月16日金曜日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20111216_01.htm

焦点/学校・避難の教訓(1)引き渡し/「常識」裏目、120人犠牲
2011年12月15日木曜日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20111215_01.htm


証言/焦点 3.11 大震災{河北新報・連載記事}
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/index.htm
河北新報
トップ >http://www.kahoku.co.jp/

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河北新報/義援金受け付け
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室井佑月氏がやっぱり「業界的にヤバい」のかと思ったこと<dot.(AERA×週刊朝日)

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室井佑月氏がやっぱり「業界的にヤバい」のかと思ったこと
(更新 2013/4/ 4 11:30)
http://dot.asahi.com/news/politics/2013040400002.html
▼全文転載



 TPP参加における情報を隠したりする政府へ苦言を呈してきた作家の室井佑月氏。TPP反対派を取り巻く状況について、「あたしがちょっとおかしいと思っていたことが、ズバリ当たってしまった感じ」と感想を述べる。

*  *  *
 この国の権力者たちからすれば、もう決まってることなんだから、話を蒸し返すような人間は邪魔なんだな。

 3月21日の衆議院総務委員会で、自由民主党の大西英男議員がこのような発言をした。

「テ レビ朝日、8時からの【モーニングバード】で丁度、安倍晋三総理がTPP参加を表明した直後の放送だった。そこで孫崎享(うける)という評論家、これ外務 省出身だが、この人がTPPというのは『もう交渉の余地はない。決まってるんだ。今からでは手遅れだ』、あるいは『これはアメリカの国家利益に奉仕する枠 組みで、日本はアメリカの植民地化してしまう』。こういう事を、メインコメンテーターとしてとうとうとやっている。それで私は孫崎享氏の今日までの政治的 な発言について調べてみた。とんでもないんですね」

 そして大西議員は、孫崎氏がどうしてNHKに出られるのか、というような発言までした。 総務委員会でする話なのかね。でも、このアホ……じゃなかった大西議員のおかげではっきりした。

 やっぱり、そうだったんでしょ。TPP反対を訴えると、業界的にヤバい。仕事を降ろされることまであるかもしれない。

 ま、今回の大西議員のチョンボで、国民の目が孫崎氏や「モーニングバード」に向けられ、却(かえ)って安全になったかもしれないけどさ。

 反対も賛成も、ぶつかり合うのが正しい。そのやり取りを見て、国民が理解することもあるだろう。反対するやつは消す、みたいな野蛮なことはやめれ。

週刊朝日 2013年4月12日号
    

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「謎のフィクサー」放射性物質の処分場誘致に暗躍<dot.(AERA×週刊朝日)

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「謎のフィクサー」放射性物質の処分場誘致に暗躍
(更新 2013/4/ 5 16:00)
http://dot.asahi.com/news/domestic/2013040500006.html
▼全文転載


 6年前、高レベル放射性廃棄物の最終処分場誘致に動いた鹿児島県の小さな町がいま、大きく揺れている。町に誘致を仕掛けた「謎のフィクサー」X氏の存在が明らかになり、町長との癒着など数々の疑惑が囁かれているのだ。

  鹿児島県・南大隅町。目立った地場産業もなく過疎化の進むこの町では、2007年に、使用済み核燃科の再処理で出る「高レベル放射性廃棄物」の最終処分場 の誘致話が持ち上がったことがある。そのとき、町に誘致話を持ちかけ、積極的に動いたのが、A商事(本社・東京都千代田区)のX社長だった。

  最終処分場をめぐっては、02年、原子力発電環境整備機構(NUMO:ニューモ)が、全国の市町村に候補地の公募を開始。対象自治体には、処分場用地とし ての適合性の文献調査の段階から、年10億円の交付金が出ることになっている。当時の南大隅町の高齢化率は県内一で、町の借金は120億円に膨らんでい た。

 X氏は、このNUMO職員や、すでに核関連施設を誘致していた青森県六ケ所村の土田浩・元村長(故人)らを引き連れて、町議会で熱心に説明した。

 しかし、その後、鹿児島県の伊藤祐一郎知事が猛反好。さらには東日本大震災後の12年12月に、町議会で「核施設拒否条例」が可決され、誘致話は立ち消えになったかに見えた。

  ところが、最近になって再び、このX氏の“疑惑”が町議会で大きく取りざたされているのだ。実は、現在の町長である森田俊彦氏に、X氏が自分のボートを譲 渡していたことが明らかになり、いまも誘致話が水面下で続いているのではないか――との臆測が飛び交っているのである。

 3月19日の町議会では、森田町長に対し、町議から激しい質問が飛んだ。「Xさんが町長に何かをするのは、目的がないとやらない。本当にXさんからボートを買ったのなら、その領収書を見せてほしい」。

 森田町長はボート譲渡について、X氏から15万円で買ったことを認めて謝罪。誘致話はないとしたが、追及は続いた。「町長に不信を持っている人がいっぱいいる。Xさんとの関係をはっきりと教えてくださいよ!」

  それだけではない。ある地元住民は、週刊朝日の取材にこう話すのだ。「以前、X社長の招待で、六ケ所村と福島第一原発の見学ツアーに行きました。見学後、 東京でX社長から高級ホテルの中華料理をごちそうになり、六本木のクラブに行った。すべてX社長の支払いです。森田町長も同席した」。

  つまり、“接待疑惑”である。森田町長は、取材にこう答えた。「あくまで、私が(町長になる前の)商工会長時代の話です。何かの折に上京した際、税所(さ いしょ・篤朗)町長(当時)に連れられて初めてXさんと会った。処分場の関係に詳しい人だとは認識していましたが、どういう立場の方かは知りませんでし た」。

週刊朝日 2013年4月12日号
    

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東電の“首領”とつながる処分場誘致の仕掛け人
(更新 2013/4/ 6 11:30)
http://dot.asahi.com/news/incident/2013040500028.html
▼全文転載


 鹿児島県の南大隈町。かつて高レベル放射性廃棄物の最終処分場誘致話が持ち上がったこの町で、その仕掛け人として暗躍していたのは「謎のフィクサー」X 氏だった。町はずれに「白亜の豪邸」を構え、何台もの高級車やクルーザーを持つ、地元で有名な大金持ち――彼こそ、原子力ムラの「暗部」を知るフィクサー とされる人物だった。

 話は2007年に遡る。処分場誘致が浮上したいきさつについて、誘致話を推進した当時の町長、税所(さいしょ)篤朗氏が語る。

「地元の自民党衆院議員から、電話でXさんを紹介されてお会いしたところ、誘致話を持ちかけてきたんです。こんないい話はないと思いました」

 そしてX氏の号令のもと、商工会、漁協など町を挙げた官民一体の誘致活動が始まった。

  さらにX氏は、誘致話を確かなものにするため、“力業”に出る。当時の税所町長や商工会の幹部らに、処分場誘致の交渉をX氏に一任するという趣旨の「誓約 書」を要求し、サインさせたというのだ。そのときの商工会長が、森田俊彦現町長である。税所氏は「誘致できるならと、誓約書に町長の公印を押して渡した」 と言う。

 その後、公務で上京した税所氏を訪ねてきたX氏は、驚くべき言葉を口にした。

東京電力の勝俣(恒久・前会長、当時は社長)さんが会いたがっている」

 勝俣前会長といえば、福島第一原発事故などの責任を取って一線を退いたものの、いまだ“カミソリ”の異名をとる、電力業界の「首領」である。自治体の長といえど、一町長が簡単に会える相手ではない。だが、X氏の話は嘘ではなかった。

「X さんに連れられ東電本社に行くと、7階の一室に通された。そこに勝俣さんがいて、どのように誘致を進めるのか、という趣旨の質問があった。私が『議会で同 意をもらい、いまは商工会を中心に、各種団体長も集めて誘致を実現しようという意気込みです』と答えると、『そうか、頑張ってくれ』とおっしゃいました。 時間は15分ほどでしたかね。Xさんから勝俣さんに誓約書が届けられて、私に会おうという話になったのだと思います」(税所氏)

 その後もX氏は、沿岸に候補地を決め、豪華クルーザーに町議らを乗せて海からの見学会を開くなど、誘致話を具体化させていった。

週刊朝日 2013年4月12日号
    

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原発2年05 耐震性(平成25年4月14日)武田邦彦

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原発2年05 耐震性




「genshiryoku_taisinseitdyno.150-(13:20).mp3」をダウンロード

(こ の「原発2年」シリーズは、「本当に安全な原発を目指して、二度と再び日本が原発事故を起こさないように」という意味で書いています。私が原子力を研究し てきた一人としての責任でもありますし、特に特に「原発推進の産業界」、「原発推進の愛国派」の方にも理解を求めます。)

多 重防御と同じですが、日本の原発は「耐震性がある」とされています。この場合の耐震性とは、地震の本震に伴って起こる余震、津波、停電、輸送の停滞、混乱 などを含み、地震の揺れだけでは無いことは当然ですが、それらに対して大丈夫であることを「健全性」と言います.この用語は原子力関係では多用されるが、 それほど一般的ではありません。

 事故後「健全性」とか「でございます」という言い回しがテレビでも頻繁にでていましたが、この2つは原子力関係者では一つの会議で数10回はでてくる原子力用語です。

 ところで日本の原発が耐震性を持つという一般的な言い方では、耐震性があるとは言えません。震度2で耐丈夫な建物も耐震性を持つからです。では、日本の原発は震度いくつまで持つのですか?という質問については答えることができないようになっています。

 原発を建てるということが決まると立地の候補地が決まり、そこに地震学者が行って「この場所に来る最大の地震の揺れは加速度で250ガルと予想される」と言います.そうすると、その250ガルを基準として建物の設計やその他の機械設計が行われます.

 あたかも正しそうな手続きに見えるこの耐震性の決定過程は「いかにして震度の低い建物で済ませるか」という電力会社の苦肉の策なのです.

  「地震学」または「地震予知学」というのは多くの人が感じているようにほとんど学問とは言えないようなレベルで、いつ地震が来るかばかりでは無く、どのぐ らいの大きさの地震が来るかも全くわからないのが実体です.ということは地震学者によってある人は1200ガルと言い、ある学者は250ガルというと言う ぐらいの差があります.

 2013年になって東京に地震が来るかどうかの診断で、ある東大の地震学者が人工的なコンクリートの建造物を天然の断層と錯覚して判定したと言うことで多くの人がビックリしていましたが、実際にはそのぐらいのレベルなのです。

 そこで、電力会社は原発立地の候補地が決まると、普段から十分にケアーをしていた地震学者の内、特に楽観的な予想をする学者に声を掛けます.これが私たちが払っている電力費から電力会社が出している1000億円と言われる「工作費」の一つの実体なのです.

 たとえば新潟市の柏崎刈葉原子力発電所の場合、地震学者が予想した最大加速度が250ガル、東京電力が実際に設計したか速度が400ガル、そして現実に中越沖地震で受けた加速度は650ガル程度だったのです。

 当然のことながら400ガルで設計された原発が、650ガルで破壊されるのは当然で、建物内はかなり破壊され、3億ベクレルの放射線が漏洩しました。この時の震度は6でした。

 震度6で日本の原発が破壊されると言うことは一般の日本人には信じられないでしょう。日本は地震国ですから10年で平均的に震度6以上の地震が13回来ています。だから震度6で破壊される原発が建設されているというのは、日本の原発は地震で壊れることが前提になっているという驚くべき事になっているのです。

 「原発は耐震性がある」という言いかたは「震度2まで耐えられる」と言うことの可能性もあるのです。

 地震学者に問い合わせて原発の耐震設計をするというのは、官僚の責任逃れです。もし原発を作る時に震度7ぐらいの原発を作れば建設コストが高くなり、その分だけ電気代が上がります。そして実際には震度5ぐらいの地震しか来なければ、ムダなお金を使って高い電気代を支払わせたと言うことになります。

  だから、地震が来たときに「地震学者に問い合わせた」という手続きが必要なのです.そうなると「誰に問い合わせる」というのは実施側の任意性が入りますの で、普段から研究費を出し、つきあいの深い先生に来て頂くことになり、緩い地震が予想されるようになるという仕組みです.

 官僚、電力会社、大学の先生等の原子力関係者は責任を逃れられ、たっぷりと研究費をもらい、天下り団体が作れるのですが、それによる危険性はすべて国民、つまり電気代を納めている方が負担するという実に馬鹿らしい事になります。

 著者が原子力安全委員会の地震部会の時に「国民は少し安くても危険な原発より、高くても安全な原発を望むはずだから、過去に日本に来た最も強い地震でも大丈夫なように原発を作るべきである.それによるコストは1キロワットあたり160銭にしか過ぎないと私は思う」と発言しましたが、一蹴されました。

  このような状態になっていたからと言って原子力関係者が「原発は危険でも良い」と思っているわけでは無いのです。それが問題で、「どうせ地震が来ないのだ から、地震のことなど考える必要は無い」とか「どうせテロなど言うだけで来ないのだから・・・」という気持ちが強いのです.

 これは日本人特有では無いかと思うときもあります。欧米の人と議論しているときには、数字を出して危険性を論議します.しかし、日本の場合常識と空気が支配し、そこで抽象的に空気が決定されるというプロセスを脱する方法が無いのです。

  空気で決定する日本と言っても良いですし、少し良い言い方をすると「大人の日本」と言うこともできます。「そんな大きな地震やテロは言うだけで起こること など無いよ。それが大人の考えという物だ」ということで、それ以上議論するのは野暮ったいという雰囲気になるからです.

  ところで、地震に付随して起こる危険性は多くあります。2011年の地震では津波と交通の問題がありました。たとえば地震が来たら付近から応援をもらうと 決めていても応援自体が難しいこともありますし、広い範囲の地震では福島第一ばかりでは無く、福島第二、東海第二など付近の原発も同時に破壊されることす らあります。

 また、津波や高波は地震につきもので、必ず備えておかなければならないことですから、津波は地震とは違うなどと言っていたら、耐震性は保たれていないと言うことになるでしょう.

 2011年の福島原発の事故は、地震の揺れと浸水によって起こったもので、巷間言われるように「津波の運動量」では無いと考えられます.

  普通の表現で「津波で破壊された」というのは、津波の運動量、つまり「津波が流れてくる力」で破壊されることを指します.でも、福島原発の海岸線側には高 さ42メートルのタービン建屋があって、それが津波を受け止め、破壊もされませんでした。従って、原発には「津波」が来たのでは無く、「海水」が来ただけ でしたが、原発の建物は標高7メートルの所にあり、津波の高さは15メートルだったので、水没したというのが事実でしょう.

 原発には地下にすべての電源があり、それが海水に水没したのであっけなくすべての電源を失うという結果になったのです.

 このような簡単な原因解析も「国会事故調査委員会」などの公的な原因追及ではほとんど問題にはされませんでした。それは「原発の事故はまれに見る津波が来て起こった事で、不可抗力だった」という結論が必要だったからです.

 しかし、日本国は民主主義ですから、多くの人が不安に思っている原発についてもう少し「真面目に」その安全性を検討する必要があると思います.2013年、つまり今起きているプールからの放射性物質の漏洩や、原子炉からの漏れは「耐震性の不足、準備不足」を示しています.

安全を守り、事後処理をするには、固有安全性、多重防御、そして耐震性などの基本的概念がいかに大切かを教えてくれます.

(平成25414日)

 

武田邦彦

 


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食材汚染第二回 個別の汚染についての情報(平成25年4月14日)武田邦彦

★ご注意
武田教授の食品汚染関係情報は、その時点の公式発表をもとに書かれています。時間が経てば、それが現実にそぐわない場合も有ります。記事が書かれた日時における、一般的な傾向とお考え下さい。それでも、十分参考になると思います。



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食材汚染第二回 個別の汚染についての情報




「genshiryoku_shokuzaiosen02tdyno.152-(8:05).mp3」をダウンロード

食材汚染の第一回で、現在(20134月)における日本の食材の汚染について全体の傾向をまとめました.今回はそのうちの一部を紹介して汚染の程度についての「感触」を得て欲しいと思います.

「感触」を持つのが必要なのは、実は食材の安全を完璧に守るためには、政府が「1キロ40ベクレル」(基準とは異なる。外部被曝を勘案した値)を守り、農家が誠意を持って食材を提供し、自治体も学校給食担当者も、自分自身の意見ではなく11ミリの被曝限度という法律を守る決意をすることですが、それは残念ながらできないのです.

だからといって毎日、お買い物をする食材のすべての汚染度を調べる時間はありません。そこで第一回のようにまずは食材ごとに汚染度の平均的なものを理解しておく(全体像)と、以下に示すような個別の例を見て、全体を推定するということで家族を守るしかありません。

まず、世田谷の子どもを守る会の情報です.赤字は子どもに食べさせてはいけない1キロ40ベクレルを超えるもの)

「4月5日は、栃木県産野生イノシシ肉から基準値超過が相次いで

見つかりました(ここで言う基準値は、内部被曝だけで11ミリになる値です)。

最大は200Bq/kgで、基準値を超えなかった検体も、19.795Bq/kgとなっており、山林の汚染の深刻さが伺えます。

岩手県では原木シイタケ6検体のうち3検体から検出がありましたが、2件は37および50Bq/kgと高めの数値です。

海産物は、北海道の流通品マダラから11および49Bq/kgが検出された他、宮城県のスズキからも77Bq/kgと高い数値が見られました。牛肉は、宮城県産25検体のうち1検体から26Bq/kgが検出されています。」

また、県ごとに整理すると、
北海道・流通品マダラ4検体 すべて11および49Bq/kg
青森県・マダラ3検体 すべて4.416Bq/kg
青森県小川原湖・ヤマトシジミ 9.5Bq/kg以下

岩手県・原木シイタケ6検体 うち3件 8.750Bq/kg
岩手県・マダラ7検体 うち4件 5.416Bq/kg
宮城県・原乳5検体 すべてGe1.92.4Bq/kg以下
宮城県・イカナゴ3検体 すべて2.33Bq/kg
宮城県・スズキ 77Bq/kg
宮城県・マダラ 11Bq/kg
宮城県・スケトウダラ 0.85Bq/kg

栃木県・タケノコ2検体 うち1件 7Bq/kg
栃木県那珂川町・野生クサソテツ 14Bq/kg
栃木県・野生イノシシ肉16検体 うち8件基準値超過(最大200Bq/kg
その他すべて 19.795Bq/kg
埼玉県・モウソウチク5検体 いずれもGe3.317.4Bq/kg以下
宮城県・牛肉25検体 うち126Bq/kg

おおよそのことがわかったと思います.まだ東北を中心とする地域の農作物、サカナなどは危険があることを示しています.これは当然でもあり、放射性物質は100年は無くなりませんし、除染が進んでいないからです.

セシウムは筋肉に蓄積し、心臓病の原因となりますし、ストロンチウムは骨に蓄積し白血病を起こします.「自然の食品に放射性物質がある」という悪意のある説明(もちろん、食材の基準は自然の食品のことは知っている人が作ったもの)で、それをわざわざ自然の食品の中の別の元素の量などを示すのは、本当に知ろうとダマシです。

法令を知っていながら、相手を誤解させ、子どもを余計に被曝させるために「自然の食品にもこんなに放射性物質がある」とわざわざ書く人は、結果的に子どもの被曝を増やすのですから、言葉は悪いのですが、「悪魔」のようなものです。

(平成25414日)

 

武田邦彦

 


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【今度は市中央部】千葉県柏市、市民持ち込みの”シイタケ”から516ベクレルの放射性セシウム検出!<ベスト&ワースト>

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【今度は市中央部】千葉県柏市、市民持ち込みの”シイタケ”から516ベクレルの放射性セシウム検出!
 2013年4月21日 11:00
http://www.best-worst.net/news_aC9URxRMFU.html?right
▼全文転載



■市民の家の庭に生えてくる放射性セシウム汚染”シイタケ”

2013年4月19日、千葉県柏市は「持ち込みによる食品・井戸水等の放射性物質測定の結果(4月1日~4月10日分)」を発表した。

同発表で市中央部で採取されたシイタケ”が1キログラム当たり516ベクレルの放射性セシウムを検出したことが明らかとなった。

ベクレル



シイタケは市民が自宅の庭で4月6日に採取したものである。

自宅の庭にこんなシイタケが生えているのだからたまらない――。

柏市では、前週の手賀沼地区で採取された”シイタケ”から528ベクレルの放射性セシウムが検出されている。

これで、柏市の市民持ち込み食品からは、2週続けての500ベクレル台突破のシイタケの出現となった。

今回は、市中央部で採取された”シイタケ”であり放射性セシウムによる土壌汚染が市内に広がっていることを懸念させる結果となった。

■50ベクレル以上を検出した食品が8品

今回の検査では食品基準値の半分となる50ベクレルを記録した食品が8品となった。

放射性セシウム汚染ワースト3は食品基準値100ベクレルを超過した。

1位:しいたけ(平成25年4月6日)516ベクレル
2位:しいたけ(平成25年4月4日)130ベクレル
3位:なつみかん(平成25年3月20日)126ベクレル



その他にも、”干ししいたけ”が99ベクレル、”たけのこ”が80ベクレルと100ベクレルに迫る食品が存在している。

柏市では食品基準値の1/2を超えた持ち込み品については「米国ORTEC社製 ゲルマニウム半導体検出器 GEM-20P4-70」で再検査を実施している。

ベクレル



外部リンク
持ち込みによる食品・井戸水等の放射性物質測定の結果(4月1日~4月10日分) - 柏市役所
http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/059000/

ベスト&ワースト
トップ>http://www.best-worst.net/


★関連記事
千葉県柏市、市民持ち込みの”シイタケ”から528ベクレルの放射性セシウム検出!<ベスト&ワースト
2013-04-19 00:02:50
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11513917844.html

ベスト&ワースト
【春の山菜も放射能汚染】栃木の山菜「タラノメ」、「ワラビ」から最大300ベクレルの放射性セシウム検出!
 2013年4月16日 23:00 
http://www.best-worst.net/news_aCNcpXOz9S.html?right

ベスト&ワースト
千葉、埼玉、東京の水環境の放射能汚染は?-前回調査より悪化!最大1万4200ベクレルの放射性セシウム検出!
 2013年3月30日 17:00
http://www.best-worst.net/news_aAATKtvmXG.html?right


ブログ目次
☆ホームページのご案内
福島第1原発事故と原発問題、チェルノブイリ原発事故関係情報案内所
福島原発事故と放射能環境汚染・食品汚染・健康被害、チェルノブイリ関連情報案内所

終着駅 (歌曲) 奥村チヨ

※申し訳ありません。全部、非公開かリンクきれです。

YouTube

奥村チヨ 終着駅」

を、検索してください。

誰かが、動画をアップしているでしょう。

 

ステージ
奥村チヨ・・終着駅

http://www.youtube.com/watch?v=ngXKK4W9-iM
公開日: 2013/02/28

レコード
終着駅 / 奥村チヨ

http://www.youtube.com/watch?v=40SS9GtlKgI
アップロード日: 2011/05/05

※ひとつだけ残っているリンク
フランス語?で、どうぞ
終着駅 by パトリシア
http://www.youtube.com/watch?v=XKKXeFVPDc4
アップロード日: 2010/02/0

美空ひばり 終着駅
http://www.youtube.com/watch?v=B0zBW7tB8RQ
公開日: 2012/09/15

「終着駅」 園 まり
http://www.youtube.com/watch?v=f64_hhXvezg
公開日: 2013/01/11


終着駅 水森かおり
http://www.youtube.com/watch?v=WlCvmlzdikU
公開日: 2012/12/21

門倉有希 終着駅
http://www.youtube.com/watch?v=4a7i5YFJ57c
公開日: 2012/06/15


終着駅 石川さゆり(動画なし) 1976年
http://www.youtube.com/watch?v=LrjIi3gHFNI
アップロード日: 2011/01/15

終着駅 林あさ美.奥村チョを歌う♫落ち葉のまい散る停車場は
http://www.youtube.com/watch?v=zAwpOjbjgSA
公開日: 2013/01/02

中森明菜  「終着駅」 akina nakamori "shuuchakueki"
http://www.youtube.com/watch?v=ZTd8JS4TAZc
アップロード日: 2011/08/22




☆「奥村チヨ」さんの「終着駅 」。
名曲です。
奥村チヨ」さんの歌い方が、独特なのでカバーするのが難しい曲です。
オリジナルを、知っている人には、どれも物足りないと思います。

しかし???
パトリシア」が、フランス語で歌うと素晴らしい曲になります。
終着駅」は、フランス語に向いた歌なのかもしれません。

ここに「石川さゆり」さんの若い時の歌が出てきます。
これを聞いて、「上手いなア」と思いました。
演歌に限定したのが、残念です。
もっと、色々なジャンルの歌を歌える人だと思います。

中森明菜」さん。
若い時に聞いたときは、この娘は「将来、抜群に上手い歌手になる!」と期待しました。
しかし、そのままです。やはり、向上する意思を持って、努力しないとせっかくの才能も時間とともに、色あせてしまうのですネ??
ご本人のために、残念です。

(春)放射能汚染食品に、ご注意(タケノコ・キノコ・川魚・山菜・近海の魚ほか)と行楽(2012-04)再掲載

2012-04-23 再掲載
アメーバ・ブログは、無くなりました。


★私のブログを、普段読んでいる方は、「耳にタコ」ですネ???ご存知の方は、スルーしてください。まだ、ご存じない方のために書いています。

チェルノブイリ原発事故の放射能汚染が広大であったので、放射能に汚染されやすい食品は大体、分かっています。農作物については、土地の汚染がひどいほ ど、農作物の汚染も酷くなります。当然のことですネ??そうすると、どこの野菜を食べるべきか、お分かりになると思います。特に、10歳以下~妊婦の方までは、細心の注意が必要です。そして、女性は(子供も)単純に考えると男の2倍、放射線被曝放射能)の悪影響を受けます。男女平等は、放射能には通用しませんよ。ご注意ください。

★春になると、まず、「山菜」が思い浮かびます。これは、汚染されていると考えてください。「山菜取り」などに、行ってはダメですよ。

★次に、「キノコ」です。これが一番、放射能を吸収して育つ植物です。特に、関東・東北では、「キノコは、「一切ダメ」と考えてください。一年中、ダメですよ。ず~と、ダメです。

「川魚」です。これも、汚染だらけと言うくらいに汚染情報が、毎日のように新聞をにぎわしています。食べるのも、ダメ。釣りにも、行かない方が良いと思います。行くのなら、北海道か、西日本にして下さい。

★シーズン物で、「タケノコ」で す。これも汚染されやすい食材です。去年2011年の「うわさ」では(『月間宝島』に書いてありました)基準値(500ベクレル/1kg)以上に汚染されていたた め、某県のタケノコは出荷停止になりました。ところが、その後もタケノコは取り続けられ、どこかへ運ばれて行ったそうです。多分、加工に回されたのでしょ うネ??

★このように、加工食品になると何が使われているか、全く分かりません。加工食品や、外での食事・弁当を買うなどは、基本的に避けるべきです。基準値以下であれば、ドンドン使っています。それを、忘れないで下さい。弁当は、自宅から持参してください。

河口付近の魚、貝類などは、汚染されています。時間と共に、汚染が蓄積されています。特に海底付近が生息域であると汚染がひどいようです。産地を、よく考えてください。

★従って、関東・東北にあっては、「潮干狩り」なども基本的に、避けるべきでしょう。取れた貝を食べるなどは、最悪です。

★山の行楽です。セシウムの汚染マップを見ると、平野部より山の方が汚染されているのが分かります。山の行楽に行くのなら、場所を選ぶべきです。

山や野原で取れる食材は、 基本的に汚染されていると、考えてください。そんな物を、食べてもよいのは、年寄りだけです。チェルノブイリでも、お年寄りは結構、汚染された食品を食べ ているようでした。それで、なんとも無いのか、分かりませんが。しかし、お母さんは、子供には絶対に食べさせない(チェルノブイリのお母さんです)と言っ ていました。

★ザット、考えただけでもこれだけの注意点があります。内部被曝」の蓄積が将来の健康被害を招く事を、どうぞ忘れないで下さい。今、大丈夫だからと無防備でいると、将来の健康被害のリスクが、内部被曝の多さに比例して、大きくなります。

★もう一つ、大事なポイントが、あります。空間放射線量が低下したからと言って安全になったわけでは、ありません。土壌や川・沼・湖・近海の汚染は、むしろこれから酷くなる所が結構あるのです。水の貯まる所、流れる所、水のよどむ所は、常に汚染が貯まりやすいのです。

★なぜかと言うと、環境の中にある放射能(残留放射性物質)は、核種(放射能の種類)の持つ『半減期』によってしか、毒性が弱まらないのです。多分、一番多くあると思われる、セシウム137」は、毒性が半分の強さになるのに、『30年』かかります。4分の1になるのには、「60年」かかります。一生、放射能と向き合って生きていかなければ、ならないのです。




★これが一番分かりやすい汚染マップです。こうしてみると、かなり山岳地帯も汚染されていることが分かります。しかも、これはごく一部を図表化したものです。「現実は、はるかにひどい」と言うことです。

初の“セシウム汚染”全国マップ!北海道~中国地方まで広く拡散(2011年11月)
2013-03-02 19:56:04
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11481999940.html


 初の“セシウム汚染”全国マップ!北海道~中国地方まで広く拡散
 2011-11-21 15:05:19
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11085023543.html

 
テーマ:

ZAKZAK から全文引用   2011.11.15

初の“セシウム汚染”全国マップ!北海道~中国地方まで広く拡散

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20111115/dms1111151134009-n1.htm (リンク切れ)

  


土壌へのセシウム沈着量を計算した地図。単位は土壌1キログラム当たりのベクレル(米科学アカデミー紀要提供)【拡大】

 東京電力福島第1原発事故で放出された放射能が、日本列島各地に拡散している状況が明らかになった。名古屋大などの研究チームは福島第1原発から 放出された放射性セシウムの全国分布を推定した地図を作成した。15日の米国科学アカデミー紀要(電子版)に発表する。各自治体などが公表したデータに基 づく推定とはいえ、実態に近い全国版の汚染マップが示されるのは事故後初めてだ。

 地図は名古屋大の安成哲三教授、ノルウェー大気研究所などのチームが作った。3月20日から1カ月間に福島第1原発から放出されたセシウム137について、各地の自治体が計測した連日の降下量データをもとに大気中の拡散をシミュレーション。土壌への沈着量を推定した。

 セシウムは北海道から中国地方にかけた広い範囲に沈着するが、西日本の汚染は少ない結果だ。研究チームは「中部地方の山岳地帯が西日本への汚染大気の拡散を防いだ」と分析している。

 地図上の分布状況は、文部科学省岩手県から岐阜県まで18都県で行った航空機モニタリングの実測値とほぼ合致している。そのため、専門家らは「汚染は、この地図通りに広がっている」とみている。

 ただ、今回の解析には建屋の水素爆発などで大量の放射性物質が放出された3月中旬のデータは含まれていない。同チームでは、地図に示された状況は「実際の汚染の下限に近い」としている。現実はさらに深刻ということか。

★追記
現在、すでにリンク切れとなっています。但し、これには、一番ひどかった3月の汚染は含まれていません。3月20日から1ヶ月間の汚染の調査を図表化したものです。以来、この種類の汚染図を全く見ていません。つまり、全部あわせると、これよりはるかに「ヒドイ!!!」と言うことです。

★もう少し、大きな図を下記ブログから拝借。

地球も家族
初の“セシウム汚染”全国マップ!
http://earth4649.blog89.fc2.com/blog-entry-1095.html


x1123.jpg

上の地図は名古屋大の安成哲三教授、ノルウェー大気研究所などのチームが作成した、3月20日から1カ月間に福島第1原発から放出されたセシウム137について、大気中への拡散をシミュレーションし、土壌への沈着量を推定した「セシウム汚染マップ」


ご参考

放射能食品汚染・環境汚染ほか★ベスト&ワースト記事一覧2013年分
2013-03-05
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2013/05/11/225624

放射能>生態系(動物・植物・昆虫)の異常・福島県周辺<東京新聞東洋経済・ベスト&ワーストから>
2013-04-29
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2013/04/29/090433

「突然死」関連記事の仮まとめ(1)2013年4月
2013-04-19
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2013/04/19/010854

 

 

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★2014年3月17日・追記(一応、2014年版も書きました)

放射能食品汚染>春、食品に注意すべきこと(2014年3月)
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2014/03/16/104957