「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

浅野忠信「ブッチャーズ」吉村さんを悼む「ギター教わったんだ」<スポニチ>の記事を考える(放射能と心臓病)

福島原発事故後、すぐあるリポーターが雑誌の依頼を受けチェルノブイリで取材し、そのリポートが記事として掲載されていました。2011年5月の話です。その中で、ウクライナの医療関係者が、福島でも必ず起こる放射能の健康被害として、心臓病と目の疾患を挙げていました。心臓系疾患と眼系疾患が、放射能に起因する病気として一番多いことを、お知り下さい。

 

★映画「チェルノブイリハート」が2011年~2012年に上演されました。日本語に直訳するなら、「チェルノブイリ地方に多発する心臓病」と言う意味であろうと思います。それくらい心臓系疾患が多いということであろうと思います。

 

ベラルーシの大人の死亡原因の50%強を心臓系疾患が占めると言うデータも公表されています。

 

★日本では、「誰が?」「どのような状況で?」「いつ?」死亡しようと、常に「放射能汚染とは、無関係です」というのが政府や行政の発表です。死後、遺体を解剖して心臓に放射性物質が蓄積しているかどうか?調べないと、放射能が原因か?原因でないか?は、特定できません。他の病気においても同様です。

 

 

★放射能(放射線被曝)による健康被害の主な原因は、内部被曝です。内部被曝が重なって(蓄積して)やがては病気の原因になったり、それが重症化すると死にいたります。心臓の場合は、確実に死亡します。

 

★上記の事情を知り、自分で考え、リスクを出来うる限り少なくするしか方法はありません。基本は、「内部被曝」を出来うる限り避ける、または少なくすることです。

 

スポニチ
ホーム>http://www.sponichi.co.jp/
浅野忠信「ブッチャーズ」吉村さんを悼む「ギター教わったんだ」
2013年5月30日 21:30
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/05/30/kiji/K20130530005911410.html

 

 

※引用ブログ
http://blog.goo.ne.jp/hak9v-gyl3msi7n_rao1xt/e/c042a0fd5c159f371639a5dda686b1e7

「食べて応援」は幻想だ! 「買い叩かれている」福島の農家がブログで「現実」暴露<J-CASTニュース2011年12月>

★既に、2011年の段階でこのような「現実」があります。現在も状況は同じであろうと思います。キレイ事を言って現実をごまかすのは、止めて欲しいと思います。また、現在生活苦にある人々に救済の手を差し伸べて欲しいとも思います。

 

★汚染食品は、様々なルートで流通しています。そして品目ごとに「闇ルート」もあるようです。すでに2011年の段階で一部品目については、「闇ルート」の存在が疑われるケースが見られました。現在は、これの品目が増え組織化されていると推測されます。「知らないうちに汚染食品を食べてる」ケースは、かなりあると思います。さらに品目によっては、検査すらされず流通ルートに乗ってしまうケースもあります。

 

★私が、「外食は控えるべきだ」「加工食品には、注意するべきだ」とブログに書くのは、そのためです。「知らないうちに汚染食品を食べてる」リスクを減らすべきだと思います。

 

J-CASTニュース
ホーム>http://www.j-cast.com/
「食べて応援」は幻想だ! 「買い叩かれている」福島の農家がブログで「現実」暴露
2011/12/ 6 18:32
http://www.j-cast.com/2011/12/06115498.html

▼全文転載

 

   福島第1原発事故発生以降、被災地を「食べて応援しよう」という機運が高まっている。東北や茨城県の農作物を扱う飲食店やアンテナショップは多く、農林水産省も「食べて被災地を応援」することを呼びかけ、今や国をあげた取り組みとなっている。

   ところがその「食べて応援」に、ある福島の農家が異論を唱えている。

「足元見られてケツの毛毟られてるのが現実ですわ」

http://www.j-cast.com/images/2011/news114573_pho01.jpg

「食べて応援は幻想だ」と主張した「農家の婿のブログ」

 

   2011年6月から、震災後のいわき市の農業の実情について書いてきた「農家の婿のブログ」管理人だ。12月4日に「『食べて応援』は幻想だ」というタイトルのブログを更新している。

   「農作物に放射性物質が入ってるんだから安くなって当然」という意見はもっともだし、自分でも4月の時点では現在の価格よりもっと安くなると 思っていた。その上で「被災地を応援という大義名分に隠れてほくそ笑んでる連中がムカつくぜ」ということを言いたいのだという。

「米がね、業者にクソ安く買いたたかれてるんスよ それが食品会社やら、外食産業に流れ込んでるんですよ」「直聞き情報として1俵8000円提示 中通りの伝聞情報として、1俵5000円提示 野菜だって似たようなもんでしょう 今日1玉98円の白菜を見ましたよ」
「わかりますかね 農家儲かってねーっすよ 足元見られてケツの毛毟(むし)られてるのが現実ですわ まあ彼らは大抵こんなことを言ってたりしますね『私共は復興を支援しております。食べて応援しましょう!』ふところ温まってるのはテメー等だけだクソったれ」

   自社の利益のために被災地支援という言葉を使う業者に、「本心から応援したいなら例年の定価で買え それが嫌なら綺麗事ぬかすんじゃねえ」ということを伝えたいようだ。

   コメント欄には「福島県産、いたるところで見かけます。安くなるかと思いきや決して安くないですよ。不思議です」「仲介業者が私腹を肥やして いるのが気に食いません」などブログの意見に同調するものが多かった。「食べて支援・食べて復興だと思ってるバカどもへ言いたいのは『本当に被災地の農家 を応援したいなら現金送れよ』『直接、その農家さんから買い取れよ』ってことですよ」と、「食べて応援」という気持ち自体を批判する人もいた。

「大企業が食べて応援キャンペーンをやってくれるのはありがたい」

   ブログが更新されるとすぐさま、「これがこの国の現実でしょう。外食産業コスト削減第一だからなぁ」「原料米を農家から買い叩いておいて、売値は通常。利益ガッポリ。何が『食べて応援しよう』だ」などというコメントともにツイッターで広められた。

   ブログ主には「福島の農作物が安くなるのは当然」という批判も届いたようで、自身のツイッターで「ブログであんなに前置きしたのになぜ誤解さ れるんだ…。買い叩きは市場原理からは当然の帰結で、やってるほうも悪いとは思ってないのに… ただそれを都合よく綺麗な理由をつけて正当化しようとすることに憤ってるだけで…」と付け足した。

   ブログ記事の内容について、ある福島県の農業事業者に話を聞いたところ「中間業者が農作物を安く買い叩いて首都圏などで高く売るという話は、 噂話としては聞いたことがあるが、どの会社がやっている、うちにも業者が来たなど具体的な話は聞いたことがありません」とのことだった。その上で、「食べ て応援」に求めることについて聞くと

「たとえば大手のレストランチェーンなどが『福島の食材を使用しています』と言ってキャンペーンをしてくれた方が、安全性が多く の人に伝わるという意味ではありがたいです。業者に不信感を持つ消費者にとっては、インターネット通販などを使って生産者から直接購入するのが一番いいと 思います。サイト運営費など多少の上乗せはするが、儲けには走っていない直販サイトも多くあります。いずれにせよ最近、農産物から基準を超える放射性物質 の数値が出ていることは確かなので、福島県の農家は信用を取り戻すためにこれからも頑張っていくしかありません」

と話してくれた。

(以上、「J-CASTニュース」から全文引用)

 

 

★関連記事

 スーパーで見ないが完売 福島県産米はどこへ?<税金と保険の情報サイト>
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2013/05/19/064108

 

 

千葉県柏市、最大4万4000ベクレル、43.2トンの焼却灰を手賀沼の一時保管施設へ移送-最終処分場決定は難航中<ベスト&ワースト>

ベスト&ワースト
トップ>http://www.best-worst.net/

千葉県柏市、最大4万4000ベクレル、43.2トンの焼却灰を手賀沼の一時保管施設へ移送-最終処分場決定は難航中
 2013年5月28日 12:00
http://www.best-worst.net/news_aGpwOkzHFy.html?right

▼全文転載

 

■5月1日~15日の柏市の8000ベクレル超え”焼却灰”移送

2013年5月27日、千葉県柏市は、「千葉県一時保管施設への搬送量および放射能濃度(平成25年5月分)」を発表。

5月1日から15日までに千葉県柏市の南部クリーンセンターから手賀沼千葉県一時保管施設へ搬送した焼却灰のデータ(ベクレル値、トン数)を公表した。

千葉県一時保管施設への搬送量および放射能濃度(平成25年5月分)

ベクレル



5月1日から15日の間に移送された焼却灰は最大で4万4000ベクレルの放射性セシウムを含む。

移送量は合計で43.2トンとなっている。

■最終処分場の選定は難航中

現在、千葉県では手賀沼流域内の施設が8000ベクレルを超える放射性廃棄物の一時保管場所となっている。

 

図URL

http://www.best-worst.net/files/920/9173bd3942d213f33159e53799d1e88b.jpg

 


これは国の最終処分場が決定するまでの暫定的な保管場所という説明となっている。

保管量は2500トン。期限は「平成26年度末まで」となっている。

しかし、国の最終処分場の決定は難航している状況だ。

環境省から最終処分場の候補地とされた栃木県矢板市と茨城県高萩市は、その決定に猛烈な反発を見せている。

 

図URL

http://www.best-worst.net/files/499/3da477bd023a285674daf8b9597f75b3.jpg

http://www.best-worst.net/files/838/1cf51fc88d40cb827f65bdb1fecb268f.jpg

 

YouTube


福島原発】 栃木県矢板市の最終処分場候補地

https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=Fkp3EuLfUO4

 

このため5月21日、環境省は指定廃棄物最終処分場に関する選定方法の見直しを行った。

ベクレル



これに従い、宮城、栃木、群馬、茨城、千葉5県の市町村長会議の協議が栃木県から開始となる。

自治体の意向を重視する方向に転換したことになる。

しかし、最終処分場候補地となっている自治体と、千葉県のように一時保管施設の保管場所が切迫している自治体との温度差も大きく、決定は難航しそうである。

この間、千葉県では北西部を中心に8000ベクレルを超えるベクレル放射性廃棄物焼却灰が増加し続けていく。

最終処分場の決定一つをとっても、福島第一原発事故が収束したとは言えない。今なお進行中の問題なのである。

 

外部リンク

千葉県一時保管施設への搬送量および放射能濃度(平成25年5月分) - 柏市役所
http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/080600/p015224.html

放射性物質を含むごみ焼却灰に係る一時保管場所について/千葉県
http://www.pref.chiba.lg.jp/shigen/press/

環境省_原子力発電所事故による放射性物質対策
http://www.env.go.jp/jishin/rmp.html

 

ベスト&ワースト
トップ>http://www.best-worst.net/

 

★これは、2013年に「ベスト&ワースト」に掲載された記事です。

https://sites.google.com/site/ennpatujikonohousyanouhigai/home/-a-nei-bu-bei-punitsuiteno-shuo-mingto-qing-bao/-3-shi-pin-wu-ran-qing-bao/-besuto-wasuto-ji-shi-yi-lan

野草・山菜の最高ベクレル値!福島県産”コシアブラ”から1万2000ベクレルの放射性セシウム検出!<ベスト&ワースト>

ベスト&ワースト
トップ>http://www.best-worst.net/

野草・山菜の最高ベクレル値!福島県産”コシアブラ”から1万2000ベクレルの放射性セシウム検出!
 2013年5月28日 13:00
http://www.best-worst.net/news_aGsmRMkBuc.html?right

▼全文転載

 

■野草・山菜放射性セシウム汚染ランキング!

2013年5月24日、厚生労働省は「食品中の放射性物質の検査結果について(第648)」を発表した。

同発表により福島県田村村で採取されたコシアブラから最大1キログラム当たり1万2000ベクレルの放射性セシウムが検出されたことが明らかとなった。

ベクレル



2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果
※基準値超過 16件
No.53、54:福島県産タラノメ(2)(Cs:110、250 Bq/kg)
No.62~70、72~74、77:福島県産コシアブラ(13)(Cs:110~12,000 Bq/kg)
No.90:福島県産タケノコ(Cs:130 Bq/kg)



高濃度放射性廃棄物として、保管が義務付けられるのは8000ベクレル以上となる。

今回の1万2000ベクレルコシアブラは高濃度放射性廃棄物の1.5倍の放射性セシウム濃度を持つものだ。

この1万2000ベクレルは野草・山菜のベクレル値では過去最高である。

野草・山菜放射性セシウム汚染ランキング

1位:福島県田村町産”コシアブラ”(1万2000ベクレル)2013/5/23採取
2位:福島県葛尾村産”コシアブラ”(7700ベクレル)2013/5/8採取
3位:福島県田村町産”コシアブラ”(6400ベクレル)2013/5/23採取(参考:厚生労働省



■栃木県でも”ワラビ”から500ベクレル検出

福島県だけではなく、東日本各地で野草・山菜の放射性セシウム汚染が目立っている。

今回の発表では栃木県矢板市”ワラビ”から500ベクレルの放射性セシウムが検出されている。

食品規制値となる100ベクレルの5倍の数値である。

この”ワラビ”の500ベクレルは福島県以外の野草・山菜では過去最高のベクレル値となる。

福島県以外の野草・山菜放射性セシウム汚染ランキング

1位:栃木県矢板市産”ワラビ”(500ベクレル)2013/5/24採取
2位:栃木県塩谷町産”タラノメ”(470ベクレル)2013/4/15採取
3位:宮城県栗原市コシアブラ”(410ベクレル)2013/5/10採取(参考:厚生労働省



このような高ベクレルの山菜は非流通品から発見されているものだ。

野草・山菜から放射性セシウムが検出され続けていることはあまり報道されていない。

グーグルニュースを「ベクレル」で検索するといつの間にか当サイトばかりになっているのである。

ベクレル



他のマスコミは全く報道しないのでこのようになってしまったのだろう。

報道される機会も少なく、放射能汚染された山菜を自家消費で食べてしまったという人も少なからずいるのではないだろうか。

 

外部リンク

食品中の放射性物質の検査結果について(第648報)|報道発表資料|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000032vp3.html

Google
https://www.google.co.jp/

 

ベスト&ワースト
トップ>http://www.best-worst.net/

 

★記事の中にある「他のマスコミは全く報道しないのでこのようになってしまったのだろう。」は、全くその通りです。2011年後半から2012年春ころまでは、マスメデイアは、積極的に汚染情報を報道していました。それが、気がついたら全く報道しないようになってしまいました。

 

★これは、2013年に「ベスト&ワースト」に掲載された記事です。

https://sites.google.com/site/ennpatujikonohousyanouhigai/home/-a-nei-bu-bei-punitsuiteno-shuo-mingto-qing-bao/-3-shi-pin-wu-ran-qing-bao/-besuto-wasuto-ji-shi-yi-lan

「福島でジャングルジムにも上がれない子どもが急増中」の悲鳴【原発】<女性自身2012年7月>

女性自身
TOP>http://jisin.jp/
「福島でジャングルジムにも上がれない子どもが急増中」の悲鳴【原発
2012年07月30日 00:00
http://jisin.jp/news/2548/4437/

▼全文転載

 

「大飯原発がフル稼働となりましたが、東電は昨年の事故の重大さを忘れてしまったので しょうか。いまだ福島の被災者はロクな補償も除染もなされず、置き去りにされようとしています。私は、大飯原発がフル稼働した7月9日、福島市郡山市に ある2カ所の保育園を訪問しました」

と語るのは、経済ジャーナリストの萩原博子さん。震災前に戻すべく、原発再稼働は急ピッチで進む。しかし福島の実態は震災後から変わっていない。逆に子ど もたちへのしわ寄せはひどくなるばかりだという。今回、荻原さんが訪れたのは、どちらの園も原発から約60キロ離れている。しかし、市内の至るところに ホットスポットが点在しているのだ。

最初に訪れたのは、郡山のつくしんぼ保育園。少し前まで外へ出ると、放射線量は毎時1.5マイクロシーベルトくらいのところもあり、東京と比べると数十倍の放射線量だ。

「園長の鹿又智子先生は、子供の運動脳力低下の現状について『子供たちを久しぶりに公園に連れていったところ、震災の前には上れていた子が、ジャングルジ ムにもすべり台も上れなくなっていたのです。子供の機能が発達する大切な1年間、ほとんど外に出られない状態が続いたことが影響したのでしょう』と話して いました。『除染をして子供たちがのびのび遊べるようにしてほしい』とも訴えています。外の遊びは乳幼児は1日15分。子供たちは日光浴はおろか、土を踏 みしめることもままならないのです」(荻原さん)

一方、福島市の渡利地区にあるさくら保育園も厳しい現実と闘っている。この地区も線量の高さが問題となっており、自然に囲まれた保育園のお散歩コースだった花見山公園はかなりの高さ。昨年までは立ち入ることさえできなかった。

さくら保育園はこの花見山の登り口に位置し、定員90人のところ現在は0歳から就学前までの79人が在籍しているという。荻原さんは、子どもたちの現状についてこう続ける。

「あるお母さんは『子供たちは外に出たい、とか、遊びに生きたいと言わないんです。幼いながらに親が苦しんでいることを感じているのでしょう』と教えてく れました。園庭に出るときに踏むマットに大量の放射性物質が付着していたので、東電に言ったら『請求書を送ってこい』と高圧的な対応でした。請求書を送っ たのですが、100万円の除染費用はいまだ支払われていません。それなのに国も東電も原発の再稼働に前のめりなのですから、未来を担う子供の命と安全を何 と思っているのでしょう」

福島女子がウクライナで見たチェルノブイリ「事故後26年」<女性自身2013年 01月>

女性自身
TOP>http://jisin.jp/
福島女子がウクライナで見たチェルノブイリ「事故後26年」
2013年01月04日 07:00
http://jisin.jp/serial/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84/disaster/5950

▼全文転載

 

福島女子による団体『ピーチハート』の共同代表で、自身も北海道へ自主避難中の宍戸慈さん(28)。福島の「その後」についてヒントを探すべく、チェルノブイリ原発事故に見舞われた国・ウクライナを視察した5日間を綴った。

 

1111

3.12」 以降、ずっと行きたいと思っていたウクライナ。もっとも知りたかったのは「チェルノブイリ周辺に暮らす事故当時、同世代だった女の子は、その後の人生をど う歩んだか」ということ。妊娠や出産はどうしたのか、放射能はどう影響しているか。私にとってウクライナの女性たちは、26年先を生きる先輩。精いっぱい、向き合ってこようと思います!

 

1114

昨日、キエフに到着しました。ここで素敵な女性と出会いました。ウクライナ国立チェルノブイリ博物館の副館長・アンナ。彼女は事故当時28歳。いまの私と同じ年で、さらに妊娠していました。「……でもその子は産まなかった。中絶したの」重いひと言に、言葉を失いました。「後悔はしてないわ」と続けますが、瞳からは大粒の涙……。

 

博物館の副館長として事故を後世に伝えていくなかで、被災された方の葬儀に出向くことも度々あるといいます。「辛くないの?」「そう、苦しみや悲しみと向き合いながら、26年間、生きているのよ。でも大丈夫」

 

その後、新たな生命を授かり、いまはひとりの娘の母となった彼女。事故によりたくさんの苦しみを抱えた彼女が、母となりこの博物館で要職をつとめていることに、私は大きな意味を感じました。

 

1116

今日は朝から、コロステン第7小学校7年生(13歳)のみんなに会いに行きました。原発から110キロの町・コロステン。現在の線量は0.10.2マイクロシーベルト/時で、みんなもちろん福島のことは知っていました。教室で「体に悪いところがある人はいますか?」と質問すると、多くの手が上がります。

 

甲状腺、心臓や目、消化器や骨・筋肉。半数近くの子が何かしらの疾患を抱えているようです。彼らの母親は事故当時、中高生ぐらいだったはず……。事故から何年も経ってから妊娠・出産した子どもたちに、これだけの健康被害が現れているとは、思いもよりませんでした。

 

その後、コロステン市民病院へ行くと、以前NHKの 取材も受けたザイエツ医師が「国は認めていないけれど現場の医師としては、小児甲状腺がんや白血病に限らず、事故前より疾患は増えたと実感する」と教えて くれました。ザイエツ先生の示す疾患発症の年代別グラフが上昇カーブを描いているのを見て「私たちの未来はどうなるのだろう」という危機感と、「こうなら ないためにはどうすれば?」という突き上げられるような衝動を覚えました。

 

 

私たちは多くの問題を抱えながら今日も生きています。でも、ウクライナには、すでに26年それを繰り返し「それでも、生きるしかないのよ」と語る先輩たちがいる。私は、そんな先輩たちと会い、話し、覚悟をもってこれからの福島と生きていこうと、強く思いました。

 

原発・放射能健康被害の関連記事<女性自身から、2013年5月>

女性自身
TOP>http://jisin.jp/

原発被爆緊急レポート① 「生まれてくる娘だけが私たちの希望だから…」【福島県第一原発】

福島県第一原発の事故により、20キロ圏内からの避難勧告が出された。郡山市内の避難所には、避難してきた多くの人が詰めかけていた。だが、彼らはスクリーニングと言われる被爆検査を受けなければ中に入れない。行列のなかで子どもの泣き声が聞こえてきた。...

記事全文

原発被爆緊急レポート② 東京電力が握りつぶしていた「欠陥警告」!【福島県第一原発】

福島県第一原発で起きた爆破事故により、多量の放射能が漏れだしている。多くの人が被爆する事態へと発展しているが、その“苛酷事故”の危険性をまとめたレポートが、4年の時点ですでに東京電力へ提出されていたことがわかった。

記事全文

福島第一原発 封印されていた「被曝」作業員の「血液がん死」!【福島第一原発】

原発の労働者は人間扱いされなかった」福島第一原発で’79年から働いてきた永田利夫さんは、フォトジャーナリストの樋口健二さん(74)にこう語ったという。これまで38年間、原発で働く人たちを取材してきた樋口さんは、本誌に原発現場作業員の実態を...

記事全文

大飯原発 再稼働決定の大飯原発真下に「危険な活断層」と専門家【大飯原発】

6月22日19時、東京・首相官邸前に集まった人々は口々に、「大飯原発を止めろ!」「再稼働の決定は許せない!」と反原発を叫んだ。16日に決定した福井県・大飯原発3・4号機の再稼働を受けて抗議集会が行われたのだ。

記事全文

専門家が警鐘をならす大飯原発崩壊のシナリオ「1500万人が危機…」【大飯原発】

16日に再稼働が決定した福井県・大飯原発3・4号機。しかし大飯原発の真下には、将来的に地震を引き起こすと考えられる活断層が走っている可能性が高いのだという。さらに、この断層に加えて危険が存在していた。地震学に詳しい京大・梅田康弘名誉教授はこ...

記事全文

「反対すればのけ者にされる…」原発立地県に見た「脱原発の現実」【原発】

6月16、17日に青森県下北郡大間村の大間原子力発電所敷地隣接の共有地で『大MAGUROCK Vol.5+大間原発反対現地集会』が行われた。その一環として開かれた勉強会『なぜ私たちは大間原発に反対するのか』でのこと。子どもを連れた若い母親が...

記事全文

原発推進派に「尊敬する」と言わしめた”反原発のカリスマ”の人生【原発】

「3.11」から16年前の’95年に書いた論文で、福島第一原発の事故を、それも津波による災害まで予見していたと注目された物理学者がいる。’00年にがんで亡くなった物理学者の高木仁三郎だ。その62年の生涯はまさに「反原発のカリスマ」と呼ばれる...

記事全文

「福島でジャングルジムにも上がれない子どもが急増中」の悲鳴【原発】

「大飯原発がフル稼働となりましたが、東電は昨年の事故の重大さを忘れてしまったのでしょうか。いまだ福島の被災者はロクな補償も除染もなされず、置き去りにされようとしています。私は、大飯原発がフル稼働した7月9日、福島市郡山市にある2カ所の保育...

記事全文

バリケード封鎖の飯舘村 長泥区長が汚染地域の山菜を食べる理由【原発】

7月15日朝8時、作業員たちが、放射線量の高い地区を封鎖するバリケードの設置工事を開始した。今回封鎖される福島県飯舘村長泥地区は、原則5年間立ち入りが禁止される帰宅困難区域だ。バリケードの施錠に立ち会った長泥地区の鴫原良友区長(61)は、そ...

記事全文

震災→戦争→原発事故を生き延びた「100歳×101歳夫婦」の絆【原発】

関東大震災』の大火災を生き延び、終戦時には3年間の『シベリア抑留』から生還。そして、昨年の『東日本大震災』に遭ったときも決して動じず、いまも避難先で元気に過ごす高齢者夫婦がいる。明治45年生まれの吉田信さん(100)と明治44年生まれの妻...

記事全文

「チョウの60%に異常が…」研究者が危惧する福島の異変<YAHOO!ニュース~女性自身 2013年5月>

YAHOO!ニュース
トップ>http://headlines.yahoo.co.jp/hl
「チョウの60%に異常が…」研究者が危惧する福島の異変
女性自身 5月30日(木)0時0分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130530-00010004-jisin-soci

▼全文転載

 

「福島県内の保育所はどこも外遊びできるのは1日30分以内。色白の子が増えているし、福島県のママは子どもが道ばたの草を触るのにも神経を尖らせているんです」

 そう話すのは、福島駅から車で5分ほどの場所にある桜堤公園で、ぐっすり眠っている長男(3)を両手に抱きかかえていた長沢尚未さん(28)。彼女がい うように、あたりには子どもたちの遊ぶ姿はない。放射能の子どもへの影響を心配する思いは、事故から2年以上たっても薄れない。それも、福島県の小児甲状 腺がん発症率が通常の262倍と発表されたこととも関係する。

 福島県では’11年度に0歳から18歳までの子どもたち3万8,114人を検診したところ、3人の甲状腺がん患者と、7人の疑いのある子どもがいたことを発表した。100万人に1人といわれる小児甲状腺がん。単純比較して262倍の発生率となる。

 調査に当たった医師は、「チェルノブイリ事故のケースでは最低でも事故から4~5年後に甲状腺がんが発生したことから、今回の被ばくの影響は考えにくい。精度の高い検査をしたために、高い頻度で甲状腺がんが見つかった」と会見で説明した。

 だが、岡山大学大学院の環境学研究科教授の医学博士・津田敏秀先生はこの説明に異論を唱える。

「あたかも10年、20年後に見つかるような潜在的ながんを早期発見したと説明しています。しかし、今回断定された3例の甲状腺がんは、発見以降、経過を見て、がんが大きくなってしまったから、手術をしたもの。大人になって発症したものとはいえません」

 WHO(世界保健機関)が今年2月に発表した『健康リスクアセスメント』においても、福島県で最も汚染された地域では、甲状腺がんに関して、生涯リスクが70%増加すると推測されているという。

 不安を持つのは母親ばかりではない。さまざまな生物にもその影響が現れている。5,940頭の、チョウの研究にあたった琉球大学理学部准教授の大瀧丈二 先生は、事故の2カ月後に、福島県を訪れた。つくば、水戸、福島市、線量が高い本宮市、広野町などで144匹のヤマトシジミというチョウを採取。そして、 採取地ごとに沖縄で管理した。注目したのは子ども世代の異常が顕著だったことだ。

「目の陥没、羽が折れ曲がっている、触覚の片側が短いなどの異常がありました。広野町で採取したチョウの異常率は十数%で、9月に採取したチョウの子ども 世代の異常率は全体で約60%でした。海外メディアはこの研究を取り上げましたが、日本ではほとんど報道されません」(大瀧先生)

 福島県の自然保護課に問い合わせると、担当者は「生態系の異常に関しては、調査していません」と語った。『異変』の原因を調査することでしか、不安の解消につながらない。地道な実験を続ける研究者の声を、先が見えない住民の声を、行政は真摯に受け止めなくてはならない。

 

YAHOO!ニュース
トップ>http://headlines.yahoo.co.jp/hl

 

 

女性自身
TOP>http://jisin.jp/

【原発】の他の記事を探す

 

★関連記事

放射能>生態系(動物・植物・昆虫)の異常・福島県周辺<東京新聞東洋経済・ベスト&ワーストから>
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2013/04/29/090433