「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

「福島第1原発の汚染水流出」関連記事(1)2013年8月<毎日新聞&東京新聞>

社説:原発タンク漏れ 国の当事者意識足らぬ
毎日新聞 2013年08月22日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/news/20130822ddm005070144000c.html
※引用ブログ
http://876hgerwapolgvre43.blogspot.jp/2013/08/41253607089657.html

福島第1原発:汚染水流出 トレンチから直接流出か 海へ推計30兆ベクレル
毎日新聞 2013年08月22日 東京夕刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130822dde001040074000c.html
※引用ブログ
http://876hgerwapolgvre43.blogspot.jp/2013/08/468521679540127.html

福島第1原発:タンク汚染水、東電「海に流出も」 規制委、移設検討求める
毎日新聞 2013年08月22日 東京朝刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130822ddm001040052000c.html
※引用ブログ
http://876hgerwapolgvre43.blogspot.jp/2013/08/httpmainichi.html
 
クローズアップ2013:汚染水対策、赤信号 「最後のとりで」地上タンク漏れ 「経営最大の危機」
2013年08月22日
http://mainichi.jp/graph/2013/08/22/20130822ddm003040112000c/001.html
※引用ブログ
http://876hgerwapolgvre43.blogspot.jp/2013/08/49265374802163.html

福島第1原発:汚染水流出 規制委「レベル3」 IAEA照会後、結論
毎日新聞 2013年08月21日 東京夕刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130821dde001040012000c.html
※引用ブログ
http://876hgerwapolgvre43.blogspot.jp/2013/08/41789485930267.html

特集ワイド:続報真相 福島第1原発事故 汚染水、本当の深刻度
毎日新聞 2013年07月26日 東京夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20130726dde012040094000c.html
※引用ブログ
http://876hgerwapolgvre43.blogspot.jp/2013/08/42563910732817.html


東京新聞
第1原発地盤沈下でゆがみか 汚染水タンク解体再利用
2013年8月24日 22時49分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013082401001921.html
※引用ブログ
http://abc78654329876098745hhure.blogspot.jp/2013/08/tokyo-web-2013824-2249-httpwww.html

福島原発、汚染水移送が完了 トレンチから建屋へ
2013年8月24日 17時11分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013082401001678.html
※引用ブログ
http://abc78654329876098745hhure.blogspot.jp/2013/08/75316402598012.html

福島第一 排水溝から高濃度ストロンチウム タンク汚染水 外洋流出
2013年8月24日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013082402000111.html
※引用ブログ
http://abc78654329876098745hhure.blogspot.jp/2013/08/78451639803205.html

汚染水 別のタンクも漏れか 2基底部で高線量
2013年8月23日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013082302000126.html?ref=rank
※引用ブログ
http://abc78654329876098745hhure.blogspot.jp/2013/08/86590123652187.html

タンク汚染水漏れ 堰の排水弁すべて開放 海に流出可能性大
2013年8月22日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013082202000149.html
※引用ブログ
http://kitanoyamajirougoomokuji.blogspot.jp/2013/08/34961864201845.html

セシウムストロンチウム海洋漏出 管理値の100倍超
2013年8月22日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013082202000140.html
※引用ブログ
http://kitanoyamajirougoomokuji.blogspot.jp/2013/08/17628309536428.html

東電「依然、漏えい」 別タンクに移送
2013年8月21日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013082102000233.html
※引用ブログ
http://kitanoyamajirougoomokuji.blogspot.jp/2013/08/76012864315746.html

タンク汚染水漏れ レベル3に引き上げへ 規制委、評価見直し
2013年8月21日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013082102000234.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
※引用ブログ
http://kitanoyamajirougoomokuji.blogspot.jp/2013/08/tokyo-web-2013821-httpwww.html

国際原子力事象評価尺度 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E4%BA%8B%E8%B1%A1%E8%A9%95%E4%BE%A1%E5%B0%BA%E5%BA%A6
国際原子力事象評価尺度 とは - コトバンク - Kotobank
http://kotobank.jp/word/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E4%BA%8B%E8%B1%A1%E8%A9%95%E4%BE%A1%E5%B0%BA%E5%BA%A6

熱中症の死亡者数から放射能汚染の健康被害を推測しているブログ記事(逝きし世の面影)

★熱中症の死亡者数が、関西に比べて関東が非常に多いことに着目して、東日本の「基礎的な体力とか免疫力の低下」を疑っています。なるほど、このような考え方も出来るなと思いました。

 

★私は、感染症の流行が増えていることから、「免疫力の低下」を推測していました。放射能(放射線被曝)の人体への悪影響の一つに「免疫力の低下」があります。「免疫力の低下」が低下すれば、感染症にもかかりやすくなりますし、重症化しやすくなるでしょう。その他にも、すべての病気が放射能(放射線被曝)が無い場合に比べて、症状が重くなり、場合によっては死亡することも考えられます。これらが、「放射能(放射線被曝)」が原因であると証明したり、総数をデータ化したりするのは、事実上「不可能」です。しかし、部分的に、または統計的に大まかな数字を推計することは、可能だと思います。(やる気が?あれば!の話ですが・・・)

 

★以下、記事のご紹介

逝きし世の面影
2013年08月22日
福島第一原発事故の放射能被害、小児甲状腺がん43人発症の悪夢
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/879cc209fb16906c70e242a05df840ae

放射能汚染>高齢者は放射能(放射線被曝)の影響を(ほとんど)受けないと言う話は、本当なのか?

高齢者は放射能(放射線被曝)の影響を(ほとんど)受けないと言う話は、本当なのか?

 

(1)放射線被曝が、遺伝子に損傷を与える(遺伝子レベルの話)

この意味では、学説もあり本当なのだろうと思います。

 

(2)現実の健康面

この意味では、違うと思います。

(1)と(2)をごちゃまぜにして考えている部分があると思います。

 

(3)放射能(放射線被曝)の人体への悪影響に、「体力の低下や免疫力の低下」があります。この部分を、実際の病気に当てはめるなら、病気にかかりやすくなり、重症化しやすくなり、更には放射線被曝による「体力の低下や免疫力の低下」がなければ、回復したものが、回復せず死亡に至るケースは、すでに増えていると思います。

 

既に感染症の大流行が見られます。国民全体の免疫力が低下している可能性が疑われます。

 

高齢者は、元々年齢とともに体力が低下するのが一般的ですし、免疫力も低下するのも一般的です。それが、更に(放射線被曝で)増幅されるのですから高齢者では、実際の健康面から考える限り、放射能(放射線被曝)の健康への悪影響を、多く受けるであろうと言う推測が出来ます。むしろ、一番多く受けると言うべきかもしれません。

 

「遺伝子の損傷のレベルの学説」と、「実際の健康への悪影響」は、話の内容が、全然!!違うと言う事を、考えておくべきだと思います。

「終わりなき人体汚染〜チェルノブイリ原発事故から10年〜」書き起こし①~④(TwitLongerから)再掲載

★「2013-02-20」の記事を、1本にまとめて再掲載しました。ぜひ、お読みいただきたいと思うからです。そして、時間があればYouTubeの動画もご覧ください。

 

★私にとっては、懐かしいYouTubeの書き起こしです。動画(NHKのドキュメンタリー)は、非常によくできていると思います。1996年当時、これだけの事が分かっているのに、なぜ??今、放射能汚染とそれに起因する健康被害について、マスコミは、警告しようとしないのか????

★私は、まだ放射能汚染やそれに起因する健康被害について知識がなかったころ、この動画を見て、おおよその事を理解しました。2011年夏ごろです。このような書き起こしがあることを知らず、自分で不正確ながらYouYUbeの動画を、書き起こして記事を書きました。当時の私のブログを探せば記事があります。しかし、下記記事はほぼ全部、書き起こしていると思います。もし、このドキュメンタリーについてご存じない方は、ぜひ一度文章だけでも、お読みいただきたいと思い、転載しました。全部で4本に分けました。①〜④まであります。



TwitLonger
perspective (@prspctv)
Posted Wednesday 30th March 2011 from Twitlonger
①「終わりなき人体汚染〜チェルノブイリ原発事故から10年〜」書き起こし
http://www.twitlonger.com/show/9ie4kk
▼全文転載

全①~④
①「終わりなき人体汚染〜チェルノブイリ原発事故から10年〜」書き起こし
(NHKスペシャル、1996年4月26日放送、NHK制作)

http://www.youtube.com/watch?v=rCX1A3yJLqI 1/4(リンク切れ)
http://www.youtube.com/watch?v=gFOxGGdzfn8 2/4(リンク切れ)
http://www.youtube.com/watch?v=oHg23DkfZDA 3/4(リンク切れ)
http://www.youtube.com/watch?v=tsE0CqvuifE 4/4(リンク切れ)

★北の山・追記(動画リンク切れのため)
YouTube
チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染1/4
http://www.youtube.com/watch?v=uPFcn23q7uc

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染2/4
http://www.youtube.com/watch?v=0_NRz4vnESc

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染3/4
http://www.youtube.com/watch?v=SjINkMMCiT0

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染4/4
http://www.youtube.com/watch?v=VQezSZ6nh6c

※以下は上記{1}の書き起こしである。

 10年前の今日、チェルノブイリ原発4号炉の爆発によって人類史上最悪の放射能汚染が引き起こされた。30万人以上が家を失い、今も700万人以上が汚 染された大地に暮らしている。事故直後コンクリートによって封じ込められた4号炉は未だに強い放射線を出し続けている。放射能は人々から大地と家を奪い続 けている。夥しい量の死の灰が広大な大地に降り積もり、人が住むことのできない汚染大地を作り出した。
 事故がもたらした人体への影響は、10年という歳月を経て風化するどころか、逆に深刻さを増している。長い潜伏期間を経て、癌や白血病などが急激に増加 している。そして、放射能の影響は脳にまで及んでいることが分かってきた。被爆者の身体の中で何が起きているのか。世界中の科学者が詳しい調査や分析を進 めてきた。その結果、新しい事実が次々と明らかになってきた。チェルノブイリ原発事故による放射能人体汚染は、10年という時を経て、私たちの前に想像を はるかに超える姿を見せ始めた。

テロップ「終わりなき人体汚染〜チェルノブイリ事故から10年〜」

 10年前チェルノブイリ原発事故で被曝し、避難してきた人々の間に、また悲劇が起きた。一人の幼い命が失われたのだ。少女は事故当時3歳だった。4ヶ月 前背中に小さな瘤ができ、手術を受けたがその後再発。見る見る病状は悪化し、癌で亡くなった。5000人余りの避難民が暮らすこの地区で、毎週のように 人々が亡くなっている。少女の死はチェルノブイリ原発事故の呪縛から今も逃れられない現実を改めて見せつけた。
 1986年4月26日未明、チェルノブイリ原発4号機が突然爆発、炎上した。広島型原発500個分以上の放射性物質が放出され、原発周辺は強烈な放射能に包み込まれた。
 放射能が最初に襲った町は、原発からわずか3㎞のプリピャチだった。しかし事故が起きたことは市民には伝えられず、人々はいつもと変わらぬ朝を迎えていた。
 これは事故当日のプリピャチの映像。画面の一部が時々白く光るのは、強烈な放射線でフィルムが感光しているためである。

 チェルノブイリから放出されたセシウム137などの放射性物質は、上空1500mにまで舞い上がり、ヨーロッパを始め、世界中に広がった。
 原発から半径600㎞の汚染は深刻で、その面積は12万平方㎞、日本の国土の3分の1近くにも達する。
 黄色から濃い赤になるほど汚染レベルが高いことを示す。一番濃い赤の地域は、東京のレベルの40倍以上にも達している。最も汚染の少ない黄色の地域でも日本の基準では立入禁止区域に相当する。
 WHO(世界保健機関)の調査によると、未だに780万人もの人々がこの汚染地域で生活し、放射線を浴び続けている。

(子供たちが無邪気に遊ぶ様子)

 広島や長崎では、人々は一瞬のうちに大量に被曝した。しかし、チェルノブイリでは、住民が長期間にわたって少しずつ放射線を浴び続けているのだ。

(子供たちが遊んでいる場所の放射線量。ガイガーカウンターは0.772μSv/hを示している。)

 住民は、放射能が降り積もった大地から直接放射線を浴びている。さらに、汚染された空気や水、そして食物が体内に入ることによって、体の中からも被曝している。住民は10年間、2つの被曝を同時に受け続けてきたのだ。

(『IAEA チェルノブイリ調査報告書』1991年の映像)

 チェルノブイリの放射能による人体への影響はどのように考えられてきたのか。これは、事故から5年後、IAEA国際原子力機関)がまとめた報告書であ る。当時の住民の健康状態を調査した結果、「放射能が直接影響したと考えられる健康被害は認められない」と結論づけている。そして、今後起こりうる住民の 健康被害については、「将来、癌または遺伝的影響による増加があったとしても、それは自然の増加と見分けることは困難であろう」と予測している。
ウクライナ共和国キエフ市の映像)

 しかし、IAEAの予測に反して、その後深刻な事態が次々と起き始めた。異変は、まず子供たちに起きた。

(少女が治療を受ける映像)

 この少女は小児甲状腺癌の治療を受けている。本来100万人に1〜2人しか罹らないという小児甲状腺癌が、子供たちを中心に急激に増加し始めたのだ。
 甲状腺は、身体や脳の発達に不可欠な甲状腺ホルモンを作る重要な器官である。チェルノブイリ事故により放出された放射性物質の1つ、ヨウ素131は、体 内に入ると甲状腺に蓄積しやすく、癌を引き起こす。その結果、甲状腺ホルモンの分泌異常が起き、成長期の子どもの身体や脳の発達が遅れてしまう恐れがあ る。
 この少女は事故当時4歳だった。チェルノブイリ型の甲状腺癌は、通常のタイプに比べて進行が早く、転移しやすい特徴がある。このため発見され次第、直ちに手術しなければならない。この少女の甲状腺にも癌の黒い影が発見された。

キエフ内分泌代謝研究所 ミコラ・トロンコ所長「最初に子供たちに甲状腺癌が増え始めたときは、私も正直言って放射能の影響と言えるかどうか半信半疑でし た。しかしその後、汚染の高い地域ほど患者が多く、しかも癌のタイプが通常のものと違うことから、放射能の影響に間違いない、と確信しました。これからさ らに患者は増えていく、と予想しています」

 WHO(世界保健機関)の調査によると小児甲状腺癌は、事故から4年後の1990年から急激に増え続けている。

キエフ小児産婦人科研究所の映像)

 最近、汚染地域に住む妊婦たちの身体に様々な異変が起きていることが分かってきた。キエフ小児産婦人科研究所では、事故直後から汚染地域に住む妊婦2万 人以上について、出産に関する詳しい調査を続けてきた。その結果、汚染地域の妊婦の貧血が、事故前に比べて10倍に増えたほか、死産や早産が多く発生して いることが分かった。
 出産異常の原因をさらに詳しく分析してみると、子宮内出血や早期破水が増える傾向にあり、主に母胎の異常が死産や早産を引き起こしていることが分かった。

(一人の妊婦の映像)

 妊娠5ヶ月のこの女性は、事故当時11歳だった。これまでに一度死産を経験しているため、不安を感じてこの研究所に検査を受けにやってきた。

医師「胎盤が厚くなりすぎています。胎児に酸素不足の兆候がありますね」

 胎盤は、胎児に酸素や栄養を供給する重要な役割を果たしている。胎盤は通常この時期(妊娠5ヶ月)であれば2㎝ほどの厚みだが、この妊婦の場合5㎝以上に肥大している。これは子宮内の酸素が不足していることを示し、このままでは胎児の成長に深刻な影響が出る恐れがある。
 画面右側が胎児の頭。この胎児の頭の直径は4㎝ほどしかなく、通常の胎児に比べて成長が遅れていることが分かった。この研究所では、こうした妊娠中の異常は、汚染地域の妊婦によく見られると指摘している。

キエフ小児産婦人科研究所 ダシケビッチ産婦人科部長「深刻な状況です。かつてのIAEAの予測と大きく食い違ってきています。私はその原因は、長期間の 被曝のためだと思います。今後、長期的な被曝の影響を注意深く調査していかなければいけないと思います。また、妊婦や新生児に染色体の異常も見られるの で、今後世代を超えた遺伝的な影響が出てくるかもしれません。」

 汚染地域では事故後、人工中絶の数が急増している。放射能による被曝が胎児に悪い影響を与えるのではないか、という不安もあるからだ。

ミンスク遺伝性疾患研究所の映像)

 ミンスク遺伝性疾患研究所。ここではチェルノブイリ原発事故によって被曝した妊婦の染色体にどのような変化が起きているのかを調べている。放射能の汚染 地域に住む妊婦2000人以上の血液細胞の染色体を詳しく分析してきた。その結果、被曝量が高い妊婦ほど染色体の異常の程度が大きいことが分かった。染色 体には、親から子へ生命の情報を伝える遺伝子が乗っている。

(2つの染色体が画面に示される。)

 右の染色体の上の部分にわずかな異常が見られる。もしこの部分の遺伝子の異常が子どもに受け継がれると先天性障害に繋がる可能性がある、とこの研究所の専門家は見ている。

ミンスク遺伝性疾患研究所 ゲナジー・ラジュック所長「われわれの調査では、妊婦の染色体の異変ばかりでなく、新生児の先天性異常も汚染の高い地域ほど増 えていることが分かりました。その原因としては、ストレスや栄養障害や化学物質による汚染など様々な複合的要因が考えられます。しかし、それらの中でも1 つの大きな要因として、放射能の影響を考えなければならないと思います」

 この研究所の調査によると、放射能の高濃度汚染地域では、先天性の異常を持った新生児の数が事故前の1.8倍に増加している。

({1}終)

★以上、「TwitrLonge」から全文転載


YouTube

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染1/4
http://www.youtube.com/watch?v=uPFcn23q7uc

 

 

TwitLonger
perspective (@prspctv)
Posted Wednesday 30th March 2011 from Twitlonger
②「終わりなき人体汚染〜チェルノブイリ原発事故から10年〜」
http://www.twitlonger.com/show/9ifso5
▼全文転載

②「終わりなき人体汚染〜チェルノブイリ原発事故から10年〜」
(NHKスペシャル、1996年4月26日放送、NHK制作)

http://www.youtube.com/watch?v=rCX1A3yJLqI 1/4(リンク切れ)
http://www.youtube.com/watch?v=gFOxGGdzfn8 2/4(リンク切れ)
http://www.youtube.com/watch?v=oHg23DkfZDA 3/4(リンク切れ)
http://www.youtube.com/watch?v=tsE0CqvuifE 4/4(リンク切れ)


★北の山・追記
YouTube

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染1/4
http://www.youtube.com/watch?v=uPFcn23q7uc
チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染2/4
http://www.youtube.com/watch?v=0_NRz4vnESc

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染3/4
http://www.youtube.com/watch?v=SjINkMMCiT0

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染4/4
http://www.youtube.com/watch?v=VQezSZ6nh6c


※以下は上記のうち、②の書き起こしである。

 [この研究所(ミンスク遺伝性疾患研究所)の調査によると、放射能の高濃度汚染地域では、先天性の異常を持った新生児の数が事故前の1.8倍に増加している。] (①の最後と重複) 
 しかし、汚染地域の妊婦の染色体異常と新生児たちの先天性異常の増加に因果関係があるかどうかは、まだ分かっていない。ラジュック所長(ミンスク遺伝性疾患研究所)は、今後さらに詳しい調査と、遺伝子レベルでの研究を進めていかなければならないと考えている。

 放射能は人類にとって未知の部分の多い存在だ。チェルノブイリ原発事故によって放出された放射能が人体にどのような影響を与えているのか、その全容はまだ解明されていない。

 キエフ市トロリシェナ団地。チェルノブイリ原発のすぐ側にあったプリピャチから避難してきた5000人余りが住んでいる。
 ウラジミル・ルキヌさん(47歳)。ウラジミルさんは事故の後、激しい頭痛、心臓や関節の痛みなどが次々と現れ、1年半前から仕事ができなくなってしまった。最近では強い疲労感や脱力感もあり、一日のほとんどをベッドの中で過ごす毎日だ。
 ウラジミルさんはチェルノブイリ原発で働いていた。事故直後、チェルノブイリ原発の周辺には、ウラジミルさんを含め、大量の事故処理員が動員された。飛 び散った原子炉の残骸の処理に当たるなど危険な作業に携わったため、最も深刻な放射能の影響を受けた。強烈な放射線による急性障害で、半月の間に299名 もの人が病院に運び込まれ、その内7人が亡くなった。最も高い被曝量の作業員は、一般の人の生涯の許容量の10倍以上をわずか数時間で受けたと推定されて いる。処理作業に参加した作業員の数は、80万人以上に上る。

 チェルノブイリで事故処理をしたウラジミルさんの身体に最近新しい異変が起き始めた。記憶力が低下し始めたのだ。昔のことはよく覚えているのに、最近起 きた出来事や新しいことをすぐ忘れてしまう。妻のタチアナさんは、ベッドに閉じこもりがちなウラジミルさんを外へ連れ出し記憶力を回復させようと、買い物 を手伝ってもらうことにしている。
 この日ウラジミルさんが頼まれたのは、パン、スパゲティ、小麦粉、卵、それにミネラルウォーター2本だ。パンは買ったが、ミネラルウォーターの代わりに ジュースを買ってしまった。そして卵と一緒に、頼まれていないマヨネーズまで買った。結局スパゲティと小麦粉は買い忘れてしまった。

キエフ脳神経外科研究所の映像)

 チェルノブイリ原発事故の処理作業に参加した80万人以上の事故処理員たちの身体に何が起きているのか。これまでほとんど知られてこなかった。しかし、最近になってその人たちの間に深刻な病気が広がっているという実態が明らかになってきた。

 ウラジミルさんは、記憶力の低下等、精神的な症状が現れてきたため、専門医に診察してもらうことにした。

医師: 「原発で事故後どんな仕事をしたのですか?」
ウラジミル: 「施設の補修や放射能の除去です。柵を作って囲むとか…」
妻タチアナ: 「兵隊が埃や塵を取り除いた後、薬品で洗い流す仕事です」
医師: 「事故の前も後も4号炉のすぐそばで働いたのですね」
夫妻: 「そうです」

 ウラジミルさんは思い通りに体を動かすことに不自由を感じるようになってきた。目を閉じて自分の鼻先を指で指す、という簡単な動作さえできにくくなっている。神経系にも異常が出てきたのだ。

(別の患者の診察映像)

 この患者は、事故直後原発内で放射能の測定をしていた。2年前から幻覚や幻聴に悩まされている。

患者: 「光を受けると胸が締めつけられてとても息苦しくなるんです。耳鳴りやチカチカという雑音が聞こえてくることもよくあります」

 また、事故処理員たちの間では、治療の難しい、悪性のタイプの白血病が急速に増え始めている。この研究所(キエフ脳神経外科研究所)が健康調査を続けて きた12万人のうち、この2年間に42人の白血病患者が発生している。この研究所では、今後白血病が事故処理員たちの間にさらに広がるだろう、と予測して いる。

(文書のアップ。放射線生物物理学研究所「事故処理員の後遺症と将来予測」1995年)

 ロシア保健省・放射線生物物理学研究所の内部文書。事故後2年の間に参加した事故処理員1,886人の健康状態について8年間追跡調査したものである。
 それによると、事故処理員たちの間に、心臓病、精神や神経障害、癌が多発している。癌の発病率は一般の人の3倍、4人に1人は労働不能の状態に陥ってい る。そして30代の人たちが、まるで50代のような身体になっていると結論づけている。この調査では、さらに将来予測を試みている。その結果、事故のあっ た年の処理員の100%が、西暦2000年には労働不能状態に陥る、さらにその時の平均死亡年齢は44.5歳になるだろう、と報告している。

 去年の暮れ、ウラジミルさんと同じ事故処理作業をしていた仲間が脳腫瘍で亡くなった。ウラジミルさんより5歳も年下の42歳だった。

妻タチアナさん: 「上の階に住む25歳の若者が、先日車に飛び込んで自殺しました。今頃になって性的障害が現れ、夫婦生活が崩壊すると悲観したのです。 隣では奥さんが癌で亡くなりました。36歳でした。ご主人はその後酒浸りとなり、最後には自殺しました。神様、夫にこれ以上何も起きませんように…」

 チェルノブイリ原発事故の直後から始まった住民の移住は、汚染の高い地域を中心に今も続いている。しかし、この10年にわたる移住政策は、行政に大きな 経済的負担を強いてきた。事故5年後のソビエト崩壊によって、汚染地域はロシア、ウクライナベラルーシの3ヶ国に分割され、汚染対策の負担を分け合わな ければならなくなった。中でも最も大きな負担を抱え込むことになったのがベラルーシ共和国だ。ベラルーシでは、国土の23%が放射能で汚染され、今も 220万人もの人々が暮らしている。これは国民の5人に1人の割合だ。

ベラルーシ共和国ミンスク市の映像)

 ベラルーシは毎年、これまで国家予算の15%以上をチェルノブイリ対策につぎ込んできた。しかし、政府は悪化する一方の国内経済を理由に、今年から汚染対策の大幅な見直しを決定した。

チェルノブイリ対策省 イワン・ケニク大臣: 「われわれは、これまでの移住中心の対策を止めて、汚染地域に住む人たちに今後とも住み続けてもらうことを 考えています。そのためには、汚染された薪や井戸水を使わなくてもよいよう、ガスや水道などの整備をするつもりでいます。このまま対策を続けていったとし ても、全ての地域をカバーするには150年もかかってしまうのです。財政状況の悪化から、今まで通り国家予算の15%をつぎ込むことは困難なのです」

 ベラルーシ政府の方針転換は、汚染地域に住む人々にとって大きな衝撃となった。事実上の移住政策の打ち切りは、住民たちが汚染地域に住み続けなければならないことを意味している。

 人口1万5000人ほどのチェチェルスク地区。この地区は、自給自足の農村地帯だ。一部の畑は、今でも場所によっては東京の15倍以上の放射能で汚染されている。このため、住民は汚染された畑の作物を食べ、被曝し続けている。
 住民たちのもう一つの食料源が、周囲に広がる広大な森だ。しかしその森は、事故直後放射能を大量に含んだ雨が降ったため、場所によっては10年経った今でも、東京の100倍以上の高い放射能で汚染されている。

(森でのガイガーカウンター計測。アラームが鳴りっぱなし。数値は6059。単位は画面からは判然としない。)

 村の人たちにとって森は、きのこや木の実、野生動物など、貴重な食料や、燃料となる薪を供給してくれる大切な存在だ。
 この村に住むレーナさんの一家もこの日、きのこを採りに森にやってきた。16歳のレーナさんは、事故から5年経った頃からひどい頭痛と疲労感に悩まされ、体調の悪化を訴えている。
 この村に住む唯一の保健婦、ゲラシンコさん。村人たちの家を巡回しながら健康管理をするのが日課だ。ゲラシンコさんは今、村人の健康状態が確実に悪化していると感じている。それは年齢を問わず、村人全般にわたっている。

保健婦 ワレンティーナ・ゲラシンコさん: 「私は、事故の前から、この村の人たちの健康管理をしてきました。しかし、最近の村の人の身体を診て、本当に 驚いています。すっかり健康状態が悪くなっているんです。以前は重い病気の人なんて滅多にいなかったのに、今では病人のいない家庭はないくらいです。やは り、食べ物による放射能の影響ではないかと思います」

(※以下は上記のうち、②の書き起こしである。終)

★以上「witLonger」から全文転載



★北の山・追記(動画リンク切れのため)
YouTube
チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染1/4
http://www.youtube.com/watch?v=uPFcn23q7uc

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染2/4
http://www.youtube.com/watch?v=0_NRz4vnESc

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染3/4
http://www.youtube.com/watch?v=SjINkMMCiT0

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染4/4
http://www.youtube.com/watch?v=VQezSZ6nh6c

 

 

 

TwitLonger
perspective (@prspctv)
Posted Wednesday 30th March 2011 from Twitlonger
③「終わりなき人体汚染〜チェルノブイリ原発事故から10年〜」
http://www.twitlonger.com/show/9ih16r
▼全文転載


③「終わりなき人体汚染〜チェルノブイリ原発事故から10年〜」
(NHKスペシャル、1996年4月26日放送、NHK制作)


http://www.youtube.com/watch?v=rCX1A3yJLqI 1/4(リンク切れ)
http://www.youtube.com/watch?v=gFOxGGdzfn8 2/4(リンク切れ)
http://www.youtube.com/watch?v=oHg23DkfZDA 3/4(リンク切れ)
http://www.youtube.com/watch?v=tsE0CqvuifE 4/4(リンク切れ)


★北の山・追記
YouTube
チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染1/4
http://www.youtube.com/watch?v=uPFcn23q7uc

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染2/4
http://www.youtube.com/watch?v=0_NRz4vnESc

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染3/4
http://www.youtube.com/watch?v=SjINkMMCiT0

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染4/4
http://www.youtube.com/watch?v=VQezSZ6nh6c

※以下は上記のうち、③の書き起こしである。


(チェチェルスク地区病院の映像)

 チェチェルスク地区の人々の身体には食品を通して放射能が入り込んでいる。その結果、人体にどのような影響が起きるのか。各国の医学者たちが盛んに現地を訪れ、研究を進めている。
 信州大学医学部講師の小池医師たちは5年前から毎年この地区を訪れ、住民たちの健康診断を続けてきた。

信州大学医学部 小池健一講師: 「この人は確か前に来られた人ですね。そうですね。覚えてます」

 住民たちの体内に放射能がどれだけ蓄積しているかを測定し、健康状態との関係を調べている。

信州大学医学部 小池健一講師: 「(プリントアウトされた検査値を見ながら)そうですね、1023マイクロキュリー(µCi)で、37,000…非常に高い値ですね。日本人の25倍くらいの高さですね」

 小池医師たちは、特に住民たちの免疫、つまり身体の抵抗力の変化に注目している。放射能による長期間の被曝によって免疫の異常が起き、それが頭痛や疲労 感などの症状を引き起こしているのではないかと考えたのだ。血液中の免疫細胞の一つ、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)の働きを調べた。汚染されていない 地域と比べると、この地区(チェチェルスク地区)では、正常な免疫機能の範囲から大きく外れる人たちが数多くいることが分かる。

信州大学医学部 小池健一講師: 「今までにも、ナチュラルキラー細胞の働きが弱くなることが白血病の前の段階で見られる、そういうデータはあります。で すから、ナチュラルキラー細胞に異常の出た人で、今後抵抗力だけでなく、癌や白血病などの病気に罹る人が1、2人でも出てくるのであれば、これは大きな問 題になってくるだろうと思いますね」

 免疫の異常は、ウィルスや細菌に対する身体の抵抗力を弱め、様々な病気を誘発する。小池医師たちは、住民たちの健康状態の変化を将来にわたって見続ける必要があると考えている。
 ベラルーシ政府は、水道やガスなどの汚染対策は行う予定だが、安全な食品の供給までは考えていない。また、安全な食品はあっても値段が高いため、チェチェルスク地区の住民たちは、このまま自給自足の生活を続けていかざるをえない。

(レーナさん一家の食事風景。地元の食材を使った料理)

レーナさんの姉アンナさん: 「私達は国から見放されたんです。汚染された食品を食べ続けてベラルーシが滅んでも、地球全体には何の影響もないでしょう。ひとつの民族が消えたという程度ですよ」

(レーナさんの沈黙)

 汚染された食品を食べ続けることで、今後体に何が起きるのか。住民たちの不安が次第に高まっている。チェチェルスク地区と同じような生活を強いられている人たちは、ベラルーシ全体で35万人にも上る。

キエフ脳神経外科研究所の映像)

 キエフにある脳神経外科研究所。ここでは重い精神症状に悩む事故処理員500人以上について検査と治療を続けてきた。その結果、事故処理員たちの脳に異変が起きていることが明らかになってきた。

医師: 「この患者は脳に障害があり、うまく話せません」
患者: 「彼は…まだ少ない…これから…たくさんある…まだ少ない…」
医師: 「自分ではちゃんと話しているつもりなのです」
患者: 「210大隊…苦しい…わからない。何を話せばいい…よくなる…(泣き出して塞ぎ込んでしまう)」

 事故のあった年に緊急部隊の一員として動員されたこの患者は、相手の言うことは理解できるが、自分で話そうとすると意図しない言葉が出てしまう。

 脳は、これまで人間の体の中で最も放射線に対する抵抗力が強いと言われてきた。このため、事故処理員たちに起きている様々な精神症状の原因は主にストレスによるもので、脳がチェルノブイリの放射能によってダメージを受けたわけではない、とされてきた。
 しかし、複数の機関による最新の研究が、その定説を覆そうとしている。

(モスクワ診断外科研究所の映像)

 モスクワ診断外科研究所では、精神症状を抱える事故処理員たちの脳の状態を詳しく研究している。

(検査を受ける患者の映像)

 今、脳の中の血液の流れを調べている。
 これは、上から見た脳の断面。白い部分は血液の流れが活発。この患者は、脳の左側に血液の流れが悪い部分がある。

放射線医学部 ニーナ・ホロドワ上級研究員: 「精神症状のある事故処理員の患者173人を検査したところ、程度の差こそあれ、全員に異常が発見されました。彼らは、脳の血液の流れが悪いだけでなく、神経細胞の働きまでが低下しています」

 脳の状態をさらに詳しく調べた結果、事故処理員たちの脳に萎縮が見られることが分かってきた。写真の白い部分は空洞、灰色の部分には神経細胞が集まっている。

(脳の断面図の映像)

 40代後半のこの事故処理員の場合、空洞を表す白い部分が脳の中心に大きく広がり、脳全体が萎縮している。同年代の健康な人の脳と比べてみると、神経細胞が詰まっている灰色の部分がはるかに少なく、神経細胞が死んでしまったことを示している。

キエフ脳神経外科研究所の映像)

 神経細胞の死滅は放射能によって引き起こされたのだろうか。
 キエフ脳神経外科研究所では、放射能による被曝で神経細胞の死滅が起きるかどうか、ラットを使って実験している。チェルノブイリ原発事故で放出されたも のと同じ種類の放射性物質をエサに混ぜてラットに与える。1ヶ月間このエサを食べ続けることで、ラットは人間に置き換えれば事故処理員とほぼ同じ量の被曝 を受けることになる。1ヶ月後、ラットの脳の神経細胞にどのような変化が起きているのか、顕微鏡で詳しく調べる。
 被曝したラットの神経細胞は、輪郭がはっきりせずぼやけて見える。被曝していないラットと比べてみると明らかな差が見られ、神経細胞が死滅したことを示している。

キエフ脳神経外科研究所 アレクサンドル・ビニツキー教授: 「死亡した事故処理員の脳を解剖したところ、放射性物質が蓄積していました。脳は放射能に対 する抵抗力が強いという定説は覆ったのです。脳の破壊が、様々な精神症状や身体の病気の原因だったのです。作業中に大量に吸い込んだ放射性物質が脳にまで 入り込み、まるでミクロの爆弾のように神経細胞を破壊していったと考えられます」

 ビニツキー教授の考えはこうだ。事故処理員たちが作業中に大量に吸い込んだ放射能が、血液によって脳の中にまで運び込まれる。そして、放射線を周囲の神経細胞に浴びせながら、少しずつ破壊してゆくのだ。
 破壊された神経細胞は元に戻ることはない。体の中に入った放射能が多いほど、脳の破壊が進み、やがて脳の機能が失われてゆく。脳の最も外側が破壊されると、知的な作業ができなくなったり記憶力が低下する。
 特に影響を受けやすいのは視床下部や脳幹など中心部で、ここが破壊されると、食欲や性欲が失われたり、疲労感や脱力感に見舞われる。また、内臓の働きが 悪くなったり、手や足の動きをうまくコントロールできなくなるなど身体全体に影響が出る。いずれも事故処理員によくある症状だ。

 この冬、ウラジミルさんの病状はさらに悪化していた。簡単な計算も間違えるようになり、一人では買い物もできなくなってしまった。

(③終)

★以上、「TwitLonger」から全文転載

★北の山・追記(動画リンク切れのため)
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チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染1/4
http://www.youtube.com/watch?v=uPFcn23q7uc

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染2/4
http://www.youtube.com/watch?v=0_NRz4vnESc

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染3/4
http://www.youtube.com/watch?v=SjINkMMCiT0

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染4/4
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Posted Wednesday 30th March 2011 from Twitlonger
④「終わりなき人体汚染〜チェルノブイリ原発事故から10年〜」
(NHKスペシャル、1996年4月26日放送、NHK制作)
http://www.twitlonger.com/show/9iino0
▼全文転載

④「終わりなき人体汚染〜チェルノブイリ原発事故から10年〜」
(NHKスペシャル、1996年4月26日放送、NHK制作)

http://www.youtube.com/watch?v=rCX1A3yJLqI 1/4(リンク切れ)
http://www.youtube.com/watch?v=gFOxGGdzfn8 2/4(リンク切れ)
http://www.youtube.com/watch?v=oHg23DkfZDA 3/4(リンク切れ)
http://www.youtube.com/watch?v=tsE0CqvuifE 4/4(リンク切れ)


★北の山・追記(動画リンク切れのため)
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チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染1/4
http://www.youtube.com/watch?v=uPFcn23q7uc

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染2/4
http://www.youtube.com/watch?v=0_NRz4vnESc

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染3/4
http://www.youtube.com/watch?v=SjINkMMCiT0

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染4/4
http://www.youtube.com/watch?v=VQezSZ6nh6c



※以下は上記のうち、④の書き起こしである。

[ この冬、ウラジミルさんの病状はさらに悪化していた。簡単な計算も間違えるようになり、一人では買い物もできなくなってしまった。]③と重複}

 ウラジミルさんは再び脳の専門病院を訪ね、詳しい検査を受けることになった。脳の状態に問題はないのか、MRIという画像診断装置を使って詳しい検査を受ける。
 その結果、脳に異常が発見された。前頭葉と呼ばれる脳の前の部分に白い塊がある。神経細胞が死滅した跡だ。前頭葉は計算や思考など創造的な働きを担う中枢。ウラジミルさんの知的障害の原因はここにあるのではないか、と医師たちは考えている。
 脳のさらに深い部分にも神経細胞の死滅した跡があった。ウラジミルさんの疲労感や脱力感の原因はこれではないか、と診断された。

医師: 「検査の結果、ご主人の脳に異常が発見されました。一連の症状がチェルノブイリ事故の後始まったことを考えれば、放射能の影響と見るべきでしょ う。放射能が脳の中に入り込み、脳を破壊していったのです。簡単に治せるものではありません。あんな大きな病巣がありながら大事に至らなかったのが不思議 なくらいです。もっと拡大していたら助からなかったでしょう。気を落とさないでください」

妻タチアナさん: 「(涙が止まらない様子ながら)大丈夫です。涙を見せたら夫にショックを与えてしまいます」

 チェルノブイリの放射能が、10年もの間ウラジミルさんの脳を、少しずつ、確実に破壊していた。
 妻のタチアナさんは診断の結果を夫に告げず、残された身体の機能をできるだけ維持していく生活をしようと決意した。

 最近、チェルノブイリ原発事故による人体への汚染について、また一つ新しい事実が発見された。汚染が5キュリー(Ci)以下で、人体への影響は比較的少ないとされてきた黄色の地域に、赤の高濃度汚染地域に匹敵する人体汚染が起きていることが分かったのだ。

(ポレーシア地方の映像)

 チェルノブイリ原発の西、ベラルーシウクライナの国境沿いに広がるポレーシア地方は、プリピャチ沿いに開け、広大な森と豊かな水に恵まれた農村地帯。
 ポレーシア地方にある人口1,000人足らずの村、ゼルジンスクに、事故後初めて検診車がやってきた。汚染の高い地域から巡回してきたため、この村の人々は事故後10年目にしてようやく検診を受けることになった。
 その結果、意外な事実が明らかになった。ゼルジンスク村の人々に蓄積された体内の放射能の量が極めて高かったのだ。

ゴメリ特別病院検診部 ナターシャ・ジノビッチ婦長: 「驚きましたよ。例外なくみんな被曝量が高いのですから。ここは土地の汚染が低い地域のはずなのに、住民の被曝量は最も汚染の高い地域と変わらないのです。どうしてこのような高い数値が出たのかよく分かりません」

 なぜこの村の人たちの体内に多くの放射能が蓄積されたのだろうか。その原因を突き止めるため、ベラルーシ国立土壌研究所のグループが調査を続けている。
 その結果、原因解明の鍵は土にあるのではないかと見ている。一般に、土に含まれる粘土分は放射能を取り込んで、外に逃がさない性質をもっている。ところ がこの村の土には粘土分が少なく、ほとんどが粒子の粗い「泥炭(でいたん)」。このため、放射能が植物に吸収されやすいという。

ベラルーシ国立土壌研究所の映像)

 実際にゼルジンスク村の土の放射能を測定してみた。結果は(Cs137が)1,068 Bq/kg。汚染はそれほど高くない。しかし、牧草の放射能は、土の15倍、15,544 Bq/kgにも及んでいる。この村では、放射能が土よりも牧草に大量に蓄積されていた。

(牛が牧草を盛んに食べる映像)

 その結果、この村に降り注いだ放射能は、土から牧草へ、牧草から牛へ、さらにその牛が出す牛乳から人間へと次々と濃縮されていったのだ。
 ゼルジンスク村の人々は、汚染の高い地域と同じレベルの被曝をこの10年間受け続けていたのである。

(村の子どもが牛乳を飲む映像)

 調査の結果、この村と同じ性質の土はポレーシア地方全体に広がり、およそ1万平方㎞。チェルノブイリ原発事故による全ての汚染地域の1割近くに達することが分かった。
 ベラルーシ国立土壌研究所のグループは、人体への影響という視点から見たとき、放射能汚染地図が大きく書き換えられることになると警告している。

(検診を受ける子どもたちの映像)

 チェルノブイリ原発事故から10年。新しい放射能汚染の姿が見え始めている。放射能が人体に何を引き起こすのか。その実態の解明はまだ始まったばかりだ。

テロップ「終わりなき人体汚染〜チェルノブイリ原発事故から10年〜」

(④終)

★以上「TwitLonger」から全文転載

★北の山・追記(動画リンク切れのため)
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チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染1/4
http://www.youtube.com/watch?v=uPFcn23q7uc

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染2/4
http://www.youtube.com/watch?v=0_NRz4vnESc

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染3/4
http://www.youtube.com/watch?v=SjINkMMCiT0

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染4/4
http://www.youtube.com/watch?v=VQezSZ6nh6c

 

{はだしのゲン}関連記事<日刊スポーツ>

日刊スポーツ」から全文転載

 

日刊スポーツ

HONE>http://www.nikkansports.com/

「ゲン」閲覧制限問題「性急だった」
[2013年8月25日8時23分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20130825-1178462.html

▼全文転載

 松江市教育委員会が市立小中学校に漫画「はだしのゲン」の閲覧制限を求めた問題で、要請当時に事務局の責任者だった福島律子前教育長(67)が24日、取材に応じ「(要請に至る)手続きが性急だった。校長や図書関係者の意見をもっと聴くべきだった」と述べた。また、閲覧制限をめぐり教育委員に諮らず、その後の報告もしていなかったことについて「教育長に委任されている事務の1つと受け止めていた。教育委員に相談すべきだった」と振り返った。

 

日刊スポーツ

HONE>http://www.nikkansports.com/

はだしのゲン「閉架」再協議へ
 [2013年8月21日8時20分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20130821-1176465.html
▼全文転載

 島根県松江市教育委員会が、市立小中学校に漫画「はだしのゲン」 の閲覧制限を求めた問題で、異論、反論が噴出している。市教委は昨年12月「一部に過激な描写がある」として、教育長らの判断で各校に閉架措置を要請して いた。昨年12月に死去した作者中沢啓治さんの妻ミサヨさん(70)は「驚きました。平和を訴えてきた主人も怒っていると思います」と対応に疑問を投げか けた。松浦正敬・松江市長(65)も「教育委員会で協議すべきだった」と苦言を呈した。市教委は明日22日、閲覧制限の是非をめぐり、会議を開く。

 「主人は、いかに戦争が残酷か、やってはならないことかを見せるために描いた。『ずっと平和を訴えてきたんだぞ、戦争はそんなきれいなものじゃないんだぞ』と怒っていると思います」。中沢さんの妻ミサヨさんはそう話した。

 「はだしのゲン」 の閉架措置は、当時の教育長ら事務局の判断だった。市教委の古川康徳副教育長によると、学校の図書館から作品の撤去を求める市民の陳情が昨年8月にあり、 当時の教育長、副教育長2人、課長2人の5人で協議。昨年12月の校長会で「子どもだけで見るには一部に過激な描写があり、教員のフォローが必要」との理 由で、各校に閉架措置を要請したという。

 市教委教育総務課によると、閲覧制限の要請は、教育委員の承認が必要な重要事項には当たらず、教育長の判断で決定できるという。一方で、今回の問題を受け、22日に教育委員が参加する教育委員会会議を開き、閲覧制限の是非について、協議することを決めた。

 ミサヨさんによると、中沢さんは、6歳の時の被爆体験に加え、原爆の資料を読みあさって作品を描いていた。「子どもたちに見せられるのはここまで だな」「それでも最低限ここまでは、戦争、原爆の悲惨さ、残酷さを教えなくちゃな」と、表現の推敲(すいこう)を重ねて作品を描いていたという。

 一部表現が「過激」として閉架措置を決めた松江市教委の対応について、ミサヨさんは「読みたくない子どもは読まなくていいでしょうし、ちょっと待てよと思ったら、大人になって読み返すのもいい。ただ、なぜ今どき、閉架なのか。信じられない」と話した。

 1975年から単行本を出版してきた汐文社の政門一芳社長(57)も、被爆者の皮膚がやけどで垂れ下がったり、体にウジがわいたりしている様子の 描写について「ショックだと思う。しかし、戦争の恐ろしさ、原爆の悲惨さにショックを受けるのは正常な感覚ではないか」と指摘。「多くの読者が原爆を知る きっかけになってきた作品を、子どもの目から遠ざける措置には驚いている」と話した。

 松江市松浦市長は今回の閉架措置の経緯について、「教育委員会会議を開いて議論すべきだったのではないでしょうか」とコメント。「市議会は陳情を不採択としており、(教育委員会は措置について)市議会に報告すべきだったのではないか」という見解を語った。【清水優】

 ◆はだしのゲン  広島市出身の漫画家中沢啓治さんが自身の被爆経験をもとに描いた。廃虚と化した広島で、たくましく生き抜く中岡ゲンとその家族を描いた。1972年に集英 社「月刊少年ジャンプ」に同作の原型となる「おれは見た」を掲載後、73年から「週刊少年ジャンプ」で連載。単行本は汐文社から全10巻発売された。教育 の現場では平和教材として利用され、実写映画、アニメ映画、テレビドラマ化もされている。また、英語やロシア語など20カ国語に翻訳され国内外で1000 万部以上が発行されている。

 ◆「はだしのゲン」 閉架措置の経緯 昨年8月、市民から「間違った歴史認識を植え付ける」として、松江市の小中学校の図書室からの撤去を求める陳情があった。市議会は昨年 12月、満場一致で陳情の不採択を決定した。一方、松江市教育委員会は昨年12月、当時の教育長ら事務局で対応を協議。作品の内容や各学校での利用状況を 調査。同月の校長会で、学校側に本棚ではなく書庫に置く「閉架措置」を取るよう要請。各校が応じた。

 [2013年8月21日8時20分 紙面から]

 

 

日刊スポーツ

HONE>http://www.nikkansports.com/
2年間「はだしのゲン」を事務室に
 [2013年8月20日13時42分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20130820-1176137.html

▼全文転載

 鳥取市立中央図書館で、小学生の保護者のクレームをきっかけに、2年前から漫画「はだしのゲン」を児童書コーナーから事務室内に移し、別置きしたままにしていたことが20日、同図書館への取材で分かった。希望者には閲覧や貸し出しはしていた。

 

 同図書館によると、2011年夏に、はだしのゲンを借りて読んだ小学生の保護者から「女性を乱暴する描写があるのに、子どもが手に取れる場所に置いていいのか」とクレームがあり、児童書コーナーからカウンター裏の事務室内に移動していた。

 

 同図書館は「一時的に別置きするつもりだった。取り扱いの協議を怠っており、反省している」としている。

 

 はだしのゲンをめぐっては、松江市教育委員会が、作品中で首をはねたり女性を乱暴したりする場面を問題視し、昨年12月、市立小中学校に閲覧制限を要請した。(共同)

 

日刊スポーツ

HONE>http://www.nikkansports.com/

はだしのゲン「閉架」に 松江市教育委員会
[2013年8月16日12時31分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20130816-1174168.html

▼全文転載

 松江市教育委員会が、原爆の悲惨さを描いた漫画「はだしのゲン」を子供が自由に閲覧できない「閉架」の措置を取るよう市内の全市立小中学校に求めていたことが16日、分かった。

 

 市教委によると、首をはねたり、女性を乱暴したりする場面があることから、昨年12月に学校側に口頭で要請。これを受け、各学校は閲覧に教員の許可が必要として、貸し出しは禁止する措置を取った。

 

 市教委の古川康徳副教育長は「作品自体は高い価値があると思う。ただ発達段階の子供にとって、一部の表現が適切かどうかは疑問が残る部分がある」と話している。

 

 市民から昨年8月、作品の歴史認識をめぐって学校の図書館から作品の撤去を求める陳情があり、市議会は同12月に不採択とした。ただ、市議会で「大変過激な文章や絵がこの漫画を占めている」という意見が出たことから、市教委が取り扱いを検討していた。

 

 はだしのゲンは、昨年12月に亡くなった漫画家中沢啓治さんが自身の被爆体験を基に描いた作品。ロシア語や英語、中国語などにも翻訳されている。(共同)

 

日刊スポーツ

HONE>http://www.nikkansports.com/

中沢啓治氏追悼で川面に「はだしのゲン
 [2013年8月5日20時58分]
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20130805-1168732.html

▼全文転載

 原爆の日を翌日に控えた5日、広島市中区の原爆ドームの前を流れる元安川の川面に、漫画「はだしのゲン」の作者の中沢啓治さんの写真と、ゲンの姿を映し出すイベントが開かれた。

 

 昨年12月に73歳で死去した中沢さんを追悼しようと、市民グループが企画。ライトアップされた原爆ドームを背景に、プロジェクターを使って、ゲンや中沢さんの姿とともに「生きろゲン!!」という言葉をスクリーンにした川面に投影。

 

 主催者の山根進さん(63)は「被爆者である中沢さんの思いが詰まったゲンは生き続けてもらわないといけない」と話している。

 

 

日刊スポーツ

HONE>http://www.nikkansports.com/

日刊スポーツ>新聞購読のご案内
http://enjoy.nikkansports.com/koudoku/top-koudoku.html

 

※ご参考

中沢啓治 - Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%B2%A2%E5%95%93%E6%B2%BB

はだしのゲン

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AF%E3%81%A0%E3%81%97%E3%81%AE%E3%82%B2%E3%83%B3

はだしのゲン の画像検索結果

原子爆弾(げんしばくだん)投下(とうか)1{こどもたちの見た戦争 はだしのゲンとともに}広島平和記念資料館企画展

広島平和記念資料館企画展平成23年2月4日(金)〜平成23年7月11日(月)

こどもたちの見た戦争
はだしのゲンとともに

TOP>http://www.pcf.city.hiroshima.jp/virtual/VirtualMuseum_j/exhibit/exh1102/exhi_top.html
原子爆弾(げんしばくだん)投下(とうか)1
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/virtual/VirtualMuseum_j/exhibit/exh1102/exh110204.html

(文章を全文転載)

ゲンの父、姉、弟は倒壊(とうかい)した家の下敷(したじ)きとなり、ゲンと母の前で、見る見るうちに(ほのお)につつまれていきました。

(漫画の絵)

http://www.pcf.city.hiroshima.jp/virtual/img/ex1102_img/1102c06.gif

 

画像(原爆爆発の絵)

http://www.pcf.city.hiroshima.jp/virtual/img/ex1102_img/110210.jpg

 1945年(昭和20年)8月6日 朝、夏の日差しが照りつける中、国民学校の2年生だったゲンは学校に向かいます。
 午前8時15分、原爆(げんばく)投下(とうか)。ちょうど校門の辺りに着いた時でした。ゲンは目もくらむような閃光(せんこう)を浴び、爆風(ばくふう)に吹き()ばされ、意識(いしき)を失います。幸い校門の(かげ)にいたため大けがはありませんでした。気付いた時には、家々はぺしゃんこにつぶれ、一面がれきとなった街を目の当たりにします。何が起きたのか分からないまま、ゲンは急いで家族のもとへ向かいます。街には(きず)ついた人や死体が(あふ)れていました。ゲンの家族は、爆風(ばくふう)倒壊(とうかい)した家の下敷(したじ)きとなり、火災(かさい)()()まれてしまいます。

 

帽子(ぼうし)

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松井福市(まついふくいち)さん(当時53(さい))は、(つと)めていた広島瓦斯(がす)株式会社からの動員で、木挽町(こびきちょう)現在(げんざい)の中島町、爆心地(ばくしんち)から約550メートル)の建物疎開(そかい)作業に出かけ被爆(ひばく)しました。行方は分からないままです。(つま)のタカさんは舟入(ふないり)本町の自宅(じたく)被爆(ひばく)し、建物の下敷(したじ)きになりました。その時飛んできたのがこの帽子(ぼうし)で、福市さんの遺品(いひん)となりました。タカさんは自力で()け出せましたが、五男の敏明(としあき)さん(当時4(さい))を助けることができませんでした。火の海となった街を、タカさんはこの帽子(ぼうし)で水をかけながら()げました。
寄贈/松井タカ氏

 

ワンピース

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金橋(かなはし)勝子さん(当時1(さい))は、寺町(爆心地(ばくしんち)から約1,000メートル)の自宅(じたく)で、母親と祖母(そぼ)とともに被爆(ひばく)しました。倒壊(とうかい)した自宅(じたく)下敷(したじ)きになりましたが、3人ともどうにかはい出し、横川橋の下に避難(ひなん)しました。母親は、勝子さんが当日着ていたこのワンピースを大切に持っていました。
寄贈/金橋勝子氏

 

書類入れ

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http://www.pcf.city.hiroshima.jp/virtual/img/ex1102_img/110213.jpg

古川チカさん(当時75(さい))は、爆心地(ばくしんち)から約700メートルの猫屋町(ねこやちょう)自宅(じたく)被爆(ひばく)し、全壊(ぜんかい)した建物の下敷(したじ)きになって()くなりました。この書類入れは()(あと)の金庫から見つけ出されましたが、高熱のため表面がかさかさになり(ちぢ)んでしまいました。
寄贈/古川操氏

 

腕時計(うでどけい)

画像

http://www.pcf.city.hiroshima.jp/virtual/img/ex1102_img/110214.jpg

浅枝(あさえ)千代子さん(当時36(さい))は、爆心地(ばくしんち)から約1,450メートルの稲荷町(いなりまち)被爆(ひばく)し、倒壊(とうかい)家屋(かおく)下敷(したじ)きとなり焼死しました。被爆(ひばく)から2日後、白骨化(はっこつか)した千代子さんの遺体(いたい)が発見され、歯と時計が持ち帰られました。
寄贈/河重利子氏

 

 

 

 

「はだしのゲン」世界20か国語に翻訳され1000万部が発行された(NHK)NHKの番組タイトル→世界をかける“はだしのゲン”

NHK
2013年7月30日(火)
累 計1000万部が発行された、原爆を題材にした漫画「はだしのゲン」。去年12月に作者中沢啓治さんが亡くなったあとも、今なお世界中でファンを増やし続 けている。1973年、少年誌で連載を開始。中沢さんは人気が出なければ打ち切りになるというプレッシャーの中で「若い世代に、原爆の脅威を伝えたい」と いう強い思いを胸に、少年たちの心をつかむストーリーを描き上げた。そして今、「はだしのゲン」は、さらなる広がりを見せている。原爆投下の正当性を教え てきたアメリカの学校では、「はだしのゲン」を題材に戦争について見つめ直す授業が増えている。核開発に揺れるイランでも、7月に出版が実現した。原爆と いう重いテーマにもかかわらず、世界の人たち、子どもたちから共感される「はだしのゲン」。その理由はどこにあるのか、創作秘話や米・イランの現地取材で 探る。
 
※このような放送を、見ました。とても良い事を放送したと思います。
このような漫画を閲覧制限した、一部自治体があります。
その見識を、疑わざるを得ません。
 
※広島県では、教材として活用されているそうです。
もっとも、これに対して「市民団体」から止めるよう申し入れがあるそうです。
普通に考えると、「変だな?」と思える「市民団体」については、その内容も併記してもらいたいと思います。まともなのも、変なのも、極端な思想・信条に偏ったのも全部、ひとまとめに「市民団体」と表記しているケースが、圧倒的に多いです(マスメデイアでは)。
 
「市民団体」も、その中身を見ると色々ありあます。

平和教育の教材になる『はだしのゲン』<夕刊ガジェット通信>

2012.03.22 17:30 記者 :

平和教育の教材になる『はだしのゲン
http://getnews.jp/archives/176150

▼全文転載

 

(漫画表紙画像)

http://px1img.getnews.jp/img/archives/imp/nif_120322001459.jpg

第2次世界大戦の末期に、日本の長崎と広島に米軍が原爆を落とした。原爆によって飛び散った放射能により、多くの人が被ばくし、死亡し、被ばくの後 遺症に悩まされた。では、この重大な出来事を日本人の中のどれだけの人がきちんと知り、自らの歴史認識として消化しているのだろうか。

筆者が小学4年だった1973年。当時、広島と長崎に原爆が落ちたことは、なんとなく知っていた。だが、爆発後の広島や長崎の惨状を知る術はなかった。そんなとき、奇妙な漫画が「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載され始めた。中沢啓治さんの『はだしのゲン』である。

72年の『アストロ球団』(画・中島徳博、原作・遠崎史朗)でジャンプを読み始め、翌年に連載された『包丁人味平』(画・ビッグ錠、原作・牛次郎) と『プレイボール』(ちばあきお)、さらに70年から連載中だった『トイレット博士』(とりいかずよし)で、筆者はジャンプにすっかりハマってしまった。 そして、これら普通の漫画の中で、『はだしのゲン』は異彩を放っていた。

この漫画の何が奇妙で、どこが異彩を放っていたのか。まず、当時の漫画のストーリーは、スポーツや料理、ロボット、そしてギャグなどが主流だったの に対して、『はだしのゲン』は戦争をテーマにしていたこと。また、死者や負傷者の描写がリアルで、ケロイド状になった負傷者の傷跡からウジがわく様子を見 て驚いたものである。

友だちと一緒に「マタンキ!」などと叫びながら『トイレット博士』を大笑いして読んでいた時に、いきなり近代史を扱ったリアルでシリアスな漫画が登 場したわけだ。はじめは取っつきにくく読み飛ばしていたが、広島に原爆が落ちたあたりから引き込まれるようにして読むようになった。

2012年3月21日付の中国新聞によると、その『はだしのゲン』が「被爆体験の継承が課題となる中、同世代のゲンを通して被爆者の思いを感じても らう狙い」で、「独自の平和教育で使う小学3年用のテキストに」採用されることが決まったという。72年に連載を開始した漫画が、40年の時を経た今、教 材として子どもたちに読まれる。

また、同じ記事に興味深いデータが掲載されている。広島市教育委員会の2010年の調査によると、「広島に原爆が投下された年月日と時刻を 「1945年8月6日午前8時15分」と解答できた小学4~6年は33.0%、中学1~3年は55.7%。正答率はいずれも過去最低だった」というのであ る。

歴史が少しずつ風化してしまうのは仕方のないことではある。それでも、日本が唯一の原爆による被爆国であるということは日本人として知っておいたほ うがよいと思うし、語り継いでいくべきだとも思う。原爆が投下された広島と長崎を軸に、放射能の恐ろしさを子どもたちにわかってもらえるような教育を行 い、その子どもたちが学んだことを全国に波及していくような仕組みは歓迎すべきものであろう。

ところで、数年前に広島を訪ねたところ、現地の「平和運動」はいくつかに分離しており、なかには急進的な左翼系の人びとの「行き着く果て」になって いるグループもあると聞いた。核廃絶をめぐっては、完全な核廃絶しか認めない強行派から核の所持を容認しながら反核を訴える柔軟派まで、さまざまなグルー プがあるとも聞いている。

そして、グループの区分けは党派の区分けに一致しているようだ。つまり、「反核」「反戦」「平和」という共通の目標に向かうべき大人たちは、政治的 な主張が異なるがゆえに協調できず、お互いに些末な差異をあげつらってケンカをしているというのである。なんと馬鹿らしいことであろうか。

ある意味では、そんな党派の呪縛から解放されないオトナたちがいなくなった後、これから『はだしのゲン』を読むような子どもたちが、本当に「反核」「反戦」「平和」と向き合っていくのかもしれない。

(谷川 茂)

」から全文転載

「はだしのゲン」の衝撃 米少女を漫画家に<東京新聞 TOKYO WEB>

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はだしのゲン」の衝撃 米少女を漫画家に
2013年8月23日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013082302000228.html
▼全文転載

 漫画「はだしのゲン」を小学生時代に読み、原爆のすさまじさに衝撃を受けた体験を米国の女性漫画家が描いた短編作品が和訳され、インターネット上 で紹介されて話題になっている。作者がモデルの主人公は心を揺さぶられ、漫画家を志すきっかけになった。和訳したのは、小中学校にはだしのゲンの閲覧制限 を求めた松江市教委の対応に疑問を感じた日本人編集者。二人の「合作」がこの問題に警鐘を鳴らしている。 (上野実輝彦)

 作者はニューヨーク在住のレイナ・テルゲマイヤーさん(36)。作品は二〇〇二年に発表し、自身のホームページで公開している 「Beginnings(きっかけ)」。父に勧められ、英訳版のはだしのゲンを読んだ体験を描いた。原爆の脅威に直面し、少女の心の揺れを表現。動揺する 娘に母がかけた言葉が人生の道しるべになったことや、漫画の持つ力にひきつけられた心情もにじませている。

 テルゲマイヤーさんは本紙の取材に、小学生でゲンに触れた意義を「幅広い問題意識を持ち、周囲にもっと目を向けられるようになった。ショッキング な表現もあるが、読んで良かった」と強調。松江市教委が暴力的な描写を閲覧制限の理由にしたことに「現代の子どもはゲームなどで、もっと暴力的な表現に触 れている。(閲覧制限より)現実の暴力が引き起こす問題を理解させる方が重要だ」と疑問を投げかけた。

 和訳した東京都のフリー編集者の男性(45)は「子どもが本と出会う機会を失わせたのに、重大な行為をしている自覚がない松江市教委が腹立たしい」と思い、ゲンに関する情報を集め始めて作品を見つけた。

 「多くの人の目に留めたい」と、本人に和訳して公開したいと連絡したところ、快諾を得て自身のブログに最近掲載した。

 男性は「原爆の背景を知らない米国の少女が、素直な気持ちでゲンを読んで感じたことを知ってもらえれば」と語る。

 男性のブログのアドレスはhttp://lafs.hatenablog.com/

 ブログ名の一部である「編集といえば出版編集」でキーワード検索しても見つかる。

<レイナ・テルゲマイヤー> 1977年、米国サンフランシスコ生まれ。9歳ごろから漫画を描き始め、99年にニューヨークの美術専門学校に入学。 2000年からインターネット上で短編作品の発表を始める。小学生の時、歯のけがが原因でいじめを受けた経験を描いた「Smile」(10年)が、米国で 最も権威ある漫画賞とされる「アイズナー賞」で部門別の最優秀賞を受賞。好きな漫画家の1人に「はだしのゲン」作者の中沢啓治氏を挙げている。

◆漫画のあらすじ

 9歳の時、父に「読むといいよ」と言われ、はだしのゲンを渡された。「日本に原爆が落ちたと聞いても、ピンとこなかった」が、読んでいくうちに感 情移入。広島への原爆投下の場面まで進むと、自国の米国による攻撃で多くの人が死んだことに混乱し、泣きながら両親に「何で米国が日本に?」「私もそんな 目に遭う?」「二度と起きちゃダメ」とまくしたてた。「もう人生めちゃめちゃ」と嘆く娘に、母は成長を感じたのか、優しく「逆に、あなたの人生が始まった のね」と背中を押した。主人公は母の言葉の意味を理解できなかったが、それからの人生で「いっぱい考えさせられた」と回想している。

 

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はだしのゲン 彼に平和を教わった【社説】<東京新聞 TOKYO WEB>

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はだしのゲン 彼に平和を教わった【社説】
2013年8月21日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013082102000169.html

▼全文転載

 原爆の焦土をたくましく生き抜く少年を描いた漫画「はだしのゲン」。世界中の子どもたちが彼に平和を学んでいる。それを図書館で自由に読めないようにした大人。ちょっと情けなくないか。

 「はだしのゲン」は、英語、ロシア語、クロアチア語など世界約二十カ国語に翻訳されている。

 書物を出すのに政府の許可が必要なイランでも、ことし五月にペルシャ語訳が出版された。

 原爆を投下した米国でも、全米約三千の図書館に所蔵され、韓国では全十巻三万セットを売り上げるベストセラーになっている。

 一九七三年に連載がスタートし、八五年に完結した。誕生から、ことし四十年になる。

 「はだしのゲン」は、漫画やアニメが日本文化の代表として、世界でもてはやされる以前から学級文庫に並んでいた。

 今月五日、広島原爆忌の前夜には、市民グループの手によって、原爆ドームの足元を流れる元安川の川面に、作者の中沢啓治さんとゲンの姿が映し出された。

 なぜゲンが選ばれ、読み継がれているのだろうか。

 単行本一巻目の表紙には、青麦を握り締めてほほ笑むゲンの横顔が描かれている。踏まれても踏まれても、たくましく穂を実らせる、青麦は成長のシンボルだ。

 <私は「はだしのゲン」を読んで、原子爆弾が投下された日の広島のことを知った気になっていました。しかし、(被爆体験者の)お二人の話を聞いて、たくさんのことが分かりました>

 愛媛県の少女が地元紙に寄せた投書の一節だ。

 松江市教委が問題視したような残虐とも思える描写も確かにある。しかし、子どもたちは、それも踏まえて物語を貫く平和への願いや希望を感じ取り、自分の頭で考えながら、ゲンと一緒にたくましく成長を遂げている。

 表現の自由や図書館の自由宣言をわざわざ持ち出すまでもない。

 大人たちがやるべきなのは、目隠しをすることではない。子どもたちに機会を与え、ともに考えたり、話し合ったりしながら、その成長を見守ることではないか。

 昨年末に亡くなった中沢さんは「これからも読みつがれていって、何かを感じてほしい。それだけが、わたしの願いです」と、「わたしの遺書」の末尾に書いた。子どもたちよ、もっとゲンに触れ、そして自分で感じてほしい。

 

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「はだしのゲン」売れ行き3倍に 閲覧制限問題で注文増える<J-CASTニュース>

J-CASTニュース
ホーム>http://www.j-cast.com/

はだしのゲン」売れ行き3倍に 閲覧制限問題で注文増える
2013/8/23 14:34
http://www.j-cast.com/2013/08/23182082.html

▼全文転載

   松江市教育委員会が市立小・中学校の図書館での閲覧を制限した「はだしのゲン」の売れ行きが好調だ。全10巻を刊行している汐文社は2013 年7、8月の2か月弱で、例年の同時期の約3倍にあたる各約7000冊を出荷。中央公論新社の文庫版全7巻は例年の2.5倍程度出ているという。

   作者の中沢啓治さんが亡くなった翌年であることや、8月半ばの閲覧制限問題によって注目されたことも一因とみられる。「子どもに読ませたい」と、版元への問い合わせも相次いでいるようだ。

 

J-CASTニュース
ホーム>http://www.j-cast.com/

社説:はだしのゲン 戦争知る貴重な作品だ<毎日新聞>

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/

社説:はだしのゲン 戦争知る貴重な作品だ
毎日新聞 2013年08月20日 02時33分
http://mainichi.jp/opinion/news/20130820k0000m070105000c.html
▼全文転載

 原爆や戦争を教育現場で学び、その悲惨さを知る機会を子供たちから奪うことになるのではないか。

 自らの被爆体験を基に描いた故中沢啓治さんの漫画「はだしのゲン」が松江市内の小中学校の図書室で自由に閲覧できなくなったことだ。

 市教委は昨年12月、過激な描写があるとして、書庫に収める閉架措置を取るよう校長会で求めた。旧日本軍のアジアでの行動などで暴力的な場面があり、子供が自由に読むのは不適切と判断したという。全10巻を保有する39校全てが応じた。

 この措置が先週明らかになると、市教委に全国から抗議や苦情が多数寄せられた。現場の教員からも、子供の知る権利の侵害だという批判が相次いでいる。

 戦争の恐ろしさを知り、平和の尊さを学ぶことは教育の中でも非常に重要な要素だ。平和教育を推進すべき 教育委員会がそれを閉ざす対応をとったことには問題があり、撤回すべきだ。また、今回の措置は教育委員が出席する会議には報告していないというが、学校現 場の校長らも含めてしっかり議論すべきだろう。

 市教委がこのような判断をしたきっかけは、松江市議会に昨年8月、1人の市民から「誤った歴史認識を子 供に植え付ける」と学校の図書室から撤去を求める陳情があったことだ。市議会は、過激な部分がある一方で、平和教育の参考書になっているとの意見があり、 陳情を不採択にした。だが、独自に検討した市教委は「旧日本軍がアジアの人々の首を切るなど過激なシーンがある」として小中学生が自由に持ち出して読むの は適切ではないと判断した。

 1973年から少年漫画誌で連載された「はだしのゲン」は、戦争が人間性を奪う恐ろしさを描いた貴重な 作品として高い評価を得てきた。約20カ国語に翻訳され、原爆被害の実相を広く世界に伝えている。松江市教委も、作品が平和教育の重要な教材であること自 体は認め、教員の指導で授業に使うことに問題はないと説明している。

 作品に残酷な描写があるのは、戦争や原爆そのものが残酷であり、それを表現しているからだ。行き過ぎた規制は表現の自由を侵す恐れがあるだけでなく、子供たちが考える機会を奪うことにもなる。今回のような規制が前例となってはならない。

 中沢さんは生前、「戦争や原爆というテーマは奥が深い。ゲンを入り口にいろいろと読んで成長してくれれ ば作者冥利に尽きる」と話している。被爆者が高齢化する一方、戦争を知らない世代が増え、戦争や原爆被害の体験を語り継ぐことがますます重要な時代を迎え ている。こうした継承を封じてはならない。

 
 

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はだしのゲン ほとんどの小中学校で閲覧不可<NHK>

NHK

はだしのゲン ほとんどの小中学校で閲覧不可
2013年(平成25年)8月22日 18時55分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130822/k10013959441000.html
※引用ブログ
http://siryou374943731.blogspot.jp/2013/08/20341869746138.html

文科相 閲覧制限は自治体判断
8月21日 20時39分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130821/k10013936431000.html
※引用ブログ
http://siryou374943731.blogspot.jp/2013/08/17549683420583.html

今日は、ドッサリ??アップしました!

今日は、ドッサリ??アップしました!

 

休みの日でないと、ブログの更新もままなりません。

日頃のうっぷんを晴らすべく??今日は、ドッサリ??アップしました!

 あまり、やりすぎると??はてなブログの運営者に嫌われる??かも?知れませんので、今日はこれでお仕舞です。

 

重複する記事を、あえて同日にアップするのは、記事を後日探す場合、探しやすいと考えるからです。

 

先月(7月)後半ごろから、随分ご訪問が増えました。

沢山のご訪問をありがとうございます。

暑く御礼申し上げます。

残暑厳しい折から、ご自愛くださいませ。

東京・関東の水道水、 311前の2000倍の検出限界値 &安全基準値はアメリカの約2700倍!<★阿修羅♪>

※念のため注記

記事中の日本の基準値は、2012年3月まで使用されていたものです。

子供の基準値が、200ミリベクレル(1リットル)でした。

ちなみに、大人は300ミリベクレル(1リットル)でした。

(食品は、(大人)500ミリベクレル(1kg)でした。)

★追記>ヨウ素については、2000ミリベクレル/1リットルだったと思います(大人)。

多分?それくらいに設定しないと、当時はヨウ素が検出されてしまうためでは、なかったのか?と個人的には、考えています。ヨウ素については、そんなレベルの基準で検査されていた水道水を2012年3月まで、飲んでいたことになります。子供たちに、異常に「甲状腺異常」が多い理由の一つのように思います。あくまで個人的に思うだけです。

現在は、10ミリベクレル(1リットル)となっていると思います(大人)。

従って、「検出限界」もそれに合わせて引き下げられていると思います。

確認したわけでは、ありませんが。

 

2013年3月までは、上記の基準値で食品や飲用水が出回っていました。内部被曝には、十分すぎる数字です。しかも、原子炉で生成される「死の灰」は、200種類弱あるそうです。それらも合わせて、タップリ放射性物質の含まれた食品や水道水を飲んだり食べたりしていたのですネ?そのような皆さんは、ご無事でしょうか??以前は、そんなことを懸命にブログに書いていました。最近は、今さら書いても、「手遅れ」だろうと思い、世間を騒がすのは止めようと考え、ほとんど書きません。

 

※もう?恐怖の段階を通り越して、笑えて来ます。

福島大学のあの教授は??まだ在職しているのでしょうか??

確かに、笑って暮らすしかないのかもしれません???

それで?放射能が逃げて行ってくれるのか?どうか??は、知りませんが??

記事内容についての真偽は、私は知りません。

あくまで、参考記事としてお読みください。

 

※私も、何となく「胡散臭さ」を感じて、ついに「重いお腰」を上げ、自分の放射線防護に手を付けました。現在、水道水はほとんど飲みません。料理の仕上げとしても使いません。これらは、全部ペットボトルの水を利用しています。

(一応、故郷の宣伝も兼ねて)

北海道の「水彩の森(商品名)」を使っています。

どこの水が良いとは、申しませんが、山岳地帯に汚染がある場所もあります。

その点も考慮するべきでしょう。

水道水は、飲用・料理用としては「NG!!」

と、考えた方が無難なようです。

 

※「放射能汚染の健康への影響について迷ったとき」の考え方を以前ブログに書いたことが有ります。

http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/20121103/1351872858

それを、参考にしてください。

水道水の放射能汚染が、健康に影響がなかったとしても?

ペットボトルの汚染のない水を飲んで暮らしても、害はありません。

もし、水道の水を飲むことが、健康に有害であるとしたら??

「水道の水を飲むこと」は、将来の放射能(放射線被曝)による健康被害を招くかもしれません。最悪の場合は、死亡です。

 

 

★阿修羅♪ > 原発・フッ素33 > 224.html  
東京・関東の水道水、 311前の2000倍の検出限界値 &安全基準値はアメリカの約2700倍!
2013 年 8 月 24 日
http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/224.html
▼全文転載

 

 

2012-10-18 に書かれた記事の様子です。既に一年程度経過していますが、状況は変わっていません。

汚染水問題よりもこちらの方がたぶん皆様の健康への影響は大きいのでは?

http://ameblo.jp/64152966/entry-11382520527.html

東京・関東の水道水、311前の2000倍の検出限界値&安全基準値はアメリカの約2700倍!

最近の私の記事へのコメントで、一番気になっているものが、
以下 ↓ のものて゜す。

-------------------------------------------------------------

東京のある一人の女性の方より

■東京にいる者として

正直、木下氏のレポートさえかなり甘いです。
このところ、スタッフの肌の劣化が一様に激しく体調不良も多々。

犬も突然転ぶ、血糖値の急上昇、
ウイルスや菌類もないのに便に鮮血混じり…。
全て客先でのここ2週間内の情報。

水道水飲ませている家庭は顕著です。
生態濃縮、かなりヤバイ。

--------------- 以上、引用終わり -------------

 


東京の水は、安全なのか? ND(不検出)のうそ
http://pfx225.blog46.fc2.com/blog-entry-1419.html
一部引用

ヨウ素131・セシウム134・セシウム137に関するものに関しては、

水道水は測定値が概ね0.2Bq/kg未満の場合に
「ND(不検出)」と表示されます。

0.2Bq/kg未満⇒200ミリベクレル/リットル


過去は、どうなっていたのだ?

(*元記事では、ここに上に表示されている図が載っています。http://blog-imgs-51.fc2.com/p/f/x/pfx225/20121015150056b17.jpg )

環境放射線データベース

東京の水2


大気圏内核実験、中国の核実験、チェルノブイリの事故、
それらをはるかに上回る。

昔は、1ミリベクレルじゃないか、つまり0.001ベクレル

よく見たら、0.5ミリベクレルの時が続いて、2010年は不検出、
きっと検出限界は0.1ミリベクレル以下なのだろう。

そして、今、2000倍の検出限界となる。


--------------- 以上、引用終わり -------------

 


平和をめざす翻訳者たちさんからより
http://www.tup-bulletin.org/modules/contents/index.php?content_id=935
一部引用


私の住んでいるコロラド州でも、3月30日、デンバーの水道水から
1リットルあたり0.17ピコキューリーの放射性ヨウ素131が検出された。
これがどのくらいの値なのか、日本の水道水の汚染度と比べてみた。

3月23日に東京の水道水から検出された
ヨウ素は1リットルあたり210ベクレル
これをピコキューリーとして換算すると、約5670ピコキューリーとなる。
デンバーの水道水に含まれるヨウ素の約3万3千倍だ。

驚いたのが、水道水に関する日米の安全基準のおおきな隔たりだ。


米国環境保護庁(EPA)の定める飲み水の
最高汚染基準値は3ピコキューリー。


日本の原子 力安全委員会が定めた
水道水の基準値は300ベクレルだが、
これを換算すると約8100ピコキューリーとなる。
つまりアメリカの基準値の約2700倍なの である。


--------------- 以上、引用終わり -------------

 

  わんわん
管理人

検出限界値が、以前の2000倍に設定変更されており、
それ以下は不検出だそうです。

水道水の安全基準値が、アメリカの約2700倍って事らしいです。

日本人は鉄人なのだ!

★阿修羅♪

 

★<追記>今さら遅すぎるような気もしますが、一応ご参考。

放射能について正しく学ぼう -- Team Cocoチームココ  --(再掲載)
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2013/08/28/092631