「北の山・じろう」時事問題などの日記

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福島原発に「竜巻」の恐怖、東電は危機意識ゼロ<日刊ゲンダイ>

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福島原発に「竜巻」の恐怖、東電は危機意識ゼロ
2013年9月4日
http://gendai.net/articles/view/syakai/144359

▼全文転載

 

現地で相次ぐ注意警報

「あの竜巻が福島第1原発を直撃したら……」
 不安を感じた人も多いんじゃないか。2日に埼玉、千葉を襲った竜巻は、頑丈にできている中学校の体育館の屋根まで吹き飛ばしていた。

 福島地方気象台は1日に、「竜巻注意情報」を2回発表している。3日も、「雷と突風に関する気象情報」を発表して、「落雷、竜巻などの激しい突風、ひょう、急な強い雨」に注意を呼びかけていた。福島で竜巻が吹き荒れる可能性は十分にあるのだ。

 実際、福島第1原発に程近い南相馬市では2010年に、小規模の突風が起き、ビニールハウス9棟に被害が出ている。

 気象庁によると、いまは地表付近が夏、上空が秋という状態で、寒暖差が激しく、竜巻のもとになる積乱雲が発生しやすい状況が全国的に続いているという。

「福島? 竜巻は、日本全国どこでも起こり得ます。とりわけ台風シーズンの9月、そして沿岸部で多く確認されていますね」(同庁担当者)

 心配になって東京電力に問い合わせたら、「竜巻に特化した荷重設定はしていません。それぞれの設備については建築基準法に基づいて設計し、安全性に支障がないことを確認しています」(広報担当者)とのこと。

<燃料棒1533本が大気中で燃え出す>

 何とも心もとない。今回の竜巻で被害に遭った600棟以上の建物だって、建築基準法に基づいて建てられたはず。それでも、体育館の屋根まで吹き飛んだわけだ。“ハリボテ”の福島第1原発なんてひとたまりもないだろう。

 核廃絶を目指して活動を行っている元駐スイス大使の村田光平氏は、昨年3月の参院予算委公聴会で、こんなことを言っていた。
「(福島第1原発4号機の)核燃料プールが崩壊し、1533本の燃料棒が大気中で燃え出した場合、果てしない放射能が放出される。もちろん、東京は住めなくなる」

 首都圏5000万人が避難する大パニック――悪夢が現実になる恐れは十分にある。
「竜巻に限らず、台風もある。ゲリラ豪雨もあり得るのに、東電がどういう具体策を講じているのか、まったく見えてこないし、基準が甘すぎます。最悪の事態を想定しているとは、とても思えません」(ジャーナリスト・横田一氏)

 竜巻より何より、東電の危機意識のなさが一番怖い。
(写真:東京電力提供)

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馬淵澄夫氏が指摘 安倍政権の汚染水「抜本対策」に致命的欠陥<日刊ゲンダイ>

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馬淵澄夫氏が指摘 安倍政権の汚染水「抜本対策」に致命的欠陥
2013年9月7日
http://gendai.net/articles/view/syakai/144425

▼全文転載

 

なぜ吉田所長も認めた工法を取らないか

 世界が懸念している福島第1原発の汚染水問題。安倍首相は「国が前面に出て抜本的な措置を講じる。五輪招致に問題がないことを説明する」と言っている が、まったく説得力がない。なぜなら、安倍政権がやろうとしている抜本対策の目玉、「凍土方式」は、原発事故直後に却下された不適切工法なのである。

 民主党政権は当時、汚染水対策を馬淵澄夫首相補佐官に委ねた。馬淵は横浜国大工学部卒、建設会社技術職研究員の経歴を持つ。土木に詳しく、当時から地下水が汚染されることを問題視、吉田所長と対策を練ったという。馬淵に改めて、当時の経緯や凍土方式の問題を聞いてみた。

「凍土方式は完成まで2年間もかかるだけでなく、工法自体にも問題があります。首相補佐官時代の2011年5月、私は遮蔽プロジェクトチームの責任者とし て、4種類の工法を検討しました。その結果、『凍土方式』ではなく、チェルノブイリで実績がある『鉛直バリア方式』を選定しました。凍結管を入れて土を凍 らせる『凍土方式』はそもそも永久構造物ではなく、地下水流出を抑えて工事をしやすくするために一時的に設置するものです。これによって、地下鉄工事でト ンネルを掘削しやすくなるなどの効果はあります。しかし、大きな汚染区域を取り囲んで地下水を遮蔽できるかというと、そんな実績はなかった。しかも、真水 を凍らせるわけではないのです。地中の水分量の分布はバラバラだし、不純物の混ざり具合など、ありとあらゆる自然界の条件の中で、大規模の凍土壁を造っ て、地下水を完璧に遮断できるのか。非常に怪しいと思います」

 だから、「鉛直バリア(ベントナイトスラリーウオール)方式」が採用されたのだ。
「これは地下30メートルの難浸透層まで掘り下げて地下遮水壁を造り、原子炉建屋の四方を囲んで完全に遮断しようという案です。壁の材質は、クラック(ヒ ビ)などが入るコンクリートではなく、ベントナイトと呼ばれる鉱物が入った粘土を使うことになった。これで原子炉建屋の放射性物質を封じ込め、地下水流入 も防げる。私は2011年6月11日、国会議員として初めて原発のサイトに入って、吉田所長とともにこの地下遮水壁の境界を確定する仕事をやりました。吉 田所長は当初、『他の工事と干渉する』という理由で地下遮水壁建設に反対した。当時は、粉塵を封じ込める飛散防止剤散布や建屋を覆う工事などが並行して進 んでいたからです。それでも吉田所長を説得して、地下遮水壁を進めようということになった。ところが、6月に記者発表をする段階で、東電からストップがか かった。『(地下遮水壁工事で)新たに1000億円の費用が発生すると、株主総会に影響を与えるから待ってくれ』というのです」

 結局、地下遮水壁のプランは、馬淵がその後、首相補佐官を外されたこともあって、立ち消えになっていく。大甘の東電は海側にだけ遮水壁を造ることにして、お茶を濁し、これが目下の惨状を招いたのだ。

 当時から遮水壁建設に取り組んでいれば、今頃、汚染水であわてることはなかった。五輪招致でつっつかれることもなかったわけだ。

「これからベントナイトスラリー方式をやっても完成まで時間がかかる。緊急対策として鋼鉄製の矢板を打ち込んで、山側の地下水の流入を止めるべきです。今後はそれを提案しています」

 無責任東電と泥縄安倍政権に任せていても、どうにもならない。
(取材協力・横田一)

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室井佑月氏 「政府も東電もマスコミも、グルだな」{dot.(AERA×週刊朝日)}

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室井佑月氏 「政府も東電もマスコミも、グルだな」
2013/8/ 7 16:00
http://dot.asahi.com/news/domestic/2013080600039.html
▼全文転載

 福島第一原発からの汚染水が海へ流出した問題。公表が参院選後となったことに、作家の室井佑月氏は「政府も東電も、原子力を規制する人間も、マスコミも、グルだな」と語る。

*  *  *
  7月22日。参議院選挙の翌日、福島第一原発敷地内の海側の井戸から高濃度の放射性物質が検出された問題で、汚染水が海に流出している可能性があると、東 京電力がはじめて認めた。これまで頑なに東電は、「汚染された地下水が海へ漏れているか判断できない」といっていた。けれど、22日の会見では、「今年5 月以降には(海への流出が)起こっていた可能性がある」といいだした。

 どうしてこのタイミング? やっぱ、選挙を意識したのか。

 原発事業を推進する自民圧勝ムードに影を差すことになる。漁業団体の組織票も欲しいだろうし、なによりこんなことがニュースになったらヤバい。反自民・脱原発を訴える候補者を調子づかせることになるしな。

  23日の共同通信によると、18日の時点で、東電は流出を裏付けるデータが存在する可能性や、観測用に掘った井戸の水位の数値を、経済産業省や原子力規制 庁に伝えていたらしい。ってことは、政府は知っていただろう。なのに黙って選挙をしていた? それって国民を騙したことになるんじゃないのかな。

 マスコミはどうだったのだろう。知らなかったわけないな。

 以前から、汚染された地下水が海に流れ込んでいるんじゃないかという噂はあった。何カ月も前から、個人的にそのことを指摘している専門家がいたからだ。しかし、そのことを積極的に調べ、暴こうとしたマスコミはなかったように思う。

 ということは、政府も東電も、原子力を規制する人間も、マスコミも、グルだってことになる。互いの暴走を見はらなきゃいけない立場の人間が、じつは味方同士。彼らの目的は、いかに善良な国民を騙すかになっているようだ。

 26日の河北新報によると、25日、全国漁業協同組合連合会(全漁連)の岸宏会長と福島、宮城、茨城3県の漁業団体代表が東電本店を訪ねたという。東電の広瀬直己社長に、「海洋流出は全国の漁業者と国民への裏切り行為」という厳重抗議の文書を手渡したみたいだ。

 広瀬社長は、「操業再開を目指す大事なタイミングで流出が起き、本当に申し訳ありません」と謝罪した。

  だ・か・ら、なんで謝罪の対象が操業再開を目指す漁師さんたちだけになるんだよ。できるだけ小さい問題にしたいのだろうけど、海は漁師さんたちだけのもの じゃない。全漁連の方々の怒りはわかるが、そこだけで東電と話し合いをつけないで欲しい。全漁連の方々を含めた全国民との話し合いが必要だろう。

 そのためにはマスコミが頑張るべきなのだが(活動の輪を広げるために)、イマイチ信用できないんだよね。国民から絶大な信頼感を得られれば権力とも戦うことができるけど、そこを諦め権力と結びついているんだもん。ものすごい悪循環。

週刊朝日 2013年8月16・23日号

    

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原発反対者「差別」リストを独占入手{dot.(AERA×週刊朝日)}

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原発反対者「差別」リストを独占入手
2013/8/23 07:00
http://dot.asahi.com/news/domestic/2013082100021.html
▼全文転載

 

 高速増殖原型炉「もんじゅ」の点検放置など不祥事が続く日本原子力研究開発機構(JAEA)に対し、文部科学省は8月8日、改革の基本方針をまとめた。業務を整理し「もんじゅ」の運転に集中させるなどの内容だが、前途が茨の道であることは変わらない。

 本誌が今春、6回にわたって連載したとおり、JAEAの前身である動燃(動力炉・核燃料開発事業団)の内部資料「西村ファイル」には、20年以上前から変わらない「原子カムラ」の体質が克明に記されていた。取材班はその後、さらに多くの未公開ファイルを発見。

  その一つは、原発見学者に対する“思想差別リスト”だ。見学希望者が「反原発派」とわかっただけで“大パニック”になり、動燃は見学を拒否する――。「西 村ファイル」には、そんな記録が残っていたが、1990年4月に動燃が作成した〈事業団視察・見学者受入れ対応基準〉なるリストには、見学者が身分や思想 によってAからFまで6段階にランク分けされる実態が綴られていた。

 最高のAランクは〈科学技術庁、通産省等の役職員〉や〈原子力委 員、安全委員等〉など、動燃の予算を握り、存続をも左右する霞が関の幹部たち。対応の欄にはこう書かれていた。〈事業団の役員、事業所長による概況説明〉 〈相手の希望する施設全て(管理区域を含む)〉。所長自らが説明役となり、望むものすべてを見せる――まさに至れり尽くせりの“VIP待遇”だ。

  それに比べると〈一般見学者〉はDランクで、扱いは天と地の差である。〈常設展示館に於ける概況説明〉。つまり、原発の模型などを陳列した展示館を見せら れるだけで、原発本体には入れないのだ。構内を一巡するバスツアーも、〈下車させない〉と、公開の原則を無視した上から目線。事実上の“門前払い”であ る。

 ところが、不可解なことに〈事業団業務受注業者〉や〈原子力施設立地住民〉は一般見学者より格上のCランク。見学内容も、Dランクにはない次の一文がつけ加えられていた。〈施設見学は業務を勘案のうえ、判断する〉。

 原発本体の見学にも含みを持たせているのだ。「原子カムラ」の一員である関係業者や“懐柔対象”である原発立地地域の住民を、明らかに優遇している。

 最低のFランクは〈事業団にとって好ましくないと判断される者〉。対応方針は次のとおりだ。〈展示館及び構内の入構を禁ずる〉〈既に構内にある者については、退去させる〉。まさに“出入り禁止”。

  それでは誰が「好ましくない者」なのかというと、〈構内の秩序を乱す者〉や〈事業団の業務を妨書する者〉などだという。実際には「もんじゅ」の建設停止を 求めて動燃を提訴していた原告団の一員が、見学を拒否された実例がある。「好ましくない者」は、動燃の都合で判断されるのだ。

 JAEA広報部に見学の基準について聞いても「その時々の施設の状況によります」と、歯切れが悪い。見学者差別は、今も続いていると疑わざるを得ない。

※「西村ファイル」に残された裏工作のすべてをまとめたノンフィクション「原子力ムラの陰謀 機密ファイルが暴く闇」(朝日新聞出版)、全国の書店やネットで好評発売中です。

週刊朝日 2013年8月30日号

 

 

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動燃、核燃料再処理施設検査すり抜けに法改正まで策謀{dot.(AERA×週刊朝日)}

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動燃、核燃料再処理施設検査すり抜けに法改正まで策謀
(更新 2013/8/23 16:00)
http://dot.asahi.com/news/domestic/2013082100027.html
▼全文転載

 

 安全を軽視し、真実を隠蔽する――。福島第一原発の事故後も変わらない「原子カムラ」の体質は一体、どこからきたのか。17年前に怪死した動燃元幹部が残した内部の“機密文書”から本誌は新たな重要書類をいくつも発掘した。封印された数々の「闇の歴史」を公開する。

  取材班は日本原子力研究開発機構(JAEA)の前身である動燃(動力炉・核燃料開発事業団)の「安全軽視」を示す資料を新たに発見した。1990年10月 に作成された〈再処理施設の定期検査等に係る法律相談〉という資料では、茨城・動燃東海事業所にある核燃料再処理施設の安全検査の“すり抜け”を弁護士と 謀議した記録が多く残されていた。

 毎年、義務付けられている定期検査について、施設をいくつかに分割して受検させようとしたり、合格証の交付前に施設を稼働させようとしたり……動燃側が弁護士にした質問は、検査の“ごまかし”指南を求めるものばかりだった。

〈再処理施設をいくつかのグループに分割して、それぞれのグループ毎に定期検査の受検申請をして、そのグループ毎に合格証を受けることは可能か〉
〈(答)法律上は不可能〉
〈定期検査合格前に一部の施設についての検査が終了している場合、その施設の定期検査合格証交付までの期間の運転が許容されるか〉
〈(答)合格証が交付されなければ運転はできない〉

 稚拙すぎる問いを弁護士にピシャリと否定された、こんなやり取りもあった。

〈定期検査合格証の交付を受けなければ、利用(運転)はできないのか〉
〈(答)当然無理〉

 業を煮やした動燃は、ついに法律そのものを改正する“強硬策”まで提示した。

〈他の施設に影響しないで運転できる、という前提で法律を改正するとした時の姿は〉 (動燃側)
〈法律の改正は(中略)非常に困難であり、定期検査の分割申請のための改正は極めて難しい〉(弁護士)

 もちろん、この法改正はその後も実現していない。

 2012年11月、JAEAが「もんじゅ」の機器約1万個の点検を怠っていたことが発覚。鈴木篤之理事長が辞任した。「安全軽視」がにじみ出る20年以上前の法律相談は、こうした未来を予言していたかのようだ。

 選挙についても、新たに詳細な資料が発見された。動燃が故・梶山静六氏、額賀福志郎氏など、有力議員の選挙に職員を動員し、業者からも票を集める「組織ぐるみ選挙」を繰り広げていたことはすでに報じた。

 選挙には「票」に加え「カネ」がつきもの。本誌はついに「カネ」につながるブツを発見した。新たに発見された〈東海村議選猫塚立候補支援カンパ総括(管理職)〉という一覧表には、その証拠が残っていた。

 資料は88年1月に実施された東海村議選時のもので、現職の猫塚豊治村議(当時)への金銭提供を示している。猫塚氏はその後、議長も経験した重鎮。動燃職員でありながら「二足のわらじ」で、長く村議を務めていた。

 資料には、一口千円のカンパの集金状況が、詳細に記録されていた。

〈管理部長A 3000円 総務課長Y 5000円 計算機室長T 3000円 所長T 5000円……〉

  役職名から、資料は茨城・動燃大洗工学センターの管理職を対象にしたものであることがわかる。事業所全体の集金額をまとめた表によれば、79人の管理職中 69人がカンパに応じ、計14万2500円が集まった。東海事業所より人数の少ない大洗だけでこの結果である。20年ほど前に東海事業所に勤めていた動燃 OBが語る。

「カンパの要請はペーパーで回ってきて、口数や金額を書いて、現金を封筒に入れて渡したはず。無言のプレッシャーがあり、断る選択肢はなかった。封筒がパンパンになるほど集まっていた記憶があります」

※「西村ファイル」に残された裏工作のすべてをまとめたノンフィクション「原子力ムラの陰謀 機密ファイルが暴く闇」(朝日新聞出版)、全国の書店やネットで好評発売中です。

週刊朝日 2013年8月30日号

    

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チェルノブイリ事故から約15年目のセシウム汚染データ2012-06-11「アーバン・ダイアリー」

※拡大図は、PDF資料の中に掲載されています。

ドイツ、ベルリンのブローゼ教授

http://www.adv-charttechnik.de/FukushimaJ.pdf

 

「アーバン・ダイアリー」から全文転載

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チェルノブイリ事故から約15年目のセシウム汚染データ [都市デザイン]
2012-06-11 00:00
http://urban-diary.blog.so-net.ne.jp/2012-06-11

 

チェルノブイリ事故から約15年目のセシウム汚染データが公表されていた(下記の地図)。

75c44ac5.jpg

チェルノブイリ周辺の汚染の高さは分かるが、フィンランド、スウェーデン、南ドイツの汚染が酷い。南ドイツでは今なお当地の野生イノシシは食用できないし、北イタリアの一部のキノコ類、スコットランドの乳牛もセシウム汚染のために出荷制限(禁止)になっているそうだ。

さて、このチェルノブイリの被害の酷さに改めて愕然としたので、フクシマの被害がどの程度かを調べてみた。ドイツはベルリンのブローゼ教授が、それについて整理したものをインターネットで、しかも日本語でみつけたので、ちょっと引用させてもらう(http://www.adv-charttechnik.de/FukushimaJ.pdf)。

セシウム137の 最高の土壌汚染は福島原発第一号の近隣で1400万ベクレル/平米です。1986年にチェルノブイリの周辺の最大値は1470万ベクレルです (ノヴォジェレナ村)。
・日本の1000平方キロメートルの地域では米国のエネルギー省(DOE)の航空機 モニタリングでセシウム137の濃度が60万ベクレル/平米以上を測定されました。 800平方キロメートルの地域ではセシウム137の濃度が100万ベクレル/平米以上で、 300平方キロメートルの地域では300万ベクレル/平米以上です。 高度に汚染されている日本の地域はチェルノブイリの周辺より狭いですが、最高濃度が同じような値なので、部分的に疎開も必要です。

すなわち、チェルノブイリに比べると高度汚染地域は狭いが、原発周辺に関していえば、ほとんどチェルノブイリ並みの汚染であるということだ。ということは、原発周辺ではなくて、現在人が生活している関東から南東北にかけても、これから相当、この放射能汚染と共存しなくてはならないということか。

 

「アーバン・ダイアリー」から全文転載

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