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海を殺す東電 汚染水は直に海洋流出している
2013年8月25日 21:00
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▼全文転載
放射性物質を高濃度に含む汚染水が、貯水タンクから漏れた件について、欧米のメディアは深刻な事故として報道している。同型のタンクは350基あり、水漏れを防ぐ有効な対策や計画はいっさい立てられていない。
福島第一原発で貯蔵タンクから高濃度汚染水が漏れだした問題について、原子力規制委員会はレベル3の事故と報告。BBCが21日、トップニュースとして報じるなど、欧米メディアはそろって大きく報道した。
海外が関心を寄せる最大の要因は、海洋汚染の可能性にある。東京電力も渋々ながら、海への流出を認めたが、事態は発表されているよりかなり深刻である。
これまで行われていなかった検査を実施したところ、水漏れを起こしたものと同タイプの簡易型タンクから、次々に漏水が発見された。同タイプのタンクは350基もあり、すべてを点検するのは容易ではない。
原発作業員で、福島第一原発の現場情報をツイートしているハッピーさんは、もし底部から水漏れしていた場合は、汚染水をすべて抜き取って作業する必要がある、という。
さらに、汚染水を抜き取った後も、除染を行わなければ、高線量のタンクの中には入れないが、その方法は確立されていない。漏水を発見し防止する有効な手段は、見つかっていないのだ。
海への流出を認めた東京電力だが、海水の検査は福島第一原発正面にある港湾内のしかも表層に近いものしか対象としていない。ハッピーさんによると、敷地内にある排水溝の中には、港湾ではなく直接外海につながっているものがあり、しかもふさがれていないという。
当然、雨などが降れば、敷地内の汚染水は排水溝に流れ込み、一部はそのまま外海に流れ出すが、東電は外海についてはほとんど検査を行っていない。
2011年3月時点では、福島第一原発事故による海への被害は軽微だったかもしれない。その後続けられているずさんな対応により、いよいよ太平洋に汚染が拡散するときが来たようだ。
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◆福島第一原子力発電所
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