「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

何故、チェルノブイリの健康被害が隠されているのか???2011年06月21日 16時

何故、チェルノブイリの健康被害が隠されているのか???
2011年06月21日 16時


これは、「何故なんだろう??」と今まで不思議でした。

チェルノブイリの健康被害が、「国際的に」隠されているから、インチキ医学者とか、インチキ評論家が「小児、児童の甲状腺ガン以外、健康被害は、報告されていません。」と、今も、「大嘘」をついています。

どうしてだと思いますか???

実際には、様々な健康被害が発生し、今も深刻な被害が続いています。

これを、「隠し」ているのは、IAEA国際原子力機関)です。
IAEAは、どのような機関か??

元々は、(今も)核拡散防止のために、核兵器保有国が中心となって作られた、原子力施設の「査察」のための機関です。
原発は、そこから生成される「プルトニウム」が核爆弾の原料となるため、重要な「査察」対象です。

ですもので、原発利用について言えば、「原発推進」の機関なのです。実は、国際原子力機関IAEA)の唯一の本当の目的は、原子力の開発推進です。
決して、原発縮小でも、廃絶のための機関では、ありません。

どうして、このような説明をしたかと申しますと、IAEAが、チェルノブイリの健康被害を握りつぶす理由を、知って欲しかったからです。

どうして、世界保健機構(WHO)のような他の国連機関が、IAEAの承認なしには原子力による健康被害に関心を持ち、原子力が原因で起きる健康被害についての情報を自由に公表することができない
のか???

<おおいに、疑問ですよネ!!!>

その理由(以下、ブログ、「フランスねこのNews Watching」から、引用)
これは、1959年5月28日にIAEAとWHOの間で締結された、想像を絶する内容の協定(WHA12-40)によっている。この協定は情報の自由を制限していることから多くのNGOから批判を浴びており、複数のNGOが「WHOをIAEAから解放するよう」請願書を提出している。

福島での事故で私たちが目撃したのは、WHOが原子力発電による大惨事に際してもこの協定によってその影響力を弱体化され、本来の責務を果たすことができないという事実である。WHOの存在理由は、少なくとも理論上は、一般の人々の健康について調査を行うことにあるにもかかわらず、である。
この協定の内容は、知っておく価値がある。WHA12-40協定の第3条にはこう書かれている。

「WHOとIAEAは互いが所有する特定の極秘文書について、相手機関がこれらを外部公開しないように措置を取ることを要求できる。」

沈黙を守らせるための方策である。しかし明らかにこれでも足りないらしく、第7条には更にこう書かれている。

「WHOとIAEAの両者は、それぞれが別々に統計データを収集しこれを発行する、といった無駄な二度手間作業を行わないこと。」(すなわち、WHOはIAEAから独立して独自の調査を行い、その結果の出版することを禁止されていることになる)

3. チェルノブイリの遺産

現実には、チェルノブイリの被害は終わっていない。そして、今後何世代にもわたって、私たちはその影響に悩まされ続けなければならない。現在200万人の子どもたちが放射能による被害で起きた病気への治療を必要としている。しかし(被害者の数は今後も増え続けることが見込まれることから)、2016年までは最終的な放射能による重病患者の数を確定することができない。

「(チェルノブイリ原発事故による放射能汚染で重病に罹った子どもたちの数は)決して減ることは無く、増えるばかりだ。」

と国連で人道問題局の局長を務めていたマーティン・グリフィスは、1995年に開かれたWHOの会合の席で既にこうした予言を行っていた。

これらの被曝による被害者達は、白血病、脊柱や肺への癌、膀胱癌、腎臓癌、甲状腺癌、乳癌といった放射線による病に苦しめられている。また、被曝によって通常より多くの人が亡くなっている。心臓や血管への疾患が発生するからだ。放射能に汚染されたある地域では、80%にものぼる子どもたちが心臓疾患、肝臓障害、腎臓病、甲状腺疾患、抗体への異常を抱えている。また、母親の子宮の中にいるうちに被曝を受けて生まれてきた子どもたちの中には、脳の発達停止、白内障、遺伝子の突然変異、先天性の奇形、神経系異常や水頭症などの疾患が発生している。

最も深刻な影響を被っているのは、今日、汚染地域に生活する子どもたちである。例えばチェルノブイリから30キロ以内に位置するイワコフ地区では、5600の子どもの中でチェルノブイリの放射能汚染による健康被害を受けていない子どもは40人しかいない。

<以上、引用>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以下、コメント欄に続きます。(下へ ↓ )

<参考>
フランスねこのNews Watching
フランス語で発信される福島原発事故関連記事を読むBlog(ときどき更新)
http://franceneko.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/62-dba6.html