原発の発電コスト??? 2011年06月22日 19時
とにかく、安いと言う事で、でっち上げの数字が作られ、どう言う訳か、マスコミ・御用学者・御用有名人、ほとんど全員が「その数字」を根拠に原発の電気は、「安い」と言っています。
実際どうなのか???
正確には、何度も申しましたが、算入コストが現時点で算定不明のため「計算不能」であるが、政府広報の最低2倍以上と言うのが、私のザックリした丼勘定です。
一応、有価証券報告書に基づいて、計算した学者がいます。これとて、バックエンド費用を算入していないのですから、「大甘」の査定です。
しかし、大甘の査定でも尚、原発の発電コストは、割高である事が分かります。
(大甘で、計算してもですよ!!)
計算したのは
立命館大学国際関係学部環境経済学の教授の「大島堅一」教授です。
計算方法は、「有価証券報告書の実績に税金負担分を足して計算」したところ
1キロワット毎時当たりの発電コスト比較
(1970〜2007年度)
原子力発電 10.68円
火力発電 9.9円
一般水力発電 3.98円
どうです、普通に計算しても「原発発電」は、一番割高なのです。
今後は、堂々と「原発が一番、割高だ!!」と主張してください。
しかし、「税金負担分を足して」とありますから、原発発電には、補助金的な税金の優遇措置が、あるようです。本来、電気代として加算すべき分の一部を税金で賄っているようです。これでも、日本の電気代は国際比較では、割高です。
どうしてかと言うと、いくら無駄な経費を遣おうとも全部電気代に加算できるからです。原発の建設費用に始まって、大学に提供する研究費、東電だけで、広告宣伝費約70億円交際費20億円と言われております。その他モロモロ、全部、電気代の積算コストに上乗せして、利益率を掛けて「電気代」を決めているのです。
これでは、割高にもなります。
その上、割高な原発発電を約30%使用しているのですから、ムダXムダですネ!!
更に、後始末に積み立てておくべき費用が、「8兆円」未収となっています。
8兆円を、本当は年割で、電気代に上乗せしないとダメなんです。
まだあります。後始末の費用は18.8兆円と試算されています。しかし、後始末の仕方は、まだ決まっていません。これまでの原子力予算の使われ方を見ると、最初は、少なめに計上して、後から増やして行き、結局、数倍になると言う実績が沢山あります。実績だらけです。予算通りに行ったのは、一つもないのでは、ないでしょうか???
と言う事は、18.8兆円×?倍が、正しい「後始末の費用」なのです。
これを、積み立てず、発電している訳ですから、電気は今の世代が使い(安く)、
そして後始末の目の飛び出るような費用は、後の世代に付け回ししているのです。
「後は、野となれ山となれ」という訳です。
※後始末の費用は、業界用語で「バックエンド」(費用)と言います。
どうですか、無責任の極みでしょう!!
普通なら、こんな事しませんよネ!!
これが、原子力発電コストの「本当の姿」なのです。
実際には、ここに税金から支払われている、兆円単位の「研究開発費」、地方自治体に支払われる「地方交付税」なども、コストに入ります。
これらを、合算して考えるなら、原子力発電をするごとに赤字を垂れ流している事になると思われます。
これを、原子力発電は安い!!!と、これまで「大嘘」を国民についてきたのです。
信じられないでしょう???
でも、これが大体、本当のところなのです。
ビックリしましたネ!!!