「北の山・じろう」時事問題などの日記

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使用済み核燃料の保管期間を、ご存知ですか??(1)  2011年08月03日 09時

使用済み核燃料の保管期間を、ご存知ですか??(1)
                      2011年08月03日 09時


前に、一回書きました。ご存知の方も居られるかと思います。

そうです。10万年〜20万年です。
原子炉内で作られる、プルトニウム半減期は、24000年です。
現在、100とすると半分の50%になるのに、24000年かかります。
更に半分の25%になるのに、48000年かかります。
6.25%なら、96000年、必要です。

これを、政府や経産省は、国民にキチンと説明したでしょうか???

現在、使用済み核燃料の最終処分場の計画が決定し、建設中なのは
フィンランド、ただ一カ国です。
原発利権というものは、どこの国でも『無責任』です。

しかも、日本はヨーロッパが何億年の時間をかけて形成された「硬い」地層であるのに比べ、数千年で形成された「柔らかい」地層です。
元々、原発にすら不向きなのです。
日本の原発で、固い岩盤の上に建設されたものは、ほとんど無いのでは???と思います。
福島にしても、岩盤までは届いていないような話も聞いております。
だから、地震で津波の前に「壊れた」らしいデータが、一時公表されましたが、ウヤムヤになっています。

こんな地層の日本に、10〜20万年保管するような、施設を建設できるのか???
それが、無事に10〜20万年保てるのか???
ほとんど、無理なように思えます。

ちなみに、現在の日本にある「使用済み核燃料」は、19000トンです。(アメリカは、61000トンだそうです。)
毎年、これが1000トン新たにできます。
それが、現在どう保管されているかと言うと、各原発内の「使用済み核燃料プール」内に保管されているのです。

原発の廃炉と言い、使用済み核燃料の保管と言い、後始末の事は全く考えていない事が、良く分かります。
全部、後の世代に先送りですよ!!!
その費用にしても、幾ら必要なのか概算でも知っている関係者は「皆無」であろうと推測されます。
一応、18,8兆円とは試算されていますが、核関連の予算は、始まるとドンドン拡大して行きます。
だから、2倍なのか??3倍なのか??もっと、多いのか???
誰にも分からないのです。
10〜20万年、保管する費用など計算しようが、無い!!と思います。
原発政策とは、このように杜撰極まりないものなのです。
これで、「原発のコストが一番安い」とは、「ウソ」の極みです!!!
「ウソの極み」に国民は、騙されていた、という訳です。

そこで、今回はフィンランドの事情を、ご紹介します。
以下、毎日新聞記事からの引用です。
全文は、myブログに記載収録していますので、興味のある方は、参考になさってください。
「北の山じろう」 の時事日記
http://d.hatena.ne.jp/point-site-play/

<記事、部分引用>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「使用済み核燃料は10万〜20万年の間、安全に管理する必要がある」。フィンランドで建設中の最終処分場「オンカロ」。施設を運営するポシバ社の技術者、ピアタリさんが語り始めた。
オンカロ」(隠し場所)

 2020年に稼働が始まるオンカロは、3キロ四方のオルキルオト島の中央部にある。島には原発2基があり、さらに2基を増設する。使用済み核燃料の中間貯蔵施設、原発運転中や解体後に出る中・低レベル放射性廃棄物の地下処分施設もある“核の要塞(ようさい)”だ。

 「原発で使った核燃料は、半減期2万4000年のプルトニウムなど大量の放射性物質の塊。自然界に存在する放射線レベルに低減するには、気の遠くなるような期間、安全に管理する必要がある。10万年なら1021世紀までだ」。ピアタリさんの説明は進む。

各国で最終処分場の建設が困難ななか、フィンランドで実現できた理由について、雇用 経済省エネルギー局のフットネン次長は「初めから徹底的に情報公開し、国民的議論を深めた」と語り、手続きの透明性と民主的手法の重要性を説いた。
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どうでしょう???
このような、計画と施設が必要なのですよ!!!
どうしますか???

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Aコメント・・・・・・・

オンカロについての、ドキュメンタリー映画「10万年後の安全」を観ました。
放射能の危険性は、もう確認済みで、保存期間の10万年の途中で未来の子孫がこの使用済み核燃料の貯蔵庫を開く事を、どう防ぐべきかに終始していました。

現時点での危険性には、触れていません。
周知の事実なのです。


北の山じろうコメント・・・・・・・
Aさん、コメントをありがとうございます。
国民を騙す、日本政府
国民に説明して、国民的合意を作り出す、フィンrンド政府

この違いは、対極にあるようですネ??
なんと、情けない政府である事か??