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2012年9月19日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012091902000103.html
◆全文引用
年間の快晴日数が全国トップクラスの埼玉県で、異業種参入によるメガソーラーの建設が相次いでいる。薬用酒で知られる老舗、養命酒製造(本社・東 京都渋谷区)は十八日、二〇〇六年に閉鎖した埼玉県鶴ケ島市の埼玉工場跡地約四ヘクタールにメガソーラー(大規模太陽光発電施設)を建設し、来年七月から 発電事業を始めると発表した。
計画ではソーラーパネル約一万枚を設置し、発電出力は約千九百九十キロワット。年間予想発電量は一般家庭四百~五百世帯分の年間電力消費量に相当する約二百六十二万五千キロワット時で、東京電力に売電する。建設費などの投資額は約八億円の見通し。
埼玉工場跡地の周囲は住宅街で、まとまった土地が確保しにくい市街地へのメガソーラー建設は全国的にも珍しい。
埼玉県内では、ホンダが寄居工場(同県寄居町)に出力約二千六百キロワットのメガソーラーを設置し、今年中に発電を始める予定。寄居町の県営最終処分場跡地では、LPガス販売「サイサン」(さいたま市)が、約二千七百キロワットのメガソーラー建設を決めている。