「北の山・じろう」時事問題などの日記

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福島第1原発2号機の状況について

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原発事故に関しては、政府と東電が情報隠蔽をし、又政府の情報統制がありよく、分からない。昨年9月から政府の情報統制が、ひどくなった。

1号機と3号機に関しては、ある程度、推測がつく。

1号機は8月には核燃料はメルト・アウトしていたと推測される。それは、どうしてかと言うと、1号機の格納容器のエアロックを開けた時、東電が予想していた1000分の1しか格納容器内に放射性物質(放射能=死の灰)が無かったからである。建屋内と変わらなかった。もし、穴の開いた圧力容器、又は格納容器内に核燃料が、あったなら圧力容器内には、放射性物質が充満しているはずである。それが無かった、と言う事は、格納容器のエアロックを開けるかなり前に核燃料は、圧力容器の底を下抜けて更に、建屋床のコンクリートも下抜けて、地中の中に「メルト・アウト」してしまっていたと推測される。
 
3号機については、それより前に、建屋内下方向からの放射線量が強力すぎて、通行が出来ず厚い鉄板を敷き詰めて、通路を作りその上を作業員が通行していた時期があった。これは、新聞でも記事になっており、写真も公開されていた。1階の下方向から強烈な放射線があったと言う事は、その時点で核燃料は、圧力容器を下抜けて格納容器も下抜け、建物の地下のコンクリの床にあった事が推測される。現在は、推測ながらもう、基礎のコンクリを下抜けて、やはり地中の中に潜り込んでしまっているであろう(メルト・アウト)。

そのような状況証拠が、全然無く、核燃料がどうなっているのか分からなかったのが、2号機である。
しかし、今回原子炉内の温度上昇が報道された。

以下、毎日新聞から引用。
福島第1原発:温度上昇の2号機にホウ酸水注入
http://mainichi.jp/select/science/news/20120207k0000e040167000c.html

 東京電力福島第1原発2号機で圧力容器底部の温度が急上昇した問題で、東京電力は7日未明、再臨界を防ぐためのホウ酸水を原子炉内に注入したと発表した。冷却のための炉内への注水量も毎時10.5立方メートル(10.5トン)から同13.5立方メートル(13.5トン)に増やし、昨年12月の事故収束に向けた工程表のステップ2達成宣言後で最大の量になった。同日午前10時現在の温度は69度と高止まりしている。

 ホウ酸水の注入は7日午前0時19分から同3時20分まで実施された。注入量は約1トンだった。ホウ酸水の注入は昨年11月に同原発2号機で、燃料の核分裂が連続する「再臨界」の可能性を示す放射性キセノンが検出された時以来になる。細野豪志原発事故担当相は7日、閣議後の記者会見で、「政府としても責任を持って対処していく」と述べた。

 2号機の圧力容器底部には三つの温度計が設置されている。このうち二つは同日午前10時現在、約42度だが、残りの一つは5日夜に70度を超え、その後も70度前後を推移している。6日の検査では、キセノンなどの放射性物質は検出されなかったという。

 温度上昇の原因について、東電は、凍結防止用に冷却水用の配管を1月末に交換したことで炉内の水の流れが変わり、溶け落ちた一部燃料に水が十分当たらなくなった可能性があるとしている。

 7日午前の会見で、東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「キセノンが検出されておらず、未臨界と確認している。ホウ酸水注入は万全を期すためで、温度を注意深く観察していきたい」と話した。【神保圭作】
毎日新聞 2012年2月7日 11時52分(最終更新 2月7日 12時47分)

そして、注水量を増やした結果、以下の通りとなった。
再び毎日新聞から引用。
東日本大震災:福島第1原発事故 2号機炉内、68.5度に低下 注水量増大作業
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120208ddm002040057000c.html
東京電力福島第1原発2号機の原子炉圧力容器底部の温度が急上昇した問題で、東京電力は7日、同日午前に72・2度を記録した温度計が同日午後5時現在で68・5度まで低下したと発表した。

 東電は同日未明、再臨界を防ぐためのホウ酸水を原子炉内に注入。原子炉内への注水量を増やして温度を下げる作業を続けている。圧力容器底部の残る二つの温度計は同日午後5時現在で約41度だった。

 会見した松本純一原子力・立地本部長代理は「8日も引き続き監視を続けたい」と話している。【神保圭作】
毎日新聞 2012年2月8日 東京朝刊

以上の事から、2号機炉内には、まだ相当量の核燃料が残っているのでは、ないかと推測される。つまり、2号機に関しては、水素爆発の危険性が依然として「ある」と言う事になる。

1号機と3号機については、上記の推測では、核燃料は、もう地中の「メルト・アウト」してしまっていると思われる。

以上が、状況証拠から推測する福島第1原発、1〜3号機の状況である。
しかし、政府も東電も学者や技術者を派遣して正確な状況を把握して情報公開して欲しいと
思う。私は、推理ゴッコをしたくてこんな事を、しているわけでは、ない。情報が無いし、政府・東電の情報が信用できないから、状況証拠から推測するしかないのが、現状である。外国には情報提供している。それは、外国の政府筋や外国メデイアから情報が、逆に伝わってくる事から、明らかである。自国民に正確な情報を伝えない、今の政府の情報管理のあり方は、余りに身勝手であり、キチンと情報公開してもらいたい。