「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

高木仁三郎さんを、偲ぶ

高木仁三郎さんについて知りましょう。
YouTube ほか各種資料

高木仁三郎の部屋
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高木学校
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高木学校
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ウイキペデイアの説明
高木仁三郎
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原発危機の今こそ高木仁三郎さんを読む
http://www.kousakusha.co.jp/ISSUE/takagi20110329.html

YouTube から
動画 1-2 反原発のカリスマ学者 高木仁三郎(1)  12分
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動画 2-2 反原発のカリスマ学者 高木仁三郎(2)  12分
http://www.youtube.com/watch?v=PUquFYo26vM&feature=related

無料閲覧できる論文
核施設と非常事態 : 地震対策の検証を中心に
http://ci.nii.ac.jp/els/110002066513.pdf?id=ART0002195281&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1328784540&cp=



ブログ
老兵は黙って去りゆくのみ
じじぃの「原発事故を予見・反原発のカリスマ・高木仁三郎!S・フロントライン」
2011-07-04
http://d.hatena.ne.jp/cool-hira/20110704/1309727185

ざまあみやがれい!
動画
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植草一秀の『知られざる真実』
2011年5月24日 (火)
『原子力神話からの解放』高木仁三郎著
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-1fe6.html

★阿修羅♪ > 原発・フッ素16 > 565.html  
2011 年 9 月 16 日
”議論なし、批判なし、思想なし” の原子力産業/高木仁三郎
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/565.html

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色々の情報サイト
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★阿修羅♪ > 原発・フッ素16 > 565.html  
2011 年 9 月 16 日
”議論なし、批判なし、思想なし” の原子力産業/高木仁三郎
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/565.html

ここから、全文引用
「高木仁三郎「原発事故はなぜくりかえすのか」岩波新書 2000年より抜粋」

1 議論なし、批判なし、思想なし
 安全を第一に考えるというような態度を企業がとるのであれば、商業機密というのは、非常に下位に置かれなければならない。求められた情報は、基本的に提出されなければならない。だから私は政府に情報を要求したのですけれども、出てきません。
 先述の飛岡利明氏はなかなか立派な人で、原子力反対側がちゃんと議論をする必要があると常々言っておられます。しかし彼によると、その議論をするときに反対側の議論は弱い。なぜ弱いかというと、反対側にそれなりの能力と志のある人がいたとしても、圧倒的に情報が少ないから、非常に稚拙な議論しかできないのだということを、私などに厳しく語っておられました。
 そこで私は、それだったらきちんと情報を出してほしいと言い、彼も情報のギャップがあることを認めていて、最大限努力すると言ってくれました(その後、フランスから帰ってくるガラス固化体の詳しい仕様書の公開を要求したが、商業機密で出せないということだった)。
 その後もいろいろと言いましたが、結局何度言っても出ないものは出ない。政府が非公開にしている情報は出ない。

〔原子力産業の状況〕
 まず原子力産業の問題点として「議論なし」ということを私は言いたい。私が若いころ、日本原子力事業という会社に入って痛感した現場の状況というのは議論なし、批判なし、思想なし、だったと言えるでしょう。

 日本の原子力開発は、1954年に当時青年議員だった中曽根康弘氏が頑張って、だれもよくわからなかった原子力予算というものを通して、強引に原子力研究が始まったという、それ自身非常に不幸な歴史を持つのです。あるいは、非常に非文化的は歴史を持つとも言えるのです。(翌1955年には原子力基本法が成立)。
 今から考えるとそれは非常に怖いことで、そういう意味では1960年代、60年から65年くらいまでの間の原子力企業にいた期間は、日本の原子力産業の基礎を築く一番大事な時期だったはずなのに、恐ろしく真空状態でした。また、原子力文化をいったいどのように創造するのかという思想もありませんでした。議論なし、批判なし、思想なし、の状態だったのではないかと思います。

〔原子力村の形成〕
 したがって、徹頭徹尾、科学という実態もなく、技術という実態もないまま、あるいは産業的基盤もないままに、上からの非常に政治的な思想によって、さらにそれに乗った(あるいは乗せられて)三井、三菱、住友といった旧財閥系絡みの銀行を中心とした金融資本系列によって、原子力グループができました。そして、そこで何かやって原子力を商売にしろ、みたいな話で原子力開発が進んでいったのです。
 産業の歴史としてはある意味では特異な、ゆがんだ歴史であったと思います。私は理学志向の人間で、工業開発などということをまったく知らないで産業界に入ったのですが、そういう人間にもはっきりとそのことがわかるくらい現場の無方針ぶりは顕著でした。


・反原発の思想とは?ーイデオロギーレベルまで位を上げる必要があるのではないか/試論
 http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/470.html


今日の過酷事故への強い予感を抱いていた故・高木仁三郎
日時 2011 年 9 月 16 日
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/564.html
高木仁三郎「原発事故はなぜくりかえすのか」岩波新書 2000年より抜粋

〔はじめにー青い閃光〕
 いつこれが(東海村のJCO事故に代表される日本全体の深いよどみ)吹き出してまた大きな事故が起こるかもしれません。その問題の根本は何なのかを可能な限り明らかにしてみたいというのが私の願いです。そうでない限り、根本の問題をおきざりにした日本の原子力行政は、もっとひどいところにいくのではないか。最悪の事故のようなものが避けられないかもしれない、とんでもない事態が起こっているようで、かけ値なしの恐怖感がわたしにはあるのです。

 あの事故(JCO事故)接したとき私は、これまでの原子力事故とは本質的に違う、身が震えるような衝撃を覚えました。それは、あの臨界事故が起こって青い光(チェレンコフの光)が光った、あの青い光がメッセージを放ったと思うのです。その青いメッセージは、大内さんたちだけではなく、私たち日本人皆に対して発せられていて、私たち日本人の戦後というものを根元的に問うことになったのではないかという気がしました。

〔友へ 高木仁三郎からの最後のメッセージ〕
 皆さん、ほんとうに長いことありがとうございました。……
 すでにあらゆる事実が、私たちの主張が正しかったことを示しています。なお、楽観できないのは、この末期症状の中で、巨大な事故や不正が原子力の世界を襲う危険でしょう。JCO事故からロシア原潜事故までのこの一年間を考えるとき、原子力の末期症状による大事故の危険と結局は放射性廃棄物がたれ流しになっていくのではないかということに対する危惧の念は、今、先に逝ってしまう人間の心を最も悩ますものです。

 後に残る人々が、歴史を見通す透徹した知力と大胆に現実に立ち向かう活発な行動力をもって、一刻も早く原子力の時代にピリオドをつけ、その賢明な終局に英知を結集されることを願ってやみません。


・ 高木仁三郎が生きていたら今の惨状をどう思うだろうか <政府が反原発言動を監視していることが判明>
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/355.html
投稿者 東京電力放射能拡散中 日時 2011 年 7 月 15 日 14:53:04: