「北の山・じろう」時事問題などの日記

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小出裕章さん(0201 たね蒔きジャーナル)「原発推進側の巻き返し」と「4号機の倒壊の危険性」

YouTube 動画

20120201 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
YouTube 動画

http://www.youtube.com/watch?v=aYOMe5aloQY&feature=player_embedded
tacc77 さんが 2012/02/01 にアップロード

【4号機倒壊で放出する放射性物質の量】 最大の場合10倍を超える 小出裕章
http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/02/02/tanemaki-2012feb2/

原発の運転期間40年例外として20年延長が法案化することについて。再稼働への地ならしが進み、原子力ムラの巻き返しがおこなわれていることについて。
・4号機の倒壊の危険性について。放出される放射性物質の量についてです。

ノーカット(wma)
http://p.tl/zpLP

内容文字おこし
「ざまあみやがれい!」から全文転載
運転期間原則40年・例外20年延長が法案化へ 「まったく元に戻ってしまっている。
本当にその巻き返しというのがすごい」」小出裕章 2/1(1)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65788434.html

2012年2月1日(水)、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。原発推進側の巻き返しについて言及しています。

▼20120201 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章

=====(文字おこし、ここから)

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章先生にうかがいます。小出さん、こんばんはー」

小出「こんばんは」

水野「よろしくおねがいします」

小出「よろしくおねがいします」

水野「そして東京には近藤さんです」

近藤「よろしくおねがいしまーす」

小出「はぁい。近藤さんこんばんは」

水野「まずですね、政府は原発の再稼働に向けた環境を次々と整えて…おりますねえ」

小出「はい」

水野「え…原子力安全改革法案というところには原発の寿命というものが、書きこまれました。これはあの前からお伝えしていますけれども、運転期間は原則40年。でも例外的に延長が1回20年認められる、つまり60年まではOKだという話。これ、最初方針が出されたときだいぶ大きな反発があったと思うんですが」

小出「はい」

水野「結局、法案に書きこまれ、ました」

小出「はい」

水野「こういう状況っていうのは小出先生、どういうふうにご覧になってるんですか」

小出「うん…原子力を進めようとしてきた人たちが、着々と反撃をはじめて…」

水野「はあ」

小出「地ならしをしてるってことですね」

水野「うん…で、その中に私は初めて知った言葉で、バックフィット制度という話が出てきました」

小出「はい」

水野「カタカナでバックフィットとです」

小出「はい」

水野「で、どういう事かなと思うと、これはすでにある、まあ原発に、最新の安全基準を満たしなさいと求めることなん、ですって?」

小出「そうです」

水野「そんなんあたりまえ違うんですか?」

小出「(笑)。当たり前ですね。まああの昔からやっていました」

水野「あ、これ昔からこれは求められてたんですか」

小出「そうです」

水野「なんか…新しく、こう、加えられて、それで、安全性、を歌っているのかなあと私は思っておりましたが、それは私の勘違いなんですね」

小出「そうです。前からやっていました。え…指針類というのは」

水野「はい」

小出「え……時が経つに連れてまずかったということは出てくるわけで。改定されるわけですね。例えば耐震設計審査指針というのも改定され、ました」

水野「ええ」

小出「え…すると、昔、間違えていた指針でやっていたわけですから。改定された指針にのっとって本当に大丈夫かどうかを、昔のものももう一度考え直しなさいということをこれまでもずうっとやってきているのです」

水野「ほおほお……で、それを安全基準を満たさなかったら停止させてきたんですか?」

小出「ええと。必ず満たせたのです(笑)」

水野「なんで?」

小出「ふっふ(笑)」

水野「ねえ、必ず満たせるって…だって昔の基準で満たせるって…」

小出「はいはい、ああ……」

水野「おかしいじゃないですか」

小出「そうですね。必ず満たせるというのは語弊がありました。」

水野「ええ」

小出「例えばその…耐震設計審査指針というのが改定されて」

水野「ええ」

小出「例えば浜岡原子力発電所は、え…昔は東海地震なんてものを想定しないまま作られてしまったわけですが」

水野「はい」

小出「東海地震も想定すればやはり、耐震補強工事を補強しなければいけないということになって、結局、中部電力は1号機と2号機に関しては補強工事にお金がかかりすぎるということで廃炉にするという決定をしたのですね。」

水野「はあーーー」

小出「ですから、そういう事はこれまでにもありましたし。」

水野「ええ」

小出「これからもありうることだろうと思います。」

水野「ほあ……。ま、バックフィット制度という言葉は私には新しかったですけど。」

小出「はい」

水野「別に見新しいことではなかったんですか」

小出「昔から私たちはバックフィットと呼んで、これまでもきました」

水野「ホォ…じゃ、とりわけ何らかの形で、安全性が高まるような内容…に法案が変わったということではないのですか」

小出「はい。あ、そこは特別新しいことではありませんが、科学的な新し…新しく出来てきた科学的な知見を取り込みなさいというまあ、アタリマエのことを昔からやってきたし、これまでも、あ、これからもやろうとするという、まあポーズを取ろうとしてる、のですね」

水野「ふーん。あのー、ラジオネームでみきじいさんというかたがですね」

小出「はい」

水野「時事川柳をくださいまして」

小出「はい」

水野「『原発を もっと真面目に 議論しろ』」

小出「(笑)」

水野「これあの国会の様子を聞いてらして」

小出「はい」

水野「え…原発を真正面から議論することに与党も野党も腰が引けているような気がする。」

小出「はい」

水野「非常にはがゆくてなりません、ってくださったんです」

小出「はい」

水野「こ、これはどうですかね…」

小出「はい。ま、あの、誠にその通りだと、思います。え…今、これまで、原子力発電所は絶対安全だと言い続けてきた…国とまあ電力会社だったわけですけれども。え…それが、残念ながら事故…を起こす、大変悲惨な現実が今、目の前にあるわけで。その現実をきちっとみて、本当にこれまでのやり方が良かったのかどうかということを考えなおさなければいけないはずなのですが。結局…考え直さないまま、寿命が40年なんてことをまず言い出した、んですね。ということは40年経つまでは動かす、これまでどおり動かすと言ってる、わけですし。え…その……言った、すぐ後に、今度は例外で20年延長を認めて60年までという、まったくあのもとに戻ってしまっている、のですね。ええ。本当にその巻き返しというのがすごいものなんだなと私は今は思っています。」

水野「近藤さーん」

近藤「はいー」

水野「このあたり、どうですか?」

近藤「いやあ、僕あのう、冷却停止状態っていう言葉をかぶせてね」

小出「はい」

水野「冷温停止……状態ですか」

近藤「ええ、ええ。冷温ね、停止状態ね。うん、という言葉と一緒に前へ進んできた。で、私あの病気した時に、かなり長い間、集中治療室っ中ところにおったですが」

水野「はい」

近藤「ま、言うてみればあの原発全体がですね。私のイメージでは集中治療室にあるんだろうとおもうんですよ」

水野「うん。今ずっとね」

近藤「ええ。」

水野「はい」

近藤「で、本来だからあの、患者さんがちゃんとなた状態でベッドの上におかれてるってところまで言ってないんだろうと思うんですね。でそうするとね、その、例えばですよ、あの今本当に僕は自信があるたびに福島どうなんだろうってすごい気になるんですけども、あのー、周辺で結構大きな地震があったときに先生ね」

小出「はい」

近藤「今の状態のまま、本当に地震があってぐらぐらっときて、本当に、あの、その、建物がさらに崩壊するっていうような事態になったときに、今の政府の方針で、あの、OK出来るわけないですよね」
=====(文字おこし、続く

★このマークは、-Team Coco- のホームページからコピーしました。


「ざまあみやがれい!」から全文転載
4号機倒壊で放出する放射性物質の量「最大の場合、ケタで多い放射性物質が
吹き出してくる。10倍を超える」小出裕章 2/1(2)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65788435.html

2012年2月1日(水)、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。4号機の倒壊の危険性について語っています。放出される放射性物質の量について言及しています。

▼20120201 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章

=====(文字おこし、続き)
※「廃炉40年・例外20年延長 「まったく元に戻ってしまっている、のですね。本当にその巻き返しというのがすごい」」小出裕章 2/1(1)」からの続き。

水野「近藤さーん」

近藤「はいー」

水野「このあたり、どうですか?」

近藤「いやあ、僕あのう、冷却停止状態っていう言葉をかぶせてね」

小出「はい」

水野「冷温停止……状態ですか」

近藤「ええ、ええ。冷温ね、停止状態ね。うん、という言葉と一緒に前へ進んできた。で、私あの病気した時に、かなり長い間、集中治療室っ中ところにおったですが」

水野「はい」

近藤「ま、言うてみればあの原発全体がですね。私のイメージでは集中治療室にあるんだろうとおもうんですよ」

水野「うん。今ずっとね」

近藤「ええ。」

水野「はい」

近藤「で、本来だからあの、患者さんがちゃんとなた状態でベッドの上におかれてるってところまで言ってないんだろうと思うんですね。でそうするとね、その、例えばですよ、あの今本当に僕は地震があるたびに福島どうなんだろうってすごい気になるんですけども、あのー、周辺で結構大きな地震があったときに先生ね」

小出「はい」

近藤「今の状態のまま、本当に地震があってぐらぐらっときて、本当に、あの、その、建物がさらに崩壊するっていうような事態になったときに、今の政府の方針で、あの、OK出来るわけないですよね」

小出「はい、ありません。え……ですから野田さんは収束宣言っていうものを出したわけですけれども。え…世界からみると物笑いになっている、のだろうと私には見えます。」

近藤「IAEAなんかも、非常に疑問だって言ってますよねえ」

小出「(笑)。はい、まあ。IAEA自身はまあ原子力を進める世界的な、え…原子力村の総本山ですから。なんとかこれからやりたいというそういう思惑で動いてる組織ですけれども。そこからみてもなおかつまだ日本のやり方がおかしいと言ってきて、言葉を残して帰るという、そういう状態なのですね。」

近藤「うん、だから、今は本当にこの後地震とか何が、何も無いという前提で考えても僕は不安なんですけど」

小出「はい」

近藤「こういう災害列島の中で本当にいついかなる大きい地震があるかもわからない状態の中でね、あの、この原発の議論だけが止まってるってこと事態が僕、異常だと思うんですよ」

小出「そう思います」

近藤「ええ」

小出「近藤さんは東京にお住まい、ですよね」

近藤「ええ、ええ」

小出「え……今、東…え…東日本大震災が起きて、ものすごい広範囲の岩盤が崩れているわけで、これからまた、余震というものは必ず起きるだろう、と、思いますし。え…すでに崩れてしまった福島原子力発電所が、大きな余震でまた崩れるという可能性は、私はかなり高いだろうと思いますし。」

近藤「ああ、いや、そのことを心配するにつけね」

小出「はい」

近藤「いやあ、なにをやってんだって、まあ、そっちのほうが全ての政治課題よりも先だろうと思うんですけども」

小出「そうですね(苦笑)。呑気な国会だなと私は思います(苦笑)」

水野「小出先生」

小出「はい」

水野「ラジオネームぬまさんというかたが今くださったメールなんですね」

小出「はい」

水野「今後も地震などによって、福島第一原発の4号機のプール、まあこれは非常に……注目しておかなければいけないことだって前から小出先生おっしゃっていたとこだと思うんですが」

小出「はい」

水野「福島原発4号機の、え…使用済に核燃料が入ってるプールですね。」

小出「はい」

水野「これが倒壊したり、大きな亀裂が入って、冷却水が失われる恐れはある、と私は思うんです。その時、どれぐらいの放射性物質が放出されるんですか、ってご質問なんですが」

小出「はい。あの…私もそれを恐れている、わけで。え……実際どれだけの事故になるかということは、その……壊れ方による、わけですけれども。」

近藤「ふむ」

水野「はい」

小出「でも…4号機の使用済燃料の中には、」

水野「ええ」

小出「え……4号機というまあ1つの原子炉、に含まれていた燃料の約3倍くらいの燃料が、プールの中に、あったはずだと思います」

水野「プールの中には4号機の燃料だけじゃない他の燃料も」

小出「え…4号機で使用済みとなって燃料が」

水野「今までね」

小出「はい。」

水野「あ、今まではたまってるわけですね」

小出「そうです3体分ぐらいのものが溜まっていたは