「北の山・じろう」時事問題などの日記

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葛飾区の「水元公園」の土壌から、高濃度の放射性セシウムを検出

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東京東部は、去年3月21日の降雨でかなり、ひどく汚染されました。これは、放射能雲が一旦福島東海上に出て、それから南下して茨城北部から千葉県東部、そして東京東部を通過したためです。風の気紛れで中央区の手前あたりで再び進路を東に変えたようで、港区や大田区は、それほど汚染されていません。神奈川県沖で前線(当日は東西に前線がありました)に沿って、西へ進路を変えたものと思われます。ですから、静岡県も汚染されていますし、大阪あたりでもホットスポットが、見つかったりしました。その後も、日によっては、風が西へ吹くこともありましたので、関西・中国地方の山岳地帯にセシウムの汚染があるのです。そして、今「土地的な濃縮」により、又は元々なのか、ホットスポットが発見されます。

ホットスポットが、出来る場所にはある程度の共通点があります。それを知るのは、特に小さなお子さんがおられる場合には大切な事です。都市部では、「公園」が要注意の場所です。セシウムと土壌、樹木は親和性が有ります。「公園」には、両方あります。水の滴り落ちる場所、流れる場所、たまりやすい場所、これらがホットスポットの出来やすい場所です。お子さんを遊ばせる場所は、放射線の計測が必要だと思います。「土地的な濃縮」と言う言葉は、聞きません。(私の造語です)普通は、「生態濃縮」といって生物に使います。しかし、現にアチコチで当然のようにホットスポットが、見つかっています。これは、時間の経過と共に出来たものです。
「土地的な濃縮」と言うような、言葉を使い分かりやすく説明するべきだと思います。


日刊ゲンダイ から全文引用
葛飾区の公園でチェルノブイリ級最高レベル ホットスポットの衝撃
http://gendai.net/articles/view/syakai/135250

2012年2月22日 掲載

東京都はすぐに徹底調査と除染しろ!

東京・葛飾区の「水元公園」の土壌から、1キロ当たり2万ベクレルを超える高濃度の放射性セシウムが検出された。葛飾区や江戸川区など首都圏東部は「ホットスポット」地域として知られているが、事故から1年が経とうとしているのに、今なお、こんな危険地域があったのはショックだ。
 日本共産党都議団が調査し、21日、会見で明らかにした。それによると、調査したのは「水元公園」内にある「メタセコイアの森」「駐車場植え込み」「ドッグラン」「野鳥観察舎」――の4カ所で、土壌や落ち葉を採取し、ドイツ製の測定器で放射性セシウムの濃度を測定。精度を高めるため、今月15日以降、複数回に分けて測ったという。
 その結果が別表なのだが、仰天なのは、最も高かった「野鳥観察舎」入り口の土壌、落ち葉のセシウム濃度だ。
 原子力安全委員会によると「Bq/kg」を「Bq/平方メートル」に換算するには65をかける。単純計算で1平方メートル当たり約140万〜150万ベクレルになる値だ。これはチェルノブイリ事故の際、土壌の汚染濃度に応じて居住区域が制限された最高レベル「居住禁止区域」(1平方メートル当たり148万ベクレル以上)に相当する。

「水元公園」の全ての土壌や落ち葉が高濃度汚染されているワケではないだろうが、誰でも自由に出入りできる公園内に、「居住禁止区域」レベルに近い放射能汚染場所が存在していることになる。
「今回の調査で『水元公園』の汚染は判明したが、近隣場所にもこうしたスポットが存在する可能性がある。そもそも、1キロ当たり2万1700〜2万3300ベクレルというのは、国が放射性廃棄物を直轄処理する基準として設けた『8000ベクレル』を3倍近く上回っているのだから、都は早急に対処するべきです」(共産党都議団関係者)
 日本環境学会土壌汚染問題WG長の坂巻幸雄氏はこう言う。
「東京は世界で初めて人工放射線の被曝(ひばく)をこうむった首都だといえます。東部はもちろんのこと、都庁周辺でも事故後の空間線量率は事故前の2〜3倍に高まっている。多くの人が行き交う都心部で、無視してよい数字ではありません。行政当局を含めた諸機関の努力が求められてしかるべきです」

 老害の石原知事は、「五輪招致」などと寝言を唱えていないで、そのカネを一刻も早く汚染の調査と除染対策に回すべきだ。

★追記
記事の中に、「今なお、こんな危険地域があったのはショックだ。」とありますが、これまで、ほとんど調査されていなかっただけの事です。綿密に調査すれば、続々と高濃度の汚染地域が、見つかると思います。空間線量が低下した分、今度は「ベクレル」的な計測をしないと分からないと思います。これからは、空間線量が高い低いだけで、安全と危険を判断しては、ダメだと言う事です。