「北の山・じろう」時事問題などの日記

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東電と朝日新聞の???な関係(原発マネー)

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マスコミは、何故『原発利権』に牛耳られてしまうのか???
これまで、何回も書いてきました。要は、原発利権の「お仲間」になってしまっているのです。
毒饅頭」を食べて、長い時間をかけて、饅頭の毒が全身に回っているのです。Y.メデイア・グループなどは、先頭に立って、「原発推進」の旗振りをしてきました。最近では、F.S.メデイア・グループが原発利権に食い込もうと頑張っているようです。

今回は、その中から東電と朝日新聞の「不適切」な関係を書いた記事をご紹介します。

現代ビジネス
経済の死角
2011年8月22日(月) 週刊現代(から全文引用)
スクープレポート
メディア 最大のタブー
東電マネーと 朝日新聞(1)〜(6)
(1)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/16494

 東電が朝日に出した年間広告料2億3000万円(推定、電事連等は除く)。それだけじゃない。朝日有力OBグループは東電のPR 誌を作り、それをすべて買い上げてもらっていた。その額、年間1億4000万円!------原発推進のため、メディアにカネをばらまき続けた東電、そしてそこにタカる大手マスコミ。歪な原発大国の生成過程を暴く

 腐っても鯛。朝日新聞社は今でも有力なオピニオンリーダーだ。だからこそ、原発を推進したい東京電力は是が非でも抱き込みたかった---この国の原発推進の一翼を担ってきたのは大手マスコミである。
■事故後にも買い上げていた

 東京電力が、「カネのなる木」原発を維持するため、あの手この手でメディア各社にカネをばら撒き、懐柔を図っていたことはよく知られている。

 いちばんの「ターゲット」にされていたのが、朝日新聞である。ライバルの読売は社主・正力松太郎氏の号令で原発推進キャンペーンを張ったが、朝日は'70年代に社論を統一し、「イエス、バット」(基本的に原発を容認)とした。その背景には、東電からの広告受け入れや、東電幹部からの接待、出張費肩代わりなどがあったと、元朝日新聞経済部記者の志村嘉一郎氏が近著で証言している。

 それだけではない。

 東電は朝日の有力OBに対し、異例の厚遇をしていた。電力マネーと日本を代表する新聞社の知られざる野合ぶりを追った---。

 昨年1年間で、東京電力が会社名で朝日新聞に出した広告は合計13本。ほかに電事連名義のものや、日本原子力文化振興財団などの広告も大量にあるが、それを除いてもかなりの数である。掲載された面によって価格は違うが、朝日の規定の広告料に従って計算すると、その合計は2億3000万円あまりになる。しかも、その内容は、東京電力が保有する尾瀬の環境を守ろうと呼びかけるものや、イメージキャラクター「でんこ」の歌の歌詞・楽譜など直接ビジネスには結びつかないものばかり。

 事情は他の新聞でも同じだが、東電の気前のいい広告には改めて驚かされる。ちなみに6月30日に公表された有価証券報告書によると、東電はテレビ朝日の株3100株(全体の0・3%)を持つ大株主でもある。
今年2月の『SOLA』に登場した武黒一郎・元東電副社長。『SOLA』はこれまでに104号が発行されている

 東電と朝日グループの絆は想像以上に深いが、そのことを裏付けるのが、『SOLA』と題する情報誌である。

 A4サイズ、カラーと2色刷りで約50ページ。裏表紙に「定価350円(税込)」と謳ってあるが、街の書店では一切売られていない。

 カラフルなイラストをあしらった表紙に始まり、芸能人インタビューや健康法紹介、料理レシピ、エッセイなど、言ってみれば生活情報誌だ。オール電化の利点などを紹介する記事も多く、事実上東電のPR誌と言って差し支えないだろう。1989年8月の創刊で、当初は年6回の発行、途中から年4回発行の季刊誌となった。
(2)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/16494?page=2

 実はこの雑誌は、東電の本店営業部が一括して買い上げたあと、各営業所に配布されている。そこで、興味のある来客に無償で配られているのだ。つまり、身銭を切ってこの雑誌を買っている読者は東電以外、一人もいない。

 横浜市内の東電営業センターに行ったところ、窓口職員はしばらく考え込んだ末、「あっ、あれのことかな」と向かいの棚を自信なさげに指差した。見ると、5ヵ月前に出された春号(2月20日付)が20部余りも山積みになったまま。バックナンバーの有無を尋ねると、余ったものはその都度、廃棄処分にしており、ここにはないという。おそらく、東電の各営業所では毎号この雑誌が大量に余り、廃棄され続けてきたのだろう。

 本来なら5月20日に104号目となる夏号が出ているはずなのに、置いていない。

 確認すると、夏号は予定より1ヵ月遅れて6月下旬に発行され、従前通り、東電が大量に購入したことがわかった。しかし、広く配布することはなぜかとりやめたという。

 東電広報部が説明する。

「住宅や暮らしなど、多くの人に興味を持っていただける内容なので、お客様への情報提供に活用できるということで購入してきました。しかし、福島の事故で合理化が進められていることもあり、夏号は購入部数を大幅に減らすことを6月に入ってから決めています。一部は図書館や福祉施設に寄贈しているが、残りの活用方法は今後考えていきたい」

 夏号は事実上のお蔵入りの扱いなのだ。

 さらに注目すべきは、東電お抱えの情報誌でありながら、複数の朝日新聞OBの手によって作られているという事実である。

SOLA』の発行元は東京・赤坂にある「井田企画」という会社だ。信用調査会社のデータによると、社長の井田敏夫氏は'47年生まれで、早稲田大学政経学部卒業後、朝日新聞に入社、社会部と政治部に在籍し、'82年1月に退社した。独立後、'83年11月に広告エージェントやテレビ番組制作を手がける「朝日クリエイティブ」を設立、'86年4月に井田企画を立ち上げた。

 井田企画と朝日クリエイティブの取引先には東電を始めとする電力各社や日本原燃、原子力発電環境整備機構、コスモ石油など主にエネルギー関連の法人名がずらりと並ぶ。中でも設立間もなく獲得した大型案件が『SOLA』の仕事だった。

 東電も井田企画も詳細を明かそうとしないため取引規模は推測するしかない。直近まで『SOLA』の公称部数は8万~10万部。1部あたり350円とすれば、年間取引額は最大1億4000万円。信用調査会社には10年前の古いデータしか残っていないが、それによれば、井田企画の売上高は1億4400 万円。大量購入の割引があるにせよ、『SOLA』が井田企画の手がける事業の大黒柱なのは間違いない。
■東電の丸抱え

 井田氏は『SOLA』の制作に朝日新聞OBの人脈をフル活用してきた。

 創刊以来、編集長を務めるのは元『週刊朝日』副編集長の江森陽弘氏。また、看板企画の要人インタビューでは元取締役論説主幹の田中豊蔵氏を起用、ほかにも元論説委員の岡田幹治氏が環境問題にまつわる論考を毎号寄稿している。

★以下、URLからお読みください。
(3)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/16494?page=3

(4)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/16494?page=4

(5)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/16494?page=5

(6)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/16494?page=6