★日本共産党には、明確な欠点があります。それは、現在の党綱領を掲げている限り、政権を取る事も、政権に参加することも出来ないと言う事です。共産党自身もそれを理解していて、一時期「健全な野党です」などと言って、選挙を戦っていました。ハナから、政権に参加する意思はありません、と言っているようなものです。これは、政党として非常に無責任であると思います。
★共産主義や社会主義の「本家」の西ヨーロッパの国々を見ると、結構左派系の政党が、政権に参加しているケースを見る事が、出来ます。フランスの現在、選挙戦中の大統領選挙を見ても、現サルコジ大統領の、対立候補は
決選投票、差は縮小＝オランド氏がリード−仏大統領選調査
時事通信（2012/04/30-19:58）
http://jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012043000328
と言うような、状況になっています。対立候補との決選投票になり、現在対立候補が優勢な模様です。この対立候補が、『最大野党・社会党のオランド前第１書記』です。
★このような、ヨーロッパの政治状況を見るなら、日本の左派勢力の政治的失敗は、明らかです。フランスでは、社会党前第１書記が、優勢に大統領選挙を戦っています。日本の社会党は、既に空中分解して、その残りかすが「社民党」です。
★どうして、日本とヨーロッパでは「左派勢力の社会的存在感が、こうも違うのか？？？」、この点を、共産党には「真剣に」考えてもらいたいと思います。「旧社会党」は、一回、国民を大きく裏切り信用を完全に無くしました。その残りかすでは、ダメでしょうネ？？？
★と言うわけで、今日本の左派勢力は、「共産党」しか、ないのです。「共産党」が２１世紀型の政党に変われるかどうか、非常に重要です。
★共産党の欠点は、明らかです。１９世紀型の思想をそのまま「墨守」しているからです。時は既に、２１世紀です。２０世紀にさえ時代遅れだった「党の綱領」を「墨守」して、変えないのなら『化石のような政党』が、地層の奥深くに埋もれてしまうでしょう。
★憲法、自衛隊、日の丸、君が世。これのみ考えても一般国民の考えとは、「地球と月」ほどにかけ離れています。国家として存続する意思が、あるのかどうか？？？疑問です。国を守る事を、最初から放棄している政党に将来を任せようとは、普通の人は考えないでしょう。共産主義の「本家」であった、旧ソ連を見るなら、日本共産党（他の左派政党も）のおかしさは、明確です。旧ソ連・現ロシアは軍事大国です。日本人が国旗として認めているのは、「日の丸」です。国歌として認めているのは、「君が代」です。これらを否定する所に、分かりやすい誤謬があります。
★共産党が勢力を増やし政権に参加するためには、これらの綱領の全面的な見直しが、必要です。共産党系の勢力の強い労働組合が、ほとんど「日常業務を行う」と言う意味で、ダメなケースが多いのは、どうしてなのか？？？
★国を守る事を、最初から放棄している政党は、国民の多くから支持されることは、ありえません。その傘下の労働組合が、仕事をあまりしているようには見えず、待遇の改善ばかり要求しているように見える。これも、国民から支持されない理由です。
★政権に参加できるように、綱領を現実に合わせて変更して、国民が納得できるような政党に変わってもらいたい、このように願います。
★もし、共産党が自らを改革できなければ、右翼系の思想をベースにした政治勢力に未来を託す他に道は、なくなります。国民の選択肢を広くすると言う意味においても、共産党には、現実路線の方針変更してもらいたいと思います。
★共産党の根幹をなす部分を、変更しなければなりませんが、変更すれば国民は、共産党をもっと支持すると思います。
★余計なお世話なのを承知で言わせて頂くなら、党名も変更していただきたいと思います。
日本共産党では、ダメです。工場労働者の代表のイメージが強すぎます。共産主義が発生した頃は、それで良かったたのでしょうが、今時代が違います。働く者の代表であるなら
「日本勤労者党」（仮称）、などに党名を変更していただきたいです。
★念のため、申し上げますが共産党に期待するから、このように申しております。然し、現在の共産党は支持出来ません。国民が安心して支持できる政党に、変わってもらいたいと願っています。
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