「北の山・じろう」時事問題などの日記

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原子力規制に独立委…政府民主、自公案受け入れ(読売新聞)

★今日は、私にとって、「ビッグ・ニュース」が多いです。政府と野党が「原子力規制関連法案」について、もめていたことは、すでに述べました。

★そして、官僚案である政府案は、大幅修正される模様です。実質的な独立性の担保と権限強化を目的とした、自民・公明両党の提案する「公正取引委員会」型の「原子力規制委員会」(仮称)を創設し、原子力規制庁は、「事務局」との位置付けにする方向で調整が、進められていることを読売新聞が報道しています。

★政党は、こう有ってほしいと思います。自民・公明両党は、過去の原発推進計画で今回、大きな損害、人的被害を国民にもたらしました。今回、民主党=政府案の「インチキ」さを指摘し、適切と思われる対案を共同提出して、今回の新聞報道のような状況になりつつあります。

★少なくても、現在の電力会社の「身内」のような原子力安全・保安院に較べれば、余程マシだと思います。原子力業界の監督機関の独立性を高め、権限を強化するのは、今一番求められる所です。要(かなめ)の部分です。

★一歩づつ、進んで行くしか方法は、ないでしょう。40年以上原発推進を国策として行って来ました。これを、一気に原発全廃とは、中々難しいものがあると思います。原発以外のエネルギー比率を高めるにしても、課題はあります。脱原発を進めるドイツでも今年の冬の電力供給は、綱渡り状態だったようです。以下、その記事です。
※ドイツの送電網問題
原発停止の影響に苦しむドイツ
2012-04-02 00:00:11
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11210638077.html

★送電網の再構築が、必要なのです。日本においても同じ事です。発送電分離の問題もあり、又、送電網再構築問題、一番資金が必要なのは、東西の電力周波数の統一問題でしょう。最初の計画が、ズサンであったので、周波数問題は、明治以来、今に至るまで電力供給の障害となっています。

★しかし、これらの問題を解決していく過程で新しい産業、新しい企業が生まれてくると思います。政府・行政は、その「行司」役であるべきです。日本の政府・行政の致命的欠点として、すぐ「プレーヤー」として参加したがります。具体的には、外郭団体などを作り、天下り先を作りながら、利益をはすり、影響力を持とうとします。おまけに補助金まで外郭団体に投入するような事を、します。役人による「税金のちょろまかし」のシステムです。

★今回も、似たような事になると思いますが、それを監視して減らすのは、国民の役目です。今回、原発地元の定義の範囲を、広げるような話も出てきています。

★そして、原子力行政については、これまでの官僚主導が崩されようとしています。いづれも、国民が明確に「ノー!!!」の意思表示をし、そして色々な行動を続けてきた結果が、政治を
動かしたのだと思います。

★「継続は、力なり」
です。更に、国民が色々な努力を続けるなら、政治や行政も、社会も良い方向に変化して行くと思います。東日本大震災・大津波、福島原発事故。このような国民にとって「大惨事」がありながら、変われなければ、日本の未来は、ないでしょう。これから、悲しい事も沢山起こると思います。それを、乗り越えて自ら「チェンジ」出来るか、どうか???
★日本人の真価が問われています。

★読売新聞から、全文引用
原子力規制に独立委…政府民主、自公案受け入れ
(2012年5月12日18時06分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120512-OYT1T00008.htm
政府・民主党は11日、原子力規制庁の創設を柱とした原子力規制関連法案について、自民、公明両党が国会に提出した対案を受け入れ大幅修正する方針を固めた。複数の政府・民主党関係者が明らかにした。

 環境省外局となる規制庁に加え、自公案が明記した国家行政組織法3条に基づく独立性が高い「3条委員会」である「原子力規制委員会」(仮称)を創設する。政府・民主党が大幅修正に踏み切ったことで、関連法案は成立に向けて大きく前進した。

 政府・民主党は野党に対し、関連法案の18日の審議入りを求めており、早ければ6月1日の規制庁設置を目指している。

 関連法案について、民主、自民、公明3党は水面下で修正協議を進めており、自公両党は政府からの高い独立性を持つ同委員会の設置を最も重視していた。同委員会は、国会同意人事で選ばれる有識者5人の委員で構成され、公正取引委員会などと同様に政府から予算や人事で独立している。規制庁は同委員会の「事務局」との位置付けだ。
(2012年5月12日18時06分 読売新聞)
[ http://dunab785fsiwn80b3hrq67kk.blogspot.jp/2012/05/94874217320893.html ]


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