「北の山・じろう」時事問題などの日記

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解析結果1号機水位40センチ「そう思います。サプレッションチェンバーはGEがこのタイプの格納容器を作った時から弱点と言われていた」小出裕章5/23(1)

「ざまあみやがれい!」から全文転載
(☆文中、すべて転載します。そのため、本やブログ・タイトルの由来も入ります)
2012年05月24日07:56
解析結果1号機水位40センチ「そう思います。サプレッションチェンバーはGEがこのタイプの格納容器を作った時から弱点と言われていた」小出裕章/23(1)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65807034.html


2012年5月23日(水)、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。福島第一原子力発電所1号機の水位について、原子力安全基盤機構が解析結果を40センチと発表、さらに温度は30度で燃料は浸かっているとしたことに言及しています。

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▼ブログタイトル「ざまあみやがれい!」の由来
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65721164.html

20120523 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
YouTube動画
http://www.youtube.com/watch?v=m2Qst-8zD04&feature=player_embedded

=====(文字おこし、ここから)

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんです。小出さんこんばんは」

小出「こんばんは」

水野「よろしくお願いします」

小出「よろしくお願いします」

水野「そして東京には近藤さんですー」

近藤「どうもーこんばんはー。よろしくおねがいします」

小出「こんば…こんばんは、よろしくお願いします」

水野「え…きょうはまず福島第一原発の1号機について教えていただきたいと思います」

小出「はい」

水野「格納容器の中にどれだけの水が、あるのかと、いうことについて伺いたいんですね。」

小出「はい」

水野「と言いますのは、この、格納容器の水の高さ、水位が、非常に問題だというのは、小出先生、言ったら、核燃料が水に本来全部浸かってるのが本来の姿ですよね」

小出「浸かってないと困るのですね」

水野「浸かってないとえらいことになる」

小出「はい。はい」

水野「ですよね」

小出「はい」

水野「それは結局放射性物質が、む、放出されることにつながるってことですよね」

小出「そうです。はい」

水野「で、その大切な水位について、え…ちょっと久しぶりの情報だと思うんですけども、非常に気になるものが出てまいりました。この水位が、1号機は東電が今まで、およそ1.8メートルあると、言っていたんです。推定ですけどもね。1.8メートルと言っていたんですが。今回、原子力安全基盤機構というところが解析をしました。そうしたところ、40センチしか無い、可能性がある、という情報が出て参りました」

▼1号機 格納容器水位「40センチ」と解析出る 東電推定1.8メートルと大きな差! :ざまあみやがれい!
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65806766.html
1号機水位40センチ
図URLhttp://livedoor.blogimg.jp/amenohimoharenohimo/imgs/8/6/8694206a.jpg
※あとで出てきますが、この原子炉はGE製のMARK1というタイプです。

小出「はい」

水野「小出さんこれはどういう意味なのか教えていただけますか」

小出「はい。え…1番まあ問題なことは、」

水野「はい」

小出「……わからないということなの(苦笑)、ですね」

水野「(苦笑)、これ東電もわからないし原子力安全基盤機構にしたって本当のところはわからない、わけですか」

小出「そうです。今度の基盤機構のも単に計算…してみて、」

水野「はあ」

小出「なるべく測定値に合うようにしてみたらば40センチだろうという、そういう推定、なのです」

水野「実際に誰かが測りにいったわけでもなく」

小出「はい」

水野「カメラを入れて調べたわけでも無いんですね」

小出「そうです。え…2号機の場合に、以前東京電力が、え…多分水はかなり入っているだろうとして、え…カメラを入れてみたら全然水面が見えなかったと」

水野「はい」

小出「いうことがありました。」

水野「そうでした」

小出「そして、もう1度あの、もっと低い位置でカメラを入れてみたら、東京電力と予想とは全然違って実は60センチしか水がなかったと」

水野「ええ」

小出「いうことが2号機で、前にわかりました」

水野「そうでした。」

小出「はい」

水野「愕然とした」

小出「はい」

水野「のを覚えております」

小出「はい。今回もまあ東京電力は1.何メートルあるというふうに、まあ、希望しているのでしょうけども(苦笑)」

水野「希望ですね」

小出「はい。もちろんそう…そんな希望したところで……そうなってるかどうかはわからない…わけですし。基盤機構の40センチというものが合っているの、かもしれません。でも本当にどうなのかということはやはりカメラを入れてみなければわからないと思います」

水野「ただこれ毎時間、6トンほど冷却するための水を入れてるんですよ」

小出「はい」

水野「毎時毎時6トン入れているのに」

小出「はい」

水野「40センチしか…無い可能性があるという計算結果なわけです」

小出「はい。ようするにまあ何トン入れようと穴が開いていればそこから出てしまうわけ…ですから。え…まあ基盤機構の推定によれば40センチ、しか水がたまらない高さのところのどこかに破損があると、いう推定になっているのですね」

水野「ええ」

小出「そしてそれが、いわゆるサプレッションチェンバーと呼んでいる、え…ドーナツ状のリングがあるのですが」

水野「下のところです…よね」

小出「そうです。はい。そことのつないでいるパイプがあるのですが。ちょうどそのパイプの位置にえ…当たっているし、そこが破れているというのが基盤機構の推定なのだと思います。」

水野「ほお…、これの推定について確率としてそうだろうなと、小出さんはお思いになるんですか」

小出「そう思います。」

水野「あっ、」

小出「はい」

水野「そうですか」

小出「はい。この部分…」

水野「そうすると、ええ」

小出「はい。この部分は昔からえ…GEがこのタイプの格納容器を作った時から」

水野「はい」

小出「この部分が弱点だと」

水野「はあ!」

小出「言われていた部分でして」

水野「ええ」

小出「この部分が、え…破壊される可能性は高いと、思います」

水野「へえ…。最初から弱点ってわかってたのに」

小出「そうです」

水野「使ってたんですか、ずっと」

小出「(苦笑)、まあ、あの……GEが設計してこれでいいと思って設計したわけですね、はじめは」

水野「はい」

小出「それで…米国内にもこのタイプの原子炉を作ったわけですし。日本に売り込むときにあたっては、これしかまあなかっ…、当時GEは持っていなかったわけですから」

水野「ええ」

小出「え…それをまあ売ったと。しかしGEの内部でもやはりこれは問題だということで、え…別の形の格納容器が作られるようになってきました」

水野「はあ……あの、こうしたこの、水位が40センチしか無い可能性があるということをじゃあどうみるかということにつきまして。原子力安全基盤機構はこう見ているんです。え…格納容器の中の温度は30度程度、なので、核燃料は今も水に浸かって冷やされている、と見られる。こういうふうに言っています。この見方について小出さんいかがでしょう」

=====(文字おこし、続く)

続き:1号機格納容器内約30度 燃料は水に浸かり冷やされてるとの見方に「不適当だと思います」小出裕章5/23(2)
▼「1キロ当たり6ベクレルの放射性セシウムが検出されています」と基準値よりもずっと低い検出値を正直に表示したハンバーグをみなさんどう思う?
▼なんでこんなに安いんですかね。50%オフがザラです→食品&飲料 の ベストセラー

いかがでしたか。ご意見、ご感想、お叱りなど、お気軽にコメントにくださいまし。


「ざまあみやがれい!」から全文転載
2012年05月24日07:57
1号機格納容器内約30度 燃料は水に浸かり冷やされてるとの見方に「不適当だと思います」小出裕章5/23(2)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65807035.html

※続きです。
2012年5月23日(水)、小出裕章氏が毎日放送たねまきジャーナルに出演。福島第一原子力発電所1号機の水位について、原子力安全基盤機構が解析結果を40センチと発表、さらに温度は30度で燃料は浸かっているとしたことに言及しています。
YouTube動画(上に同じ)
http://www.youtube.com/watch?v=m2Qst-8zD04&feature=player_embedded

=====(文字おこし、続き)
※「解析結果1号機水位40センチ「そう思います。サプレッションチェンバーはGEがこのタイプの格納容器を作った時から弱点と言われていた」小出裕章 5/23(1)」からのつづき

水野「はあ……あの、こうしたこの、水位が40センチしか無い可能性があるということをじゃあどうみるかということにつきまして。原子力安全基盤機構はこう見ているんです。え…格納容器の中の温度は30度程度、なので、核燃料は今も水に浸かって冷やされている、と見られる。こういうふうに言っています。この見方について小出さんいかがでしょう」

小出「それは不適当だと思います」

水野「はい」

小出「え…たとえば、核燃料がすでに格納容器の底を抜いてしまって、」

水野「うん」

小出「更に下に沈んでいるとすれば、格納容器の中の、あ、格納容器には、の中には核燃料ないわけですから」

水野「ええ」

小出「格納容器の中の温度が上がらないのはむしろ当たり前になってしまいます(笑)」

水野「それはそうですよね(笑)」

小出「はい」

水野「もうそこにないんですから」

小出「そうです(笑)」

水野「温度が上がるわけがないんですね」

小出「はい」

水野「なのにその温度をもって、いや水に浸かって冷やされてるから大丈夫っていう、この見方をする原子力安全基盤機構っちゅうのは、どういう組織なんですか」

小出「まあ、あの…安全・保安院の下請け機関ですし、もともと原子炉メーカーとか様々なその原子力を進めてきた人たち…の中から、まあかなり精鋭部隊が集まっている、え…組織ですけれども」

水野「はあ…」

小出「え、基本的には原子力を進めようとしてきた人たちです」

水野「近藤さーん」

近藤「はいー」

水野「じゃこれ、今まで調べられてた側の人が今度調べる側になってるってことですやんね」

近藤「うん…。先生あの」

小出「はい」

近藤「今、話が出てんの1号機でしょ?」

小出「そうです」

近藤「2号機3号機はどうなってるんですか」

小出「わかりません」

近藤「えっ」

小出「2号機も東京電力が期待したとおりには水はなかったと、言っているわけで」

水野「ええ」

小出「かなり格納容器の下の方で穴が開いてしまっている。冷却のために水をいくら入れても全部漏ってしまうという状態なの、です。え…結局本当に炉心がどこにあるかということを突き止めるまでには、何年、ひょっとすると10年以上の時間がかかるかも、知れません」

近藤「うーん」

水野「あのー。みなさんこのところこうした情報が少なくなっていたので、なんか改善されているのではないかという、幻想の中にいたかもしれませんが。」

小出「はい」

水野「なーんにも状況は変わってないわけですね」

小出「はい。まあようするに、手のつけることができない相手が、見ることのできない場所にいるのですね。それがどうなってるかすらが今はまだわからないという状態です。」

水野「この、原子力安全基盤機構が、こうした状況でも、燃料は水に浸かって冷やされているという推測をするわけって何なんですか」

小出「まぁなるべく、国民、に安心感を植え付けたいということではないかと私は思いますが」

水野「はあ…。ただ、小出さんのみられているようにもう穴を通って下に出てしまっているんだと。核燃料はそこにないんだということになると、もう工程表が、全く、意味をなさなくなるということも無いんですか」

小出「はい。ただ、あの…東京電力にしても、私が恐れているような事態の可能性がゼロだとは思っていない、のですね」

水野「ええ」

小出「ですから東京電力自身も、地下にバリアーを、いわゆる遮水壁というものを張るということは、彼らの工程表にも入っている、わけです」

水野「ううーん」

小出「ですからまあいろいろな可能性を考えながら対処しなければいけないわけですが。私自身はとにかく環境の汚染を少しでも減らしたいので、遮水壁の工事は早急にやるべきだと。去年の5月から言っているのですけれども」

水野「もうずうーっとおっしゃってるんですが」

小出「はい。残念ながらそうはなっていないのです」

水野「ならないままですね。」

小出「はい」

近藤「小出先生、本当に、あの、どういう状態になってるかっちゅうことの、その知るすべっちゅうのは、これ、ずっと無いんですか?」

小出「え……今壊れているのが、火力発電所であれば、簡単なんですよね。見に行けばいい、んです」

水野「ううーん」

小出「え…でも原子力発電所の場合には、相手が放射能であるがために近寄ることが、できない。え…人間が近寄れない目でも見えない場合には、何がしかの測定器でそれを推察するしかないわけですが。」

水野「ええ」

小出「こんな事故が起きるなんてことは全く考えていなかったので。測定器すらもともと配置もされていなかった」

水野「ああ」

小出「のです。ですからまあ曲りなりに、え…ところどころにあった測定器の、値を、見ながら、計算をしてみたり推測をしてみたりしているわけですけれども。それが本当に正しいかどうかということは、やはりわからない、ということになってしまっているわけです」

水野「火力発電所だったら事故はどこかで収束しますけど」

小出「必ずそうです(苦笑)」

水野「原発は、今も事故はだから、ある意味続いている、」

小出「そうです」

水野「近寄ることもできないという」

小出「そうです」

水野「そこですね、」

小出「はい」

水野「大きな違いが」

小出「はい」

水野「はい。わからないということが最大の、まあ、恐ろしいことなんだと、いうことを今日も、まあ知らせていただきました。どうもありがとうございました」

小出「はい。ありがとうございました」

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんに伺いました」

=====(文字おこし、ここまで)

僕がわからないのは、燃料棒が格納容器の底を抜けて下に落ちているとした場合、水位が40センチであるという結果になるのかどうか、ということです。穴が空いていれば底から水が漏れるわけで。ただ、どろどろに溶けた燃料は、圧力容器の底の制御棒などの駆動装置を溶かして体積も大きくなっているのではないか、などと想像しますし。穴が開いて地下に燃料がめり込んでいった時に、その穴はどういう状態なのか、がちょっとわかりませんね。そこからどの程度水が漏れるのか。で、その結果水位は40センチとなるのかどうか。

結局はわからないということです。

そうか、燃料が地下にめり込んでいったとしても、その下は空洞ではないわけで。そう考えると、地下に燃料がめり込んだくぼみというか穴というか底にも水がたまるわけで。じわじわ地中に漏れる量よりも注入する毎時6トンの水のほうが多ければ、水位は40センチになる、と説明はつきますね。

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いかがでしたか。ご意見、ご感想、お叱りなど、お気軽にコメントにくださいまし。


★以上、「ざまあみやがれい!」から全文転載

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