「北の山・じろう」時事問題などの日記

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日本の巨大メディアを考える(その3)「オラさん」の日記から

★マスメデイア問題を考える上で参考になると思いましたので、ご本人の承諾を得て転載します。著者は、趣味人倶楽部の「オラさん」です。この日記には、転載・引用の制限は、ありません。利用する場合は、ご自由にどうぞ。

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日本の巨大メディアを考える(その1)「オラさん」の日記
2012-05-30 19:30:20
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11264309005.html

日本の巨大メディアを考える(その2)「オラさん」の日記
2012-05-30 21:02:51
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11264765503.html


★趣味人倶楽部「オラさん」の日記から全文転載
日本の巨大メディアを考える(その3)
2012年05月30日 22時25分
http://smcb.jp/_ps01?post_id=4259658&oid=269022&tr=pr_8(会員限定)

4.ウォーターゲート事件
  ─大統領を辞任に追い込む徹底した追及

 いま一つは、1972年に起きたウォーターゲート事件の報道です。ワシントンのウォーターゲートビルの民主党本部を、ニクソン(当時の大統領)陣営が盗聴をしていたという事件です。

 これを暴露・追及していったのは、ワシントン・ポスト紙でした。「ポスト」は、政権からの強い反発や圧力を浴びながら孤軍奮闘し、徹底した調査報道で事件を追及して行きます。

 事件が大掛かりな選挙妨害事件の一部であり、資金はニクソン再選委員会から出て、大統領補佐官と前司法長官が管理していたことなど、事件と再選委員会の関係、そしてニクソン大統領とその側近の策謀であることを明らかにして行きます。

 ニューヨーク・タイムズ紙や、ロスアンゼルス・タイムズ紙も報道に参加し、連邦議会が調査を始め、下院の司法委員会が史上初の大統領弾劾決議を採択し、ニクソン大統領を辞任に追い込んで行きました。

 時の大統領を辞任に追い込むまで、徹底した追及をやりぬいたワシントン・ポスト紙は、社運をかけて戦い抜いたわけです。

 すでに述べたように、アメリカのメディアには、いろいろな問題点があります。イラク戦争開戦時には、主要メディアがこぞって戦争を支持し、全体としては戦争をあおる役割を果しました。

 ただ、イラク戦争をめぐっても、その後の報道においては、独自の調査を駆使して、イラクのアブグレイブ刑務所に収容されているイラク人に対して、米兵が虐待を行っている写真を放映したり、米国人傭兵を殺害して歓喜する群衆を報じるなど、政府や軍を揺るがし、「正義の戦争」と信じる米国民に衝撃を与え、その後の撤退を求める世論の拡大に大きな影響を与えました。

 さらに、ニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙などなどの主要メディアは、イラク開戦に関わる自らの報道を検証する記事を掲載し、誤りに対しても、なかなか潔いところがあるのです。(つづく)


 今日の「私の俳句」

 ・紫陽花の金春色や潔し
 (あじさいの こんぱるいろや いさぎよし)
2012年05月30日 22時25分

以上、「オラさん」の日記から全文転載