「北の山・じろう」時事問題などの日記

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「福島県漁連:相馬市沖で試験操業 放射性物質は不検出」の意味

福島県漁連:相馬市沖で試験操業 放射性物質は不検出
毎日新聞 2012年06月15日 19時48分
http://mainichi.jp/select/news/20120616k0000m040044000c.html
(全文引用)

 福島県漁連は15日、14日の試験操業で水揚げした魚介類3種について、生とゆでた加工品いずれの検査でも放射性物質は不検出だったと発表した。18日の会議で検査態勢などを再確認し、20、27日に市場への出荷を前提に漁を行う予定だ。

 相馬市沖でヤナギダコ、ミズダコ、シライトマキバイ(ツブ貝)を取り、計16検体を調査した。新妻芳弘専務理事は「販売再開にはまだ困難はあるが、大きな一歩になった」と話した。【泉谷由梨子】

★毎日新聞が、悪いと申し上げているわけでは、ありません。全国紙の中では、一番(唯一???)原発問題を、正面から取り上げていると評価しています。皆さんと、ご一緒に記事の読み方を、考えてみたいと思います。

★記事では、「生とゆでた加工品いずれの検査でも放射性物質は不検出だった」と報道しています。発表の通りを、報道したのでしょう。しかし、ここで問題があります。放射能汚染を、計測した機械が、どのような性能で、『検出限界』が何ベクレルなのか、書いてありません。

★2ベクレルが『検出限界』の計測機器で計測したのなら、仮に汚染があったとしても、汚染は2ベクレル以下です。

★50ベクレルが、『検出限界』の計測機器で計測したのなら、50ベクレル以上の汚染は無いが、50ベクレル未満については、「汚染の有無」が分かりません。49ベクレル汚染されていても分かりません。

★食品の放射能汚染を、計測した機械が、どのような性能で、『検出限界』が何ベクレルなのか???これを、常に知るようにしてください。検出限界は、以前の記事で書きましたが「2ベクレル〜50ベクレル」まで、地域や組織により違いがあります。どのレベルの検査をして放射能は、検出されなかったのか???『大きな問題』です。


★「検出限界」
その放射線計測機器の検出できる下限の数字です。それ以下は、汚染があっても計測出来ません。しかし、結果の発表は、「汚染は無かった」と発表されるケースが多いようです。正確に表現するなら、『「検出限界」以上の汚染なし。「検出限界」未満の汚染の有無、計測不能につき不明。』。このように、発表するべきです。そのようには、されていません。

★ご参考
食品の放射能汚染検査の機器や地域により「検出限界」が、違う事を知ってください。
2012-06-02 11:19:53
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11266909117.html


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