「北の山・じろう」時事問題などの日記

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上関原発建設計画:知事、埋め立て免許延長認めず 町長「打診なく」戸惑い−−県議会 /山口(毎日新聞・山口新聞)

★山口県の二井関成知事は、去年の原発事故後の早い段階から、「建設予定地の埋め立て免許の延長を認めない見解」を表明しています。今回は、改めてと言うのか去年の見解を再度、キッチリ確認したことになります。立派だと思います。約1ヵ年の間に、色々な圧力や働きかけが有ったと思います。しかし、「とりあえず、原発計画はペンデイングする」と言う意思を貫くことを改めて、表明してくれました。

★今、早急にするべきことは、原発の再稼動や新設計画を急ぐことでは、ないのは当然、誰でも分かることです。、これらがほとんど、形式的なものであり実効性の無いものであることが、原発事故によって判明したのです。

★であるならば、これまでの「安全対策」や「災害想定」、「過酷事故対策」を検証して、再度作り直す以外に、方法はありません。それを出来る組織は、現在の日本には存在しません。

★事故の発生を、みすみす見過ごした「原子力安全委員会」にも「原子力安全・保安院」にも監督能力も、安全などの審査能力も「ゼロ」です。新設の「原子力規制庁」の発足を待って、その判断を仰ぐしか方法は、無いはずです。山口県の二井関成知事の判断は、地域住民の安全に責任を持つのなら、当然のことだと思います。その「当然のこと」を出来ない自治体関係者、国会議員、政府、国家行政が、ほとんどの中で、意思を貫く信念に敬意を表します。どうぞ、ご自分の判断を信じ、意思を貫いていただきたいと思います。


「毎日新聞」から全文引用
上関原発建設計画:知事、埋め立て免許延長認めず 町長「打診なく」戸惑い−−県議会 /山口
毎日新聞 2012年06月26日 地方版
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20120626ddlk35040505000c.html



 中国電力上関町で計画している上関原発をめぐり、二井関成知事が25日の県議会で、建設予定地の埋め立て免許の延長を認めない見解を表明したことについて、柏原重海町長は「地元に意向打診がないため、わからない」と述べるにとどまった。原電推進議員会長の右田勝町議(70)は「エネルギー政策について、国がはっきりしないので仕方ないのではないか。ただし、これで原電建設がだめになるとは考えていないので、引き続き推進に向けて頑張りたい」と話した。【小中真樹雄】

 また、反対派で同町の祝島の農業、氏本長一さん(62)は「祝島にとってはうれしいこと。ただ埋め立てが仕切り直しになっただけで、計画が白紙に一歩踏み出したわけではない。今後も緊張感を持って反対に取り組みたい」と警戒感を緩めなかった。

 一方、中国電力は「県としても、国のエネルギー政策や安全基準等の方向性が不透明な中で現状認識を述べられたものと受け止めています。当社としては、現時点で埋め立て免許の取り扱いについて具体的に決めたものはなく、国における議論の方向性を見ながら今後の取り扱いについて検討してまいります」などとコメントした。

〔山口東版〕
以上、「毎日新聞」から全文引用


「山口新聞」から全文引用
上関原発用地埋め立て免許 知事「延長許可できず」span>
2012年6月26日(火)掲載
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2012/0626/1.html

二井関成知事は25日、10月に期限が切れる上関原発建設建設予定地の埋め立て免許について、新たな安全基準を満たす原子炉等施設の位置や規模などが決まらない限り延長の許可はできず、免許の失効はやむを得ないとの考えを示した。県議会代表質問で伊藤博議員(自民党)の質問に答えた。

二井知事は、国のエネルギー政策見直しで上関原発建設計画の位置付けが不透明で、埋め立ての前提となる土地利用計画も不透明と指摘。その上で、現時点で中電から延長申請があったとしても「認めることはできない」とこれまでの見解をあらためて示した。

さらに、仮に新たなエネルギー政策に上関原発計画が位置付けられても、新たな安全基準などを満たす原子炉等施設の位置や規模などが決まらなければ引き続き土地利用計画は確定せず、公有水面埋立法の要件である正当な理由がないため、延長の許可はできないとの考えを説明した。

二井知事は8月21日の任期満了をもって知事を引退するため、免許失効後の新たな免許については、「新しい知事が就任後の状況などを踏まえて適切に判断されるものと考えている」と述べた。

県が2008年10月に公有水面埋立法に基づき中電に交付した上関原発建設予定地の海面埋め立て免許は着工から3年が期限で、今年10月までに完工しなければ失効する。
 
中電は東京電力福島第1原発の事故後、県や上関町の要請を受け、埋め立て工事を一時中断。着工当初から反対派の抗議行動もあり、工事はほとんど進んでいない。
以上、「山口新聞」から全文引用


★関連記事
中国新聞 -'12/6/26
上関埋め立て免許失効を示唆
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201206260022.html

中国新聞 -'12/6/26
上関埋め立て 知事一問一答
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201206260011.html

上関原発埋め立て失効へ
(2012年6月26日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20120625-OYT8T01683.htm

原発埋め立て免許、山口知事「延長せず」
(2012年6月25日 読売新聞)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20120625-OYS1T00713.htm