「北の山・じろう」時事問題などの日記

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「小沢さん」へのお願い=「作ったんだから、責任を持って壊してください」(民主党???製造物責任法)

民主党・用の法律ではありません)製造物責任法
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%BD%E9%80%A0%E7%89%A9%E8%B2%AC%E4%BB%BB%E6%B3%95

ZAKZAK」から全文引用
よしっ、よしっ!“一兵卒”が民主破壊
2012.06.27
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120627/plt1206270650001-n1.htm

 あの真夏の熱狂が、遠い昔のことのようだ。歴史的な政権交代から約2年9カ月。政権党である民主党が26日、事実上分裂した。引き金を引いたのは皮肉にも政権奪取の立役者だった小沢一郎元代表。民主党政権樹立後、刑事被告人となり、党内のすべての役職を失った自称「一兵卒」が、この日の72人による造反劇を主導し、民主党解体を決定的なものにした。

 26日午後の衆院本会議場。消費税増税法案の採決で小沢氏は反対の意思を示す「青票」を感慨深げに見つめた後、一票を投じた。席に戻ってもしばらくの間、立ったまま笑顔で壇上の投票箱を見入った。

 「よしっ」「よしっ」

 小沢氏は本会議場を出ると、廊下や階段でこう声をあげた。高揚感に浸ったときの小沢氏の口癖だ。連携してきた鳩山由紀夫元首相も含め72人が造反したことによほど満足したようだ。

 小沢系はその後、衆院議員会館の会議室に集結した。その数、衆院43人、参院14人。小沢氏は盛大な拍手で迎えられ、あいさつに立った。

 「いろいろな角度を模索し最善を追求する。皆さんの本当の思いは分かっているので、私に任せてもらいたい」

 新党結成をにらんだ発言なのは明らかだ。だが小沢氏は「政権交代で国民に支持された民主党に再生させていこう」とも語った。このため「小沢氏が『新党結成はない』と発言した」との誤報が一時、永田町を駆け巡った。小沢氏は記者会見を急遽開き、近く対応を決断することを明言した。

 小沢氏がこれほどまでに野田佳彦首相への敵意をむき出しにし、「新党」に固執するのは一体なぜなのか。

 現在の小沢氏は自らの生き残りそのものに必死だ。過去3回の民主党代表選はすべて敗北。政治資金規正法違反事件の影響で求心力も低下している。昨年6月には菅直人内閣打倒に向け、野党提出の不信任決議案に同調しようと決起したが結局、棄権に回りグループ議員を失望させた。

 このままでは党内に小沢氏の居場所はない。新党は苦肉の策に他ならない。いわば「窮鼠(きゅうそ)猫を噛(か)む」だ。

 もっとも新党を結成したところで展望があるわけではない。54人以上の離党者を確保すれば、与党を過半数割れに追い込み、不信任決議案の可決も夢ではないが、小沢氏が集めた離党届は45人程度で頭打ちだ。側近の一人は「54人に届かなくても新党は結成する」と断じるが、それこそ小沢氏が窮地に追い込まれていることを物語る。

 しかも今回、新党結成を断言しなかったことに対し、側近からも「離党覚悟で造反したのに、これでは地元に説明がつかない。小沢氏についていけない」との不満が漏れ始めた。

 「今日の行動について地元に戻って訴えよ」

 小沢氏は26日、グループ議員にこう指令を出した。かつて「壊し屋」と称された政治家が、崖っぷちに立たされながらも、民主党の息の根をとめようとしている。

 「いずれ消費税増税を粉砕する!」

 鳩山氏は消費税増税関連法案の衆院採決を目前に控えた26日昼、小沢氏が40人超の反対者を確保したとの情報を得ると、周囲に快哉(かいさい)を叫んだ。

 鳩山氏周辺は「約30人の鳩山グループが野田政権をつぶすトリガー(引き金)を握ることも可能だ」と語る。どういうことか−。

 カギは内閣不信任決議案にある。不信任案提出には衆院議員51人以上の勢力が必要となる。小沢氏は自らの系列議員が昨年末に結成した新党きづな(9人)と組めば、新たに42人の離党で単独提出が可能になり、少数与党に転落した首相は内閣総辞職か衆院解散・総選挙の二択を迫られる。

 つまり「小沢新党」の誕生で与野党が拮抗(きっこう)すれば、鳩山グループや中間派が不信任案可決の成否を握る構図となるわけだ。鳩山氏らは小沢氏らとの連携を模索するものの、離党は見送る方針だ。

 鳩山氏側近は「まずは首相に衆院選マニフェスト政権公約)の原点に返るように政策転換を求める」と強調した上で、こう語る。「応じなかったら知らないよ…」

 民主党の大量造反の背景には、首相周辺や党執行部による土壇場の「説得工作」が逆効果になった面もある。

 岡田克也副総理前原誠司政調会長らは「26日採決」の日程が固まった先週後半から、中間派らへの電話作戦を本格化させた。だが、岡田氏の電話を受けたある中間派議員は「普段は何の連絡もよこさないくせに、何だ!」と、逆に怒りを増幅させたという。

 実際、22日ごろまで首相周辺が30人程度とにらんでいた反対者の規模は、週末を挟んだ25日には55人前後まで膨れあがった。

 「造反しても処分は軽いのではないか」との観測が一気に流れたことも影響したようだ。厳正な処分に否定的だった輿石東幹事長が、採決間近になっても姿勢を崩さなかったからだ。

 稚拙な党運営の結果、鳩山氏のように、首相が「政治生命を懸ける」と明言した法案に反対しても「離党はしない」と堂々と宣言する議員が続出。造反を恥じる議員はほぼ皆無となった。

 首相は今後、不信任案可決におびえながら政権運営をせざるを得ない状況に追い込まれた。

 首相周辺は「もともと衆参ねじれ国会で自民党や公明党の意向をのまなければ法案は通らないので、小沢系が離党したところで影響はない」と強弁する。だが、民主党の機能不全は目を覆うばかりだ。

 25日の首相支持派議員の会合では「造反者は除名すべきだ」との意見が出る一方で、「まずは党内集約に失敗した前原政調会長を交代させよう」との声も噴出。もはや内ゲバの様相を呈している。

 ある閣僚経験者は「もう党内融和なんてくだらないことは、お互いにやめよう」と若手議員に説き始めた。

 首相は野党の国対委員長だった平成18年にも、「偽メール問題」で民主党に大きな傷を負わせた。党内からは、こんなあきらめの声も漏れる。

 「もう野田氏の宿命だね。偽メール事件の時は『解党的出直し』で踏みとどまったが、今回は『出直せない解党』だな…」

 党創設者でもある鳩山氏は「政権交代におおいに期待した国民の声を無にすることはできない」と反対理由を語った。だが、もはや政党の体をなしていない民主党への期待は望むべくもない。(坂井広志、斉藤太郎)