「北の山・じろう」時事問題などの日記

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「民主の応援団」見直し示唆 連合会長、自民党本部で異例講演(産経新聞)

「Yahoo!ニュース」から全文引用
「民主の応援団」見直し示唆 連合会長、自民党本部で異例講演
産経新聞 6月29日(金)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120629-00000093-san-pol

 ■党分裂状態に警告

 連合の古賀伸明会長は28日、自民党本部で講演し、「政党そのものが流動化することもあり得る。今は民主党の応援団だが、どういうスタンスを取っていくかを議論しなければならない時期が来る」と述べ、民主党の分裂や次期衆院選後の政界再編を念頭に、民主党支持を見直すこともあり得るとの考えを示した。民主党最大の支持団体である連合のトップが自民党本部で講演するのは異例であるうえ、民主党への協力を変更する可能性に言及したことは波紋を広げた。

 古賀氏は自民党国土強靱(きょうじん)化総合調査会(二階俊博会長)の招きで講演した。自民党関係者は連合会長の同党本部での講演について「おそらく初めてではないか」としている。

 古賀氏の発言は、衛藤晟一参院議員が「連合が掲げる『非自民』の看板を下げ、国益や労働者のために、共闘関係は作れないのか」と求めたのに対し答えた。

 連合の古賀伸明会長が自民党本部での講演で、民主党への選挙協力を見直す可能性に言及したのは、党分裂に警鐘を鳴らす狙いがあるとみられる。自民党からは歓迎の声が上がる一方で、民主党からは反発も出ている。

 連合は国政選挙となれば民主党の集票マシンとして候補者を支援してきた。ポスター貼りから事務所の運営まで、選挙運動の大半を連合傘下の労組に頼ってきた民主党議員も少なくない。その連合が民主党の選挙から距離を置くとなれば、自民党にとっては朗報だ。茂木敏充政調会長はさっそく28日の記者会見で「極めて冷静な判断をされる方だ」と歓迎の意向を示した。

 もっとも、「自民党は原発推進に尽力してきたのに、電力系労組が支援してくれたことなどほとんどない」(派閥領袖(りょうしゅう))と、単なるリップサービスにすぎないとの冷めた見方もある。

 古賀氏は消費税増税を容認するなど、野田佳彦首相を支えている一人とみているからだ。

 では、なぜ古賀氏はわざわざ自民党本部での講演で、協力見直しに言及したのか。

 連合関係者は「消費税増税法案をめぐって分裂状態に陥っている民主党の混乱を早急に収めるために、あえて刺激的な発言をした」と説明する。

 ただ、実際に民主党支持を見直すとなれば、「連合内で混乱が広がる」との懸念もある。このため藤村修官房長官は28日の記者会見で「今も民主党の応援団だとはっきり述べている」と、沈静化に努めた。

 古賀氏に対しては、親密な関係にある民主党小沢一郎元代表に配慮した結果、小沢氏らの「暴走」を止めることができなかったとの不満も連合内には渦巻いている。古賀氏は事務局長時代、小沢氏と二人三脚で選挙区行脚を続けた。

 5月30日に仙台市で行われた地方労組代表者会議では「物事を決められない民主党に、きちんと働きかけてほしい」と、連合執行部に対する批判が噴出したといい、古賀氏の求心力に陰りが見え始めていた。

 民主党の閣僚経験者は古賀氏を批判する。

 「これまで小沢氏をいさめるような発言を、古賀氏は一切していない。批判が噴出して何か言わなければと思ったのだろうが、自民党の会合という舞台がいけない。余計な臆測を呼ぶ」