「北の山・じろう」時事問題などの日記

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原爆症認定見直し:援護法改正など検討へ(毎日新聞・NHKニュース)

★原爆被曝被害訴訟が、事実上終結したのは、昨年です。戦後、今年は67年目です。いまだに原爆被曝被害者の方々には、十分な医療も補償もされていません。これが政府のやってきた事です。

「毎日新聞」から全文引用
原爆症認定見直し:援護法改正など検討へ
毎日新聞 2012年06月28日 21時22分(最終更新 06月28日 21時48分)

http://mainichi.jp/select/news/20120629k0000m040059000c.html
(1)
 原爆症認定制度を見直す厚生労働省の検討会が28日開かれ、現行制度を基に、今後必要に応じて被爆者援 護法改正などの改善策を検討するとの中間報告をとりまとめた。日本原水爆被害者団体協議会日本被団協)は被爆者全員を対象にした制度の新設などを求めて いるが、全面的な見直しは見送られそうだ。

 検討会で被団協は、がんなどの疾患が放射線で発病したという因果関係を厳格に求める現在の認定基準は ハードルが高く、被爆者健康手帳所持者(約22万人)のうち医療特別手当(月額約13万7000円)を受給する原爆症認定者は約7200人に過ぎないこと を問題視。手帳所持者の病状に応じた手当を新設するよう求めていた。

 しかし、中間報告は被団協の要望には踏み込まず、「被爆者援護の財源は国民の理解を得る努力が必要」と指摘。その一方、国の原爆症審査で認められなかった人が司法判断で認定されている現状を踏まえ、「制度は破綻している」という被団協側の意見にも留意するとした。
(2)
 原爆症をめぐっては、国の認定範囲が狭過ぎるとして各地で起こされた訴訟で国側の敗訴が続き、厚労省は08年4月と09年6月に基準を緩和。しかしその 後も審査での却下が相次ぎ、検討会が10年12月に見直しの議論を始めていた。座長の神野直彦・東京大名誉教授は「今後は共通認識を深める作業をしていき たい」と話した。具体的な見直し論議は9月以降に始まり、最終報告に向けて話し合いを続けるという。【井崎憲】

★NHKは、更に踏み込んだ報道をしています。
「NHKニュース(動画あり)」から全文引用
2012年(平成24年)6月28日[木曜日]
原爆症 認定の対象広げるべき
6月28日 16時32分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120628/k10013181501000.html

原爆症の認定制度について見直しを進めている厚生労働省の検討会は、被爆者の高齢化が進んでおり救済を迅速に進める必要があるとして、制度を改正して認定する対象を広げることを目指すべきだとする中間報告をまとめました。

これは28日に開かれた被爆者団体の代表や医師などでつくる厚生労働省の検討会がとりまとめたものです。
原 爆症の認定制度は、被爆者がかかっているがんなどの病気が、放射線によるもので、治療が必要と認められた場合に限って、月額13万円あまりの「医療特別手 当」が支給されるもので、対象者は被爆者の3%にとどまっています。中間報告では、被爆者の高齢化が進んでおり救済を迅速に進める必要があるとして、制度 を改正して認定する対象を広げることを目指すべきだとしています。
一方で、対象を広げる場合は手当の金額や給付期間を見直す必要があるとして、症状などに応じて支給額を決めるべきだという意見も盛り込まれました。
原爆症の認定制度を巡っては、被爆者が「国の審査が厳しすぎる」として各地で起こした裁判で国の敗訴が相次ぎ、4年前、認定基準が大幅に緩和されましたが、その後も裁判が起こされていることから、厚生労働省は検討会を設けて制度の見直しを進めています。
検討会では今後、具体的な見直しについて議論を進めることにしています。


中国新聞 '12/6/29
原爆症検討会で中間報告了承

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201206290034.html


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(更新は、中々出来ませんがトラブルは、解消しました)
ニュースだけのページ
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福島第一原発事故と日本の原子力産業問題の情報室(北の山じろう)
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福島原発事故がもたらす放射能による環境汚染と健康被害の情報室
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