「北の山・じろう」時事問題などの日記

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自殺問題 表面化した背景と焦点〜(大津市・中学生自殺)

★この問題は、原発問題と同じだと思います。従いまして、記事のある限り掲載し続けます。

「NHK NEWS WEB」 から全文引用
自殺問題 表面化した背景と焦点
7月13日 19時40分
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/0713.html

去年10月、大津市で中学2年の男子生徒が自宅マンションから飛び降りて、みずから命を絶ちました。
それから9か月が過ぎた今、これまで公表されていなかった自殺を巡る学校のアンケートの内容が次々と明らかになり、警察が強制捜査に乗り出す異例の事態になっています。
問題が表面化した背景と今後の焦点について、大津放送局の矢島有紗記者が報告します。

アンケート内容“表面化”

事の発端は今月初めでした。
自殺した男子生徒の両親が、「学校でのいじめが原因で自殺した」として大津市などに損害賠償を求めている裁判の準備書面で、アンケートの中身の一部が明らかになりました。
アンケートは、男子生徒が自殺した直後の去年10月に学校が全校生徒を対象に行ったものですが、その詳しい内容までは公表されていませんでした。
しかしこの中に、「自殺の練習をさせられていた」とする回答が複数寄せられていたことが分かったのです。


これをきっかけに、これまで教育委員会が公表していなかった内容が次々と明らかになりました。
例えば、男子生徒が同級生から金を脅し取られていたようだと複数の生徒が回答していたことや、自殺の直前、同級生らに「死にます」などとメールしたようだという回答。
学校側がいじめにしっかり対応しなかったことを伺わせる回答もありました。
このため学校や教育委員会の調査に対する不信感が高まり、越直美市長は「教育委員会の調査は不十分で信用できない」として、改めて調査を行う方針を示しました。


警察が異例の強制捜査に

こうしたなかで今月11日、警察が全容解明を目指して生徒が通っていた中学校と教育委員会に対して強制捜査を行ったのです。
捜索の容疑は、自殺のおよそ2週間前、3人の同級生が男子生徒に暴行した疑いです。
生徒の自殺を巡って中学校に強制捜査が入ったのは異例のことです。


“生徒が亡くなっていることが分かっていない”

中学校では強制捜査翌日の12日、保護者に対する緊急の説明会を開きました。
説明会にはおよそ700人が出席し、出席者によりますと、学校側は、「調査が不十分だと批判されているが、できるだけ迅速に最大限、取り組んだつもりです」と理解を求めたということです。


しかし保護者からは、「今まで何をやっていたのか。今の教育では安心できない」とか、「アンケートの回答の中には犯罪のような事案もあるのになぜ警察に届けなかったのか」といった批判が相次いだということです。
また、保護者の1人は、「生徒1人が亡くなっていることが分かっていない。なぜ最初に黙とうができないのか」と学校側の姿勢を批判し、会場に大きな拍手が起きてその後、黙とうを捧げるという一幕もあったということです。


この日の学校側の説明に納得した出席者は少なかったようで、終了後、保護者からは「納得できません」とか「時間の無駄だったような気がします」といった声も聞かれました。
このような事態の収束は、警察の捜査の進展や、大津市や教育委員会、それに学校などの今後の取り組みに懸かっていると言えます。

実態解明はどこまで進むのか

大津市は、外部の有識者による調査委員会を設置して、当時の状況や学校の対応などを詳しく調べ直すとしています。
さらに、この中学校に通う多くの生徒に対する配慮や心のケアが求められます。
県や市の教育委員会は、現在スクールカウンセラーを派遣していて、さらなる増員も検討しているということです。
一方、警察の捜査の進展にも注目が集まります。
そもそも、今回の問題が注目されるきっかけとなった「自殺の練習」については、それが一体どんな行為で、実際に行われていたのかどうかも確証は取れていません。


教育委員会によりますと、アンケートに「自殺の練習」と書いた生徒の中に、実際にその様子を目撃した人は1人もおらず、他の人から「聞いた話」ばかりだということです。
また、いじめと自殺の関連性についても、自殺した生徒の親は「いじめが原因だ」と主張していますが、いじめたとされる同級生側は「いじめではなく遊びの範ちゅうだった」などと主張し裁判で争っています。
こうした内容を含め、警察の捜査を通じてどこまで実態が明らかになるのか、注目されます。


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