★二つの記事を、「読み比べて」一流全国紙と三流夕刊紙の違いを、考えてください。私が、「日刊ゲンダイ」や「ZAKZAK=夕刊フジ」の記事を重視する『理由』が、ご理解いただけるのでは、ないか??と思います。どちらが、核心に迫っているのでしょうか???
①朝日新聞 2012年7月7日8時46分
原発抗議行動、人数どっち? 主催者と警視庁調べに大差
http://www.asahi.com/special/energy/TKY201207060802.html
関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働に抗議する大規模な行動が、6日夜も首相官邸前で行われた。主催者側発表は15万人、警視庁調べでは約2万1千人だった。前回6月29日も主催者発表(15万〜18万人)と警視庁調べ(約1万7千人)に差があった。
主催者によると、午後6時の抗議開始から30分ほどしたところで、数人で手分けして計数器でカウント。その人数を基準に、終了直前ごろに何倍ぐらいに増えたかを目視で測り、参加人数を推定しているという。
一方、警視庁は、多くの人が集まる集会やデモがあると、後の警備の資料にするため、ふだんから現場で人数を把握している。
②「日刊ゲンダイ」
官邸デモ参加者 異常な数の開きは「視力の差」?
2012年7月3日
http://gendai.net/articles/view/syakai/137430
主催者20万人VS.警察1万7000人
<人の目にこんなに違いがあるものか…>
「エッ!? なぜこんなに数字が違うの?」――。思わず目をこすった人も多いのではないか。
先週末、すさまじい数の市民が首相官邸前に押し寄せた「6・29デモ」の参加者数のことだ。
「原発再稼働反対!」「野田ヤメロ!」のシュプレヒコールは地鳴りのようだったが、主催者発表が「20万人」と空前絶後のスケールだったのに対し、デモの 警備に当たった“警視庁の調べ”によると、たったの「1万7000人」。この数字をもとに、規模を小さく報じたTV局もあった。
その前週も主催者発表4万5000人に対し、警視庁調べ1万1000人と開きがあったが、今回の差はちょっと異常だ。
ネット上では「警察は国民をバカにしているのか」「一体、どう数えたら1万7000人なんて数字になるのか」と怒りの声が渦巻いている。
そりゃそうだ。実は、警察は正確に数えちゃいないし、正しい数字を発表する気もない。
「警察は野鳥の会のように、カウンターで正確な人数を数えているわけではなく、『目視』でデモ隊の一部を数えて、全体を割り出しているのです。例えば、デ モ行進Xメートルの間に横Y人の列がZ列あったら、全体のデモ隊の長さから大まかな数字はハジキ出せる。もちろん、正確かどうかは何とも言えません。そも そも、メディアは『警視庁調べ』と報じていますが、警視庁は一度も数字を“発表”していませんからね。あくまで、記者クラブが警備部に取材して、勝手に報 じたものなのです」(捜査事情通)
体制側の当局がデモの人数を過少に見積もるのは、古今東西、共通のこと。デモに参加し続けているジャーナリストの田中龍作氏は、「警察はいつも夕方6時のデモ開始直後の数字をカウントしている」と指摘した。
官邸前デモには、仕事を片付けてやってくるサラリーマンや、ネット中継の盛り上がりを見て、「行ってみよう」と駆けつける途中参加組が多い。デモ終了時刻の8時に向けて、参加人数は雪だるま式に膨れあがる。
どの段階でどう数えるか、どんな数字がいいのか、「目」と「下心」で参加者数は大きく差が開くことになるのだ。
☆ホームページのご案内
(更新は、中々出来ませんがトラブルは、解消しました)
ニュースだけのページ
http://sites.google.com/site/japan20120418news/
福島第一原発事故と日本の原子力産業問題の情報室(北の山じろう)
https://sites.google.com/site/kitanoyamajirou/
福島原発事故がもたらす放射能による環境汚染と健康被害の情報室
https://sites.google.com/site/ennpatujikonohousyanouhigai/