「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

【夜回り先生のエッセー】TPO 素の顔、姿を大切に「中日新聞 CHUNICHI WEB」

中日新聞 CHUNICHI WEB」 から全文引用
http://www.chunichi.co.jp/
夜回り先生のエッセー】
TPO 素の顔、姿を大切に
2012年7月17日
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/yomawari/list/CK2012071702100030.html

 子どもたち、この十年以上、私がとても気になっていることがあります。それは、君たち、子どもたちの服装や化粧がどんどん派手になっていることで す。しかも、TPOを考えずに。TPOとは、Time、Place、Occasionの略語で、時と場所と場合という意味です。

 子どもたち、たとえば、友だちの親のお葬式に、ピンクや赤などの派手な服装で出向き、大騒ぎをする。こんなことができますか。できないでしょう。 ただでさえ哀(かな)しみの中にいる友だちのこころをさらに傷つけてしまいます。体育の授業に、派手なミニスカートで参加する人もいないでしょう。これで は、運動はできません。大工さんが、スーツを着ていい仕事はできませんし、学校の先生が、海水パンツで教壇の前で踊っていたら、即笑いもの、それどころ か、教室から退場でしょう。これが、TPOを考えるということです。

 子どもたち、私たちは、君たち子どもも、私たち大人も、服装や、言葉遣い、行動すべてで、このTPOを考え生きていくことが大切だと、私は考えています。

 でも、今それが何かおかしくなっています。朝、駅で、数多くの高校生たちと出会いますが、髪を染め、本当の自分の顔がわからないほど、厚化粧で、制服のスカートをこれでもかというくらい短くした子どもたちがたくさんいます。

 彼女たちは、高校に何のために行くのでしょうか。ファッションショーのためでしょうか。これは、多分、テレビの影響が大きいと思います。毎日、テレビでは、若いタレントたちが、派手な格好で、出演しています。それをまねしているのでしょう。

 でも、子どもたち、なぜテレビのタレントたちが、あんなに派手な格好をしているのかわかりますか。それは、人より目立たなくてはならないからで す。しかも、外観だけで。そうしなければ、テレビの世界で生き残ることはできません。 私は、ある若い女性タレントから相談を受けたことがあります。彼女 のことばを忘れることができません。彼女は、こう言いました。「先生、私は、あんな派手な化粧や服装で、テレビに出たくありません。親からもらったこの素 の顔で、姿で、きちんと生きたい。あんな格好をさせられていると、どんどん自分が壊れていきます。本当の自分がわからなくなります」。彼女は、今、報道の 世界で、素の顔で、しかもスーツ姿で、笑顔で生きています。

 子どもたち、もう一度、日々、自分にとっての、TPOをよく考えよう。そして、そのTPOにあった服装で、生活しよう。それが、必ず、君たちの明日の幸せにつながります。


☆ホームページのご案内
(更新は、中々出来ませんがトラブルは、解消しました)
ニュースだけのページ
http://sites.google.com/site/japan20120418news/
福島第一原発事故と日本の原子力産業問題の情報室(北の山じろう)
https://sites.google.com/site/kitanoyamajirou/
福島原発事故がもたらす放射能による環境汚染と健康被害の情報室
https://sites.google.com/site/ennpatujikonohousyanouhigai/