「北の山・じろう」時事問題などの日記

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東京新聞論説副主幹 「子孫に借金を残すな」論バカバカしい「NEWSポストセブン」

「NEWSポストセブン」http://www.news-postseven.com/ から全文引用

東京新聞論説副主幹 「子孫に借金を残すな」論バカバカしい
2012.07.12 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20120712_127554.html

 消費税の引き上げについて新聞各紙では増税賛成派から「子孫に借金を残すな」という論調がでてきた。こうしたロジックの欺瞞を東京新聞中日新聞論説副主幹の長谷川幸洋氏が解説する。

 * * *
 消費税引き上げ法案が衆院を通過し、いよいよ増税が本当の話になりそうだ。マスコミも増税賛成派と反対派にくっきり分かれている。ちなみに東京新聞は反対派である。

 増税応援団がよく持ち出す話の一つに「子孫に借金を残すな」論がある。最近も毎日新聞が社説で「子や孫に借金回さない」という見出しを掲げて、次のように主張した。

民主党が政権を取って3年、以前にも増して借金は増え続けている。(中略)このままでは膨大な借金を子どもたちの世代に回すことになる。ただでさえ少子化で次世代の人口は減り続け、さらに若年者を労働市場からも締め出していたのでは、社会は破綻する」(7月2日付)

 これは一見、もっともらしい。この際、根本に立ち返って考えてみよう。

 そもそも子供に国の借金を残すのは悪いことか。人生90年として、いまの世代が将来の子供世代に国の借金を残さないとしたら、これから最長90年で国の借金をぜんぶ返済しなければならない。これは好ましいか。

 そんなことを本気で実現しようとすれば、とんでもない大増税と歳出カットが必要になる。あっという間に恐慌状態になって、子育てどころか日々の暮らしも困るようになるだろう。まったく、ばかばかしい。

 前にも書いたが、人生はだいたい90年で終わるが国は永遠に続く。サラリーマンは必ず住宅ローンを返済しなければならないが、死なない国家は借金 をぜんぶ返済する必要はない。言い換えれば、いつの時点でも子供はみんな国の借金を背負っている。これが普通の状態である。「子供に借金」論は、有限の個 人と無限の国を同列に扱った目くらましの議論なのだ。

週刊ポスト2012年7月20・27日号


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