「北の山・じろう」時事問題などの日記

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橋下市長と産経新聞が、原発意見聴取会では「多様な意見」=電力会社社員発言、を封殺するな、ですと。

★摩訶不思議???と言うしかありません。『電力会社グループが自分たちの意見を「やらせ」で押し通そうとする。市民の良識ある意見は、排除しようとする。』これが、今までの公聴会や意見聴取会などの『ヤラセ』の構図です。去年の九州電力のヤラセ問題が、キッカケとなり色々な場面で、同様のことが原発関係においては、行われてきたことが判明しています。今回の一件は、その悪しき体質が、何の反省も無く、いまだに続けられている事を、示しています。新聞であるなら、これを批判し糾弾するのが、当然でしょう。それを、しないで擁護する新聞は、「原発利権の御用新聞」と言うしかありません。その「原発利権の御用新聞」と一緒になって似たような事を言っているようでは、これまでの原発に関する発言は、「ウソ」であったことになります。最近の橋下大阪市長の発言を見ていると、もはや『この人は、権力に(国政)にとりつかれている』と思えるのは、私だけでは、無いようです。

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橋下市長と産経新聞が、原発意見聴取会では「多様な意見」=電力会社社員発言、を封殺するな、ですと。
宮武嶺 2012年07月18日 17:20
http://blogos.com/article/43372/
(全文引用)

 エネルギー戦略の策定に向け実施している意見聴取会で、政府が電力会社関係者の発言を認めない方針を決定したことについて、原発推進の産経新聞が社説に当たる主張で2012年7月18日に「エネルギー聴取会 多様な意見を封殺するな」http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120718/plc12071803200003-n1.htmとして

 意見聴取会は原発を含めて将来の最適な電源構成を検討する場であるはずだ。電力会社社員が自らの知見を生かし、原発の必要性を訴えることが、なぜ問題視されるのか。

 野田佳彦政権は、エネルギーに関する多様な意見を封殺することがあってはならない。

と主張しました。

 原発安全神話の下、マスメディアは原発があぶないという少数意見が封殺されてきていたのですが、先頭に立って封殺してきた側の産経新聞はそのことをどう反省しているのでしょうか。

 さて同じ日に、これを読んだのか、大阪市の橋下徹市長は報道陣に対し

「電力会社の意見も一つの意見。公正な手続きで選ばれたなら、どういう意見だったとしても聞かないといけない」

「幅広く意見を聞く場で(電力会社関係者の)意見を聞かないというのは違和感を覚える。特定の意見だけ排除すると、偏った意見しか聴取できなくなる」

と言いました。

 さんざん、言論封殺してるくせに良くいうなあ、ほんとにもう。その寛容さを大阪市民と職員にも向けてちょうだいな。

 まず、東北電力中部電力の管内からわずか9名が選ばれるだけなのに、ちゃっかり電力会社の社員が連続して入っている「奇跡」を公正な手続きだと認定する事実認定力が弁護士としてどうかと思いますし。いくら大会社とはいえ、人口の9分の1も電力会社社員はいませんよ。

 そもそも、18年後の2030年の原発依存率について0%、15%、20〜 25%と3択に設定し、即時原発0%を選択肢に入れていないこと。そして、40年廃炉を前提にするとかえって原発増設しないといけなくなる15%、20〜 25%を3つ中2つの選択肢にしまったこと。さらに、その3択に3人ずつ意見聴取の人数を分散させたのが公正ではないんですよ。

 少なくとも、意見を言いたいと申し出た人の7割以上が0%を選んでいるのだから、9人なら6〜7人は0%の人から意見を聞くのが公正・公平な抽選というものでしょう。
マジで理解不能 電力会社のやらせ意見聴取会と細野原発相と大津市教育長の「不思議な危機管理感覚」

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(意見表明希望者中0%を選択した人は70%以上)

 それにしても、橋下さんのこの発言を見たとき、ちょうど、秋原葉月さんのキング・オブ・「おまえがいうな」http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-1032.htmlという記事を読んだばかりだったので笑っちゃいました。

 この人、大阪市が出した関西電力株主総会への株主提案が無視されたとして怒ってしまい、賛成率が17%だったことについて「大変な数字だ。関電原発推進と言っているが、完全に無視するのか」と疑問を投げかけていました。

 ところが、自分が提案した「市政改革プラン素案」http://www.city.osaka.lg.jp/shiseikaikakushitsu/page/0000171805.htmlという名の、敬老パスの有料化をはじめ全世代にわたり市民向けの施策に大ナタをふるう市民サービス切り捨てプランに、94%(2万8000人!)の人が反対するパブリックコメントが寄せたら、

「反対が9割といっても反対の人がコメントを出すことが多いわけですから。世論調査でやるような抽出作業をしていないので統計的には意味がない。市全体の意思を反映していないのだから、政策に反映させたら大変なことになる」

パブコメは読んでいない」

と言い放ったんですよ。自分が「どんどん出してください」と言っていたパブコメの内容が都合悪かったからといってこれはないんじゃないですか。

 ちなみに、大飯原発の再稼働に反対する脱原発デモや集会を無視して原発再稼働を容認したことについては、

「1万や10万の声があったとしてもやらなきゃならない時にはやるのが政治」

なんだそうな。

 多様な意見を尊重するために、電力会社の社員に意見を言わせろとは、今や、脱原発の旗手転じて電力会社の守護神。ところが、大阪府や大阪市では、思想良心の自由や表現の自由などの基本的人権を蹂躙して、市民や公務員の多様な意見を封殺。

 まさに、意見がコロコロ変わるクルクル王子が、「おまえが言うな王」に登り詰めちゃいました。
橋下市長が野田首相を急に大絶賛 理由は集団的自衛権、TPP、消費税増税が「決める民主主義」だって(呆れ)
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