「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

最新知見】 小児期の被爆に関連した  甲状腺癌の過剰リスクは、 被爆後50年超、存続している

※ただし、こちらは原爆の被曝被害です。ここまで、はっきり言った情報は、見ていません。少なくても、日本の御用医学者・研究者の見解とは、正反対です。当時、20歳以下の年齢だった人々には、今なおリスクが残っていることになります。一部、抜粋引用。
『また、著者ではありませんが、Vanderbilt大学の放射線研究者John Boice氏はロイターの取材に「放射線により甲状腺細胞が永久に損傷されているため、高線量で完全に細胞死しているのでない限り、ほぼ生涯に渡ってリス クが残るのではないか。」と答えています。 2)』

※こうであるとしたなら、日本政府の見解とは、全く違います。文中で、「被曝」を「被爆」と誤変換していますが、その程度のミスには、私は「目くじら」を立てません。忙しい中でボランテイアで、翻訳してくれているのです。


★阿修羅♪ >
最新知見】 小児期の被爆に関連した  甲状腺癌の過剰リスクは、 被爆後50年超、存続している
http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/619.html
投稿者 石井広国 日時 2012 年 8 月 21 日 09:13:13: lgrsLYVwCYBHY

(引用元ブログ)
りすのブログ
【最新知見】被爆者研究:子どもの甲状腺癌リスクには長期的傾向が認められる
2012-08-19 15:02:16
http://ameblo.jp/squirrel6406/entry-11332404217.html


ちなみに文中の出典の根拠となっているのは、下記の通りです。
2012年8月16日発行のInternational Journal of Cancer
ホーム>http://onlinelibrary.wiley.com/
http://onlinelibrary.wiley.com/journal/10.1002/(ISSN)1097-0215


被ばくさせられたひとびとの無念とは。

子どものときの被ばくが何十年ののちまで影響する場合が、リスクとして高い、
と今更ながら新知見だと論文。しかし日本人は被ばくさせられたひとの経験と無念をば、現在に生かしているのかと考えさせられます。

国民を守ること、政府もお医者も、センモンカもどうしたらよい かわからないのか・・・


.................以下引用....................................

りすのブログ

ある行為が人間の健康あるいは環境への脅威を引き起こす恐れがある時には、たとえ原因と結果の因果関係が科学的に十分に立証されていなくても、予防的措置がとられなくてはならない。
予防原則に関するウィングスプレッド宣言


【最新知見】被爆者研究:子どもの甲状腺癌リスクには長期的傾向が認められる

2012-08-19 15:02:16
テーマ:被爆者研究


Long-term trend of thyroid cancer risk among Japanese atomic-bomb survivors: 60 years after exposure 1)
Furukawa K, Preston D, Funamoto S, Yonehara S, Ito M, Tokuoka S, Sugiyama H, Soda M, Ozasa K, Mabuchi K.

2012年8月16日発行のInternational Journal of Cancerに掲載された新知見です。


著者訳を探したのですが、見当たりませんでしたので翻訳しました。

翻訳始め

                                                                                                            • -

日本人原爆生存者では甲状腺癌リスクの長期的傾向が認められる:被爆60年後

抄録:
小児期および青年期に電離放射線に被爆後の甲状腺癌のリスクは、
社会的に注目された話題である。

甲状腺癌の放射線誘発リスクにおける
長期的傾向と被爆時年齢による差異を特徴づけるため、

1958〜2005年までの日本人被爆生存者寿命調査(LSS)
コホート105401名を対象として甲状腺癌発症率データを解析した。

追跡調査期間中、対象被験者では初発の原発性甲状腺癌371例(直径10mm未満の微小癌を除く)を特定した。

線形線量反応モデルを用いて、

10歳時に急性被爆した60歳の人の場合、
放射線被爆1Gyでの甲状腺癌の過剰相対リスクは1.28(95%信頼区間:0.59〜2.70)と推定した。

リスクは被爆時年齢の上昇とともに急激に減少し、

20歳以降に被爆した場合、甲状腺ガン発症率増加はほとんど認められなかった。

20歳以前に被爆した人のうち甲状腺癌症例の約36%が放射線被爆に起因すると推定した。

過剰リスクの大きさは、
到達年齢上昇や被爆からの時間の経過とともに減少しているが、
小児期の被爆に関連した甲状腺癌の過剰リスクは、
被爆後50年超、存続している。

                                                                                                            • -


翻訳終わり


この研究は高線量急性被爆リスクに関するものですから、現在の状況にそのまま適用できるわけではありません。しかし、


被爆時年齢が20歳以下の方の過剰リスクが被爆から50年を経てもなお存在するということは留意する必要があります。


また、著者ではありませんが、Vanderbilt大学の放射線研究者John Boice氏はロイターの取材に「放射線により甲状腺細胞が永久に損傷されているため、高線量で完全に細胞死しているのでない限り、ほぼ生涯に渡ってリス クが残るのではないか。」と答えています。 2)

                                                                                                            • -

1)Long-term trend of thyroid cancer risk among Japanese atomic-bomb survivors: 60 years after exposure(International Journal of Cancer)

2)Thyroid cancer risk persists decades after radiation(Chicago Tribune 2012.08.17)