「北の山・じろう」時事問題などの日記

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核燃料プール 数年で満杯 6割が運転不可に<東京新聞 TOKYO WEB

★これも深刻な原発問題です。使用済み核燃料の置き場所が無いため、現在は各原発敷地内の共用プールに保管されています。これが満杯になれば、使用済み核燃料の置き場所がなくなります。また、「各原発敷地内の共用プール」の冷却が失われたなら、やはり大規模な放射能の拡散につながります。原発が、良い悪い以前の話として、もうこれ以上続けるのは、物理的に不可能になりつつあります。後始末のことは、一切考えず目先の利益ばかり、追い求めるのが、原発ビジネスの大きな特徴です。負担や危険は、全部先送りです。原発のコストには、これから先のコストは、ほとんど正確には含まれていません。巨額のコストが、です!!!全部、後の世代に付け送りですよ!!!若い人ほど、原発に反対しなければならない理由です。

東京新聞 TOKYO WEB
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核燃料プール 数年で満杯 6割が運転不可に
2012年9月4日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012090402000109.html
(全文引用)


図URL
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/images/PK2012090402100020_size0.jpg

 全国の原発五十基のうち約六割の三十三基が、数年間稼働させれば使用済み核燃料プールが満杯になり、動かせなくなることが、各電力会社への取材で 分かった。新たに中間貯蔵施設を造るには十年はかかり、使用済み核燃料を再処理しても、核のごみは減らず、再生される混合酸化物燃料(MOX燃料)は使う 計画がない。原発の抱える深刻な問題がはっきりした。 

 本紙は、原発を保有する九つの電力会社と日本原子力発電(原電)に、各原発のプールの空き容量のほか、一年(通常、原発の定期検査の間隔は十三カ月)ごとの核燃料交換の実績値を取材。そのデータから、各プールがあと何年で満杯になるかを計算した。

 これまでプールの空き容量は三割強あり、当面は何とかなるとされてきたが、個別に見ると状況はもっと厳しかった。

 東京電力の福島第一5、6号機(福島県)や柏崎刈羽6、7号機(新潟県)は既にほぼ満杯。同社と原電は共同出資して青森県むつ市に中間貯蔵施設を建設中だが、まだ完成していない。仮に完成しても、六年ほどでいっぱいになる。

 中部電力浜岡3、4号機(静岡県)、関西電力美浜1、2号機、大飯1、2号機、高浜1、2号機(いずれも福井県)などは一〜三年分の空き容量しか ない。新しい号機のプールは比較的余裕があるものの、ほかの号機の使用済み核燃料を受け入れると五年前後で満杯になってしまう状況だった。

 東電と原電以外は、再処理工場(青森県六ケ所村)の貯蔵プールを活用したいところだが、既に97%以上が埋まっている。中間貯蔵施設を新設することも考えられるが、むつ市の事例も計画からほぼ完成まで十二年を要しており、とても各原発の厳しい状況には間に合わない。

 十二年分以上の残り容量があるのは、北海道電力泊3号機(北海道)、四国電力伊方3号機(愛媛県)、九州電力川内1号機(鹿児島県)の三基だけだった。

<使用済み核燃料> 原発は定期検査ごとに原子炉内の核燃料をすべて取り出し、4分の1から3分の1程度を交換し、再び炉に戻される。交換作業が問 題なく進むよう、使用済み核燃料プールには1炉心分強の空きスペースが必要とされる。使用済み核燃料といっても長期間、放射線と熱を発し続けるため、貯蔵 プールでの継続的な冷却が欠かせない。




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