「北の山・じろう」時事問題などの日記

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放射能汚染時代を生きていく(放射能汚染サバイバルゲーム){その1}

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(北の山じろう)はてな第2時事日記


タイトルを、「放射能汚染時代を生きていく(放射能汚染サバイバルゲーム)」としたのは、「ゲーム」と言う言葉を、使わないと余りに悲惨すぎるからです。ふざけているわけでは、ありません。日本国民全員が参加して、放射能汚染時代を生きていかなければ、なりません。ただ、あほら〜と生きていけば、多分かなり「ひどい」または「悲惨な」未来が待ち受けているものと推測されます。そんな時代を、どう生きていくべきなのか???どう生活すれば、より健康に生きていけるのかを、考えて行きたいと思います。


極端なことを、言うなら日本人が滅びるか(社会として、国として)、それとも生き延びるか???と言う、きわめて深刻な話です。だから「放射能汚染サバイバルゲーム」とサブタイトルをつけました。


もう、普通の人は(?)関東・東北、そしてその周辺の一部地域が放射能に汚染されている事に気が付いていると思います。このまま、普通に生活していけば、現在のチェルノブイリ周辺諸国の現在の姿が、日本に再現されるでしょう。放射能の放出量がまだ、ハッキリ分かりません。これによっては更にひどい場合も予想されます。


そんな時代を、どう生きていくべきなのか???を、これから少しづつ考えて行こうと思います。


これまでは、国民を騙すための言葉として、「放射能を正しく恐れる」などと政府の側に立つ人間が言ってきました。「100ミリシーベルト(年間被曝量)以下の被曝なら何の心配も要りません」と言うのが、政府の公式見解です。こう、福島県民は(洗脳)教えられてきたと思います。多分、信じていない人が多かったと思いますが、新聞やテレビでしか情報を得ない人は、これを信用しているかもしれません。


「放射能を正しく恐れる」のは、基本的に正しい考え方です。ただし、基本は年間被曝量「1ミリシーベルト」です。100倍に誤魔化しては、いけません。


年間被曝量「1ミリシーベルト」は、外部被曝と内部被曝を合わせた被曝量です。これは、安全を意味するものでは、なく、「ここまでは我慢してください」と言う量です。目安が無いと、人間は判断や行動に困ります。人によっては、パニックになったり精神障害を起こしてしまうかもしれません。そういう意味で、年間被曝量「1ミリシーベルト」が決められているのです。


これを決めたのは、「ICRP・国際放射線防護委員会」という原発推進(=核兵器推進)を目的とする団体です。不思議な事に、民間団体の形式をとっています。しかし、団体の規模は大規模であり誰かが、スポンサーになっているのでしょうネ??当然、核兵器や原発を存続させたい政府や大企業が、スポンサーだと推測されます。


IAEA=国際原子力機関は、国際機関ですが、元々「核兵器の拡散を防止する」のが、目的です。別の言葉で言うと、「核の独占」を目的としています。ですから、当然「原発推進」の立場にあり、第一の目的は核関連施設の査察です。プルトニウムを大量に保有している日本などは、怪しまれています。


そのため、保有するプルトニウムを減らす事を目的に、MOX燃料を、わざわざ製造して(作っているのは、外国です)、原発で燃やしているのです。MOX燃料の価格は通常のウラン燃料の5倍(?)位するそうです。プルトニウムを大量に保有しすぎたために
このような、ばかげた事をしているのです。


ですから、この悪循環を止めようと思うなら、脱原発依存にエネルギー政策を転換するしか道はありません。研究目的などという名目で中途半端に、原発を残せば、ズルズルとこれまでと同じ事を続けると思います。他の国では、危険すぎると言う事で、とっくに開発が取りやめになった「高速増殖炉(もんじゅ)」を日本は、まだ止める事が出来ずに継続しています。原子力関連予算を毎年、請求して消化する以外に、今となっては何の意味も無いでしょう。六ヶ所村の中間処理工場も同じです。原発利権の中心である「電事連」でさえ、資金のムダだから止めようと発言し、止める方向で話がまとまりました。2002年ごろの話です。それが、結局今も継続しています。日本の政府や行政には、「止める」と言う事が出来ないのです。


国民が、現状を正しく認識して、明確な意思表示を続ける以外に方法は、ありません。脱原発依存にエネルギー政策を転換した国は、みなそうです。すんなり、脱原発にエネルギー政策を転換した国など、一つもありません。


大分、話がずれてしまいました。年間被曝量は、原発推進の御用団体をもってしても1年間に「1ミリシーベルト」が上限です。外部被曝と内部被曝を合わせた被曝量です。ちなみに、福島県の学校で基準とされた年間「20ミリシーベルト」は、アメリカやドイツの原発労働者の1年間の被曝限度量です。しかも、内部被曝は一切なしという前提です。正確には、少し違いますが1年平均なら、こうなります。それを児童・学童に適用したのです。


労災の話をします。年間被曝量(外部被曝)5ミリシーベルトから、労災が適用になります。
20ミリシーベルトは、労災基準の4倍です。


「放射能汚染時代を生きていく」ために、まず最初に必要なのは、世界標準の基準を知り、それを守る事だと思います。それで、安全というわけでは、ありませんが、「目安」が出来ます。基準が分からなくなっているのが、今一番問題だと思います。他国の基準を知り、世界の常識的な基準を知り、何より日本国自身の、原発事故前の基準を思い出す事が、今一番大事なのではないかと思います。

基準を知り、基準を守る。または基準を最大限、守るように生活し、行動の習慣を身に付けることがまず、第一だと思います。

年間被曝限度量は、「1ミリシーベルト」です。外部被曝と内部被曝を合わせた被曝量です。これを、基準に安全と危険を区別して、危険は、極力避けるように生活するのが、まず第一の基本です。

基本を踏み外せば、それだけ将来又は、現在の健康被害のリスクが高まります。



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