「北の山・じろう」時事問題などの日記

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力量問われる安倍新総裁 焦点は原発?<zakzak>

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力量問われる安倍新総裁 焦点は原発
連載:「日本」の解き方 2012.10.02
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121002/plt1210020753002-n1.htm
◇全文引用

 9月26日、自民党総裁選が、安倍晋三氏、石破茂氏、石原伸晃氏、町村信孝氏、林芳正氏の間で行われた。

 1回目の投票は、石破氏199(国会議員34、党員165)、安倍氏141(同54、87)、石原氏96(同58、38)、町村氏34(同27、7)、林氏27(同24、3)。決選投票は、安倍氏108、石破氏89で、国会議員、党員ともに第2位の安倍氏が新総裁になった。

 はじめは石原氏が優勢と伝えられていた、確かに国会議員票は1番だ。しかし、谷垣禎一前総裁を裏切ったということで「平成の明智光秀」といわれ、さらに福島第1原発を「サティアン」と呼ぶなどテレビでの失言・暴言が相次ぎ、自滅していった。石原氏は、森元首相などの党内長老の支持を受けていたので、これが災いになった。

 いずれにしても、自民党は世代交代が進み、これが今回の総裁選の最大の貢献となった。石破氏はこれまでの地方遊説が功を奏して、党員票は第1位だった。しかし、国会議員票で伸び悩んだ。

 もっともまだ自民党は野党である。今回の総裁選は野党なのにテレビ中継された。一方、民主党代表選は与党なのに注目されなかった。これは前代未聞の出来事だ。ひとえに民主党代表選が野田佳彦首相の再選確実で面白くなかったとともに、民主党が低迷し次期総選挙で自民党が与党に返り咲くといわれているからだ。

 しかし、総選挙をいつやるかのカードは当面民主党にある。とてもじゃないが、今の民主党が「近いうち」に解散総選挙をやるとも思えない。新執行部の布陣も、輿石東氏が幹事長続投するなど解散総選挙先送りがミエミエである。選挙で負けるとわかっていて、選挙する政治家はいない。いくら「近いうち解散」と言ったとしても解散権は首相の専権事項だ。

 もちろん、安倍新総裁は、3党合意は公党間の約束にとどまらず国民との約束といい、自民が問責決議に賛成したから3党合意の前提が崩れているという野田首相の言い訳を許さず、年内の解散総選挙に持って行こうとするだろう。

 安倍新総裁は、執行部人事を終えてから、民主との党首会談に応じるとしている。党首同士の力勝負である。

 その前に執行部人事で石破幹事長、高村正彦副総裁、甘利明政調会長、細田博之総務会長、浜田靖一国対委員長、菅義偉幹事長代行などを決めた。安倍・石破両氏の支持者を意識したバランス人事だ。安倍新総裁も石破幹事長も脱派閥であるので、とりあえず古い自民党的ではない。

 ただし、政策的には、政調会長が甘利氏になったので、安倍新総裁は総裁選で脱原発依存といいながらも、実のところ原発推進だったとみられても仕方ないだろう。原発は次の総選挙で必ず争点になるので、国民がどのように反応するだろうか。国民の多くは脱原発であることを考えると、自民党が政権に帰れない可能性も出てくるのではないか。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一



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