「北の山・じろう」時事問題などの日記

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【夜回り先生のエッセー】 勇気 絶対いじめ認めない<中日新聞 CHUNICHI WEB>

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夜回り先生のエッセー】勇気 絶対いじめ認めない
2012年9月25日
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/yomawari/list/CK2012092502000003.html
▽全文引用



 子どもたち、今回も、いじめについてのお願いです。

 自分の学校やクラスでいじめがあることに気付いている子どもたちに、お願いがあります。そのことを、まずは君の親に、そして学校の先生に教えてあげてください。

 君たちの中には、別に暴力はふるっていないし、ただ無視したり、悪口を言ったりしているだけだから、いじめかどうかわからないと思っている子もいるでしょう。

 まずは、いじめられている子が、元気なのか、何かつらそうではないのか、哀(かな)しそうではないのか、それを、考えてみてください。

 もしも、元気がなかったり、つらそうだったり、哀しそうだったりしたら、いじめられている可能性があります。

 まずは、親や、先生に、それを伝えてください。あとは、親や先生が判断してくれます。

 君たちの中で、もしもいじめに気付いているけれど、もしそれを親や先生に話したら、自分もいじめられるかもしれない、怖いと思っている子どもたちに、言っておきます。

 自分を守るために、だれかがいじめられていても、それを見て見ぬふりをすることは、そのいじめに君が参加しているということです。絶対してはいけないことです。

 君たちに、とっても勇気が出る話を伝えましょう。

 二〇〇七年、カナダのノバスコシア州の九年生が、(カナダは日本の高校まで、すなわち小学校からの十二年が義務教育となっています。ですから、この生徒は、日本でいえば、中学三年生が)、ピンクのポロシャツを着て登校したのですが、ホモセクシュアルと言われ、暴力まで受けるいじめにあいました。

 それを知った十二年生、つまり日本では高校三年生の二人の生徒が、町中を走り回って五十枚のピンクのシャツやTシャツを買い、クラスメートにそれを着て明日登校してくれるように頼みました。

 次の日、学校はピンクのシャツを着た生徒であふれ、それ以後、その学校でのいじめはなくなったそうです。

 これは、報道を通じて、またたく間にカナダ全土に広がり、学校でも会社でも、いじめを自分は認めない、その意思表示として、ピンクのシャツを着るようになったそうです。

 現在カナダ全土では、毎年二月の最終水曜を「ピンク・シャツ・デー」として、政治家や会社員、子どもたちまでもが、ピンクのシャツを着て、いじめは、この国では絶対認めないという意志を表明しています。

 子どもたち、どうですか、勇気が湧きましたか。



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