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廃止の水力発電を民間が再生へ、原発事故で役割実感/箱根<カナロコ(神奈川新聞)

カナロコ(神奈川新聞)
http://www.kanaloco.jp/
廃止の水力発電を民間が再生へ、原発事故で役割実感/箱根
2012年10月7日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1210070006/
▼全文引用

水力発電所が多く立地している箱根地域で10月から、廃止された施設を再生させる民間事業がスタートする。水力発電は、東京電力福島第1原発事故を契機に注目を集める再生可能エネルギーの“元祖”でもある。事業化を前に行われた視察に同行した。

 「須雲川発電所」と命名された事業は、東電の関連会社「東京発電」(本社・東京都港区)が手掛ける。箱根町畑宿の須雲川上流にある水力発電所跡を来春再稼働させる。

 同社の視察は、下流にある東電・畑宿水力発電所から現場に向かった。渓谷を巻くように30分ほど山道を歩くと、沢の出合いのような場所にコンクリート造りの小屋が現れた。

 これが同町内の老舗旅館が1954年に建設、約30年間、自家用に使った発電所跡。建物は傷みが目立つが、内部に残されている発電機の存在感はいまも変わらない。

 発電機を回すエネルギーは、背後の斜面からの落差(約42メートル)を利用する。水を落とし込む太い配管沿いにあえぎながらひと登りすると、水をためる上部の水槽に着いた。

 急であればあるほど高出力が期待できる。天候によらない、365日の稼働が魅力だが、建設に携わった先人の苦労がうかがえた。

 同社の計画では、建物と発電機(最大出力190キロワット)は新しい設備に替え、配管や導水路は「できる限り再利用する」という。

 同社が水力発電所跡の再生事業を始めたきっかけは温暖化防止対策。今回の須雲川は、静岡、茨城に次いで3カ所目になる。

 福島第1原発事故が起きてからは、安全性の高い再生可能エネルギーの導入に向け、同社にも自治体や個人から問い合わせが相次いでいるという。

 地形的に恵まれた箱根の水力発電の歴史は古い。1891(明治24)年に須雲川水系に施設ができ、湯本の旅館などに供給を開始。馬車鉄道の電化や電灯の普及で建設が増えた。

 現在でも、東電など6カ所の水力発電所が稼働を続ける。総発電量は原発1基分にも満たないが、共存すべきパートナーとの思いを新たにした。




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