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東日本大震災:福島第1原発事故 「高線量下、対策怠る」 孫請け元作業員、労基署に申告<毎日新聞>

毎日新聞
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東日本大震災:福島第1原発事故 「高線量下、対策怠る」 孫請け元作業員、労基署に申告
毎日新聞 2012年11月02日 東京朝刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20121102ddm041040115000c.html
▼全文引用


 東京電力福島第1原発事故の収束作業に従事した福島県いわき市の元原発労働者の男性(46)が1日記者 会見し、東電と作業を請け負った関電工(東京都港区)を労働安全衛生法違反に当たるとして福島県・富岡労働基準監督署に申し立てたことを明らかにした。男 性は「高い放射線量下で安全措置がおろそかな状態で働かされた。少しでも安全な働き方を考えてもらえれば」と訴えた。

 ◇東電などに是正求める

 男性はいわき市の電器メンテナンスの会社に所属。東電が発注し、関電工が元請けとなった仕事の2次下請けだった。昨年3月24日に3号機のタービン建屋内で、電源ケーブル敷設作業に当たった。

 申告書や男性によると、作業前に「線量が若干高いが作業に支障はない」との説明を受け、被ばく線量計を毎時20ミリシーベルトに設定して作業に入った。だが、実際には建屋地下には高濃度の汚染水がたまり、数分で線量計のアラームが鳴り始めた。

 東電の作業グループは地下の空間線量を測定し、「線量が毎時400ミリシーベルトを超えている」と現場 から撤収したにもかかわらず、男性らの作業は続行された。男性は長靴を履いておらず、たまり水に危険を感じたことから地下の作業を拒否。最終的に作業は全 体で40〜60分行われ、関電工と1次下請けの3人は地下での作業を行い、1回の作業で173〜180ミリシーベルトを、男性は11・15ミリシーベルト を被ばくした。

 申告書では、関電工が高線量の場所にとどまって作業を続けさせるなど安全対策を怠ったこと、東電は違反 行為を防止する措置を怠ったことが労働安全衛生法違反に当たるなどとして、線量管理のあり方の是正などを求めている。男性は「今年3月以降は会社から仕事 もなく実質的に解雇された。原発の末端で働く者は危険な状態で働いていても訴える機会もなく、使い捨てられる」と述べた。

 関電工は「詳細を知らないが、労基署の判断に従いたい」とコメントした。東電広報部は「復旧作業にあたり高線量の被ばくをした労働者には申し訳なく思っている。労基署の求めがあれば真摯(しんし)に対応したい」と話している。【東海林智】



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