「北の山・じろう」時事問題などの日記

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東日本大震災:福島県いわき市 原発事故による風評、根強く残る(その1)(その2止) 「見える化」農・水産物を測定し、公表

☆すみません、子供向けの記事です。

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
東日本大震災:福島県いわき市 原発事故による風評、根強く残る(その1) 積極的にネットで情報発信
毎日小学生新聞 2012年11月23日
http://mainichi.jp/feature/maisho/news/20121123kei00s00s003000c.html
▼全文引用



 ビジネスマンでにぎわう東京(とうきょう)・有楽町駅前広場(ゆうらくちょうえきまえひろば)で20日(はつか)、福島県(ふくしまけん)いわき市(し)の小名浜港(おなはまこう)で水揚(みずあ)げされたサンマの塩焼(しおや)きとつみれ汁計(じるけい)600食(しょく)が無料(むりょう)で振(ふ)る舞(ま)われました。いわき市(し)が復興支援(ふっこうしえん)に対(たい)する感謝(かんしゃ)と東京電力福島第(とうきょうでんりょくふくしまだい)1原発事故(げんぱつじこ)の風評被害対策(ふうひょうひがいたいさく)として開(ひら)いたイベント「復興支援感謝(ふっこうしえんかんしゃ) いわきのサンマ豊漁祭(ほうりょうさい)」で、道行(みちゆ)く人(ひと)たちが長(なが)い行列(ぎょうれつ)を作(つく)りました。いわき市(し)は、農林水産業(のうりんすいさんぎょう)、観光業(かんこうぎょう)の復興(ふっこう)のために情報(じょうほう)を積極的(せっきょくてき)に公開(こうかい)しています。【篠口純子(しのぐちじゅんこ)】

 いわき市(し)は、福島第(ふくしまだい)1原発(げんぱつ)から約(やく)30キロメートル離(はな)れています。米(こめ)のほか、ネギ、ナシ、イチゴ、とっくり芋(いも)などを生産(せいさん)し、とくにトマト栽培(さいばい)が盛(さか)んで、日本有数(にほんゆうすう)のハウストマトの産地(さんち)です。
 ◇農産物(のうさんぶつ)の取引拒否(とりひききょひ)など大打撃(だいだげき)

 東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)で沿岸部(えんがんぶ)に最高約(さいこうやく)9メートルの津波(つなみ)が押(お)し寄(よ)せ、死者(ししゃ)430人(にん)、約(やく)9万棟(まんとう)の住宅被害(じゅうたくひがい)を受(う)けました。現在(げんざい)は、仮設住宅(かせつじゅうたく)が約(やく)3500戸建設(こけんせつ)され、原発事故(げんぱつじこ)の影響(えいきょう)で約(やく)2万(まん)3000人(にん)が市内(しない)に避難(ひなん)しています。いわき市(し)は被災地(ひさいち)でありながら、被災者(ひさいしゃ)を受(う)け入(い)れている地域(ちいき)でもあるのです。

 鈴木英司副市長(すずきえいじふくしちょう)は「震災前(しんさいまえ)よりにぎわいのあるいわき市(し)を取(と)り戻(もど)したいです。しかし、風評被害(ふうひょうひがい)が根強(ねづよ)く残(のこ)っています」と話(はな)します。原発事故(げんぱつじこ)により、市(し)の農産物(のうさんぶつ)が取引(とりひき)を拒否(きょひ)されたり、安(やす)い価格(かかく)で取引(とりひき)されたりするなど、大打撃(だいだげき)を受(う)けました。

 市(し)は10月1日(がつついたち)、農政水産課(のうせいすいさんか)など5課(か)の職員約(しょくいんやく)20人(にん)で構成(こうせい)する「見(み)せます!いわき情報局(じょうほうきょく) 見(み)せる課(か)」(通称(つうしょう)・見(み)せる課(か))を市役所内(しやくしょない)に開設(かいせつ)。公式(こうしき)サイト「見(み)せます! いわき情報局(じょうほうきょく)」で、判断材料(はんだんざいりょう)とするための放射性物質(ほうしゃせいぶっしつ)の検査結果(けんさけっか)や検査方法(けんさほうほう)を掲載(けいさい)しています。=2面(めん)につづく



東日本大震災:福島県いわき市 原発事故による風評、根強く残る(その2止) 「見える化」農・水産物を測定し、公表
毎日小学生新聞 2012年11月23日
http://mainichi.jp/feature/maisho/news/20121123kei00s00s015000c.html
▼全文引用

 「サンシャイントマト」を栽培(さいばい)する大野水耕生産組合(おおのすいこうせいさんくみあい)の青木浩一(あおきこういち)さん(44)は、「検査(けんさ)して放射性物質(ほうしゃせいぶっしつ)が出(で)なくても、“福島県産(ふくしまけんさん)”というだけで避(さ)けられた。ありのままを見(み)て、消費者(しょうひしゃ)に判断(はんだん)してもらうしかない」と話(はな)します。

 市内(しない)では6か所(しょ)の測定所(そくていしょ)で、全農家(ぜんのうか)が市場向(しじょうむ)けに出荷(しゅっか)する農産物(のうさんぶつ)の放射性(ほうしゃせい)セシウムを調(しら)べています。農産物(のうさんぶつ)を水(みず)で20秒洗(びょうあら)い、カッターナイフの刃(は)で切(き)り刻(きざ)み、ビーカーに入(い)れて測定(そくてい)。次(つぎ)の日(ひ)にはホームページで発表(はっぴょう)します。農地(のうち)、大気中(たいきちゅう)、水道水(すいどうすい)の放射線量(ほうしゃせんりょう)も測定(そくてい)しています。

 大人(おとな)だけでなく、若者(わかもの)も風評被害対策(ふうひょうひがいたいさく)に取(と)り組(く)んでいます。県立磐城農業高校(けんりついわきのうぎょうこうこう)の農業(のうぎょう)クラブの生徒(せいと)たちは、いわき産(さん)の野菜(やさい)を使(つか)って自分(じぶん)たちにできることはないかと「サンシャインカレー」を考案中(こうあんちゅう)です。15種類(しゅるい)のスパイスを一(ひと)つ一(ひと)つ作(つく)り、いわき産(さん)のトマトや梨(なし)を入(い)れるなど試行錯誤(しこうさくご)しています。「だれにでも食(た)べやすいカレーを作(つく)りたい」と話(はな)します。

 いわき市(し)は、水産物(すいさんぶつ)にも対象(たいしょう)を広(ひろ)げ、「水産物(すいさんぶつ)の見(み)える化(か)」も始(はじ)めました。11月(がつ)16日(にち)からホームページを開設(かいせつ)し、市(し)の漁港(ぎょこう)で水揚(みずあ)げされた水産物(すいさんぶつ)の放射性物質(ほうしゃせいぶっしつ)の測定値(そくていち)を公表(こうひょう)しています。

 「見(み)せる課(か)」の西丸巧課長(さいまるたくみかちょう)は「厳(きび)しい状況(じょうきょう)は続(つづ)いているが、関係機関(かんけいきかん)と一緒(いっしょ)になって立(た)ち向(む)かう。息(いき)の長(なが)い情報(じょうほう)を発信(はっしん)していきます」と話(はな)しています。