「北の山 じろう」日記               (その心は?明日、天気にな~~れ!)

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選挙権があれば、甲状腺癌にはならない by 鈴木真一<院長のひとりごと>

★全文転載

ブログ【院長のひとりごと】
ホーム>http://onodekita.sblo.jp/
選挙権があれば、甲状腺癌にはならない by 鈴木真一
2012年11月05日
http://onodekita.sblo.jp/article/59825818.html

 国を挙げての数百万規模の甲状腺検査を行っている福島県。その検査のトップに立つ人間が福島医科大学 医学部医学科 器官制御外科学講座 の鈴木真一教授
(写真URL)
http://onodekita.sakura.ne.jp/sblo_files/onodekita/image/2012110501-thumbnail2.jpg

私のブログには当初よりご登場いただいております。福島の安全安心を振りまくために、山下先生とともに日夜努力されています。

2011年10月4日 熊日夕刊(画像URL)
http://onodekita.sakura.ne.jp/sblo_files/onodekita/image/2012110502-thumbnail2.jpg

10人の甲状腺機能に変化 福島の子130人健康調査 2011年10月04日(火)
 認定NPO法人日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)と信大病院(ともに松本市)が、福島県内の子ども130人を対象に今夏行った健康調査で、10人(7・7%)の甲状腺機能に変化がみられ、経過観察が必要と診断されたことが3日、分かった。福島第1原発事故との関連性は明確ではない。旧ソ連チェルノブイリ原発事故(1986年)の被災地では事故から数年後に小児甲状腺がんが急増しており、JCFは今後も継続的に検査が受けられるよう支援していく方針だ。

まったく同じデータを見て、異常なしと豪語したのが、この鈴木教授
(新聞画像URL)
http://onodekita.sakura.ne.jp/sblo_files/onodekita/image/2012110503-thumbnail2.jpg

甲状腺を専門とする福島医大医学部期間制御外科学講座の鈴木真一教授は「この結果を見る限り、一般の健康診断で測定される範囲内」と話す。
 130人中7人で確認された甲状腺刺激ホルモンの上昇は「大人の場合は多いときには2割で基準値を超える人が確認される。特異なデータではない。仮に治療するとしても判断基準は数十という数値」と指摘。

そして、この教授は口裏を合わせる会議の先頭の旗振りまでしています。デパートの中に子どもの甲状腺検査コーナーまで作っていながら、大丈夫だとうそぶく神経には頭が下がります。私にはとても無理です。(だからこそ、今があるわけですが・・・)このように嘘で嘘を塗り固めているからこそ、批判が強まり、ついにこの教授が説明会を開くことになりました。

郡山で甲状腺検査説明会2012年11月05日(朝日新聞?)
(北の山・追記>http://d.hatena.ne.jp/hajimetenoblog/20121106/1352151698
●住民からは疑問・異論
 県民健康管理調査の一環として、18歳までの子どもすべてを対象にした甲状腺検査について、県立医大は4日、郡山市で住民への説明会を開いた。今年度中に県内10カ所程度での開催を予定している。
 甲状腺検査は昨年10月に始まり、約36万人の検査を2014年3月までに一巡させる。すでに約11万5千人の検査を終え、結果の通知も始まった。しかし、「わかりにくい」との声が多く寄せられたため、説明会を開くことになった。
 4日は、検査の責任者を務める県立医大の鈴木真一教授が、甲状腺がんの特徴や今回の診断基準を説明。甲状腺に小さなのう胞がある医大スタッフの男性を例に検査も実演し、「小さなしこりやのう胞はほとんど良性のもの。若いほど進行が遅いため、今回異常がなかった人の次の検査は2年後で問題ない」などと理解を求めた。
 会場からは「心配ないとの結論に向かって話しているのではないか」「検査の間隔を短くするべきだ」といった異論が相次いだ。
 説明会は、今月10日に福島市の県文化センター、18日に南相馬市のロイヤルホテル丸屋で開かれる。



最近は、IWJがこのような説明会は中継をしてくれています。私は直接は見ていなかったのですが、読者の一人から、教えていただきました。そこでとんでもない発言をしていました。

該当質疑応答部分のみ切り取らせていただきました。

 「放射線の影響は、二十歳以上をすぎるとないんで、癌になりません。」と断言しています。つまり、被爆当時に選挙権があれば、放射能がそれを感知して甲状腺癌にはかからないようにしてくれる・・・なんともはや呆れ果てた話しです。医学部の教育では、様々な教科書的な疾患を勉強しますが、臨床をやっているとそのような一筋縄ではいかないことなど、医者ならば全員が知っていること。なぜ、このように断言したことが言えるのか。もはや、この教授は医師ではなく、結論が決まっていることをただ述べるだけのスポークスマンにすぎず、自然科学に対する敬虔な気持ちなど、これっぽっちもないことが明らかになりました。なぜ、この受け答えで納得するのか。そして、この次に質問している男性も論点ぼかしに一役買っています。
 選挙権を持っていれば、なぜ放射性の癌にはかからないのか。私にはさっぱり理解出来ないのです。20歳+1日の人は癌にならず、19歳の人は癌になる可能性がある。そんなに素晴らしい知能を放射能が持っているとは私は浅学のためか、全く知りませんでした。私は、この仕組みを発見した鈴木教授には、是非ともノーベル医学賞を取っていただきたいとさえ思います。


 私のところには郡山に住んでいた30代女性の甲状腺癌の報告が一例来ました。鈴木教授に言わせれば、30代だからこの甲状腺癌はもともとあったもので、原発の放射能ではないと一刀両断に切って捨てるのでしょう。

 ○○は放射能の影響ではないと言う理由を良く聞いてみると、
・その程度の短い潜伏期間で癌が起きるはずがない
・科学的には証明されていない

といった理由のみで、上記新聞にも書かれているとおりに、最初から結論を決めてしまっている非常に不遜な態度が目に見えます。

増補 放射線被曝の歴史―アメリカ原爆開発から福島原発事故まで―中川 保雄 (著) から

第7に、ICRPのリスクの考えからは、リスクを「容認」するものにはどこまでもリスクが押しつけられる。この結果、とりわけ社会的に弱い立場にある人びとに放射線の被害が転嫁されることになる。原発で働く労働者の場合も、被害の告発が即解雇につながるような弱い立場にある下請けの労働者に被曝は集中し、被害もまた深刻なものとなる。ウラン鉱石が採掘されるアメリカやカナダのインディアン、オーストラリアの原住民、南アフリカの黒人なども同様である。原子力の施設が建てられるところは、大部分が経済的、社会的に差別れてきたちいきである。原子力産業は経済的な遅れにつけ込んで、札びらで頬をたたいて、、現地の住民に被曝のリスクを受忍せよと迫る。それらの人びとに被曝を強制した上に、被害が表れると、自分たちで過小評価しておいた放射線のリスク評価を用いて、「科学的」には因果関係が証明されないからその被害は原発の放射能が原因ではない、と被害を切り捨てる。


 この本は1991年に書かれた本ではありますが、フクシマの現状を見事に書き抜いています。なぜ、このような理不尽な説明会が許されるのか。どうして、この程度の乱暴な意見であっても、医学界は黙っていられるのか。私にはどうしても理解出来ません。

補足)今回の登場人物は多彩に渡りますが、一つ一つの組織と名前をコツコツと抑えていきましょう。そうすると今まで見えなかった糸が見えてきて、理解が一掃深まります。表面的な言葉だけでなく、発言者をきちんと見ていくことで騙されなくなります。ああ、あいつか・・というように理解できれば、大きな進歩です。

◆関連ブログ
福島の子 甲状腺機能変化2011年10月05日
http://onodekita.sblo.jp/article/48339997.html
口裏を合わせる福島健康調査の闇2012年10月13日
http://onodekita.sblo.jp/article/59184888.html
甲状腺乳頭癌−郡山から避難した30代女性 一例報告2012年05月15日
http://onodekita.sblo.jp/article/55872777.html
放射能と人体(7)放射能安全神話の根拠2011年12月17日
http://onodekita.sblo.jp/article/52075745.html

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